モバマスの喜多見柚ちゃんのSSです。
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P「たとえば?」
柚「寒い冬には、マフラーをっ!」
P「たしかに」
柚「ふふーん♪ パーカーにコートにマフラーで今の柚は最強だよ」
P「とりゃっ」
柚「うにゅっ! つーめーたーいーよっ!!」
P「調子に乗った柚が悪い」
柚「だからって首に手を入れるのは反則だよー」
P「手持ち無沙汰だったからつい」
柚「ついじゃ許されないよっ、しんしなしゃざいをよーきゅーするかも」
P「コンビニのおでんで」
柚「ゆるした!」
P(ちょろいな)
柚「話を戻そう!」
P「はい」
柚「なんで柚たちは事務所から追い出されちゃったのカナ?」
P「なんででしょう」
柚「裕美ちゃん、目が笑ってなかったよ」
P「忍とあずきもすごい顔してた」
柚「も、もしかしてアタシたち、いらない子になっちゃったカモ!?」
P「そんなわけないでしょうが」ペチ
柚「ふにっ」
柚「さ、さすがのアタシでも分かってるよー」
P「ほんとか?」
柚「なにをかくそう今日はアタシの誕生日だ―っ♪ 柚、おたおめ!」
P「自分で言うのか」
柚「自分からシンコクしてった方が、いっぱい祝ってもらえるかなーって!」
P「ん。確かにみんなに祝ってもらえてたな」
柚「それからPサンの誕生日でもあるよっ」
P「それはまぁ、うん」
柚「ね。ということでふたり分のサプライズパーティが待ってるね」
P「もう全然サプライズしてないな」
柚「たしかにっ」
柚「でも、面白いバースデーになるならなんでもおっけーだよ」
P「柚らしいな。じゃあ、何してくれるか期待して待ってようか」
柚「へへっ、というわけでコンビニでも行って時間を潰そー」
柚「ちゃんとおごってもらうからね!」ビシッ
P「へいへい」
――――――
―――
柚「ふーっ。やっぱりおでんにはからしだね」
P「味噌でしょ」
柚「えっ。おでんとからしはトーゼンの組み合わせだよっ」
P「味噌です」
柚「あれっ。Pサンがおかしくなっちゃったっ」
P「失敬なー」グリグリ
柚「むうー。グリグリしちゃダメ―っ!」
P「ふう、満足した」
柚「はぁ、はぁ。ぴ、Pサンには譲れない食文化があることが分かったよー」
P「大根、もらうぞ」
柚「あぁーっ、それは柚のとっておきーっ」
P「もとは俺の金だからな」
柚「むう。はんぶんこならゆるす!」
P「許された」
柚「あっ。Pサン、そこの公園で座っていこうよ♪」
P「ん。しばらくかかりそうだしな」
柚「わーいっ、のんびりおしゃべりしたいなー」
P「あんま食いすぎるなよ」
柚「わかってるよーっ! 柚たちにはケーキが待ってるからね」
柚「誕生日といえばケーキがトーゼンだね」
P「だなぁ」
柚「アタシ、ロウソクの火を吹き消すのを楽しみにしてるんだーっ」
柚「毎年、誕生日が来るのってたのしい!」
P「……」
P「柚、その気持ちはちゃんと噛み締めておくんだぞ……」
柚「ぴ、Pサン、どうしちゃったの?」
P「だんだんロウソクが一度で消せなくなってなぁ」
P「あーこんなに年取っちまったって思うと、誕生日が素直に喜べなくなるんだよ……」
柚「うーん……それは悲しいかも……」
P「だろ?」
柚「あっ、ぴこーん!」
柚「そしたら柚が一緒にふーって吹いてあげるよー!」
柚「ふたりで消せば一緒に全部消せてはっぴーになれるかも♪」
P「それは……うん。なんだか楽しそうだな」
柚「ね。ふたり一緒の誕生日なんて奇蹟みたいだよ。だから、Pサンにも楽しんでほしいな」
P「……ありがとう」
柚「へへ。どういたしましてっ。ふたりのきょーどーさぎょーだっ♪」
P「そういえば、柚は奇蹟ってよく使うな」
柚「ふふ。12月は柚にとって奇蹟の月だからねー♪」
柚「誕生日があるし、Pサンに出会えたし、ステキな友達にも会えたし、今度は柚のCDもでるよっ」
P「イベント盛りだくさんだなぁ」
柚「アタシは、どらまちっくでできてるからっ」
P「そうか?」
柚「そうだよっ。あっ、でもちゃんとレッスンもしてるよー、みんなと!」
柚「恋という心?♪ 確かめたくて?♪♪」
P「楽しそうで良かった」
柚「へへっ、最高に楽しいよー! Pサンのおかげ!!」
P「ずっと先の未来の人が口ずさんでくれるような、そんな曲になればいいな」
柚「そこまで高望みはしないよーっ、でも、」
P「でも?」
柚「Pサンだけでもずっと覚えていてくれたらいいなって」
P「そりゃ、もちろん」
柚「はっ。アイドル柚のテーマソングも必要なんじゃないかなっ」
柚「ゆーず、ゆーず、ゆずゆずゆずっ♪……みたいな?」テヘペロ
P「却下」
柚「ひどいっ」
柚「……」エヘヘ
柚「探していた物語を12月に見つけたんだーって」
P「?? なんだっけ、それ?」
柚「なんだったかな?」
P「覚えてないんかい」
柚「あれー、Pサンが良くかけてる曲だったかなー」
P「柚はあほの子だったか……」
柚「あれれっ」
柚「うわーん! 柚にやさしく!!」
P「冗談、冗談」
柚「ね、Pサン」
P「うん」
柚「せっかくふたりきりになったから柚に言うこと、ないカナ?」
P「いつもおつかれさま?」
柚「Pサンもおっつかれサン♪……じゃなくて!」
柚「今日は、柚の、誕生日だよ!!」
P「えー」
柚「えー、じゃなくてっ。ね。ね。Pサン、誕生日おめでとうって言ってみて!」
柚「ほら、テレるけど言ってもらえたら嬉しいし♪」
P「戻ってからじゃダメ?」
柚「みんないたら言わないってば、ふたりだけだからお願いするの!」
P「分かった、分かった」
P「……」
柚「……」
P「なんか逆に恥ずかしいな、これ」
柚「柚も照れくさくなってきたよっ」
P「ごほん」
柚「……」ゴクリ
P「誕生日おめでとう、柚」
柚「わあっ。へへ、へへへ。うん、ありがとーっ」
柚「それから、Pサンも誕生日おめでとう! プレゼントはあとであげるね♪」
P「ありがとう」
柚「Pサン、アタシへのプレゼントは準備できてるかな? へへっ、楽しみだなーっ」
P「え」
柚「えっ」
P「……」
柚「忘れてたとか……ないよねっ? ねっ?」
P「柚はクリスマスが近いから……そっちと一緒で……」
柚「それはダメなやつだよ! 柚が12月生まれのみんなに代わって怒るやつだよ!!」
P「冗談です」
柚「うあうあー!」
柚「こほん。それで何かな、何かな」
P「えっと……」
柚「ごくり」
P「自分で言うんかい」
柚「効果音が足りないかと」テヘペロ
P「まったく……ライブのチケットとかどうでしょう」
柚「Pサンが一緒に行ってくれるの!?」
P「いや、まぁ一緒といえば一緒だけど」
柚「? どういうことカナ?」
P「ソロライブ、柚の」
P「柚はモノより、楽しめることの方がいいかなって思って」
P「なにをあげられるか悩んでたら、いつの間にか箱抑えてた」
柚「……」
P「……」
柚「……わーお」
柚「Pサン、ダイタンだね」
P「言うな、いいのが思いつかなかったんだよ」
柚「でも、でも、嬉しいよっ。へへー、柚のライブかー、へへっ」
P「何か欲しいものがあればそれでもいいんだぞ」
柚「アタシはこれがいいな! Pサンからしかもらえないトクベツだよっ」
P「それは……良かった」
柚「ふふ。Pサン、ほっとしてる♪」
P「プレゼントに仕事を持ってくるなんてやったことないからな」
柚「アタシ、サプライズ負けしちゃったっ」
柚「よーしっ、またレッスンもてきとーにたのしむぞー!」
P「ほどほどにな」
柚「がんばらないがモットーだからね! へへ、ソロライブ……」
P「……」
柚「……」
柚「この1年間いろんなことがあったけど……」
柚「がんばらないで楽しんできたかいが、あったのかなー」
P「そうだな、あったと思うよ。 こんなに楽しそうに歌うやつ、なかなかいないよ」
柚「じゃあ、よかった」ニヘー
柚「これからもこんな楽しいが続くように、だねー」
P「だな」
柚「ねっ。みんなにもっとはっぴーとたのしいを届けてあげたいな」
柚「あっ。穂乃香ちゃんがそろそろ戻ってきてだって」ピコン
P「じゃあ、事務所に戻ろうか」
柚「はーい。甘えん坊の柚もおしまいだね」
P「いつも通りだったような」
柚「そ、そんなことないよっ。ふたりだけの時にしか見れないトクベツな柚だよっ」
P「……」
柚「?」
P「その……いつも通り楽しそうだったから、俺もうれしいなって」
柚「……」
柚「ん。へへっ。楽しかった! マジメに話すのって照れくさいけど、今日は特別っ!」
P「誕生日だからな」
柚「それに12月だからね、楽しいことでいっぱいだよ」
P「じゃあ、残りの12月も、もっと柚に楽しんでもらえるように頑張るよ」
柚「頼んだーっ! へへっ……アタシちょっと喜びすぎかもね」
柚「でも、もうちょっとだけ甘えたら、いつもの柚になるからサ♪」
柚「そだっ、もう1個思いついたよ!」
P「なにをだ」
柚「トーゼンのこと!」
P「まだあったのか」
柚「えっとね、えっとね……当然、柚にはPサンをっ」
P「……」
柚「あれっ……ち、違ったかな?」
P「……大丈夫、間違ってないよ。 当然、柚には俺だな」
柚「へへっ、良かったー」
P「まぁ、その……これからもよろしく、かな」
柚「……ん」
柚「よろしくだねー、ずっといっしょに楽しくがんばろーね、Pサン♪」
P「……」
柚「Pサン、もしかしてテレてる?」
P「照れてません」
柚「テレてる!」
P「そんなことないです」
柚「当然、俺には柚だろくらい言ってもいいんだよっ」
P「いや」
柚「ケチ!」
P「ケチじゃない」
柚「言ってくれると柚が照れるよ!」
P「はい」
柚「もう照れた!」
P「なんでやねん」
柚「あてっ」
――――――
―――
P「やっと事務所まで戻ってきたな」
柚「じゃあ、一緒にこのドア開けようよっ」
P「なんでまた」
柚「きょーどーさぎょーの練習!」
P「はいはい」
柚「へへ。ね、ね。Pサンの手、あったかいね」
P「柚の手が冷たいんだろ」
柚「そうかな? じゃあ、あっためてもらおー、にぎにぎ」
P「ん」
柚「……つないだこの手は、離さないでほしいなーって」
P「? 何か言ったか?」
柚「なんでもないよーだっ、ナイショ♪」
P「ん? まぁ、いいか」
柚「それじゃあ開けるよー」
P「おう」
柚「せーのっ」
ガチャッ
「「「「誕生日おめでとう!!」」」」
おしまい。
柚、誕生日おめでとう! ゆず、ほんとすき。
デレステのイベントに出てる柚もよろしく!!
9レス目、文字化けしてますね。
正しくは 柚「恋という心~♪ 確かめたくて~♪♪」 です。
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