【安価】死ぬまでにやりたいことノート (15)
男「というのは、死ぬまでにやりたいことをまとめるノートだ。そのまんまである」
男「ここに今から「現実的なことで」死ぬまでにやりたいことを書くことにする」
リスト
・焼肉を食べる
・妹に会う
・浴びるほど酒を飲む
・>>2
・>>3
・>>4
追加する可能性あり。なお、これらが達成されたあかつきには自殺するものとする。
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妹と風呂に入る
魔法使いになる
自[ピーーー]る前に親が受け取れるように保険金をかけておく
男「ある程度の貯金はあるんだ。まずは>>6からしよう」
リストの中からひとつ
魔法使いになる
男「昔からの俺の夢だ。俺はバカだったから、アニメや漫画の世界のことが現実に起きるもんだと思っていたのさ」
男「今では大学中退したニート。家は貧乏だけど貢献もなし。社会のゴミだな」
男「どうやって発言したのかはわからんが、今したのは確かだ。底辺の底辺に至る人間が死ぬまでに見る奇跡。もしくは精神病の類か」
男「魔法の効果は>>8だ」
人の幸運をすいとる
男「つまり、吸い取れば吸い取るほど幸運になるのか。おあつらえ向きだな」
男「この能力であいつらから幸運を吸い取ろう」
男「次は妹に会いに行こう。地元に帰る」
男「家についた。普段は安アパートを借りて暮らしていたので、実家に帰るのはかなり久しぶりになるな」
妹「もしかしてお兄ちゃん?! いつ帰ってきてたの?」
男「たった今だ」
妹「お父さーん、お母さーん! お兄ちゃん帰ってきたよ!」
男「お、おい」
男(昔からずっと兄離れしない妹だった。もう中3になるが、風呂くらい一緒に入れるだろう)
男(数年前、妹の部屋から聞こえてきた、あの一言が今でも忘れられない)
「お兄ちゃん、早く死んでほしいな」
男(これまでの態度は上手く演じたものなのだろうか。兄の前では、間違ってでもそういうことを言わない妹だったのだ)
男(俺が進学したせいで、金銭面から妹は志望校だった私立高校には行けず、数ランク下の公立校を選んだのを聞いた)
母「あら、よく帰ったわね。連絡ないから心配してたのよ」
男「ただいま。親父は?」
母「奥にいるわよ」
男「そう」
男(うちが貧乏なのにはもう一つ理由がある。共働きのくせにどこかで時間を作って散財しているらしいのだ)
男(子供には最低限の金だけ用意するというスタンスだったろうが、妹の進学先のランクを落とさせているのは両親も原因になっているのだ)
男(変な話だが、妹の代わりに復讐する。どうせ俺も死ぬんだしな。ただ、それまでの過程で俺は徳をする訳だが)
母「さあ、何してるの。入って」
男「ああ」
家に入ってまず>>14する
妹と風呂に入る
男「母さん、風呂入っていい?」
母「いいけど…。あとで父さんに挨拶しなさいよ」
男「ああ」
男(妹に耳打ちする)
男「昔みたいに一緒に風呂入ろう」
妹「うん。久しぶりだね」
男(まずはお前の幸せを吸い取ってやるよ)
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