凛「プロデューサーってヤンデレっていうのが好きらしいよ」
加蓮「へぇ、そうなんだ」
美穂「やんでれ? 新しいお菓子とか、ですか」
美波「専門用語、かも?」
加蓮「違うよ、もぐ……2人とも」
凛「ヤンデレっていうのは……もぐ、好きな女の子のタイプみたいだね」
美穂「……! ということはプロデューサーさんはヤンデレな女の子が好きなんですね……!」
美波「それで、ヤンデレっていうのはどういう女の子なの?」
加蓮「その人が好きすぎて病気に罹ったみたいに病んでるからヤンデレなんだって」
凛「まあ、そうなるかな……もぐ」
美穂「なるほどお……勉強になりますね!」
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美波「うん」
美波「ところで」
美波「加蓮ちゃんと凛ちゃんはさっきから何食べてるの? ガム、とか?」
凛「ん? ……ああ」
加蓮「……むぐっ……んっ……」
凛&加蓮「プロデューサーの髪の毛だよ」
美穂「……」
美波「……」
美穂「……なんだあ! プロデューサーさんの髪の毛だったんですね、私もガムかと思ってました」
美波「ごめんね、急いで飲み込ませちゃって。 そういうつもりじゃなかったんだけど……」
凛「別にいいよ。 よかったら二人も食べる?」
加蓮「昨日仕入れたばっかだしね」
美穂「じゃあ、1本だけ……」
美波「じゃあ、私もお言葉に甘えちゃおう、かな?」
美穂「もぐ……やっぱり落ち着きますね、プロデューサーさんの髪の毛」
加蓮「だよねえ」
凛「ライブの前とかは、特に噛んでると調子が良くなるかな」
美波「あっ、それわかるかも!」
ワイワイガヤガヤ
美穂「わたし、そろそろ収録に出かけないと……」
美波「私も、そろそろレッスンだし、失礼しようかな」
凛「ん、じゃあまた」
加蓮「ばいばーい」
美波&穂「また!」
凛「そういえば、卯月とか奈緒とか遅いね」
加蓮「んーそうだねえ。 ま、そのうちくるでしょ」
文香「……おはようございます」
加蓮「あっ、文香おはよう」
凛「おはよう、何読んでるの?」
文香「……プロデューサーさんの事を記録した百科事典を……」
加蓮「あー、それ私も買ったよ。 まだ読んでないけど」
凛「私は一周だけしたかな」
文香「とてもよくまとめられていて……素晴らしい書物だと思います」
加蓮「あたし、Pさんの遠縁の親戚までは知らなかったし、勉強になったよ」
凛「私も、プロデューサーの小学生の頃の出席番号までは把握してなかった」
文香「……僭越ながら……私は殆どを暗唱することが出来るようになりました」
加蓮「おー、いいなあ。 憧れる」
凛「まゆと智絵里の協働著作だっけ。 流石って感じだよね」
文香「……参考インタビューに多数の皆さんが参加されていますね」
凛「プロデューサーのいきつけの歯医者のページ、私だよ」
加蓮「えーそれ凛だったんだ。 まあ、Pさんの好きだった番組2012年度版は私だけどねー」
文香「……私は好きな本について執筆させていただきました」
凛「やっぱりみんなで協力するのっていいよね」
加蓮「そうだねー。 これぞマスターピース?」
文香「やはり、書物はとても良いものですね……」
楓「あら、みなさんお揃いで。 こんにちは」
美優「あ、楓さん」
菜々「こんにちウサミン♪」
早苗「ぷはー! あら、楓ちゃん」
心「おっすおっす☆ ってこれはパクリじゃねえか☆」
楓「早苗さん、昼間から、お酒ですか?」
早苗「うんうん! ま、忙しいアイドル活動、飲まないとやってらんないわよ!」
菜々「まあ、一理ありますね!」
心「楓ちゃんもどうよ? いっとく、一杯?」
楓「それでは、お言葉に甘えて……」
楓「んっ……美味しいですね」
美優「そのお酒、なんてお酒なんですか?」
早苗「あーこれはPくんの……血液発泡酒よ!」
楓「まあ、通りで美味しいわけですね」
楓「血えーきでえいきを養う……ふふっ」
心「はぁと、もうこれしか飲めなくなりました☆」
菜々「菜々もお家で毎日飲んでます! キャハ☆」
美優「……Pさんの……血液……」
美優「私も……一杯だけ、いただいてもいいですか?」
菜々「もちろんですよー! はい美優さ…ん゛ん゛っ!?」
楓「菜々さん! 大丈夫ですか?」
早苗「あちゃー、また腰?」
菜々「いたた……はい、また腰を痛めて……」
心「しっかりしろよっ、パイセン☆」
菜々「ででででも大丈夫です!」
菜々「これがありますから!」
美優「それは?」
菜々「Pさんの唾液浸透型湿布です!」
早苗「おー、なら大丈夫ですね」
楓「流石菜々さん、こういう時の準備は万端ですね」
菜々「はい、菜々よく腰を痛めますから……もうとs……いえ、菜々はまだ17歳です!」
心「そういえば、最近川島さんがプロデューサーの汗でアンチエイジングをしてるらしいっすよ、パイセン!」
菜々「ななっ……!? それは詳しく話を聞く必要がありますよ……」
美優「……17歳なのに、アンチエイジング?」
菜々「いっ、いえこれは! えっと、そのですね……」
早苗「まっ、女たるものいつでも美容に気を使うべしよね?」
菜々「そ、そうですよ! その通りです! あたり前田のクラッカーです!」
楓「……まあ、気を取り直して飲みましょうかっ♪」
ワイワイガヤガヤ
まゆ「みなさん、最近どうですかぁ?」
智絵里「新しいカメラを4つも買っちゃいました……これでさらにPさんのことが見えますっ」
まゆ「うふふ、それはよかったわぁ」
卯月「私はプロデューサーの家の排水管から、シャワーの水を2リットル手に入れました! ぶいっ!」
志希「私はプロデューサーの体内細菌の培養に成功したよーん」
響子「私、最近は何も……」
志希「さっきプロデューサーの抜け毛を何本か集めたんだけど、よかったらいる?」
響子「……! ほんとうですか!? よかったあ……」
智絵里「助け合い、大事……です」
まゆ「みんな、いいですねえ」
卯月「まゆちゃんは、どうだったんですか?」
まゆ「私はPさんいきつけの歯医者さんでPさんの歯石を入手しましたよお」
響子「ええっ!? いいなあ……」
まゆ「うふふ。 そういえば今週末はPさんの私物競売がありますねえ」
志希「はいはーい! 志希ちゃんは今度こそプロデューサーの遺伝子が欲しいでーす!」
智絵里「志希ちゃん、それは競売出品禁止だから……」
卯月「日菜子ちゃんが、Pさん使用済歯ブラシを3本も入手したみたいですね!」
まゆ「Pさん、今月はホテルに泊まりが多かったものねえ」
響子「私物の競売化は画期的ですよねっ!」
志希「忙しーこは稼いだお金で私物、暇がある子はプロデューサーの毛とか体液を採取……見事な経済構造♪」
まゆ「年少の子達は使用済のマスクを何枚も持ってきてくれましたよお。微笑ましいですねえ」
卯月「そういえば、プロデューサーさんはヤンデレが好きみたいですよ」
響子「ヤンデレ?」
志希「好きすぎて病んじゃうことだよーにゃははー」
智絵里「はじめて聞きました……」
まゆ「病んでるこなんて、いるわけですよねえ」
ワイワイガヤガヤ
ちひろ「……」
ちひろ(この事務所なんなのかしら絶対おかしい……)
ちひろ(そもそも、プロデューサーさんは別の事務所に移ったのに……)
ちひろ「私も辞めようかしら、ここ」
終わり
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