───事務所───

ドア＜ｶﾞﾁｬ

歌鈴「おはようございます～」

飛鳥「やあ、おはよう。歌鈴さん」ｼｬ-ｯ

歌鈴「おはよう、飛鳥ちゃん……ってそれは？」

飛鳥「これかい？ ハンドスピナーってものさ。流行りものには流されない主義なんだけど、これが中々面白くてね」ｼｬ—

歌鈴「はえ～……」じー

飛鳥「ふふ、歌鈴さんもやってみるかい？ シンブルながらに奥深いものだよ」

歌鈴「どうやってるんですか……？」

飛鳥「ん？ こうやって指に挟んで、デコピンするみたいに……ほらっ」ﾋｭﾙﾙﾙ

歌鈴「おおーっ！ 凄いですね、飛鳥ちゃんっ！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

飛鳥「ふふっ」ｼｬ—

歌鈴「凄い凄い！」ｷｬｯｷｬ

飛鳥「ふふーんっ……ってあ゛あ゛っ゛！゛エ゛ク゛ス゛テ゛に゛か゛ら゛ま゛っ゛た゛ぁ゛っ゛！！！！！」ｼｬ-ｯ!!!

歌鈴「ふぇぇぇぇっ！？ お、落ち着いてくだしゃいぃぃ！！！」ｱﾜｱﾜ

飛鳥「う゛わ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛！！！」ｼｬｧｧｧｧ!!!

歌鈴「飛鳥ちゃんんんんんん！！！！」ｱﾀﾌﾀ

飛鳥「か゛り゛ん゛さ゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛！！！！ た゛す゛け゛て゛え゛え゛え゛え゛！！！」ﾋｭﾙﾙﾙﾙｯ!!!!

歌鈴「ふぇ、えっ。と、止まらないよぉぉ！！！」ｵﾛｵﾛ

飛鳥「か゛り゛ん゛さ゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛！！！！ は゛や゛く゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛！！！！」ｼﾞｬ-ｯｯ!!!

歌鈴「あ、あわわわわ。ご、ごめんね飛鳥ちゃんっ！」ｴｸｽﾃﾋｷﾁｷﾞﾘ-

飛鳥「エ゛ク゛ス゛テ゛が゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！！？？？？」

歌鈴「と、止まった……」ﾎｯ

───数分後───

飛鳥「ぐすっ…えぐ……」

歌鈴「あ、飛鳥ちゃん、ごめんね……？」

飛鳥「うん……ぐすっ……」

歌鈴「あの、これ……返しておくから……」

飛鳥「い゛ら゛な゛い゛っ゛！！！」

歌鈴「え、えー……」

飛鳥「ぐす……歌鈴さんに、あげる……ぐすん」

歌鈴「あ、ありがとう……」

飛鳥「ぐすん…ぐすっ…」

歌鈴 (ど、どうしたらいいんですかぁ！？)

歌鈴「えっと、その……もう大丈夫だから……泣き止んで……？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

飛鳥「な゛い゛て゛な゛い゛も゛ん゛っ゛！！」ﾍﾞｼｯ

歌鈴「ご、ごめん……」

飛鳥「ぐすっ…少し、風でも浴びてくる……」

歌鈴「……うん、気を付けてね～……」

───


歌鈴「……これ、どうしよう」

歌鈴「えっと……こう？」ｼｬ-ｯ


歌鈴「あ、これ楽しい……！」