安価で決めた能力同士で対戦 (19)
(※地の文注意)
>>2能力VS>>4能力
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1470237626
誰とでも仲良くなれる
絶対に友達ができない能力
誰とでも仲良くなる能力VS絶対に友達ができない能力
「普通の学生」「文学少女」「サラリーマン」のような簡単な情報を与えてください
口調や性格は容姿に沿う感じで考えます
誰とでも仲良くなる能力の使い手の容姿>>11
絶対に友達ができない能力の使い手の容姿>>13
でかパイお姉さん
活発なスポーツ女子な感じ
巨乳美女【所持能力:誰とでも仲良くなれる能力】
スポ女子【所持能力:絶対に友達ができない能力】
『1』
「今日からこの学校に通うことになりました、巨乳美女よ。宜しくね」
異能や超常現象に見慣れているような人間にとっては何て事は無いのかもしれないが、そう言う物事とは何ら無関係の善良なる一般市民学生にとって、『転校生』はそれはそれは珍しいイベントだ。
無論、この学校も何の変哲も無い、言ってしまえば無個性の学校だ。当然、転校生に多くの一般市民学生の、『興味の目』が集まった。
モブA「転校生、しかも女の子、更に更にそれが美人で、母性溢れる見た目してて、しかも巨乳と――」
モブB「おいモブA、口に出てるぞ」
モブC「ちょっと男子、変なこと言わないでよ!ごめんね巨乳美女さん、気を悪くしちゃった?」
巨乳美女「大丈夫よ、前の学校でも散々言われてた事だから……それに、何にせよ私に興味を持ってくれてるって事は、純粋に嬉しいわ」
モブA「ッ!性格も天使だと……!?」
モブD「前の学校ではどんな感じだったの?」
巨乳美女「うーん、どうって言われても困るわ……そうだ」
巨乳美女「前の学校では、友達も沢山いたの。だから、この学校でも友達が沢山作れたら嬉しいわね」
モブD「ふーん」
彼女は、『それ』が特殊な何かであるかと考えた事は一度も無い。
寧ろ彼女はそれを特殊では無く、当然と考える。
『人と人が仲良くなるのは当然』、『人が人を好きなのは当然』と言った風に。
しかし、それは紛れもなく異能の一つだった。
彼女が産まれて十と余年の間、ただ一人の敵も作らず、すべてに博愛と母性を傾け、友達百人どころでは無い大所帯を作り上げた要因は、彼女の人当たりでもなく、弛まぬ努力でも無く、ただのオカルト地味た才能の一つなのだ。
彼女はそれを自覚していない。
彼女にとって、『出会った人全てと友達になる』と言う事は、特に意識する必要も無い、言わば確定事項のようなものだ。
確定事項のようなものだった。
今までは。
巨乳美女「あ、あなたが隣の席の人ね?ごめんなさい騒がしくして、迷惑だった?」
「ああ……大丈夫!平気だよっ」
巨乳美女「そう、なら良かった……あなた、名前は?」
スポ女子「……スポ女子!宜しくね、転校生!」
巨乳美女は知らない。
自らが異才を持っていることも。
異才を持つ人間が自分以外にもいるという事を。
人と人が仲良くなるには、繋がる必要があるという事を。
今その眼前にいるスポ女子が、巨乳美女にとって初めての『友達以外の存在』になるという事を。
『1・おわり』
稚拙な文章ですが、何卒お付き合い頂けたらと思います
また明日更新します、一応オチは思いついているので大丈夫です
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