杏「美由紀との日々」 (20)
北海道出身のちっちゃくてキュートなアイドル2人が同じ部屋に住んでいる設定です。
今回は短い話をいくつか
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○とある休日の朝
美由紀「杏ちゃん、朝だよー起きて!」
杏「ん~あと3時間~・・・」
美由紀「3時間ってお昼になっちゃうよ・・・?」
杏「いいのいいの・・・休みなんだし・・・」
美由紀「むぅ~」
杏「ほら、美由紀も一緒に寝ようよ~・・・」
美由紀「えいっ」
杏「ちょっ・・・何するんだ!布団返して、寒いじゃん!」
美由紀「いつまでも布団の中でぬくぬくしてる杏ちゃんが悪いんだから!」
○こたつとみかん
杏「やっぱりこたつっていいよね~」ダラー
美由紀「・・・」ムキムキ
杏(みかん剥くのに集中しちゃってるね・・・)
美由紀「・・・」ムキムキ
杏(丁寧に白い部分まで取ってる)
美由紀「・・・!」テッテレージョウズニムケマシター
杏(あっ、綺麗に剥けてすっごい笑顔になってる)
美由紀「見てみて杏ちゃん!みかん綺麗に剥けたよ」
杏「おー、すごいすごい」
美由紀「食べる?」
杏「食べる」
美由紀「はい、あーん」
杏「やっぱりこたつで食べるみかんって美味しいなぁ」
美由紀「だよねー」
杏「ところでみかんの白い筋の名前知ってる?」
美由紀「???」
杏「その顔は知らない顔だね」
美由紀「うん、教えて杏お姉ちゃん!」
杏「あの白い筋はアルベドって言う名前で、実は剥かないほうがいいんだ」
美由紀「え、そうなの?」
杏「あの白い筋にはビタミンPの一つであるヘスペリジンっていう栄養素がたくさん詰まってるんだよ」
美由紀「びたみんP?へすぺりじん?」
杏「ヘスペリジンって言うのは生活習慣病の予防や改善、花粉症を予防したり、手足の冷えを改善といったいろんな働きをしてくれるんだ」
美由紀「へー・・・杏お姉ちゃんは物知りだなー」
杏「まぁネットで調べたらすぐに出てくるんだけどね」
美由紀「じゃあ、白い部分剥かなかった方がよかった・・・?」
杏「剥く剥かないは人の自由だから美由紀の好きなようにすればいいんだよ、まぁ杏は面倒だから剥かないけどね」
美由紀「みゆきも今度から剥かずに食べるね!」
杏「ところで、もうみかんもう無いけどどうするの?杏はこたつから出たくないから取りに行かないよ」
美由紀「みゆきも出たくないよ・・・」
杏「じゃあ二人でこたつでゴロゴロするかー」
美由紀「おー!」
○ゲーム
美由紀「杏ちゃん、何してるの?」
杏「マ○カーだよ、一緒にやる?」
美由紀「うん!」
杏「ほい、コントローラー」
美由紀「どうやって操作するの?」
杏「AがアクセルでBがブレーキ、スティックがハンドル、Zでアイテムの使用だよ」
美由紀「???」
杏「取り敢えずやってみようか、やったらわかると思うし」
美由紀「うん!」
杏「まずはキャラ選択だね」モートンポチー
美由紀「可愛いしこの子にしよー」キノピコポチー
杏「マシンのカスタマイズだけど最初はそのままでいいかな・・・じゃあスタートするよ」
美由紀「がんばるぞー!」
-数分後-
杏「ゴールっと」
美由紀「わわっ、杏ちゃんはやいね」
杏「まぁね、ところで美由紀、曲がるときは体を動かさなくてもいいんだよ?」
美由紀「つい動いちゃって」テレテレ
杏「この、可愛いやつめー」ワシャワシャ
美由紀「杏ちゃん、やめてよー」
杏「美由紀が可愛くて、つい・・・」
美由紀「むぅ・・・お返しだー」ワシャワシャ
杏「ちょ・・・やめろよー」
美由紀「やめないもん!」
杏「杏が悪かったって、ミルキーあげるから許して」
美由紀「ほんと?」
杏「ホントホント」
美由紀「わーい」
もちと七輪と
美由紀「杏ちゃん、お餅食べよー」
杏「いいね、折角だし七輪で焼いて食べようか」
美由紀「え、七輪!」キラキラ
杏「ふっふっふ・・・実はこの時のために買っていておいたのさ!」テッテレー
美由紀「お餅とってくるね!」トテトテ
杏「杏は七輪の準備でもするかな」
-数分後-
杏「よし、焼くぞー!」
美由紀「おー!」
杏「・・・」ジー
美由紀「・・・」ジー
もち『・・・』
-数分後-
もち『・・・』
美由紀「・・・ふくらまないね」ジー
杏「まぁまだ数分しか経ってないからね」
-さらに数分後-
もち『・・・ぷくー』
美由紀「!?ふくらんだ、ふくらんできたよ!」
杏「だねー」
もち『ぷくー・・・』
美由紀「・・・」プクー
杏(美由紀のほっぺもふくらんできた)
もち『プクー』
美由紀「・・・」プクプクー
杏「・・・えい」ツン
美由紀「・・・」プシュー
美由紀「杏ちゃん、なにするのー!」プンプン
杏「いやー、美由紀のふくらんだ頬を見てたらつい・・・」
もち『・・・ぷしゅー』
美由紀「あっ・・・」
杏「あっ・・・破裂しちゃったね」
美由紀「うん・・・」シュン
杏「ほら、シュンとしないで食べようか」
美由紀「・・・そうだね!」
杏「美由紀は砂糖醤油にする?海苔醤油にする?」
美由紀「んーと・・・海苔醤油にする!」
杏「オッケー・・・はい、海苔醤油」
美由紀「ありがとー!いただきまーす・・・・・・はむっ・・・んーおいしい!」
杏「七輪を用意したかいがあったよ。」
美由紀「この七輪で秋刀魚やカニ焼いてみたいね」
杏「あー・・・いいねぇ・・・」
杏「唐突ですが、ここにマシュマロがあります」
美由紀「マシュマロ!」
杏「このマシュマロを串に刺して七輪に置きます、そして餅を食べてると焼きマシュマロが完成するってことだよ」
美由紀「わーい、焼きマシュマロだー!」
杏「そんなに急いで食べなくてもマシュマロは逃げないよ」
○杏の逆襲?
美由紀「杏ちゃん、朝だよー起きて!」
杏「ん~あと5時間~・・・」
杏(ふっふっふ、今回は前みたいにはいかないよ)
美由紀「もう、布団はがしちゃうからねっ!」
杏「スキあり!」ガバッ
美由紀「わわっ・・・布団に引きずり込まないでよ!」
杏「ふっふっふ、今回は杏の勝ちみたいだね。さぁ、一緒に寝よう」
美由紀「むぅ・・・えいっ」ダキッ
杏「ちょ・・・抱きつくなー暑いだろー」
美由紀「杏ちゃんが布団に引きずり込んだんだから、いいでしょ?」ギュー
杏「まぁ、だらだらと過ごせるならいいけど」
美由紀「えへへー・・・杏ちゃんあったかい・・・」ギュッ
杏「ちょっ・・・抱きつくなー」
美由紀「杏ちゃんがあったかいんだもんっ」ギュッ
杏「仕方ないなー」
美由紀「えへへ」
杏「じゃあ、今日はとことん布団の中でだらだらするぞー!」
美由紀「おーっ!」
~おわり~
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