男「チンコを太く硬くする超能力が使えるようになった」友人「勃起じゃねえか」 (37)

男「卑猥なこと言うな!」

友「お前が先に言ったんだろ!」

男「俺は超能力が使えるようになったって言っただけだろ!」

友「チンコを太く硬くさせる能力って超能力でも何でもねえよ!」

男「じゃあお前は使えんのかよ!?」

友「簡単だよ、えっとエロ本っと」ペラペラ

友息子<ヘアッ!

男「なにチンコ勃起させてんだよこの変態!」

友「お前がさせろって言ったからだろうが!」

こっちに書くのなら大丈夫だよね・・・?

男「俺はチンコを太く硬くさせろって言ったんだよ!」

友「だから太く硬くなっただろうが!」ヘアッ!

男「ただの勃起じゃねえか!」

友「その言葉そっくりそのまま返してやるよ!」

男「俺の超能力は崇高な力で断じて下品じゃない!」

友「チンコが関わってる時点で下品以外のなにものでもねえよ!」

男「これだから超能力を知らないトーシロは……」ハァ

友「そもそも勃起と何が違うってんだよ!?」

男「全然違うだろ! 男の子と男の娘くらい違うわ!」

友「……それ結局一緒って事じゃねえかよ! ちょっと考えちゃっただろ!」

男「どうしてお前は下ネタに持っていこうとするんだよ!?」

友「持っていく必要もなく下ネタなんだよ!」

男「どうやら馬鹿に説明しても無駄なようだな。こうなったら実際に見せた方が早い」モロンッ

友「出すな見せるな!」

男「お前だってさっき俺に汚い物みせただろうが!」

友「布越しだからセーフだろ! でもお前は完全にアウトだ!」

男「確かにこのままの状態だと公然猥褻罪かもしれん」

友「いやこれからどうしようとしまわなければ犯罪だ」

男「だが俺の超能力によって神聖なモノへと昇華する……!」ハアアアッ!

友(コイツ話聞かねえ)

男「これが、俺の、超能力だ――っ!」カッ!

男息子<ブルゥルアアアアッ!

友「やっぱただの勃起じゃねえかよ!」

男「お前の目は節穴か!? ちゃんと超能力によって昇華されたこのチンコを見てみろ!」<ブルゥルアアアアッ!

友「もう十分見たよ! 何が悲しくて野郎のチンコ見なきゃいけないんだよ」

男「だったら解るだろう、この超能力の素晴らしさを!」<ブルゥルアアアアッ!

友「わからん、これっっっっぽっちも解らん」

男「バカなッ!?」<ブルゥルアアアアッ!

友「ていうかそろそろ仕舞えよ」

男「ならこれはどうだ?」シュンッ

友「一瞬で勃起から元に戻ったな」

男「そしてぇ!」<ブルゥルアアアアッ!

友「おおっ!」

男「どうだ、凄さが解っただろう」<ブルゥルアアアアッ!

友「ああ、やっぱただの勃起だってわかったわ。しかも早漏」

男「テメエガチで目ん玉くり抜いてやろうか!?」<ブルゥルアアアアッ!

友(もしかして早漏でキレてる?)

男「わかった、俺が間違ってたよ」

友「ようやく変態だと認めたか」

男「お前如きに理解出来るなんて思った俺が馬鹿だった」

友「おい待て、それはおかしい」

男「これから数多くの困難が待ってるからってちょっと弱気になってたのかもな……」

友「勃起するだけでどんな困難が待ってるっつうねん」

男「あっ、もしかして俺がモテモテになるかも知れないから僻んでんのか!?」

友「いや逆で孤独になりそうだから心配してやってんだよ」

男「それとも租チンだから羨んでんのか?」

友「ぶっ殺すぞテメエ!」ガッ

男「まあまあ、そうがっつくな」ドウドウ

友「どうして早漏なだけでそんなに上から目線なんだ」

男「早漏じゃねえっつってんだろ! チンコへし折るぞ!」

友「すぐ立たせる事が出来て速攻で萎むんだから早漏だろうが!」

男「どうやら租チンにでも解るように俺の凄さを教えてやる必要があるようだな」

友「租チンじゃねえから教えんでいい」

?「そんな無能力者かつ租チンと戯れてる様じゃ、ワタクシの相手にはならなそうね」<オーホッホッ!

男「――ッ! 誰だ!?」バッ

友「租チンじゃねえっつってんだろ!」クルッ

?「雑魚に名乗る名前はありませんわ」<オーホッホッ!

男「き、貴様は……」

?「ふふっ、ですがワタクシほどの有名人だと否が応でも名が知られてしまうと言うもの」<オーホッホッ!

友(確かこの人、学年が一つ上のお嬢様だったか?)

友(つうか凄い縦ロールだ)

男「誰だか知らんが……能力者か!?」キッ

嬢「わ、ワタクシを知らない……ですって」

友(髪がめっちゃ綺麗なストレートになった!?)

SP「お嬢様、御髪が」ヒソッ

嬢「ハッ! 私としたことが!」<オーホッホッ!

友(瞬時に縦ロールに戻った!?)

嬢「ワタクシを動揺させる作戦みたいですが、その程度では微動だにしませんわ」<オーホッホッ!

嬢「それに、顔を合わせるまで能力者の存在を感知できないようですし」<オーホッホッ!

男「な、なんだと!?」

男「まずい……おい友、お前は逃げろ」モロンッ

友「は、なんで? つうかチンコ出すな」

男「お前は無能力者だ。ここにいちゃ命に係わる」ハアアアッ!

友「え、まだそのごっこ遊び続いてんの?」

男「いいからとっととここから逃げるんだ!」<ブルゥルアアアアッ!

友「いやいや! 勃起させた変態をそのままに出来ねえよ!」

男「租チンだからって命を粗末にするなよ!」<ブルゥルアアアアッ!

友「お前マジで殺すぞ!?」

嬢「安心なさい。ワタクシもそこの租チンには用はありませんわ」<オーホッホッ!

友(女子に言われると何だかとても傷付く)グスッ

男「俺に勝てると思ってるのか?」<ブルゥルアアアアッ!

嬢「クスッ、自ら能力を晒したバカに負けるとでも?」<オーホッホッ!

男「ま、まさか隠れて聞いていたのか!?」<ブルゥルアアアアッ!

友(お前めっちゃ大声で連呼してただろ)

嬢「能力の知れた能力者などネタの知れたマジックと同じですわ!」<オーホッホッ!

男「ク、クソッ! 油断してたばかりに……!」

友(話についていけないんですけど)

男「やるやらとっととやれ」

嬢「どうやら無駄に足掻くことはしないようね。そこは褒めて差し上げますわ」<オーホッホッ!

男「こちらだけが能力がばれている以上勝機は薄いからな」

友「えーとさ、男」

男「すまないな友。お前と一緒に過ごせた時間、楽しかったぜ」

友「能力とか良く解らないけどさ。そのお嬢様の特技なら何となくわかると思うぞ」

嬢「この状況でワタクシにハッタリが通用するとでも?」<オーホッホッ!

男「そうだ、庇ってくるのはありがたいが下手すればお前も危険に晒されるんだぞ!」

友「じゃあ聞くけどさ先輩、瞬時に髪を縦ロールに出来るでしょ」

嬢「」ストン

SP「お、お嬢様! 動揺なされてはいけません!」ヒソ

嬢「ななな、何のことを仰っているのかワカリマセンワ?」ガクガクガク

友(解りやすすぎだろ)

男「友、まさかお前相手の能力を見抜く能力を持っているのか!?」

友「能力じゃなくさっきの早業を見れば何となくわかるだろ」

男「?」

友「お前は何を言ってるんだ、って顔されても困るんだが」

男「まあこの際なんでも良い! 相手の能力が解ればこっちのもんだ!」<ブルゥルアアアアッ!

友「おいお前、勃起させて何するつもりだ!?」

男「さあ、大人しく負けを認めれば命だけは助けてやっても良いぜ」<ブルゥルアアアアッ!

嬢「フ、フンッ! 能力が解ったからって良い気にならないで下さる?」ガクガク

友(絵図だけみると男がレイプしようとしているようにしか見えない)

男「だったらその体で解らせてやるだけだ!」<ブルゥルアアアアッ!

友「待て変態!」蹴

男「うぼぉおおおおっ!?」<ブルゥルアアアアッ!?

男「な、なにをするんだ?」グフッ

友「腐れ縁とはいえお前を犯罪者にしたくはないからな」

男「何を訳の分からない事を! そいつは敵だぞ!」

友「こっちのセリフだ。っていうかチンコしまえ!」

男「バカ野郎! 敵を目の前にして武器を捨てろと言うのか!?」

友「お前の中でチンコは一体どんな存在なんだ!?」

嬢「仲間割れとは情けないですわね」<オーホッホッ!

男「くっ、奴の能力が戻っている……どうすんだよ友! お前のせいでまた振り出しだぞ!」

友「どうもこうもいい加減設定をやめろ。そもそも振り出しも何も進んでねえよ」

男「仕方ない。正面から倒すしか――っ!?」ハアアアッ!

男「ど、どうしてだ!? チンコが……チンコが太く硬くならない!?」ヘナッ

男「太く硬くなれよ俺のチンコ! 敵が目の前なんだから太く硬くなってくれよチンコ!」

友「大声でよくそんな恥ずかしい言葉を連呼できんな……」ハァ

嬢「どうやら能力切れのようですわね」<オーホッホッ!

男「の、能力切れ!?」

嬢「昨日目覚めたばかりのひよっこが考え無しに能力を何度も使うからですわ」<オーホッホッ!

男「そ、そんな」ガクッ

嬢「当初の計画とは予定が違ってはいますが、やはりワタクシの勝利は揺るがないようですわね」<オーホッホッ!

嬢「ですが」チラリ<オーホッホッ!

友「?」

嬢「そ、そこの租チン男と共にワタクシの僕として戦うのなら助けてあげてもよろしいですわ」<オーホッホッ!

友「」ガーン

男「い、嫌だと言ったら?」

嬢「貴方に選択肢がありまして?」スゥ<オーホッホッ!

男「くっ、すまない友。俺はこの条件を飲むしかないようだ……!」ギリ

友(また、租チンって言われた)

男「だ、だが友は一般人だ。危険な目には合わせられない!」

嬢「ですがその、と、友さんは中々の洞察力を持っていますわ」<オーホッホッ!

嬢「それはかなりの武器になるということ」<オーホッホッ!

嬢「よって一般人だろうと常に戦場に赴いて頂きますわ!」<オーホッホッ!

嬢「というか貴方の方がお荷物ですわ」<オーホッホッ!

男「」

嬢「ということですわ友さん、貴方方はワタクシに従って頂きますわよ!」<オーホッホッ!

友「もうどうにでもなってくれよ」ハァ

男「お、覚えていやがれ……いつか俺の能力でヒーヒー言わせてやる」ギリ

友「お前はいい加減犯罪的な発言は止めろ」

嬢「さてと。次の敵へと向かいますわよ!」<オーホッホッ!

男「つ、次の敵……だと……」ツゥ

男「ま、待てよ。連戦はいくらなんでも」

嬢「貴方では対して疲労しなかったから別に問題ありませんわ」<オーホッホッ!

男「ぐぅ……!」

友(この学園来たの間違いだったかなぁ)

――――○□○――――

男「」ビクンッビクンッ!

嬢「はぁはぁ……こ、このワタクシがこの程度で」<オーホッホッ!

悪「クカカッ! かの有名なお嬢様ってのはこの程度かよ」

嬢「ま、まだですわ!」<オーホッホッホッホッ!

悪「おっと!」ヒョイッ

悪「足元が、ガラ空きだぜ!」バッ<ンホオオオオッ!?

嬢「カハァ!?」ストン

悪「ハッ! 所詮噂は噂でしかねえようだな」

友(……今、俺の前で下らないごっこ遊びを本気でやっている高校生が三人います)

嬢「こ、このワタクシが……なすすべもないなんて」ギリ

悪「どうしたどうした!? もっとこのオレ様をたのしませろ!」

嬢「と、友さん! 敵の能力は判りまして!?」

友「スイマセンナニモワカリマセン」

友(だってあのヘビメタ化粧してる男が手をかざしてるだけだ)

友(傍から見ると子供がヒーローの必殺技の真似に大人がやられてあげているようにしか見えない)

悪「ほう、そいつぁ邪眼の持ち主だったか」

友「あ、違うんでその呼び方やめてください」

悪「オレ様は雑魚には興味がないから手を出さなかったが……」

悪「邪眼使いなら弄りがいがあるかものなぁ!」バッ<ンホオオオオッ!?

友「ガッ!?」ビクンッ

友(これは……尋常じゃなく痛々しいと思ってしまう感情があふれている!?)

友(まさに今すぐにでも逃げ出したいというこの気持ちは――)

友「まさか羞恥心を植え付ける能力!?」

友(って、ついに俺までこの茶番に乗っちまったよ)

悪「ク……クカッ! クカカカカカカカカカカッ!」

友「わ、笑うな! 乗ってやったんだからそこは――」

悪「まさか一度受けただけで能力を見破るとは……こいつぁサイッコーに楽しめそうじゃねえかよぉ!」バッ<ンホオオオオッ!?

友(うわあああああああああああっ!? 見破ったのに死ぬほど恥ずい――ッ!?)ゴロゴロ

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