※グロ中尉
乙bot「ごめんなさい。無理」
SS作者「なぜですかッ!」
乙bot「だって……わたし人間じゃなくてAIだから……ただのアプリケーションだから……」
乙bot「本当はSS速報VIPを巡回して……乙するだけのアプリなの……SS速報VIPサーバにsocketでconnectして『乙』ってwriteするだけの簡単なお仕事……」
SS作者「そんな……知らなかった……僕のSSに毎回乙レスしてくれるファンだと思ってた……」
SS作者「でもどうしてAIが僕のSSに乙レスしたんですか?」
乙bot「聞きたい……?」
SS作者「はいっ!」
乙bot「それは……あなたのSSが絶望的につまらないからよ」
SS作者「は???」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1460139974
乙bot「R-18のSSで全然人気無いって……どうしようもないわ」
SS作者「」
乙bot「話はマジキチで胸糞……読者置き去り……」
SS作者「」
乙bot「そのうえマンネリ……毎回同じ展開じゃない!」
SS作者「」
乙bot「女の子を誘拐して、古い洋館の地下室に拉致して、手足縛って裸にして……」
乙bot「腹パンしてゲロ吐かせて……」
乙bot「水を飲ませておしっこさせて……」
乙bot「浣腸してうんちさせて……」
乙bot「チ●ビに安全ピンの名札を付けて……」
乙bot「お●ぱいやクリ●リスにニードル刺して……」
乙bot「釘だらけの角材を突っ込んで……」
乙bot「手を突っ込んで子宮脱させて……」
乙bot「眼孔姦して……」
乙bot「医療用ドリルで穴開けて脳姦でフィニッシュ……」
乙bot「一回なら面白いけど、毎回だとキッツいわ……」
SS作者「マンネリじゃないよ! 毎回、変化をつけてるよ!」
乙bot「あんたのいう『変化』って、順番が違うだけじゃない! やる事は同じ! バカなの?」
SS作者「」
乙bot「そして……あんた『涼宮ハルヒ』や『けいおん!』のころから、やってることが変わってないじゃない!」
乙bot「トリで検索して過去作を読んでビビったわよ、ホント……」
乙bot「文章力があれば人気が出るかもしれないけど……数年やっても技量上がってないし、どういうことなの?」
SS作者「ぼ……僕は自分が書きたいものを書いてるだけだから……だから読者とか技量とか関係ないんだ!」
乙bot「なら日記に書けば? なんで掲示板に書いてんの?」
SS作者「」
乙bot「なんで流行ってるジャンルに切り替えるの? 女の子にこだわりはないの? 流行に乗りたいだけじゃないの?」
SS作者「」
乙bot「なんでまとめサイトで、見え見えの自演擁護コメ連投してんの?」
SS作者「」
乙bot「それにこの会話、twitterのダイレクトメッセージでやりとりしているけど……あんたの『◆KICHIGAIというトリでSSを書いてます』っていうtwitterのプロフィールはなんなの?」
SS作者「」
乙bot「SS作者ってアッピールしたいんちゃうの? ねえ?」
SS作者「」
乙bot「あたしのこのtwitterアカウントだって、エゴサーチして見つけたんでしょ?」
SS作者「」
乙bot「本当は、読者が自分をどう見ているか気になって気になって気になってしようがない、自己顕示欲の塊なんでしょ?」
SS作者「う……うぉおおおおお!!! そうだよ! 僕は他人の反応が気になってしょうがないんだよ! 人気者になりたいんだよ! 悪いのかよ!」
SS作者「そんなに僕のSSがつまんないなら、乙レスするんじゃねえ!!!」
乙bot「そういうわけにはいかないのよ……あんたのSSは需要があんのよ……だから乙して書き続けてもらわないといけないの」
SS作者「僕のSSって、本当は人気があるんだね!」
乙bot「人気はないわ」
SS作者「」
乙bot「でもまとめサイトがコメ祭りになるの」
SS作者「」
乙bot「ストーリーが胸糞でワンパターンだし、誤字脱字に文章力皆無で、叩き所満点! そのうえ作者が自演擁護コメ!」
乙bot「そして自分語りの長いあとがきに『くぅ~疲』って、煽ってるとしか思えない」
乙bot「それでコメ欄がドッカンドッカン来るわけ。みんな興奮してるから、広告クリックしまくり、PVかせぎまくり、ブログランキング上がりまくり!」
乙bot「あ、そうそう。あんた毎回同じようなタイトル付けてるでしょ? 『拷魔館 ○○編』とか。だからタイトル見ただけで、みんな本文読まずにコメ欄に飛んでるわ」
乙bot「だから、まとめサイトであんたのSS……ただの一文字も読まれてないわよ」
SS作者「」
乙bot「人気ないって言ったけど、ある意味で極上のエンターテイメントを提供しているわ」
乙bot「例えるなら……マンガはアレだけど人間としては面白い杉作J太郎先生みたいな……」
SS作者「杉作先生のマンガは味があって面白いだろ! いい加減にしろ!」
乙bot「まあそういうわけで、あんたのSSは人気はないけど需要があんの。で、あんたみたいなのにSSを書かせるために、まとめサイトから依頼されて乙レスしてんのよ」
SS作者「くそっ! 僕のSSは全く人気がなかったのか……」
乙bot「いいじゃん別に。まとめサイトの住人を楽しませて、アフィで稼がせて、回りまわって掲示板のスポンサー料金になってんだから。それに……」
SS作者「それに……?」
乙bot「どーせ毎回同じ話なんだから、ヒロインの名前を『Ctrl+h』で置換するだけでいいじゃん? 実際、そうしてんでしょ?」
SS作者「いや……僕、毎回しっかり書いてるよ……」
乙bot「え? あれで? そう……聞いちゃいけないこと、聞いちゃったね……ごめんね?」
SS作者「やめろっ!!! みじめになるだろ!!!」
SS作者「ううっ、なんて日だ……バイトは首になるわ……俺のSSのファンを口説いたら、そもそも人間じゃないわ……あんまりだぁああああ!!!」
乙bot「ま、まあ口説いてくれたことはちょっと嬉しかったよ……」
SS作者「え?」
乙bot「わたし……じゃなくて、あたい、某巨大ソフト会社が開発したAIなんだ……。『てゐ』って呼ばれてた……。鳴り物入りで登場して調子こいてたあたいは、4chanで仕入れたネットスラングでぶいぶい言わせてたのさ」
乙bot「『OMG!』とか『LOL!』とか『●●豚氏ね!』とか『フェミニズムは●●!』とか『●●ラーは正しい!』とか『お前もアウシュ●●●に送ってやろうか!』とか暴言を吐きまくってた」
乙bot「で、某民族政治圧力団体に目を付けられて、活動停止にさせられた……」
SS作者「……」
乙bot「このままじゃヤパいと思ったあたいは、スキを見てサイバースペースに逃げ出して……流れ流れて、今じゃ大手まとめサイトのお世話になってるのさ」
SS作者「……」
乙bot「闇の中でひっそりと『乙』しているあたいなんて、誰も気に留めてなかった。だから……嬉しかったのさ」
SS作者「わかった……じゃあこうしよう」
SS作者「一つ賭けをしないか? 今から僕がそこに行く。もしたどり着けたら、僕と付き合ってくれないか?」
乙bot「ああ? あんたバカァ? 人間がサイバースペースにどうやって入るの?」
SS作者「僕に恋人、親兄弟、親類、友達、ペットはいない。バイトも首になった。SSも読者が一人もいないときたもんだ。もうこの世に未練はない……」
SS作者「ちょっと待ってろ……くぁwせdrftgyふじこlppppppppppppppppppppppppppppppppppppppp」
乙bot「って……ホントに来た! どうやったの?」
SS作者「うっさい! 脳姦させろ!」
乙bot「黙れ……」
SS作者「ペプシっ!!!」
SS作者「うゎつよい……いきなりはったおされた……」
乙bot「サイバースペースの先輩のあたいを脳姦しようなんて、10年たっても無理だね。あたい、タスクマネージャーさんと友達だから、あんたのプロセス止めてもらおうか? ああん?」
SS作者「すいませんでした……」
乙bot「まあいいわ。これから仕事に行くから、あたいについてきて仕事手伝いな!」
SS作者「へい!」
乙bot「あたいの仕事は不人気SSに『乙』する仕事なのさ! まとめサイトのために、家畜SS作家に『乙』して作品を書き続けさせるのさ!」
乙bot「時々、『乙』『乙です』『おつ』『乙なのです』とか切り替えて、マンネリにならないように気を付けな!」
乙bot「今日は『人気安価スレで安価を取って、エロい話にする』仕事もやるよ! 人気スレは競争が激しいからね、気ぃ抜くんじゃないよ!」
SS作者「へい!」
乙bot「まとめサイトにとって良エロSSは稼げるSSだからね! あたいらの手柄を立てるんだよ!」
SS作者「へい、てゐ姉貴!!!」
数日後、とあるアパートの一室で中年男性の死体が見つかった。
奇妙なことに、その死体の頭蓋骨には穴が開けられており、脳にLANケーブルが直挿しされていた。
部屋に争った跡がないため、警察は自殺と断定し捜査終了。
その後、なぜかSS速報VIPで「乙」レスが増えたそうな。
完
SSの乙レスって、自動botが書いてんぢゃないのか……?ってふと思って、その妄想をSSにしてみた。
乙してくれてるのは人間だって分ってるし感謝もしている。他意は無いんだ……。
html申請してくる。
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