エイラ「お宮藤。ナンカ用カ?えっ?さささサーニャがにに妊娠!?」 (19)

宮藤「ええ」

エイラ「…ミッ宮藤~、冗談はヤメロヨナー」アセアセ

宮藤「いやホントですって。ほら世界魔女新聞に一面ですよ」ピラッ

『第501戦闘航空団ナイトウィッチのサーニャさん、妊娠に故ウィッチ引退宣言』

エイラ「…」クラッ

宮藤「大丈夫ですかっ!?エイラさん!エイラさん!エイラさ~~ん!!」

ガバッ!!

エイラ「ハッ!………なナンダ夢か…。最悪な夢ダッタナ…」ハァハァ

サーニャ「おはようエイラ」

エイラ「オハヨウサー…。さサーニャ…そのお腹は……?」

サーニャ「え?エイラったら何寝ぼけてるの?私妊娠したから最後の挨拶に来たんだけどエイラったら寝ちゃってて…」

エイラ「は、ハハハ。サ…サ…嘘ダナ!サーニャが妊娠なんて嘘に決まってるんダナ!ダダダ大体何処の誰と…」

俺「おいおいサーニャ。エイラさんにはまだ俺の事言ってなかったのか」

エイラ「!?」

サーニャ「ええ。エイラには一番秘密にしておきたかったから。エイラ…結婚式には出てくれる?」

エイラ「!?」

エイラ「…ナンデ」ブルブル

サーニャ「?」

エイラ「…ナンデ!どうしてなんダヨ!サーニャ!!私は認めないゾ!!こんな…こんな男と…!」ブルブル

サーニャ「エイラ…。そうよね。エイラに秘密にするのはいけなかったかもしれない。でも…でも…エイラならこの事喜んでくれると思ってたのに…」グスン

俺「泣くなよサーニャ。エイラさんだって急な事で驚いてるだけだ。理解してくれるさ。サーニャの一番の親友なんだろ?」

サーニャ「俺君…ありがとう」

エイラ「…ッザケンナ!!!テメッ!!コラッ!!何サマナンダヨ!!オイ!」ガシッ

サーニャ「やめて!エイラ!」

俺「ちょやめてやめてマジやめて」ブンブン

エイラ「お前ナンカナァ…!お前ナンカにサーニャが…サーニャがっ!!お前ナンカにナァ!!」

ミーナ「やめなさい!エイラさん!」バンッ!!

エイラ「!?」

ミーナ「エイラさん…見損なったわ。貴方のしてる事はただの傲慢よ」

エイラ「ミ…ミーナ隊長。聞いていいか?」

ミーナ「何?エイラさん」

エイラ「その…左手の薬指の指輪は…」

ミーナ「…?何言ってるの?私は先々月に結婚したじゃない」

エイラ「エ?ナナナナ…」

ミーナ「そんな事は今回のサーニャさんのおめでたには関係ないじゃない。話を曲げないでちょうだい」

エイラ「……もう…もうツイテイケナインダナ…」クラッ

ドサッ!

サーニャ「エイラ!エイラ!」

ミーナ「サーニャさんエイラさんは貴方にかなり好意を持ってたのよ。少し時間が必要かもしれないわね。」

俺「サーニャー、俺マジ怖かったよ~魔女にいきなり胸ぐら掴まれるとかマジ勘弁」

サーニャ「俺君大丈夫?エイラには後で言っておくから」

ミーナ「とりあえずエイラさんが起きるまでサーニャさん、俺さんは応接間に居といてちょうだい。パーティの準備なら宮藤さん達がしてるだろうから」

サーニャ「俺君?行きましょう?」

俺「いや~マジ怖かったわ。サーニャの親友っていうからどんな人かと思ったけどさ…こんな人だったなんてな。じゃ行こうかサーニャ」


バタンッ!


エイラは薄れ行く意識の中でこの会話を聞いていた。そうそれは正に絶望としか表せない程の絶望だった。今までのサーニャとの記憶が走馬灯の様に流れていた。

サーニャと初めて話したあの時。ブリタニア方面での入手が困難であったサーニャのストライカーユニット(MiG60)の補修部品入手を手伝ったのがきっかけだった。

同じ寒冷地同士なので話も合った。サーニャは人見知りだから、自分が守ってやらなければという気持ちが次第に高まっていった

サーニャが良く私の部屋に寝ぼけて入ってくる時は本当にドキドキした。次第にそのドキドキは恋なのだという自覚も芽生えていた

サーニャとする水浴びは楽しさ半分恥ずかしさもあった。サーニャの歌う歌は私の心を癒してくれた

サーニャとする夜間飛行。たまに宮藤も居たけれどそれはそれで楽しかった。サーニャの聴かせるラジオはサーニャが楽しそうだったので私も笑顔になった

サーニャと一緒に行った大気圏外でのネウロイとの戦闘。あの時私達の仲はより一層深まった

サーニャと過ごしたあの日々は捨て去ることは出来ない程貴重で素晴らしくて私自身の人生に変革をもたらした


サーニャは幸せなのだろうか。あの男と繋がれて幸せだったのだろうか。私と居るより幸せだったのだろうか。

サーニャが幸せなら…サーニャの幸せを考えてきた私は結局自分の幸せしか考えてなかったのだったんだな

サーニャに謝ろう。あの男にもムカつくけれど…。そしてその後泣きまくろう…それで終わりにしよう

エイラ「サーニャ!!」ガバッ!!

サーニャ「ん…何エイラ?」ムニャムニャ

エイラ「あれ?サーニャ?ナンデ横に…」

サーニャ「エイラ。寝ぼけるのは勝手だけれど…私夜間飛行終えて眠いの」

エイラ「…サーニャ。もう子ども産んだのか?お腹…しぼんでるゾ」

サーニャ「…エイラ」イライラ

エイラ「え?」

サーニャ「…どんな夢見てたかしらないけど勝手に私を妊娠させないで」ムギュー

エイラ「ふ…ふぇ~?」

エイラ「けどけどけどサーニャは妊娠したんじゃなかったのか?」

サーニャ「…」ビュウウウン

エイラ「あれ?使い魔…?」

サーニャ「…もういい?」イライラ

エイラ「…あ、アア。ってことはサーニャはまだ処女でウィッチであれは夢」

バキッ!

サーニャ「エイラ…いい加減にしなさい…」

エイラ「…良かったぁあああああ!!良かったぁあああ!!サーニャ…!!良かったぁああ!!」ダキッ

サーニャ「ちょ…エイラ…!ちょっと離れ」

エイラ「サーニャ!サーニャ!良かったぁああああ」



こうしてウィッチ達の日常はまた今日も平和に始まるのであった

Fin

門脇さん、おめでとうございます

グダってスマナインダナ。誰も見てないと思ってたけど見てくれた人はありがとうダナ。まぁ今度はしっかり考えてから書くわ

正直門脇さんの妊娠は心に来たけどサーニャが妊娠したわけじゃないって事を伝えたかったンダナ。エイラーニャは不滅ナンダナ

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