翔太郎「勘違い?」 (14)
短いです
キャラ崩壊注意
照井(いよいよ明日は所長との結婚1周年記念日。俺も休みが取れ、サプライズパーティーを計画している)
照井(本当なら俺が全て賄いたかったが最近忙し過ぎたため、左達にも協力を頼んだ)
照井「とりあえず確認の電話を入れるか」prrrrr…
翔太郎『照井か。どうした?』
照井「ああ、実は先日のサプーーー」
タダイマー
照井(おっと、所長が帰ってきたか。サプライズだ、聞かれるとまずい…)
照井「すまん、所長に探られないように濁しながらだが、先日の件で確認をと思ってな」
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翔太郎(先日の件?)
翔太郎(…なるほど、最近不良達の間でヤバいメモリが流れてるって噂の調査を依頼されたやつか)
翔太郎『あぁ、良いぜ』
翔太郎『お前から聞いた場所だが、(取引に使われてるかもしれないのって)東の外れの廃工場で良かったんだよな?』
照井「そんな場所でやる訳があるか!」
翔太郎『え?お前がそこって言ってなかったか?』
照井「お前の探偵事務所でやると言っただろ!」
翔太郎『嘘だろ?!ここで?!』
翔太郎『は?何でここなんだよ?!』
照井「お前が使っていいと言ったからだろ!」
翔太郎『(そんな奴らに)言う訳ねぇだろ!』
照井「はぁ…まぁ確かに最悪場所はどこでもいいからな」
照井「と言うことは(会場設営)準備は出来ていないのか」
翔太郎(準備?…そう言や、いざ乗り込んで戦闘になった時のためにハードボイルダーのリアユニットを改造するって話だったな)
翔太郎『それなら大丈夫だ』
照井「間に合いそうなのか?」
翔太郎『ああ!あとミサイルを設置するだけだからな!』
照井「ミサイル?!」
照井「(パーティーに)ミサイルなど要るか!」
翔太郎『そうか?俺はそれくらいあってもいいと思うんだがなぁ』
照井「要る訳があるか!貴様は馬鹿か!」
翔太郎『そこまで言わなくても…ミサイルをなくすと、あとガトリングくらいしかなくなるぜ?』
照井「それも要らん!!!」
翔太郎『えっ!?じゃあ何を付ければいいんだよ?』
照井「普通は花飾りとかだろう!」
翔太郎『えっっっ!?めっちゃファンシーじゃん!?』
照井「良いだろそれくらい!貴様こそミサイルだのガトリングだの一体どうするつもりだったんだ?!」
翔太郎『そりゃ(敵に弾薬を)プレゼントしてやろうと…』
照井「喜ぶと思っているのかそんなもの!」
翔太郎『まぁ嬉しくはないだろうけどな』
照井「分かっているなら辞めろ!」
リュウクーン、ドウシタノー?
照井「な、何でもないぞ所長!ちょっと仕事のことでな」
照井「とりあえずそれはこっちで担当しよう」
翔太郎『?…おう、じゃあ任せた』
照井(あとは…所長の小学校時代の恩師を招くために話をつけに行ってもらっていたな)
照井「それではお前に頼んでいた人物の件はどうだ?」
翔太郎(人物…ヤバいメモリを最初に流したとされる奴の調査か)
翔太郎『おう、会って話はしてきたぜ』
照井「結果はどうだった?」
翔太郎『あいつ半年前に強盗殺人事件を繰り返して刑務所にいやがった』
照井「何だと!?」
翔太郎『まるで反省もしてないみたいだった、ありゃ筋金入りの悪だな』
照井「そうか…所長に会わせてやりたかったが残念だ」
翔太郎『亜樹子に!?いやいやいや危ないだろ!?』
照井「確かにそうなってくると会わせるのは危険だな」
照井(仕方ない…そうだ、フィリップには金を預けて所長が欲しがっていたネックレスを買うように頼んでいたな)
照井「左、フィリップの方はどうだ?」
翔太郎『フィリップか?』
翔太郎(えぇっと、ファングの護衛をつけてメモリが隠されてると噂のポイントに行ってもらったっけ)
翔太郎『あいつは今外に出ててな、でも俺ももう結果は聞いてるぜ』
照井「現物は確保出来たのか?」
翔太郎『残念ながら無かったそうだ。最初から無かったか、もう持って行かれた後なのか』
照井「そうだったか」
翔太郎『代わりと言ってはなんだが、そこの写真を何枚も撮ってきたらしい。使ってくれ』
照井「現物でなければ意味はないだろう!写真なぞ役に立つか!」
翔太郎『そ、そんなことないだろ?!写真だって重要だ!』
照井「もういい、そっちも俺がこれから何とかする」
翔太郎『そう言うお前の方こそ大丈夫だったのか?』
翔太郎(照井は確かマークしてる逃亡犯を今度こそ捕まえるって意気込んでたが)
照井(俺は料理に使う蟹を確保する担当だったな)
照井「こちらはぬかりない」
翔太郎『そうか、流石だな照井!』
照井「ああ、ちゃんと紐で縛って冷蔵庫に入れてある」
翔太郎『ぅええええッッッ!ばっ!?馬鹿お前!えっ?!』
照井「いけなかったか?」
翔太郎『(犯人を)紐で縛って?!』
照井「(蟹を)紐で縛って、だ」
照井「心配するな、お前にも幾つかくれてやる」
翔太郎『何をだよ!?いらねぇよ!ダメだ一回切る!』
照井「…通話が切れてしまった」
ピンポーン
照井「俺が出よう」
照井「はい」ガチャッ
警察「警察ですが、照井竜さんですね?」
照井「警察?…そうだが」
警察「探偵事務所から、あなたが死体を冷蔵庫に詰めているとの通報で来ました」
照井「え」
照井「え?」
おわり
おわりです
こういう系統のSSは相当な技術がいるということを痛感しました
それでも俺は仮面ライダーが大好きです
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