魔王「勇者来たか‼どうやって殺されたらいい?」勇者「!?」(325)

100スレ程度

魔王「釜茹?それとも断頭台?」

勇者「な、何を言ってるんだ?」

魔王「えっ?お前も私が死ぬと喜ぶんだろ?」

勇者「そ、そうだが」

魔王「なら、私も嬉しい。勇者が嬉しいなら私も嬉しい」

勇者「お、おう」

魔王「どんな殺され方するかな?……お好みは?」

勇者「えっと………えっと………」

魔王「餓死だけは辛いから嫌だが‼勇者が喜ぶなら、うちは嬉しいな」

勇者「い、いやその………」

魔王「どうした?殺らないのか?皆は色々な事をして殺したぞ?」

勇者「えっと………」(な、なんか怖い‼)

魔王「………どうした?顔が優れないな?すまない自傷すればいいか?もう、演技でしか痛がられないが………それでもいいか?」

勇者「ち、ちがう」

魔王「………そうか。ごめん」

勇者「別にそこまでやろうとは思わない」

勇者「別に殺すのが好きでもないし………」

魔王「それじゃぁ……うちでは喜ばせられない………」

勇者「い、いや……喜ぶって………」

魔王「他の勇者とかオークとか色々はうちを犯して殺すのが好きだぞ?」

魔王「あるときは何かの中でゆっくり消化されながら溶けて死んだし」

魔王「監禁され、足を切り落とされたし。足を食べた事もある」ニコニコ

乾いた笑み

勇者「うっ……うぐ」

魔王「顔が優れないな~ほら!!犯して殺せばハッピーだぞ!!殺したあとでもいいぞ!!」

勇者「お、おえ………」

勇者1D6
-3

勇者「はぁはぁ………お前、生きてるけど」

魔王「まぁ!!そうだがな!!違う魔王?かな?なんかいっぱい殺されて拷問されたの知ってる‼」

魔王「勇者に奴隷にされて捨てられて死んだのもあるし‼いっぱいいっぱいみんな喜んでた‼」

勇者「くっ」

側近「魔王さま!!早く攻撃してください!!」

魔王「あーうん。じゃぁちゃちゃっと殺してね」

魔王「側近には私が死にたがりなの黙ってね。何も知らないから。いっぱいいっぱい別の私の記憶があるのも。あっ死ぬから大丈夫か」

勇者「くそ………」(なんだよ……こんな。殺せねぇ)

勇者「やめた。情がわいた」

魔王「そっか!!好きにいつでも殺ればいい」ニコニコ

勇者「くっ………」

魔王「辛そうだな?一回殺っとく?」

勇者「ち、ちがう………」(こんな、こんなのに人間は恐れてるのかよ)

勇者「…………帰る」

魔王「………そうか。ごめんな………うち未熟で」

側近「さすが魔王さま!!」

魔王「うん」

側近「勇者を睨みで退けるとは」

魔王「うん」

側近「では、寝室でお休みください」

魔王「うん」

宿屋

勇者「うーむ………」

気になる

可愛い乙女
笑ってるのも可愛い



発言があまりにも常軌を逸している

勇者「明日また行ってみよ」

2日目

魔王「勇者が来たか‼どうやって殺されればいい?」

勇者「昨日も同じこと言った!!」

魔王「あっ………ごめんな。うち昨日の事を思い出せんのや。昔とか名前は何とか覚えるけど。メモ以外はわすれんねんな」

勇者「!?」

魔王「すまん。顔も名前も覚えとらん」

勇者「…………そうだなぁひどいなぁ」

勇者「せっかく、友達になったのに」

魔王「ああ、それは悪いことしたなぁ」

勇者「まぁ、もう一回友達になろう」

魔王「うん!!わかった」

側近「魔王さま?ああ、友達だったんですね。てっきり敵だと思いました」

魔王「友達だ!!ごめんな!!何もなくて!!ああそれと」

可愛い顔が自分の真横に

コソコソ

魔王「側近には黙って欲しいことがあるねん。うちが変って事を黙ってて欲しいねん」

勇者「うん、わかった」

魔王「ありがとう‼勇者!!勇者は優しいなぁ」

勇者「ああ」

勇者(…………魔王が悲しいだけなんだよ)

側近「勇者さま少しいいですか?」

勇者「おう」

側近「魔王さまは………変でしょう」

勇者「お、おう」

側近「それを隠そうとしてるんです。だから………お願いします。魔王さまを裏切らないでください。お願いします。敵とわかってても………私たちにはどうすることも出来ません………」

勇者「わ、わかった」

側近「お昼一緒に食べるそうです‼カレーライスですよ!!」

魔王「やったぁ!!大好き!!」

勇者「ははは」

側近「くれぐれもお願いします。魔国の未来より………あの子の幸せを望んでます」

食堂へ

カレーライス

魔王「いただきます‼うち好きやねん‼」

モグモグ

勇者「旨い!!」

魔王「旨いでしょ‼勇者が喜んでるの見て、うちも嬉しいなぁ‼」

側近「ふふふ………ううう」ハンカチ拭く

側近「ちょっと失礼します」

魔王「あー美味しい…………」

魔王「……………」

側近が去ると黙々と食べる。
熱くないのか?

勇者「なぁ………熱くないのか?」

魔王「熱いのか?これ?熱いのか?」

勇者「お、おまえ!?」

魔王「あっ!?…………やってもうた」

勇者「お前!!!わからないのか!!」

魔王「ごめんな………うち舌。仕事せぇへんのや」

勇者「えっ………舌が?舌って事はもしや!!!!」

魔王「うちな…………味わからへんねん」

勇者「!?」

魔王「その………カレーライスは好きやったのは覚えてんねんけど」

魔王「どんな味か、思い出せんのや」

勇者「お、おう………じゃぁ………全部」(心が抉られそう)

魔王「演技や………だって砂食ってるみたいやもん」

勇者「そ、そっか!!」

魔王「側近には黙っててなぁ~」

勇者「あ、ああ勿論」

魔王「勇者~本当に優しいなぁ~」

勇者(こんなにも闇が深い子だと思わんかったけどな‼)

100スレの大長編作品と聞いて

>>17

残念100レスに降下

3日目
魔王城に住む

魔王「おはよう」

勇者「おはよう。俺の事わかる?」

魔王「えっと、えっと………勇者?」

勇者「正解」

魔王「やった!!うち正解や!!」

魔王「メモでは問題出す人が勇者書いてたな」

魔王「で!!下町に出かける言うとんねんな‼」

魔王「護衛!!」

勇者「うん。そうそう」

魔王「うちな………すぐ忘れてまうねんな」

魔王「こう………いっぱい良くしてくれても忘れてまうねん」

魔王「だから!!うちの変わりにいっぱいいっぱい覚えとってくれ‼」

勇者「わかったわかった」(めっちゃ心が辛い)

女神(…………くく)

城下町

「魔王ちゃんや!!ありがたやありがたや」

魔王「うむ!!」

兵士「体の調子はどうですか?大丈夫ですか?」

魔王「大丈夫だ!!今日は!!」

魔王「暴れる事もない!!」

勇者(もしかして。フラッシュバックがあるのか!?)

勇者(にしても…………慕われてるなぁ)

魔王「………はは」

勇者「魔王?」

魔王「皆、慕ってくれてんねんな」

魔王「きっと父上も母上も偉大やったんやなって」

魔王「………もう。顔も覚えてへんけどな」

魔王「なんでか胸が痛いねんけど。これが何かわからんのやなぁ……変な感じ」

勇者「……………」(なぜこんなことに)

魔王「勇者……ありがとうな‼」

勇者「ああ!!楽しいし」

魔王「勇者楽しいんか?楽しいならうち嬉しいなぁ‼」

勇者「そりゃ~美少女と一緒やし」

魔王「そやな!!うち美少女や!!」

魔王「美少女やから皆!!うちの事を虐めの好きなのも。うち知っとるで‼」

魔王「美少女ってなんかわからんけど!!皆嬉しいなら!!うちも嬉しい!!」

勇者「うんうん」(決めた俺………)

魔王のしゃべりが倖田來未にしか聞こえない

勇者「おれ、勇者辞める」

魔王「えっ?うち殺さへんの?」

魔王「うち?虐めて楽しまへんの?」

勇者「しない」

勇者「だって!!友達だろ?」

>>26
モデルはボーカロイド
茜姉妹赤い方

魔王「せやな!!うちら友達やもんな‼」

魔王「せやせや!!焼き芋食いたい」

勇者「わかった。買おうな」

魔王「うちの大好物やねん!!」

勇者「うんうん。1本ください」

「ああ!!魔王さま!!どうぞ!!大好物でしたね」

魔王「せや!!大好物や!!」

パクパク

魔王「………ああうまいなぁ!」

魔王「ありがとうな‼勇者!!」

勇者「…………演技せんでええぞ」

魔王「…………」

勇者「美味しくないだろ」

魔王「うん………砂の味しかせぇへん。笑ってくれへんの?うちうまそうに食べてたやろ?」

勇者「………笑って欲しい?」

魔王「笑って欲しい。うちうち………虐められる以外に笑顔の仕方わからん………友達」

勇者「友達はなにもしなくても笑うもんだ」ニコニコ

魔王「勇者笑ってるな‼笑ってるならうちも嬉しいなぁ‼」

勇者「好きなだけ笑ってあげる」

勇者「だから……ずっと一緒に居させて欲しい」

勇者「いい?」

魔王「ええで!!あっ……でもうち。明日には忘れるで?」

勇者「いい。明日また友達になろう」

魔王「うん!!なろうなろう!!うち嬉しいわ!!」

勇者(なんで………こんなに)

勇者(笑顔が痛いんだ)

勇者(…………)

勇者(女神に騎士から勇者にしてもらったけど)

勇者(俺にはこの子を倒すことは出来ない)

勇者「魔王」

魔王「?」

勇者「楽しい!!」

魔王「そかそか!!勇者が楽しいならうちも楽しいなぁ!!うんうん」

勇者(それにしてもかわいいなぁ………)

勇者(かわいいけど………可哀想だ)

勇者(俺がついていてあげよう)

3日目

魔王「勇者おはよう‼」

勇者「お、おう?おはよう‼覚えてるのか‼」

魔王「えっ……えぇっと。うん!!うちの友達!!」

勇者「嘘つくな」

魔王「!?」

勇者「…………」

魔王「ごめん!!うち!!そんな悲しそうな顔せんで!!」

勇者「ああ、いや。今日も友達やっていこうな‼」にこぉ

魔王「う、うん!!」

勇者「でも、なんで友達って?」

魔王「日記にな!!朝一番に挨拶してくれるのが勇者で友達!!って書いてるねん!!側近とか顔覚えている以外のひとはきっと勇者ねん!!」

勇者「そっか。側近は覚えているのか?」

魔王「幼少からのは覚えている!!でも………いつからかが覚えれんのや?なんでやろ?」

魔王「そんなことより‼外で遊びたい‼」

勇者「わかった。遊ぼうな」

魔王「うん!!」



魔王「はははは!!わーい」

芝生の庭園を走り回る

勇者「危ないぞ?」

魔王「勇者!!うちなんか楽しい!!」

勇者「そっか」

魔王「あっ……」

ずる

ごんっ

勇者「!?」

魔王「てへへ。転けちゃった」

勇者「ま、魔王!!回復呪文するから動くな‼」

魔王「ん?どないしたん?」

勇者「どないしたんって………お前……」

タラー

魔王「あっ?血だ~」

魔王「赤いなぁ~」

勇者「お前は………痛くないの?」

魔王「痛くないのぞ!!泣かないぞ‼偉いか?偉いか?昔は痛くて泣いてたんだが!!皆が怒るから痛くても笑うように頑張ったから痛くないぞ!!」

勇者「つっ!!」

俺は抱き締める

魔王「勇者?」

勇者「回復呪文するから………動くな」

魔王「せか!!………なんや!!勇者!!」

勇者「ん?」

魔王「あったかいなぁ………」

魔王「なんやろ」

魔王「めっちゃあったかい」

勇者「………肌の温度は分かるのか?」

魔王「…………ああ、わからへんけど」

魔王「胸があったかい気がする」

勇者「………そっか」

魔王「………うち。ちょっと眠い」

勇者「ああ」

魔王「………おやすみ」

勇者「ああ」

勇者「…………」

姫様だっこをする

勇者「綺麗な寝顔だ」

勇者(……………キスしたら忘れるよな?)

勇者(いや!!おれ何を考えてるんだ‼)

勇者「まぁでも……まつげ長いし……きれいだな」

1週間過ぎた頃

勇者「魔王が起きてこねぇなぁ。ちょっくら顔出すか」

魔王の寝室前

ガタンガタン!!

ばんばん!!

側近「魔王さま!!魔王さま!!」

側近「気をしっかり!!」

魔王「ああああああああああああ!!!」

勇者「!?」

ガチャン!!

勇者「魔王!!……………!?」

側近「ゆ、ゆうしゃさま!!」

魔王「うわああああああ!!あああああ!!あああ!!」

部屋がぐちゃぐちゃだ

側近が兵士と一緒に取り押さえている

勇者「魔王!!」

魔王「いやああああああ!!いやあああ!!ああああ!!痛い!!!痛い!!!!やめて!!!やめて!!!!」

勇者「!?」

側近「勇者さま………すみません。今日は………調子がよくありません」

勇者「フラッシュバック」

側近「!?」

勇者「いったい何故かわからないけど………処刑された痛みを思い出すんだ」

勇者「何故か知らないが記憶がある」

側近「…………」

魔王「うがあああああああ!!はなせぇえええ!!」

勇者「…………魔王」

ダキッ

魔王「うが………ああああ!!」

ガリガリ!!

爪が布を越えて皮膚に傷をつける

勇者「…………昔の知識が役に立つとは」

口にある薬を飲ませる

勇者「大丈夫………大丈夫………」

魔王「…………あが………あ……………はぁ……ゆ、勇者?」

勇者「そう、俺はここにいるから。痛いこともないぞ」

魔王「あ………う………あたたかい…………」

勇者「おやすみ」

魔王「……う、うん……おやすみ。あした……遊ぼうね」ニッ

魔王「zzz」

側近「!?」

側近「勇者さま、いったい!!」

勇者「昔。戦時中………医療もやってたんだ」

側近「医療?」

勇者「そう………騎士の中で。誰もやりたがらないからな………ははは」

側近「戦時とは?」

勇者「人間は人間同士で殺し会う。まぁ俺は前線で薬草を調合したり。回復呪文を打つだけだったがな」

側近「……………」

勇者「いっぱい………壊れてったやつ見てきたよ」

勇者「すまん。薬剤室かしてくれ」

側近「えっと……はい」

勇者「忘れたいが………忘れなくてよかったと思える日が来るとはな」

側近(な、なんと…………これは運命でしょうか?)

側近「勇者さま」

勇者「ん?」

側近「ありがとうございます」

勇者「惚れた弱味だ。気にするな」

次の日

魔王「……………日記が空白」

魔王「そっか、うち。暴れたんやな」

勇者「おはよう」

魔王「おはよう‼………えっと………えっと」

勇者「勇者。お前の大親友さ」

魔王「!?」

魔王「そ、そうなのか?うちに親友なんかいるんか?」

勇者「そうだぞ~」なでなで

魔王「そうなのか~」

勇者「昨日は調子が悪かったんだ。今日はいっぱい遊びたいって昨日、言ってた」

魔王「そかそか!!うち遊びたかったんやな‼」

魔王「じゃぁ!!うち遊ぶ‼」

勇者「ああ、遊ぼうな」

魔王「その前にその怪我どうしたん?」

勇者「ああ………これね」

勇者「転けたんだ‼お前も気を付けろよ?」(昨日爪で引っ掛かれたなぁ~)

魔王「痛い?」

勇者「ああ、もう痛いことないかな?」

魔王「そかそか」

魔王「よかった!!」にこにこ

勇者「うっ………」

魔王「どうしたん?驚いて?」

勇者「いい笑顔やなって嬉しくって」ニコニコ

魔王「そうか!!勇者が嬉しいならうちも嬉しいわ‼」

勇者「ははは」

数日後

勇者「今日は俺の話を聞いて欲しい」

魔王「ええで!!でもええんか?うち、すぐ忘れるで?」

勇者「忘れてもええ。ただ、過去を精算したいだけ」

魔王「うん!!好きに話して‼うち忘れるからなんでも恥ずかしい黒歴史喋ってもええで!!」

勇者「ああ」

勇者「俺な、実は医者になりたかった」

魔王「そうなんや‼」

勇者「理由は前線で傷をおった奴を助けたかった」

魔王「うんうん」

勇者「皆、死んだ」

魔王「そ、そっか。戦争だもんね」

勇者「ああ。薬が足らない。いや………みんな………人殺しが嫌だったんだ」

勇者「皆………町を燃やし………殺す事に疲れて」

魔王「………」

勇者「みんな。自分から星になったわ」

すっ

ダキッ

魔王「うち、わからんけど。今、こうすればいい気がしてん?あってる?」

勇者「……………ああ、あってる。あってる」

魔王「勇者が悲しいとうちも悲しい」

勇者「そうだな」

勇者「結局。救えなかったなぁ…………」

魔王「勇者?目が赤いなぁ?ん?………この水なぁに?しょっぱい」

勇者「涙だよ。悲しいと出るんだ」

魔王「そか………うち。悲しいけどなけへん……いや………その。ごめん。わからへん……なんで悲しいんか」

勇者「いや………知らなくていいよ。笑ってれば嬉しいな」

魔王「嬉しい?笑えばええ?」

勇者「ああ」

魔王「こう?」ニッ

勇者「そうそう。元気出た!!ありがとう‼」

魔王「そっか!!元気出たなら‼うちも嬉しいわぁ!!」

勇者「過去は過去だ……うん」

ヤバイ
心が折れそう

魔王の日記

魔王「~♪」

勇者「なに書いてるの?」

魔王「ああ!!うちな!!すぐ忘れてしまうから1日あったこと書いてるねん!!」

魔王「いっぱい書きすぎて読むだけで一日終わってしまうけど!!始めて読むから楽しいねん人の日記みたいで」

勇者「そ、そっか」(なんで俺が辛くなるんだよ‼)

魔王「でな………最近1か月ずっと勇者のことばかり書いてるねん」

勇者「そうかそうか!!」

魔王「……………」

魔王「………すぐに忘れてごめん」

勇者「そこは、ありがとうな!!」

魔王「えっ?」

勇者「日記に書いとけ‼いつもありがとうって。謝ることない。親友だからな」

魔王「………そっか!!」

魔王「ありがとうな‼うちと親友になってくれて‼明日も明後日も明々後日のうちと仲良くしてあげてぇな!!」

勇者「勿論………ずっと護ってあげるよ」

魔王「なんやろ!!うち!!胸が熱いねん!!」

魔王「なんか!!こう!!熱い!!」

勇者「ははは。また明日の魔王に言う言葉は?」

魔王「少しは覚えとけ!!うち!!」

勇者「わかった!!はははは」

魔王「はははっは」

魔王との日々
楽しい
そして
いとおしい

勇者「…………」

魔王「勇者?なにボーっとしてんねん?」

勇者「あっ!!いや………」

好きなんだよな
魔王のこと

勇者「結構、悲観的かなって思ってたけど。魔王楽しそうやなって」

魔王「うちが楽しそう?」

勇者「そうそう。楽しそう」

魔王「そっか!!うち楽しいんやな!!きっとすぐ忘れるから。新しく感じるんやな!!物事!!」

勇者「…………なぁ。今日の事、日記に書かないで欲しい」

魔王「ええで!!どないしたん?」

勇者「今からな」

勇者「言う言葉を」

勇者「書かないでくれ。書かないでくれると嬉しい」

魔王「勇者が書かないで嬉しいなら!!うちも嬉しいわ!!なになに!!」

勇者「…………」

勇者「好きだ」

魔王「…………へ?」

勇者「好きだ魔王」

魔王「う……うん?」

勇者「大好きだ魔王」

魔王「えっと………」

勇者「日記に書くなよ‼」

魔王「えっと。好きって?うちの事?」

勇者「もちろん」

魔王「好きって………どんな気持ちかわからんへんけど………わからんへんけど」

魔王「なんか……胸があったかいなぁ~」

魔王「これって………もしかしてうちも勇者好きなんかな~?」

勇者「わかんね!!」

魔王「そかそか………でも………」

魔王「………」

魔王「勇者と一緒。なにがいいかわからんけど」

魔王「一緒に居るのいいと思えてるで‼」

勇者「好きって言え!!俺。嬉しくなる」

魔王「勇者好き!!勇者が嬉しくなるなら!!うちも嬉しいわ‼」

勇者「ははは!!ありがとうな‼」(あーあ。誘導だよこれ)

ごめん
ちょっと精神が辛い
落ち着いてから書く



トントン

魔王「遊びに来たで‼」

勇者「お、おう!!どうしたんだ?」

魔王「えっと!!遊びに来たで‼」

勇者「じゃぁ……ちょっとお話しかな?」

魔王「ええなぁ!!それ」

勇者「よし、部屋に入れ~」

勇者「何か飲むか?」

魔王「うち!!紅茶がいい!!紅茶好きやねん‼」

勇者「…………本当は?」

魔王「色つきの水を飲んでるだけや………な、なんでわかるん!!」

勇者「好きだからな」

魔王「そっか!!うちの事よく知ってるなぁ‼本当に………知ってるなぁ………うち全く勇者を知らんのに」

勇者「ははは。はい紅茶。いいと思うよ嘘つくの。だってそうやらないと忘れんでしょ?美味しかった記憶」

魔王「そ、そうや!!なんで知ってるん!!」

勇者「前に君から聞いた」

魔王「そ、そっか」

魔王「………ごめんなぁ………そんなに知ってるのに。あっ!!ありがとうな‼」

勇者「うん!!ありがとうでいいよ!!うれしい」

魔王「勇者がうれしいなら!!うちも嬉しいわ‼」

数分後

魔王「………」うと……

魔王「!!」びくっ

勇者「眠いか?寝ようか?」

魔王「」ぶんぶん

魔王「眠くない!!」

勇者「いや!!船こいでた」

魔王「眠くない!!」

勇者「…………どうしたの?」

魔王「うぅううう」

魔王「うち………勇者が好きやねん‼」

勇者「!?」

魔王「たぶんやけど!!好きやねん‼」

魔王「それに!!いっぱいいっぱい勇者を知った!!」

魔王「でも!!うち!!うち!!」

魔王「寝たら忘れてまう!!」

魔王「今さっき!!好きだと思えるようになったのに!!」

魔王「忘れてまう!!いやや!!忘れたくない!!勇者がうち好きなのに!!うちが忘れてまう!!」

魔王「日記書いてないから!!忘れて!!」

勇者「魔王、おやすみ」

口に睡眠薬をくわえた

勇者「愛してる。ごめん。嬉しかった」

魔王「!?」

魔王「」ごくん

魔王「こ、これ!!なに!?」

魔王「胸が跳ねた!!」

勇者「ははは」

魔王「あ………ね……む……」

勇者「それは」

キスだよ

魔王「き………す………zzz」

勇者「…………やっちまった」

次回
女神強襲

最近まおゆうスレの女神の凋落振りが著しいな…ポンコツだったり邪神だったり専門外(?)だったり、なんなのこのバグw w w w

>>73
まお×ゆうは神やぞ
別物やぞ

>>74

>>75

ありがとう賛同

勇者「ん?」

どこかの部屋の前
魔王が話しかけている
誰かに

魔王「こんにちは」

魔王「ごっつい綺麗やな」

魔王「うちより綺麗やな」

魔王「はは!!恥ずかしいかい?」

魔王「無口やけどええで」

魔王「うち!!話すの好きやねん‼」

魔王「聞いてくれるだけ嬉しいわ‼」

魔王「そうそう!!実はな今日まだ!!勇者にあってないねん」

魔王「勇者って言うのは親友らしい」

魔王「でも、かっこ良くて!!うちの好みなんやって!!」

魔王「だから!!あったらわかるねん‼絶対!!」

魔王「なんか知らんけど好きやねん‼」

魔王「………付き合ったり出来たらええけど」

魔王「うち!!こんなんやん!!」

魔王「絶対迷惑やん………だから悩んでんねん」

魔王「好きだと思う!!でも迷惑なん、いやや」

魔王「勇者に笑って欲しいねん」

魔王「でも………好きやねん‼」

魔王「今日のうちで付き合えたら………ええねんけど勇気がない」

魔王「だから。明日、明後日のうちに頼もうか思てんねんで!!」

魔王「ははははは」

勇者「///」

まったく

うれしいことを

一体だれと話してんだろーな!!

ガチャ

勇者「おはよう‼魔王!!」

勢いよく開けた部屋には魔王一人だけだった

化粧台に座る魔王だけ

化粧台に大きな鏡

魔王「あっ………おはよう‼わかった!!勇者や!!」

勇者「お、おう」

魔王「勇者!!驚いたやろ‼ここにごっつい綺麗なお姉さんがいて!!」

鏡に指をさす。

勇者「……そうだな綺麗だな」

勇者「魔王」

魔王「なんや?神妙な顔して?」

ダキッ

魔王「はは!!人前で抱きつくなんて!!うち恥ずかしいで‼」

勇者「魔王、それは鏡って言ってな。自分自信の姿を写す」

魔王「えっ………これうちなん?」

勇者「そうだ。鏡ってわかる?」

魔王「鏡………あ、うん」

勇者「なら、なんで自分じゃないっと思ったんだ?」

魔王「うち?こんなに綺麗ちゃうっと思っとった…………別人やと」

勇者「それはお前だ。綺麗な綺麗なお姉さんはお前だ」

魔王「そっか………勇者は綺麗好き?面食い?」

勇者「面食い!!綺麗なの好きだからくっつくの好きでうれしいぞ‼」

魔王「そっか!!勇者が嬉しいならうちも嬉しいなぁ!!」

勇者「うん、うん」

魔王「そっか~今までストーカーされてたのって自分が写ってたんやな!!」

勇者「ん!?今!!」

勇者「もう一回同じこと言ってくれないか‼」

魔王「今までストーカーされてたのって自分だった?」

勇者「魔王!!」

魔王「ど、どうしたん?」

勇者「今までって言ったよな‼」

魔王「う、うん。せやで」

勇者「覚えてる」

魔王「………あっ!!」

勇者「忘れてないぞ」

魔王「ほんまや!!」

勇者「喜べ!!1日たっても覚えてる事がある‼」

魔王「!!!!!」

魔王「凄い!!勇者凄いなぁ!!よう気が付いたなぁ‼」

魔王「そっかそっか!!」

魔王「そうだよね!!覚えてるんだ!!うんうん」

魔王「うちめっちゃうれしいい!!!」

魔王「さすが勇者!!!」

勇者「俺も嬉しい!!」

魔王「うちも嬉しい!!」

勇者「それとさ………そのぉ」

魔王「ん?」

勇者「俺ら付き合わねぇ?」

魔王「!?」

魔王「ええのん?こんなうちで?」

魔王「すぐに忘れてまう。変な女や、うち」

勇者「もちろん」

勇者「いい?」

魔王「ははは!!うち嬉しいわ!!うちの今日で付き合えるの!!今日のうちは幸せや!!」

勇者「そっか!!幸せか!!よかったよかった!!」

魔王「うん!!」

業が深い………

勇者「ははは………なんだ。キスしたの隠さなくてよかったのに」

魔王「キス?」

勇者「付き合えたら………こうするんだ」

ちゅ

魔王「!?」

勇者「わかった?」

魔王「う、うん!!なんか胸があたたかい!!」

魔王「それに頭がボーッとする!!キスって凄い!!」

魔王「感情が生まれたみたいで、うち吃驚や!!」

勇者「少しは感情があるよ魔王は」

魔王「そっか!!勇者が言うならそうなんやな!!」

寒い時期

勇者の寝室

魔王「勇者寝てるな」

魔王「何日か引き継いで出来た」

魔王「枕元に置いて」

魔王「………うちは明日忘れてる」

魔王「でもな……形に残るものなら………」

魔王「今日……渡せへんかったけど……笑ったとこ見れへんけど………きっとあしたのうちは幸せやから大丈夫……」

魔王「…………うん!!」

次の日

勇者「魔王!!」

魔王「おはよう‼勇者!!どないしたん?」

勇者「これ!!」

マフラー

魔王「綺麗なマフラーやなぁ~どないしたん?」

勇者「枕元にあった!!」

魔王「そっか!!嬉しそうやな!!勇者が嬉しいならうちも嬉しいわ‼」

勇者「いやまぁ!!嬉しいけど!!お前が作ったんだよな?」

魔王「うちが?知らへんで?」

勇者「いや……そっか。完成しても……そっか………」

魔王「悲しい顔せんで!!勇者が悲しいと。うちも悲しい」

勇者「あっ……いや。日記読んだ?」

魔王「えっと、ちょっとしか読んでへん」

魔王「なんか枕元置いてるって書いてあった‼」

勇者「来るのが早かったか………読んだら書いてる筈」

魔王「そっか!!」

魔王「うちが作ったんか‼実感ないな!!」

勇者「ははは………すごくあったかい」

魔王「ええなぁ………」

勇者「…………」

勇者「こっちこいよ」

魔王「ん?」

勇者「くっつくと暖かい気がするだろ?」

魔王「………せやな」

勇者「ちょっと魔王の体が冷たいな。暖炉で暖まろう」

魔王「うん」

ある日
遊び
暖炉前

魔王「今日な!!おままごとしたいねん!!」

勇者「おままごと?」

魔王「せや!!……日記にな、新婚ごっご言うの思い付いたけど恥ずかしくてその日は言えなかった書いてる!!」

勇者「お、おう………」

魔王「今日のうちは言っても忘れるから言ってみるで‼」

勇者「そっか。そっか。おままごとね」

魔王「うち奥さんな‼」

魔王「はは!!奥さんやぞ!!」

勇者「わかったわかった‼えっと」

勇者「仕事行ってくる?」

魔王「行ってらっしゃい勇者!!」

魔王「行ってらっしゃいのキス!!」

勇者「えっ!?」

魔王「キスじゃないか?メモではキスって書いてある」

勇者「付き合ってるし………まぁ」

ちゅ

魔王「へへへ………行ってらっしゃい」

勇者「うん」(最近……本当に感情が戻ってる)

勇者「じゃぁ、ただいま~でいい?」

魔王「おかえり!!ごはん………あっ……」

勇者「ん?」

魔王「うち、ごはん……つくれへん………」

勇者「あっ………大丈夫!!本の通りにな?」

魔王「味見できへん………」

勇者「ま、まぁ大丈夫だって」

魔王「……………」

魔王「うち………奥さんできひん」

勇者「………」

魔王「……今日あった事も覚えれへん」

魔王「味見できへん。勇者の味覚に会わせれん」

魔王「うち………うち…………」

魔王「なんか、胸が辛い………」

勇者「…………」

勇者「魔王!!」

魔王「勇者?」

勇者「結婚しよう‼」

魔王「!?」

勇者「魔王!!俺は絶対にお前を忘れない!!」

魔王「で、でもうち……立派な奥さんできひん」

魔王「なにも………できひんよ?」

勇者「俺がする!!いいや!!気にしない!!今までだってそうだろ‼……それに」

勇者「俺以外に居るか?」

魔王「………いない」

魔王「うちの日記な………勇者としたことしか買いてへん………だから他の事わからへん」

魔王「だから………うちのこと………うち。勇者のお荷物でも………」

魔王「勇者と一緒にいたい!!」

側近「やったああああああああああああ!!」

魔王「!?」

勇者「!?」

側近「ありがとうございます‼ありがとうございます‼」ぶんぶん

側近「挙式はいつにしましょうか‼」

側近「指輪も必要ですね!!」

側近「あーあ!!本当にめでたいですね!!!」

勇者「えっと……?」

魔王「いいの?」

側近「もちろんですとも!!すぐにでも‼」

魔王「待ってもらってええ?」

側近「?」

魔王「うち!!挙式も!!指輪も別の日がええ‼」

魔王「今日のうちは凄く幸せなんやと思う」

魔王「そんなの………独り占めよくないで!!」

勇者「そうだな」

魔王「勇者!!明日のうちは指輪を買いに行ってあげて‼」

勇者「わかった」

魔王「ふふ!!今日は………勇者一緒に寝よ!!」



魔王「勇者!!」

勇者「えっ!?寝るってそっち!?ネグリジェ!?」

魔王「そうやで?………うちな。ご奉仕出来るで」

魔王「うち、いっぱいいっぱい教わってんねん!!」

魔王「だから……勇者に気持ちよくなってほしいねん」

魔王「大丈夫!!うち!!なんでも出来るで‼」

勇者「!?」(ここへ来て……まだ闇があるのかよ‼)

魔王「………ありゃ……へにゃってる」

にぎにぎ
ぱくっ

魔王「ん……ん………」

ねっとり
魔王が舌と胸を使い
射精を促す

上手すぎるのが
切ない

勇者「魔王ちょ!!かぶり付きすぎ!?」

魔王「きもひいい?」

魔王「んん!!」

勇者「あっ………ごめん。口に出して………!?」

魔王が口のなかを見せる

魔王「んん………」ごくん

魔王「飲みましたご主人様」

勇者「……………」

魔王「?」

魔王「勇者は好きじゃないの?」

勇者「い、いや………その」

魔王「精液は御馳走で美味しいです。ご主人様?」

勇者「それも教えてもらったことか?」

魔王「うん。皆!!笑うんやで!!うちも嬉しくなる‼」

勇者「そ、そっか。ありがとう。気持ちよかった」

魔王「じゃぁ……次は………上に乗る」

みちみち

勇者「ん!!きっつう!!」

みち!!

魔王「あっ血が少し出てる」

勇者「処女だったんか?」

魔王「うーん、気持ちいい?」

勇者「気持ちいい」

魔王「そっか!!うち嬉しいわ‼」

勇者「おまえ、痛く………あっ………」(そっか……魔王)

魔王「痛く?……全然痛くないで‼うちも気持ちいい!!ご主人様のおちんぽ気持ちいいです!!」

勇者「………うそ」

魔王「!?」

勇者「何も………感じてないんだろ」

魔王「………えっえっ………勇者嬉しくない?あっ動きます!!ごめんなさい!!動いたらいいよね‼」

魔王「一生懸命動くから!!」

勇者「………もう。いいよ」だきっ

魔王「?」

勇者「大丈夫。大丈夫」

勇者「そんなことしなくても」

勇者「俺は一緒にいるから」

魔王「…………そっか!!勇者は他の男と違うんやな‼」

魔王「ごめんな!!気が利かへんかったわ!!」

魔王「でも………」

勇者「ん?」

魔王「中には出してほしい」

魔王「うちの体に………勇者の印……残してほしい」

魔王「忘れないぐらい…………お願い」

勇者「………そっか。お前は1日1日一生懸命すぎなんだ」

勇者「ゆっくり……でいいんだぞ」

魔王「うん………わかった」

勇者「約束だな」

魔王「指切ればいい?」

勇者「はは!!そうだな」

魔王「待ってね………今からナイフ持ってくる」

勇者「………ごめん。予想外だわ」

次の日

魔王「むぅ」ぷんぷん

勇者「どうした?今日は朝から機嫌が悪いな」

魔王「むっ!!」

勇者「日記がどうした?」

魔王「昨日!!うちとしたことで機嫌が悪いの!!」

勇者「お前、感情があるのか????」

魔王「わからないけど!!わからないけど‼」

魔王「むっむっする!!!!」

勇者「昨日………」

魔王「ここ!!読んで‼」

勇者「えっと」

昨日の魔王「婚約した。初めて体も重ねた。いっぱいいっぱいしてくれた。今日のうちは………きっと今までで一番幸せなんやと思う」

魔王「どういうこと‼」

勇者「ふっ………なんだ。昨日の自分に嫉妬してたのか」

魔王「そや!!うちと何をしたん‼悔しい!!」

魔王「うちだって!!うちだって!!」

魔王「勇者忘れずに愛してる事も覚えてるやで!!」

勇者「ははは……よしよし」

魔王「撫でて誤魔化さないで」

勇者「本当にかわええなぁ」

春先
ベランダで呆けていた

勇者「長い間………魔王城におるなぁ」

ぶわっ

勇者「つぅ………風……ん?」

女神「こんにちは」

勇者「女神さま!?………あー俺、勇者やめます」

女神「ええ!!いいわよ」

女神「あなたよくやってくれました!!」

女神「褒美をあげましょう」

女神「魔王がなぜああなったかを‼444番目の勇者」

勇者「!?」

勇者「444番目の勇者?」

女神「魔王は厄介な能力をお持ちでした」

勇者「そんな物破片も……見つかってないぞ?」

女神「魔王は魔法は不得意。でも肉体的、いいえ精神的にも強い姫騎士でした」

勇者「…………」ぞわっ

女神「1回目………苦労し魔王を倒した勇者は」

女神「居なくなりました。いいえ、私が勇者を選定する前まで」

女神「時間が戻った」

勇者「!?」

女神「そう、魔王の能力は死んだら時間を巻き戻す。それは世界をも巻き込む恐ろしい能力だったわ」

女神「私は最初わからなかった」

女神「同じように同じ事を20回」

女神「しかも、20回の前に30人ほど殺されたわ。同じ結果にならない」

女神「そこで、50回目」

女神「わかった。彼女は学習してる」

女神「なぜ死んだかを覚えている」

勇者「あ、あ……あ………」

聞きたくない

聞いてはいけない

女神「私は……暇潰しをすることにした」

女神「何したと思う?」

女神「ふふふふふ………」

女神「ははははは!!!」

女神「55回目………勝った。でもね魔王生きてる。くっ殺せですって!!」

女神「ばっかじゃない?」

女神「今まで私を苛つかせた分」

勇者「や、やめろ!!」

女神「拷問して殺すようにした」

女神「あああああ!!あの悲鳴!!たまらなかったわ‼」

勇者「やめろおおおおお!!!!!」

魔王の笑顔が思い出される。

魔王はどこかの誰かの記憶を勝手に持ってきてると思っていた

違った

全部

自分がやられたことだ

勇者「お、おえ………」

女神「最初は24時間拷問して殺すように」

女神「しってる?魔王って死ににくいんだよ」

女神「潔く死ねばいいけど」

女神「でも!!簡単に死なせないね‼」

女神「100回!!全部研究したわ……どれだけやれば………死ぬかなって。どれだけやれば死なないか。学習できた」

女神「101回ぐらいでは逃げるようになった」

女神「でも、今度は………調教に変えた」

女神「ふふ、痛いの嫌がって良く従う豚だったわ。それを交互でね」

女神「そうそう!!160回目!!人間の処刑ってすごいわ~勇者も知ってるでしょ?人間が一番ひどいって」

勇者「………もしや!!あれもやったのか‼」

女神「ああ………ま、た、さ、き?」

勇者「………」びく!!

女神「そりゃもちろん!!2回!!2回目はお腹が大きくなってからね‼」

勇者「くっそ!!」

女神「ふーん私に剣を向けるんだぁ~」

女神「でもその剣じゃぁ殺せないわ。魔王だけ殺せるから!!ふふふ!!」

女神「ファラリスの雄牛はいい拷問。だって死なないのよ‼泣いて喚いて助けを呼んで!!」

女神「助けたら!!もう一回別の拷問」

女神「250回目!!どんどん精神がおかしくなっておかしくなって」

女神「めっちゃおもろかった‼フラッシュバック!!」

女神「いっぱい変わったやつを勇者にして拷問して殺すサイコパス送りつけて」

女神「300回350回と回数重ねたわ‼」

そう叫ぶ女神様の精神が一番おかしくなっているのであった…

女神「魔王に聞いてみたら?苦悩の梨………喜んで教えてくれるよ‼」

勇者「くそやろう!!」

女神「でも、誤算だった」

女神「彼女………感覚無くなったのよ?」

勇者「お前らがそうしたんだろ!!」

女神「ええ!!やり過ぎちゃった」てへぺろ

勇者「」ぎりぎり

指と歯茎から血がでる。
怒りで………身が焼けそうだ‼

女神「ふふふ!!」

女神「そうそう…………彼女は笑うのよ‼」

女神「なんでかわかる?」

女神「みんな拷問しながら言うの。笑えって」

女神「笑ってよかったら助けてやるってね」

女神「ふふふはははははは!!!」

勇者「くそ、くそ。俺は絶対そんなことしねぇ!!」

女神「ええ、しないでしょう?だって私がまともな騎士を選んだんですもの~」

>>120
1から読み直したら辛くなるからやめた方がいいよ

女神「医療出来る。正義感がある。道徳もある騎士を選んだんですもの」

女神「何人も失敗した。成功したのよあなた!!」

女神「肉体的精神的にもうボロボロ………あとひとおし」

女神「でね、思ったの」

女神「愛する人が目の前で殺されるのってどうかなって」

勇者「!?」

女神「待ってよかった~~~」

女神「1日あげる。最後のお別れをいいなさい」

女神「ふふふ!!!!あはははははは!!!!!」

ぶわぅ

勇者「ま、まて!!………くっいない!!」

とんとん

がちゃ

魔王「勇者!!」

勇者「魔王………」

魔王「いっしょに何かしよ!!」

勇者「あ、ああ」

魔王「なんか!!うち!!勇者と居るだけで落ち着くねん‼」

勇者「そっか………わかった。行こうか」

勇者(俺………殺されるのか………)

次回

魔王の目の前で勇者処刑

面白いかどうか聞かれると面白くない
どういう風に着地するのか気になるから見てるけど

>>131
ネタバレいる?
着地地点

勇者「なぁ………明日には死ぬって信じる?」

魔王「!?」

勇者「………はは。おまえ驚いた。顔できるんだな」

魔王「ま、まって!!うち!!置いてかないで‼何か悪きことした?うち!!いっぱいいっぱいなんでもするから!!お願い置いてかないで‼」

勇者「はは……違うよ………」

魔王「悩み??うちに言えない悩み??」

勇者「…………」

魔王「うち!!頼りないもんな!!せやせや………うちじゃぁ………だめやんな………ごめんな」

勇者「いいや!!」ガシッ

勇者「今から言うこと………信じるか?」

魔王「…………」

魔王「はは、うち!!忘れるけど‼なんでも信じるで勇者の事なら‼」

勇者「ありがとう。でっ………お前に神を越える能力がある」

魔王「うちに?」

勇者「お前には!!【死んだらやり直せる力】がある!!死んでも時間を巻き戻しができる!!」

魔王「そうなん?」

勇者「お前の記憶は全部!!お前自信の記憶だ!!」

魔王「…………そうやったんか………はは」

勇者「そして!!お前を殺したのは女神って言う人間の神!!俺は明日、女神に殺される‼」

魔王「!?」

勇者「魔王………俺が女神を抑えるから逃げるんだ」

勇者「お前は生きろ。なんでもするって言ったろ?約束だ」

魔王「…………わかった。約束」

魔王「こういうときは泣くんだろうね………」

魔王「涙でない………涙でないや」

勇者「魔王…………」だきっ

勇者「城から………逃げろよ」

魔王「………わかった。メモに書いとく」

勇者(もう、これ以上殺されたら………こいつは………)

勇者「遠くへ逃げろよ………俺のために。俺は嬉しい」

魔王「そっか、勇者が嬉しいならうちも嬉しいなぁ………うん」

次の日

女神「あら?」

勇者「待ってたぞ」

女神「ふーん。魔王は?」

勇者「逃がした。残念だったな」

女神「じゃぁ……見つけて殺せばいい」

勇者「させねぇ」

女神「あっとその前にあなたの首が欲しい」

勇者「妖怪首おいてけ」

女神「」ぴく

女神「ふん」

女神の手に大鎌

女神「勇者としての褒美で苦しまず殺してあげる」

勇者「どうも」チャキ

剣を構える

勇者「邪神覚悟おおおお!!」

撃ち合う

魔王「………」こそ

魔王(うち………やっぱり逃げられへん。勇者がんばって!!)

勇者「とった!!」

剣が女神を貫く

女神「うぐ!…………って言うと思った?」

しゃんゅ

大鎌が勇者の首元へ

女神「女神が人間の武器で傷はつかない」

勇者「………はは、やっぱ」

女神「…………死が怖くないの?」

勇者「怖い………でもそれ以上にな………さぁ殺れ」(魔王生きろよ)

女神「ふぅ………まぁ。おもしろかったし。じゃぁ助けて」

魔王「勇者あああ!!」

女神「気が変わった」

しゅん

ボト

魔王「あっ…………あっ…………」

女神「はははははは!!魔王隠れてたぁ!!」

魔王「勇者?首だけなっちゃった?」

足元に転がる血まみれの顔
大好きな顔
それを拾う

魔王「………ごめんね。泣けないや………悲しいけど」

魔王「あと、それよりも。うち」

魔王「なんか………胃袋がひっくり返えそうに………全身熱くて………苛立ってるわ」

女神「はははははは!!あーあせっかく仲良くなったのにね~444人目の勇者と」

魔王「………勇者ごめん。約束破るで……勇者が嬉しくても………うちは!!私は!!一切嬉しくない!!」

ぶわっ!!

女神「!?」

魔王の周りにヘドロが吹き上げる
それが幾多の方向に伸び、手の形を取る

魔王「覚悟しいや!!今までよくも殺してくれたな‼」

女神「………きたない」

女神「きたないきたないきたないきたないきたない!!」

魔王「いけっ!」

ヘドロの手が伸びて一斉に女神に襲いかかる

女神「きたない!!消えろ!!」

ジュウウウウウウウウ

魔王「!?」

ヘドロが白い炎で燃え上がり
消えていく

女神「残念だったわね。まだまだよ」

しゃんゅ

大鎌が胴体をすり抜ける

べちょ

魔王「………」

女神「ふふひ!!あと5分は生きれる。勇者の顔はこれね」

踏み潰す

ぐちゃ

女神「あーあ愛しい愛しい勇者さまがぐちゃぐちゃになったね」

魔王「…………」

女神「ふふふ!悔しい?悔しいよね?」

女神「はははははは。なにかしゃべったら?はははははは」

下半身が無いが痛くはない
でも、勇者が踏み潰されたのは憤りを覚える。
全てに憤りを覚える。
殺意が沸く

魔王「…………女神」

女神「ふふ、なぁに?」

魔王「ありがとうな‼勇者を寄越して!!幸せだった………そして。私は覚えた。憤り、お前の殺意」

魔王「私が死んだでも必ず。第二第三の魔王が首になったとしても、お前の首を噛み砕いてやる」

魔王「絶対………あきらめない」睨む

女神「」つぅぅ(な、な!?目に生気が!?)

魔王「焦って汗出てるな。予想外でしょ?ふふ」

女神「早く死ね!!」

魔王「私は絶対忘れない。忘れないからな‼」

女神「早く死ね‼」グシャ!!

445人目

魔王「あふぁ?」

魔王「うーん」

魔王「えっと…………」

魔王「うち………生きとる」

今いつだろ?玉座だ~ここ

魔王「………うーん」

おはよう。私

魔王「あっ!!おはよう!!」

ロケットペンタンド見て

魔王「ん?これ……あれ?」

パカッ

魔王「………………」

思い出した?私

魔王「ええ、もちろん。うち忘れへんで」

じゃぁ………私は

魔王「うちは」


勇者が好き
魔王「勇者が好き」

魔王「あなたはだーれ?うちの中で声がする」

余は魔王。私は魔王

魔王「うち?」

そうそう

魔王「うちがうち??」

一人目の私、貴女が二人目

魔王「うちが二人目?」

ごめん………私は辛い事から逃げるために苛められる性格を作った。でも結局私は壊れた。

魔王「ふーん。うち、よくわかんない」

まぁ………今の貴女が魔王。そろそろ彼が来る

魔王「勇者が来る!!」

ガラガラガラ

魔王「勇者!!!」抱きつく

勇者「へ!?な、なに!!」

魔王「………ゆうしゃぁ~」

勇者「な、なに?」

魔王「勇者は忘れたの?うちのこと?」

勇者「忘れたっと言う前に初対面で……えっと」

魔王「うち……覚えてたよ?酷いよ?」ぽろ

魔王「でも………また会えて嬉しいなぁ」ぽろぽろ

魔王「あれ………なんか頬があったかい……これ水?」

勇者「お前!?泣けたのか!?………ん……んんんんん??」

もう、一押し私

魔王「あっ………うち、泣いてるんや………涙なんやこれ………うち………うち。嬉しいから泣いてるんや」

勇者「ん………えっと………んん。そっか!!うれしいかぁ………んんんん??」

魔王「ははは………うち!!目の前が見えへん!!」

魔王「ひっく……うち、うち………ごめん………逃げへんかってん………でもな!!信じてたん!!勇者の話を!!!」

勇者「えっと………えっと…………」

しょうがない

魔王「私のこの子を女神から救って、勇者」

勇者「!?…………もちろん!!」

勇者「はっ!!!」

勇者「魔王!!お前!!……あーあー。可愛い顔が台無しじゃないか?」

魔王「うちのこと思い出したん!?」

勇者「全部な!!………それにこれ」

魔王のペンタンドを手に取り見る

勇者「俺が描かれてるし………嫁さんを思い出さないわけがない!!」

魔王「うち!!うれしい!!!!!!」

魔王「ははは」なでなで

魔王「そ、そや!!1つ変わったことあんねん!!」

魔王「うちな!!二重人格みたいやねん‼」

魔王「すごない?」

勇者「へぇ~悪化してる。まぁ二重人格さんは?」

魔王「えーと、なんか偉そうな人」

むっ

勇者「はははは……かわいい性格だな」

………………タラシ

魔王「照れてる」

会議

魔王「ダージリンです!!」

勇者「えっ!?味わかるの?」

魔王「わかんない。美味しいらしい」

勇者「……にしてもわからないな。時が戻っても記憶はある」

勇者「それに……それ、時戻りでも戻らないな」

魔王「そやなぁ………うち、わからん」

異界の物だからよ。しかも、創造した物

魔王「わからんなぁ~」

いや!!説明した!!

勇者「そっか!!わからんなぁ!!」

勇者「魔王わからんでいいからな」

魔王「うん!!」

…………………げせないわ

魔王「なんか、中で怒ってる?知ってるみたいだけど?」

勇者「ふーん。まぁ今は女神をどうするかだ………」

魔王「うーん うーん」

魔王「Zzzz」

勇者「Zzzz」

会議2

魔王「昨日、どこまで?」

勇者「うーん、何も進んでない」

魔王「うーん」

勇者「女神倒す方法な……」

魔王「こう!!ナイフでささっと出来ればね」

勇者「全然、ダメージが通らない」

魔王「うーん」

……………難しいわね

魔王「中も、わかんないって‼」

魔王「うーん、こう!!噛み殺せる武器があれば」

勇者「……………!?」

勇者「それだ!!!」

魔王「?」

そっか………武器があれば勇者が倒せる

勇者「神殺しの武器を探すんだ‼」

魔王「そっか!!………ごめんわかんない」

おい!!私!!簡単だ!!武器を探すんだ!!

地下に宝物倉庫がある

魔王「地下になんかあるかも!!」

勇者「すぐ行こう!!」

魔王「うん!!」

地下
ある部屋

魔王「あっ!!懐かしい!!この扉ちょっとよっていい?」

勇者「ん?」

や、やめて!!ここは!!

魔王「ふふふん~♪」

勇者「!?」

拷問部屋

魔王「懐かしいなぁ!!これ!!苦悩の梨だよ!!」

あ、ああ………痛いのよ……これ

勇者「お、おう………」

魔王「どうしたの?これこうやって膣を広げて壊すんだよ~」きゅるきゅるきゅる

勇者「苦悩の梨を拡げない………」(目の前で奥さんが拷問された道具を説明とか………なれた後でもキッツいんですけど)

勇者「おまえ………怖くないのか?」

魔王「怖くないよ!!だって勇者に会うための道具でしょ?いっぱい苛められたのは勇者に会うためだよ!!」

ポジティブ………今の私。

魔王「使う?」

勇者「使うか!!バカ!!」

魔王「あっ!!これこれ!!」

ひっ!!

魔王「ファラリスの雄牛」

魔王「じっくりじっくり焼き加減を見ながら」

魔王「拷問するんですよぉ~」

いや………いや!!

魔王「中の人泣いてますね?」

勇者「聞きたくねぇ………」

勇者「さっ………行こう」

魔王「はーい!!」

勇者「絶対、女神を同じ目に会わせてやる‼」

勇者「絶対にだ!!」

魔王「おお!!うちのために優しいなぁ勇者」

宝物庫

魔王「あっ!!鍵忘れた‼」

呪文よ。開けごま

魔王「思い出した!!開けごま!!」

かちっ

勇者「さぁ……お宝でも拝見しよう」

魔王「今さらやけど!!勇者のもんやからな!!うちの夫やし!!」

勇者(あれ?可愛そうなかわいい子と仲好くなったら玉の輿だった?)

ついでに二重人格でどっちも勇者ラブという二度美味しい。色んなプレイが出来るね!

>>167悲しいけど
感覚ないんだよね

宝物庫は本と武器と色々な宝がある

魔王「うへ………おおい」

私たちは本を見ましょう

勇者「武器を見てくる」

魔王「うち!!本を見てくる!!」

頑張りましょう。私たちのために

数時間

魔王「なーい!!」

しかたがないわね

魔王「読めないし!!うち!!」

魔王「ん!!この本!!鎖で封してある‼開けよ‼」

だめよ!!これは危ない雰囲気!!

魔王「大丈夫、大丈夫。うち痛いの大丈夫やし」

鎖が弾け飛ぶ
本が読める

魔王「めくちゃお!!!」

だめよ!!危ない‼

勇者「おーい。上に戻るぞ?………なんだ!?それ!?禍々しい!?読むな!!絶対危ない‼」

魔王「はーい」ぺらぺら

私!!なんでめくってるの‼

魔王「しなやすしなやす~うち大丈夫」

勇者「?」

勇者「大丈夫っぽい」

魔王「ふーん………うーん」

魔王「ん?」

な、なにもない

本を戻す

魔王「うーん。拍子抜け」

まったく………なんでかしら?

魔王「それより上に戻ろう!!ごはん作るよ‼」

勇者「へっ!?作るの!?」

魔王「うちな………いいこと思い付いてん!!早く早く!!」

誰もいない宝物庫

邪本「………おっかしいなぁ………痛み出す筈なんだけどなぁ」

邪本「おっかしいなぁ~苦しむ筈なんだが………」

邪本「魔眼にするだけで発狂するんだがなぁ…………」

邪本「まぁいっか………寝よ」

寝室

魔王「ごはんできたよ!!カレーライス」

勇者「嘘だろ!?おまえが!?」

魔王「地下でこれ見つけたぁ!!うちでも出来る!!カレーライス!!」

勇者「はぁ………」

魔王「うち!!気付いてん!!味見は勇者にしてもらって!!足らない分を!!本に書いといてもらうんや‼」

魔王「食べたい物を勇者が本で渡してくれたらうち作る!!」

魔王「うち!!いっぱい!!気持ちよく出来るように
手先は器用やから!!」

勇者「そっか………」

魔王「うち!!勇者に貰ってばっかりやから‼少しぐらい感謝したいんや‼」

勇者「かわいいなぁ………そういえば何でオッドアイ?」

魔王「?」

勇者「まぁいいや!!いだたきます」

勇者「うめぇ!!」

魔王「そっか!!うまいか‼勇者がうまいならうちもうまいで‼」

……………ふふ。なんか照れるな

勇者「時間はあと………どれくらいあるんだ?」

魔王「???」

1年よ

魔王「1年だって~」

勇者「そっか。時間ないな………女神が仲好くなったら殺すっていってたし」

魔王「もう来ちゃう?」

勇者「わからんが………時間がないな」

勇者「あと、中の魔王と話はできる?」

魔王「できる?」

…………短い時間なら表へ出れるわ
貴女が本物で私は死んだ貴女だから乗っとることもできない

魔王「乗っとること?」

……………ごめん。私羨ましくってつい。挑戦してみたけど

想いの強さに負けた。

魔王「ふーん。雑魚なんだね‼」

…………ぶちまわすぞ

魔王「少しだけ出来るんだって‼」

勇者「うん!!ちょっと2重人格とも話をしたい」

2重人格

魔王「じゃぁ~かわるでぇ~」

魔王「…………」

勇者「えーと、お名前と年齢。それと貴方の話を聞かせてください」

魔王「余は魔王である」

勇者「はい。魔王さん。こんにちは」

魔王「な、なんだ。その口調は‼」

勇者「お気になさらず」

勇者「年齢は?」

魔王「ひゃ……ひゃく」(引かれるかも……)

勇者「ふむ」 カルテに書き込み

勇者「では、貴女の思い出を語ってください。一番強い思い出を」

魔王「う、うむ………」(な、なんかおかしいぞ)

魔王「…………」

魔王「うっ……気分が……」

勇者「ああ、なるほど」カルテに書き込み

勇者「辛い記憶は思い出さなくていいです。楽しい記憶はありますか?」

魔王「すまない忘れてしまった。ああただ最近………楽しいのばっかりだったな………遠くから見てる感じだった」

カルテ書き込み

勇者「遠くとは?」

魔王「こう………眠っていた感じだ」

魔王「それが……笑い声で起きた」

魔王「そこには勇者が笑っていた………どうした顔を背けて?」

勇者「つ、つづきをどうぞ///」カルテ書き込み

魔王「それで………ああ。会話とか聞いていて………羨ましく思ったのかな」

魔王「でもな、表へ出れなかった」

勇者「ふむ、なぜ?」

魔王「怖かった………また、また………」ビクビク

すっ

勇者「大丈夫、僕がついてます」膝に手を置く

魔王「ああ、うん。殺されると思った………でも………もう1つ」

魔王「何故か動けなかった………」

魔王「もう一人の自分に抑えられていた」

勇者「ふむ……」カルテ書き込み

魔王「………だから、会いたかったぞ勇者」

勇者「そうですか。それはよかったです」

魔王「…………違う!!」

魔王「お前!!なんで口調が変なんだ‼」

勇者「お、落ち着いてください」

魔王「いつもいつも私に話しかけてるほうほ………」

魔王「うち!!ただいま!!」

勇者「おかえり~診断終わったよ」

診断!?

勇者「いや~本物の2重人格だねぇ。過去の辛い記憶が残っている人格で、感情のはっきりしてトラウマを覚えてるね」

魔王「ふ~ん?うち病気?」

勇者「鏡を自分と認識しない時があるから認知症。記憶喪失。幼児退行等々あり」

勇者「結果的に言うと重度の精神病患者です」

勇者「これからも薬をっと」

魔王「うち………そんなに酷いん?」

勇者「酷い。でも大丈夫だった。俺がついてる。薬も出すし誰より病気に理解ある」

勇者「それに俺以外に誰も診させねぇっよ!!」

勇者「俺だけの患者だ!!」

魔王「先生!!うち!!胸がきゅんきゅんして辛い!!なんの病気!!」

勇者「それは、恋の病ですね」

魔王「やっぱり!!へへへへ!!うち!!恋がわかる!!不治の病やな!!」

勇者「そうだね」

魔王「…………」

勇者「…………」

勇者&魔王「へへへ」

魔王「あっ!!二重人格拗ねた!!」

勇者「二重人格は幻想だよ」

魔王「二重人格泣き出した」

勇者「………………」

勇者「もしかして、ちょっと違うか?」

魔王「あー勇者ひっどいんだぁ!!」

勇者「まぁ~今度表に出て来たら優しくするから」

魔王「元気なった!!でも!!浮気は嫌だよ?」

勇者「浮気になるのかな…………」

武具整理

勇者「結構いいのはあったけど」

勇者「女神倒せるほどじゃないよな………」

魔王「そっか………」

勇者「他に案は……」

魔王「旅を!!」

勇者「だめだ!!」

魔王「どうして?うち!!外でたい」

勇者「体温わからない、傷ついてもわからない。お腹すかない………おまえ、生活するのは大変なんだぞ?」

勇者「それに…………薬の調合とか……ある」

勇者「フラッシュバック用鎮痛剤、鎮静剤。抗うつ剤。ホルモン調整剤。睡眠薬。劇薬による胃荒れ用胃薬」

勇者「が必要だ」

魔王「…………うち………ごめん」

勇者「魔王……お前はうんがいい」

勇者「夫に俺なんだ」

勇者「病気の知識がある。認識がある。運命だよ」

魔王「………勇者はほんま!!やさしいなぁ!!」

魔王「騎馬の王子さまや………あっ!!王やった!!」

勇者「ははは。なので却下」

魔王「うへ~」

ちょっと!!イチャイチャしすぎよ‼

もっと!!早く

魔王「勇者~」抱きしめる

勇者「よしよし」

魔王「にやり」

…………あなた、性格悪いわね



トントン

魔王「………」

勇者「ん?………ネグリジェ………ああ。ご奉仕ね」

魔王「………」とことこ

ベットに腰かける
勇者が服を脱ぎ始める

魔王(うっ……)

勇者「どうした?」

魔王「あっ……いや……なんでもない」ぶるぶる

勇者「おかしいな?いつもなら勝手に………」

勇者「お、おまえ!?二重人格の方か!?」

魔王「わ、わるいか!!」ビクビク

勇者「いや……震えてるな」

魔王「う、うぐ………む、昔……」

勇者「キスはできるな」

魔王「ん!?」

勇者「感覚は?」

魔王「あ、ある………鈍いけど」

勇者「じゃぁ……愛撫してから入れよう。時間戻ってるから処女で痛いぞ」

魔王「わ、わかった………それと今日からな交互で逢瀬をするから………よろしく」

勇者「わかったよ。いっぱい楽しませてくれ」

夢の中

魔王「ありがとう私」

魔王「うち、感覚ないから………勇者に気持ちよくしてやりにくい………」

魔王「うちは悔しいけど。譲るわ」

魔王「ふふ………気持ちわかる」

魔王「うちは【私は】勇者が大好き」

研究

魔王「女神を倒す、すべは見つかったか?」

勇者「おっ!!今日はお前か!!昨日はよかったぞ」

魔王「だ、だまれ!!///」

魔王「あいつは寝てる………で………」

勇者「まだ……わからないな」

魔王「そっか………」

勇者「大丈夫……俺は絶対幸せにするから」

魔王「頼んだぞ‼我が夫よ!!」

魔王のおっぱいはたわわですか?
それとも貧n

>>196
それはあなたの想像しだい

魔王「で、すまない宝物庫へ行きたい。護衛頼めるか?」

勇者「いったい何を?」

魔王「うちが色々見て回ったっと日記書いている」

魔王「私が今度は見て回ろう思う。本を抜き取れば………まぁ記憶がなくても覚え直せるしな」

魔王「」

魔王「うちが寝てる間しか………無理だからな」

勇者「わかった。支度しよう。ダンジョンなのはほんとうに設計ミス」

魔王「悪用されぬためだ」

宝物庫へ

宝物庫への道

魔王「勇者待て!!」

勇者「ん?」

魔王「確かここは手を繋がないと危ない」

魔王「手を貸せ」

勇者「…………」

勇者「怖いならそう言えよ」

魔王「違う!!」

ぎゅう

勇者「ほら!!安心だ。早く行くぞ。浮気浮気騒がれちゃ~いけないからな」

魔王「……………本当にうちはズルいなぁ………」

魔王(いっそ………精神乗っ取って………)

拷問部屋前

魔王「あっ……うぐっ!?」

魔王「おえぇ………はぁはぁ……」膝をつく

勇者「よっと」お姫さま抱っこ

魔王「…………」

勇者「もう少しだ頑張れ」

魔王「…………」(はは………そっか。私もこいつがいないと発狂するんだ。フラッシュバックとかで表に出れないなぁ………)

宝物庫

魔王「ありがとう………」

勇者「無理するな」

魔王「ああ………」

勇者「前もって上がれなかった武具を拾っていく」

魔王「………探さなければ」

帰宅後

魔王「うむ。中々使えそうな物があった」

勇者「こっちも武器見つけた」

勇者「王の間に刺してくる」

王の間=武器庫になりつつある

魔王「我も行こう」

勇者「そうそう。お前って色々覚えられるの?」

魔王「少しだけな………深くは覚えられない………いいや」

魔王「思い出す事が出来ない」

勇者「?」

魔王「……………思い出す行動をするとな」

魔王「泡のように………こう………浮かんでくるんだ」

魔王「…………肉奴隷」

魔王「うぷっ………はぁはぁ」

勇者「思い出さなくていい………忘れてろ」

魔王「うむ………はぁはぁ」

魔王「んんんん!!よく寝たぁ!!」

魔王「ん?勇者?何してるの?」

勇者「武器運んでる。寝た?」

魔王「ああ……うん。寝た」

勇者「やはり………もう」

勇者「昔のお前は生活できないんだな」

魔王「うち?………生活できるもん!!」

勇者「中の方だよ」

勇者「凶器を見てるだけで汗が出てたからな」

魔王「ん?………ああ!!たぶんね‼フォークとかで目玉くりぬかれたからだよ~♪」

魔王「あんまり美味しくなかったかな?固いし」

勇者「へぇ~そうなんだー」馴れた

魔王「そうなんだよー。殺意沸くね!!」

魔法実演

魔王「勇者!!いっくよ!!禁術!!」

勇者「気をつけろよ!!」

魔王「うん、大丈夫!!死んでも戻るから‼」

勇者「軽く言わない!!」

魔王「しなやすしなやす!!」

魔王が本を見て唱える

魔王「うっ」ぶるぶる

魔王「はあああああああ!!」

うち魔王「うち成功した?しんでへん?」

勇者「えっと」

私魔王「成功した。余と分離したな」

勇者「えーと。片方ブルー。片方金色?目が」

うち魔王「私がブルー?」

勇者「そそ」

私魔王「うまくいったな」

うち魔王「そっか!!」

バチイイイイイイイン

私魔王「!?」ひりひり

勇者「はい!?」

うち魔王「うちの勇者といちゃついた罰。痛くないでしょ?」

私魔王「ははは、痛くないな」

私魔王「でも、喧嘩は買うぞ?」

ゴゴゴゴゴ

勇者「まぁまぁ……お二人」あせあせ

うち魔王「あなたは黙って」

私魔王「勇者は静かにしておいてくれ」

勇者「……………はぁ」

勇者「喧嘩したら。婚約破棄」

うち魔王「!?……仲良くしよう‼うち!!」テノヒラクルー

私魔王「もちろんだ‼」テノヒラクルー

勇者「でも、成功してよかったな。これで私魔王とも会話ができる」

うち魔王「そうなん?うちと会話しよう‼うちならいっぱいいっぱいなんでもするで!!」

私魔王「前向きに神を殺す算段しよう」

勇者「にしても……便利な……俺も使って………」

私魔王「精神心が引きちぎられるぞ。出来た二人の勇者は精神崩壊してる。廃人二人だぞ………それに私たちはもう壊れてるしな」

勇者「禁術だなぁ!!危ないわ!!」

うち魔王「で………なに話すの?私忘れるから分かりやすくてメモに残しやすいのお願い」

私魔王「うむ。女神を倒すために不可欠なことは?」

勇者「敵を知ること」

私魔王「知ってることは?」

勇者「くそやろう。まぁ死神も兼ねてるし人間の神だから」

勇者「信仰では人間のために働く優しい女神で、慈悲深く、信仰すれば皆救われるっと言ってる」

勇者「救われたためしがないがな」

勇者「祈っても死ぬ」

勇者「助けに答えても助けられず」

勇者「皆に平等で………無慈悲だ」

うち魔王「女神くそじゃん」

私魔王「だな」

勇者「死神だからな………戦士をヴァルハラっていう場所へ連れてく」

勇者「俺の知ってるのはここまで」

勇者「神はいらない」

うち魔王「うーん。敵を知っても神だしなぁ~わかんない。スパッと切れればいいよね」

私魔王「だな」

勇者「それ、前も言ってたなぁ~簡単に言うけど攻撃が通らないのがなぁ~。王の間にある剣を全部試すよ」

勇者「それに。ここに何でも取り出せるふくろがあったから。なんで旅の時に無かったんだろうな」

うち魔王「…………」ロケットペンダントを握る

うち魔王(なんやろ。うち凄く忘れてる。友達のこと)

私魔王「運頼みか」

私魔王「うっ………うん………うん……」びくっ

うち魔王「どうした?うち?」

勇者「??」

私魔王「あっ………痛い!!やめてえええええ!!」

勇者「!!!!!!!!」

うち魔王「どうしたんや?」

私魔王「お願い!!何でもする!!だから!!殺さないで!!お願い!!お願い!!何でも…………いやああああああああああああああ!!!」

勇者「フラッシュバック!!うち魔王!!早く元に戻すんだ‼」

うち魔王「わかった!!」

しゅん

うち魔王「うるさかったね」

勇者「ああ………」

勇者「本当に」(薬も聞かない程か)

希望があった。
別れたまま………生活できるか
宝物庫では大丈夫だったから………そう
思い込んでいた

勇者「…………」

手を握りしめ……血が滴る
魔王がそれを触った
手を………緩めた

魔王「勇者。血出てる………痛そう。うち勇者が痛そうなの見るとうちも痛い」

勇者「はは、そうだな。痛いな」

勇者「久し振りに………」

勇者「痛かった」

魔王「………うち。どうしたらいい?」

勇者「………抱き締めてくれ」

魔王「わかった!!」

ぎゅううう

勇者「浅はかだった………ごめんな」

もう…………一切無理だったんだな

もう僕の考えたお可哀想な魔王の描写はいいからはよ話進めろよ

次の日

勇者「はぁ………馴れたと思ったが胸が来るものがあったな………」

勇者「うん。今日は笑って行こう!!おはよう‼魔王!!」

魔王「あっ!!おはよう‼勇者!!」

勇者「で、中の魔王は元気か?」

魔王「…………」

勇者「ん?」

魔王「……………」

勇者「おい………何か言えよ」

魔王「ごめん………うちな………何もできひんかった」

ぞわっ

勇者「おい……まさか!!」

魔王「…………彼女………壊れちゃった」

勇者「うそ……うそだろ!?おい!!魔王!!」

魔王「ごめん、うちな………泣けへんねん」

魔王「悲しいっと思う。けど言うで………」


彼女は完全に壊れた


勇者「……………はは」

勇者「そっか………」

魔王「昔のうちやから……まぁ同化したっと言えるけど………」

魔王「………昔のうちやから……記憶も鮮明なんよの」

魔王「あっ!!でも!!うちな!!託されてんねん!!魔法何個か思い出すねん‼少しだけ覚えれるようになってん!!」

魔王「でもなぁ………なんか空っぽに感じるんやな今日は………でも忘れるんやろなぁ………」

勇者「………ちょっと特訓してくる森で」

魔王「わかった。気を付けや」



駆け込んだ

大剣を持って

勇者「あああああああ!!」

力一杯凪ぎ払う
木々が斬り倒される

勇者「あああああ!!はあああ!!」

勇者「ちくしょう!!!ちくしょおおおおおお!!」

一時期の女神との戦闘のショックかなにかで
分離したり、思い出したりしたのもわかる

勇者「くそったれえええええ!!」

だが、こんな!!
こんな!!

終わりがあってたまるかあああ‼

勇者「許さん絶対!!女神!!」

勇者「絶対護ってやるって言ったのに………」

少しの間、一緒に居たことを思い出す。

だが、過去の女神の所業で壊された

勇者「はぁ……はぁ………」

勇者「あいつだけは絶対護ってやる………じゃないと」

全てを失う気がした

勇者「落ち着け………落ち着け………まだ、まだ終わってない」

女神を倒してない

女神「あら~なんか荒れてるね」

勇者「!?」

ぶんっ!!

がんっ

剣が砕ける

女神「いきなり、攻撃するなんて…………せっかちね」

勇者「………」

女神「怖い顔」

女神「まぁ~でも………そそる」

女神「そうだなぁ~もう一回チャンスを私の物になったら魔王は攻撃しない」

勇者「断る」

女神「あら、残念。まぁ……新しい勇者を見繕ったから………私が攻撃しなくても………ね?」

勇者「ゲス」

女神「ふふふ。明日到着」

女神「あなたのよく知る人よ………ふふふ」

女神「頑張ったんだから」

勇者「???」

女神「明日が楽しみ」

勇者「………誰が来ようと」

女神「ふふふじゅ!!ひひひひひ。じゃぁねぇ~」

帰宅

魔王「勇者?」

勇者「ただいま」

魔王「顔が怖い………」

勇者「女神が明日……刺客を寄越すって」

勇者「絶対護ってやるから」

魔王「う、うむ………」

勇者「間に来るそうだ」

魔王「うち!!いっぱい呪文撃てるようにする‼」

王の間

魔王「勇者………一回失敗しても大丈夫や」

勇者「………なるべく回数少なくて済みたいな」

魔王「1000回でも2000回でも付き合うでうち!!」

勇者「ああ、付き合ってくれ」

ガチャアアアア

扉が空く

二人表れた

一人は黒い鎧

もう一人は………首輪と手枷。それに布袋を被せられている。

黒い騎士「やぁ!!久し振り!!魔王ちゃん!!」

黒い騎士「覚えてる?俺最近思い出したんだ‼勇者だったこと」

勇者「!?」(こいつもしや!!!)

魔王「えっと………覚えてるかな?」

魔王「うちを殺した勇者やな」

黒い騎士「ああ?………ご主人様だぞ?」

黒い騎士「まぁ~お前はいらんがな!!」

黒い騎士「いや~いい拾い物したんだ。お前かわいいからさぁ~同じ奴いてさぁ~」

黒い騎士「じゃぁーん」

袋を剥ぎ取る
よく………似た………そう。よく似てる。

黒い騎士「偽物の魔王でーす。女神さんが旅のお供にって!!くれたんすわ!!」

偽魔王「…………」

勇者「」ぎりっ

怒りが胸を焼く

黒い騎士「おら!!挨拶しろ………本物だぞ」

偽物魔王「……………はい、ご主人様。私は、卑しい卑しい肉奴隷です。黒い騎士さまの性欲処理を任されてます」

黒い騎士「くくく。懐かしいだろぉ!!魔王!!」

魔王「なつかいしい!!でも!!勇者に言うで!!」

勇者「………」

黒い騎士「おい、尻出せよ。目の前で犯して見せてやろう」

勇者「剣を抜け」袋から剣を取り出す

黒い騎士「はいはい……せっかちだな‼俺は強いぞ……」大斧を構える

勇者「お前は………ここで死ね」

黒い騎士「ははは!!おりゃ!!」ぶんっ

きんっ

勇者「」(重い)

勇者「だが!!おそ………!!」

ぐいっ

偽物魔王「ひっ!?」

黒い騎士「肉盾しっかり守れよ!!おら!!隙が出来たぞ‼」

偽物魔王の首輪の鎖で引っ張り
盾にした

勇者「どこまで………どこまで………」

勇者「くさってんだあああああああ!!!」

黒い騎士「あっぶねぇ!!肉壁!!」

勇者「お前の血は何色だあああああああ!!」

しゅん!!ざしゅ

黒い騎士「あ……?」

肉壁を避け懐へ
鎖のついた腕を切り上げて吹き飛ばした

黒い騎士「ぐぎゃあああああ!!」

魔王「さすが!!うちの夫やで!!すごい!!」

勇者「覚悟はいいな。運がいいお前は」

勇者「1回で死ねるからな」

剣を突き刺す
ざく!!
剣をもう1本袋から取り出し
もう一回突き刺す
ざく!!

それを

死ぬまで

あっさり……叫ばなくなった。返り血を拭う

偽物魔王「ひっ………助けて」

偽物魔王が魔王に近付く

魔王「ファイアーボール」

偽物魔王「えっ……あ……あああああああ!!」

燃え上がる

偽物魔王「助けて!!勇者!!助け……ああああああ」

魔王「助けるのはうちだけ………それに。なんか怪しい」

偽物魔王「」黒焦げ

油の焼ける匂いが充満する
そして

ばああああん!!

偽物魔王が破裂する

女神「あら………失敗」

女神「一緒に爆発するかと。前座は楽しかった?」

勇者「ああ、楽しかった」

勇者「絶対負けない。気持ちが出来た」

女神「ふふふ………」

女神「じゃぁ……もう一回殺してあげる」鎌を構える

女神「ふふふ!!」

女神「ははははは!!」

金属音が響く

剣撃

魔王「うち……応援しかできへんけど頑張れ!!」

パキン!!!

女神「1本目」

勇者「まだだ!!」折れた剣を投げ捨て袋から武器を取り出す。

女神「ふふ!!!!ふふふふふ!!!」

>>238
心が狭そう………

自分のオナニー棚に上げて他人に噛み付くとか
プロレベルとまでは言わないからせめてその餓鬼丸出しの思考をどうにかしてからネット利用しろ

>>259

くす

女神「もう一回」

パキン!!

女神「もう2回!!」

勇者「くっ……」(露骨に武器だけを破壊しようとしてる)

女神「魔物が作りし武器なぞ」

女神「この………私が作った武器に敵うわけない」

勇者「時期尚早だったか………」

女神「何度もやり直す?じゃぁ何度でも殺してあげる」

女神「心が折れるまでね‼」

すぱーん!!

首が………体から落ち

女神「さぁ……次は魔王」

勇者「まだ、終わってない!!」

女神「!?」きん!!

女神「首を落とした筈じゃ!?」

魔王「うち!!勇者のこと好きやねん。あとな………うちの能力知ってるねん」

女神「今度こそ死ね!!勇者!!」

勇者「はぁああ!!」きん!!

さくっ

女神(殺った!)

勇者「こっちだぁあああ!!」しゅん!!

ザクッ!!

女神「!?」

女神「痛くも痒くもない。でも………うざい」

勇者「ちっ!!この武器はダメか‼他!!」

女神「はぁああ!!神の審判!!」

ドオオオオオオン

勇者「ぐはっ!!」

女神の廻りに衝撃波

吹き飛ばされ柱にぶつかる

魔王「勇者!!」

女神「………何度も殺しても殺してない………おかしい。勇者にそんな能力はない筈!!」

魔王「…………」

女神「………自害してるのね‼」

魔王「それがどうしたんや?うち、勇者がおらへんとダメやからな。死ぬときは一緒ぞ?」

勇者「まだ……2回………まだまだ!!」

魔王(でも………どうやっても………)

勇者「はあああああ!!」

女神「うざい!!すべての武器は通らない!!」

女神「うざいうざいうざいうざい!!」

魔王(私………どうしたら)

女神「………あっ……良いこと思い出した」指パッチン

ジャラジャラ

ジャラジャラジャラジャラジャラジャラ

勇者「!?」

女神「光栄に思いなさい‼神縛りの鎖!!」

勇者:僕の考える最高の主人公
うち魔王:僕の考える最高のお可哀想系ヒロイン
私魔王:話の展開でなんとなく出したけど面倒くさくなったから殺した、勿体ないからとりあえず勇者とセックスだけさせとこう
女神:ラスボス、お可哀想なヒロインをお可哀想にしてる酷いやつ

話の中身:延々とお可哀想系ヒロインがどうお可哀想なのか語ろっと



延々と続けてこれだけしかプロット練ってないんだろうなぁってのが分かる薄っぺらさだな

>>266

ふーん
くすくす

女神「本来は神を縛る。対ライバルの武器」

女神「人間風情に使う品物じゃぁない」

女神「でも、面白かったから特別に使ってあげる。そこで見ていなさい‼彼女が死ぬところを‼」

勇者「くそ!!外せね!!逃げろ!!」

魔王「うち……うちはどうすれば!!」

女神「精神論でどうにかなると思ったら大間違いよ。苦しめて殺せば………諦めるかしら?」

魔王「………諦める?うちが?お前の喉元を噛みきってやるって………覚えてるで!!」

女神「じゃ!!魔法打ってきなさいよ‼」

魔王「くっうううう!!」(わかる……女神にダメージを与えられる魔法を知らん)

勇者「くっそ!!離せ!!」

魔王「一か八か………なんか覚えとった技を」

女神「!?」(なんかある!!鎌で首をおとして考えよう!!)

魔王「魔眼!!!」

女神「ん!?」

ジュウウウウウ

女神が距離を離し右眼を押さえる

女神「………へぇ~面白い」

魔王「………通じた?」

しゅん、ボト

勇者「くっ………魔王……」

魔王「あっ………死んでもうた」

女神「ふふふ……全快」

勇者「畜生……巻き戻ってしまった」

女神「今度は魔眼は効かない。理解したから耐性つけた」

魔王「あー………うち、失敗したんやな」

女神「じゃぁ!!もう1回首をおとして考えようかしら!!」振り上げる

魔王(避けれへん!!うち………弱いなぁ……勇者に護って貰うしかないんか………勇者と)

女神「さぁ諦めなさい!!能力使わず」

魔王「………勇者と幸せになりたいだけやのに………遠いなぁ~」

びゅんっ

スカッ

女神「!?」

勇者「!?」

女神「あ、あれ?」

勇者「魔王が………消えた?」

女神「どこいったああああああ!!」

鎌を一閃

王の間の柱が斬り倒される

しかし、装飾だけで立っていたのか天井は落ちない

勇者「いない………?」

女神「逃げた??………いえ、魔力を感じない?」

女神「消えた!?なぜ??なぜ??」

女神「おかしいおかしい!!」

勇者(予想外で狼狽えている………)

女神「どこ!!隠したああああ勇者ああ!!」

勇者「さぁ?」にぃ

女神「拷問して吐かしてやる」

勇者「吐かねぇ……」(時間を稼ごう)

女神「………脳を覗けばいいか」

勇者「………」

女神「人間なら覗ける。そうだついでに記憶消して………魔王から寝とりましょうか?」

勇者「自害する」

女神「ん……そこに居た」

魔王が扉の前に胸を張って立っている

女神「何をしたか、わからないけど」

女神「殺せば一緒よね!!」

勇者「避けろ!!」

女神が鎌を振り上げ
魔王に向け突き進む

魔王「………」(もっと……もっと……寄せて)

魔王「…………うん」(狙いは………)

女神「今度は逃がさない。見切ってあげる。どうやって逃げてるか」

鎌を振る

魔王「覇王黒炎弾!!!」

女神「くっ!?」

魔王の右手に黒い炎玉が生まれ
それを押し出す

押し出された黒い炎球が膨張し女神を吹き飛ばしながら大穴を開ける

吹き飛ばされた女神は5体満足に見えるが
手を押さえている

女神「どこで!!この魔法を!!」

魔王「どっかで!!」

女神「……しかし、外したはわね。残念」

勇者「残念じゃないぞ」

勇者を縛っていた鎖が全て黒く燃え上がっている

勇者が剣を袋から出し、魔王の前で女神と対峙する。

女神「か、神を縛る鎖が!?」

魔王「穢れには弱いみたいやな」

勇者「あの技……ダメージが通るな」

魔王「………」

勇者「連発出来ないか」

魔王「ごめん」

女神「ふふふ………ちょっと吃驚したけど」

女神「切り札使うなら。外したらダメね」

女神「まぁ………ちょっと」ピキッ

女神「ムカついたかなぁ!!」

女神の背後から光球が生まれる。
光球は数十個に分裂する。

女神「消えろ!!」

光の球が打ち出される。
複数の分裂した球が一斉に

勇者「くっ!!」

魔王「勇者!!」

光の球を切り払い、切り払い……
そして

女神「ははは!!いい気味!!死ね死ね!!勇者!!魔王!!」

剣が光の球に削られ、砕ける
光の球が剣を消滅させている

勇者「くっそ!!無理か魔王!!」

魔王「ごめんな………1日、あれ一発だけしか無理や……でも………うちは信じてる!!勇者を‼」

女神「いいこと聞いたぁ!!にっこり‼」

女神「もう一回鎖で縛って!!いたぶって殺してやる!!」

女神「今度は魔王!!お前が縛られ苦痛を与えてやる!!」

女神の背後の光の球から鎖が飛び出す。
何十本の鎖。そして、光の球は勇者に打ち出される。

動きを取れず護らせないために一本でも鎖が通れば拘束される。

勇者「ちくしょう」(武器がほしい)

勇者(袋にある武器じゃない!!………護れるだけの)

勇者(魔王を護れる剣がほしい………くそ)

光と球と鎖が襲う。

勇者(俺には………無理)

魔王「………おっそい」

光の球が目の前で打ち消され光を放ち当たり一面白くなる
魔王の声が響いいたあとに
甲高い金属音が響く

長い間の強烈な光………しかし、何も起こらない
痛みもなにも

勇者「いったい?」

女神「な、なに!?これは!?」

光が落ち着き
目の前が鮮明になる
砕け散った鎖が地面にバラけていた

そして………光が収まり。光を放っていた物が何か分かる。

鎖が散らばった中で一本
大きな剣が刺さっていた
茜色のような、虹色のような白色のような光沢を持つ刀身
途中に十字のような出っ張り
片手で使わない武器

勇者「あれは………」

魔王「知り合いの剣………うちの願い叶ったんや」

勇者がその剣に向かい走り出す。
望んだ武器がそこにある!!

女神「くっ!!させるかああああ!!」鎌を構え近付く

魔王「覇王黒炎弾!!!!!!」

黒い炎の球が女神に向かう。
女神が鎌で切り払い防御する。

女神「打てないんじゃ!?」

魔王「うちの知り合いはフェイントがいいって言ってたで」

女神「くっ!!!いけ!!ホーリーライトニング!!」

女神の手から白い稲妻が走る

勇者「おおおおおおお!!!」

勇者に向かう稲妻が勇者に触れる

勇者「ちくしょう………くううう」

勇者が手を伸ばす
斜めに刺さっている剣の束に
そして………触れた

ばちぃんんん!!!!

女神「!?」

勇者にまとわりついていた稲妻が弾け霧散した

勇者「はぁはぁ……やっと………掴んだぞ魔王。お前の希望を‼」

魔王「勇者?うちの希望?」

きぃいいいいいいいん!!
勢いよく引き抜く
それを両手掴み構える

勇者「はぁはぁ………」

傷が癒える。暖かいもので包まれている気がする。そう………太陽のぬくもり
刀身が赤く脈動し、銀色に色が変わる。
手にした瞬間。少しだけ………きれいな人の笑った顔を思い浮かべた。魔王ではない誰か。

切れ

勇者「もちろん‼」

女神「くっ!!!」(あれはなに!?)

光球を打ち出す。しかし勇者の目の前で茜色になり霧散する。

女神「効かない!?」

勇者「はああああ!!」切り払い

がきいいいいん!!
ギリギリギリ

女神が鎌で防ぐ。

女神「私の鎌でも壊せない!?女神の創造した武器以上!?そんな馬鹿な!!」

勇者「はぁ……はああああああ!!!!」(絶対!!勝てる!!いいや!!絶対勝つ!!)

呪縛から魔王を解放させるんだ‼

女神が距離を取る。追い縋り剣激を繰り広げる。
ガン!!

ガンガンガン!!

ガンガンガンガンガンガン!!

鎌でいなされても無理矢理叩きつける勢いで振る

壊れない事を知っている。振るうたびにわかる。

魔王「勇者…………うち………勇者!!頑張ってええ!!」

勇者「めがみいいいいいい!!!」

女神「!?」

ガキィイイイイイイン!!
パッキ!!

鎌の刃にヒビが生まれ………そのまま剣が鎌を切る。

女神「嘘!?………女神の創造した武器よ?壊れるはずは………なに………それ………はあああああ?」

女神の廻りに魔力が集まり。爆発する
怒りで周囲を破滅させる魔法

女神「消し飛べ!!今創造した魔法だ!!!!」

ぴいいいいいいん!!

光が女神から溢れ、一帯を消し去った
ように見えた

女神「はぁはぁ………」

太陽が見える
部屋ごと吹き飛ばしたが床だけ

そして、魔王が立っていた。

女神「効いてない!?」

魔王「勇者チャンス!!右から!!!」

女神「!?」

女神が右に鎌の束で防御をしようと向き直る。

勇者「ばーか。左だよ」

ズバアアアアアアアアアアアン!!!

女神「あ、れ………」

女神の肩から下半身まで袈裟切る
床に女神が真っ二つで倒れる

女神「嘘、うそ?うそうそうそ」

女神「なんで?回復しないの!?なんで!?」

女神「からだが動かない!?」

女神の下半身の方は砂山が崩れたようになり。風に運ばれ。消えていく。
徐々に残った方もゆっくり砂になる。

女神「えっ?えっ?」

女神はわからない。
神ゆえに死という実感が。
消えると言う実感が。

勇者「はぁはぁ」

勇者が膝をつく。剣が音をたてて倒れる。

魔王「勇者!!」

勇者に近づき………抱き締める。

魔王「勇者!!うちら勝った!!勝ったんや!!」

勇者「ああ……」

女神「!?」

女神「勝った?まさか!!こうやって魔力を練れば……」

さらさら

女神「……あれ?」

勇者「魔王、肩を貸してくれ」

魔王「どや?」

勇者「おけおけ」

勇者が魔王の肩を借りてあるく。女神の元へ

勇者「ありがとう。魔王に会わせてくれて。勇者にしてくれて」

女神「あれ?動かない……手」

女神の手が消えていく

女神「あれ?あれ?」

勇者「女神、死んだよ」

女神「死ぬ?」

勇者「あの剣は勇者が振るえる女神を殺す剣。女神が勇者のために想い創った物。お前の創造した剣より重い」(頭に………記憶が流れて来た)

女神「えっ?はい?ははは………」

魔王「やっぱり………すごいんやなぁ………うちだけじゃ無理やったんや。感謝せな」

勇者「ああ………女神。俺は魔王と幸せになる。消えろ疫病神。いくぞ魔王。ここは吹き抜けてる」

魔王「せやな!!全部吹き飛んだ!!」

勇者が肩から離れ。魔王の手を持ち歩き出す。
剣を床に突き刺し置いていく。いつか本人が来て
持って帰るだろう。

女神「うぐぅ………くそくそ」

女神「何故だ!!何故動かない!!」

さらさら

女神「あっ!?体が消えてる」

勇者に寄り添って歩く魔王を眺める

女神「くっそ……殺してやる」

女神「が、体が………」

女神「くぅ……動け‼」
女神「あっ……うそ、腕が無くなって」
女神「ひぃ!?」

女神「消える!?私が!?」

女神「うそうそうそうそうそうそうそうそうそうそ!?」

消えるとどうなる?
死ぬとどうなる?
わからない

女神「あっ………いや」

消える

女神「あっいやいやああ!!」

死ぬときどうなるかわからない
怖い

女神「………!?」口まで消える

怖い怖い怖い
消える。死ぬ。
いや!!いや!!

たすけ………

元あった玉座の間には剣だけが突き刺さっていた

魔王の寝室

ガチャン!!

側近「勇者様!!魔王様!!大丈夫ですか‼爆発が………あっ………」

魔王「………すまぬ。今取り込み中や」

勇者「」すやすや

側近「は、はい」

魔王「うちら勝ったで‼」にこにこ

魔王「そう、勝った。女神はいない。我を苦しめるものはいない」

魔王「せやから!!側近!!今までありがとうな!!それとこれからも頼むで‼」

側近「………はい。魔王さま」

1ヵ月後

側近「王宮の改修工事と復旧工事始めました」

魔王「わかったで~」

側近「あと、医師会設立しました」

魔王「せか」

側近「それと、色々制度を追加。意思免許第一号は勇者様です」

魔王「側近ええか?」

側近「はい、なんでしょう?」

魔王「うち一切わからへんのやが?」

側近「はははは。はいそうでした。判子だけ下さい」

魔王「ええで~!!」ペッタン

勇者「魔王。診察だ」

魔王「もう、そんな時間か。はやいなぁ~」

側近「それでは、私も勉強に戻ります。先生」

勇者「ああ。今度は鑑識な」

側近「めっちゃ苦手です………全部同じ菌ですよ」

勇者「はい。赤点」

魔王「側近がんばれー」

側近が去り二人だけになる

魔王「勇者ああ!!」だきぃ

魔王「勇者あぁあ~」すりすり

勇者「よしよし」

診察言いながら。やることは魔王の甘えに応えるだけである

勇者「………勝手にしろ改造してごめんな」

魔王「いいよ………うち。よくわからんし。勇者が医者なら病院がええで!!」

勇者「魔王の治療のためでもあるからなぁ。ゆっくり治してこう」

魔王「せやな!!ようわからんけど‼病は治さな!!」

勇者「そうだね。女神もいない………ゆっくり治して行こう」なでなで

魔王「うん!!」

仕事中

ぎぃぃ

魔王「勇者………」

勇者「ん……ああ魔王、どうしたんだ?」

本を置く。もちろん宝物庫にあった医学書解読の仕事を中断する。

魔王「ごめん……うち………ちょっと」

魔王が勇者の手を握る

にぎにぎ

勇者「………」

魔王「お、落ち着かなかった。ごめんな」

勇者「いいよ。好きなだけ揉みなさい。気のしなくていい。寂しくなったり怖くなったら頼りなさい」

魔王「うん。うちは幸せもんやな!!」

勇者「よしよし」なでなで

魔王「うへへ」

魔王「うち!!落ち着いたで‼」

魔王「友達んとこ行ってくる!!」

勇者「遅くならないように。迷惑かけないように」

魔王「はーい!!」

勇者「よし。解読続けて行こう。側近が読みたがってる」

数時間後
城は病院に改装され住む場所が無くなったため
古い2階建ての家を買った

魔王「ただいまやで!!」

勇者「ああ、お帰り」

勇者「ごはん用意したから。手を洗ってうがいしてきなさい」

魔王「はーい!!」

勇者「まぁパンとシチューを頂いただけだが………」

魔王「洗ってきたで~」手のひら見せ

勇者「よし、じゃぁ。食事にしよう」

食事後

魔王「もぐもぐ!!味せえぇへん!!でもごちそうさま!!」

勇者「そっか。ちょっと待て」

魔王「んんんんん」

魔王のほっぺについたシチューを拭き取る

勇者「はい。綺麗になった」

魔王「おおきの!!」

勇者(最近、明るいなぁ………よかったよかった)

側近と打ち合わせ予定前

魔王「………ごめん」

院長室、椅子の上に小柄な魔王を乗せる
それをなでていた

勇者「ん?」

魔王「う、うちな………その………」

魔王「勇者のな……仕事中なのに………」

魔王「わがままいって………ごめん」

勇者「いいぞ。好きなだけわがまま聞こう」

魔王「………あ、りがとう」もじ

勇者「最近どうしたんだ?」

魔王「な、なんでもない!!」

勇者「なんでもないわけじゃないだろ?言ってみな」

魔王「……すごく寂しい。離れると」

勇者「そうか。大丈夫。ずっと一緒だぞ」

まちがい

魔王「おと!?ちが!!勇者!!」

勇者「ん?今、お父さんって言わなかった?」

魔王「ちがうねん!!!!!!」

勇者「好きな呼び方でいいぞ」

魔王「……」

勇者「なんだっていい」

魔王「じゃ……じゃぁな………ぱぱ」

勇者「ぶぐ」(くっそ!!かわええなぁああ!!幼児退行でもいいぐらいに!!)



魔王「うっ……うぅ………うっ」

勇者「ああ……また泣いてる。怖いのか?夢が?」

魔王「うぅ……」

勇者「歯磨きした?……なら一緒に寝よう」

魔王「うん……」

勇者「よしよし。怖くない怖くない」なでなで

魔王「せやな………うん」

勇者(退行気配あり)

勇者「でも………」

魔王「うぅ?」

勇者「幸せか?」

魔王「うん!!」

勇者「なら、よし」

仕事

魔王「いちゃ………や」

勇者「…………」ちゅ

勇者「いい子にしてるんだぞ」

魔王「うん!!」

長くなりましたが
このスレはここで終わります

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