李衣菜「だから私思ったんだ。確かにみくちゃんはロックとはかけ離れた、かすりもしない存在だけど･･･」

みく「ロックに拘りないけどそこまで言われるとなんか癪にゃ。」

李衣菜「でもみくちゃんにはみくちゃんの良さがあって、それは相方としてしっかり理解したいなって！」

みく「あ、相方･･･///」

李衣菜「だからその良さを表現するのが、みくちゃんっぽいロック、すなわち『ミック』なんだ！」

みく「うん･･･うん？」

李衣菜「これからはロックなアイドルリーナと、ミックなアイドルみくにゃんとして売り出していきたい！」

みく「一瞬納得しかけたけど、やっぱり。」

みっく「『ミック』はおかしいにゃ！！」

李衣菜「えー？ダメ？」

みく「気持ちはうれしいにゃ？李衣菜ちゃんなりにみくのこと認めてくれてるんだなって思うにゃ。」

李衣菜「そうだよ！みくちゃんすごくミックだもん！」

みく「でもやっぱりミックはどうかと思うにゃ！！」

李衣菜「どうして！！」

みく「だって！！」



みく「だじゃれやん！！！！」

みく「つい熱くなって関西弁でツッコんでしまったにゃ。」

李衣菜「えー我ながらいいアイディアだと思ったけどなー。」

みく「李衣菜ちゃんも良かれと思ってのその･･･ミックだということは分かったにゃ。」

みく「でも変な言葉作らなくても、みくは李衣菜ちゃんのことすごいって思ってるにゃ。」

李衣菜「私もみくちゃんのこと尊敬してるよ！」

みく「お互いタイプは違うけど、リスペクトしあって時にはぶつかって高めあう、
　　　それがアスタリスクのあり方にゃ、今までも、これからも。」

みく「だから妙な単語使わなくても、ファンのみんなにきっとみくたちの関係も伝わるはずにゃ！」

李衣菜「その発言･･･すごくミックだね！」

みく「話聞いてたにゃ！？」

李衣菜「でも残念だなー、気に入ってもらえると思ったんだけど。」

みく「やっぱりだじゃれはどうかと思うにゃ！発想がおっさんにゃ！」

ﾀﾞｼﾞｬﾚｦｲｳﾉﾊﾀﾞﾚｼﾞｬ？ﾌﾌﾌ･･･


みく「！？」

李衣菜「どうしたの？」

みく「今何か居たような･･･某25歳アイドル的な･･･」

李衣菜「気のせいでしょ？」

みく「ま、まあいいにゃ。とりあえずミックってのは無かったことに」



未央「おーっすリーナとみくにゃん！おっ、みくにゃん今日もミックだねぇ！」

みく「」

みく「なんで未央ちゃんがミックとか言ってるにゃ！」

李衣菜「ああ、未央ちゃんにも言ったんだよね、ナイスな単語でしょ？って。」

未央「うんうん！みくちゃんを表現するのにいい言葉だと思うよ？」

みく「よくないにゃ！」

みく「でも嫌な予感がするにゃ。顔が広くておしゃべりな未央ちゃんに伝わったってことは･･･」



卯月「おはようございます！あっ、みくちゃん今日もミックだね！」

凛「おはよう。今日のみく、とてもミックだよ。」

きらり「今日のみくちゃん、すごくミックミクしてるにぃ～☆」

美嘉「やっほー★あっ、みくちゃん今日もミックに決まってるねー★」



みく「ほら言わんこっちゃない！！！」

みく「どーするにゃ！どんどんミックが広がってしまってるにゃ！！」

李衣菜「いいね！ミックのムーブが来てるよ！」

みく「来てたまるかにゃ！！」



未央「あっ、プロデューサーだ。」

卯月「おはようございます！」

みく「あっ！Ｐチャン！聞いてにゃ、みんなが変な単語を･･･」


モバＰ「おはよう！お、みく聞いたぞ、ミックなアイドルになったんだって？」

みく「あああああああああああああああ！！」

みく「とにかく！！！みんなミック使用禁止！！！」

一同『え～～～～～～～』


みく「でもちょっとだけ気になるにゃ･･･最後にちょっとだけ聞いていいかにゃ？」

李衣菜「なに？」

みく「みんなどういう意味で、ミックって使ってたにゃ？」

李衣菜「だからみくちゃん的なロックっていうか･･･」

みく「もうちょっと具体的に聞きたいにゃ。」

凛「そうだね･･･仕事にすごく真面目に取り組むところとか。」

卯月「とても頑張り屋さんなところとか！」

未央「ツッコミのキレ味とか！」

きらり「努力家なところとか～☆」

美嘉「ストイックなところとか★」

モバＰ「アイドルとして周りからどう見られるべきかをしっかり考えて行動できるところとか。」

李衣菜「そういうあたりをまとめて、ミックって言うんだよ！」