赤城「艦これ残酷物語」【コンマ有り】 (222)

自分が最後に交わしたのは何時の日だったのだろうか

?「姉さん、今日はずっと独り占めしていいの?」

姉「ええ、勿論。今日はずーっと遊んでも良いよ」

?「・・・・・」

姉「どうしたの?」

?「でも・・・もうすぐ会えなくなるんだよね」

姉「うん・・・艦娘になったら。もう二度と会えなくなる」

?「いやだ。どうして・・・どうして姉さんが艦娘になるんだよ」

?「今からでも遅くないよ。考え直してよ」

姉「家にお金は無い・・・食い扶持を少しでも減らさないといけない」

姉「お金だって貰える」

?「・・・ぅぅ」ポロポロ

家は貧しく貧乏でとても暮らせない。そんなことは分かっている
子供の自分でも分かっているが最愛の姉と別れるのは嫌だ・・・



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姉「だったら提督になって」

?「提督?」

姉「提督になれば私と会えるかもしれないよ」

?「・・・・・」

?「なる、絶対になる!!!!なって姉さんを迎える!!」

姉「楽しみにしている。成長した姿を見せてね」

?「うぉぉぉぉぉ、こうなったら早速勉強だ。姉さん今日はとことん付き合ってもらうよ」

僕はきっと成長して『提督』になって姉と再会して見せる。絶対に

・・・・・・・・・・

?「zzzzzzzzzzzz」

「一ノ瀬、起きろ。もうすぐ最終試験だぞ」

一ノ瀬「あっ・・・ん・・・えっと」

一ノ瀬「ああごめん・・・」

六出無「フフフ、今日の試験をクリアしたら晴れて提督だ」

屑乃「一ノ瀬は提督になったらどうする」

一ノ瀬「提督になったら?普通に戦う・・・国を守るために、戦争を終わらせるために」

屑乃「なんて普通の答えだ」

一ノ瀬「じゃあ何て答えるんだよ」

屑乃「艦娘に色々するんだよ」

六出無「例えば可愛い艦娘と肉体関係を結んだり、ストレス解消に虐待したり」

一ノ瀬「・・・・・」

一ノ瀬「そのことのために提督になろうしているのか?」

屑乃「当たり前だろ、人権を適応しなくていいなんて最高だ」

一ノ瀬「・・・・」

一ノ瀬「艦娘だって人間だ。配慮しないと」

六出無「・・・・・はぁ、頭固いなぁ」

屑乃「六出無、やっぱり最初は駆逐艦娘とやるか」

六出無「いいねぇー」

「まもなく最終試験が始まります。指定された場所に行ってください」

一ノ瀬「・・・・・」ドキドキ

・・・・・・

紅蓮提督「最後の試験はこの私が行う。」

一ノ瀬「よろしくお願いします」

紅蓮提督「さて、まずは一人一人名前と提督を目指す理由を述べよ」

一ノ瀬「一ノ瀬です。提督を目指す理由は戦争を終わらせることです」

一ノ瀬「これ以上犠牲になる人の姿を見たくありません・・・」

紅蓮提督「よし、次」

新田「新田です。提督を目指す理由は同じく戦争を終わらせること」

新田「戦争で悲しむ人たちを無くすために・・・」

紅蓮提督「次」

楠「く、楠です。提督を目指す理由は同じです」

紅蓮「最後」

三日月「・・・・・三日月。提督を目指す理由は戦争を終わらせる為にです」

紅蓮提督「みんな戦争を終わらせることか・・・無難な答えだ」

紅蓮提督「現代のこの世界において、戦争は艦娘という兵器を使って行う」

紅蓮提督「艦娘は人間少女を改造して兵器にする」

紅蓮提督「少女の心は繊細だ。上手く扱いこなすのは難しい」

紅蓮提督「命令が上手く伝えられずに、全滅するケースもよくある話だ」

紅蓮提督「この前も俺の友達が戦死した。その時の遺体の写真はこれだ」

パラッ

一ノ瀬「・・・・ぅっ」

グロイ、こんな死体を見るのは滅多にない・・・・

楠「・・・・・・」

新田「・・・・・・」

三日月「こんな写真を見たってやる気は下がりませんし、今更辞退なんてしないです」

三日月「フッ、死ぬなんて甘い人間ですね」

三日月「私ならこんな無様な死に方はしません」

紅蓮提督「ほぉ・・・」

紅蓮提督「楽しみにしているぞ・・・・・」



紅蓮提督「本題に入ろう、最終試験は実際に艦娘を運用し演習に勝利することだ」

一ノ瀬「か、艦娘の運用」

新田「実際に扱うのは初めての経験・・・教科書通りに事が運べるかどうか」

三日月「それで、運用する艦娘は?」

紅蓮提督「この四隻の中から一隻を選べ」

紅蓮提督「入ってこい」

ガラガラ

秋津洲「ど、どうもかもー」

瑞穂「よろしくお願いします」

速吸「・・・・・」ガクガク

神威「うぅぅ・・・・」

紅蓮提督「・・・・・これが運用する艦娘」

三日月(見るからにゴミだな。よくこんなゴミを揃えられる)

新田(なるほど、雑魚を運用して勝利しろというわけか)

楠(ちゃんと運用できる・・・・かな)

紅蓮提督「早く選べ」

一ノ瀬「えっと・・・・」

三日月「最初に選ぶ権利をやる」

新田「うん、先に選んでもいい」

楠「おまかせします」

一ノ瀬「・・・・・」

↓コンマレス

1~25 秋津洲 25~50 瑞穂 51~75 神威 76~100 速吸

一ノ瀬「・・・・・うーん」

一ノ瀬(速吸と神威は補給艦。選ぶなら水上機母艦)

一ノ瀬(瑞穂と秋津洲・・・この二隻なら・・・・)

一ノ瀬「秋津洲だ」

新田「秋津洲か・・・」

三日月(どう考えても水上機母艦は地雷だ。見えている地雷を選ぶとはな)

楠「次は誰が・・・」

新田「俺は最後でいい。レディーに譲る」

三日月「楠、選べ」

楠「えっ・・・・」

三日月「さっさと選べ」

楠「・・・・じゃあ、瑞穂さん」

三日月(よしっ、見える地雷を消化できた)



三日月「じゃあ・・・私は速吸だ」

新田「なら俺は神威か・・・・よろしく神威」

神威「はい。こちらこそよろしくお願いします」

新田「ちゃんと俺の指示に従えよ」

神威「は、はい」

楠「えっと・・色々と迷惑を掛けるかも知れないですけどお願いします」

瑞穂「いえ、瑞穂こそ。迷惑を掛けないように頑張ります」

一ノ瀬「秋津洲、よろしく。まずは・・・装備を・・・」

一ノ瀬「雷装が無いけど」

秋津洲「・・・・・・・」

秋津洲「あたし、魚雷撃てない」

一ノ瀬「・・・・水上機母艦だよね」

秋津洲「ごめんなさいかも、役立たず艦娘で」

一ノ瀬「いや、別に魚雷が撃てなくても戦える」

一ノ瀬(困ったな・・・まさか地雷か?)

秋津洲(見るからに困った顔をしている。この顔を見るのは何度目だろう)

水上機空母のくせに魚雷が撃てない。ゴミ艦娘というレッテルを貼られ
鎮守府では虐められ、提督からは見下され・・・盥回しにされた

近々解体されるされる艦娘の最後の役目として提督候補生に使われる役に任命される

秋津洲(どうせ、滅茶苦茶な指示で壊れるまで戦わされるかも)

一ノ瀬「うーん・・・・」

秋津洲「どうしたのかも」

一ノ瀬「綺麗だなぁって・・・こんな美しい艦娘の指揮を取れるなんて嬉しくてさ」

秋津洲「・・・は?」

一ノ瀬「銀髪がすごく似合っている。出身は深海棲艦の土地か?」

秋津洲「・・・・・・知らないか。良くわからない」

秋津洲「アタシたち艦娘は艦娘になる段階で記憶を消されるから何も覚えないかも」

一ノ瀬「そうか・・・」

一ノ瀬「まぁ、この演習終わるまで一緒に頑張ろう・・・必ず勝利する」

新田「神威、補給艦だったな」

神威「はい!!」

新田「所詮戦闘向きではない。足手まといのお荷物だ」

神威「・・・・・・」

新田「馬鹿と鋏は使いようという言葉がある」

新田「使えない艦娘だろうと、指揮官の力量で使えるようにしなければいけない」

新田「補給艦でどこまでやれるか、面白い」

神威(物凄くバカにされるような気がします)

新田(まずは底辺の艦娘からの方が良い。最初から良い艦娘だとゴミ艦娘を指揮するときに苦労する)

三日月「速吸、とか言ったな」

速吸「あっはい」

三日月「・・・・・・」ジー

速吸「えっと・・・///」

速吸(すっごい見つめられています。なんだか恥ずかしいです)

三日月「弱そうだな、何の取柄もない。雑魚艦娘ってところか」

三日月「どうせ鎮守府で虐めらていただろ?」

速吸「!!!!!!」

三日月「図星か、当たり前だ。こんな奴を鎮守府に置くほど勿体ない事はないからな」

三日月「私は寛容だ。どんなゴミでも使ってやる」

三日月「だがヘマをしてみろ」

ボコッ

速吸「うっ・・・」

三日月「もっと痛いことをするからな」

速吸「痛い・・・痛いっ」

三日月「手加減したつもりだが」

三日月「雑魚艦娘にはきつかったかな」

速吸「・・・・・」ポロポロ

三日月(大袈裟な奴だ・・・演技でもしているのか?もう3発ぐらい教育してやるか)

↓コンマレス
1~50 教育する 51~100 やめておく

三日月(やめておこう。今は合格して提督になること・・・それが一番だ)

・・・・・・

楠「瑞穂さんの装備は・・・」

瑞穂「12.7cm連装高角砲と零式水上観測機です」

瑞穂「残念ですけど甲標的は装備しておりません」

瑞穂「開幕雷撃出来た方がよかったですよね」

楠「い、いえそんなことはありません」

楠「わたくしは瑞穂さんを信じています。この演習を一緒にクリアしましょう」

瑞穂「はい・・・頑張りましょう」

瑞穂(【解体】される前に素敵な人に出会えてよかったです)

瑞穂(これなら艦娘として生まれた意味も・・・)


紅蓮提督「さて、演習の相手は私の秘書艦。最上だ」

最上「ボクは手加減しないよ。本気で行くからね」

紅蓮提督「4隻まとめて来てもいいし、一隻ずつでも構わない。君たちに任せる」

紅蓮提督「ただし、合格するのは最上を大破させた人だけだ」

一ノ瀬(4人で協力してもなれるのは提督になれるのは一人だけ)

新田(ここは協力しつつ、とどめ奪うのが理想だ)

三日月(問題は誰が最初に攻撃するか・・・)

楠(紅蓮提督の秘書艦に勝てるかどうか・・・)

三日月「私が先出る。速吸航空戦だ」

三日月(この4隻ではまず1巡目で仕留めるのは不可能。ならば先に出る)

速吸「はい、速吸航空隊。発進」

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

一ノ瀬「まずは制空権を紅蓮提督から確保しないと」

紅蓮提督「最上、やれ」

最上「じゃあ行くね」

最上「はぁぁぁぁぁぁぁ」

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

↓コンマレス
1~10 速吸制空権確保 11~100 最上制空権確保



最上 制空権確保

三日月「やはり無理か」

速吸「ごめんなさいごめんなさい」

三日月「謝る暇があるなら回避に集中しろ」

ブゥゥゥゥゥゥン

最上「ボクの瑞雲は誰に当たるかな」

一ノ瀬「出来るだけみんな分散した方が良い。瑞雲の攻撃を当たればこっちは間違いなく大破だ」

秋津洲「逃げるって言ってもどこへ逃げるかも」

一ノ瀬「取りあえず距離を離す」

秋津洲「分かったかも」

紅蓮提督「逃がすものか、確実に仕留める」

↓コンマレス
1~20 秋津洲 大破 21~40 速吸 大破 41~60 瑞穂 大破 61~80 神威 大破 81~100 誰にも当たらないむ

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

速吸「こっちに来る・・・いや・・・来ないで」

楠「・・・このままでは速吸さんに命中します。」

新田「航空戦で近づきすぎた。必然だな」

速吸「うぅぅ・・・・」

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

三日月「左だ馬鹿」

ボコッ

速吸「ぐっあぁぁぁぁ」

一ノ瀬「速吸を殴り飛ばした」

新田「だが、そのおかげで回避できた」

神威「速吸さん・・・・血が出てます。酷い」

ボトッボトッ

速吸「うっ・・・痛い・・・痛い・・・」

一ノ瀬(当たらなくても凄い痛そうだ)

最上「次は誰がボクと相手するのかな」

一ノ瀬「楠さん。ここは協力して連携を取ろう」

楠「れ、連携ですか」

一ノ瀬「秋津洲を囮にして正面で最上と戦闘させる・・・その隙に後ろから攻撃する」

秋津洲「あっ、あたしが囮なんて嫌かも」

一ノ瀬「簡単に勝てる相手ではない。勝つためには無茶も必要だ」

秋津洲「・・・・・」

秋津洲(この男もどうせあたしの事をバカにしているんだ。雑魚だから・・・それしか価値がないと)

秋津洲「わかった・・・かも」

一ノ瀬「それじゃあ行ってくる」

楠「瑞穂さん、一緒に今のうちに背後に回りましょう」

瑞穂「了解しました。バレないように移動します」

新田「上手くいくか見ものだな」

一ノ瀬「最上、次はこの自分が相手だ。」

最上「君が相手か・・・よろしくね」

一ノ瀬「秋津洲、攻撃対象最上」

一ノ瀬「機銃の角度を20度上げて攻撃」

秋津洲「えっと・・・機銃機銃」

秋津洲(だいたい20度・・20度)

一ノ瀬「上げ過ぎだ。もう少し下げて」

秋津洲「こ、こうかも」

一ノ瀬「間合いが足りない。もう少し下がれ」

秋津洲「・・・・」イラッ

秋津洲(うるさいかも、十分射程圏内。これでも当たる)

バンッバンッ

↓コンマレス
秋津洲の最上に対しての攻撃ダメージ
1~70 回避 71~90 瑞穂に命中 瑞穂中破 91~100 最上小破

最上 回避

最上「こっちまで届いてない。もっと全力で来てほしいなぁ」

一ノ瀬(もっと照準を合わせないと、早すぎだよ)

新田「一番ハズレだったか・・・あの艦娘」

三日月(ゴミの中のゴミ)

秋津洲「・・・・・・」

一ノ瀬「取りあえず、次は最上の攻撃が来る。回避しよう」

秋津洲「・・・・・」

一ノ瀬「聞いているか秋津洲」

秋津洲「・・・無理かも、どうせ避けれるわけない」

秋津洲「大破してやれるのがオチかも」

一ノ瀬「諦めるな、戦場では諦めた者から死んでいく」

一ノ瀬「生き残りたいなら、最後まで足掻かないと」

紅蓮提督「最上、行け。確実に一隻ずつ落とす」

最上「・・・・位置修正、照準・・・・よし。発射」

バンッバンッ

↓コンマレス
最上の秋津洲への攻撃ダメージ
1~30 回避 31~40 小破 41~50 中破 51~100 大破

秋津洲「最後まで足掻け・・・」

秋津洲(あたしはもうすぐ解体される雑魚艦娘)

秋津洲(誰も死んでも悲しまないし、気づいてくれないだろう)

秋津洲(でも・・・少しでも生きたいし活躍したい)

秋津洲(馬鹿にしてきた人たちを見返したい)

ヒュュュュュュュュン

秋津洲(落ちてくる砲弾を予測して・・・・)

秋津洲(くる・・・くる・・・・)

秋津洲「ここかも!!!!」

サッ

ストンッ

一ノ瀬「よしっ、回避した」

秋津洲「やったかも・・・」

一ノ瀬「この調子で瑞穂が上手くやれば・・・・」

最上「おかしいなぁ、外れてしまったよ」

楠「チャンスです。瑞穂さん」

瑞穂「当たってください」

↓コンマレス
瑞穂の最上への攻撃ダメージ
1~50 回避 51~70 最上小破 71~90 最上中破 91~100 最上大破

最上 回避

最上「甘い甘い、今ので当てられないともうチャンスは無いよ」

紅蓮提督「着弾観測。許可する」

最上「はい」

最上「着弾観測」

新田(終わったな、あの距離ではほぼ確実に当たる)

瑞穂「ど、どうしますか」オロオロ

楠「取りあえずなんとか回避します」

三日月「・・・・・・速吸。盾になれ」

速吸「えっ」

三日月「ここで瑞穂を失うわけにはいかない。なんとしても死守する」

速吸「で、でも速吸が大破すれば提督になるチャンスが」

三日月「うるさい奴だ・・・さっさと逝け」

ガシッ

ブンッ

一ノ瀬(速吸を投げた)

速吸「あぁぁぁぁぁぁぁぁ」

↓コンマレス
最上の着弾観測攻撃
1~40 瑞穂 大破 41~90 速吸 大破 91~100 回避

速吸 大破

速吸「うっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

三日月「なんとか死守した」

紅蓮提督(そこまでして瑞穂を守ろうとする。手段の為には艦娘を平気で犠牲にする精神悪くはない)

楠「あっ・・・え・・・」

三日月「さっさと下がらせろ。瑞穂が大破しても良いのか」

楠「瑞穂さん、下がってください」

瑞穂「はい」

秋津洲(こういう屑は何度も見てきた。平気で艦娘を犠牲にする)

秋津洲(あたし達は代わりがいくらでも効くって事かも)

新田(瑞穂がダメなら神威はもっとダメだ。)

新田「神威、距離を取る・・・そして一旦離れる」

神威「戦わないのですか?」

新田「最上を見るに、こちらから仕掛けなければ相手は何もしない」

新田「提督のハンデといったところだ」

新田「ならば・・・時間を稼いで資源を掘る」

新田「開発して強い武器を装備して挑む」

一ノ瀬「新田は資源を掘って装備を開発してから挑む気か」

秋津洲「あたし達も掘りに行く?」

一ノ瀬「・・・・・」

一ノ瀬(ここで掘りに行ってもいいけど)

一ノ瀬「この人」ジー

三日月「・・・・」

一ノ瀬(何かまたやりそうで恐ろしい。もしかしたら掘っている間に勝ってしまうかもしれない)

一ノ瀬「ここは・・・・」

↓コンマレス
1~50 資源を掘りに行く 51~100 攻撃を仕掛ける

一ノ瀬(戦った方が良い。早く仕留めて自分が提督になるんだ)

一ノ瀬「よしっ、秋津洲。全速前進ヨーソロー」

秋津洲「えっと」

一ノ瀬「仕留めるよ。目の前の敵に背を向けるわけにはいかない」

秋津洲「分かったかも、頑張る」

秋津洲(さっき回避できたんだ。あたしだってやればできる)

一ノ瀬「次はちゃんと計算して攻撃するんだよ」

一ノ瀬「今の位置からでは結構遠くまで頑張らないと当たらない」

一ノ瀬「だがやり遂げるしかない」

秋津洲「弾道の計算・・・どこに当たるか。」

秋津洲「ここかも」

↓コンマレス
秋津洲の最上に対しての攻撃ダメージ
1~60 回避 61~90 最上 小破 91~100 最上 中破

最上 回避

最上「さっきよりは精度はいいね。でも当たらなければどうという事ではないよ」

紅蓮提督「もっと本気を出してみろ。このままでは全員不合格だぞ」

一ノ瀬(強すぎる。ここまで回避してくるとは)

一ノ瀬(性能が違い過ぎるという事か)

最上「さて、攻撃したって事は次はボクの攻撃だね」

秋津洲「ねぇ、どうするかも?」

一ノ瀬「回避だ・・・左に退避」

紅蓮提督「着弾観測攻撃だ」

最上「はい・・・・」

一ノ瀬「また・・・着弾観測」

紅蓮提督「制空権はいかに大切か分かっただろ。取れない者は蹂躙される」

紅蓮提督「だから我々提督は必死に取る」

最上「はぁぁぁぁぁぁ」

↓コンマレス
最上の着弾観測攻撃
1~80 秋津洲 大破 81~90 秋津洲 回避 91~100 ???

秋津洲 大破

秋津洲「ぐっぁぁぁぁぁ」

一ノ瀬(やはり無理か・・・着弾観測は回避することが難しい)

一ノ瀬「ここで終わりか・・・」

新田「時間を稼いでくれて感謝する。おかげで資源が取れた」

新田「神威、装備を開発しろ」

神威「はい」

新田「良い装備、絶対に当たれよ」

↓コンマレス
神威の開発した装備
1~10 二式大艇 11~20 ドラム缶 21~30 洋上補給 31~40 照明弾 41~50 WG42
51~60 35.6cm連装砲 61~70 流星 71~80 7.7mm機銃 81~90 応急修理要員 91~100 20.3cm連装砲

ドラム缶

新田「ドラム缶だと・・・」

神威「ごめんなさい、失敗しました」

新田「現在の神威の装備は7.7mm機銃×3、装備を変える必要はない」

新田「このまま戦いを仕掛ける」

三日月「ドラム缶、いらないならよこせ」

新田「ほらよっ、でも貰っても意味無いだろ。速吸は大破している・・・もう戦えない」

三日月「・・・・・凡人はそうだろ」

新田「?」

一ノ瀬「頑張れ、最上は強い・・・・外れたら着弾観測でやられる」

新田「突撃攻撃、全ての機銃を最上にぶつけろ」

↓コンマレス
神威の最上に対しての攻撃ダメージ
1~60 回避 61~90 最上 小破 91~100 最上 中破

最上 小破

最上「くっ・・・畜生・・・命中しちゃったよ」

新田「みたか7.7mm機銃の実力。機銃だからって甘く見るな」

神威「はい・・・機銃は偉大です」

神威(前に居た鎮守府では7.7mm機銃しか扱ったことありません)

神威(ゴミ艦娘に良い装備は貰えない・・・それでもずっと練習してよかった)

紅蓮提督「最上・・・着弾観測だ」

最上「もう手加減はしない。本気で倒すから」


最上の着弾観測攻撃
1~90 神威 大破 91~100 神威 回避

神威 回避

新田「神威最強だ。やれこのまま」

神威「はい!!!追撃します」

紅蓮提督(なかなかやるな、提督になるのは艦娘と連携を取れる人間が適正だ)

一ノ瀬「凄い・・・補給艦がここまでやるとは」

紅蓮提督「なら次の段階に行くか・・・次は最上も神威の攻撃と同時に仕掛ける」

紅蓮提督「攻撃しつつ回避できるかな」

新田「難しい事をいう」

新田「神威、右から最上を攻撃しつつ距離を取る」

神威「分かりました。なんとかやってみます」

↓コンマレス

神威の最上に対しての攻撃ダメージ
1~70 回避 71~90 最上 中破 91~100 最上 大破

↓×2コンマレス
最上の着弾観測攻撃
1~90 神威 大破 91~100 神威 回避

最上 中破
神威 大破

最上「くっ・・・なかなかやるね。僕が中破まで追い込まれたのは久々だよ」

神威「痛い・・痛い・・・」

新田「よく頑張った。ここまでよくやってくれた」

新田(神威がここまで頑張ってくれるとは)

一ノ瀬(補給艦だってやれるんだな)

秋津洲(神威・・・すごいかも)

紅蓮提督「さてとそろそろ残り一隻。瑞穂のみだな」

楠「新田殿ありがとうごさいました。あとはわたくしが頑張って見せます」

瑞穂「命中率・・・修正・・・・発射」

最上「これ以上は好き勝手にさせるか」

↓コンマレス

瑞穂の最上に対しての攻撃ダメージ
1~50 回避 51~100 最上 大破

↓×2コンマレス
最上の着弾観測攻撃
1~90 瑞穂 大破 91~100 瑞穂 回避

最上 大破
瑞穂 大破

最上「ぐっぅぅぅ」

瑞穂「うぅぅ・・・なんとかやりました」

楠「・・・・・・勝ちました」

一ノ瀬「おめでとう。楠さん」

一ノ瀬(自分はどうやら提督にはなれなかったようだ。ここまできたけど・・・残念だ)

新田「あと一歩だったんだがな」

三日月(このままで終わる?ふざけるな)

三日月「なんとかしてでも提督になってる」ボソッ

・・・・・

こうして提督の最終試験は終わった。提督になったのは楠だった

一時間後

秋津洲「ごめんなさいかも、あたしのせいで提督になれなくて」

一ノ瀬「秋津洲のせいじゃない。向こうの方が自分よりできる人間だった・・・・それだけさ」

秋津洲「・・・・・」

一ノ瀬「そんなことよりも秋津洲の今後が心配だ」

一ノ瀬「最終試験で提督候補生が使う艦娘・・・・さっき聞いたんだけど」

一ノ瀬「【解体】ってワードが出たんだけど」

秋津洲「解体処分。つまり殺処分・・・死ぬって事かも」

一ノ瀬「そんな・・・どうして。どうして解体なんてされるんだよ」

秋津洲「出来損ないの艦娘だから。それで理由にはならない?」

一ノ瀬「出来損ないって・・・」

秋津洲「水上機母艦がさ・・・雷撃出来ないって致命的だと思わない?」

一ノ瀬「別に雷撃が出来なくても」

秋津洲「出来なくてどれだけ虐められたか・・・どれだけ殴られたか」

秋津洲「どれだけ罵倒されたか・・・どれだけどれだけどれだけ・・・ぅぅぅ」ポロポロ

一ノ瀬(しまった・・・)

一ノ瀬(秋津洲は苦しんでいたんだ。それなのに簡単に雷撃が出来なくてもと言ってしまった)

三日月「同情する必要なんて無い。さっさと解体されて死ねよ」

三日月「何度でもいってやる出来損ない。お荷物・・・艦娘恥」

秋津洲「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」ポロポロ

一ノ瀬「言って良い事と悪い事があるだろ!!!!」

三日月「・・・・・一ノ瀬とか言ったな」

ガシッ

一ノ瀬「なっ」

三日月「雑魚を甘やかすな。努力してこなかったからこそ・・・解体される運命なんだ」

三日月「自業自得だ」

一ノ瀬「・・・・・・」

三日月「そろそろ行くぞ。提督になれなかった人たちはここから立ち去らなければならない」

一ノ瀬「あぁ・・・じゃあな。秋津洲・・・また」

秋津洲「うぁぁぁぁぁぁん」ポロポロ

秋津洲(泣いても何も変わらない・・・けど泣くしかなかった)

あたしの人生を終わらせたくない。終わりたくない

三日月「・・・・・・」ボソッ

秋津洲「!!!!!」

秋津洲(今・・・・)

・・・・・・

一ノ瀬「さっき秋津洲になんて言ったんだ」

三日月「場合によっては助けてやると言った」

一ノ瀬「助けるって艦娘を助けるって事か?」

三日月「声がでかい、バレたら重罪だ」

一ノ瀬「あっ・・・ごめん」

三日月「私は深海側領地出身だ。だからこっちに来て文化の違いや差別にもあった」

三日月「だが努力してここまで来た・・・・だから秋津洲みたいな奴を見ると腹が立って仕方がない」

三日月「しかし、秋津洲の美しい銀髪。深海出身の良い身分の名家特有の髪だ」

一ノ瀬「・・・・・同じ深海出身だから助けたいと?」

三日月「・・・・あぁ解体なんて無駄な死はあまりにも哀れだ」

一ノ瀬「ちなみに助けたらどうするつもり?」

三日月「さぁな、まず助けられるかどうかも分からない」

三日月「出来れば協力してほしい」

一ノ瀬「協力か・・・」

一ノ瀬(秋津洲が解体で死ぬなんて嫌だけど、でも不公平だ)

一ノ瀬(世の中にはきっと何隻もの艦娘が解体されている。それを秋津洲だけ助けるなんて・・・・)

↓コンマレス
1~50 協力する 51~100 拒否する

一ノ瀬「悪いけど、その話には乗らない」

一ノ瀬「誰にも言わないから1人で頑張ってくれ」

三日月「ああ、私のエゴに付き合わせようとして悪かった」

一ノ瀬(この選択でいいんだ。余計な事はせず帰って今後の事を考える)

・・・・・・・

提督になれなかった者たちは船に乗って帰らされる。また次のチャンスまで待たなけりばならない

新田「くそぉ・・・・」ゴクゴクッ

新田「ぷはぁぁぁ」

一ノ瀬「未成年が酒飲んじゃいけないはずだけど」

新田「酒飲まずにはいられるか。俺は故郷の期待を背負ってここまで来た」

新田「あともう少しだった・・・あの攻撃がなければ瑞穂は最上を仕留められなかった」

新田「くっそ」ゴクッゴクッ

一ノ瀬「あはは、そうだね」

新田「そういえば三日月はさっき探しても居なかったが知らないよな?」

一ノ瀬「個室に閉じこもって反省でもしているのかな」

一ノ瀬(今頃まだ残って秋津洲を救出しようとしているはず)

新田「一緒に飲みたかったのに」ゴクッゴクッ

新田「提督になって赤城さん会いたかった」

一ノ瀬「赤城って伝説の空母赤城の事か」

新田「俺は艦娘になる前の彼女に助けてもらったことがある」

新田「海に溺れて死にそうなところを助けてさ・・・」

新田「しかも体温が下がっているからって・・・裸になって温めてもらった」

一ノ瀬「それを知ったらやばいよ。赤城ってファンが凄くいるからさ・・・」

新田「お礼を言う前に艦娘になってしまった赤城さんに提督になってお礼を言いたかった・・・」

一ノ瀬「・・・・・」

一ノ瀬(だけどお礼を言っても分からないだろう・・・)

一ノ瀬(艦娘になる過程で記憶は消される。赤城は覚えていない)

新田「アンタはなんで提督になろうとした?」

一ノ瀬「戦争を終わらせる為」

新田「それだけじゃないはずだ。きっとまだ何かあるはずだ」

一ノ瀬「・・・・・そうだね」

↓コンマレス
1~50 話す 51~100 話さない

一ノ瀬「・・・・・・」

一ノ瀬「出来の良い姉が居たんだ。姉はある日艦娘なるために出て行った」

一ノ瀬「その姉に会いたくて提督になった・・・という思惑もあった」

一ノ瀬「それは絶対に叶わないから諦めている」

新田「絶対に叶わない?」

一ノ瀬「それは12年前の出来事。現在の艦娘で12年のベテラン鳳翔唯一人」

一ノ瀬「つまり存在しない。戦死したと思う」

新田「・・・10年以上も艦娘を続けられるなんて稀だからな」ゴクッゴクッ

新田「肉親が生存を信じなくてどうする。まだ死んだのはちゃんと確認していない」

新田「信じてあげろよ」

一ノ瀬「・・・・そうなのかな」

新田「俺だったら絶対に諦めない。死ぬまで探し続ける」

ボォォォォォォォォォォォォン

一ノ瀬「今のは爆発音・・・・」

新田「敵・・・まさか・・・ここは安全な海域なはず」

一ノ瀬「取りあえず外に出よう」

水上スケート靴を履くと海の上でも歩くことができる

とっても高価なものなので普段はないのだが、試験のために特別に借りたので外に出られた

一ノ瀬「・・・・暗い・・・夜だと視界が悪い」

新田「それでも確認するしかない」

一ノ瀬「双眼鏡の倍率を最大にして・・・・」

一ノ瀬「どこだ・・・・」

?「ニヤッ」

一ノ瀬「あれ・・・教科書でみた欧州棲姫だ」

新田「欧州戦線であいつに出会うと必ず負けて全滅するっていう・・・」

欧州棲姫「死ね」

バンッバンッ

一ノ瀬「船から離れろ・・・撃ってきた」

新田「まじかよ」

一瞬にして自分たちが乗っていた船は破壊された。その中には何千人という人たちが居たのに・・・・死んだ

新田「うっ・・・首が転がってきた」

一ノ瀬「こっちは腕がいっぱい降ってきた・・・可哀そうに」

一ノ瀬「取りあえず生存者を救出しないと」

新田「無駄だ。誰も生存者なんて居ない」

新田「あるのはグロい遺体だけ」

一ノ瀬「まだ確認していないのに・・・・」

新田「それよりも欧州棲姫を倒さないと・・・・野放しにしては犠牲が増える」

一ノ瀬「・・・・」

一ノ瀬(確かに野放しにしては犠牲が増える)

一ノ瀬(でもまだ生存者が居るかもしれない)

↓コンマレス
1~50 生存者の救護を優先 51~100 欧州棲姫を追いかける

一ノ瀬「自分は人命救助を優先したい」

一ノ瀬「無駄かもしれない・・・けど放ってはおけない」

新田「・・・・・・」

新田「どっちが正しいかなんて関係ない・・・正しいと思ったことをすればいい」

新田「俺は奴を追いかけて倒す・・・」

一ノ瀬「救助が終わったら駆けつける・・・それまで死んだらダメだぞ」

新田「俺は死なない、必ず生還して見せる」

一ノ瀬「あぁ」

新田とは一時的に別れた・・・・後で必ず行くからな

・・・・・・・・・

壊れた船の残骸

「・・・・」ヒューヒュー

「・・・・・・」ピクピク

一ノ瀬「虫の息だ・・くそっ・・・・誰か生存者は居ませんか」

?「うぐっ・・・痛い・・・」

一ノ瀬「大丈夫ですか?」

一ノ瀬(自分と同じくらいの少女だ)

?「目が痛い・・・目が・・・ぅぅぅぅ」

一ノ瀬「左目から血が出ている・・・・止血するから待ってて」

?「私の名前は・・・セシリア・・・イギリスからここに来た・・・・」

セシリア「なんで・・・船が爆発した・・・の?」

セシリア「痛い・・・・痛い・・・」

一ノ瀬「自分は一ノ瀬だ。よろしく」

一ノ瀬「敵襲だ。欧州棲姫っていう深海棲艦だ」

セシリア「嘘っ・・・私の両親を殺した奴が・・・どうして・・・」

一ノ瀬(そういえばイギリス戦線が激戦とかニュースで聞いたな)

セシリア「そういえば・・・妹を・・・・見なかった?」

一ノ瀬「さぁ」

セシリア「私の・・・・財布の中に・・・写真がある・・・・もし居たら助けて・・・」

セシリア「痛い・・・」

一ノ瀬「なんとか応急処置はしたから。生存者を探す・・・待ってて」

セシリア「頼む・・・妹・・・救ってくれ・・・・」

探して30分・・・・生存者は居なかった・・・・どれもこれも死体ばかり

欧州棲姫の攻撃が威力を持っていると言うことを知らされる

もしあの時外に出なければ確実に死んでいただろう

一ノ瀬「そろそろ切り上げよう・・・・助かりそうな生存者は・・・」

「うっ・・・・ぐっ・・・・」

一ノ瀬「声がする・・・・誰だ」

「助けて・・・・ください」

一ノ瀬「貴方は・・・」

・・・・・・・

セシリア(何のために日本に逃げたのか)

セシリア(なんで巻き込まれてしまうの・・・・神はどうして助けてくれない・・・)

セシリア(神様・・・妹をどうか・・・)

一ノ瀬「おーい、妹さんいたぞ」

セシリア「ほ、本当に!!!」

一ノ瀬「まだ生きている・・・・ほらっ」

セシリア「え・・・・」

セシリア「・・・・・・」

彼が背負ってきたのは間違いなく妹だった

でも容姿が違う・・・・両手と両足を失っていた

一ノ瀬「両手両足は失っていたが・・・・・元気だよ。なんとか応急処置はしたから」

一ノ瀬「病院で適切な治療を受けて助かる確率は高い」

「・・・・ぅぅ・・・・おねぇ・・・ちゃ」

セシリア「・・・・・・・」

一ノ瀬「?」

セシリア「殺さないと・・・・殺して楽にさせてあげないと」

セシリア「鋭利な物ない?サクッと殺しましょ」

一ノ瀬「何を言っているんだセシリアさん」

セシリア「早く殺さないと・・・・こんな『肉の塊』・・・生きてても価値無い」

セシリア「社会に迷惑を掛けるだけ・・・・嫌よ。こんなお荷物の処理するの・・・・」

セシリア「普通に恋愛して・・・結婚して・・・・幸せな家庭を築くのに」

セシリア「こんなゴミが居たら。幸せになんてなれない!!!!」

「!!!!!」

「あっ・・・・あぁぁぁぁ」

一ノ瀬「容体が急変した」

「あぁぁぁぁぁぁ」

一ノ瀬(ショックを受けたんだ。姉に言われたから)

一ノ瀬「くそっ・・・なんとかしないと」

セシリア「良い・・・・そのまま死になさい。早く死ね・・・ほらっ」

一ノ瀬「ちょっと静かにしてくれ・・・気が散る」

セシリア「なんでこんなゴミを助けようとするの?早く死んだ方が良いのに・・・・お金だって無駄になるのに」

一ノ瀬「セシリアさん!!!」

ガシッ

自分はセシリアの胸倉を掴んだ

一ノ瀬「兄弟が・・・・姉が妹の生存を信じなくてどうする」

一ノ瀬「例え、どんな姿になっても最後まで守るのが姉の役目だろ!!!!」

セシリア「・・・・・・」

一ノ瀬「・・・生きていれば良いことがある・・・でも死んでしまったら2度と会えない」

一ノ瀬「絶対に生きててほしいって思う時が必ず来る」

セシリア「・・・・・そうでしたわ。私ったら」

一ノ瀬「一緒に助けよう」

セシリア「えぇ・・・・」

↓コンマレス
1~20 妹を刺す 21~40 妹の首を絞める 41~60 妹の手当てをする 61~80 妹を励ます 81~100 妹の頭を殴る


セシリア「・・・・」

セシリア(生きていても迷惑しか掛ける事が出来ず。迷惑ばかりかける)

セシリア(殺した方が楽になる・・・でも・・・・)

セシリア「取りあえず、今は考えたくない。ただ生きて・・・・頑張って」

一ノ瀬「生きろ・・・・頑張れ・・・・」

「ぁぁ・・・・・」

一ノ瀬「・・・・」

必死に手当てをした。でも心の中では分かっていた
生きていて果たして幸せになれるだろうか?

手と足を失い。これからリハビリ生活も大変だろう
周りからの差別も激しい・・・・

一ノ瀬(でも・・・きっと・・・生きていてはいずれ幸せになれる)

そう思いたい・・・・・

・・・・・

「すぅー・・・すぅー」

一ノ瀬「よしっ・・・落ち着いたな」

セシリア「ありがとうごさいます」

一ノ瀬「後は助けが来るまでここから動いちゃだめだよ」

一ノ瀬「それじゃあ」

セシリア「貴方は・・・・どこへ行くつもりですか?」

一ノ瀬「戦いだよ。敵を追いかける」

セシリア「・・・・もしかしてアドミラルさん?」

一ノ瀬「その落ちこぼれだよ・・・提督になろうとしてなれなかった」

一ノ瀬「だが心は提督だ。戦争を終わらせる為に駒にでも犠牲にでもなってやるさ」

セシリア「・・・・・頑張ってください」

一ノ瀬「おう」

一ノ瀬(待っていろよ・・・絶対に欧州棲姫を倒してやる)

一方そのころ

最終試験が行われた鎮守府

バァン

バァン

新田「酷い・・・艦娘もいっぱい大破している」

提督A「誰か・・・たすけ・・・」

ガタッ

新田「くそっ、提督も次々とやれている・・・・ここの鎮守府にはろくな戦力が無いのか」

楠「あの・・・どうしてここにいるのでしょうか?」

新田「帰りの船が敵に攻撃されて破壊された・・・だからここにきた」

楠「ここは危ないです。深海棲艦と戦っています」

新田「分かっている。ここには艦娘がいる・・・・」

新田「適当なのを使って勝負に出る」

楠「そうなのですか・・・・」

瑞穂「提督、装備の準備が整いました」

楠「とりあえず、わたくしは応戦して見せますので・・・それでは・・・」

タッタッタッタッタ

新田(俺も早く艦娘を引き連れて戦わないと)

楠(まさか初めての実戦がこんなかたちになるなんて・・・・)

瑞穂「ごめんなさい瑞穂一隻だけなんて・・・」

楠「元々艦娘の数も少ないですから・・・・仕方ありません」

瑞穂「目の前に敵が接近します」

欧州棲姫「さて・・・そろそろ現れてもいいはずだが」

楠(欧州棲姫・・・・いきなりこんな強敵が・・・・)

楠(でも戦わないと・・・)

中間棲姫「欧州棲姫、雑魚は皆殺しにしておいたよ」

戦艦棲姫「こっちも狩りつくした」

空母棲姫「・・・・フフフ。艦娘は弱すぎる・・・少しは楽しませろ」

瑞穂「一隻じゃない・・・ボスラッシュ!!!」

楠「あっ・・・」

楠(こんなの終わった・・・もうおしまい・・・)

欧州棲姫「仕掛けてこないならこっちから行くぞ。名もなき雑魚」

楠「戦闘準備して」

楠新人提督
瑞穂 旗艦

VS

欧州棲姫
中間棲姫
戦艦棲姫
空母棲姫

↓コンマレス
開幕航空戦

1~30 制空権喪失 31~40 制空権喪失 瑞穂 小破 41~50 制空権喪失 瑞穂 中破
51~80 制空権喪失 瑞穂 大破 81~99 制空権喪失 瑞穂 轟沈 100 制空権確保




制空権喪失 瑞穂 大破

瑞穂「うぁぁぁぁぁぁぁぁ」

ゴロンッ

ドガバキッバッシャャャャャャャャャン

空母棲姫「すっごい吹き飛んだwwwww」

欧州棲姫「もっと記録伸ばせると思ったんだが」

瑞穂「・・・・」ピクピク

楠(打つ手なし・・・残念だけど・・・わたくしもここまで・・・・)

楠「・・・・・」

中間棲姫「さて、走馬燈は終わったかな?じゃあさっさと死ねよ」

新田「あいつら・・・手を抜いてたぞ」

新田「くそっ・・・早く救援に行きたい・・・・艦娘がいれば」

神威「あの・・・・」

新田「神威、どうしてここに」

神威「あの三日月って人にここまで連れられて」

新田「三日月・・・・生きていたのか」

神威「それよりも早く敵と戦わないと」

新田「そうだ・・・行くぞ・・・取りあえず楠達の救出だ」

新田(戦って勝てる相手じゃない・・・・取りあえずは先手の攻撃をして助ける)

新田「うぉぉぉぉぉぉ」

中間棲姫「なんだ新手か」

新田「早く攻撃しろ神威、速攻で攻撃するんだ」

神威「はい・・・」

神威(照準を合わせて・・・・発射)

バァンバァン

↓コンマレス

神威の中間棲姫への攻撃ダメージ
1~30 回避 31~60 ダメージが通らない 61~95 反撃 95~100 中間棲姫 小破

中間棲姫 回避

欧州棲姫「今の攻撃・・・本気か?」

中間棲姫「まさか・・・準備運動でしょ」

新田(余裕で避けた・・・やはり格の差があり過ぎる)

新田「今のうちに回収して逃げるぞ」

新田「全力だ」

神威「さぁ早く」

瑞穂「・・・・」ピクピク

楠「はい・・・」

新田(だが・・・必ず決着は付けなければならない・・・時間稼ぎだ)

・・・・・・・

一ノ瀬「酷い・・・死体だらけだ」

あちこちバラバラの死体・・・やらまくっている

紅蓮提督「一ノ瀬・・・何故ここに・・・」

一ノ瀬「しゃべっちゃだめだ。怪我している」

紅蓮提督「敵は棲姫4隻・・・この鎮守府では勝てない」

紅蓮提督「早く逃げろ・・・・」

一ノ瀬「棲姫が4隻・・・いきなり最後のラスバトル展開だな」

一ノ瀬「だけどここで勝たないとこの辺りを敵に奪われてしまう」

三日月「だったらチャンスをやる」

一ノ瀬「三日月・・・」

三日月「二隻を与えるから戦え」

秋津洲「よろしくかも」

野分「野分です。よろしくお願いします」

一ノ瀬「駆逐艦。それも結構性能よさそうだな」

紅蓮提督「それは・・・弱伊提督の艦娘」

三日月「弱伊提督は死んだ。だから貰った」

紅蓮提督「何を勝手な・・・」

三日月「銀髪は深海側の出身・・・貴様ら穢れた奴らが指揮するより同郷が所持した方が良い」

三日月「それに雑魚の提督が運用して死なれても困る」

野分「弱伊提督は立派な方でした。決して雑魚なんかじゃ」

三日月「一ノ瀬。この二隻でなんとかして見せろ」

一ノ瀬「・・・・・・ああ。任せてくれ」

三日月「私忙しい・・・生きていたらまた」

一ノ瀬「一緒に戦わないのか?」

三日月「フィクサーを探す」

一ノ瀬「フィクサー?」

三日月「黒幕だよ」

三日月「この事件のな」

・・・・・

空母棲姫「本当に【ケッシキ】はいるのか?」

欧州棲姫「そろそろ出てきてもいい頃だと思う」

中間棲姫「ケッシキは艦娘と深海棲艦の最終形態と呼ばれている」

戦艦棲姫「我々をはるかに超えるといわれている」

欧州棲姫「だが、仲間にできれば勝てる。戦争も終わる」

空母棲姫「しかし、あの逃げた雑魚どもはどこへ?」

一ノ瀬(発見した・・・・あの4隻が暴れまわったせいで)

秋津洲「流石にアタシたち二隻で勝てるはずない」

野分「最低でも赤城さんクラス投入しないと・・・・」

一ノ瀬「少し勝てる確立を上げるために開発しよう」

一ノ瀬「秋津洲、何か作ってくれないか」

秋津洲「分かったかも」

↓コンマレス

秋津洲の開発した装備
1~10 二式大艇 11~20 ドラム缶 21~30 洋上補給 31~40 照明弾 41~50 WG42
51~60 35.6cm連装砲 61~70 流星 71~80 7.7mm機銃 81~90 応急修理要員 91~100 20.3cm連装砲

応急修理要員

一ノ瀬「応急修理要員か・・・・轟沈しても助かるな」

野分「しかし、それだけではすぐにやられてしまう」

秋津洲「相手に致命傷を与えて勝利しないと・・・いけないかも」

一ノ瀬「・・・・・」

一ノ瀬(それが問題だ。相手は棲姫4隻)

一ノ瀬(普通に戦って勝てるわけがない)

野分「そういえばあの三日月さんから1つ変なものを貰っているんですが」

一ノ瀬「・・・・・これは、すごい。よく持っていたね」

野分「これって凄いんですか?」

一ノ瀬「最新兵器で確か高価な物だったはず」

一ノ瀬「上手くいけば勝てるかもしれない」

欧州棲姫「新手がまた来た」

一ノ瀬「・・・・・」ドキドキ

一ノ瀬(震えが止まらない。一隻でもいれば苦労するのに・・・それが4隻)

中間棲姫「ククククク、さて早く殺してやる」

秋津洲「怖いかも・・・・怖いかも」ガクガク

野分「恐ろしい・・・・」

一ノ瀬「くっ・・・やるぞ。まずは最新兵器の投入だ」

一ノ瀬「その名も【精神コマンド剤】」

一ノ瀬「飲んだ艦娘には特殊効果を得ることができる」

一ノ瀬「野分飲んでくれ」

野分「はい・・・・」

野分「・・・・」ゴクッゴクッ

一ノ瀬(どうか分からないがいい結果になってくれよ)

↓コンマレス
野分が獲得した特殊能力

1~10 熱血 11~20 鉄壁 21~30 集中 31~40 必中 41~50 集中
51~60 覚醒 61~70 気合 71~80 隠れ身 81~90 脱力 91~100 奇跡

一ノ瀬「集中が発動した」

一ノ瀬(1ターンの間、野分の命中率と回避率を30%上げる)

一ノ瀬(いける・・・よしっ)

一ノ瀬「野分、欧州棲姫に攻撃を仕掛ける。それにもう辺りはすっかり夜だ」

一ノ瀬「いけるぞ」

野分「はい!!!!」

野分「なんだか、いつもよりも弾道の計算が上手く行けている気がします」

秋津洲「頑張って野分」

空母棲姫「舐められたものだ」

欧州棲姫「殺してやる。一瞬で始末だ」

欧州棲姫(雑魚が何隻いようが私には当てることすら不可能だ)

↓コンマレス
野分の欧州棲姫への攻撃ダメージ
1~20 回避 21~40 小破 41~60 中破 61~100 大破

↓×2コンマレス
欧州棲姫の野分に対しての攻撃ダメージ
1~50 回避 51~60 小破 61~70 中破 71~90 大破 91~100 轟沈

野分 大破
欧州棲姫 大破

野分「やり・・・ま・・・し・・・た」

野分「うっぐはっ」

ビチャビチャ

一ノ瀬「よく頑張った。あの欧州棲姫を倒すなんて」

一ノ瀬「まるで夢を見ているかのようだ」

欧州棲姫「馬鹿な・・・今まで小破以上の傷は受けたことなかった・・・私が・・・」

バタンッ

中間棲姫「よくもやってくれた・・・全力で殺す」

戦艦棲姫「任せろ・・・雑魚艦娘など一撃で殺してやる」

一ノ瀬「一時撤退だ。全力で逃げるよ」

秋津洲「分かったかも・・・」

一ノ瀬(しかし、かえって向こうの士気を上げてしまった)

一ノ瀬(回避できなけば死ぬかもしれない)

戦艦棲姫「しねぇぇぇぇぇぇぇ」

バァァァァァァァァァァァァン

↓コンマレス
戦艦棲姫の秋津洲への攻撃ダメージ
1~10 回避 11~50 大破 51~90 轟沈 91~100 轟沈(女神不可)

秋津洲 回避

秋津洲「危なったかも」

一ノ瀬「よしっ、ナイス秋津洲」

一ノ瀬「このまま、全力で逃げるぞ」

中間棲姫「くそぉ、逃げられると思うな・・・・殺してやるからな」

空母棲姫「だが・・・欧州棲姫の手当てが先だ。かなりの重傷だ」

戦艦棲姫「チッ、そうだな」

・・・・・・・

一ノ瀬「ハァハァ・・・ここまでくれば当分は大丈夫だろう」

一ノ瀬「しかし、いずれは追い付かれる」

野分「ぐっ・・・じゃあ・・・どうすれば」

秋津洲「援軍がくるまで逃げ続けるかも?」

一ノ瀬「・・・・・」

一ノ瀬「そうだな。逃げ続ければ必ず援軍は来る・・・・耐えるしかない」



?「ケッシキ・・・ここにいるという情報嘘だったのか」

?「さっきから全然見つからない」

?「棲姫を4隻も投入して成果が得られなかったから・・・・」

三日月「元気そうだな」

?「だ、誰」

速吸「まさか・・・最上さんが裏切り者だったなんて」

最上「・・・・」

三日月「何でバレたって顔をしている。人モドキばバカだなぁ」

三日月「あの最終試験の演習を思い出してみろ」

最上「・・・・まさか」

三日月「最初の航空戦、最上の飛ばした艦載機は遠くまで飛んで誰にも当たらなかった」

三日月「初めて艦娘を指揮する私たち・・・それと雑魚の艦娘」

三日月「普通なら当てられはずだ・・・なのに何故当たらなかったか」

三日月「答えは、あの艦載機で誰かに連絡をした。敵にな」

最上「・・・・・」

最上「・・・すごいね。」

三日月「だから私は合格しなくてもここに残った。お前を捕まえてその功績で提督になるために」

速吸「ま、待ってください」

速吸「残ったのは秋津洲さんを助ける為じゃあ」

三日月「あんな屑を助けて何のためになる。せいぜい棲姫の囮として少し時間を稼ぐくらいしか役に立たない」

三日月「まぁ解体されるよりは轟沈する方がマシだろ」

速吸「ひどい・・・艦娘をなんだと思っているんですか?」

三日月「うるさい餓鬼だな・・・少し黙れ」

↓コンマレス
1~50 速吸を殴る 51~100 速吸を蹴る

ドガッバギッバゴッ

速吸「うぁぁぁぁぁ」ポロポロ

三日月「うるつさい」

ドゴッバゴッ!バシン!

速吸「うっ・・」

三日月「声を上げたら×2だ。分かったな」

速吸「・・・・・」ポロポロ

最上「屑の見本だね・・・よくそんなに殴れる」

三日月「人モドキに人権などない。死ぬまでこき使うのが正しい扱いだ」

最上「だからボクは深海に裏切った。少なくともこっちよりはまともな人は多いからね」

三日月「ほざけ・・・ゴミが・・・停止装置で動きを止めてやる」

艦娘には裏切った時や歯向かった時の為に停止する装置が付いている

最上「無駄だよ。停止する装置は取り外している」

最上「大人しく死んでくれないかな?艦娘を物みたいに扱う連中は不愉快なんだよ」

三日月「速吸、戦いの準備だ。」

速吸「ちょっと待ってください・・・まだあちこち痛い・・・・」

三日月「もっと殴ってほしいか?そんなに好きとは思わなかった」

速吸「ひぃ!!!準備します・・・・艦載機飛ばします」

三日月「最上・・・・降伏するなら今だぞ。私は容赦しない」

最上「フンっ、演習で情けなかった君にボクを倒せるかな」

最上「航空戦開始」

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

速吸「速吸航空隊全機発進」

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

↓コンマレス
1~10 速吸制空権確保 11~100 最上制空権確保

最上制空権確保

最上「当たり前、ボクに演習でもやられたのに勝てると思った?」

三日月「だろうな、演習で無理だったのにこの雑魚が取れるはずない」

速吸「・・・・ごめんなさい」

三日月「期待していないから安心しろ」

速吸「・・・・・」

最上「速吸、こんな屑に使われて可哀そうに・・・どうだい、ボクと一緒に」

速吸「・・・・・・」

速吸(今ここで戦いをやめて最上さんのところに行けば・・・・)

速吸(こんな最低な人間と一緒になんて戦いたくない)

↓コンマレス
1~20 裏切る 21~100 裏切らない

三日月「裏切りたかったら好きに裏切れ」

速吸「・・・・・止めないのですね」

速吸(別に裏切ってもどうでもいい価値しかないから?)

三日月「だがこれだけ言っておく」

三日月「雑魚がどこへ行こうが末路は同じだ。向こうだってゴミは解体される」

速吸「!!!!!」

最上「いや、深海は解体なんてしない」

三日月「いや、している。お前が知らないだけだ」

三日月「どの世界においても雑魚は淘汰されていく・・・」

三日月「使えないものは切り捨てられる」

速吸「切り捨てられる・・・・」

三日月「それに嫌な相手なんて生きていれば沢山出会う。うまく付き合わなければまた躓くだけだ」

速吸(確かに・・・嫌な人間なんてこの先も沢山出会う)

速吸(もしかしたらこの人よりも酷い人の指揮に入るかもしれない)

速吸「今は裏切りません」

三日月「なら作戦を指示する・・・・・突撃しろ」

速吸「はい!!!」

速吸の士気アップ

最上「馬鹿だね・・・じゃあ間抜けな艦娘はここで死ね」

↓コンマレス
速吸の最上への攻撃ダメージ
1~60 回避 61~80 最上小破 81~90 最上中破 91~100 最上大破

↓×2コンマレス
最上の速吸への攻撃ダメージ
1~30 回避 31~40 小破 41~50 中破 51~100 大破

最上 大破
速吸 回避

最上「ぐっ・・・」

ビチャビチャ

三日月「終わったな」

最上「何故・・・ボクが・・・」

三日月「貴様の攻撃など演習の時に分かった。攻撃パターンは読める」

三日月「速吸が倒せるとは驚いたが・・・」

速吸「はい、速吸も頑張ればできるんです」

三日月「さてと・・・これで貴様を上層部に突き出せば・・・」

最上「まだ終わっていない。ボクにも秘策がある」

最上「【精神コマンド剤】を持っている。これを飲めば特殊能力が付く」

三日月「悪あがきをするな」

最上「まだまだこれからだよ」

最上「・・・・・」ゴクッゴクッ

↓コンマレス
1~10 魂 11~20 根性 21~30 隠れ身 31~40 愛 41~50 自爆 51~60 夢 61~70 奇跡
71~100 ド根性

特殊効果 夢

最上「どうやらボクの勝ちだね」ニヤッ

三日月「何が言いたい?その特殊効果は当たりなのか?」

速吸「・・・・えっと【夢】は好きな特殊能力を使えるんです」

最上「ボクが使うのは【奇跡】」

速吸「【奇跡】は【加速】+【気合】×3+【幸運】+【魂】+【必中】+【ひらめき】+【ド根性】です」

【加速】移動力アップ
【気合】艦娘の気力が上がる(×3の為三重キラキラ状態)
【幸運】戦闘での経験値アップ
【魂】攻撃力3倍
【必中】必ず攻撃命中
【ひらめき】一度だけ攻撃を完全回避
【ド根性】耐久全回復

三日月「ははは・・・まさに起死回生のチート能力だな」

三日月(こんなの最低でも大破確定だ。それにこっちの攻撃も当たらない)

三日月(仕方ない。ここは速吸には死んでもらうか)

三日月「速吸、戦闘続行。やれ」

速吸「でも攻撃は当たりませんよ」

三日月「それでいい。速吸は犠牲になるしかない」

速吸「・・・・・・」

最上「調子も戻ってきたし、行かせてもらうよ」

速吸「くっ・・・こうなればやぶれかぶれです」

速吸「はぁぁぁぁぁぁぁ」


↓コンマレス
速吸の最上への攻撃ダメージ
1~90 回避 91~100 特殊イベント発生

↓×2コンマレス
最上の速吸への攻撃ダメージ
1~80 大破 81~90 轟沈 91~100 女神不可轟沈

最上 回避
速吸 轟沈

速吸「ぐっ・・・ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

バタンッ

最上「馬鹿な速吸・・・裏切っておけば今頃は生きていたのに」

三日月「・・・・・」

最上「次は君の番だよ」

三日月「その前に質問です。速吸の装備を見て何か違和感を感じないか?」

最上「・・・・瑞雲と・・・・ドラム缶?」

三日月「何故ドラム缶を装備していると思う?」

最上「なぜって・・・」

三日月「そこに大量の爆薬を仕込んだからだ」

最上「!!!!」

三日月「速吸ともろとも爆発しろ」

最上「艦娘を自爆特攻させて・・・・恥ずかしくないの!!!!」

三日月「もしろゴミ処理も兼ね備えた一石二鳥だ」

三日月「消え失せろ最上」

ポチッ

ボォォォォォォォォォォォォン

↓コンマレス
1~20 最上 中破 21~80 最上 大破 81~100 最上 轟沈

最上 大破

最上「ぁ・・・ぁ・・・・」ピクピク

三日月「歯向かわないように装備とか全て剥ぎとる」

バサッ

三日月「これで今度こそ大丈夫」

速吸「・・・・・痛っ」

三日月「応急修理を装備して良かったな」

速吸「ドラム缶に爆薬・・・一歩間違えれば復活するタイミングを誤り本当に死ぬところでした」

速吸「どうして何も言ってくれなかったのですか!!!」

三日月「言ったら装備して最上まで近づいてくれるか?」

速吸「貴方って人はどこまで最低な人なんですか・・・・」

三日月「人モドキに言われても何も響かない。」

速吸(生まれ持った屑の塊・・・・ケダモノ)

三日月「勝利宣言をしてやるか。出発するぞ」

速吸(いずれ・・・私はこの人にボロ雑巾のように捨てられる。そうなる前に私が・・・)

・・・・・・・・

新田「こっちか・・・・」

楠「はい・・・」

瑞穂「痛いっ・・・痛いっ・・・・」

神威「一体いつまで逃げれば」

一ノ瀬「おーい」

新田「一ノ瀬、来ていたのか」

一ノ瀬「それどころじゃない、欧州棲姫を大破させた」

新田「本当か!!!!」

一ノ瀬「この野分がやってくれたんだ」

野分「ハァハァ・・・・」

新田「ありがとう、これで少しは死んでいった者たちも喜ぶはずだ」

中間棲姫「誰が喜ぶだと・・・」

一ノ瀬「くっ、追い付かれた」

中間棲姫「欧州棲姫は苦しんでいる。お前たちのせいでな・・・・」

中間棲姫「死んで償え」

一ノ瀬「攻撃したのはそっちだ。アンタらがやってこなければ良かったんだ」

中間棲姫「黙れ」

新田「一隻しかいない、どうやら分散して捜索しているのか」

新田「しかし、相手は棲姫」

一ノ瀬「連携攻撃だ」

一ノ瀬「大井と北上は連携攻撃、通称【レズコプター】を繰り出して攻撃する」

一ノ瀬「その威力はかなり高い」

新田「だがレズコプターはお互いの信頼関係とシンクロ率が高くなければ意味がない」

新田「果たして神威と秋津洲でやれるか?」

一ノ瀬「だがやってみるしかないよ」

楠「じゃあ、これを使ってください」

一ノ瀬「なんだこれ」

楠「提督になれば支給される道具、【好感度測定器】です」

楠「好感度を測定してお互いの信頼を確認するというのが目的みたいなのですが」

一ノ瀬「とりあえず、神威と秋津洲の好感度を測定しよう」

秋津洲「プライバシーの侵害かも」

神威「・・・・我慢しましょう」

※お互いの好感度が高ければ【レズコプター】の威力が上がったり命中率が上がったりします

↓コンマレス
秋津洲 → 神威の好感度

↓×2コンマレス
神威 → 秋津洲の好感度

秋津洲 → 神威 73
神威 → 秋津洲 45


判断基準
1~10 死ね 11~20 大嫌い 21~40 嫌い 41~50 好きでも無いし嫌いでもない 51~60 少し気になる 71~80 好き 81~90 大好き
91~100 永遠の愛を誓う

一ノ瀬「秋津洲は神威の事が好き」

新田「神威は好きでも無いし嫌いでもないか」

秋津洲「あたしは同じ銀髪仲間だから・・・それに・・・・落ちこぼれ仲間だし」

神威(秋津洲さんとは同じ落ちこぼれでも一緒にされたくはありません)

一ノ瀬(もしかしてこれってとてもまずいな・・・お互いの好感度を知るって闇が深い)

新田「取りあえず、やってみるか」

秋津洲「えっ本気でやるかも」

一ノ瀬「どの程度頑張れるか・・・【レズコプター】も実際に見てみたいし」

神威「頑張りましょう、秋津洲さん」

秋津洲「やって・・・・みるかも」

中間棲姫「さっさと始めろ・・・・いつまで待たせる気だ」イライラ

↓コンマレス
秋津洲と神威の連携攻撃の中間棲姫のダメージ
1~40 回避 41~60 ダメージが通らない 61~70 小破 71~90 中破 91~100 大破

中間棲姫 回避

中間棲姫「当たらなければ意味は無い」

一ノ瀬「失敗した・・・やっぱりダメか」

秋津洲「ごめんなさいかも」

神威「すみません・・・・」

中間棲姫「今度はこっちの攻撃だ」

新田「全速力で回避だ」

一ノ瀬「分散して当たらないように」

中間棲姫「無駄だ。二体同時に破壊してやる」

↓コンマレス
中間棲姫の攻撃
1~20 回避 21~45 秋津洲 大破 46~70 神威 大破 71~100 秋津洲&神威 大破

やあっ

拡散希望
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創作活動に対する冒涜を行う酷いまとめサイトです

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あやめ速報に掲載されてしまった貴方のSSを消すように訴えて下さい
あやめ速報を利用しないで下さい
このことを多くの方へ伝えて下さい

>>124
皆さん、ちゃおラジはあくまでも
デレラジの「換骨奪胎」であって、
決して「盗作」ではありませんよ!
もしあれが「盗作」だったら……
単に登場人物が違うだけで、シナリオ
には一切合財変化がないはずですから。
だいたい、ブログをつぶすんだったら
「さっさとブログをたためー!」って
ストレートに書けばいいのに、なぜか
そんなことは書かない。うかつに放置
しておくと……来月から「温泉むすめ」
のSSが大量に保管されますって(--#)

神威 大破

神威「ぎゃぁぁぁぁぁぁ」

中間棲姫「まずは一匹・・・・」

新田「神威!!!!」

秋津洲「神威の為にもあたしが中間棲姫を倒す」

一ノ瀬「頑張れ秋津洲、やるんだ」

一ノ瀬(秋津洲になんとしても頑張ってもらわないと)

秋津洲「あたれぇぇぇぇぇぇ」

中間棲姫「雑魚が頑張っても無駄な事だ」

↓コンマレス
秋津洲の中間棲姫への攻撃ダメージ
1~30 回避 31~50 ダメージが通らない 51~80 小破 81~90 中破 91~100 大破

↓×2コンマレス
中間棲姫の秋津洲に対しての攻撃ダメージ
1~30 回避 31~40 小破 41~50 中破 51~80 大破 81~100 轟沈

中間棲姫 小破
秋津洲 回避

秋津洲(攻撃が見えた・・・なんとなくだけど・・・)

一ノ瀬「よしっ、攻撃を回避した・・・・もう一度攻撃だ」

秋津洲「まだまだ頑張れるかも」

中間棲姫「調子に乗るな」

中間棲姫「今度こそ必ず仕留める」

ゴゴゴゴゴゴ

一ノ瀬「カットイン・・・・当たれば大ダメージ」

一ノ瀬「しかし、こちらとて止まるわけにはいかない」

秋津洲「あぁぁぁぁぁぁぁ」

楠(この戦い・・・すごい事になっています。どちらが勝つんでしょうか)

↓コンマレス
秋津洲の中間棲姫への攻撃ダメージ
1~30 回避 31~50 ダメージが通らない 51~90 中破 91~100 大破

↓×2コンマレス
中間棲姫の秋津洲に対しての攻撃ダメージ
1~40 回避 31~80 大破 81~100 轟沈

中間棲姫 大破
秋津洲 大破

秋津洲「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

中間棲姫「ぐぁぁぁぁぁぁぁ」

一ノ瀬「よしっ、中間棲姫撃破。よくやった秋津洲」

新田「このまま逃げるぞ」

楠(凄い・・・まさか棲姫を倒せるなんて)

楠(わたくしよりなんて・・・・提督になったのに何もできずに・・・)

空母棲姫「残念だが逃がさない」

戦艦棲姫「よくもやってくれた」

一ノ瀬「また新手か・・・」

一ノ瀬(艦娘は全員大破している。女神はあるけど・・・酷使はあまりしたくない)

?「いや・・・撤退です。これ以上ここに居ても【ケッシキ】は現れません」

空母棲姫「貴様・・・レ級」

レ級「棲姫が二隻大破して、最上も捕まった」

戦艦棲姫「最上がつかまっただと!!!」

レ級「援軍もじきに来ます。精鋭ですからこっちが不利です」

一ノ瀬(なんて美しい深海棲艦だ。是非とも欲しいくらいだ)

レ級「貴方達の顔は覚えておきました。」

レ級「次に会ったときは全力で戦いましょう」

レ級「それでは・・・・」

タッタッタッタッタ

一ノ瀬「レ級って言われていたな・・・いいなぁ」

新田「何が良いんだ。敵だぞ」

一ノ瀬「それは分かっているけど」

三日月「今度、鹵獲でもするか?」

一ノ瀬「うわぁっ、三日月」

最上「・・・・・」

一ノ瀬「それと・・は、全裸の最上////」

新田「何をしている/////さっさと隠せ////」

三日月「今回の黒幕だ。コイツが棲姫を連れてきた」

三日月「何千という死者を出した」

ボコッ

最上「うっ・・・」

ビチャビチャ

速吸「やめてください。暴力は・・・」

三日月「こいつを突き出せば晴れて提督になれるぞ」

三日月「それぐらいの功績はある」

一ノ瀬「功績か・・・」

今回の戦いで死者は6000人以上出た。そして功績として自分や新田、三日月は提督になった







しかし、提督になったのはいいが良いことばかりではなかった
配属された場所はよく戦場になっている場所の鎮守府となった

「ここは我々と深海が奪ったり奪い返されたりしている土地だ」

「先日も戦いがあり、なんとか防衛したが提督が戦死。艦娘も99%が轟沈」

「施設も戦闘でボロボロだが・・・まぁなんとか頑張れ」

一ノ瀬「酷いな・・・血の跡もたくさんある」

秋津洲「気分が悪くなったかも」

新田「後で掃除するか・・・神威手伝ってくれ」

神威「はい」

一ノ瀬「なんでお前らと一緒なんだ」

速吸(私も一緒に飛ばされた・・・解体されずに済むのはいいけど・・この悪魔と一緒なのは・・)

楠「とりあえず・・・何から始めますか?」

瑞穂「そうですね・・・」

一ノ瀬(四人全員が一緒の鎮守府にに来るなんて)

三日月「まず初めにやることがあるだろ」

三日月「秘書艦の選択だ」

一ノ瀬「秘書艦なら自分は秋津洲だ。秋津洲とは相思相愛・・・相性抜群だ」

秋津洲「あたしもそう思うかも」

新田「俺も神威組む」

神威「はい」

楠「わたくしも・・・演習から同じく瑞穂さんが秘書艦です」

瑞穂「ありがとうごさいます」

三日月「本当に相性は良いのか?」

新田「少なくとも速吸と三日月提督よりはまともだろ」

三日月「わたしと速吸も相思相愛だ・・・なぁ?」

速吸「・・・・・・」

三日月「答えろゴミ」

ボコッボコッ

速吸「ぐっぁぁ」

一ノ瀬(ここに来るまでに百発は殴られている)

秋津洲(可哀そうかも・・・)

三日月「どうせ秘書艦にするなら相性の良い艦娘が良いはず」

三日月「一ノ瀬提督と秋津洲の相性から見てみようじゃないか。本当に相思相愛か」

一ノ瀬「好感度測定器を使うつもりだね」

一ノ瀬「それはプライバシーの問題だ。そういうはしたくない」

秋津洲(この間はあたしと神威の相性を測ったくせに)

三日月「さぁ始めよう相性チェック」

↓コンマレス
秋津洲 → 一ノ瀬提督 好感度

↓×2コンマレス
一ノ瀬提督 → 秋津洲 好感度

秋津洲 → 一ノ瀬提督 4
一ノ瀬提督 → 秋津洲 71

一ノ瀬「嘘だ・・・こんな結果になるなんて」

一ノ瀬「そうだよな秋津洲、相思相愛だよね?」

秋津洲「・・・・・・」

秋津洲(たまに卑猥な視線でみてくるからちょっと気持ち悪いかも)

新田「低いってことはそれだけ、これから信頼を築ける。ポジティブに考えていこうぜ」

一ノ瀬「次は新田提督と神威の好感度を調べよう」

新田「なっ何を言っている」

一ノ瀬「こうなったら全員調べる。もう始まったら止まらない」

三日月「その調子だ。どんどん行くぞ」

↓コンマレス
神威 → 新田提督 好感度

↓×2コンマレス
新田提督 → 神威 好感度

神威 → 新田提督 62
新田提督 → 神威 72

新田「良かった・・・取りあえずセーフ」

神威「私もヒヤヒヤしました」

三日月「つまらない」

速吸「好感度測定で遊ばないでください」

三日月「遊んではいない。これは本当に重要な事だ」

一ノ瀬「そうだね。ちゃんと好感度は見ておかないと」

楠「つ、次はわたくしですか」

瑞穂「大丈夫です。瑞穂と提督は運命の赤い糸を感じています」

瑞穂「解体される運命から救ってくださったのですから」

三日月「口では何とでもいえる。心どうかな?」

瑞穂「心からそう思っています」

↓コンマレス
瑞穂 → 楠提督 好感度

↓×2コンマレス
楠提督 → 瑞穂 好感度

瑞穂 → 楠提督 84
楠提督 → 瑞穂 99

三日月「高いな・・・相思相愛か」

瑞穂「恥ずかしいです///」

楠「ここまで高いなんて・・・・恥ずかしい限りです///」

新田「ここまで高いとケッコンも視野に入るな」

一ノ瀬「ケッコンか・・・」

一ノ瀬(自分は誰とケッコンするんだろうなぁ・・・秋津洲はダメだった)

一ノ瀬(この前のレ級だっけ・・・あの子とか良いかもな)

・・・・・・・

一ノ瀬「ただいま」

レ級「一ノ瀬提督、いえ・・・旦那様」

レ級「今日の料理はカレーライスです」

一ノ瀬「カレーライスか、美味しそうだな」

一ノ瀬「それじゃあデザートは・・・白くて美しいレ級を頂こう」

レ級「/////」

レ級「や、優しく食べてくださいね」

一ノ瀬「ああ、優しく食べる」

・・・・・・

一ノ瀬「ぐへへへ、レ級とケッコンいいねぇ」

秋津洲「きもっちわる」

三日月「馬鹿はほっといて次は私と速吸だ」

新田「結果はみえみえだと思うが」

速吸「・・・・・」

三日月「いや、こいつなんて好感度マックスだろ。絶対そうに違いない」

↓コンマレス
速吸 → 三日月提督 好感度

↓×2コンマレス
三日月提督 → 速吸 好感度

速吸 → 三日月提督 93
三日月提督 → 速吸 41

新田「意外だな・・・こんな高い好感度とは」

速吸「速吸は最低な人間でも尽くします。それが秘書艦としての務めです」

速吸(どんなに屑でも悪魔でも・・・)

三日月「誰が最低だ。最低艦娘のご主人をしているのにそれは無いよな」

ボコッボコッ

速吸「ぐはっ・・」

三日月「教育足りないか・・・今日は一日指導してやるよ。徹底的にな」

速吸「うぅぅ・・」

一ノ瀬「・・・・・・」

一ノ瀬「結局損している自分だけ?」

一ノ瀬「うわぁぁぁ」

バタンッ


・・・・・

一ノ瀬(提督生活はまだ始まったばかり)

一ノ瀬(いきなり自分だけ上手くいっていない・・・・)

一ノ瀬「これから秋津洲とどう付き合うか・・・」

「あれ・・・もしかして新しい提督?」

一ノ瀬「えっ・・・そうだけど」

川内「私の名前は川内。艦種は軽巡洋艦」

一ノ瀬「一ノ瀬提督だよ」

川内「・・・・うーん」

川内「若い。今までの提督よりずっと」

一ノ瀬「同じく新しく着任した鎮守府の楠提督って人の方は自分よりも年下だ」

川内「でも可哀そうだね。若いのに死ぬなんて」

一ノ瀬「まだ死ぬとは決まっていない」

川内「今までここに居た提督は全員死んだ」

川内「きっと貴方たちも死ぬ」

一ノ瀬「結構長い事この鎮守府に在籍しているみたいだね」

川内「うん・・・ずっとここにいたから。もう五年くらい取ったり取られたり」

川内「仲間も大勢死んだ。」

一ノ瀬「・・・・・」

一ノ瀬「そんな暗い顔しないで、明るくニッコリ」

一ノ瀬「死なないからさ」

川内「・・・・・」

川内(若いし実戦経験も少ない・・・・今度はすぐに死にそうだ)

川内(適当な距離を置いて付き合うとしよう)

次の日

鎮守府生活1日目

一ノ瀬「どうしよう。昨日は秋津洲に嫌われている事が判明した」

一ノ瀬「このまま秘書艦にしていいものやら」

ガチャッ

秋津洲「提督~おはようかも~」

一ノ瀬「・・・・・・」

一ノ瀬(美しい銀髪と体・・・やっぱり秋津洲は良い)

一ノ瀬(艦娘が増えてから考えることにしよう)

秋津洲「今日は何をするかも?」

一ノ瀬「そうだね。今日は・・・」

↓コンマレス
1~25 艦娘を集める 26~50 三日月提督のところへ行く 51~75 楠提督のところへ行く 76~100 新田提督のところへ行く

一ノ瀬「楠提督のところへ行こう。何かしていたら手伝ってみようと思う」

秋津洲「了解したかも~」

・・・・・・

楠提督の執務室

楠「いち、に・・・さん・・・よん」

瑞穂「頑張ってください」

楠「もう・・・だめ・・・」

一ノ瀬「朝から腕立て伏せとは頑張っているね」

一ノ瀬「スポーツドリンク、差し入れだよ」

楠「ありがとうございます」ゴクッゴクッ

秋津洲「瑞穂の提督は体つきが華奢かも、提督ってもっとがっしりした人のイメージなのに」

瑞穂「体つきだけが提督の全てではありません。瑞穂はどんな姿でも提督に尽くします」

楠「華奢で弱弱しいですよね・・・・」

楠「・・・・・わたくしもっと強い人間なりたいのです」

楠「誰からも尊敬される。漢の中の漢とよばれるような」

一ノ瀬「」

一ノ瀬「楠提督、君は女性だ。無理に漢になる必要なんて無いさ」

楠「・・・・・いえ、それではだめなのです」

一ノ瀬「うーん・・・そうなのか」

楠「その点一ノ瀬提督は漢の中の漢と言える存在です」

一ノ瀬「ん?自分が?」

楠「この前の戦いで棲姫を2隻大破に持ち込みました。」

楠「欧州棲姫を撃退したのは初めての快挙らしいじゃないですか」

楠「わたくしなど一緒でやられてしまったのに・・・」

瑞穂(瑞穂がもっとしっかりしていなかったからです。ごめんなさい)

一ノ瀬「たまたま偶然だ。次は上手くいくかは分からない」

秋津洲「まぁ秋津洲が居る限り棲姫なんて怖くないかも」

秋津洲「あたしがすぐにけちょんけちょんにしてやるかもかも~」



楠「わたくしにとって一ノ瀬提督は尊敬すべき存在」

楠「これから一ノ瀬提督の事をアニキと呼んでいいですか?」

一ノ瀬「アニキ・・・・待て待て」

一ノ瀬「年齢は違えど同期だ。アニキなんてやめてくれ」

一ノ瀬「変なイメージを持たれてしまう。こうみえて自分健全キャラで売ろうとしているのに」

秋津洲(下品な変態キャラの間違えかも)

楠「ダメですか・・・・・?」

一ノ瀬「ダメだよ・・・」

楠「どうしてもダメですか?」ウルウル

一ノ瀬「上目遣いで見つめてもダメ」

楠「・・・・・」ショボーン

一ノ瀬(同期の提督にアニキって呼ばせるのは駄目だよな。常識的に考えて)

↓コンマレス
1~50 アニキと呼ばせるのを許可する 51~100 やっぱり許可しない

一ノ瀬「やっぱり駄目だよ。同期なんだし・・・」

楠「そうですか・・・・」

秋津洲「安心したかも~」

一ノ瀬「どうしたんだ秋津洲」

秋津洲「もし呼ばせていたら本気で引いていたかも、軽蔑していたかも」

一ノ瀬(完全に秋津洲に嫌われているところだったのか)

一ノ瀬(常識があって良かった)

ガチャッ

三日月「鍛えるぞ、楠提督」

楠「待っておりました。【アネゴ】」

三日月「うむ」

一ノ瀬「あ・・・・アネゴ」

秋津洲「うわぁ・・・」

一ノ瀬「何を呼ばせているんだ!!!」

三日月「別に向こうから言ってきたんだが・・・断る理由もなかった」

一ノ瀬「同期でそれはダメだよ」

楠「いえ、いいのです」

楠「アネゴはわたくしにとって、尊敬するべき人です・・・強くてこの間も黒幕を捕まえてくれました。」

楠「まさに明智光秀を山崎の戦いで倒した豊臣秀吉のようです」

一ノ瀬「・・・・・・」

一ノ瀬(この人・・・・危ない人だ。そのうち悪い人にホイホイ騙されそうだな)

一ノ瀬(なんとかしてあげないと・・・・)

次の日

鎮守府生活2日目

一ノ瀬(昨日は楠提督の闇を見てしまった)

一ノ瀬(なんとかしてあげたいが)

一ノ瀬(三日月提督が妨害してきそうで怖い)

ガチャッ

秋津洲「おはようかも~」

一ノ瀬「おはよう!!」

一ノ瀬(やっぱり秋津洲は良い。銀髪に・・・体つきもよくて元気で・・・・)

一ノ瀬(秘書艦は秋津洲一択だね)

秋津洲「今日は何をするかも~?」

一ノ瀬「そうだね・・・・」

↓コンマレス
1~40 艦娘を集める 41~70 三日月提督のところへ行く 71~100 新田提督のところへ行く

一ノ瀬「艦娘を集めようと思う」

秋津洲「艦娘を集める?」

一ノ瀬「現状、艦娘が少なすぎる・・・・もっと増やして強くしないと」

秋津洲「それには賛成かも」

秋津洲(強い艦娘が増えれば増えるほど・・・あたしが活躍できなくなるから弱い艦娘をいっぱい増やしてほしいかも)

一ノ瀬「しかしどうやって集めようか・・・」

三日月「宛てならあるが付いてくるんか?」

秋津洲「い、いつのまに居たかも」

一ノ瀬「ぜひ頼むよ、戦力を整えたいからさ」

三日月「川内の夜戦講習会に行けばいい」

一ノ瀬「川内の夜戦講習会・・・・」

三日月「川内は夜戦が好きみたいでな、奴はたまに講習会を開いているみたいだ。」

三日月「その講習会には駆逐艦が何隻もくるみたいだ」

秋津洲「へぇー楽しそうかも、行ってみたいかも」

三日月「今日集まる駆逐艦はこれだ」

初風
長波
時雨
朝雲
高波
親潮
朝風
春風
水無月

萩風
江風
海風
天霧
松風
浦波
綾波
浜風
狭霧

秋津洲「あっ・・・・」

一ノ瀬「すごいな、選び放題じゃないか」

三日月「仲間出来ればの話だが」

一ノ瀬「駆逐艦なんてみんな子供だ。大人の対応をすればいいのさ」

一ノ瀬「さぁてどれを仲間にしようかな・・・・うぉぉぉ良いね。どれもこれもいい」

三日月(馬鹿な奴だ・・・)



・・・・・・

広場

一ノ瀬「ここで夜戦講習会が始まるのか」

秋津洲「艦娘がいっぱい、いるかもかも」

三日月「それだけ川内は人気ということだ」

嵐「そこどけよ。身長デカい奴がいると川内さんの講義が聞けないだろ」

萩風「ちょっと・・・協力お願いします」

一ノ瀬「えっと・・・嵐ちゃんと萩風ちゃんだっけ・・・」

一ノ瀬「今うちでは艦娘が不足していて募集中なんだ。もしもよかったら」

嵐「うるさいな。さっさとどけろ」

秋津洲(なんて口の悪い艦娘かも)

江風「初めてだったらルールくらいさ、勉強してから来て欲しいな」

時雨「身長高い人は後ろで講義を聞くってルールがあるよ」

嵐「そのとおり、さっさとそこをどけ」

一ノ瀬「ああ、ごめん。後ろに下がるよ」

一ノ瀬(そういうルールがあったんだな、早い者勝ちかと思った)

三日月「・・・・・」

三日月「おい、嵐とか言ったな。」

嵐「なんだよ」

三日月「人モドキが随分と偉そうだな」

嵐「なっ・・・人モドキ」

萩風「ひどい・・・言い方」

三日月「今すぐ謝れ、そして土下座しろ」

嵐「なっ、何言っているんだ。」

嵐「川内さんの講習会では身長が高い奴は後ろに行くっていうのがルールだ」

三日月「じゃあ艦娘が提督に偉そうにしたことについても謝るのがルールのはずだ」

三日月「早く謝って土下座しろ」

嵐「なに訳の分からないことを・・・・」

萩風「嵐、ここは謝って方が良いよ。なんだか危ないオーラを感じる」

萩風「謝ってこの場をなんとか収めよう」

嵐「・・・・・」

1~50 謝らない 51~100 謝る

嵐「悪かった・・・・ごめんなさい」

嵐(なんで俺が土下座しなければならないんだ。)

三日月「まぁ、許してやる」

三日月「一ノ瀬提督、行くぞ」

嵐「くっ・・・」

秋津洲「運が良かったかも、謝っていなかったら今頃ボコボコにされて大破しているかも」

萩風「えっ」

時雨「酷過ぎる」

ザワザワ

・・・・・・・

三日月「駆逐艦は無しだな。生意気すぎる」

一ノ瀬「悪かったのは自分たちの方だ。あれは流石に・・・」

三日月「艦娘に舐められたら終わりだ。舐められないようにするのが提督としての義務だ」

一ノ瀬「・・・・・・」

一ノ瀬(こういう思想がブラック鎮守府を生んでいくのかな)

一ノ瀬(自分がいる間はホワイト鎮守府になるように心がけよう)

川内「みんな~おまたせ」

「川内さーん」

「川内さーん」

ザワザワ

川内「うんうん、今日もみんなとっても可愛いよ」

川内「夜戦の講習を始めるよ~最後に確認テストもして優勝者には特別夜戦もあるからね」

一ノ瀬「特別夜戦?」

三日月「性的な夜戦という意味だろう。下品な艦娘だな」

秋津洲「・・・・えぇ」

一ノ瀬「・・・・・本当に?」

三日月「取ってみたらどうだ」

一ノ瀬「・・・・・」

一ノ瀬「下らない、艦娘に手を出す提督は提督失格だ。」

一ノ瀬「そんな卑猥な事を考えている暇があれば平和について考えるさ」

一ノ瀬「あーあ、くだらない」

2時間後

川内「夜戦をする為のコツは・・・絶対に負けないという意思を持つこと」

一ノ瀬「・・・・・なるほど。そういうことか」

一ノ瀬「為になるね」

秋津洲(さっきから提督はずっと集中して聞いているかも)

三日月(特別夜戦と聞いて興奮している・・・馬鹿な奴だ)

一ノ瀬「フフフ、これで確認テスト満点だ」

?「残念だけど、それは無理。特別夜戦は僕がもらった」

一ノ瀬「何っ」

松風「この僕、松風がさ。川内さんと特別夜戦するのさ」

一ノ瀬「残念だけどそれ無理な話だ。川内の今夜は自分が貰う・・・」

一ノ瀬「ぜったいに勝つ」

↓コンマレス

一ノ瀬提督の点数

↓×2コンマレス

松風の点数

↓×3コンマレス

秋津洲の点数

↓×4コンマレス

三日月提督の点数

一ノ瀬提督 47点
松風 62点
秋津洲 9点
三日月提督 48点

一ノ瀬「難しい・・・・難問だった」

松風「川内さんのテストは難しいからね。今回は僕が全員で一番だった」

川内「松風、夜戦しよっ」

松風「はい!!!」

一ノ瀬「悔しい・・・夜戦したかった」

秋津洲「えっ」

一ノ瀬「いや、夜戦の話を語り合いたかっただけだよ。ここで良い点数を取って」

一ノ瀬「自分の夜戦理論と川内の夜戦理論・・・どっちが正しいか」

一ノ瀬「決して卑しい考えなどしていないよ」

秋津洲「・・・・・・」

↓コンマレス
1~50 秋津洲の好感度が下がった 51~90 現状維持 91~100 秋津洲の好感度上昇

秋津洲「気持ち悪い、提督とはもう秘書艦にはなりたくないかも」

一ノ瀬「えっ・・・・」

一ノ瀬「冗談でしょ、秋津洲は冗談が上手いなあ」

秋津洲「ガチ」

一ノ瀬「あっ・・・ぁぁぁぁぁぁ」

秋津洲が秘書艦を辞めました

一ノ瀬「何て最悪な日だ・・・」

この日はずっと落ち込んで寝られなかった

次の日

提督生活3日目

一ノ瀬「ぁぁぁぁ・・・眠たい」

一ノ瀬「秋津洲、秘書艦辞めたんだな」

一ノ瀬「価値観の違いってやつか・・・・諦めよう。」

一ノ瀬「じゃあ誰を秘書艦にするか」

一ノ瀬(現状は川内だけど、引き受けてくれるかな)

一ノ瀬「当分は一人で頑張ろう」

一ノ瀬「よしっ、今日はどうしようか」

↓コンマレス
1~50 三日月提督のところへ行く 51~100 新田提督のところへ行く

三日月提督の執務室

ガチャッ

三日月「誰だ」

一ノ瀬「自分だ。一ノ瀬だよ」

三日月「こんなところにくるなんて暇だな」

一ノ瀬「みんな何をしているか気になってしまって」

三日月「秋津洲どうした、仲直りできたか?」

一ノ瀬「全然、もう今日来てくれない」

三日月「殴って言うことを聞かせればいい話だ」

一ノ瀬「暴力でいう事を聞かせたくはない」

三日月「・・・・・」

三日月「私には理解できない。生意気な餓鬼には暴力が一番だ」

一ノ瀬「でも三日月提督は優しい人間だよ」

一ノ瀬「あの時解体される秋津洲を救うために・・・残ってくれんだし」

三日月「言ってなかったな。あれは嘘だ」

三日月「最上を捕まえるために残っていただけだ。その協力をさせるつもりだった」

一ノ瀬「・・・・もしあの時付いていったら利用するつもりだったのか」

三日月「ふふふ」

一ノ瀬「それで再会したとき、気前よく秋津洲と野分をくれたのか」

三日月「真実はどうであれ、私は秋津洲を助けるつもりはない」

三日月「むしろ嫌いだ」

一ノ瀬(一歩間違えていたら囮なって死んでいた)

三日月「いっそ秋津洲を今度沈めるか」

一ノ瀬「冗談はよしてくれよ。ブラック鎮守府は勘弁」

一ノ瀬「速吸の姿が無いようだけど」

三日月「遠征に行かせた。資源を大量に獲得するまで帰ってくるな言ってある」

三日月「3日も帰ってないがな」

一ノ瀬「・・・・ひどい」

三日月「目標の資源を集めれば済む話だ」

三日月「その量は・・・」ゴニョゴョ

一ノ瀬「うっ・・・すごい量」

一ノ瀬(とても一隻で集まる量じゃない)

三日月「今度・・・戦いを仕掛けようと思う」

一ノ瀬「戦い・・・」

三日月「敵を鹵獲する。鹵獲できれば戦力が増える」

一ノ瀬「でも上手くいくのか」

三日月「策はある。この鎮守府には川内以外にもう一隻生き残った艦がいる」

一ノ瀬「川内以外にいる・・・」

一ノ瀬「一体それは・・・」

・・・・・・

地下室

三日月「【アビスホライゾン】聞いた事は?」

一ノ瀬「深海側の最新技術って聞いた。こっち側でいう【戦艦少女】って感じか」

艦娘と深海棲艦は技術革新により次の次元へと進んだ。それが【アビスホライゾン】と【戦艦少女】・・・・
性能は今までの艦娘とは違い、強い。今の艦娘は旧型と馬鹿にされる時代もそろそろ来る

三日月「この鎮守府では前の戦いでアビスホライゾンを一隻鹵獲していた」

三日月「すでに改造済みで逆らえばすぐ殺せるように装置を付けている」

一ノ瀬「・・・・・」

三日月「私も会うのは初めてだ」

三日月「アビスホライゾン、一体どんな奴か」

川内「私が鹵獲した。相手はまだ初陣で実戦経験が無かったから倒せたけど」

川内「それでも性能の差は大きかった・・・夜戦でなければ轟沈していた」

川内「これがアビスホライゾンだよ」

「・・・・・・・」

「・・・・・・」

三日月「なかなか良い艦娘、いやアビスホライゾンか」

三日月「これを使って仲間を呼び寄せる。そして気が緩んだ隙に鹵獲する」

三日月「これが私の策だ」

一ノ瀬「利用するものは何でも利用するって事・・・」

三日月「その通り、敵の戦力を削り・・・自分の戦力にする。エコだ」

川内「それってエゴだと思うけど」

三日月「何か言ったか?」

川内「ううん、何でもない」

三日月「このアビスホライゾン、一ノ瀬の秘書艦にしてみてはどうだ」

「!!!!!!」

一ノ瀬「何をいきなり」

三日月「今秘書艦が不在なら、このアビスホライゾンに決めれば良い」

三日月「アビスホライゾンを秘書艦に出来るなんて滅多な経験じゃない」

一ノ瀬「しかし・・・・」

三日月「いいから試してみろ」

一ノ瀬「分かったよ」

どうなるかは分からないがアビスホライゾンの艦娘?を秘書艦にしてみることした

次の日

提督生活4日目

一ノ瀬「おはよう。今日もいい天気だね」

「・・・・・・」

一ノ瀬(昨日会ったときから一度も話していない)

一ノ瀬「自分の名前は一ノ瀬、無理して提督呼ばなくてもいいよ」

一ノ瀬「敵である人間に対して提督は無いだろうし」

「・・・・・だったら何故秘書艦にした」

一ノ瀬「何故って言われても」

「・・・・・」

一ノ瀬「あーわかった。理由はね」

↓コンマレス
1~25 興味本位 26~50 美しいから 51~75 可愛いから 76~100 卑猥だから

一ノ瀬「卑猥だったからさ」

一ノ瀬「一目見た時から思った。なんなていうか・・・いい体つきで」

一ノ瀬「目のやり場に困って困って・・・」

一ノ瀬「そんな艦を秘書艦に出来るなんて最高だよ」

「・・・・変態」

一ノ瀬「一般的な男ならみんな同じ感想だよ」

「・・・・・・・・」

一ノ瀬「君の名前・・・そういえばまだ聞いていなかったね」

「タイコンデロガ」

一ノ瀬「大根でロガー?」

「・・・・タイコンデロガ」

一ノ瀬「タイコンデロガ、改めてよろしく」

広場

新田「どうだ?そっちはいい装備拾ったか?」

神威「いえ、全部壊れています」

新田「そうか・・・全然か」

新田「損傷が激しいのばかりだからな」

一ノ瀬「新田提督、一体何をしているんだ」

新田「遺体の回収だ。あちこちにまだ艦娘と深海棲艦の死体がまだまだある」

新田「あまり放置しすぎると虫が湧いたりして不衛生だ」

新田「そのついでに良い装備があれば今後使おうしたが・・・・いい状態のが無い」

タイコンデロガ「死体から装備を回収・・・・なんて野蛮」

新田「これが噂のアビスホライゾンか」

新田「悪いけど綺麗ごとでは世の中は回らない」

神威「この鎮守府にはまともな設備もありませんし、戦力も全然整っていません」

神威「死体だろうと生きている人の為に使えるものは何でも使います」

タイコンデロガ「・・・・・・」

一ノ瀬「自分も手伝うよ。ちゃんと弔わないといけない」

新田「ありがとう。手伝ってくれるなら今日中に終わりそうだ」

一ノ瀬「ああ」

・・・・・・

こうして死体を見てみるとまだ、本当に幼い子ばかりだ
中学生くらいの子や小学生くらいの子まで・・・戦場で戦っている

国のため・・・・そして平和のための礎になった艦娘の末路は死体の放置

両親や友達は何を思っているだろう・・・・こんな姿になって

一ノ瀬「20世紀や21世紀に生まれていれば、幸せになれていたのに」

新田「あの頃はあのころで色々あった。第二次世界大戦だっけ?」

新田「空襲で死んでいる可能性も高い」

新田「運が悪かった」

一ノ瀬「まだ少女なのに・・・戦争の道具に使う世界はおかしい」

一ノ瀬「早く出世してこんな世の中を終わらせる」

タイコンデロガ「・・・・・・」

死体をすべて片づけて、墓を作った

一ノ瀬「・・・・・これよし」

タイコンデロガ「自己満足・・・それとも罪悪感?」

一ノ瀬「どっちもだよ。これから戦争まだまだ続き、艦娘はいっぱい死ぬ」

一ノ瀬「それを指揮するのは提督、つまり自分たちだ」

タイコンデロガ「・・・・・」

一ノ瀬「自分は誰も死なせない。絶対に」



会議室

三日月「さてと・・・私が提案したいのは『深海棲艦鹵獲作戦』だ」

楠「鹵獲・・・作戦」

三日月「現状の戦力では今後の戦いには到底生き残れない」

三日月「そこで深海の領海に潜入し、深海棲艦を鹵獲する」

新田「どうして鹵獲なんだ。危険すぎる」

三日月「・・・・・現在鎮守府の艦娘は6隻。普通ならあり得ない現状だ」

楠「たしかにそうですね。どんなに小さい鎮守府でも最低は30隻くらいあるものです」

三日月「艦娘の増援が来ない。何か理由があるみたいだ」

三日月「増援が来ないならこちらから収穫するしかない」

三日月「皆はどう考える?」

一ノ瀬(昨日も言っていた鹵獲がどうとか)

一ノ瀬(戦力は乏しい。どうするべきか・・・)

↓コンマレス
1~50 賛同する 51~100 否定する

新田「俺は反対だ。敵の領海に侵入するのは危ない・・・・無謀すぎる」

楠「アネゴには悪いですがわたくしも賛成できません」

楠「もっと安全な策を取った方がよろしいかと思います」

三日月「・・・・一ノ瀬提督は?」

一ノ瀬「賛同する。だたし条件がある」

一ノ瀬「1つは捕らえた深海棲艦を本人意思なく戦力にはさせない」

一ノ瀬「タイコンデロガを囮に使う算段だろうが、それも本人に伝える」

三日月「なに」

一ノ瀬「本人が嫌なら、囮には使わせない」

三日月「・・・・・」

一ノ瀬「最低でもこの2つを守れるなら賛同する」

新田「敵に対しては敬意を払うという事か」

一ノ瀬「そのとおり、敵だからって何をしてもいいわけがない」

一ノ瀬「三日月提督、どうだ」

三日月「いいだろう。その約束は守ろう」

一ノ瀬「・・・・・・」

話し合いは夜遅くまで続き、反対した二人を説得し実行することになった

そして自分が真っ先に向かったのは

タイコンデロガ「敵を鹵獲して戦力にする」

一ノ瀬「深海棲艦、つまりは君の仲間を・・・・・鹵獲する」

タイコンデロガ「・・・・・」

一ノ瀬「最低だと思ってくれてもいい。提督としては戦争を終わらせたい」

一ノ瀬「その為には戦力が必要なんだ」

タイコンデロガ「でもどうして私に・・・話してくれたんですか」

一ノ瀬「君はアビスホライゾン、深海棲艦の発展型であり敵であった」

一ノ瀬「でも敬意を払うのは同然だ」

タイコンデロガ「・・・・・・・」

一ノ瀬「三日月提督は君を囮に使いたいと思っている」

一ノ瀬「実際のところ一番いい作戦ではある」

一ノ瀬「卑劣な行為ではある。もしタイコンデロガが嫌ならさせないつもりだ」

タイコンデロガ(変わっている・・・そういうことも私に知らせてくれるなんて)

タイコンデロガ「・・・・・・・」

↓コンマレス
1~50 囮を承諾する 51~100 断る

タイコンデロガ「提督・・・あなたはそうやって優しさをみせるアピールですか?」

タイコンデロガ「汚いやり方、私には選ぶ権利なんてない」

タイコンデロガ「逆らえばどうなるか・・・」

一ノ瀬「君の本当の意見を聞きたい」

タイコンデロガ「これが本当のわたしの意見です。」

タイコンデロガ「それでは失礼します」

バタンッ

一ノ瀬(やっぱり上手くいかないな、自分には提督は向いていないのかな)

一ノ瀬(甘ちゃんだ。自分は・・・・)

一方そのころ

秋津洲「・・・・・・」

秋津洲「提督・・・今頃元気にしているかな」

秋津洲「あたしも少しどうかしていた。わがままだった・・・かも」

秋津洲(もし提督に捨てられたらどうしよう)

秋津洲(解体処分には戻りたくないかも)

秋津洲「それに・・・」

・・・・・・・

2日前

秋津洲「まったく提督には呆れたかも・・・・変態で最低・・・・」

?「生きていたんですか。てっきり死んだかと思いました」

秋津洲「あっ・・・」

浜風「はぁ・・・なんですかその顔は」

浜風「【妹】が会いに来たというのに」

秋津洲「うっっ・・」

浜風「貴方を姉と思ったことはありません」

浜風「屑と一緒の血が繋がっていると思うとゾッとする」

秋津洲「・・・・・」

秋津洲「なにしに来たかも」

浜風「相変わらずイラつく、何が『~かも』ですか」

秋津洲「ご、ごめんなさいかも」

浜風「謝るなら早く死んでください」

浜風「ほら、早く死んでください。死んだって誰も悲しみません」

秋津洲「・・・・・・」

浜風「なんだか声を聴くだけでもストレスが溜まります」

浜風「2度と川内さんの夜戦講習には来ないでくださいね」

浜風「そして早くこの世から消えてください」

・・・・・

秋津洲(死ぬわけにはいかない)

秋津洲(和解も出来ずに死ぬなんて嫌かも)

秋津洲「とにかく提督に謝って秘書艦に戻ろう」

秋津洲「でも・・・変態に謝るのは・・・」

秋津洲「あたしは悪くないし、悪いのは提督だし」

秋津洲「うーん・・・・」

↓コンマレス
1~50 提督に謝る 51~100 向こうから謝るまで待つ

秋津洲「でも提督今頃落ち込んでいると思うし・・・・」

秋津洲「不本意だけど謝ってみるかも」

・・・・・・・

ガチャッ

秋津洲「提督~元気にしているかも」

タイコンデロガ「・・・・・・誰か来ました」

一ノ瀬「秋津洲、どうしたんだい夜遅くに」

秋津洲「この女誰かも、見たことないかも」

一ノ瀬「新しい秘書艦、タイコンデロガだ・・・」

秋津洲「あっあたらしい秘書艦・・・」

秋津洲(どうしよう・・・新しい秘書艦が来たら・・・きっと)

・・・・・・・・

一ノ瀬「秋津洲。次の解体はお前に決定だよ」

三日月「雑魚は早く殺せ。しねしねしねしね」

新田「あーあ、もっとましだと思ったのに」

楠「情けなし、最低の艦娘」

・・・・・・・

秋津洲「あぁぁぁぁぁぁぁ」

一ノ瀬「ど、どうした秋津洲」



秋津洲「認めたくないかも、あたし以外の秘書艦なんて」

タイコンデロガ「・・・・・・」

一ノ瀬「えっと・・・」

一ノ瀬(秋津洲は自分の秘書艦が嫌で辞めたのじゃなかったのか?)

一ノ瀬(どういうつもりなんだ?)

秋津洲(捨てられたくない。あたしはまだまだ生きたい)

秋津洲「勝負するかも!!!」

タイコンデロガ「・・・・・は?」

秋津洲「勝った方が提督の秘書艦になる。」

タイコンデロガ「・・・・・なにそれ」

一ノ瀬「何を言っているんだいきなり」

秋津洲「提督は黙ってほしいかも、これは艦娘同士の戦い」

タイコンデロガ「・・・・意味が分からない」

一ノ瀬「タイコンデロガ、悪いけど秋津洲の話に付いてあげてくれ。」

一ノ瀬(秋津洲、一体何がしたいのか・・・でも・・・やる気は感じる)

一ノ瀬(見守ろう、提督として)

演習場

川内「こんな夜遅くに演習なんて、夜戦が好きなんだね」

一ノ瀬「よくわかんないけど、秋津洲がやりたいって言うからさ」

川内「夜戦をやりたいなんて良いね。私もやりたい」

一ノ瀬「今回はこの二人の演習だ。見守ることに徹するんだ」

川内「・・・・仕方ないなぁ」

秋津洲「・・・・・・・」

タイコンデロガ「・・・・・・」

一ノ瀬「川内にタイコンデロガはどれくらい強い?」

川内「この前も話したように初陣で経験が無い。だから見極めれば倒せる」

川内「素材は最高。仕込めば極上の艦になるとおもうよ」

一ノ瀬「最新のアビスホライゾンだからね」

川内「秋津洲は回避に専念しつつ、隙をついて攻撃するのが良いと思う」

秋津洲「前回、棲姫を倒した。だから今回だってやれるかも」

秋津洲「戦闘開始!!!!」

秋津洲「まずは夜偵で制空権を確保するかも」

タイコンデロガ「やれやれ」

秋津洲 水上機母艦
VS
タイコンデロガ ミサイル巡洋艦

↓コンマレス
1~60 秋津洲 制空権確保 61~100 タイコンデロガ 制空権確保

秋津洲 制空権確保

秋津洲「やったー制空権確保できた」

タイコンデロガ「・・・・・・・」

タイコンデロガ(動きに適応できない、夜偵が早すぎる)

一ノ瀬「確かに、まだ経験が無いな。」

川内「新人には夜戦は厳しいからね。ベテランの艦娘でも難しいのに」

秋津洲「調子が上がってきたかも、これで追撃するかも」

秋津洲(あたしはまだまだ頑張れる。お荷物なんかじゃない)

秋津洲「位置・・・把握・・・軌道修正・・・発射」

↓コンマレス
秋津洲のタイコンデロガへの攻撃ダメージ
1~30 回避 31~40 小破 41~60 中破 61~100 大破

タイコンデロガ 大破

タイコンデロガ「ぐっ・・・」

秋津洲「やった。勝った・・・あたしが秘書艦かも」

一ノ瀬「・・・・・」

川内「うーん。やっぱりダメか」

一ノ瀬(手を抜いた・・・いや。最初から諦めた)

タイコンデロガ「秘書艦なんて別にならなくていい・・・・欲しいならあげる」

一ノ瀬「待て、タイコンデロガ」

タイコンデロガ「・・・・・・・なに?」

一ノ瀬「どうして手を抜いたんだ」

タイコンデロガ「・・・・・」

タイコンデロガ「いつだって本気」

一ノ瀬「嘘だ」

タイコンデロガ「・・・・・嘘じゃない」

秋津洲「ねぇ提督、さっそく秘書艦の仕事欲しいかも」

タイコンデロガ「それじゃあ」

タッタッタッタッタ

一ノ瀬「まて・・・」

秋津洲「あたしに仕事を振ってほしいかもかも~」

・・・・・・

三日月「つまらない試合だな。アビスホライゾン所詮はやる気次第」

三日月(早く深海の領土に侵入しないとマズイ。私の目的を果たすためにも)


第1回『黎明の嵐』

原作

艦隊これくしょん -艦これ-



登場人物

●一ノ瀬提督
主人公。戦争を終わらせる為と艦娘になる為に出て行った姉に会う理由で提督になる
艦娘に対しては、人と同じように接する心の優しい持ち主であるがそれが提督しての足枷

●三日月提督
もう一人の主人公。女性の提督で艦娘を嫌い見下すが実力は高い

〇新田提督
一ノ瀬提督、三日月提督と同期の提督。かつて救ってくれた赤城に恩を感じている
実力は並みで良くも悪くも普通の提督

〇楠提督
女性の提督で年齢は周りよりも年下。男らしく人間になりたいと悩んでいる

〇秋津洲
解体候補のお荷物艦娘であったが一ノ瀬提督たちに拾われて助かる
わがままで自己中心な正確であり度々周りを困らせる

〇速吸
三日月提督の秘書艦。解体候補であったが一ノ瀬提督たちに拾われて助かる
三日月提督に散々な扱いを受けても彼女を信じる心優しい艦娘

〇神威
新田提督の秘書艦。解体候補であったが一ノ瀬提督たちに拾われて助かる
新田提督に恩を感じていて、彼に尽くそうとする

〇瑞穂
楠提督の秘書艦。解体候補であったが一ノ瀬提督たちに拾われて助かる
楠提督にとっても彼女の存在はとても大きく、頼りにしている

〇川内
夜戦に関しては一流の艦娘。提督や艦娘の死に触れすぎておかしくなっていて
一ノ瀬提督たちとも距離を取っている。ロリコンの変態で駆逐艦大好き

〇タイコンデロガ
一ノ瀬提督の秘書艦であり深海棲艦の後継モデル『アビスホライゾン』の一隻。
元々は深海側だが鹵獲されて無理矢理艦娘の仲間にさせれる

〇赤城
最高峰の空母だが限界が近づきつつある

〇翔鶴
次世代を担う空母だが実力はいまひとつ

〇瑞鶴
翔鶴と共に次世代を担う空母だが実力は今一つ

〇扶桑
戦艦だが時代遅れの性能な為。ほかの艦娘より弱い

〇山城
扶桑の妹で時代遅れの戦艦。感は鋭い

〇浜風
秋津洲の妹であり、彼女の事をすごく恨んでいる

〇海風
秋津洲の妹であり、彼女を嫌っている

〇レキシントン
艦娘の後継モデル『戦艦少女』の一隻
次世代型だが謙虚で優しい

〇サラトガ
艦娘の後継モデル『戦艦少女』の一隻
姉であるレキシントン思いの優しい少女

〇レ級
深海側のエース艦。実力は本物で彼女と渡り合える艦娘は少ない

〇集積地棲姫
実力の高い深海棲艦。だがあまり表には出ない

〇海峡夜棲姫
深海が誇る最強姉妹。実戦経験が無いためそこを付け入れば勝機はある

登場作品
『艦隊これくしょん -艦これ- 』
『戦艦少女R』
『アビスホライズン』他

●朝潮
レ級の理解者であり。彼女とは複雑な因縁がある

●狭霧
運命に翻弄された哀れな艦娘。救われることは無い

●フードを被った女
この物語の重要人物。彼女との出会いが物語を最悪の方向へ導く

「自由の世界。外には海が広がり・・・様々な生き物が住む楽園が広がる」

?「バカバカしい。そんなみものなんて無い」

?「あるのはこの地獄の日々。死ぬ順番が来るまで足掻く毎日」

「そんなことないよ。きっとそのうち外に出られる」

?「おめでたい頭だ」

?「あそこの女をみろ」

「ぐっぅぅ・・・ぁっ・・・・」

?「実験に耐えられなくて死にかけている。今夜が峠だ」

?「お前みたいにくだらない事をべらべらとしゃべる奴だった」

?「そんなことを考えるとあいつみたいになる」

「・・・誰も助けないの?」

?「助けると罰が待っている。だからみんな放置だ」

「・・・・よーしっ、ちょっと助ける」

?「やめろ。どうせ死ぬ」

「死ぬなんて言わないで、まだ生きている」

?「くっ・・・・」

?「監視人にバレないようにいくぞ」

「手伝ってくれるの?」

?「貴様が罰を受けないようにだ。一度だけだぞ」

「あ、ありがとう」

?「ふんっ、さっさと運ぶぞ」

私もまだまだ甘い。こんな無駄な事をしていったい何になるのやら

「そういえば名前、聞いていないね」

?「名前なんてない。好きに呼べ」

「じゃあ・・・・」

・・・・・・・・

三日月「zzzzz」

医者「はい、起きて。終わったよ」

三日月「んっ・・・・もう終わったのか」

医者「はぁ・・・よく眠れるね」

三日月「最近は疲れていて、少しでも寝るようにする」

医者「それは薬の副作用もある」

三日月「それで、私の体はどうなる」

医者「前にも言った通り、あと一年も持たない。本来なら入院をおススメするレベル」

三日月「入院す時間が無い」

医者「・・・・・君に渡したいものがある」

医者「エンディングノートだ」

三日月「!!!!!!」

医者「死ぬ前に色々と整理するために必要なるはず」

三日月「私には悲しむ人も居なければ、大切な人もいない。こんなものはいらない」

医者「・・・・・そうか」

三日月「これが最後かもしれない。世話になったな」

鎮守府

一ノ瀬「今日は艦娘の歴史についての講義だ」

一ノ瀬「艦娘と言っても世代によって呼び名が変わっている」

一ノ瀬「速吸、艦娘の最初の世代は何と呼ばれていたか分かるか?」

速吸「『MC☆あくしず』ですか」

一ノ瀬「その通り、第一世代『MC☆あくしず』通称あくしずだ」

神威「今の艦娘とは違い、修復材などでは回復もしなかったのですぐに亡くなる艦が多かったと聞きます」

一ノ瀬「そうだね。やっぱり最初の世代だから試行錯誤しながらって感じはあった」

一ノ瀬「その点を解決したのが第二世代」

瑞穂「『鋼鉄少女』ですね」

一ノ瀬「あくしずでの欠点を改善するべくして誕生したのが【鋼鉄少女】」

一ノ瀬「しかし、火力がいまいちで敵を倒すのに苦労したとみたいだ」

一ノ瀬「火力を出すために改良されて、完成したのが第三世代」

秋津洲「えっと・・・・それは」

タイコンデロガ「【霧の艦隊】」

タイコンデロガ「【霧の艦隊】は大量破壊兵器など火力に関しては最高峰と言われています」

タイコンデロガ「これくらいは常識ですよ。秋津洲さん」

秋津洲(・・・・腹が立つかも)

一ノ瀬「【霧の艦隊】は火力が前世代よりも大幅にアップした」

一ノ瀬「だが強力すぎて被害も増大する」

一ノ瀬「それに霧の艦隊よりも強化したのが第四世代【アズールレーン】」

一ノ瀬「ここまでくるとコストや資源の問題が発生して色々と苦労するようになる」

一ノ瀬「そこで打開策として我々は【艦娘】、深海側は【深海棲鑑】と第五世代が誕生した」

一ノ瀬「それが今の標準であり。戦いもずっとそれで続いている」

速吸「でも第六世代があるんですよね」

一ノ瀬「我々は【戦艦少女】、深海側は【アビスホライズン】。これから戦争はこれが基本となるだろう」

秋津洲「あたし達艦娘はどうなるかも?」

一ノ瀬「いずれみんな戦艦少女に代わるだろう」

秋津洲「じゃあ解体される?」

瑞穂「・・・・・・・」

ガラガラガラ

新田「そうじゃねぇだろ」

新田「活躍できる奴は残るがダメな奴は終わる」

新田「どの世界でも同じことだ。負けないように頑張る」

新田「少しでも爪痕を残せるように」

神威「は、はい」

新田「明日はいよいよ。深海側に行くというのに三日月提督は何をしているのか」

新田「まったく・・・」ブツブツ

一ノ瀬「三日月提督・・・」

一ノ瀬(用事があるから準備は任せるといって出て行った)

一ノ瀬(何か策を練っているのだろうか)

・・・・・・

楠「使える装備の開発を行いたいと思います」

川内「うんうん。開発は大切だね」

楠「速吸さんが集めてきた資源で性能の良い装備が出ればよいのですが」

川内「大丈夫、私に任せて・・・とってもいい夜戦装備を作るから」

楠「おねがいします」

川内「・・・・・・」

川内「よしっ、頑張るよ」

↓コンマレス
川内の開発した装備
1~10 二式大艇 11~20 夜偵(九八式水上偵察機) 21~30 熟練見張員 31~40 照明弾 41~50 WG42
51~60 35.6cm連装砲 61~70 流星 71~80 7.7mm機銃 81~90 応急修理要員 91~100 探照灯

35.6cm連装砲

楠「なかな良い装備を開発できることに成功しました」

川内「・・・・・まずい」

楠「どうしてですか?」

川内「35.6cm連装砲なんて装備を扱いこなさせる艦娘は居ない。」

川内「タイコンデロガはミサイル巡洋艦で、艦種的には可能そうだけど・・・・次世代だから規格外になりそうだね」

楠「ということは現状は使い道が無いと?」

川内「そうだね。悪いけど使えないものを開発してしまった」

川内「あの提督に後で怒られそう」

楠「いえ、アネゴにはわたくしが謝罪しておくのでお気になさらず」

コンマ違わない?

>>219
すみません間違えました。35.6cm連装砲のままで行きます



三日月「エンディングノート・・・・」

三日月(残された時間は少ないのに・・・・)

トントンッ

三日月「誰だ」

川内「・・・・・」

三日月「川内か、さっさと寝ろ。明日は大切な日だ」

川内「その話なんだけど。やめて欲しい」

三日月「?」

川内「戦力をみても深海の領海へ侵入するのは無謀すぎる。自殺行為」

三日月「諦めるのか。弱気だな」

川内「諦めじゃない、無謀」

川内「速吸や秋津洲、瑞穂を殺すつもり?」

三日月「そうだ」

川内「!!!!!」

川内(平然と言った。この提督)

三日月「死にたければ勝手に死ね。雑魚から順に死ぬ」

三日月「生き残れないものに価値はあるか?」

川内「・・・・屑」

三日月「屑はお前たちだ」

三日月「少しは使い物になるように努力しろ」

川内「・・・・・」

川内「そうやって見下して、何度も思い通りになるなんて思わないで」

三日月「そうかい。だったらさ」

↓コンマレス
1~20 川内をバットで顔面を叩く 21~40 川内のお腹を殴る 41~60 川内の爪を剥ぐ
61~80 川内の足を蹴る 81~100 川内の代わりに速吸を殴る

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年08月26日 (日) 15:54:57   ID: 4jeEpDkw

2 :  SS好きの774さん   2018年09月17日 (月) 22:40:00   ID: z75tRmpv

グロでも胸糞でもいい
コンマいらないけどやりたいならいい
所々設定ガバガバでもまあしゃーない

せめて真面目に書け

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