【ジョジョ×ゆるゆり】あかり「スタ・・・ンド?」 (333)
ジョジョとゆるゆりのクロスです
書き溜めあんまりなしでぼちぼち書いていきます
前・後編に分けるかも(未定)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1487245164
(学校からの帰り道)
ちなつ「ねぇねぇ、あかりちゃん」
あかり「なに?」
ちなつ「こんな噂知ってる?変な『ペンダント』の話」
あかり「なぁにそれ」
ちなつ「それに触ると、超能力が目覚めるんだって」
あかり「ふーん・・・」
ちなつ「それで、その『ペンダント』って急に現れたり消えたりするんだってさ」
あかり「変なの」
ちなつ「生きてるんだって。本当にあるらしいよ」
あかり「へぇー。なんだか怖いね・・・」
ちなつ「でも、もし本当にあったらどんな超能力が身につくのかなー」
あかり「想像もつかないねー」
???「・・・・・・・・・」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
(あかりの部屋)
あかり「ふぅ、さーて今日の晩御飯何かなー」
ペンダント「・・・・・・」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
あかり「・・・?」
あかり「なぁに、これ・・・」
あかり「『矢じり』に鎖のついた『ペンダント』・・・?」
あかり「こんなの、あかりの部屋にあったっけ・・・?」サワリ
バッチィィィーーーッ!
あかり「いっったぁーーーーいっ!??」
ドタァーーーッ!
あかり「な、なんなのこれぇ!?」
あかり「・・・?」
あかり「・・・『ペンダント』が・・・。消え・・・た・・・?」
あかり「一体・・・何だったの・・・?」
スタンド「・・・」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
あかり「・・・はっ!?」バッ
スタンド「・・・」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
あかり「こ、これはなにっ!?ウルトラマンみたいな格好・・・そして」
・ ・ ・ ・ ・
あかり「あかりの後に、いつから立っていたの?」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
ガチャ
あかね「あかり?どうしたの?」
あかり「あっ、お姉ちゃ・・・!」
あかね「大声なんか出して・・・何かあったの?」
あかり「・・・」ゴクリ
あかり(お姉ちゃんには・・・。『見えない』んだ・・・。これ・・・)
あかり「・・・ううん、何でもない。ちょっとつまづいちゃって」
あかね「あらあら、あかりはおっちょこちょいねぇ」
あかり「えへへ・・・。心配させてごめんね」
あかね「痛むようだったら、お姉ちゃんに言うのよ?湿布あるからね」
あかり「うん。ありがとうお姉ちゃん」
バタン
あかり「・・・」
あかり「ふぅ・・・」
あかり「・・・」
クルリ
あかり「・・・あなたは?」
スタンド「私ハ・・・・・・アナタノ『スタンド』」
あかり「スタ・・・ンド?」
スタンド「・・・・・・ソウデス・・・」
スタンド「・・・・・・アナタノ・・・『守護霊』・・・デス・・・」
スタンド「ワタシノ・・・・・・役目ハ・・・・・ワタシノ『力』デアナタヲオ守リスルコト」
あかり「あなたの『力』で・・・あかりを守る?」
スタンド「ソウデス・・・・・・」
あかり「守護霊さんは、どんな『力』があるの?」
スタンド「アナタノ・・・・・・イメージ通リニ・・・行動シ・・・・・・」
スタンド「ソシテ・・・攻撃シタ相手ノ中ノ『存在感』ヲ・・・イクツカ消セマス・・・」
あかり「相手の中の『存在感』を『消す』・・・?」
スタンド「ハイ・・・・・・」
スタンド「タトエバ・・・攻撃シタ相手カラアナタノ存在感ヲ消シ去リ、姿ヲ消シタリ・・・」
スタンド「マタ、物ナドノ存在感ヲ消スト・・・相手ハソレヲミツケラレマセン・・・」
あかり「へぇ、相手からあかりとか色んな物を見えなくしちゃうんだね」
あかり「何だか、あんまり使いたくないなぁ」
スタンド「残念デスガ・・・・・・他ニモ私ト同ジ『気配』ガシマス・・・」
スタンド「向コウガ襲ッテクレバ・・・『力』ヲ使ワザルヲエナイデショウ・・・」
あかり「そ、そんな?あかり、誰とも争う気なんてないよ?」
スタンド「向コウモ・・・・・・ソウダトイイノデスガ」
あかり「・・・」
あかり「誰が、どんな力を持ってるかはわかるの?」
スタンド「イエ・・・・・・ソコマデハ。タダ・・・・・・」
スタンド「私ハ・・・・・・アナタヲ守ル『使命』ガアリマス」
スタンド「ソノ身ニ危険ヲ感ジタラ」
スタンド「イツデモ、私ノ力ヲオ使イクダサイ・・・」
あかり「・・・」
あかり「・・・わかりました、守護霊さん」
あかり「あと、守護霊さんだとちょっぴり呼びづらいから名前をつけたいと思います」
スタンド「・・・・・・・・・」
あかり「あなたの名前は、」
スタンド「アッカリン」
あかり「・・・」
スタンド「・・・・・・」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
あかり「あなたの名」
スタンド「アッカリン」
あかり「・・・」
スタンド「・・・・・・」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
あかり「あな」
スタンド「アッカリン」
あかり「・・・」
スタンド「・・・・・・」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
あかり「・・・あなたをアッカリンと命名します」シクシク
アッカリン「アッカリン」コクリ
あかり「・・・よろしくね、アッカリン」
アッカリン「アッカリン」
『スタ・・・ンド?』終わり
to be continued ⇒
赤座あかりのスタンド:
スタンド名『アッカリン』
ウルトラマンのような外見。
能力は攻撃した相手の中の『存在感』を消すことができる。
存在感を消された物は相手から認識できなくなる。(存在はする)
一人につき2・3個同時に消す事ができるが、
それ以上になればなるほど効果は薄くなる。
破壊力・・・E
スピード・・・A
射程距離・・・D
持続力・・・A
精密動作性・・・C
成長性・・・C
第2話『モデルをお願い!』
(次の日の学校)
キーンコーン・・・
ちなつ「じゃあね、あかりちゃん先に部活行ってるね」
あかり「うん、あかりもお掃除終わったらすぐ行くから」
あかり(・・・昨日、あかりに突如目覚めた力『スタンド』)
あかり(あかりのスタンド・・・アッカリンは言っていた)
あかり(自分の他に気配がすると・・・)
あかり(それに、こうも言っていた)
あかり(向こうが襲ってくれば、力を使わざるを得ないでしょうと・・・)
あかり(誰が、どんな力を持ってるかわからないけど)
あかり(その人があかりや、あかりのお友達を傷つけようと襲ってきたら)
あかり(あかり、どうしたらいいの・・・?)
あかり(・・・なるべく、変な事に巻き込まれませんように)
(ごらく部)
ガラ
あかり「今日はー」
京子「やぁ、あかり」カリカリ
あかり「・・・」
あかり「・・・?」
あかり「あれ?京子ちゃんだけ?結衣ちゃんとちなつちゃんは?」
京子「んー?今私しかいないけど?」カリカリ
あかり「そうなの。ちなつちゃん先に行ったはずなのにな」
あかり「・・・ところで京子ちゃん、何してるの?」
京子「ああ、今度のコムケの原稿書いてる」カリカリ
あかり「わぁ、見せて見せて?」
京子「ああ、いいよー」
あかり「わぁー、京子ちゃんのミラクるん新作・・・」
バァァーーーーン!
あかり「うッ!」
あかり(う・・・上手いッ!)
あかり(ミラクるんの表情!細かいディティールッ!)
あかり(完璧・・・。まるで生きてるみたい!)
あかり「きょ、京子ちゃん、また絵上手くなったね?」
京子「そーお?まだまだだけどなー」カリカリ
あかり「特にこのミラクるん、すごいよ。本物みたい」
京子「あー、ミラクるんはねー。ちなつちゃんってそっくりなモデルいるし。
でも背景とか全然じゃん」カリカリ
あかり「これは・・・次のページ?こっちは・・・」
あかり「うッ!」
バァァーーーーン!
あかり「ゆッ、結衣ちゃん!?」
京子「あー、結衣をモデルにしたんだ」
あかり「すごい・・・これもソックリ・・・」
あかり「本当に、生き写し・・・」
京子「そうかなー?まぁ、結衣はいつも見慣れてるし」
あかり「うーん、けどなんだかちょっと・・・」
京子「ん?どうしたの?」
あかり「何ていうか、上手く言えないんだけど・・・苦しそう」
京子「・・・ああねー」
京子「身動き出来ないから、そうかもね」
あかり「身動き?」
京子「それよりさー、あかり」
あかり「な、なに・・・?」
京子「もう一人、登場人物出したくてさ・・・モブなんだけど」
あかり「そ、そう・・・」
京子「あかり、モデルになってもらってもいい?」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
あかり「え、えー?あかりがモデル?恥かしいよぉ」
京子「なに、そんな恥かしがらなくても・・・」
京子「こうすれば・・・」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
京子「すぐだって!」
あかり「はッ!?」バッ
ドッギュゥーーーーンッ!
あかり「なッ、何なの京子ちゃん、『それ』ッ!」
京子「・・・おやおやァァー?あかりには見えるのコレぇぇーーー?」
京子のスタンド「・・・・・・・・・」
京子「結衣とちなつちゃんは、全く反応無かったんだけどなァァーー?」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
あかり(京子ちゃんのそばに、不気味なミラクるんみたいな何かがッ!)
あかり(あかりは、これを知っているッ!)
あかり(スタンドッ!これは、京子ちゃんのスタンド?)
あかり(京子ちゃんも目覚めてたんだ!スタンド能力にッ!)
京子「何だが昨日、気がついたら変な『ペンダント』が部屋にあってさぁー」
京子「それに触ったら、これが出て来たんだよねェェーー」
京子「触ったモノを、『原稿用紙』に封じる能力・・・なんだってさ」
京子「名付けて・・・『読んでミラクるん』」
あかり「・・・」
ゆるゆりはちょっと時代遅れすぎだろ
京子「けど、私ピーンと来たんだよねェェー」
京子「これ、マンガ書くのに応用できない?ってさ・・・」
京子「原稿用紙に封じ込めた物は、なんでも自由に動かせるからさァー」
京子「便利だよねぇー」
あかり「そ、そんな・・・」
あかり「結衣ちゃんとちなつちゃんを、元に戻してあげて!」
>>44
好きだからしょうがない
京子「ちょっとの間だけだってば、あかりィー」
京子「ちなつちゃんと結衣には悪いけど、原稿できるまでこのままでさ」
京子「印刷まで終わったら元に戻すから、さ」
あかり「・・・」
京子「・・・だから」
京子「あかりも、『ちょっとだけ』」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
京子「・・・ちょっとだけの、ガマンだからさァーーーッ!」
京子「いけッ!『読んでミラクるんッ!』あかりを原稿用紙に封じてしまえッ!」
読んでミラクるん「ミラァァーーーーッ!」
バァァーーーン!
あかり「『アッカリン!』」
ドギュゥゥーーーン!
アッカリン「アッカァッ!」
ビシィッ!
京子「ぐふっ!?なッ、何だァ・・・?」
京子「はっ・・・早いッ!?こッ、これは・・・」
京子「もしかして・・・あかりの・・・スタンド・・・?」
京子「ゆッ、油断・・・!まさか、あかりにも・・・!」
アッカリン「AKAAKAAKAァーーーーッ!」
ドドドドド!
京子「ぶべぇッ!?」
ドッダァーーー―ン!
京子「・・・」
京子「・・・」バッ
京子「痛くも、何ともない・・・」
京子「ちょっと驚いたけど、こんな非力な攻撃でどうにかなると・・・?」
京子「こんなの、無視して原稿用紙に封じてしまえば終わりだ」
京子「なあ、あか・・・?」
京子「・・・」
京子「・・・ど、どこだッ!」
京子「どこに消えた、あかりッ!?」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
あかり(・・・)
あかり(京子ちゃんから、あかりの存在感を消した・・・)
あかり(これで、京子ちゃんはあかりの姿を認識できないはず)
あかり(・・・けれど、どうする?)
あかり(あかりだけ逃げるのなら、簡単だけれど・・・)
あかり(姿を消しただけじゃ、みんなを助けられない)
あかり(・・・一体、みんなを助けるにはどうしたらいいの・・・?)
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
京子「・・・」
京子「・・・どォーーおやら、姿を消したようだけど」
京子「それだけの『能力』ゥーーー?」
京子「そんなら、別にスタンド使わなくてもいいんじゃなァーーい?」
京子「あかりって、元から存在感ないしさァーーー」ボリボリ
あかり(くっ・・・!)
京子「・・・それに、スタンドの名前が『アッカリン』?」
京子「いーーい名前だねぇ。アッカリーン」ケラケラ
あかり(あ、あかりがつけたんじゃないもん!)
あかり(・・・おちついて、これはタダの挑発・・・)
あかり(こうやって、あかりの気配を探ってるんだ)
あかり(見つかりさえしなければ、京子ちゃんの攻撃は・・・)
京子「・・・さて」
京子「そこだぁッ!」バッ!
あかり(・・・?)
京子「・・・おやおや、ハズれちゃったみたいだなぁー」
京子「なら」
京子「ここかぁッ!」ブンッ!
京子「チッ、またハズレか・・・」
京子「・・・まぁいい」
京子「戸を開けた音もなかったし・・・いるよね・・・まだここに・・・」
あかり(・・・)
京子「そして・・・。この狭い『部室』の中・・・」
京子「『居場所』は、限られるよねぇぇー・・・?」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
あかり(・・・!)
京子「だからっ!はっ、とぉっ!」ブン!ブン!
京子「姿が見えなくても、デタラメに攻撃し続ければッ!」
京子「いつかは、必ず当たる!」
京子「そして、さっきの攻撃でわかったッ!」
京子「あかりのスタンドは『非力』ッ!」
京子「もし反撃されても、無視してこっちの攻撃を当てればッ!」
京子「原稿用紙に封じ込められるッ!私の勝ちだっ!」ブン!ブン!
京子「ここか?観念しろッ!」
あかり(ど、どうしよう、だんだん、こっちに近づいて・・・はッ!)ガタッ
京子「・・・」ピタッ
京子「・・・・・・」
京子「そこか・・・」
京子「なぁ、あかり」
京子「なァーーにを、そんな怖がんの?」
あかり(・・・)
京子「ちょーーーっとだけだってば」
京子「そりゃあ、身動き取れなくて苦しいかも知れないけどさー」
京子「私にはわかんないけど」
あかり(・・・)
京子「あと、ちょっとだけパンチラさせたりするけどさ」
京子「そうすると、ウケがいいんだよウケがァーーー」ケケケ
あかり(・・・)
京子「・・・・・・そういうワケで」
京子「行くぞ、あかりッ!」
京子「『読んでミラッ・・・!』」
あかり「『アッカリンッ!』」
ドギュゥゥーーーーンッ!
アッカリン「アッカァーッ!」
ビシィッ!
京子「・・・」
京子「効かないねェェーーーー」
京子「しかも、『スタンド』を出したから・・・位置もわかった・・・」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
京子「あかり、覚悟ッ!『読んでミラク・・・!』」
あかり「・・・京子ちゃん」
京子「・・・あー?なに?今さら許してっての?」
あかり「何か、『大事なもの』、無くなってない?」
京子「あ?『大事なもの』?」
あかり「机の上とか」
京子「机の上ぇぇー・・・?」チラ・・・
京子「・・・!」
京子「な・・・」
京子「ないッ!」
京子「私の・・・・・・」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
京子「私の、原稿ォーーーッ!」
京子「どこッ?どこッ!私の原稿ォーーーッ!」バッ、バッ
あかり(京子ちゃんから、描きかけの原稿の存在感を消した)
あかり(これで、京子ちゃんは机の上にある原稿が見えなくなった)
京子「アレが無くなったら、1から書き直しだァーー・・・」
京子「絶対、間に合わないよォォーーー」オロローン
あかり「・・・京子ちゃん」
京子「な、なに・・・?」
あかり「二人を元に戻したら、原稿も出してあげる」
あかり「けれど、元に戻さなかったり、あかりに攻撃したら」
あかり「原稿は、絶対に見つからないからね!」
京子「な・・・」
京子「・・・ちょっと、それはさぁ」
京子「折角、今までにないいいデキになりそうだしさ」
京子「結衣とちなつちゃんには悪いけど、ちょっとだけガマンしてもらって・・・」
あかり「・・・きょーうこちゃん」
京子「わ、わかったよ、戻すよ。戻せばいいんだろ・・・」
京子「・・・・・・『読んでミラクるん』」
読んでミラクるん「ミラァァーーーーッ!」
ボォォン・・・
ドサッ
結衣「・・・」
ちなつ「・・・」
あかり「結衣ちゃん!ちなつちゃん!」
あかり「大丈夫?しっかりして!」
結衣「・・・」
ちなつ「・・・」
京子(・・・)
京子(『油断』・・・・・・したな、あかり)
京子(あかりのいる位置の見当がつく・・・。今、結衣とちなつちゃんの近くだ)
京子(そして、原稿用紙には・・・・・・)
京子(『予備』がある)
京子(つまりッ!)
京子(消えた原稿用紙じゃなくッ!)
京子(新しい原稿用紙に、全員まとめてッ!)
京子(また封じ込めてしまえばいいのさァァーーー!)
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
あかり「結衣ちゃん!ちなつちゃん!」
京子(さァーて、あかりに気付かれないように)
京子(コッソリと・・・・・・)
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
あかり「・・・京子ちゃん」
京子「な、なに?」
あかり「もう・・・こんな事しない?」
京子「え?あ、う、うん」
あかり「・・・そうだよね。京子ちゃん、本当ならこんな恐ろしい事するはずないもの」
あかり「きっと・・・『スタンド』が、京子ちゃんの性格に影響を与えちゃったんだ」
京子「う・・・」
あかり「けれど、あかりは・・・・・・」
あかり「あかりは、京子ちゃんを『治せる』かも知れない」
京子(ハァ・・・?)
京子(『治す』・・・?)
京子(なァーーにを、言ってるんだぁ?物を消したりしかできない能力で・・・)
あかり「・・・だから、京子ちゃん。じっとしてて」
京子(・・・まぁいい)
京子(何をする積りか知らないが、私を攻撃した瞬間・・・)
京子(『読んでミラクるん』をブチ込むッ!)
京子(やっかいなあかりさえ、原稿用紙に封じ込めてしまえば・・・)
あかり「・・・・・・京子ちゃん、いい?」
京子「あ、ああ。頼むあかり」
あかり「『アッカリンッ!』」
ドギュゥゥーーーーンッ!
アッカリン「アッカァーーッ!」
ビシィッ!
京子(・・・)
京子(・・・・・・なァーーんにも、起こんないじゃん)
京子(痛くも何ともないし)
京子(・・・でも、今ので)
京子(あかりのいる『位置』は、ハッキリとわかった)
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
あかり「ど、どう?京子ちゃん?」
京子「・・・・・・ああ、最高の気分さ。晴れ晴れとしたよ」
あかり「そう・・・」
京子「・・・だって、さんざんてこずらせてくれたあかりを」
京子「『原稿用紙』に、封じ込めてしまえるんだからなァァーーッ!」
バァーーーーン!
あかり「!!」
京子「行けッ、・・・・・・」
京子(・・・行け?)
京子(・・・・・・)
京子(行けって・・・・・・)
京子(『何』が?)
京子(あっ、あれぇーーー?)
京子(何か、忘れちゃってない私?)
京子(な、何だっけ?スタ・・・スタバ?)
京子(いや、違うくって!スタ・・・スタ・・・)
京子(ス・・・タ・・・・・・)
・・・ドサ
あかり「・・・やれるかどうか、わからなかったけど」
あかり「京子ちゃんの中の『スタンド』の存在感を消した」
あかり「京子ちゃん、気絶しちゃった・・・」
あかり「急に力が消えたから?」
あかり「ううん、それよりもみんなを!」
―――
――
―
「・・・きて、起きて!」
結衣「う、うーん・・・?」
ちなつ「う・・・」
結衣「・・・あれ、あかり?」
ちなつ「あ、おはようあかりちゃん・・・」
京子「う、う・・・」
あかり「もう、みんな!」
あかり「あかりが来たら、みぃーんな寝ちゃってるんだもん!」
結衣「あ、あれおかしいな・・・?確か、京子の原稿手伝ってて・・・」
ちなつ「日ごろの疲れが溜まってたのかしら・・・」
京子「う、うーん・・・はっ!」
京子「あ、あれ?私、今まで何してたんだっけ?」
結衣「お前の原稿手伝ってたんだよ」
京子「そ、そうだっけ?なんか、イマイチ記憶がはっきりしないっていうか・・・」
ちなつ「本人が寝ぼけててどうするんですか」
あかり(・・・)
あかり(スタンドと一緒に、記憶も無くなっちゃったみたい)
あかり(もし記憶が残ってたら、記憶をアッカリンする所だったけど)
あかり(その必要はないみたい・・・)
結衣「あー、けど何かすっごい怖い夢見てた気がする」
結衣「動けなくて、苦しくて・・・」
ちなつ「結衣センパイもですか?実は、私も・・・」
あかり「め、目が覚めてよかったね?」
京子「・・・あー!」
結衣「な、何だ?どうした京子?」
京子「原稿から、原稿から・・・」
京子「ミラクるんが、全部消えちゃってるゥーーー!」
あかり「あ、あらら・・・」
京子「なんで?どぉしてぇー?」
京子「何か、とっても上手く描けてた覚えがあるのにぃー!」
結衣「夢でも見てたんじゃないの?」
ちなつ「今からでも頑張れば間に合いますよ。私も手伝いますし」
あかり「ち、ちなつちゃんは手伝わないほうが・・・」
京子「と、とにかく!急いで描かないと!」
結衣「・・・やれやれ、またこのパターンか」
ちなつ「毎回コムケ直前はこうなんですから」
あかり「・・・そうだね、京子ちゃん」
あかり「自分の力で、最高のミラクるん描かないとね?」
京子「はぁ?そんなの当たり前じゃん!」
京子「私の画力以外に、頼るものなどない!」
あかり「うふふ・・・」
あかり(・・・京子ちゃん、『スタンド』に振り回されちゃってたんだね)
あかり(スタンドのほうの力が、強すぎて・・・)
あかり(スタンド・・・。恐い力だよ・・・)
京子「・・・そうだ、あかり」
あかり「ん?」
京子「モブの、モデルやってくんない?」
あかり「え?」
京子「ちょこっと、パンチラする役でさー」
京子「そういうの出すと」
京子「ウケがいいんだよ、ウケがー」
あかり「絶対、イヤ!」
『モデルをお願い!』終わり
to be continued ⇒
歳納京子のスタンド:
スタンド名『読んでミラクるん』
ミラクるんを怖くしたような外見。
能力は攻撃した相手をマンガの原稿用紙に封じ込めることができる。
原稿用紙に閉じ込められた人間は自由にポーズを取らせる事ができる。
なお原稿用紙に封じ込められると身動きができずに苦しいらしい。
破壊力・・・D
スピード・・・C
射程距離・・・D
持続力・・・A
精密動作性・・・B
成長性・・・D
書き溜まったらまた投稿します
ジョショ×ゆるゆりは偉大なSSがあるからな。
皆さんコメントありがとうございます
>>109
ええ、あれは本当に完成度の高い素晴らしいSSでしたね
あれがきっかけで自分もジョジョとゆるゆりのクロスが書きたくなりました
本作品は及ばないとは思いますが、皆さんどうか最後まで見て下さいね
第3話『マイ・リトル・スウィート』
(本屋)
あかり(スタンド・・・)
あかり(何か、本屋さんに参考になる物がないかなって思ったけど)
あかり(何もないなぁ)
あかり(しょうがない、帰・・・)
あかり(・・・)
あかり(『月刊モー』?オカルト雑誌・・・)
あかり(『あなたにもいる!守護霊特集』・・・?)
あかり(守護霊・・・)
(あかりの部屋)
あかり「・・・守護霊は、あなたを助け」
あかり「あなたを守ってくれる存在なのです」
あかり「普段、あなたが事故やケガに見舞われないのは・・・」
あかり「守護霊のお陰なのです。供養を忘れずに・・・か」
あかり「あかりの知りたかったのは、こういうのじゃないよぉ!」プンプン
あかり「・・・はぁ、お小遣いムダにしちゃった」
あかり「けど、まぁ・・・。勿体無いから、全部読んじゃおっと」
あかり「えーと・・・中でも強力な力を持つ守護霊は・・・?」
あかり「あなたの前に姿を現す事があるかも知れません」
あかり「・・・しかし、強すぎる守護霊は」
あかり「あなたや周りの人に、災いを呼び込む場合もあります・・・」
あかり(・・・)
あかり(この前の、京子ちゃんみたいに・・・?)
あかり「・・・もし、守護霊が強すぎるなどの悩みをお抱えでしたら」
あかり「わが出版社に、ぜひご相談ください・・・」
あかり「・・・」クル
あかり「スピードワゴン財団日本支部出版?」
ガチャ
あかね「あかり?ご飯できたわよ」
あかり「あ、はーい」
あかね「あら、怖い雑誌なんか読んで」
あかり「あ、う、うん、たまにはいいかなって」
あかり「夜中に一人でトイレに行けなくなっても知らないわよ?」ウフフ
あかり「もー、お姉ちゃんあかりを子供扱いしてー」
―――
――
―
(翌日、登校中)
あかり(スタンドは、スタンドを持ってる人にしか見えないみたい・・・)
あかり(つまり、ちなつちゃんと結衣ちゃんは)
あかり(今のところ、スタンド能力がないって事・・・)
あかり(けど、いつあの『ペンダント』が二人の所に現れるかわからない)
あかり(もし、二人に『スタンド』が目覚めたらどうなっちゃうんだろう)
ちなつ「あかりちゃん?」
あかり「ん?」
ちなつ「どうしたの?何か悩みごと?」
あかり「あ、ううん、何でも」
ちなつ「あんまり思いつめると、健康に良くないよ?」
あかり「あ、うん。ありがとう」
ちなつ「ま、そう言う私はずーっと悩んでる事があるんだけどね」
あかり「え?ちなつちゃんが?」
ちなつ「うん」
ちなつ「はぁ~、結衣センパイとどうやったらもっと仲良くなれるかな~」
あかり「ああ、ちなつちゃんは結衣ちゃんの事大好きだもんね」
ちなつ「この前話してた、変な『ペンダント』」
ちなつ「あれが、本当に現れて」
ちなつ「私にも、超能力が身につかないかなァァ~?」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
あかり「・・・・・・」
ちなつ「それも、結衣センパイととォ~っても仲良くできるようなァ~」エヘラエヘラ
あかり「・・・ちなつちゃん」
ちなつ「ん?」
あかり「もし、部屋の中に見覚えのない、変な『ペンダント』があったら」
あかり「ぜーったいに、触っちゃダメ!」
ちなつ「え?な、何で・・・?」
あかり「すごく、怖い幽霊が出てくるらしいよ?」
ちなつ「幽霊ェ~?」
あかり「うん。下手をすると、それに乗っ取られちゃうらしいよ!」
ちなつ「・・・ふーん」
ちなつ「じゃあ、気をつけないとね」
ちなつ「それより、あかりちゃん」
あかり「ん?」
ちなつ「今日、私のうちで一緒に宿題やらない?」
あかり「え、ちなつちゃん家で?」
ちなつ「うん。わからない所教えっこしたら、簡単に終わるでしょ?」
あかり「・・・うーん。そうだね。じゃあ、帰りにお邪魔しよっかな」
(放課後、ちなつの家の部屋)
ちなつ「じゃ、あかりちゃん今ジュース持ってくるから待っててね」ポン
あかり「あ、おかまいなくー」
ガチャ、バタン
あかり(・・・)
あかり(・・・)
あかり(・・・ちなつちゃんの家って、広いよねー)
あかり(ちなつちゃんの部屋も、広々としてる)
あかり(・・・ん?)
あかり(あれは・・・)
あかり「・・・わぁ、かわいー。お人形さん用のお家だー」
あかり「うふふ、ちなつちゃんってこんな趣味あったんだね?」
あかり「お人形さん自体はないみたいだけど」
あかり「・・・それにしてもこれ、細かい所まで良くできてるね」
あかり「特に・・・。テーブルとか、椅子とか」
あかり「これ、ありきたりなプラスチック製とかじゃなくて・・・」
あかり「『本物』の、『木』で出来てる・・・」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
あかり「・・・あと、テーブルの上の食器とか」
あかり「これも、『本物』の『陶器』・・・」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
あかり「・・・こういうのって、すごく高いんじゃないのかな?」
あかり「ちなつちゃん、こんな趣味があったなんてあかり今まで・・・」
ガチャ
ちなつ「お待たせ」
あかり「あ、ち、ちなつちゃん」
ちなつ「・・・ん?どうしたの?」
あかり「ううん、ちなつちゃんの人形のお家見てたの」
ちなつ「ああ、それね」
あかり「テーブルとかお皿とか、全部本物みたいだね?」
あかり「あかり、感心しちゃった」
ちなつ「大した事ないよ」
ちなつ「それより、あかりちゃん座って座って!」ポン
ちなつ「ジュース飲んで、宿題片付けちゃお?」
あかり「うん!」
シーン・・・
カリカリ・・・
あかり(・・・)
あかり(うーん、何だか、いつもより・・・)
あかり(ノートが『広く』感じるよぉ)
あかり(ふぅ、調子悪いのかな?)
あかり(いつも使ってるシャーペンも、何だか妙に重たく・・・)
ちなつ「・・・あかりちゃん?」
あかり「ん?」
ちなつ「どうしたの?浮かない顔して」
あかり「う、うん。何だかちょっと、いつもより宿題がはかどらなくって・・・」
ちなつ「そうなの」
ちなつ「じゃあ・・・」スク
あかり「ちなつちゃん?」
ちなつ「こうやって、肩揉んであげる」モミモミ
ちなつ「疲れが、溜まってるのかもねー」
あかり「あ、ありがとう」
ちなつ「・・・ところで、あかりちゃん」
あかり「ん?」
ちなつ「あかりちゃんは、触っちゃダメって言ってたけど」
あかり「え?」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
ちなつ「私、触っちゃったんだよね・・・」
ちなつ「『ペンダント』」
あかり「!」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
ちなつ「そしたらさァ・・・」
ちなつ「・・・『こォーんなの』が、出てきたんだよねェェーーッ」
あかり「はッ!?」バッ
ちなつのスタンド「ミギャァァーーーーッ!」
ドギャァーーンッ!
あかり「イヤァァァーーーッ!?」
ちなつ「へぇー、あかりちゃんこれが『見える』んだ?」
あかり「うッ・・・」クラ・・・
あかり(な、何て恐ろしい外見ッ!思わず気を失いそう!)
あかり(まるで、溶けたチーズに黒と赤のペンキをぶちまけて描いた猫ッ!)
あかり(あ、ある意味ちなつちゃんらしいっていうか・・・)
ちなつ「紹介したげる」
ちなつ「私のスタンド、『ベティちゃん』」
ちなつ「可愛いでしょ?」
ベティちゃん「ミ゛ャ゛ァ゛ァ゛ァ゛ーーーーー!」
あかり(ヒィィーーーーッ!)
あかり「くっ・・・!」バッ
ちなつ「あっ、どこ行くのあかりちゃん」
ちなつ「紹介の途中だよ?」
あかり(と、とにかく一旦部屋を出るッ!)ダダッ
あかり(一度、外へ出て体勢を・・・!)
ちなつ「・・・『ベティちゃん』の『能力』」
ちなつ「それは」
あかり「・・・」
あかり「な・・・」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
・ ・ ・ ・
あかり「届かない・・・」
ちなつ「『触れた物』を」
ちなつ「『小さくする』・・・」
あかり「『ドアノブ』が、あかりの手の届かないほど頭上にィィーーッ!」
ドッバァァーーーン!
ちなつ「あかりちゃんの身長」
ちなつ「今は『幼稚園児』くらいかなぁぁ~?」
ちなつ「それじゃ、背伸びしてもドアノブに届かないねェェー?」
ちなつ「あかりちゃん、カワイイー」キャッキャ
あかり「お、お願い!元にもどして、ちなつちゃん!」
ちなつ「・・・ダァーメ」
ちなつ「あかりちゃんは、これから、もっと・・・」
ちなつ「もっともっと、もォーーーっと小さくなって」
ちなつ「お人形さんみたいになるんだよ?そして・・・」
ちなつ「あの、さっきのお人形さんのお家で暮らすんだからね?」
あかり「え・・・」
ちなつ「本当はァ・・。結衣センパイに住んでもらうのが理想なんだけどォ・・・」
ちなつ「住んでもらって、色々『気付かないこと』とかあったら困るでしょ・・・?」
ちなつ「だからァ、あかりちゃんにまず『住んで』もらって」
ちなつ「どんな感じになるか、確かめたいわけ」
あかり「・・・」
ちなつ「・・・そうよ、『練習』よ」
ちなつ「私と結衣センパイの、『ラブラブ生活』の・・・・・・」
ちなつ「『練習』よッ、『練習』ゥゥ~~~~ッ!」
ドッバァァーーーン!
あかり「『アッカリンッ!』」
ドッギュゥーーーンッ!
ちなつ「え・・・?きゃ、きゃあっ!」
アッカリン「アッカ・・・!」スカッ
あかり「え・・・・・・」
あかり「攻撃が・・・『届かない』・・・・・・?」
ちなつ「・・・フゥ~、びっくりさせないでよ、あかりちゃん」
ちなつ「あかりちゃんも出せたんだ、『スタンド』」
ちなつ「けど、どんな『能力』を持っているかわからないけど」
ちなつ「『当たら』なければ、意味はないよねェェ~~・・・?」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
あかり「うッ・・・」
あかり(あ、あかりが小さくなったせい!)
あかり(それに合わせて、スタンドの攻撃できる距離も短くなったんだ!)
あかり(今は、たぶん1メートルも攻撃が届かないッ!)
あかり(あかりのスタンドは、『本体』に触れなければ効果はないのにこれじゃ・・・)
ちなつ「まぁ、どんな厄介な『能力』があるかも知れないから」
ちなつ「もっと、『抵抗』できないくらい・・・」
ちなつ「小さくしちゃわないとねェェーー?」ズォォ・・・
あかり「ううッ・・・!」
あかり(な、なんて威圧感・・・)
あかり(今のあかりとちなつちゃんの身長差は、大人と子供!)
あかり(そ、そしてッ!)
ちなつ「いけッ、『ベティちゃん』ッ!」
ちなつ「あかりちゃんを、もっと小さくしちゃえッ!」
ベティちゃん「ミ゛ャォォォーーーーッ!」
あかり(あかりの攻撃の届かない距離から、一方的に攻撃されるッ!)
あかり「『アッカリンッ!』」
ドッギュゥーーーンッ!
ガッシィ!
ちなつ「・・・」
ちなつ「・・・ふぅーん、『スタンド』を出して『防御』したみたいだけど」
ちなつ「あかりちゃんのスタンド」
ちなつ「ずいぶん、『か弱い』ねェェーー・・・?」
グググ・・・
あかり「うっ、ううっ・・・!」
あかり(だっ、ダメ・・・!)
あかり(『力』で圧し負ける!)
ちなつ「・・・ほォォーら、『あとちょっと』」
ちなつ「『あとちょっと』で、あかりちゃん、ベティちゃんに触られちゃうよォォ~?」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
あかり「うっ、うっ・・・!」
ちなつ「・・・小さくなったら」
ちなつ「一緒に、『お風呂』に入ろうね?それから・・・」
ちなつ「寝る前には、『お休みのチュウ』も、してあげちゃうからねェ~~?」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
あかり(だ、ダメッ・・・!もう限界!)
ちなつ「・・・」
ちなつ「もう、支えきれないで触られちゃったね『ベティちゃん』に」
ちなつ「・・・それじゃあ、あかりちゃん」
ちなつ「カワイイカワイイ、私のお人形になーーーれ!」
ベティちゃん「ミ゛ャ゛ァ゛ァ゛ーーゴ!」
あかり「いっ、イヤぁぁーーーッ!」ズゥゥゥ・・・
シュゥゥゥ・・・
ちなつ「・・・」
ちなつ「・・・あッハ~~~~ぁ・・・・・・」
ちなつ「『最ッ高』ォ~~・・・」ウットリ
ちなつ「・・・これで、あかりちゃんは私のお人形」
ちなつ「毎日、一緒におネンネしようねェェ~~~・・・」
ちなつ「・・・さぁーて、もういいよ『ベティちゃん』」
ちなつ「・・・じゃあ、あかりちゃん。いっぱいいっぱい可愛がってあげちゃうから・・・」
ちなつ「・・・」
ちなつ「いない・・・?」
ちなつ「どこッ!?どこなのッ!?あかりちゃん!」
ちなつ「チョッと、目を離したスキに!」
ちなつ「どこに隠れたの?あかりちゃんッ!」
(ベッドの下)
あかり(ハァ、ハァ・・・・・・)
あかり(か、間一髪・・・。ちなつちゃんが油断してるスキに・・・)
あかり(何とか、隠れられた・・・・・・)
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
あかり(ちなつちゃんのスタンド能力の、思わぬ『欠点』)
あかり(相手を小さくすればするほど、見つけにくくなる)
あかり(そして・・・)
ちなつ「どこッ・・・・・・どこなのッ!?」バッ、キョロキョロ
あかり(ちなつちゃんは、今ちょうどあかりに背中を向けている)
あかり(『後ろ』を向いている、今のうちに・・・・・・)
ちなつ「出てきてよ、あかりちゃんッ!」ゴソゴソ
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
ちなつ「・・・・・・」
ちなつ「はッ!?」バッ
ちなつ「・・・」
シィ~ン・・・
ちなつ「今、『後ろ』に、何となく『気配』を感じたんだけど・・・」
ちなつ「・・・・・・『気のせい』だったみたい」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
(本棚の上)
あかり(あかりが小さくなった分、『軽くなった』)
あかり(非力な『アッカリン』でも、あかりを抱えて本棚の上に飛び上がれるくらいに)
ちなつ「もうッ!どこ?どこなのあかりちゃんッ!居るのはわかってるんだからねッ!」
ちなつ「ここ?机の下?」バッ
ちなつ「居なァァ~~い・・・・・・」
あかり(ちなつちゃんの注意は、今、『下』に向いている)
あかり(だから、高い所は『安全』)
あかり(けれど、さらに安全な所は・・・あそこ)
シュバッ
ちなつ「ねぇ、どこなのォッ!」
ちなつ「お願いだから、出て来てよォォ~~~ッ!」オロローン
(換気口の中)
あかり(天井にあいてた、換気口の中・・・)
あかり(ここなら、まず見つからない)
ちなつ「タダでさえ、存在感のないあかりちゃんが」
ちなつ「小さくなった上に、隠れられたら」
ちなつ「余計に、見つけられないじゃないのよォォーーッ!」
あかり(くっ・・・)
あかり(・・・さて、これからどうしよう?)
あかり(隙を見て、アッカリンをちなつちゃんに当てる?)
あかり(ううん、今は攻撃できる距離がせいぜい10cmくらい)
あかり(相当近づかないと、攻撃は当たらない・・・)
あかり(・・・なら、夜になるまで待って)
あかり(ちなつちゃんが眠った所で、『アッカリン』であのスタンドを封印する!)
ちなつ「あかりちゃん、私に可愛がられるのがそんなにイヤ・・・?」
ちなつ「そこまで嫌がられると、割と本気でショックなんだけど・・・」
ちなつ「あかりちゃん、私のこと嫌いなの・・・?」
あかり(・・・)
ちなつ「う~ううう・・・あんまりよォ、あかりちゃん・・・・・・」
ちなつ「あァァァんまりよォォオォ~~~・・・」HEEEYYYY
あかり(あ、『あんまり』なのはちなつちゃんの方だよッ!)
ちなつ「・・・」
ちなつ「・・・もう怒った」
・ ・ ・ ・ ・ ・
ちなつ「もう怒ったんだからね、あかりちゃんッ!」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・
あかり(・・・)
ちなつ「『練習』の積りだったけど、気が変わった」
ちなつ「『一生』、元に戻してあげないんだからッ!」
ちなつ「捕まえたらッ!もっと小さくして、逃げないように『虫カゴ』に閉じ込めてッ!」
ちなつ「そして・・・」
ちなつ「たァァ~~~ッぷりと・・・」
ちなつ「可愛がっちゃうからねェェェ~~~ッ?」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
あかり(・・・)ゾクゥ
ちなつ「どこッ!?ベッドの下!?本棚の裏!?」バッ
ちなつ「キィ~~~~~ッ、あかりちゃん、出てきなさぁーーーいッ!」
ガタゴト・・・
あかり(・・・・・・ちなつちゃんには悪いけど、捕まるわけには行かないよ)
あかり(ちなつちゃんがこうなっちゃったのも、きっと『スタンド』のせい)
あかり(待っててね、ちなつちゃん。もう少ししたら、あかりが元に戻して・・・)
ちなつ「・・・」
ちなつ「あかりちゃん・・・・・・」
あかり(・・・?)
ちなつ「みィィ~~~・・・・・つけたぁ~~・・・」
あかり(!!?)
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
ちなつ「あかりちゃん・・・・・・」
ちなつ「『そんなところ』に・・・隠れてたんだ・・・・・・」
あかり(ま、まさか?ここはちなつちゃんからじゃ見えないはず)
あかり(第一、ちなつちゃんはこっちの方を見てすらいない!)
あかり(・・・つまり、これは『脅かし』)
あかり(あかりを脅かして、様子を探ってるんだ)
あかり(動揺しちゃダメ、物音を立てたりしなければ、見つかりは・・・)
あかり(・・・)
あかり(・・・・・・)
あかり(ひとつ・・・・・・『勘違い』・・・・・・していた)
あかり(あかりも『そう』だったし)
あかり(京子ちゃんも、『そう』だった・・・・・・)
あかり(だから、ちなつちゃんも『そう』だと思い込んでいた)
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・
あかり「・・・・・・ちなつちゃんの『スタンド』は、違ったんだ」
あかり「ちなつちゃんの、スタンドは・・・・・・」
あかり(『遠隔操作』のできるタイプッ!)
ベティちゃん「ミ゛ギ゛ャ゛ァ゛ァ゛ーーーッ!」
ドッギャァァーーーーン!
あかり「マズいッ!」
あかり「今すぐ、『換気口』から脱出を・・・はッ!」
ちなつ「・・・さァァ、私の胸に飛び込んで来てェェ~~?」
ちなつ「私の、小さくて、愛らしいあかりちゃァァ~~~ん?」ニコォニコォ
バァァーーーン!
あかり「しッ、『下』にはちなつちゃんが待ち構えて・・・!」
あかり「・・・・・・はッ!」
ベティちゃん「ミ゛ィ゛ィ゛ィ゛ーーッ!」
あかり「う、後ろからは『ベティちゃん』ッ!」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
あかり「どうするッ!?」
あかり「し、下に降りたらちなつちゃんに捕まっちゃう!」
あかり「けど、このままだったら『ベティちゃん』が・・・・・・」
あかり「ど、どこにも逃げ場がないッ!」
ベティちゃん「ミ゛ャ゛ァ゛ァ゛ーー!」
あかり「絶体絶命・・・・・・」
あかり「・・・・・・だけど」
あかり「こういう時は」
あかり「あえて、『危険』に飛び込むッ!」
バァァーーーン!
あかり「思い切って、跳ぶ・・・・・・」
あかり「ちなつちゃんの方へッ!」
バッ!
ちなつ「うふふ・・・。観念したみたいねェェ~~?」
ちなつ「さぁあかりちゃん、私がしっかり受け止めてあげ・・・」
ちなつ「・・・え?」
ちなつ「ちょ、ちょっと」
ちなつ「あかりちゃ・・・」
ゴォォォーーー・・・
ちなつ「きゃああッ!?」バッ
ちなつ「・・・・・・」
ちなつ「スゴい『勢い』で、向かってくるから思わず一瞬」
ちなつ「『顔』を伏せちゃった・・・」
ちなつ「あかりちゃん、どこ・・・・・・?」
ちなつ「『換気口』は、『ベティちゃん』が見張ってるし」
ちなつ「この部屋からは、出られないよね・・・?」
ちなつ「・・・あかりちゃん。さっきはついカッとなって色々言っちゃったけど」
ちなつ「別に、ひどい事はする積りはないんだよ?」
ちなつ「もし、怖がらせちゃったのならゴメンね・・・・・・」
ちなつ「だから」
ちなつ「怖がらないで姿を見せて?あかりちゃん」
ちなつ(『ベティちゃん』!今のうちに周りを探って・・・)
ちなつ(今度こそ、逃げるスキも与えずフン捕まえるッ!)
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
≪・・・ちなつちゃん?≫
ちなつ「はッ!ど、どこッ!?あかりちゃん!」
≪すぐ近くにいるよ≫
ちなつ(すぐ近く・・・?『ベティちゃん』ッ!)
ちなつ「・・・」
ちなつ「・・・・・・あかりちゃん」
ちなつ「本当に、『すぐ近く』なの・・・?」
≪そうだよ≫
ちなつ(おかしいッ!ベティちゃんで辺りを探らせたのに、影も形も・・・)
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・
≪ちなつちゃんの『スタンド』は、本当に強力・・・・・・≫
≪・・・だけど、こんな風な使い方するなら≫
≪みんな、不幸になる・・・≫
≪ちなつちゃんも含めて≫
ちなつ(こ・・・・・・この声の感じッ!間違いなく、近くに居るッ!)
ちなつ(ベティちゃんッ!私の周りをくまなく探して!)
ちなつ「や、やだなあかりちゃん、不幸せだなんて」
ちなつ「私は、あかりちゃんを可愛がれて『幸せ』」
ちなつ「あかりちゃんは、私に可愛がられて・・・」
ちなつ「『幸せ』でしょ?」
≪・・・ちなつちゃん≫
≪スタンドの影響で、そういう考えになっちゃったんだよね・・・だよね?≫
≪じゃあ≫
≪あかりが今、『治して』あげるッ!≫
ちなつ「・・・・・・」
ちなつ「・・・・・・近くで声がするのに、姿の見えない理由が」
・ ・ ・ ・
ちなつ「わかった」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・
ちなつ「・・・あかりちゃんが、『今居る場所』は」
ちなつ「あたしの、『モフモフ』の中かァァーーーーッ!」
ドッバァァーーーン!
あかり「『アッカリン』ッ!」
ドギュゥゥーーーン!
アッカリン「アッカァッ!」
ビシィッ!
ちなつ「うッ、なッ・・・・・・!」クラッ・・・
あかり「・・・あかりが、いくら小さくされて」
あかり「スタンドの攻撃範囲が短くなってても」
あかり「この『距離』なら、『当たる』」
あかり「・・・・・・そして」
あかり「当たれば、ちなつちゃんの『スタンド』の存在感を消せるッ!」
ちなつ「あっ・・・あかりちゃんのクセに・・・・・・」
ちなつ「・・・あかりちゃんの、クセにィィィーーーーッ!」
あかり「『アッカリン』ッ!」
アッカリン「AKAAKAAKAAKAァーーーーッ!」
ズドドドド・・・!
―――
――
―
あかり「・・・なつちゃん、ちなつちゃん!」
ちなつ「う・・・ん?」
ちなつ「はっ、あかりちゃん?」ガバ
あかり「目が覚めた?」
ちなつ「あ、あれ?私何してたんだっけ・・・」
あかり「もう、一緒に宿題やってる途中に寝ちゃったんだよ」
ちなつ「そうだっけ・・・。何だか、頭がボンヤリして・・・」
あかり「疲れが溜まってるのかもね」
あかり(・・・『ベティちゃん』の存在感を消したら、元の大きさに戻れた)
あかり(けど、お人形ハウスにあったテーブルなんかも元に戻って)
あかり(ちなつちゃんのお人形ハウスがめちゃめちゃになっちゃった)
あかり(後片付け、大変だったよぉ・・・)
あかり(だけどちなつちゃん、スタンドの影響もなくなって)
あかり(これで元のいい子に戻ったよね・・・?)
ちなつ「・・・でも、何だか、楽しい『夢』見てた気がする」
あかり「楽しい夢?」
ちなつ「うん。あかりちゃんがちっちゃくなっちゃった夢」
あかり「へ、へぇ~・・・」
ちなつ「ちっちゃいあかりちゃん、可愛かったなぁ~・・・」
あかり「そ、そう?あはは」
ちなつ「けど、捕まえて可愛がろうとしたら逃げちゃって」
あかり「ま、まぁ大きいちなつちゃんが追っかけて来たら怖いよね」
ちなつ「え?怖い?なんで?」
あかり「え?」
ちなつ「変なあかりちゃん」
ちなつ「私が可愛がってあげるんだもの」
ちなつ「あかりちゃんだって、『幸せ』でしょ?」
あかり「えっ・・・」
ちなつ「もー、テレ屋さんなんだからあかりちゃんってばー」
あかり(もしかして・・・)
あかり(『スタンド』の影響なんかじゃなくって)
あかり(ちなつちゃん、元々『こういう性格』だったのぉーーーっ!?)
『マイ・リトル・スウィート』終わり
to be continued ⇒
吉川ちなつのスタンド:
スタンド名『ベティちゃん』
「まるで溶けたチーズに黒と赤のペンキをぶちまけて描いた猫」(あかり談)
とても恐ろしい猫のような外見のスタンド。
能力は触れた物を生物、無生物にかかわらず小さくする。
触れた時間が長ければ長いほどより小さくする事ができる。
スタンド能力者が小さくされた場合には、スタンドの射程距離などに制限を受ける。
ある程度離れた距離でも操れる、遠隔操作が可能なタイプのスタンド。
破壊力・・・D
スピード・・・C
射程距離・・・B
持続力・・・A
精密動作性・・・C
成長性・・・C
今週末あたりにまた書きます
あかりのスタンドのビジョンがウルトラマンみたいな外見って事はアレか、葉っぱの奴か
>>221
確かに葉っぱ仮面とウルトラマンて目の形が同じだ
第4話『知られてはいけないッ!』
ピンポーン・・・
あかり「・・・」
あかり「・・・」
ピンポーン・・・
「はーい」
あかり「今日はー」
結衣「あ、あかり?開いてるよ、どうぞどうぞ入ってー」
あかり「お邪魔しまーす」
ガチャ
結衣「やぁあかり。よく来てくれたね」
あかり「だって、折角結衣ちゃんがお休みの日に誘ってくれたんだもの」
あかり「来るのは当たり前だよぉ」
結衣「ありがとね、あかり」
あかり「・・・所で、京子ちゃんとちなつちゃんは?」
結衣「ああね」
結衣「あの二人には、今日声かけてなくってさ」
あかり「え?」
結衣「ちょっと、相談したい事があってあかりだけ呼んだんだ」
あかり「相談したい事・・・?」
結衣「うん」
結衣「大した事じゃないんだけどさ、色々」
あかり「ふぅーん・・・?」
結衣「まぁ入って入って。お茶もあるから」
あかり「あ、うん」
あかり「ズズ・・・」
あかり「・・・ふぅ」
あかり「このお茶、おいしい」
結衣「そう?別に普通のお茶なんだけど。お茶菓子にドラ焼きもどうぞ」
あかり「あ、ありがとー」
あかり「・・・ところで」
あかり「相談って何?」
結衣「あ、いや別に大した事じゃないんだけどさ」
結衣「ちなつちゃんの事で」
あかり「ちなつちゃんの?」
結衣「ちなつちゃんって、私に結構好意を持ってくれてるよね」
あかり「あ、う、うんそうだよね」
結衣「だけど、何て言うのか時々ちょっと暴走気味というか・・・」
あかり「う、うん。まぁ確かに」
結衣「だから私、ちなつちゃんと接するときについ及び腰になっちゃってさ・・・」
結衣「そういうので、ちなつちゃん結構傷ついたりしてないかな?」
あかり「ああ、そういう事」
あかり「・・・うーん、ちなつちゃんは特に傷ついたりはしてないみたいだよ」
あかり「結衣ちゃんとお喋りしたり、部活したりで十分楽しいみたい」
結衣「・・・そう、それは良かった」
結衣「接し方変えたりしないでいいのかな」
あかり「うん、今まで通りでいいと思う」
結衣「そうだよね。ちなつちゃんが傷ついたりしてなくて良かった」
あかり「うん。・・・ん?」
あかり(気のせい?)
あかり(今、結衣ちゃんの後ろにチラッっと『何か』が・・・)
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・
結衣「ん?」
結衣「どうしたのあかり?」
あかり「・・・・・・ううん、何でも」
結衣「あー、それとさ」
結衣「あかり、こんなの知ってる?」
結衣「変な『ペンダント』の話」
あかり「!」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・
あかり「・・・」
あかり「ううん・・・」
あかり「知らない・・・」
結衣「そう?結構有名だと思ったんだけどな」
結衣「その変なペンダントに触るとさ」
結衣「『守護霊』が現れて」
結衣「『超能力』が身につくんだってさ」
あかり「・・・」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
あかり「・・・」
あかり「へ、へぇー?」
あかり「何だか怖いね?」
結衣「怖い?そうかなぁ」
あかり「・・・」
あかり(結衣ちゃん、結衣ちゃんも『ペンダント』に触れたんだね・・・)
あかり(・・・わかるよ。だって)
あかり(今、結衣ちゃんの後ろに『スタンド』が立ってるのが・・・)
あかり(はっきりと、見えるんだもの!)
バァァーーーーン!
あかり(人型の、ロボットを思わせる見た目・・・)
あかり(今のところ、目立った動きはない・・・。様子見してるの?)
あかり(けど、何かあったら、すぐにあかりも『スタンド』を!)
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
結衣「・・・」
結衣「あかり」
結衣「どうしたの?顔色が悪いよ?」
あかり「あっ、ううん?あ、あかりちょっとそういう話が苦手で・・・」
結衣「・・・そう」
あかり(・・・今のところ、結衣ちゃんの『スタンド』が何かしてくる気配はない)
あかり(だけど、油断は出来ない・・・)
あかり(・・・『アッカリン』は、『速さ』には自信がある)
あかり(そして、結衣ちゃんはあかりがスタンドを使える事を知らない)
あかり(結衣ちゃんのスタンドが、何かしようとしたらその瞬間に・・・)
あかり(不意をついて、『アッカリン』で結衣ちゃんのスタンドの存在感を消すッ!)
あかり(・・・けれど、あかりがスタンドを使えると結衣ちゃんに知られたら)
あかり(警戒されて、先に何か致命的な『能力』を発動されるかも知れない)
あかり(だから、攻撃するのは本当にギリギリの瞬間・・・)
あかり(警戒させてはダメ。警戒されては、不意打ちがしづらくなる・・・)
あかり(・・・結衣ちゃんに、あかりも『スタンド』を使える事を悟られてはいけない)
あかり(あかりがスタンドを使えるという事を、今・・・)
あかり(結衣ちゃんに、知られてはいけないッ!)
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
結衣「ごめんねあかり?怖がらせちゃって」
あかり「う、ううん?いいの」
結衣「・・・でも、『超能力』が使えるようになったら、いいよね」
あかり「そ、そうだね・・・」
あかり「・・・」
あかり「・・・結衣ちゃんは」
結衣「ん?」
あかり「もし、『超能力』が使えるようになったら」
あかり「『どんなの』が、欲しい・・・?」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
結衣「え?私?」
結衣「そうだなぁ・・・」
あかり(・・・これで、結衣ちゃんの『スタンド能力』のヒントが得られるかも)
結衣「・・・」
結衣「・・・」
結衣「特に、思いつかないなぁ」
あかり「ええっ?」
結衣「しいて言うなら・・・」
結衣「離れた所にあるテレビのリモコンとか取れたらいいなぁー」
あかり「ええ?折角『超能力』が手に入るんだよ?」
あかり「もっといいのにしようよぉ」
結衣「例えば?」
あかり「そうだね、例えば・・・」
あかり「・・・はっ!?」
結衣「ん?どうしたの?」
あかり「う、ううん?そうだね、あかりも良く考えたら何も思いつかないよぉ」
あかり(・・・結衣ちゃん、あかりの質問を『逆手』にとって)
あかり(逆に、あかりの『スタンド能力』を探りに来たァァ~~?)
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・
あかり(おッ、落ち着いて)
あかり(結衣ちゃんは、あかりが『スタンド』を使える事を知らない)
あかり(結衣ちゃんには、そんな意図はないはず)
あかり(こんな事で『動揺』しちゃダメ、悟られちゃダメ・・・)
結衣「・・・」
結衣「あかり」
結衣「どうしたの?そんなに汗ビッショリかいて」
あかり「え?あ、ううん?ちょっと、お部屋が暑いかなぁ~って」
結衣「・・・そう」
結衣「私は、別に普通に感じるんだけど」
あかり「あ、あかり外を歩いて来たからかな?あはは・・・」
結衣「・・・もしかして、あかり」
あかり「ん?」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
結衣「見えてるんじゃないの・・・」
・ ・
結衣「これ・・・」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
あかり(うっ、ううッ・・・!)
あかり「・・・」
あかり「なっ、何のこと?」
あかり「これ?・・・って?」
結衣「・・・だから」
・ ・
結衣「これ」
ズオオオ・・・・・・
あかり(ゆっ、結衣ちゃんの『スタンド』が動き出した)
あかり(あっ、あかりの方に近づいてくる・・・!)
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
結衣「『見えた上』で、『見えないフリ』をしているという事は」
結衣「あかり、『何か』を隠してる・・・?」
あかり(ううッ!)
あかり「・・・さ」
あかり「さっきから一体何のことぉ?」
あかり「あかり、何も隠してなんてないよ?」
結衣「・・・そう」
結衣「じゃあ、これでも・・・?」
ズオオオ・・・・・・
あかり(あっ、あかりのすぐ近くまで結衣ちゃんの『スタンド』が!)
あかり(手を伸ばせば届くほど近く・・・!)
あかり(今、あかりから先に仕掛ける・・・?)
あかり(・・・ううん、まだ。もうちょっと、ギリギリまで待たないと)
あかり(こっちから不用意にスタンドを出すのは反撃を受けるかも知れない)
あかり(やるなら、できるだけ一瞬で決着をつけなくてはいけない・・・)
あかり「・・・結衣ちゃん」
あかり「さっきから、『これ』とか・・・」
あかり「一体、何の話・・・?」
結衣「・・・」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
結衣「本当に・・・」
結衣「わからないのかなぁ・・・」
あかり(結衣ちゃんのスタンドが、ゆっくり手を伸ばしてきた・・・)
あかり(あと、5センチくらいで結衣ちゃんのスタンドがあかりに触れる)
あかり(触ったら、何かが起こるタイプの能力・・・?)
あかり(ううん、いずれにしても、スタンドが触ろうとした瞬間)
あかり(『アッカリン』で結衣ちゃんのスタンドを・・・!)
あかり「本当に・・・」
あかり「何のこと・・・?」
あかり(あと、3センチ・・・)
あかり(2・・・)
あかり(・・・1)
結衣「・・・」
結衣「どうやら、本当に・・・」
結衣「わからないみたいだね」
スゥ・・・・・・・・・
あかり(ゆ、結衣ちゃんのスタンドが、引いていく・・・)
あかり(フゥーーーーーー・・・)
あかり「・・・もう結衣ちゃん、本当に何のこと?」
あかり「あかりの事、からかって遊んでるんだよね?」プンプン
結衣「アハハ・・・悪い悪い。あかりが怖い話苦手だって言うからさ」
結衣「ちょっとからかいたくなっちゃって」
あかり「もう!」
結衣「本当に暑くて汗かいてたんだね。じゃあ部屋の温度下げようかな」
あかり「あ、ありがとう結衣ちゃん」
結衣「リモコンは・・・。あそこか」
結衣「面倒だからこうやって・・・」ピッピッ
あかり(結衣ちゃん、立つのが面倒だからって『スタンド』でリモコン操作してる・・・)
結衣「少ししたら涼しくなると思うから」
あかり「うん、ありがとう」
結衣「所であかり」
あかり「ん?」
結衣「驚かないの?」
あかり「え?」
結衣「私、今、『何もしてない』のに」
結衣「『離れた所』のリモコンのボタンが、勝手に押されたように見えなかった・・・?」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・
あかり(うッ・・・!)
あかり(し、しまった!)
あかり(結衣ちゃんが、『スタンド』で、あまりにも自然にリモコンを操作してたから・・・)
あかり(違和感を感じなかった!)
結衣「・・・」
結衣「あかり」
結衣「やっぱり、『見えてる』んじゃないの・・・?」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
あかり(うっ、ううっ・・・)
結衣「・・・」
結衣のスタンド「・・・」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・
あかり(マズいッ、決定的失敗だった!)
あかり(結衣ちゃんが、すごく疑わしそうにあかりを見てる・・・)
結衣「・・・」
結衣のスタンド「・・・」
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・
あかり(・・・ゴクリ)
結衣「・・・」
結衣のスタンド「・・・」
あかり(・・・)
結衣「・・・」
結衣のスタンド「・・・」スチャラカ♪スチャラカ♪
あかり(・・・え?)
結衣「・・・」
結衣のスタンド「・・・」ホーイ♪ホイ♪
あかり(・・・結衣ちゃん、何?)
あかり(スタンドに変な踊りを躍らせて・・・)
結衣「・・・」
結衣のスタンド「・・・」エラヤッチャ♪エラヤッチャ♪
あかり(ブフッ!や、やめて、吹き出しそう・・・)
あかり(ダメッ、吹き出したら『スタンド』が見えてる事がバレちゃう・・・!)
結衣「・・・」
結衣のスタンド「・・・」スッ
あかり(え・・・?な、なに?)
あかり(結衣ちゃん、スタンドを自分と重ねて・・・?)
結衣「二人羽織り」ヒョイヒョイ
あかり「ブゥーーーッ!?」
あかり「・・・・・・ッ・・・」
結衣「・・・」
結衣「・・・あかり」
結衣「やっぱり、『見えて』るんだね?」
あかり「・・・」
あかり『アッカリン!』
ドッキュゥーーンッ!
結衣「うわっ、ま、待ってあかり!」
結衣「私は何もしないから!」
あかり「・・・え?」
結衣「試すような事して悪かったよ」
結衣「もし、あかりがこの力の事を何も知らないようだったら」
結衣「黙っておこうと思ってさ」
あかり「どうして?」
結衣「あかりが何にも知らないなら巻き込みたくなかったし・・・」
結衣「怖がらせるだけだからね」
あかり「・・・そうだったの」
結衣「京子とちなつちゃんにも試したんだけど」
結衣「二人とも反応なかったから、たぶん二人は何も知らないんだろうね」
あかり「あ、う、うん」
あかり(二人のスタンドをあかりが封印した事を、結衣ちゃんに伝えるべき・・・?)
あかり(けど、そうするとあかりのスタンド能力の一部を結衣ちゃんに知られる事になる)
あかり(どうしよう・・・)
結衣「私の『スタンド』が色々教えてくれたんだ」
結衣「スタンドは、能力を持たない人には見えない事とか・・・」
結衣「他にも能力を持っている人がいるって事をね」
あかり「あ、あかりもそうだったよ」
結衣「そして、能力を持つ人は」
結衣「善人ばかりとは限らないって・・・」
あかり「・・・」
結衣「スタンドに振り回されて」
結衣「能力を悪用する人間もいるってね・・・」
あかり「あ、あはは・・・」
結衣「もし、普通の人には見えない『これ』を悪い事に使おうとしたら」
結衣「何でもやりたい放題だよね」
あかり「・・・うん。そうだよね」
結衣「だからあかりや京子、ちなつちゃんがスタンド能力を持った人間に襲われたら」
結衣「どうしようかって思ってさ・・・」
あかり「・・・」
結衣「それに、こんな風に急に変な『ペンダント』が現れて」
結衣「私やあかりに次々とスタンド能力が目覚め始めたのは・・・」
あかり「うん・・・」
結衣「誰か、これを仕組んでる奴がいる気がする」
あかり「え?」
結衣「目的はよくわからないけれど」
結衣「そいつはみんなにスタンド能力を目覚めさせて」
結衣「『何か』に利用しようとしてる感じがするんだ・・・」
あかり「そ、そうなの?」
結衣「ま、単に私の気のせいかも知れないけど」
結衣「いずれにしても、私は『味方』を探してたんだ」
あかり「味方・・・?」
結衣「うん。『スタンド能力』を持っていて・・・」
結衣「この事件の犯人、または原因探しに協力してくれそうな人間をね」
あかり「それで、みんなを試してたの・・・?」
結衣「うん」
あかり「・・・もし、京子ちゃんやちなつちゃんがスタンド能力を持ってて」
あかり「それを使って襲ってきたら、どうする積りだったの?」
結衣「え?まさか、それはないよ」
結衣「だって、みんなにスタンド能力が発現したとしても」
結衣「それを私達に向かって使おうとするだなんて、そんなのありえないじゃない」
あかり「・・・」
あかり「結衣ちゃんは、『スタンド』の怖さを知らなすぎるよ」
結衣「ん?どういうこと?」
あかり「・・・」
あかり「実は・・・」
―――
――
―
結衣「・・・そうか」
結衣「京子とちなつちゃんも、スタンド能力に目覚めてたんだ・・・」
あかり「うん」
結衣「それで、あかりが二人の『スタンド』を消したんだね」
あかり「え?う、うん」
あかり(・・・正確に言うと、違うんだけれど)
あかり(そういう事にしておこう)
あかり(結衣ちゃんに、あかりの能力を全部教える必要はない・・・)
結衣「・・・ちょっとショックだ」
あかり「え?」
結衣「京子とちなつちゃんが、まさかそんな風に」
結衣「信用できる連中だと思ってたのに・・・」ズーン
あかり「あ、ち、違うよ結衣ちゃん?」
あかり「きっと、『スタンド』に影響されてそうなっちゃったんだって!」
結衣「・・・まぁでも、それなら」
結衣「あかりにお願いなんだけどさ」
あかり「ん?」
結衣「京子とちなつちゃんの『スタンド能力』を元に戻して欲しい」
あかり「ええっ?多分アッカリンの能力を解除すれば戻るけど・・・大丈夫かなぁ」
結衣「うん・・・。もし二人が『スタンド能力者』に襲われたとしたら」
結衣「今のままじゃ、身を守る手段が何もないから・・・」
あかり「そ、そうだけど。けれど、また大変な事になったら・・・」
結衣「大丈夫だって。今はみんなにそれぞれ『スタンド』があるから」
結衣「今度は私たちに向かって、おいそれとは能力を使えないはずだよ」
あかり「うーん、ちょっと不安だけど・・・。けどそうだよね。
もし京子ちゃんとちなつちゃんが『スタンド能力者』に襲われたら大変だものね」
結衣「だから、この件が解決されるまでスタンドを使えるようにしておいた方がいいと思う」
あかり「・・・うん」
あかり「・・・所で」
あかり「結衣ちゃん、結衣ちゃんの『スタンド』はどんな能力なの?」
結衣「え?私のスタンドの能力?」
結衣「あー・・・」
結衣「何にもない」
あかり(うッ・・・)
あかり(『嘘』・・・だ・・・)
あかり(結衣ちゃん、能力がないなんてどうしてそんなあからさまな『嘘』を)
あかり(何か、隠している・・・?)
ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・
結衣「みんなのスタンドは凄いよね」
結衣「あかりのスタンドは、他のスタンドを消しちゃえるし」
結衣「京子のは人を原稿用紙に封じ込める能力、ちなつちゃんのは何でも小さくする能力、か」
結衣「羨ましいなぁ」
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
あかり(あ、あかり、もしかしてとんでもない失敗を?)
あかり(結衣ちゃんに気を許し過ぎて、みんなの情報を喋りすぎた?)
エタったと思ったらこっそり続いていたのか
期待
あかり(どうする?結衣ちゃんに詰め寄る?)
あかり(けどシラを切られたり、結衣ちゃんがスタンド能力を発動したら・・・)
結衣「私のスタンドには、そういう能力ないからなー」
>>309
ええ少し間空いてましたね
あかり(一部とはいえ、あかりの能力は結衣ちゃんに知られている)
あかり(けれど、あかりは結衣ちゃんの能力を知らない)
あかり(それが、こんなプレッシャーだなんて・・・)
ドドドドドド・・・・・・・・・・・・
結衣「・・・それでさ、あかり。お願いがあるんだけど」
あかり「え?お、お願い?」
結衣「うん」
結衣「あかりのスタンド能力で、私のスタンドを消して見て欲しいんだ」
あかり「え・・・?」
あかり「ど、どうして?」
結衣「うーん、何となく。スタンド能力ってどんなもんかなって思って」
結衣「あ、別にあかりを試そうってわけじゃないよ?」
あかり「・・・うん。いいけど。結衣ちゃん、本当にいいの?」
結衣「うん。頼むよあかり」
あかり「じゃあ・・・」
あかり「『アッカリン!』」
ドキュゥーーーーンッ!
「・・・ちゃん、結衣ちゃん?」
結衣「う・・・?」
結衣「あ、あれ?私何してたっけ?」
あかり「覚えてない?」
結衣「えっと、あかりが遊びに来た所は何となく覚えてるんだけど・・・」
あかり「じゃあ、元に戻すね・・・。『アッカリン』」
ドキュゥーーーン
結衣「・・・」
結衣「・・・あ。思い出した」
結衣「すごい!あかりのスタンドの能力ってすごいじゃん!」
あかり「え、えへへ・・・」
結衣「へー、スタンドを消すアッカリンか。記憶も消えちゃうんだ、へー面白ーい」
あかり(・・・結衣ちゃんは『潔白』)
あかり(だって、何かしようと企んでいるのなら)
あかり(自分のスタンドを消してみて、なんてあかりに頼まないもの・・・)
あかり「・・・」
あかり「結衣ちゃん」
結衣「ん?」
あかり「みんなを守りたいって、本心なんだよね?」
結衣「え?何言ってるのあかり」
結衣「そんなの、当たり前じゃないか」
あかり「・・・」
あかり「・・・そう、だよね。当たり前だよね」
結衣「あ、あかり。あと一つお願いがあるんだけどさ」
あかり「ん?なに?」
結衣「私のスタンドの名前、考えてくれないかなー」
あかり「結衣ちゃんの」
結衣「どーも自分で考えると迷っちゃって決められなくてさ」
あかり「じゃあ、ユッピーとかは?」
結衣「お、いいね。じゃあ私のスタンドはユッピーって名前にしちゃおう」
あかり「良かったー、気に入って貰えて」
―――
――
―
あかり「それじゃあ、あかり帰るね。じゃあね結衣ちゃん」
結衣「うん。気をつけてね、あかり」
ガチャ…バタン
あかり(・・・)テクテク・・・
あかり(ふぅ、最初はどうなるかと思ったけど)
あかり(何事もなくて、良かった・・・)
あかり(・・・結局、結衣ちゃんはただみんなの心配をしてただけだったんだね)
あかり(能力がないって言ってたのも、たぶん本当)
あかり(それを、あかりは・・・)
あかり(・・・)
あかり(・・・)
あかり(・・・)
あかり「・・・うっ」
あかり「うっ、うっ・・・」ポロポロ…
あかり(あかり、いつからこんなお友達子を疑う悪い子になっちゃったの・・・?)
あかり(これも、『スタンド』の影響なの・・・?)
あかり(早く、この事件を解決しなきゃ。そして・・・)
あかり(前みたいに、ごらく部で、楽しくみんなと・・・)ポロポロ…
あかり(・・・犯人がいるなら、あかり、許さない)
あかり(みんなから、『いつものごらく部』を、奪った犯人を・・・)
あかり(・・・あかりは、犯人を捕まえて)
あかり(絶対、『いつものごらく部』を、取り戻すッ!)
『知られてはいけないッ!』終わり
to be continued ⇒
船見結衣のスタンド:
スタンド名『ユッピー』
ロボットやサイボーグを思わせるような外見。
能力は『ない』(結衣談。未確認)
名前はあかりが提案し、結衣が気に入って採用。
破壊力・・・?
スピード・・・?
射程距離・・・?
持続力・・・?
精密動作性・・・?
成長性・・・?
ここで一区切りにして前編終了にします
今月中にできれば後編再開予定です
読んでくれた方、コメントくれた方ありがとうございました。
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