【艦これ】マジカルジュウジュン古鷹ちゃん (91)

全国70億人の古鷹好きの提督の皆さんこんにちは

普通の女子高生古鷹が使い魔青葉と契約して魔法少女になり、悪の手先深海棲艦と戦うコメディ系SSです

今回は書き終えてからの投下ではなく、一話ごとに逐次連載していきます
5分アニメの感覚でお楽しみください

前に書いたもの
【艦これ】加古「四月の馬鹿」 (エイプリルフールかこうづ短編)
【艦これ】加古「四月の馬鹿」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1459484077/)

【艦これ】古鷹と添い寝したい! (おまけに+1編 & 古鷹の妄想時報)
【艦これ】古鷹と添い寝したい! - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1459080325/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1459681146

プロローグ ハジマリ

初めまして。
私の名前は古鷹、近所の艦これ高校に通う普通の女子高校生です。
両親は海外に出張中で、妹の加古と二人暮らしをしています。


古鷹「きょうのお夕飯は何にしようかな?」

古鷹「加古の好き嫌いをいい加減に直さないとな~」

下校途中近所の公園を通りすぎようとしたその時です。


???「そこのお嬢さん!ちょっと待って!」

古鷹「私?」

???「そうです。少しお時間いただけませんか?」


どこからか明るそうな女の子の声が聞こえてきました。

しかし、周りには誰も人影が見当たりません。


古鷹「ええと、どこなの?」

???「ここです!ここ、ここ」

古鷹「どこ?」

???「下見てください!」

古鷹「下?」



そういって下を向くと、そこには小さな喋る狼のぬいぐるみがいました。



???「はじめまして、使い魔の青葉と申します!一言お願いします!」

古鷹「ぬいぐるみが喋ってる!」

青葉「テンプレどおりの反応ですね……まあ気づいてもらい恐縮です……ってひゃあ!」


ヒョイッ


古鷹「うわぁ……大丈夫?木の枝とか体にいっぱい付いているけど」

青葉「急に持ち上げないでください!これは茂みに偽装していただけです!」

古鷹「枯れかけてるけど?」

青葉「逃亡生活も長かったんですよ!仕方がないんです!」

古鷹「逃亡?なにかから逃げてるの?」

青葉「それは後々話します……」


青葉「それより!まずは率直に用件を話しますね」

古鷹「私に……?」

青葉「はい。落ち着いて聞いてくださいね」

古鷹「う、うん」


青葉「青葉と契約して、魔法少女になってください!」

古鷹「今、魔法少女っていった?」

青葉「はい。魔法少女です。」

古鷹「プリ○ュアとかおジャ○女みたいな?」

青葉「例えが今時の高校生っぽくはないですがまぁそうですね」

古鷹「私じゃちょっと年をとり過ぎじゃないかな?だいたい魔法少女って小学生とか上でも中学生くらいだし」

青葉「中年のおばさん達の集いでも女子会って言えるくらい魔法少女の定義はゆるゆるなので大丈夫です」


古鷹「そうなんだ……それで、どうして私が魔法少女に?」

青葉「私はずっと魔法少女になれる素質を持つ子を探していました。一般人には私の姿も声も感じ取れませんが、資質のある人には感じ取れます。あなたは青葉の声に気づいたので、魔法少女の素質があるってことです」

古鷹「青葉は私を見てそれに気づいたの?」

青葉「通りゆく人全てに声をかけてましたから」

古鷹「……」


青葉「あぁでも青葉にはピンときましたよ!あなたと青葉には何かしら縁があるって!」

古鷹「それ誰でも言ってない?」

青葉「言ってません!第一、気づいてくれたのはあなたが初めてです」

古鷹「(見て見ぬふりしただけじゃないかな?)」

青葉「ですのでおねがいしますよぉ~魔法少女になってくれませんか!」

古鷹「そんなの突然言われても……」

青葉「誰にでもできる簡単なお仕事ですぅ!経歴は問いません!アットホームな職場です!」

古鷹「それむしろ危ないやつだよね」

青葉「洗剤はつけられませんが洗浄魔法なら使えます!魔界の商品券もつけます!」

古鷹「新聞の勧誘みたい……」

青葉「今日中に契約取れないと青葉はきついお仕置きされちゃうんですよぉ~」

古鷹「きついお仕置き?」

青葉「えぇ。契約取れなきゃ青葉は飢えて死ぬか、さもなくばおいしい伊太利コロッケにされちゃうんですぅ!」

古鷹「伊太利コロッケ……」

青葉「この通り!何でもしますからぁ~」

古鷹「何でもってそんな…」

私はちょっとだけ迷った。

TVで見る魔法少女だってしょっちゅうピンチになってたし、もしかしたら危険な目に遭うかもしれない。

でも、なぜかこの狼のぬいぐるみには初めて会ったような気がしなくて……


青葉「どんなことでも身体を使ってできることなら精一杯しますぅ~」

古鷹「うん。分かった。私、魔法少女になるよ」

青葉「縄で縛られ目を塞がれ、ムチで打たれても構いませんからぁ~って……え?」

古鷹「私、魔法少女になるよ」

青葉「本当ですか!ありがとうございます!」

古鷹「なんかすごく困ってそうだし、私で良いなら」

青葉「そんな!そんな!もう恐縮です!」

古鷹「とりあえず、うちにくる?体も結構汚れてるし、お風呂とか入りたいでしょ?」

青葉「いいんですか!ホースで水ぶっかけるのでも良いんですよ!?」

古鷹「それじゃ冷たいでしょ?」

青葉「見ず知らずの私と契約した上、青葉の心配までしてもらえるなんて……うぐっ……う゛ぅ゛、びえ~ん!」

古鷹「え!?どうしたの急に!?そんな泣かないで」

青葉「う゛ぅ……あおばぁ、ごんなに、優じぐじでもらっだの、は、ばじめででぇ゛~」

古鷹「……?よくわからないけど大変だったんだね」

青葉「あおば、ごのごおんばいっじょうわずれまぜん!」

古鷹「そこまで大げさに言わなくてもいいよ。よしよし、じゃあ家に向かうよ!」

青葉「ばい!びえ~ん」

古鷹「やれやれ、変なことになっちゃったな」

こうして、私は使い魔?の青葉と契約して、魔法少女になりました。

使い魔の青葉と知り合い魔法少女になることを決意した古鷹
でもそもそも魔法少女ってなんだ?
古鷹はどんな魔法少女になるのか?

次回 第一話 セツメイ

皆様のコメントが>>1のハゲみになります

第一話 セツメイ

あの後、私は泣きじゃくる青葉をあやしながら、家に連れて帰り、洗面器にお湯を張って全身を洗ってあげました。

そして、残り物を混ぜて餌付けし、部屋へと青葉を連れて帰りました。


青葉「いや~、いいお湯でしたぁ!」

古鷹「だいぶ綺麗になったね」

青葉「全身を洗ってもらえた上にこうしてご飯をいただけるなんて……色々とごちそうさまですぅ」

古鷹「ガツガツ食べてよっぽどお腹へってたんだね」

青葉「はい。ここ数日飲まず食わずだったもので……」

古鷹「いったいなにがあったの?それから魔法少女って?というかそもそも青葉て何?」

青葉「順に答えていきますから、一気に聞かないでください。今回は説明回です」

古鷹「説明回って?」

青葉「ああ!こちらの都合です。まずは魔法少女のお仕事と成りたちについて説明しますね」

古鷹「うん」

青葉「実はこの街では最近深海棲艦というモンスターの動きが活発化しているんです」

青葉「こいつらは世界征服を企む悪者で、人々の悪意やマイナスの感情を糧にいろんな悪事を働いてます」

古鷹「その深海棲艦ってのを倒せばいいの?」

青葉「倒すのでも勿論良いんですけど、魔法少女のお仕事は主に困ってる町の人を助けて敵のエネルギー源を断つことにあるんです」

古鷹「それでその魔法少女って?」

青葉「良い質問ですねぇ!魔法少女は神様や精霊の力を借りて魔法を使う存在です。モチーフにした神様や精霊によって使える魔法は変わってきます」

古鷹「私はどんな魔法が使えるの?」

青葉「ええと、私達の流派では軍艦の神様を元に戦ってますね。ですので、それにちなんだ魔法かと」

古鷹「軍艦」

青葉「古鷹さんは大和とか赤城をご存知ですか?」

古鷹「ヤマトは宇宙戦艦?赤城はよくわからないな」

青葉「大和はかつて日本が持ってた最強の戦艦、赤城は航空母艦で、零戦とかを飛ばす船って感じです。永遠の0にも出てきましたね」

古鷹「ふ~ん」

青葉「他にも赤城と同じく航空母艦の瑞鶴とか幸運の駆逐艦の雪風が有名ですね。駆逐艦は厳密には軍艦ではありませんが」

古鷹「ちょっと聞き覚えがあるくらいかな?」

青葉「それで、古鷹さんのモチーフになるのは重巡洋艦というちょっとマイナーな艦で……」


古鷹「知ってる!1930年のロンドン海軍軍縮条約で定められた砲口径155mm以上203mm以下の砲を持つ巡洋艦の一種で、優れた火力と汎用性を持ち、あらゆる戦場を駆け巡ったあの重巡洋艦だよね?」


青葉「はい、そうです。説明はいりませんでしたね」

古鷹「私が重巡洋艦!嬉しいなぁ!」

青葉「古鷹さんには魔法少女に変身し、重巡洋艦のいろんな力で深海棲艦の撲滅してもらいます」

古鷹「すごく楽しそう!」

青葉「魔法少女はいいものですよ。昔は青葉も古鷹さんみたいな魔法少女でしたが膝に矢を受けてしまって……」

古鷹「え!?大丈夫なの!?」

青葉「まぁ言葉の綾ですが、ちょっとした潜入中にバレて捕まり姿を変えられこうして使い魔として働かされているんです」

古鷹「元は人間だったんだ」

青葉「それなりの戦果を上げれば元の姿に戻してもらえるので、ぜひとも協力してください」

古鷹「いいよ、手伝う。それじゃあ変身を…」

青葉「今日はもう遅いので明日にしましょう。色々と準備もありますし」

古鷹「明日は土曜日だから一日中暇だし良いよ」

青葉「恐縮です。それでは青葉は準備をするのでおやすみなさい」

古鷹「おやすみ!青葉」

私は、期待に胸を膨らませながらお布団へと入りました。
小さいころアニメで見た魔法少女。それに大好きな重巡洋艦の組み合わせ!

もし衣装がフリフリのお洋服だったら恥ずかしいなと苦笑いしつつ、
あれこれ想像をふくらませているうちに気づけば眠ってしまいました。

~続く~

明かされた魔法少女のシステムとその目的
まさかもまさか、古鷹がなるのは重巡洋艦の魔法少女!
明日の定番(!?)変身シーンを見逃すな!

次回 シンスイ
ニセコイ本編は小咲ちゃんルートに決まってんだろォ!?

話の途中でニセコイ✕艦これの短編を書こうとニセコイトクレポを買ってきました。

なんと!この本表紙のカバーを帯がついたまま少しずらすと、
まるで千棘ちゃんと小咲ちゃんのパンツが見えているかのようになるんです!(注:水着です)

僕にとっては重大なことだったんです

第二話 シンスイ

朝起きると、満足そうな寝顔で寝ていた青葉も飛び起きが私の元へと駆け寄ってきました。どうやら徹夜で準備をしていたそうです。
本人曰く狼に変えられてしまったとの事ですが、その動きはまるで人懐っこいワンちゃんだったので、思わず吹き出してしまいました。


古鷹「よし、青葉!私、変身するよ!」

青葉「良いやる気ですね。古鷹さん!準備は不肖青葉がバッチリしたのでご心配なく!」

古鷹「ありがとう!青葉!」ギュッ

青葉「どういたしまして!(実は必要分ならすぐに終わったんですけどね)」

古鷹「それで私はどうすれば良いのかな?」

青葉「変身は呪文を唱えるだけでオッケーです。呪文は目の前に投射するので、それをきちんと最後まで唱えてください」

古鷹「呪文を唱えるだけでいいんだね!」

青葉「そうです!(この原稿も昨晩必死に考えました!)」

青葉「それじゃあ行きますよ!Take 1 ,さん、にー、いっち アクション!」

古鷹「ええっと、『 至誠に悖るるなかりしか、言行に恥づるなかりしか。深海棲艦倒すため、街の平和を守るため、愛と真実の正義貫くラブリーチャーミーな魔法少zy』ってなにこれ!恥ずかしい!!」

青葉「駄目です!途中で詠唱をやめたら!」

古鷹「止めたらって…きゃあ!」

ピカー

青葉「なんてこった(棒)もし呪文を途中で止めたら……」

青葉「衣 装 が 不 完 全 で 変 身 し ち ゃ う ん で す !」

古鷹「え、嘘!そんな!?」

青葉「(計画通り!あえて恥ずかしげな文を織り交ぜることで詠唱を中断させ、服を不完全にする青葉の天才的采配ッ!これで古鷹さんのあられもない姿を……!)」

古鷹「服も……下着も……ちょっとしか残って無いし今にも千切れそう…」

青葉「ぶほぉっ(出血)」

古鷹「やだ…恥ずかしい…見ないで青葉!…って青葉!?」

青葉「チーン」鼻血ダラー

古鷹「青葉!?どうしたの!?その血は!?」

青葉「ワレアオバ、我が一生に一変の悔いなし……はっ!?こ、これはそのマナの制御に手こずってて…」カシャッ「今なんとかしますから大丈夫です!」

古鷹「大丈夫って……とにかく早く何とかしてぇ~!」

ピカー

青葉「くぅっ…はぁ…なんとかなりました…」

古鷹「青葉!?大丈夫!?」

青葉「大丈夫です!青葉の治療もちゃんとしましたし(いろいろな意味で)元気です!」

古鷹「そう、良かった……ごめんね青葉、失敗しちゃって。でもあの呪文はちょっと恥ずかしくって」

青葉「いや~初めての変身で安全のため色々追加したんですけど、内容のチョイスが悪かったかもしれませんね……」

古鷹「ううん、ちゃんと言えなかった私が悪いの。青葉は悪くないよ」

青葉(良心が痛む……)

古鷹「それにもし、安全のを考慮しなかったらきっと大変なことになるから青葉は昨晩頑張ってくれたんだよね?」

青葉「え、えぇ!もし万が一古鷹さんが不適合者だったら大変なことになってました!」

古鷹「大変なこと?」

青葉「えぇ、もし不適合者だと集まる魔力に耐え切れず爆発してしまうのですが、部分的にでも変身したのでその心配はなさそうです。」

古鷹「じゃあ、もう安全は考慮しなくても大丈夫なんだね!」

青葉「たぶん今の流れを見るに大丈夫だと思います。」

古鷹「よし、じゃあもう一回やろっか!」

青葉「呪文を映し出しますねTake 2 さん、にー、いっち アクション!」

古鷹「変身!」

ピカー

古鷹「マジカルジュウジュン古鷹!今日も頑張ります!」

チャラーン

青葉「カットォー。成功でーす。お疲れ様でしたぁ」

古鷹「これが、魔法少女の衣装……セーラー服みたい」

青葉「セーラー服自体が海軍発祥ですからね」

古鷹「でもおへそとか見えてて涼しいしちょっと恥ずかしくない?」

青葉「色々な魔術的意味合いがあるんですよ(半分は青葉の趣味ですが)」

古鷹「それにしてもサイズぴったりだね。これも魔法の力なのかな?」

青葉「魔法の力(で昨晩こっそり青葉が採寸したから)ですね」

古鷹「すごい!(それで魔法は)一体何ができるんだろう!」

青葉「私にもわかりません」

酉つけ忘れたのでもう一回

青葉「呪文を映し出しますねTake 2 さん、にー、いっち アクション!」

古鷹「変身!」

ピカー

古鷹「マジカルジュウジュン古鷹!今日も頑張ります!」

チャラーン

青葉「カットォー。成功でーす。お疲れ様でしたぁ」

古鷹「これが、魔法少女の衣装……セーラー服みたい」

青葉「セーラー服自体が海軍発祥ですからね」

古鷹「でもおへそとか見えてて涼しいしちょっと恥ずかしくない?」

青葉「色々な魔術的意味合いがあるんですよ(半分は青葉の趣味ですが)」

古鷹「それにしてもサイズぴったりだね。これも魔法の力なのかな?」

青葉「魔法の力(で昨晩こっそり青葉が採寸したから)ですね」

古鷹「すごい!(それで魔法は)一体何ができるんだろう!」

青葉「私にもわかりません」

古鷹「そうなんだ…」

青葉「でも、あとで装備が届くので、その時じっくり見ましょうね」

古鷹「わかった。私お昼ごはん作ってくるね」

青葉「青葉は装備の受け取りの手続きをしてから食べに行きます!」

古鷹「は~い」


こうして、私は正式に魔法少女に変身することが出来ました。
ちょっと涼しい格好だけど、青葉はとっても満足してくれたようです。

次はいよいよ魔法を使える!すっごくすごく楽しみです!

つづく

青葉通信
本日ヒトヒトマルマル。艦これ町に重巡洋艦をモチーフとする新たな魔法少女、古鷹が進水した。

初めての変身の際には「深海棲艦倒すため、街の平和を守るため」と意気込みを語っており、
変身した後は「マジカルジュウジュン古鷹!今日も頑張ります!」と力強く答えてくれた。

変身自体も一回目では失敗してしまったものの、二回目では無事成功、今後の活躍に期待される。
記者:青葉

左:初めての変身に失敗してしまった様子

とらぶるはあれど、晴れて魔法少女に変身できた古鷹
次はいよいよ魔法の練習、下見をすることに
重巡洋艦の魔法少女が使う魔法とはいったい!?

次回 第三話 ウェポン
この作品、マジパテあまり関係ないです

ストックは第六話まで書き上がっていて、今は第七話を書いている最中です。
たぶん八話ぐらいで一区切りつくのですが、その先の展開が全く決まってません。

ですので、今日から一日の投稿を二話にして、
一区切りついたらニセコイ✕艦これのおまけを投下、このスレを終わりにしようかなと思っています。

第三話は今夜投下する予定なのでお楽しみに

何か一瞬だけメタルマンのマッドサイエンティストが出てきたような・・・

変身失敗時のやつは改二中破みたいな感じなんだろうな

第三話 ウェポン

青葉「古鷹さん古鷹さん!艤装が届きましたよ!」

古鷹「艤装?」

青葉「魔法を使うための装備です。」

古鷹「箒とかローブとか魔道書みたいな?」

青葉「けっこう前時代的なモノを想像されているようですが、違いますね」

古鷹「というと?」

青葉「口で説明するよりも実際に装備したほうが早いでしょう。変身してください」

古鷹「分かった。変身(省略)はい!」

青葉「おっけーです。まずはメインの火力になるものからはじめましょう。古鷹さんはいったい何を武器に戦うと思いますか?」

古鷹「杖とか剣とか……もしかして近代的に銃?」

青葉「いい線ですが違います。答えはこちら!」

ドシン

古鷹「自動で装備が!これはいったい?」

青葉「重巡洋艦がモチーフなのでメインは主砲です!」

古鷹「大砲で戦う魔法少女……」

青葉「試しに海に向けて撃ってみてください。不思議な力で一般人には気づかれませんのでご心配なく」

古鷹「分かった。えい」

ドドゴォォォォォォォォオオオオオオオオオン!!!!!!!

ピューーン

バッッッシャァァァァァアアアアアアアアン!!!!!


古鷹「……」


青葉「20.3cm連装砲三基六門です!勿論人型のサイズにはなってますが、威力は据え置きですよ」

古鷹「20.3cm……」

青葉「第三世代主力戦車の主砲が44口径120mm滑空砲、それに対して50口径203mmなので圧倒的火力ですよね」

古鷹「戦車より強い……」

青葉「戦艦なんてもっと凄いですよ!撃った時近くの物は爆風でバラバラになっちゃいますから!」

古鷹「爆風でバラバラ……」

青葉「次に、使いドコロは限られますがもっと強力なサブウェポンを紹介します」

古鷹「うん」

青葉「こちらが九三式魚雷です!」

古鷹「魚雷」

青葉「これ一発で船を沈めることが簡単にできます!」

古鷹「船を沈める」

青葉「試しに撃ってみてください。信管は調整してあるのである程度したら爆ぜますよ」

古鷹「……」

パシュ

サーッ

バッッッッッッシャァァァァァァアアアアアアアアアアン!

古鷹「……」

青葉「いい爆発でしょう。余裕の火力です!」

古鷹「……私は一体何と戦えば良いのかな。すごく不安になってきた」

青葉「まぁ戦闘なんて滅多にありませんし、街中なら25mm機関銃で十分ですよ」

古鷹「それならまだ安全そうだね」

青葉「まぁブローニングM2重機関銃でさえ12.7mmですから対人には十分な威力があります」

古鷹「どのくらい?」

青葉「前述のブローニングで当たると人の胴体が真っ二つになるくらいです」

古鷹「……」

青葉「……」

古鷹「ごめんね、やっぱり魔法少女の話はなかったことに…」

青葉「改良します!威力を落としてちゃんと使えるようにしますからぁ!」

結局主砲の火力はピッチングマシンくらいに、機銃もエアガンくらいの火力になりました。

つづく

サツバツ魔砲少女からゆるふわコメディ系に舵を切れた古鷹
明日はいよいよ深海棲艦との戦いが幕を開ける!!
見つけたのはみんな大好きちっこいアイツで……?

次回 第四話 サクテキ
本物の砂は胴体一発で良いらしいね

>>42
フルステルスマーケティングです。

>>43,44
煙で局部がぎりぎり隠れるくらいをイメージしていただけると……

第四話 サクテキ

結局土曜日は武器の性能に制限かけることで潰してしまい、本格的な魔法少女としての活動は日曜日からになりました。

実をいうと艤装は威力を調節して使うよう作られており、実践前にテストは不可欠だったようです。

大幅に魔力を使ったのでその日は帰ると気絶したように眠り、気づくと朝になっていました。


青葉「古鷹さん!おはようございます!」

古鷹「おはよう青葉」

青葉「起きてすぐのところ恐縮ですが、もう魔法少女としての仕事が待ってますよ!」

古鷹「どんなの?」

青葉「ええと、どうやら深海棲艦の一番下っ端のクラスが街で目撃されたようです」

古鷹「もしかしていきなり戦闘?」

青葉「いいえ、はぐれ深海棲艦の可能性もありますが、大抵は大型の深海棲艦の指示に従ってるものです。今回はそれを泳がせて敵の動きを探るという作戦ですね」

古鷹「でも、深海棲艦って見たことも聞いたこともないから簡単には見つからないんじゃないかなぁ?」

青葉「ご安心ください!青葉、ちゃんと深海棲艦を探す道具まで用意してあります!」

古鷹「その道具って何?」

青葉「テレレレッテレ~ しんかいでんたん~(ダミ声)」

古鷹「出し方も道具の名前もアウトだよ!」

青葉「この深海電探は近くにいる深海棲艦を音と音の間隔で教えてくれるんです」

古鷹「へぇ~、これがスイッチ?」

青葉「そうです!スイッチを入れると」

ピッ    ピッ    ピッ

青葉「という感じで近くに深海棲艦がいる時だけ音がなるんです」

古鷹「今鳴り始めてるけど良いの!?」

青葉「あっ、本当ですね。早速外に出てみましょうか」

古鷹「大丈夫なのかな?」

-------

ピッ  ピッ  ピッ  ピッ

青葉「だいぶ近づいてきましたね」

古鷹「この音でバレたりしない?」

青葉「基本的には使用者にしか音が聞こえないので問題無いです。たまに逆探でバレる時もありますが、下っ端ごときが持てるものじゃないです」

古鷹「そうなんだ。それと、深海棲艦の特徴って?」

青葉「基本的には下位の者ほど魚に似ていて上位の者は人間に近い格好をしています」

古鷹「魚かぁ。そんなのが陸上にいるわけ……」




くちくいきゅう「…」テチテチテチ

くちくいきゅう「きゅっ?」




古鷹「いた!!しかもかわいい!」

青葉「隠れてください!バレたらマズいですよ!」

古鷹「え?あんなにかわいいんのに?」

青葉「いいからはやく!」



くちくいきゅう「きゅぅ~?」クイッ

くちくいきゅう「きゅっきゅっ?」キョロキョロ

くちくいきゅう「きゅう……」ホッ

くちくいきゅう「きゅきゅ!」テチテチ



青葉「バレなかったようですね」

古鷹「あれが危険そうには見えないんだけど?」

青葉「油断しないでください!ほら、野良猫が寄ってきて臨戦態勢に入りましたよ」

猫「フシュー」

くちくいきゅう「きゅ~!」

猫「フシャーッ」ピョン


青葉「野良猫の先制体当たりです!」


ムニン ポヨ~ン


くちくいきゅう「きゅ~~~」ゴロン


古鷹「ひっくり返っちゃった。外はまるでマシュマロみたい……」

青葉「おっといきゅうは大きく口を開けた!そして口の中には砲が!」

古鷹「え!?あの砲が!大変」


くちくいきゅう「きゅ~!!!」パカッ

猫「フニャ!?」


青葉「あ、あれは!?」

くちくいきゅう「きゅ~!!」ボロン

猫「……」


青葉「……」


古鷹「……ちくわ?」


青葉「ちくわしか持ってない!あれはおやつのちくわですぅ!」


猫「フニャーーーッ!!!」ピョンッ

くちくいきゅう「きゅ~~」

ボコボコ

猫「ニャ~♪」フンスッ

くちくいきゅう「きゅ~」ボロボロ


古鷹「野良猫にも負けてる……魔法少女でなくても倒せるよねこれ」

青葉「戦闘以外に何か能力があるのかも……とりあえず、尾行して奴の正体を暴きましょうか」


つづく

『最弱』と書いていきゅうと読む
会敵したのはやわらか駆逐!?
いま明かされるその真の目的とは!?

第五話 テイサツ
タイトルミスのお詫びにあきつレシピ回したら5:00でした

第五話 テイサツ

古鷹「移動速度は……」

くちくいきゅう「」テチテチ

青葉「子供の三輪車並み」


くちくいきゅう「きゅ~?」キョロキョロ

古鷹「さっき来た道に戻って来ちゃったね」

青葉「知能も低いようです」

古鷹「八百屋さんに入っていったよ!」

青葉「何を企んでるんでしょう?」


くちくいきゅう「きゅっ!きゅっ!」ピョンピョン

店主「おや?この子また来たのかい」

くちくいきゅう「きゅきゅきゅ~!」スリスリ

店主「こりゃすっかりなつかれちゃったようだ。餌がほしいのかい!」

くちくいきゅう「きゅっ♪きゅっ♪」コクコク

店主「いつもその場で食べずに持ち帰るからで食べずに持ち帰るか……もしかしてこの子は子育て中かねぇ?」

くちくいきゅう「きゅ~い?」

店主「まぁでもうちの野菜を選ぶたぁいい目をしてやがるよ!」ナデナデ

くちくいきゅう「きゅきゅい♪」ピョン

店主「ほれ!この袋を首に掲げて持って行くんだよ!うちの宣伝大使さん!」ポン

くちくいきゅう「きゅっきゅきゅ~い!」ピョンピョン

店主「さあいってらっしゃい!気をつけていくんだよ!」

くちくいきゅう「きゅっ!」ピョコ!

くちくいきゅう「」テチテチ

青葉「いつもってことは定期的に物資の調達をしてるようですね」

古鷹「そうだね。ここから拠点に戻るのかな?」

青葉「あの様子を見るとそうですね」


くちくいきゅう「きゅ~~」ヨロヨロ


古鷹「重量オーバーなのかな?ちゃんと帰れるのか心配になってきた」

青葉「はじめてのお○かいですね」

古鷹「ぷっ やめてよ青葉笑っちゃう」

青葉「駆逐イ級のいっきゅん、おもそ~うな荷物を背負って家へと帰ります(声マネ)」

古鷹「あ~お~ば~!」


くちくいきゅう「きゅ?」クイッ


青葉「し~っ!……ふぅ。危うくバレるとこでした」

古鷹「青葉が笑わせるのがいけないんだよ」

青葉「笑っちゃう古鷹さんが悪いんです。おっと廃屋の中に入って行きましたね」

古鷹「追ってみようか」

くちくいきゅう「きゅ!」クイッ

???「ブッシヲ……モッテ……キタノカ」

くちくいきゅう「きゅきゅ!」フンスッ


青葉「物資を渡しましたね」


???「マタ……ヤサイカヨォ……ギュウドン……クレヨォ」

くちくいきゅう「きゅ!?」ガビーン


古鷹「せっかく届けたのに好き嫌いして!」

青葉「牛丼ってまた文明的ですね」


くちくいきゅう「きゅっきゅ!」プンスカ!

???「ウルサイナァ……モウ……カエレヨォ……」

くちくいきゅう「きゅ~」ショボーン


???「ヤット……キエタカ……マンガデモ……ヨムカァ……」


古鷹「ひどい!あんなに苦労して運んだお野菜を何だと思ってるの!」

青葉「たしかにそこは許せないですねぇ」

古鷹「青葉!私、あの子を成敗する!」

青葉「魔法少女のお仕事ですね!了解です!」


つづく

はじめてのおつ○いをこなすくちくいきゅう
輸送先は謎のベールに包まれた深海棲艦
次回、いよいよ魔法少女の戦いが火蓋を切って開ける!!

次回 第六話 カイセン
甲4提督の闇は深い……

第六話 カイセン

古鷹「変身!」

ピカー

古鷹「マジカルジュウジュン古鷹!今日も頑張ります!」

古鷹「いくよ!青葉!」

青葉「了解です!敵は集積地棲姫、気をつけてくださいね!」


集積地棲姫「コサキモ……イイケド……ハルチャンモ……イイナァ……」

古鷹「そ そこまでです!」

集積地棲姫「ナニヨ……トイウカ……ダレ?」

古鷹「部下が苦労して運んだ物資を無下に追い払い、挙句の果てに自分はダラダラ漫画を読むその態度!」

古鷹「こ これ以上の悪事は!この!愛と正義と重巡の魔法少女!マジカルジュウジュン古鷹ちゃんがゆるしませんっっ!!!」

集積地棲姫「……ウワァ……イタイ……ヤメロ……」

古鷹「う、うるさい!」

集積地棲姫「デモ……ソコニ……モ エ テ シ マ ウ !」

古鷹「ひっ…」

青葉「分かりますねぇ」

集積地棲姫「デショ?」

青葉「ほら、案外こいついいやつかもしれませんよ?」

古鷹「青葉までやめて!」

集積地棲姫「デュフ……ナンキンシテ……オモイドオリニ……シテヤル!」

古鷹「ほら!?すごく危ないこと言ってる」

青葉「むむむ、美少女漫画大好き、メガネ、インドア派。いかにも犯罪を起こしそうな感じがしますね。この街に現れたのも都会すぎず田舎すg」

集積地棲姫「ウルサイ!……フフッ、イキュウ……ヤッテシマエ…カエリウチダ!」

くちくいきゅう「きゅ!?」

青葉「あっ、古鷹さんそいつやっちゃっていいですよ。深海棲艦は倒すと浄化されますから」

くちくいきゅう「きゅきゅっ!?」


古鷹「分かった。ごめんね、痛むのは一瞬だから……」

くちくいきゅう「きゅきゅきゅ!?」


古鷹「マジカル主砲三基六門一斉射!撃ぇーー!!」

ドドドドドドォォォォォォオオオオオオン!!!!!

くちくいきゅう「きゅ~~~~~」

青葉「初撃破!おめでとうございます!!」

古鷹「ありがと、そして次!目標、集積地棲姫!!」ガシャン

集積地棲姫「ナニ!?」

古鷹「第二斉射!撃てぇーー!!」

ドドドドドドォォォォォォオオオオオオン!!!!!


青葉「やりました!?」

古鷹「青葉、それはダメ!」



カカカカカカンッ!!!



集積地棲姫「ナンダ……コノテイドカ……」

古鷹「攻撃が効いてない!?」

青葉「威力をだいぶ下げちゃいましたからねぇ……」


集積地棲姫「イカシテ……カエスナ!!」ドドンッ


ガシャーン


古鷹「どうしよう青葉!?明かりが消えた!!」

青葉「落ち着いてください!!主砲が効かなくても、敵の弱点を探すんです!」


集積地棲姫「クライヨルナラ……コッチノモノ……シズメ、シズメェ!!」ドドンッ

青葉「危ない!!」ピョンッ!!


ドーン


青葉「くぅっ!!」タイハッ

古鷹「青葉!大丈夫!?」

集積地棲姫「チョコザイナ……ダイジナ……ブッシニ……ホコリガ……ツイタジャナイカ!!」


青葉「青葉は大丈夫ですから!今までの敵の言動を振り返って!大丈夫、古鷹さんなら出来ます!!」

古鷹「敵の言動を……振り返る?」

青葉「そうです、敵の長所は短所の裏返し、そしてどんな敵にも弱点はある!!」

古鷹「敵の長所……それは」


『クライヨルナラ……コッチノモノ……』


古鷹「そして、敵の弱点!!」


集積地棲姫「マホウショウジョ……クップク……サセル!!エロドウジンミタイニ……エロドウジンミタイニ!!」


古鷹「分かった!!敵の弱点とその攻略法!!」

青葉「古鷹さん……後は頼みます……」



古鷹「青葉を傷つけたこと、絶対に許さない!!」


つづく

ようやく見つけた集積地棲姫の弱点
ジュウジュンパワーで倒すことはできるのか?
青葉の犠牲は……絶対無駄になんかしない!

次回 第七話 ハンゲキ
母親にお前も女の子監禁してるんじゃないかと言われたので
家にも実家にも女の子を連れて行く事は一生ないから安心してと言ってあげました(´;ω;`)

第七話 ハンゲキ

集積地棲姫「オマエラ……マサカ!?アツメタ…ブッシ…ハ……ヤラセハ……シナイ………ッ!」


古鷹「まずは!!いけ!!マジカル探照灯!!」ペカーッ

青葉「古鷹さんの左目が……強い光線を……放った!!」

古鷹「暗いところにばっかいないで!光を浴びなさい!!」

集積地棲姫「マブシイ……メガ……メガァァァァァアアア……」

青葉「普段ろくに陽の光を浴びてなかった集積地棲姫には効果抜群ッ!!」


古鷹「そして、マジカル装填!三式弾!撃ぇーーー!!」

青葉「あぁ……集めた物資(漫画)の山がよく燃えているッ!」

集積地棲姫「ヤメロヨ…! セッカク アツメタノニ、モエテシマウ…ヤメロォ!」


古鷹「そして!燃える炎で野菜を炒めて!!完成!!マジカル野菜炒め!!」

集積地棲姫「モヤスノハ ヤメテ…セッカク、アツメタノニ…!」

青葉「マジカル関係ないけど古鷹さんの日々の生活スキルがここに!!」


古鷹「さぁ、これでも食べて心を入れ替えなさい!!」

青葉「野菜炒めを無理やり口に押しこんだぁ!」

集積地棲姫「ウグ……グァアアアアア……ブッシガ……ワタシノブッシガァァァァアアア……」シュワァー


古鷹「やった!!集積地棲姫が浄化していく!!」

訂正
集積地棲姫「オマエラ……マサカ!?アツメタ…ブッシ…ハ……ヤラセハ……シナイ………ッ!」


古鷹「まずは!!いけ!!マジカル探照灯!!」ペカーッ

青葉「古鷹さんの左目が……強い光線を……放った!!」

古鷹「暗いところにばっかいないで!光を浴びなさい!!」

集積地棲姫「マブシイ……メガ……メガァァァァァアアア……」

青葉「普段ろくに陽の光を浴びてなかった集積地棲姫には効果抜群ッ!!」


古鷹「そして、マジカル装填!三式弾!撃ぇーーー!!」

青葉「あぁ……集めた物資(漫画)の山がよく燃えているッ!」

集積地棲姫「ヤメロヨ…! セッカク アツメタノニ、モエテシマウ…ヤメロォ!」


古鷹「そして!燃える炎で野菜を炒めて!!完成!!マジカル野菜炒め!!」

集積地棲姫「モヤスノハ ヤメテ…セッカク、アツメタノニ…!」

青葉「マジカル関係ないけど古鷹さんの日々の生活スキルがここに!!」


古鷹「さぁ、これでも食べて心を入れ替えなさい!!」

青葉「野菜炒めを無理やり口に押しこんだぁ!」

集積地棲姫「ウグ……グァアアアアア……ブッシガ……ワタシノブッシガァァァァアアア……」シュワァー


古鷹「やった!!集積地棲姫が浄化していく!!」

青葉「古鷹さん流石です!でも……」


集積地棲姫「アァ、デモ……モエルホノオ…なんだか、綺麗だ…」


青葉「浄化というより魂が抜けていくようです……」

古鷹「自業自得じゃないかな?」

青葉「まぁそうですね」

古鷹「そうだ!!青葉?怪我は平気なの?」

青葉「ええ、動ける程度までならなんとか。それにしても、まさか敵の心まで燃やし尽くすなんて……」

古鷹「だって青葉を怪我させるし、あぁでもしないと倒せなかったから……」

青葉「そうですね……そうだ、青葉たち姫クラスを倒せました!!大戦果です!!」

古鷹「そうなの?」

青葉「たぶんこの戦果なら青葉の変身も解かれるでしょう」

古鷹「本当!?良かったね青葉!!」

青葉「ありがとうございます!でも……」

古鷹「でも?」

青葉「この変身が解けたら古鷹さんのところにいる意味は無くなるので、これでお別れかもしれません」

古鷹「お別れ……?」

青葉「まぁ、古鷹さんには古鷹さんの生活がありますし、数日前までの日常に戻るだけです」

古鷹「私は青葉と過ごした数日間は楽しかったし、別に魔法少女が大変だとも……」

青葉「いいんです。短い間でしたが、お世話になりました。」

古鷹「青葉……」

青葉「あぁ……そんな顔しないでください!!別に一生の別れって訳じゃないですし、またいつか会えるかもしれませんよ!」

古鷹「本当……?」

青葉「本当です。この街にはまだまだ深海棲艦がいて、退治しなきゃいけない。古鷹さんに一時的に代わってもらってただけで、青葉はこの街でまだまだお仕事しなければなりません!」

古鷹「そっか……またどこかで会えると良いね!」

青葉「はい!その時はまた一緒にご飯食べたりしましょう!」


こうして、私の不思議な不思議な魔法少女の生活はあっという間に幕を閉じてしまったのでした。


おわり

ここまで読んでくださりありがとうございました。

ちょっと古風な魔女っ子衣笠さんとか、加古スペシャルの使い方とか色々考えてはあったのですが
そこまで続けられそうな気がしないので、ここで一旦打ち切りにしてHTML依頼を出したいと思います。

こっから再び始めるアイデア一応はあるので、
いつの日か別スレで再びマジカルジュウジュン古鷹ちゃんに会えるかもしれませんね

それでは皆さんさようなら

PS.ニセコイ×艦これも気が向いたら別スレでやるかもです

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