大槻唯にたくさんエッチなことをするお話 (37)
アイドルマスターシンデレラガールズ 大槻唯 のR18 SSです
P視点。NL。Pが攻め手側。5発。
今これから唯とセックスすることになるだろう。
もう何回もしてきたから、微かに変わった唯の雰囲気で分かる。
ついさっきまで二人で観ていたTVドラマがキスシーンで終わったからか、それとも、たまたま俺と同じタイミングでグラスに手を伸ばしたからなのか。
そこまでは分からない。だが、とにかく、唯がセックスを意識し始めたことをはっきりと感じた。
だから誘えば断られることは無いはずだ。
とはいえ俺みたいな大人が十代の娘にあからさまなお誘いをするなんて真似は、やはり少々抵抗がある。
こういった関係となってしばらく経つが、そこについてはなかなか慣れることができないでいる。
すぐ始めるか、それともシャワーを浴びた後にするか。
俺としては勿論、すぐにでも始めたい。
そう俺を急き立てるのは、唯から漂ってくる甘い香りなのかもしれない。
ソファの上、俺から拳三つ分だけ空けて座っている唯。
大人が余裕をもって寝そべることができる大きめのソファだというのに、俺たちの座面の使い方はいつも勿体ない。
唯が家に出入りするようになったから奮発して購入したのだが、これなら以前の二人掛けのものでも十分だったかもしれない。
いや違うか。二人掛けソファの上だと、体位が制限されるからこのサイズに変えたのだった。
実際、今日はこのソファ上でヤることになりそうだ。
キャミソールとデニムのショーパン姿の唯。
日中、外でデートしていたときには着ていたTシャツはいつの間にか脱いでいた。
キャミの明るいオレンジ色はとても唯にマッチしている。
いつもながら室内では軽装で、とても目に毒である。
白い肌に絶妙な陰影を作る鎖骨と、左右合計四本の肩紐。
オレンジと白の肩紐と鎖骨の窪みとの隙間に親指を差し込みたい。
そして外側にずらし下ろして、唯の上半身を露わにしてやりたい…。
視界に捉えてしまうと、そんな欲求が盛り上がってくる。
「んっ…」
唯がまたグラスに手を伸ばして、一口飲んだ。
それで飲み切ったらしく「なくなっちゃった」とローテーブルにグラスを置いた。
組んでいた脚を解いて「ん~~~っ」と両脚をピンと前に伸ばす唯。
そして、凝りをほぐすように足首を前後左右へ動かし始める。
傷一つ見当たらない、均整がとれて美しく、それでいて一目で十代のものと分かる瑞々しさのある脚。
完璧な少女の完璧な脚。俺はその太ももの柔らかさを知っている。ふくらはぎの柔らかさも知っている。
もちろん、膝の皿の可動範囲も、脛肉の薄さも、アキレス腱の弾力も、踵の硬さも知っている。
十本の可愛らしい足指の味だって当然知っている。そう、俺だけが熟知している。
「ふぅ」
脱力。唯の足先がダランと床に付く。
視線を脚から切ると唯が俺の顔をじーっと見ていたことに気付き、ハッとした。
「………んふっ☆」
唯が目を細めて笑う。
俺が唯の脚を視姦していたこと、いやおそらくは、邪な反芻をしていたことさえもお見通しなのだろう。
「なになに、ゆいの脚に何かついてた~?」
小悪魔的な笑みを浮かべた唯が拳三つ分を埋めて、俺の左腕に両手を絡めてくる。
唯の体温にうなじが疼いて、俺はつい天井を見上げてしまう。
そのまま、何でもない、と伝えるのが精一杯。
「ごまかしちゃってもー。正直に言えよ~☆」
軽く腕を揺らされて、視線を左下に向けると唯の期待に満ちた顔がある。
この表情をされたら黙ってはいられない…。
唯の脚に見惚れていただけ、というただの事実を言うだけでも結構恥ずかしい。
「あはっ♪」
でもそれで、唯の笑顔が見られるなら安いものだ。
しかも、ご褒美とでもいうように、俺の左手を唯の太ももの上に載せてくれた。
あまりの手触りの良さに一瞬手のひらが硬直してしまう。
しかし、すぐに良く知っている感触であることを思い出すと、手は平静を取り戻してゆっくりと動き始める。
「んっ……」
温かくて柔らかい、唯の太もも。
どことなくしっとりした感触があるのは、外で汗をかいていたからだろう。
くすぐったがる素振りを見せた唯を敢えて無視して、俺は気の向くままにおみ足を堪能し始める。
しかし間もなく、左右の太ももに挟まれて動きを止められてしまった。いや、これはこれで最高だが。
「Pちゃんってさ、女の子の脚好きだよね」
手を捕らえたまま、唯が見つめてくる。
見つめ返すと、唯の柔らかな笑みはだんだんと薄くなっていく。
そして静かに見つめ合う。
唯は一体何のつもりなのだろうか。分からない。
分からないが、間近で見る唯の顔は、笑顔でなくともやはり可愛くて、尋ねることも忘れてしまう。
十数秒の沈黙があって、ようやく唯は艶やかな唇を開いた。
「ゆいのことは……好き?」
何を今更!? と、咄嗟に笑い飛ばしてしまいそうになって、しかし、直後にドキッとした。
唯が俺に対する好意を口にすることは頻繁にあるが、俺から唯に、となるとどの程度してきたかよく分からない。
いや、たぶん唯からに比べればかなり少ない。
そのことについて唯は不安を感じているのだと、彼女の切実な雰囲気から直感したからだ。
唯への好意は態度で示しているつもりだが、口で伝えるとなると中々の恥ずかしさがある。
ひょっとするとセックスに誘うよりもずっと恥ずかしいかもしれない。
だからこそ、そうすることを無意識に避けていたのかもしれない。
でも唯にこんな顔をさせてしまった以上、誠実に応えないワケにはいかなかった。
とはいえやはり、決心すると途端に顔が熱くなってきた。
「んんっ!? Pちゃん…?」
それを気取られてしまう前に、右腕で唯を抱き寄せる。
そして、唯のこめかみに唇を付けながら、どうにか絞り出すように伝えた。
「……えへ……えへへ~~♪」
腕の中の唯の緊張が解けていくのを感じる。
「もっと言って」という唯の求めに応じて、そのままポツリぽつりと繰り返す。
唯は調子を取り戻したようにご満悦だが、一方の俺は恥ずかしさのあまり表情筋がおかしなことになっている。
唯にこの間抜け面を見られていないのが救いだったのだが…。
「じゃあ、今度はゆいの目を見ながら言って?」
唯はそう言って顔を上げ、真っ直ぐな視線を送ってきた。
これ以上熱くならないと思っていた顔があっけなく燃え上がる。
拒否などできるわけがなく、かといって言うこともできずに硬直してしまう。
いっそのこと俺の不甲斐なさをイジってくれた方が助かるのに。
唯は何の邪気もなく、ただ俺の言葉を心待ちにしていた。
その純真な瞳を裏切ることはできない。
覚悟を決めて、言った。顔をヒクヒクさせながら伝えた。
その様は傍から見ればかなり無様だったろう。だというのに…。
「……嬉しい……嬉しい! Pちゃん~~っ!」
ひまわりのような笑顔を浮かべた唯が抱き着いてくる。
たとえ格好悪くても、それが心からの言葉である限り茶化したりしないのは実に唯らしい。
俺の胸に顔を押し付けて、グリグリと擦り付けてくる。
まるで唯の身体の中で膨れ上がった喜びが溢れ出しているみたいだ。
「ゆいも好き…。Pちゃん、好き! 好き! 大好き~~~!」
俺も唯を抱き締め返す。すると唯の腕の力が強まる。
そうして競い合うように強く抱き締め合う。唯の体温と柔らかさが心地良い。
頭頂部から立ち昇ってくる匂いも、吐息の湿りも、胸元に響く声も心地良い。
強く締め合う息苦しささえも心地良い。
抱きついてくるばかりだった唯がひょっこりと顔を上げた。
頬はほんのりと紅く色づいて、笑みを我慢できない風の唇の間からは白い歯がチラ見している。
碧い宝石のような瞳は真っ直ぐに俺を、いや、俺の唇を見つめているようだ。
唯は惜しむようにゆっくりと目を閉じて顎を上に向けた。
その待ちの表情は強烈で、俺は考えるまでもなく引き寄せられていた。
「んっ…」
たった二秒間のしっとりとした感触。
それだけでごっそりと思考力が削がれるほどの多幸感が沸き起こる。
それなのに、おねだりするような唯の潤んだ瞳に見つめられてしまえば、全然足りなくなって切なさが込み上げてくる。
「むゅ……んっ、んっ、んっ、んっ♪…ふっ……んぇ……ぁ」
何度も口付けをした。唇で唇を押すだけのキスだった。
その軽いキス一回ごとに唯は艶めかしく喉を鳴らすものだから、俺は嬉しいやらゾクゾクしてくるやら。
唇で唇を甘噛みしながら離れるときに唯の漏らした悲しそうな吐息は、格別にそそるものがある。
「あはっ…ヤバい。ヤバ…ホントヤバい……。あはは…ゆい、ちょーヤバいんだけど…っ♪」
唯がだらりと俺にしな垂れかかってくる。
そして胸に顔を埋めたままうわ言のように「ヤバい」を連呼しはじめる。
どうしたのかと問うと。
「しあわせすぎてヤバいんだよ~…あぁ…しあわせすぎるぅ~☆ ……すき…Pちゃんスキ、スキ………。言って? Pちゃんも、もっと、ゆいに…」
胸が痛くなるくらいに唯にときめいていた。
俺も言わずにはいられない。恥ずかしいのは変わらないが、そんなことよりも大事なことがあった。
「あはっ…んぁ…ヤバ…すごい…どんどんスキになっちゃうよ…ねぇヤバくない? きのうより、さっきより、もっとスキになっちゃう…Pちゃんスキ、スキ、Pちゃんスキ、ねぇ?スキだよ?キス、Pちゃんキス、キスしよ、Pちゃん、Pちゃん、もっとキス、しよ? ねぇ、ちゅーしよぉ~?」
完全に蕩けた上目遣いのまま、唯は唇を可愛く尖らせる。
溜息と劣情を禁じ得ない程に可愛いくて、性的なキス顔だ。
「んんんっ!」
バニラのソフトクリームにかぶりつくように、唯の可憐な唇をパックリと口の中に入れる。
口内に捕らえた唯の唇に吸い付き舐めしゃぶる。
異様なまでの甘さに、笑いさえこみあげてくる。
唯のくぐもった嬌声と慎みを忘れた鼻息が、俺の理性を削いでいく。
唯の唇が俺の唾液で汚れていくのを感じると、より一層興奮してくる。
舌を使って唯の口を犯し始めれば、すぐさま唯も舌で応戦してきた。
「んふっ、ふーーっ、ふーーっ☆」
唯の荒く熱い鼻息はやはり最高だ。
超至近距離で見つめ合いながら舌を絡み合わせる。
そうしながら腰に回していた手を尻までずらして、ぎゅぅうと揉み込んでやる。
すると唯はビクッと腰を震わせ、舌の動きは疎かになった。
不意打ちは成功らしい。
無防備になった舌に噛みついてから、引きずり出すように吸い付いてやる。
「ん゛~~~っ!?」
唯が全身を震えさせる。
それに構わず力一杯に舌を吸い込んでやると、呻きか喘ぎか判然としない声で喉を震わせた。
それがジワリと鼓膜に響いて、くすぐったくも心地いい。吸い付きを弱めて唯舌を解放してやる――とみせかけてまた激しく吸い付く。
唯の呻き声が上がる、すかさず尻にある手の力を強める。
すると唯は目をつぶって、フリーズしたように固まってしまった。
それはつまり、俺の好きにしてもよいという意思表示だった。
頭を振って唯舌を何度もしごきながら、尻肉を揉みしだく。
それなりに力を籠めた揉み方なのに、唯の腰は逃げるどころか俺の方へクイクイと寄ってくる。
いつの間にやら、唯は俺の左膝の上に跨るような体勢になっていた。
腰のクイクイも実際には、股間を俺の膝に擦り付けているだけなのかもしれない。
本物の小悪魔だと思った。負けていられない。
尻にやっていた手を解き、鯖折りするように唯の腕ごと抱きしめる。
「ふぎゅっ!?」
そして下向きの力を加えて、唯の望み通りに股間に膝を押し付けてやる。
耳元に来た唯の口からは「ん゛ぃぃ」という愛らしい嬌声が漏れてくる。
だから気持ちいいというのは丸わかり。そのくせ、逃げようとするようにジタバタともがいている。
まったく素直じゃない。そんな態度を見せられたら、意地悪するしかないというのに。
唯の股間が圧し掛かる膝をつま先立ち分だけ持ち上げる。
「まっ――!」
そして、ストンと自由落下。
膝で唯の体重を感じると同時に、唯はもがくのを止め震え始めた。
「ぎっ……ぁ゛ぁっ………っ!」
膝に当たっている唯の股間回りの筋肉が、弛緩と緊張を繰り返している。
かなり効いているらしい。股間のヘコつきが穏やかになりかけるところでもう一度自由落下をさせてやる。
「ぁぁっ! P、ちゃ……ひど……ぉっ!?」
何度も唯の股間を揺らしてやる。落とすペースも少しずつ速めていく。
俺の背に回している唯の腕の力が強まっていく。
耳元の唯の声がどんどん余裕を無くしていく。
「ダメダメヤバい、ヤバいから」なんて言っている。
でも脚の上下を止めたりするわけがない。
「ぉっ……ヤバ、ヤバっ……いくよ、ゆいいくよ? いい? ぅぁぁぁ……いっちゃ…イっちゃうからね? ぁぁ、ぁぁぁっ、いく、いくいくイクっ………Pちゃん…Pちゃん、PちゃんPちゃんP、ちゃぁぁ~~~っ!!」
ヒクついているだけだった唯の腰が、跳ねるように一度大きく震えた。
背中に痛みが走る。俺に縋りつくあまり、爪を立てているのだろう。
うなじに吹き付けられる唯の熱い吐息。その吐息には快感を噛みしめる唯の呻きが混じっている。
「はぁぁぁ……っ!……いっ…てる…はぁぅぅっ…イってるよぉ……ぅぁぁ…すごい……きもちぃ…きもちぃよぉ……っ」
俺は粘ついた幸福感に酔い痴れていた。
◇◇◇
唯の震えが収まるのを待ってから腕の力を緩める。
すると、唯はまたキスをせがんできたので軽く応えた。
唇を甘噛みし合う、ゆったりとしたキスだった。
その後、唯は「えへっ」と微笑んでから俺の膝から降りて隣に腰かけた。
唯がどくと膝がスゥっと冷えていく。
よく見ればその部分のズボンの色が変わっている? それはまるで水滴を垂らしたようで…。
出元の状態を伺おうと唯の股間に視線を移すと、すでに唯の左手に覆われ隠されていた。
唯の顔を見るとガンをつけられている。
が、それがあまりに愛らしかったので俺は笑ってしまった。
「ンモー! Pちゃんはすぐイジワルするんだからー!」
回復した唯が俺の腿をペシペシと叩いてくる。
ごめんごめん、となだめながら腿を叩く手を取ると自然と恋人繋ぎになる。
それでもまだ唯の頬は膨らんだまま。
空いている方の手でまん丸ほっぺを押すと「ぷひ」と音が鳴る。
頬はしぼんだが、俺へのバッシングはコロコロ出続けている。
唯の頬を撫で、耳たぶに触れる。
そのまましばらくひんやりとした柔らかさを味わってから、顔を唯の頬に近づけていく。
あと少しで触れるという頃には唯の抗議は治まっていて、代わりに唾を飲み込む音が聞こえた。
「………つづき、しよ?」
それに答えるのとほとんど同時に頬に口づける。
唇と鼻先で頬をくすぐると唯は「んんっ」と身を捩る。
唇までスライドしていくと舌が待ち構えている。
唯の舌先が俺の唇をなぞる。
俺の上下の唇をなぞり終わると、唯はお返しを求めるように唇を差し出してくる。
俺も同様に唯の唇に舌を這わせ、それが済むと唇の間に舌を差し込んで歯と歯茎を舐める。
「あはぁっ」という、笑いにも喘ぎも思える声と一緒に唯の舌が這い出てくる。
俺も唯もわざといやらしく舌を絡めた。
出来るだけ舌を出して広い表面積でこすり合わせようとした。
口の周りをぐちゅぐちゅにしながら目を見つめ合って、唾液が滴り落ちる感覚があるとアイコンタクトで笑い合った。
「ぁ…ふ……んぐっ……ぅん…ひゃわっへ……」
腰に手を伸ばすと、唯の瞳のとろみが増した。
キャミソールの裾から両手を滑り込ませ、掌でくびれに触れる。
どことなく少女らしさの残るくびれは、それでもやはり自分と比べると不安になるほど細く滑らかだ。
だからこそ触れていたくなる。
指を押し付けてやる。撫でて、つまんでやる。
「はぁふっ……さわりかた…やらしぃ……んっ」
口では俺を咎めつつも、唯は腰をくねらせるだけで逃げようとしない。
くびれからあばらへ這い上る。
骨の一本一本をなぞるように執拗に撫で回す。
そうしていると、頭が柔らかい何かに包まれた。唯に抱き締められていた。
熱い吐息が頭頂部にかかっているのを感じる。
その吐息に混じって「やっぱイジワルだよぉ」なんて聞こえてくる。
その囁きの声音は、それでも尚はっきりと分かるくらいに濡れ切っていた。
脇腹にあった手を背中に回してブラのホックを外してしまう。
「ぁはっ……ゆいの、おっぱい、ヤられ、ちゃうね……☆」
キャミソールをたくし上げると、緩んだブラが現れる。
ブラはライトグリーン色の艶々した生地が、純白のレースに縁取られているものだった。
これは初めて見たが、ギャルっぽくも可愛らしさがあって唯に良く似合っている。
「んっ……ふ……っ」
緩んだアンダー側から、そっと両手を差し入れる。
すぐにマシュマロのような柔らかさに触れた。
唯の腰の位置がほんの少し持ち上がる。
これから来る官能に備えて、尻の筋肉を強張らせてしまったんだろう。
指先だけで下乳の柔らかさを感じたまま、つつ、と横に滑らせる。
唯が喉を逸らせて「うああ」と熱い息を漏らす。
いつもながら唯は本当に感度が良くて嬉しくなってくる。
ブラの狭間からゆっくりとくすぐるようなタッチを続けていると、その手に唯の手が重なった。
「Pちゃん……ゆいね…もっと、して、ほしいの……っ」
唯の切なげな視線。オスの衝動が一気に燃え上がる。
遠慮なしに掌全体でゆいっぱいを覆う。
接触の境界が分からなくなりそうな圧倒的な柔らかさ。
右の掌には唯の心臓の、健気でせわしない鼓動が響いている。
「ぇぅ…っ…ふぅっ……ふぅぅ……っ」
下唇を噛んで、瞳にねっとりとした期待を籠らせて、胸で息をしている唯。
その呼気が俺の耳を愛撫してくる。
熱い湿りを帯びたそれは、俺に「もっと!」と懇願しているようだ。
人差し指と中指の間に感じている突起は、刻一刻と存在感を増している。
「ぁああんっ」
人差し指と中指を閉じて甘く挟んでやる。
そのまま、ナメクジの這うようなノロさで、すべての指先を上乳の上を滑らせる。
挟んでいた突起が指の間を滑っていく。
ホールドに余裕のあった指の股から、まずは第二関節の隘路でキュッと絞めて、一瞬の緩和の後、第一関節で再び絞めてから解放してやる。
唯の瞳には軽く涙が浮かんでいた。
乳首へ与えた一連の刺激の変化を、敏感に感じ取ってくれているのだろう。
まったく、なんて感度だろう。ヤリ甲斐しかない。
「ああ~~っ! ダメっ…それだめぇ……っ!」
完全に勃起していた両乳首を、今度は初っ端から第二関節で挟み込む。
どれだけ硬くなろうとも所詮は乳首だ。指の挟む力だけで簡単に潰れていく。
「あううう、あううう」なんて唯が嬉しそうに呻いてくれるから、俺も興が乗ってしまう。
指を擦り合わせるように動かして、その間で乳首を躍らせてやる。
「ひっ、ひっ、ひぃっ」という引き笑いみたいな唯の艶声が、だるくなってくる指の動きを応援してくれる。
乳首だけじゃない。指を曲げて指を乳肉に沈めていく。
唯の胸の内側にまで触れているようで興奮を禁じ得ない。
「はぁああ……っ! Pちゃ…おっぱぃつぶれちゃうよぉっ!」
こんな優しい揉み方で潰れるわけがないだろう、と呆れてしまう。
潰れているのは、いや、壊れているのは唯の性感だ。
普通の愛撫でこんなにも良い反応を返してくるなんて、絶対どうかしている。
いいか、見てみろ、こんな風に「あぁぁぁっ噛んじゃ……っ!」前歯でギロチンしてやって、犬歯を突き立てても「んんっふぁっ! ふああっ!」ほら、やっぱり感じている。
それを証明するように、唯の腰も落ち着きなくピクピク動いている。
「ふーーっ……ふーーっ……ふーーっ」
余裕の無さが感じられる荒い呼吸だった。
それが、可愛らしさよりも下品さの目立つアヒル口から吹き出している。
そんな痴態を俺に視姦されていることに頓着せず、唯は自分の乳首を凝視している。
期待には応えないといけない。左乳首を右手の親指と人差し指で目一杯潰してやる。
「ひっ……ぎぃぃっ☆」
唯のあんなに可愛かった顔が無残に歪んでいく。
それに堪らなく興奮してしまう。続いて右乳首にしゃぶりつき、吸引しながら乳首の根元に歯を立てやる。
「~~~~~っ!」
唯が声にならない悲鳴を上げて天井を仰ぐ。
それでは表情が見えない。わかるのは乳首イキをしたということだけ。
とても残念だ。
腹いせに左右入れ替えて同じことをしてやると「あーーー」といういやらしい悲鳴が部屋に響いた。
◇◇◇
「ぁ……ん……はぁ、はぁ………」
手の平の中で何度か唯の心臓の鼓動を感じた後、ソファに座り直した。
左腕で唯を抱き寄せると、無抵抗でこちらに寄り掛かってくる。
俺の腕の中で余韻を噛みしめるように、いまだ肩を震わせている唯。
その頭頂部からは、高まった体温のせいか、さっきより強い匂いが立ち上っている。
つむじに鼻先を押し付けて深呼吸しても、唯は嫌がる素振り一つ見せない。
唯を抱き寄せたまま、右手を唯の腹部に差し向ける。
「あはぁ~……っ☆」
それを見た唯は一瞬腰をビクつかせたが、俺の手へ物欲しそうな視線を送るばかりで止めようとはしなかった。
指先をヘソの窪みに触れさせてから、ツツと下腹に弧を描き鼠蹊部ラインに乗る。
そしてそのまま下方へ向かう
。指先に力を籠めて、唯の柔らかな肉に沈み込みながら。
「ぁっ…ふ……っ」
唯が息を呑んで、身構えるように腹筋を強張らせる。
下腹に押し付けた指先がショーパンのウエストを潜り越え、パンティの生地に触れたところで止まる。
潜るか、上滑りするか。一瞬だけ悩んで、上へ行くことにした。
「ぁぁん……ちょ…もうぬがせて……?」
うるうるした瞳を唯が向けてくる。
それを横目に耳元で、脱いでも構わないと伝えてやる。
無論、右手はパンティの生地の上を牛歩で進み続けている。
指の腹は既に濡れを感知し始めている。
まるで右手だけサウナ室に入り込んだようだった。
「あぁもう……、もう、もう……っ! Pちゃんは…ほんっと……んんっ……おてて入れられたままだとさ……ぁぁもう……ショーパン、めっちゃ……ぬぎにくいんだけど……っ」
ボタンを外すのに手間取って、ジッパーを下ろすのが上手くいかなくて…。
それを俺の所為にしながら口元の笑みは隠し切れておらず、その隙間から舌先が唇をしきりになぞっているのが見える。
「っ…えいっ……てい……っ! んん~~…やたっ☆」
右手が行くところまで行った頃、やっと唯はショーパンがずり下げるのに成功した。
蒸れに蒸れた右手が涼しくなる。
唯の股間は右手でピタリと覆ったままなのでその部分の生地は見えないが、腰側のライトグリーン色の生地と装飾の雰囲気からするに、どうやらブラとお揃いらしい。
次いで、唯はショーパンをずり下げて膝を越えさせようとする。
が、なかなか上手くいかず、何度もふくらはぎをパタパタさせることになった。
そんな可愛らしい姿を堪能し、ショーパンが足元に消えるのを待ってから、俺は唯の唇に吸い付く。
「んぶっ!? ぶぶ…っ☆ はぁぷ……っ! ぇれあぁぁ……んんっ! ぇぷちゅっ」
口内をまさぐりながら、股間を覆ったまま停止していた右手に力を籠める。
まるで高野豆腐のような柔らかさと濡れ具合だった。
生地一枚向こうのテロテロな縦筋の造形に想いを馳せながら、それと平行に五指を這わせる。
行きつ戻りつを繰り返す。
「っ…んんっ……んぶンっ……んンん……っ!」
単純な撫でを繰り返しつつ、段々と指を折り曲げていき、引掻くような刺激にシフトしていく。
その変化のタイミングと合わせるように、唯の舌の動きが疎かになってくる。
股間への刺激に意識を集中している証拠だ。
手の平で感じる微妙な凹凸と記憶を頼りに当たりをつけて、特定の一か所を立て続けに甘掻いてやる。
「ふお゛ぉっ!?」
右手とソファとの間で唯の腰が痙攣する。
が、手の平で唯の下っ腹を抑えて、即座に身動きを禁じる。
その上で、完全に把握した弱点を中指の爪先で引掻きまくる。
「ん゛! んおお゛っ! おおぉ゛ん゛っ!」
俺の中指から逃れようとするように、唯の腰が暴れ始める。
だが逃がしはしない。より一層の力を手の平に籠めて、同時に一定のリズムで中指をカリカリやる。
いつの間にか唯の舌は奥に引っ込んで、唇は叫ぶのための形になっている。
名残惜しいが唇から離れる。
「んんっふっ! んぁっ、これぇ…っ! んゅ゛ぅっ!」
恨めしさと物欲しさが100%ずつの、矛盾した瞳が見つめてくる。
たっぷり濡れた唇の狭間から、食いしばられた歯が覗いている。
その並びの良さと白さに、ついつい引き寄せられてしまう。
右の口角に舌を差し込み、そこから真一文字に左の口角までの歯列を犯してやる。
そうしておいてから離れると、唯の口角は歪に上がっていて、それはたまらなく卑猥な笑みに見えた。
「ん゛っ、ふぁ゛っ、う゛っ、うぅっ゛!」
右頬の肉が引き攣るように上がって、その煽りを受けて右目が閉じられる。
なんて性的なウインクだろうか。これは絶対に外では見せられない。
そのウインクの直後、唯の腰がのたうつのを右手で感じた。
「ぁぁ~~~っ! ……ンはっ……ぁぁっ……また……い…イっ、ちゃっ、た……ぁ……♪」
中指の動きを止めて、労うように緩く股間を撫でてやる。
すると唯の瞳も口元も、緊張が解けたように緩んでいく
。呼吸音が聞こえるくらいの深呼吸で唯の胸が上下する
。合わせるように俺も深呼吸して落ち着こうとした。
だが無理だった。落ち着けるわけがなかった。
ゆいっぱいが露わになっている、その先端がピンとしている、白い太ももはパカッと開かれている、その間のパンティの変色具合を見ろ。
どうしたって魔に差されてしまう。
「ぁ…ん? Pちゃん、どしたん…?」
座る位置が随分と前側にずれ込んでいた唯を、深く座り直させる。
それから両腕を開かせて、背もたれの裏に回させる。
唯は俺になされるまま、クエスチョンマークを浮かべた視線を送ってくる。
それを尻目に、唯の両脚の付け根と、パンティの足ぐりとの隙間に指を引っ掛けて持ち上げてやる。
「ちょぉあ!? まってまってまっPちゃ……っ!」
強制的にTフロントにしたパンティが唯の股間に食い込み、慌てた様子で唯が腰を持ち上げる。
その腰はピクピクと小刻みに震え、唯は目を白黒させながら、顔を横に振っている。
「これ…っ! だめぇ! だ、だめだっ…てぇっ! きもちー、か、らぁ…っ!」
一度、二度、三度とTをヘソに向けて引き寄せる。
ぐちゅるぐちゅる。水気を帯びた擦過音で耳が愉しい。
見れば、食い込んだTで唯の股間肉がムニュっとなっていて、まるで長細いおまんじゅうが二つ並んでいるよう。
もう片方の手を伸ばしてゆいまんじゅうに触れてみる。
「あっ、はあああっ!」
見た目通りの柔らかさだ。プリプリのモチモチ。
指先でクニクニつまんでやる。
可愛い可愛いゆいまんじゅう。でも今は縦に割られて、可愛いけれど可哀想で。
でも大丈夫。つまんで閉じたらTを乗り越えて、まんじゅうはぷちゅっとくっつくから。
それでそのままジュッジュと食い込ませてやる。
「やぁぁあああ…っ! だぇっ!! おかしきゅ…なっちゃ……ゅ゛っ!」
おまんじゅうでパンティを噛んだままジュコジュコ。
腰が暴れようとすれば、おまんじゅうをキュッとしてやって脅しをかける。
こんな可愛くて柔らかいの、すぐにでも潰せるんだと示してやる。
「うあっ、う~~っ! う~~っ!」
諦めたように唸る唯は口元を歪めながら、自分の股間に熱い視線を注いでいた。
ソファの背もたれに掛けている両腕は自由に動かせるはずなのに、その素振りすら見せない。
プリ肉越しにパンティをシゴく幸せな感触で指先が痺れてきた。
ゆいまんじゅうから手を離すと「ふぁぁ」と安堵の吐息が漏れる。
そこで改めてTフロントを引き上げてやる。
「うあんっ!?」
釣られたように唯の腰がピンと持ち上がる。
相変わらず大股開いた状態で、ソファから腰を浮かせてプルプル震えている。
足元はソファで見えないが、必死につま先立ちをしているのが容易に想像できる。
「あっ、あっ、ああ……っ」
吊り上げを止めてやると、腰はヘタリとソファに落ちる。しかし、また吊り上げる。
「いああっ!?」
突き出すように持ち上がる腰。
一番上で一瞬止めて、それから吊り手を緩めて腰を下ろしてやる。
これを繰り返す。一定のリズムで繰り返す。
Tフロントを、吊って、緩めて、吊って、緩めて、吊って、緩めて……。
唯の腰は、跳ねて、落ちて、跳ねて、落ちて、震えて、跳ねて、落ちて……。
最初は吊り上げから逃げるように跳ねていたのに、いつからかリズムが逆に――吊り上げの頂上で、唯は腰を落とすようになっていた。
ヘコヘコヘコヘコ…。
俺のリズムに器用に逆に合わせて、より深く股間へ食い込ませる動きになっている。
「あっはぁっ! P…ちゃっ! これぇっ! らめぇ…っ!」
どの口でダメなんて言っているのか。自分では気づいていないのだろうか。
試しに、吊る手の力を少しずつ弱めていく。
「らめぇっ…Pちゃぁっ…はぁっ、あはんっ☆ はぁんっ!」
思った通りだ。吊りが緩くなった分だけ唯の腰の上下が激しくなってくる。
今俺はもうほとんど手は動かしていない。
ただTフロントを掴んだまま空中で静止させているだけ。
動いているのは唯の腰だけだ。
セックス中毒のビッチダンサーを彷彿とさせる、猥褻な腰振りになっている。
「ああっ、うそうそっ、ちがっ、これちがうっ、ゆいじゃないゆいじゃ…っ、ない…っ☆ から…っ!」
そのことにやっと気付いた唯が、顔を赤くしながら言い訳を始める。
耳まで真っ赤にして、それでもヘコるのは止めず、あくまで俺の所為にしようとする。
唯がそう言うならと、腰の上下のリズムに吊り手を合わせて動かして、ヘコヘコ食い込みを空振りさせてみる。
「っ!? …や、やぁ~だぁ~っ! イジワルしないでぇ! このままイきたい…っ! もう……イくからぁ!」
あっという間に唯は本性を現した。
それに免じて食い込みを再開してやる。
イキそうなのは本当らしく、唯の腰の動きはここ一番の激しさを見せている。
パンティの生地の伸び方が普通ではなく、もう二度とパンティとしては使えなくなってしまいそうだ。
「ぱんっ、ちゅ、なん、て…っ! イイっ、からぁっ! もっろ、ちゅよく☆ ちてぇ…っ!」
唯の懇願を受けて吊り手の力を強める。伸びきった生地がキチキチと悲鳴を上げる。
「あ~~っ! いっ! イクっ! ああっ☆ イクっ! あっ、あっ、ああっ、ああ゛あ゛っ!!」
腰を目一杯突き上げたまま上下動を止め、全身を痙攣させ始める唯。
それに合わせ俺も手の動きを止めた。
もちろんパンティは股間に食い込ませたまま。
気付けば、白いはずの唯の肌はほんのりと桜色に色づいていた。
その上品な肌の色と対照的に、唯は「んふーーっ! んふーーっ!」と荒い鼻息を繰り返す。
小鼻をぴくつかせながら目を見開いて、口角を歪に吊り上げて……夢中になって絶頂感を貪っている。
俺はそのあられもない唯の姿を、ここぞとばかりに視姦して脳裏に焼き付ける。
「あ……ぅあ…はぁ…んっ…Pちゃん、ちゅー、してぇ~。うゅ~~♪」
俺の邪な視線に気付いているのに、それでも唯は屈託ないエッチで可愛いキス顔を向けてくるから堪らない。
「ねぇ~ねぇ~はやく~。ゆいちゃんにちゅーしてぇ~☆」
衝動が燃え上がるままソファから立ちあがりって、唯の両脚の間の床に跪く。
そして、真正面から抱きついて唇に吸い付く。
「ふむぐっ☆ ……えぁぁぁ…ちゅる…もっろ……ぐぷっ、じゅるるるるっ…んふっ……んんんっ! んぶっ、あっはぁ☆ あっんぶっ、ぶぶぶぶっ♪ んぶぶ……っ!」
息をするのも忘れて、舌を絡めて唾液を啜り合った。
◇◇◇
唇を離すと潤んだ瞳が見つめてくる。
「ゆい、もう、げんかい。Pちゃんの、ほしい。ねぇ、ちょうだい?」
次は手マンをするつもりだったのだが……しかし、俺ももう我慢できなかった。
唯に挿入する。そう決めるや否や、俺は衣服を全て脱ぎ捨てる。
そして唯の形の崩れたパンティを奪うように脱がせ、半脱ぎ状態だったブラとキャミも脱がせてやる。
「うっわぁ~……Pちゃん、ヤバいことになってんね☆」
俺のチンコは当然のようにガン勃ちしていて、しかもガマン汁で濡れに濡れていた。
ずっと前から勃起しっぱなしだったとはいえ、裏筋側が先っぽからキンタマまでベッタベタになっていたのには自分でも引いてしまう。
「…てか、ゆいの方がアレかもだけど……う~~はずかち~☆」
しかし唯の方はもっと酷かった。
股間に蜂蜜入りの水風船をくらったような有様で、座面に蜜溜りができそうな勢いだ。
唯の頭髪と同じ色をした陰毛は、丁寧に三角形に整えられているはずなのに、今は見る影もなく乱れて股間にへばり付いている。
顔を近づければ、熟れた白桃とリンゴを握り潰したような濃密な匂いに包まれる。
甘勃起クリトリスは可愛らしくこんにちは☆していて、左右のヒダは充血していやらしいテカりを放っている。
見ているだけでもイってしまいそうだし、入れれば最高の快感が待っているのは勿論知っている。
――だからこそ。激しく興奮すると同時に、暗澹とした気分になってしまう。
「っ……はぁぁ…っ! これヤバい…ぜったい、めっちゃ、イクやつじゃん…っ♪」
俺に向けて、唯が両手でヒダを開いて挿入穴を見せてくる。
もう覚悟を決めるしかなかった。
ソファの下に置いている籠に手を伸ばし、小さなプラの包みを一つ抜き取る。
0.01という印字を確認してから開封し、自身に装着する。
俺の準備が整ったのを見た唯は、にっこりと微笑んで俺を待っている。
こうなるともう、入れたい、以外の感情が無くなってしまう。
唯の股間に俺の先端をあてがって、ゆっくりと進んでいく。
「あっ、うあっ……あはぁぁ~~っ☆」
圧迫感を掻き分け入っていく。
たしかに圧迫感はあるのに、しかし、何の抵抗感もない。矛盾した感覚。
驚くほど滑らかに入っていける。
そして奥まで入って、俺と唯の腰がくっついて、先端にコリっとした行き止まりを感じたところで、強烈な快感がチンコに走る。
俺を包む唯の肉がうねって絡みついてきたのだ。
その所為で動いてもいないのに射精感が忍び寄ってくる。
これはマズイ、と引き抜こうとしたのだが、それは叶わなかった。
唯が腕と脚を俺の背後に回して、抱き着いてきたからだ。
「うっ、ううぅぅ……。Pちゃ、Pちゃん、Pちゃん…っ! はあぁ~…しあわせ……ゆい、しあわせだよぉ…。Pちゃんとこうしてだきあって、えっちできて、しあわせぇ~…。ちょーさいこーだよぉ…もうまじ、ほかになんもいらな~い…。あはぁ……すき……すき。すきだよPちゃん。だぁいすき……んっ、んちゅっ、ちゅっ、ちゅぅぅ☆」
あざといくらいに子供っぽい口づけを喰らった右耳が火照って疼く。
唯の声音と吐息で鼓膜が溶けてしまいそう。
唯の甘い囁きがダイレクトに股間に響いてくる。
――やっぱり無理だ。危惧していたことはやはり現実になるらしい。
「……んちゅっ…えへへ♪ きょうはPちゃんに…んんっ…めっちゃ、きもちくしてもらちゃったから…あはぁぁ……Pちゃんも、ゆいの、おまんこで、いっぱい、きもちくなってね…☆」
――ああ、ダメだダメだ……!
「あっ、あっ……ちんぽ、びくびく、してぅ~~☆ Pちゃんの、ちんぽ、ゆい、きもちくできてぅ…? ゆいの、おまんこ、きもちぃ…?」
ワンストロークさえしてないのに…あああ……!
「おまんこ、きゅって……きゅきゅってして……はぁ~~っ♪……ちんぽに、だいしゅきだいしゅき、してぅの、わかりゅ…? ……あっ、あっ、あぅあぅぅ…っ! ご、ごめっ、Pちゃ…っ! ゆい、まら…っ、きもちく……っ! うっ、うぅうう……っ!」
もう、止められない。
まだ何もしていないのに出てしまう。
チンコが痺れて、精液が猛烈な勢いで駆け上がってくる。
しかし、いくらなんでもこのまま果てるわけにはいかない。
「ん゛お゛っ!? P、Pちゃっ……っ!」
ストロークなんてものじゃなかった。
もう射精は始まっていたから。
腰はガクガク震えるばかりで、自分の意思では動かす事もままならない。
それをただ力任せに唯に押し付ける。
それで唯に、少しでも気持ちよさを感じてもらえることを祈りながら。
「あ゛ううう゛っ! おく゛…しゅきぃ……っ! あは…っ! Pひゃん、も…いってるね…っ! せーし、びゅーびゅー、きもちーね…☆」
放精の開放感で目の前が真っ白になる。
陰嚢の奥から、精液が物凄い勢いで引きずり出されていく。
膣肉がチンコを根本から優しく絞り上げるように収縮して、射精の手伝いをしてくれている。
自分で擦り出そうと躍起になる必要はない。
全部、唯のマンコがしてくれる。最高の甘やかし射精。
「………んっ、はぁっ……っ。はぁ…はぁ…はぁ……んふっ♪ プルプルしちゃってぇ~~。Pちゃん、キャワワ☆ ねぇ~このままキスしよぉ?」
虚脱感で空っぽの頭は何も考えられず、唯の言葉に従ってしまう。
ただし、唇を重ねるだけ重ね、その後は唯に啄まれるに任せるので精一杯だった。
◇◇◇
「んれぉっ♪ ……ん、オッケー、おつかれちゃーん☆」
つい先ほどまでとは打って変わった健康的な笑顔が眩しい。
そんなひまわりのような笑顔に照らされて、俺の心により一層濃い影が落ちる。
たしかに、いつもと同じく、夢のような射精だった。
しかし同時に、いつもと同じく、悪夢のようにやるせなかった……。
とりあえずは挿入状態を解いて、ソファに座り直すことにした。
「ん~~~っ、きもちかったね~~☆」
唯が何度かイっていたのは確からしい。
しかし今、準備体操でするような伸びをしている唯を見ると、実は全然満足させられていないのではないかと不安になってくる。
唯の感度の良さのお陰もあって、ある程度の快感は味わってくれているようではある。
でも本来、唯の肉体はもっと深い快楽を愉しむことができるポテンシャルを秘めているはずで…。
情けない俺が、それを邪魔してしまっているのが悔しいことこの上ない。
やはり唯が相手だと、俺は情けない程に早漏になってしまう。
なのに、唯は俺に対し不満を漏らしたことは無い。
ある意味では当然だ。唯は俺としかセックスしたことがないのだから。
早漏だと判断する基準がそもそもないのだから。
一たび唯に挿入すれば、すぐに射精してしまうのは経験的にわかっている。
だから丁寧な前戯を行って、少しでも多くの快楽を感じてもらおうとしている。
今日は特に前戯を念入りにしたつもりなのだが……あれでもまだ足りなかったのだろうか。
男と女の関係において、セックスの満足感の不一致は命取りになり得る。
一体どうしたらいいのだろう。道具の使用も考えるべきなのだろうか…?
最近、暇があればこんな事ばかり考えている。
ふと腰に目を落とすと、まだゴムが装着中であったことに気付いた。
俺の気怠く暗い気分を嘲笑うかのように、多量の精液がゴムの先に溜まり、半勃ちのチンコからぶら下がっている。
何度見てもうんざりする光景だ。思わずため息が出る。
そのゴムを外そうと、チンコの根本のゴムの出っ張りを摘まんだときだった。
「やっぱさ……なーんか、カッコワルイんだよね~」
唯が不満そうな顔をして俺を見ていた。
早漏なことを言われているのだと思い、一瞬で泣きそうになってくる。
しかし、どうやらそういう意味ではなく。
「背中丸めて、ちまちまコンちゃん外すのカッコワル~イ」
言われてみて初めて意識した。
使用したゴムを外す仕草といえば
――唯から隠れるように軽く背を向けて、溜まった精液をこぼさないように、萎みかけのチンコを指先で押さえながら、
おっかなびっくりゴムを外し、チンコに付着した精液をティッシュで拭き取る――
であるが……これは確かにかっこ悪いかもしれない。
「Pちゃんにはカッコよくいてもらいたいんだよね~☆」
そう言われても、他にどうしようがあるのか…。
そんな俺の疑問に答えることもなく、唯は俺との距離を詰めてくる。
「だ、か、ら……ゆいがやったげるー♪」
そしてそう言うや否や、唯は俺の股間に手を伸ばしてくる。
「取っちゃえばいいんだよね? うりゃうりゃーー♪」
しかし、唯が掴んだのは先端の精液溜まり。
そこを引っ張れば取れるのは間違いないが――。
唯がゴムの先っぽを引っ張る、チンコに貼り付いたゴムはなかなか抜けない、引き伸ばされるゴム。
引っ張り力と貼り付き力の大きさが逆転し、抜けて、伸ばされていた勢いでゴムの開口部が飛んでいく。
それは引かれる方向へ、つまり唯へ向かっていった。
「んわっ!?」
開口部から零れた何滴かの精液が、唯の頬と胸に飛び掛かる。
一瞬驚いた表情を見せた唯は、しかし、すぐに破顔した。
「あははは☆ こーなちゃうのかー」
掛かった精液も意に介さず「こうだっけ?」と唯はゴムの口を結ぶ。
そして、ゴムの中に溜まった精液を指で摘まんで「めっちゃぷるぷる!」とはしゃいだ後、ローテブルの上にそっと置いた。
それからやっと顔と胸に掛かった精液を指で掬い取り、舐め取った。
「んくっ……」
唯の喉が動くのを俺は凝視していた。
ごく少量とはいえ、俺の精液が唯に摂取されるのは言いようのない興奮を覚えてしまう。
俺も生唾を飲み込んで、そしてヒンヤリした下腹部を思い出す。
チンコは精液で汚れたままだった。
咄嗟にテーブルの上のティッシュボックスに手を伸ばす。
が、唯に止められてしまった。
「それもゆいちゃんのオシゴトだよ~♪ あ、でも、頭ナデナデしてくれたら嬉しーかも☆」
そう言って、唯が俺の膝に被さるように頭を下げてくる。
顔の前に流れた髪を耳に掛けながら、チンコに近づいてくる。
まさか、そんな…。
そして止めるのも間に合わず、精液で汚れたチンコが唯の口に咥えられた。
「んぁ……ん。んっ、んっ、んれぇぇ……じゅるるる……っ♪」
大人が唯みたいな十代の少女――しかもアイドル――に、チンコの掃除をしてもらうだなんて…。
十歩譲ってセックスはまだ良いとして、これは許される行為なのだろうか。
喜びと罪悪感が喧嘩して、思考が停止する。
「んっ、んぐっ……ム~~~っ」
俺の逡巡などお構いなく、唯は唸って不満そうな視線を送ってきた。
そこで言われたことを思い出して、頭を撫でてやる。
すると唯は気持ちよさそうに目を細め、一層熱心にお掃除を始めた。
「んっぢゅるっ、んぶっ……これからは…ぶぶっ、じゅるるる……毎回、ゆいがお掃除したげるね♪……ぇぁぁぁぁ…んくっ」
精液で汚れたチンコを愉しそうにフェラチオする唯の姿を見て、もう罪の意識は消え失せていた。
いや、それどころではない。
セックス後のゴム外しから精液の掃除までを、唯という美少女アイドルにさせているという背徳に異常なほど興奮を覚えていた。
「んんっ? ……ンフフ~~♪ んばぁっ……おっきくなっちゃたね☆」
だから再勃起してしまったのは当然だろう。
そもそも俺は精力が強い方ではない。
こんなに早く回復したのは初めて唯とセックスしたとき以来ではないだろうか。
特に最近は早漏であることの敗北感に打ちひしがれて、二回戦目に挑むことさえできないでいた。
そういう事情もあって、丁寧な前戯によって唯を満足させるというアプローチを試みていた側面もある。
しかし今のこの勃起は、正攻法で戦うように俺を激励しているように感じられた。
「このままフェラで出したい? それともぉ~」
そんなの決まっている。
俺はソファの下に手を伸ばし、新たな0.01mmを取り出した。
◇◇◇
「ん~~……こんな感じで、おっけー? てか、二回目すんのってめっちゃ久しぶりじゃん! ゆい、ちょーうれしーんだけど☆」
慣れない手つきではあったが、ゴムの装着も唯がやってくれた。
一回目と全く変わらない怒張がココにある。
唯がソファのサイド側の肘掛けを枕に寝そべり、股を開いて俺を待っている。
唯の股間に膨れ上がったモノをあてがい、わざとクリトリスを擦るように二、三回空振りさせてやる。
そうしておいてから改めて唯の入り口に先端を向ける。
その頃にはすでに唯の表情から健全な溌溂さは消え失せて、湿度の高い微笑が浮かんでいた。
腰を前に進めると、進んだ分だけチンコが唯の股間に沈んでいく。
ぷぴぴ、という下品な水音と、それを掻き消そうとするような唯のうめき声。
そのどちらもが俺を奥へ奥へと誘ってくる。
「あうぅぅ~~~っ」
滑り込むように奥まで入り込む。
すると腰を擦り付け合ったところで、ナカ肉の振る舞いが豹変する。
一回目のときと同じく、まるでソコだけ別の生き物のように蠢き始め、チンコに絡みついて絞り上げてくる。
分かっていても腰が抜けるほどの快感で、思わず身体を唯の身体の上に倒してしまう。
唯がそれを見逃すわけもない。
あっという間に首に両腕を回されて、唯に引き寄せられていた。
「はぁーっ、はぁーっ、パコろ、ね、いぃっぱい、パコろぉ~~っ☆ はぁっ、はぁっ、いっぱい…っ、おまんこっ…パコパコしちゃお……っ!」
もはや懇願なのか命令なのかも分からない。
いや、剥き出しの唯の欲望なのだろう。
そんなモノをぶつけられ、更に「じゅるるっ」と唇を貪られてしまえば、もう何も考えていられない。
俺は狂ったように腰を動かし始める。
「んゃぁっ! あっ、ぁぁぁっ! はぁっ! Pちゃんっ、P、Pちゃん…っ☆」
腰を暴れさせながら、俺も唯の唇を貪り返す。
頬に舌を這わせ、首筋を舐めしゃぶり、噛みつく。
鎖骨にも歯を立て、デコルテにキスをし、両手で寄せ深い谷間を作ったゆいっぱいに顔を埋める。
そこで深呼吸すれば白桃のような唯の匂いに頭がおかしくなる。
「やはぁっ! Pちゃはげしっ! あはっ! しゅごぉっ♪ してっ! もっろ、してぇっ!」
リズムもへったくれもない。ピストンですらない。
一瞬でも気を抜くと腰はガクガクと震えそうで、抜いて挿しての単純な運動さえ上手くいかない。
胸から下の全部を駆使して、どうにか揺するように動くのが精一杯。
変に勢い余ってしまって、チンコが何度も抜けてしまう。
そんな体たらくだから、パンパン、なんて小気味良い音は響かせられない。
だが時折、マンコの中に巻き込んだ空気がチンコで押し出される時の、酷く下品な音が部屋に響く。
その度に唯は心底恥ずかしそうに呻いて、それがまた俺の興奮を倍加する。
唯の瞳で。唯の唇で。唯のカラダで。唯の声で。唯の全部で頭の中が一杯になる。
「うあああっ! うあうっ! P、ちゃん…っ! Pちゃん…PちゃんPちゃPちゃんPちゃんPちゃん~~~~っ!」
唐突に、ジクリ、と股間に痺れが走った。
すでに限界だったらしい。
猛烈な射精感が全身を駆け巡る。
俺は助けを乞うように唯を掻き抱いて、唯の腰が浮くくらいに力いっぱいチンコを押し付ける。
そして動けなくなってしまった。
「ひぐぅぅっ!?」
最後の最後で良いトコロに当たったらしく、唯が可愛らしい悲鳴を上げて胸を反らせた。
今、唯も深くイっていることがナカのウネり具合から分かる。
異様なまでの蠢きが俺の射精を強く促す。
精液が唯マンコによって引きずり出されていく。
「あっ……はぁぁぁ……はぁっ、はぁっ……うううっ……しゅきぃ……P…ちゃん……♪」
放精の終わりを感じ取ったのか、唯が俺の頭を優しく抱きしめて、耳元で甘く囁いてくれた。
俺はただひたすら、天国のような悦楽に身悶えすることしかできなかった。
◇◇◇
一回目に比べれば随分と保ったし、動くこともできたと思う。
だがそれでも高々5分程度で、普通に早漏レベル。
動き方についても褒められたものではなかった。
「あはっ。Pちゃんマジすごかったんだけど~♪ ゆい、めっちゃイってたし」
しかしやはり、唯はそうとは思っていないようで、相変わらず熱っぽい視線を送ってきてくれる。
あまつさえ――
「じゃ、お掃除したげるー♪」
――また事後処理してくれるらしい。
情けない自分にとってはそんな唯の献身が後ろめたい。
とはいえ、唯にお世話してもらうことの歓びに、逆らうことなど出来るはずもない。
「見ててね、Pちゃん。今度はウマくやるから♪」
まだ息も整えられていない俺をよそに、使用済みチンコを見据えて唯がうずくまる。
やってやるぜ、と言わんばかりの挑戦的な笑顔だ。
さっきとは違い、唯は五本の指先をチンコの根本のゴムの端部に引っ掛けた。
そして、ゆっくりとめくり上げていく
。唯の指先が竿身に軽く食い込みながら、先端へ向かっていく。
唯の指先によってゴムの圧迫感から解放されていく。
現れた竿身は満遍なく精液でテラついていて、その上を指が滑っていく。
自然と、俺の手は唯の頭を撫でていた。
チラリ俺を見上げた唯は「んふ」と嬉しそうに笑う。
そして、少しカリの部分で手間取った後、ゴムは取り去られた。
溜まった精液の重みでだらりと下に伸びたゴムを、唯が顔の横でプラプラ振って見せつけてくる。
その表情はどこか誇らしげで無邪気な笑顔なのに、行為の下品さの所為で台無しになっていた。
唯はゴムを結び閉じると、比較するように一回目のゴムの隣に並べた。
「お~、一回目と…同じくらい?」
唯の言うとおり一回目と二回目では大して量は変わっていなさそうだった。
テーブルから目を切った唯が、身をかがめて「キレイキレイしちゃおうね♪」とチンコに向かってくる。
「んん? Pちゃん、これぇー……」
汚れたチンコを咥えようとした唯が、驚いたように見上げてきた。が、俺も驚いていた。
ゴムを外された瞬間には5分立ちに萎えていたのに、今では7分立ち程に回復していたのだから。
しかし、お掃除フェラへの期待感を鑑みれば、当然のことのようにも思えた。
「んふふ……♪ んぁぁぁむっ…ん…んんっぐ……じゅるるっ……んれぇぇぇ……」
精液に塗れたチンコが唯の口に入っている。
口の中の粘膜で舐られている。竿身に触れた唇に精液が付着していく。
そんなのを目の当たりにして、血液が更に集まっていくのが分かる。
「……んんんっ? ……っ、ぷあっ…はぁっ……あは……Pちゃんスゴっ☆ 三回目やっちゃう~?」
精液の代わりに唯の唾液に塗れたチンコは、完全な勃ち方になっていた。
これですでに二回出しているなんて、自分でも信じられない。
三回目? やるに決まっている。
ソファ下のカゴからゴムを取り出す。
だが、手に取ったプラの包みを見て、すぐに戻そうとした。
そこに印字されていたのは0.01、ではなく、0.1だったからだ。
間違えた、とすぐに戻そうとして、ふとしたアイデアが頭に浮かんだ。
以前0.01mmと間違えて購入してしまって以来、まだ一度も使ったことのない0.1mmの極厚のゴム。
ひょっとすると、これを使えばより長い時間耐えられるのではないか、と。
これまで唯とセックスするにあたっては、最薄の0.01を使っていた。
それが当然だと思い込んでいた。
出来ることならば生でしたいに決まっているが、愛しているからこそ離れていなくてはならない。
でもやはり、なるべく近づきたい。
そんな相反する気持ちの妥協点として、0.01以外の選択肢を排していたのだ。
しかし事ここに至っては、観方を変えてみる必要があるのかもしれない。
俺は0.1mmの包みを唯に手渡した。
「おっけー。ゆいちゃんに任せてー♪」
どうやら唯はパッケージが変わったことに何の疑問も感じていないらしい。
印字された数字が変わっていることにも気付いていないようだ。
「ん、しょっと……あ、これ色ついてんね」
包みから出てきたゴムは黒く曇っていた。
半透明の0.01と比べると重厚感がある。
それに実際、ゴムがロールになっている部分は明らかに太かった。
「ん、ん、ん…♪」
唯がゴムを特に問題なく根元まで被せていく。
「あ……あはっ……カッコ…いい、じゃん……っ」
黒いゴムで覆われたチンコは異様な存在感を放っていた。
それを目の前にした唯が、緊張したように喉を鳴らす。
唯が仰向けになって、脚を広げて俺を待っている。
黒チンコで唯の股間を何度か撫でつけて愛液を付着させる。
そして挿入した。
「あぁぁ~~っ……はぁっ! …や、やっぱ……Pちゃんの、ちんぽ……きもちぃぃ……っ☆」
ヌルヌルに誘われて、ズルりと奥まで入り込む。
陰毛を唯のクリトリスに擦り付けるように腰を押し付ける。
ナカでは早速肉ヒダが絡みついてくる。
しかし、その官能は少しぼやけて感じられた。
これがゴム厚によるものなのか、それともすでに二回射精しているからなのかは判然としない。
理由はどうあれ明らかな違いがあり、そして、いけると思った。
「はぁんっ!? はぁっ! Pっ…んあぁっ!?」
ゆっくりとした、それでいて竿の総身を使い切る長いストローク。
それを一定のリズムで繰り返す。
すぐに唯の表情は歪んで、目を白黒させ始める。
初めて受けるまともな腰振り運動に驚いているらしい。
ずっと見たかった唯の表情だ。
ずっとこれを唯にしてあげたかった。
「ああっ!? ちょぉっ! Pちゃ…っ、これっ! んあっ、なんかちが…っ!」
唯の喘ぎに応えて腰を前後させ続ける。
動きながら上半身を前に倒し、唯の脇の下に肘をつく。
ストロークの距離は減ってしまうが、近くなった唯の顔。
その唇に吸い付く。吸い付き貪りながら、腰の動きも止めたりしない。
「んぶっ! はぁっ! ふむぐぅっ!? ん゛ひっ! ひん゛ん゛っ!?」
唯の舌は伸び切ったまま硬直する。
そんな無防備な舌は舐めしゃぶるには格好の的。
しゃぶり付いて執拗にフェラチオしてやる。
唯の熱い鼻息が頬を撫でてくる。
だがすぐに呼吸が苦しくなってきてしまう。
息継ぎのため唇を離すと、乱れた唯の表情が目に入る。
目には涙が浮かんで、小鼻はピクピク、口元は歪んで俺の唾液でテラついている。
そのエロ顔を至近距離で視姦しながら唯マンコをパコる。
「うっ、あっ、あぁっ!? まっ、って、イっ、イ゛、い、てるっ、ゆひっ、イ゛っへるからああぁっ!」
叫びと共に唯が股間から首までをくねらせ始める。
休憩も兼ねて、落ち着くまで止まってやることにする。
感覚をチンコに集中すると、どうやらナカの肉はかなり蠢いているらしい。
もっとも、今の俺には握られたような圧迫感程度しか感じられず、まだまだ射精には結び付きそうにない。
蠢きが落ち着くのを待って、上半身を起こして、強く一突き。
「う゛あ゛あ゛っ゛!?」
唯はまた腰をウネウネ暴れさせる。
その落ち着きのない腰をがっちりと両手で掴む。
唯の見開いた目と合う。
口を動かそうとしているようだが、ただパクパクとするばかりで何が言いたいのか分からない。
もう一度強く打ち付ける。
また叫び声。唯は顔を横に振っている。
プルプルしていて可愛いから大丈夫だろう。
唯の腰と脚の位置を調整して、連続して動き始めることにした。
「うぁあっ! あああーーっ! はぁあ゛っ! ン゛ぁああ゛っ!?」
リズミカルで小気味の良い、肉のぶつかり合う音が部屋に響いている。
久しく聞いていなかったこの音を、やっと奏でることができた。
大きな達成感に胸がすく思いだった。
何よりも最高なのは唯の反応。
間違いなく、これまでで一番感じてくれている。
わざわざ尋ねるまでもなかった。
「Pちゃぁあ! やあ゛ーーっ!! イ゛あぁっ! ああっ! あ゛ーー゛ー゛っ゛!」
ノンストップで何十回と打ち付けると、流石に腰と肺がキツクなってくる。
動きを緩め、腰を掴んでいた手を唯おっぱいに伸ばす。優しくするつもりが、思わず強く揉んでしまう。
しかし唯の出した喘ぎには快感の音色がハッキリと含まれていた。
だから、原型の分からなくなるぐらいに揉み込んでやる。
そのまま前後動を再開する。
小休止にふさわしい、穏やかな挿入だ。
「うっ、うぁっ、はぁ、あはぁ……っ、Pちゃ、しゅごぉっ、はぁっ、ゆいっ、めっっ、イっ…ってゆ……あはっ、あはっ、ヤバ……っ、おっ、お゛っ、お゛ぉ…っ!」
口の端からヨダレが垂れるくらいに、トロトロに蕩けた唯の表情。頬を撫でてやると喜んで、唇に触れるとしゃぶってくる。
二本の指で唯の口の中をかき混ぜる。
口から抜き出すと当たり前のように唾液でベタベタで、それを改めて唯に吸い取らせる。
そんな遊びをしていると、今日はまだ正常位しかしていないことに気が付いた。
「ぁん…っ、はぁ、はぁ……へ? うしろから…?」
挿入を解いて、俺はソファから立ちあがった。
唯はソファの上で膝立ちにさせる。
そして背もたれに手を置かせて、尻をこちらに向けてもらう。
すると、プリっとした白桃の間で唯マンコが卑猥な艶めきを放っている。
しゃぶりつきたくなる衝動を抑え、ゆっくりとチンコを埋めていく。
「っ………あぁぁぁ……っ! これ…っ! ゆい…だめ…かも……っ!」
明らかに正常位よりも強い挿入感があった。
この挿入を続ければ間もなく果ててしまう予感がある。
唯は唯で、バックの本来の気持ちよさに戦慄しているらしい。
背もたれにしがみつき頭を垂れて「ヤバいヤバいぜったいヤバい」と早口に繰り返している。
結構なことだ。
「ン゛あ゛あっ!? まって! Pちゃん、ま゛っぁあ゛ーーっ゛!」
おっかなびっくりな出し入れだったのが、あっという間にトップスピードに達していた。
さっきの正常位よりも圧倒的に豪快な音が鳴り響いている。
唯の下腹部を抉っているという実感があまりに鮮烈だ。
侵入の際に絡みついてくる唯肉の重さはさっきとは段違い。
それに負けずに分け入ると、最奥にぶつかる衝撃でキンタマを揺らされる。
そして抜くときにはカリが何十もの輪でシゴかれる感覚がある。
三回目でなければ、そして0.1mmでなければ、まともに動くことは出来なかっただろう。
「はへぇっ! だへぇえっ! まっへあ゛あ゛っ! くゆ゛っ! くゆ゛からぁ゛っ!! おっひぃのくゆかやぁああ゛ーーっ゛!!」
唯が何を言っているのかはもうほとんど分からない。
背もたれに顎を載せるように俯いているからしょうがないだろう。
だが、もっと欲しがっているはずだ。
腰を俺に突き出した状態でガッチリ固めているのは、つまりそういうこと。
俺の突き入れから逃げることなく、むしろ真正面から受け止めてくれているのだ。
だからこそ、スパンキングのような音を鳴らすことができる。
「まっ、とま゛っ、おねがひぃい゛っ! とまっ、とまっ! イイっ! イ゛ってゆ゛、イっ、てっ、ゆ゛っ、かやぁっ! らからぁあ゛っ! イってゆってぇ゛ぇ゛ーーっ!!」
唯の絶叫にふと我に返り、打ち付けた状態でピストンを停止する。
両手でホールドしていた桃尻がブルブルと不規則に震えている。
「あ゛あ゛あ゛」という野太い呻きは完全にイキ声だった。
それを証明するように、膣肉によるものとは思えないほどの握力でチンコが絞られる。
それだけでなく、握り込んだ状態で蠢いていた。
0.1mmをものともしない強烈なコークスクリューに、今度は俺が呻きを上げる。
止まっているのは悪手としか思えなかった。
「ほおお゛お゛っ!? ちょーーま゛っ゛!? イ゛ま゛らめらってぇえ゛――っ!!」
動きを再開する。もう全開だった。
限界が一気に近づいてきた感覚がある。
いや、止まったままでもイってしまっていただろう。
だからもう何も考えないことにする。
「んおお゛お゛っ!? P……っ!! っっっふげぇぇぇ゛え゛っ!?」
急に唯の尻がガクンと前へ逃げて、チンコが抜けてしまう。
速攻でソファに上がって唯ケツに追いすがる。
ヤンキー座りのような腰をかがめて再挿入。
唯が「ぐげぇ」と呻く。それで気付く。
唯のお腹が背もたれの上に載っかり、上半身が向こう側にズレ落ちそうになっていた。
イった拍子に手を滑らせて、そうなってしまったのか。
「ぐげげげ」と苦しそうなのは腹部が圧迫されているからだろう。
だが、ナカがキュ~~っと締まっていることから、唯的にはOKらしい。
「ぎひぃぃっ!?」
ラストスパートだ。もう止まることはしない。
へたり込みそうになっている唯ケツを突き上げまくる。
唯は両腕を上げたり下げたり、ふくらはぎでバタ足したりで、とにかく可愛い。
唯の尻はやはり、リズムを合わせてきてくれる。
パンパン音が一定のリズムで鳴り始める。
それをしばらく続けて――
「かはっ!? かひゅっ、かひゅっ………きひぃィ゛~゛~゛っ゛!!」
――何度目かの唯の蠢きに合わせて、俺も射精した。
唯の上半身を引っ張り上げ、後ろから抱きしめながら射精感を貪った。
唯の手が俺の手に重なってくる。
唯は隙間風のような声で、しかし、たしかに笑っていた。
◇◇◇
背後からの抱き締めを解き、二人してソファに座り直す。
すると唯が俺の肩に寄り掛かってくる。
「ぁ……やばい…ほんと…やばい~…やばすぎなんだけど……あは、やばい……」
俯きがちに、ボソボソと呟いている。
小さく肩が震えているのは、まだ余韻が残っているからだろうか。
こんな弱々しい唯は初めて見る。
それでやっと、初めて俺は唯を満足させてあげられたのだと気付いた。
とりあえず一安心してもよいだろうか。
「たは~~もぉ~~、今日のPちゃん……マジヤバじゃん…あはは……ほら…ゆいの手、まだ震えてるし……」
まぁ、それはそうと、まだアレが終わっていない。
唯の頭を撫でてやり、俺の股間に目を向けさせる。
ゴムをつけたままのチンコがある。
「あはっ……わかってるってー…ちゃんと、おそーじ、してあげるから……」
唯が手をチンコに伸ばす。
そして左手の指先で摘まもうとするも、今の震える手では無理だと悟ったらしい。
両手でチンコを挟むように握って、やや強引にゴムを取り去った。
ゴムの口を結ぶのは手伝ってあげた。
「うそぉ……量、増えてるし……」
テーブルの上に並んだ三つの使用済みゴムを、唯が見つめている。
今追加したものが、一番沢山の精液をため込んでいる様に見えた。
あれだけ唯の痴態を愉しんだのだから、精液の量が増えても何もおかしくないだろう。
しばしボーっと三つのゴムを眺めた後、唯はもっさりとした動きで俺の股間に向かってきた。
「………んぁぁむっ、んぐっ……」
三回目のお掃除フェラ。一夜で三回。しかも唯の。
チンコにこびり付いた精液を唯が舐め取って飲み下す。そんな背徳行為をもう三回も。
やはり考えれば考えるほど、頭がおかしくなりそうな幸福感を覚えてしまう。
しかし三回目ともなれば、唯も面倒くさくなっていたのかもしれない。
チンコの根元がまだ愛液か精液だかで汚れている
。唯にお願いしても中ほどまでしかしゃぶってくれない。
仕方ないので、唯の頭を押さえて唇を根元まで持っていかせる。
「んっっっぶごぉっ!?」
途端に股の間で唯が激しく噎せ返る。
それでようやく、四回目の勃起をしていることに気付いた。
勃起していたから根元まで咥えられなかったのだ。
急にドクドクと心臓が早鐘を打ち始めた。
まだヤれるということに猛烈な昂ぶりを感じていた。
「~~~げほぉっ! む゛っ、む゛り゛っ! げほっ、げほっ! も゛、もう、むりだから……っ!」
唯が瞳を潤ませて俺に懇願してくる。
言葉とは裏腹に唯の頬は紅潮していて、それがどうにも興奮している様に見えてしまう。
無理なのか無理じゃないのか、本当に分からない。
新しいゴムを取り出して渡してみる。
するとやはり唯は受け取ってくれた。
しかし受け取ったまま動かなくなってしまう。
そこで唯に向けて、チンコを振ってお願いしてみる。
「で、でもね……ほら…ゆいちゃん、こんなに手震えて、開けらんないし……」
弱音を吐く唯だが、この雰囲気はまだ頑張れるときのものだと俺は気付いた。
じっと見つめてやると「ぁぅ~」と可愛い唸り声を鳴らす。
観念したように両手でゴムのパッケージを掴み、歯で噛んで開封した。
「ぁっ……ゼロが、いっこ、すくない……」
このときにやっと気付いたらしい。
取り出した極厚の黒いゴムを手にしたまま、また唯がフリーズしてしまう。
俺は立ち上がり、唯の目の前でガチガチになっているのを振って、改めてお願いした。
「だ、だからかぁ~~……あは、あはははは………なんかヘンだと、おもって、たんだよな~~……」
ハッキリと分かるくらいに手を震わせながら、ゴムを装着させていく。
しかし被せ切る前に、何故か唯は手を止めた。
そして、モタモタとソファから下り、四つん這いになってヨチヨチと離れていく。
「っ……ちょ、ちょっと…まってね……Pちゃんは、そこにいてね……ゆっ、ゆい、ちょっと、いくとこ、あるから……」
唯の進みは赤ん坊のハイハイよりも遅い。
ドロドロに濡れたお尻を俺に見せつけるように、プルプルと震えながら離れていく。
その眺めはとてもそそるものがある。これを肴に酒が飲みたいくらいだ…。
と、グラスに手を伸ばしたのだが、すでに空だったことを思い出した。
俺もソファから立ちあがり、部屋の隅の冷蔵庫を開く。
酒はストックが無かったので、ミネラルウォーターを取り出す。
開栓し、二口ほど飲んでからハイハイ中の唯を追う。
「ぁっ、ぁっ……も、もう、ねるの……ゆい、もう、ねる……お、おやすみ、P、ちゃん……」
どうやら唯はベッドルームに向かおうとしていたらしい。
しかし、そう言う唯は全然眠そうには見えない。
顔だけでなく全身に薄く赤みが差しているし、何より瞳が爛々と輝いている。
テラついたヒダを目にして、唐突にあることを思い出した。
さっき唯に手マンするつもりだったのに、結局まだできていないということだ。
思い出した俺は唯のすぐ後ろに屈む。
すると、唯が緊張したようにお尻を震わせて、俺がそのトロトロになったところに触れようとすると、唯は叫んだ。
「もうねるのっ! ゆいちゃん、おねむなぉぉおおあ゛あ゛あ゛~~~っ!!」
一瞬で人差し指と中指がドロドロになる。
どうやら唯のマンコは、この間もずっと愛液を分泌し続けていたらしい。
奥まで入れた指を軽く折り曲げると、ぶちゅっという音と共に一筋の唯汁がフローリングに滴り落ちた。
「ひっ、イイぃぃ~~っ! もぉっ! むりだからぁぁぁっ!!」
指の折り曲げをキツくして、ヘソ側の唯の好きなトコロをコリコリしてやると、唯は派手にイってくれた。
指を締め付けてくる唯のマンコが愛らしい。
締め付けが治まるのをまって、今度は唯の左わき腹側を集中的に引掻いてやる。
「はぁぁ~っ!? うあっ、うあああっ! あああ~~~っ!」
その左方向への刺激から逃れようと、唯がバタバタと身体の向きを変えていく。
俺も唯の尻にくっついて動き、その間も左側への引掻きは緩めない。
その場で180度旋回させるまで続けてやる。
「あぁふぁあっ! はぁっ、はぁぁぁ~~~っ!」
そうしておいてから、真っ直ぐの刺激に変化させる。
指の先で子宮口にタッチするように何度も出し入れしてやる。
「ん゛お゛お゛っ!? ま゛っ! やめ゛っ! こわ゛れっ! こわれ゛ちゃうっ……!!」
唯が腰を跳ねさせながら、前方へハイハイしていく。
床に愛液と唾液をこぼしながら、これまで来たルートを逆走していく。
「ひぃいああっ! あああっ!? ああっ! アはっ、あはっ、アハははは~~っ!」
そしてソファに戻ってきたことに気付くと、唯は陽気に笑い始めた。
そんな唯の後ろで、まだ途中までしか被せていなかったゴムをしっかり装着する。
そして俺も膝立ちになり、唯マンコにチンコをあてがう。すると、ピタリと唯の笑いが止まった。
「だめだめだめだめぇーーっ! こわれるからっ!! もぉ、だっ」
唯のケツを鷲掴みにして、後ろから一気に突き刺す。
瞬間、ブシャアアア、という何かの噴出音が部屋に響く。
「いやああっ!?!? こわれたぁっ!? まんここわれたぁ゛ー゛ー゛っ゛!!??」
ゾクゾクして堪らなかった。ほとんど無心で腰を振っていた。
唯の股間からの噴出音は続いている。
それでも尚、唯の叫びに急き立てられるままに、無我夢中で唯マンコを犯していた。
「あぁぁ゛あ゛~~っ、こわれたぁぁぁぁ゛、こわれたぁあ゛っ! Pちゃんがぁあっ! ゆいのまんこぉぉ! こわしたぁ゛ぁ゛~~~っ゛!!」
膝に感じる液体も意に介さず、ひたすらに腰を動かし続ける。
潮吹きなのか失禁なのか分からないが、しばらくすると治まっていた。
だが唯は喘ぎの合間に、しきりに俺が壊したと非難してくる。
だから唯の上半身を引き起こして、後ろから唯の唇を塞いでやる。
「ふんっむっ!? ……あむあっ……はっ、はああっ! はあっ……んぶんぶぶうっ」
唯の涙ぐんだ瞳に見据えられ、無性に正面からパコりたくなってきた。
唯をソファに座らせ、膝を持たせて、M字開脚してもらう。
俺は床に立ったまま唯の方へと前傾していく。
そうすればちょうどうまい具合に、挿入の角度が合う。
そして背もたれに手を付いて、斜めの腕立て伏せの姿勢をとった。
この体勢は辛いが、唯を間近で見下すことができるのが好きだった。
「はぁぁ、はぁぁぁ~~っ! Pちゃん…まだ、やるの…? し、しんじゃうぅぅ……ゆい、しんじゃうよぉぉ~~~っ!」
背筋と腹筋に力を籠めて腰を押し出し、チンコを唯膣に侵入させる。
今触れ合っているのはお互いの性器同士だけ。
それ故にナカの蠢きがより鮮烈に襲ってくる。
「あぁぁ゛~~~っ! うぁ゛ぁ゛~~っ!」
唯が壊れたように喘ぐ。唯肉は相変わらずギュウギュウと締め付け、ウネウネと蠢いている。
止まっていても動いていても、どちらにしても天国と地獄。ならば攻めるしかない。
「お゛んっ!? んお゛っ! お゛お゛っ!? んお゛っ!? Pっ…P…ちゃっ、もうっ…んおおお゛っ゛!?」
あまり早く動くことはできない。
だけど一突き一突きに腰の重量が全部載っている。
唯は膝をホールドしたまま、俺を受け止め続けている。
唯の強烈な淫らな抱擁が俺を敗北へと促してくる。
いや唯の表情が、匂いが、声が、唯の全てが気持ちいい。
刻一刻と射精感が忍び寄ってきている。
「ああ゛っ!? うあ゛ーーーっ! Pちゃん、Pちゃん、Pちゃんんん~~~っ!! ん゛や゛ぁ゛ぁ゛~~~っ!!」
たぶん、これまでで一番深いアクメだった。
焦点の合ってない目を見開いて、ヨダレを垂らしながら絶叫して、全身を痙攣させて。
そして、電池の切れたオモチャのように、唯は動かなくなってしまった。
抱えていた膝をついに放し、両脚はダラリと投げ出された。
よく見ると瞼がせわしなく痙攣している。
気絶してしまったらしい。
俺と言えば、唯マンコが最後に魅せた強烈な収縮により、あっけなく果てていた。
◇◇◇
チンコを引き出すと、ゴムには四発目とは思えない程の多くの精液が溜まっていた。
後処理についての唯の言葉を思い出して、試しに唯の手にチンコを握らせてみる。
けれどもやはり、気絶した唯にゴムを取ることなど出来るはずが無かった。
諦めて自分で処理をすることにしようかと考えて、強烈な嫌悪感に襲われた。
自分でゴムの処理をするなんていうダサいことは、もう二度としたくなかったのだ。
唯を見てもまだ失神したまま。それを証明するように、キラキラと光る唾液が口の端から垂れ落ちていく。
……口。口だ。口があった。
俺は唯の腰を跨いで膝立ちの姿勢をとった。
そして腰を唯の顔に近づけ、チンコの先で唇をノックする。
それでも反応が無いので、歯の間に押し込んで口内に入れてやる。
押し込んで、根本まで咥えてもらって、軽く顎を抑えて前歯をゴムの端に掛けさせる。
そのままゆっくりと腰を後退させれば、唯の前歯でゴムが脱げていく。
唯の口からチンコを抜くと、ゴムは見事外れていた。
だが竿はまだ精液で汚れていて、また口へ入れ直す。
頬の内肉になすりつけたり、歯でこそぎ取ろうとしたり。
それでも綺麗になっていくけれど、もどかしくなって、唯の頭を掴んで腰を振った。
喉のかなり奥の方に当たっているのに、唯の反応がほとんど無いのが面白かった。
なので、何故そうしているのかも忘れてしまって腰を振り続けてしまった。
しばらくして、また勃起しそうになっていることに気付き、腰を引いた。
あんぐりと開いた口内には黒色のゴムが取り残されている。
それは口内の赤色と異様なまでのコントラストになっていた。
同時に、唯の口をゴミ箱のように扱ってしまったことに思い至り、胸の奥が酷くジンジンとした。
ゴムを摘まんで引き出す。
摘まんだのはゴムの先端部だったようで、ゴムの中の精液が開口部方向へ流れていく。
このまま引き上げればどうなるか。
俺はそれを分かっていて、そのまま引き上げてしまう。
胸を焦がす下卑た衝動に対して、俺の良識はあまりに無力だった。
唯の口の上でぶら下がったゴム。
その端部から、精液の塊がボトリと唯の舌上に落ちていく。
舌を白く汚したソレはツルりと喉側へ滑っていく。
そして間もなく唯の喉が鳴って、あとには綺麗な赤色だけが残った。
一部始終を具に観察していた俺の股間は、当然のようにギンギンに張り詰めていた。
俺の脳の中の性欲を司る領域は、今日一日で狂ってしまったのかもしれない。
とはいえ流石に気絶中の唯にイラマかますのは気が引けて、手でシゴき始める。
唯の失神顔なんてレアなオカズだから興奮もひとしおで、あっという間に鈴口にはぷっくりとガマン汁が溜まっている。
唯の目と鼻の先に亀頭を突き付けて、シコシコシコシコ。
不意に腰がガクっとして、誤って亀頭が小鼻に掠ってしまう。
やっちまった、と思っても時すでに遅く、唯の愛らしい小鼻はカウパー腺液に侵されている。
だから俺は咄嗟に、亀頭の上側の乾いた部分で拭ってあげようとした。
だが角度的にそんなことができるわけもなく、結局は顎から頬骨にかけて、新たな透明線を引いただけになってしまった。
唯が目を覚ましそうな雰囲気はまだない。
心臓と下腹部がズキズキとし始めている。
おそるおそる、鈴口を唯の左頬に軽くめり込ませ、離す。
頬の触れていた部分には、当然のようにガマン汁がべったり。
しかも糸を引いて亀頭と繋がっている。
今頬にめり込ませたところが狂おしい程に疼いている。
もう一度、左頬にめり込ませ、今度は腰を使った。
腰を前に押し出した。亀頭が唯の頬の上を滑って目頭まで到達する。
腰を引くと亀頭は来た道を戻る。
そこには横幅をチンコと同じくする、一本のカウパーウェイが出来上がっていた。
二度目の往復はより滑らかだった。
唯のキメ細やかな肌質とカウパー濡れの相乗効果。
ほとんど摩擦ゼロではないかという滑らかさだ。
それなのに、強烈なまでの快感があった。
もう辛抱が堪らず唯の顔の前で、ヘコッ、ヘコッ。
左頬の後は右頬でも、ヘコッ、ヘコッ。
滑りが悪くなってきたら、また唯の口の中に突っ込んで唾液を拝借。
でも濡らし過ぎてしまったのか、滑りが良くなりすぎてしまって刺激が物足りなくなる。
唾液が乾くのも待てないから、チンコの背側を手で押さえて腰を振ってみる。
より一層、唯の顔でカイている感じが強くなってとても良い。
良いのだが、今度は、俺の手で押さえるのは違うのではないか、という気がしてくる。
そこで唯の手を取って、掌を開かせて、押さえさせてみる。
滑りが悪い。掌に唾液を垂らし落として、ぐちゅっと握らせてからやってみる。
正解はこれだった。
唯の顔面と掌でのチンコのサンドイッチ。
唯の頭部はソファの背もたれに寄り掛かっていて逃げ場がないから、多少強く腰を使っても安定している。
どうしようもなく、唯の掌を押さえる俺の手の力が強まっていく。
また唾液が乾いてくる。
もう面倒くさくって、今度は唯の眉間に俺の唾液を垂らして、それを使うことにした。
唯が身じろぎをし始める。
流石にやり過ぎたのだろうか。
唯が目覚めるのが先か、俺がイクのが先か。
イキたい。イキたい。唯でイキたい。唯の顔面でコキたい。
「……ん…っ……ぁ……ふ……」
イキたい、コキたい、やばいか、もうむりか、いやイキたい、ぐじゅっぐじゅっぐちゅぐちゅっ、
イク、コク、こく、こく、ぶっこく。
「……ぅく…っ…っ………っ??」
目を、あぁ、ゆいが目を開いた、いや半目? ぐじゅぐちゅっ、よし、よくわかってないらしい、
うつろだ、たぶん、ぐじゅるっ、はやく、早く、イケ、出せ、ぐちゅっぐっちゅ、イけ、イけ!
ぐちゅぷぐちぷっ、イケ、いけ、いく、イク、イクイクイクイク……っ!!
「へ………っ………???」
白濁液が噴出する。
唯の眉間を掠めて前髪にぶち当たる。これが一射目。
二射目は腰を引いたところで出た。そのときには鼻筋の右側を向いていた。
小鼻にぶち当たり弾かれて、半分は下へ、半分は一瞬上へ飛んですぐ落ちた。
一射目で前髪に当たっていたのが、今になって滑り落ちてくる。
左眉毛の真ん中を横切りそうに見えたそれは、眉毛で進路が変わって、こめかみの方へ流れていった。
三射目以降はダラダラと漏れるように出ていく。
だから唯の顔面右側は完全に精液塗れになっていた。
「…………P…ひゃ……おちゅ…かれ…ちゃ…ん……ふ……♪」
結局唯が起きることはなかった。
うっすらと上がりかけていた瞼もすぐに落ちてしまった。
きっと素敵な夢を見ているのだろう。
とても穏やかな寝顔をしていた。
◇◇◇
唯の寝顔にほっこりしたのも束の間、体液に塗れた唯と部屋の惨状のことを思い出し、深いため息が出た。
凄まじいまでの虚脱感の中、俺はゾンビのように後処理を行った。
それが終わって、唯を寝室まで運び、一緒にベッドに倒れ込んで――そこで俺の意識はプッツリと切れた。
◇◇◇
最悪の目覚めだった。
身体が重い。
全身に砂袋を載せられているように全然動かせない。
目はカラッカラに乾いていて開けない。
口の中もカラッカラ。
息苦しい。ただの呼吸で肺が痛む。頭痛も感じている。
そこで昨夜のハッスルぶりを思い出して納得し、自分を呪った。
正常なのは耳と鼻だけらしい。
鈴の鳴るような軽やかな鼻歌と、爽やかな石鹸の香りを感じ取った。
「あっ、起きた? おはよ、Pちゃん♪」
いつもと全く変わらない、唯の元気な声。
すでにシャワーを浴び終えているらしい。
微かに開いた瞼から、マスカラで睫毛をイジっているのが見える。
ベッドの半分にはズラリと化粧道具が並んでいた。
「……んっ、こんなもんかなー☆ どう、盛れてるっしょー?」
それで化粧は終わったらしく、化粧道具をポーチに収納していく。
「これからちなったんとデートなんだー♪」と、ひまわりのような笑顔を見せる唯。
昨夜後半のグチャグチャの表情がまるっきり嘘のように、いつにも増して生気がみなぎっている。
俺の方はまだおはようすら言えず、掠れた呼吸音しか出すことができない。
「Pちゃん、シュッキン時間、だいじょーぶ? てか、マジだいじょーぶ? めっちゃダルそーだけど」
唯が俺の隣に寝そべって、顔を覗き込んでくる。
「……まっ、昨日頑張ったもんね。しゃーないかぁー♪」
心配そうな表情から一変、クスクスと少女らしい笑顔。
「昨日のPちゃん、マジイケてたよねー。なんてゆーか、うおーって感じで、めっちゃ男らしくてさ……えへっ、ゆい、またホレ直しちゃった! たはーーっ! はずかちぃ~☆」
薄く頬を染めながら、唯の顔が、唇が近づいてくる。
あぁキスが来るな、と確信して。
しかし――
「うわ、クッサー☆」
――唯はさっと立ち上がって、ベッドから下りてしまった。
「早くPちゃんもシャワー浴びてきなー? あと歯磨きも。てか、ホント会社だいじょーぶなん? もう9時だけど……ってヤバヤバ、待ち合わせ遅れちゃうっ!」
唯がバッグを肩にかけて、寝室のドアを出ていく。
待ってくれ、まだ行かないでくれ。
そう叫びたくても身体がついていかない。
無情にも閉じていくドア。
パタリと完全に閉ざされてしまう――その直前。
再びドアが開き、唯がひょっこりと顔を出した。
「今夜も、い~~~ぱいっ、えっちしよーねっ☆ Pちゃん愛してるーっ♪」
それから「いってきまーす」と続いて、今度こそドアは閉まった。
そしてすぐに玄関のドアの開閉音が聞こえた。
唯がいなくなると寝室の何もかもが灰色に見えてくる。
いまだに身体は動かないし、頭も働かない。
にもかかわらず、血液は勝手に下腹部へと集まってきている。
――きっと俺は早死にするのだろう。
呆けた頭でそんなことを考えながら、俺は再び眠りに落ちていった。
【おわり】
何かしら感じてもらえましたら幸いです
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