ガキの思い出(27)
急に懐かしい話がしたくなった。
小学校の時の話だ。
なんていうかさ、平凡な人生なんだけど、今とは全然違うなーっていう感じだ
それじゃあ書いてくな
俺が小学1年の時の話だ。
地元で結構有名な家に住んでる俺は母親、親父、祖母と大祖母、兄貴と姉貴で暮らしてた。
昔は村として機能してたらしい俺の地元はいくつかの本家と分家でできてるんだが、俺の家は特に歴史が古い本家らしい
まあ、そんな家にいるもんだから学校に入ったら校長先生から話し掛けられる程度の位置ではあったんだ。
で、俺は祖母から聞いた、校歌の歌詞は俺のひい爺さんが作ったっていう話をクラスに入った瞬間ベラベラと周りの奴らに喋ったんだな。
まあ、半分ぐらいは幼稚園からの付き合いだから「すごいね~」とか「かっこいい」とかで済んでたんだけど
なんか小学校から初めてあった奴らからは俺がうっとおしかったのか、子供のヒガミみたいなモノからなのか、目を付けられはじめた
でも俺はそんなの気にしなかった。
ていうか小学校1年の頃の俺は恵まれていた。
地元の知り合い…ていうか分家の子供が上の学年にいるもんだから、やばくなったらそいつらに助けてもらえば良いと思ってた。
兄貴の友達と格闘家ごっこやってたせいで喧嘩が強いと思ってたのかも知れない。
ガキって屈託なく自慢話するよな
…で、気がついたら俺のクラスは2極化していた。
俺の誕生日の日に集まった幼稚園の頃からの友達が何人かで他の幼稚園の奴らを見下す為の準備をしていたのがきっかけらしい。
というのも、俺のいた小学校は、4つの幼稚園からくるんだけど、俺のいた幼稚園が一番でかくて、後の三つはなかなか小さかったんだ。
だから、俺らは必然的に他の幼稚園の奴らは弱いとかダメだとかそんな風に決め付けてた。
そんなわけないのにな。
俺と友達は休み時間とかに集まって俺達だけで遊んでた。他の幼稚園組は無視してた。
>>6 子供の頃は自分を大きく見せるのが大事なんだと思う。不安感を無くす一番の方法なんだろうな。
まあ、20越えてもする奴はいるんだが
で、そんなある日担任が怒った。
理由は軽いイジメ。
というか14対27?
まあつまりは他の幼稚園組をカースト制度の一番下にやったってだけなんだけどね。小学1年の頃だから過激なのはしなかったんだけど、女担任には過激に見えたらしい
これはssなのか?
授業一つ潰して、クラス会議
こっち側は俺ともう一人小さい会社の社長息子。
俺はコイツがなんか嫌いだった。
いま思うと同族嫌悪だったんだろう。
で、向こう側は、女子二人と男子一人。
思えば向こうの男子は全体的にショボかった。
それがわかったから見下してたのかもな。
で、なんでイジメるのか?とか質問が来るんだけど、こっちとしたらまだ殴ったりはしてないし、無視とハブりだけだからイジメてない!ってかたくなに否定してた。
9>>まだまだこんなもん。ていうかいつの間にか俺も被害者になるから。
>>10違うな。全然違う。
ま、俺と社長息子は頭がキレるから暴言吐かないようにしてたんだけど、長々と話すのにイラついたのか、後ろの男子数人が向こうの女子の事をブスとか言っちゃったのね。
おいおいおい。って感じだけど、止める気にもならないし、社長息子と目を合わせたらなんか喋らせとく方向に意志が疎通した。
で、そこからは担任が止めても向こうの女子二人と男子10人ぐらいで罵り合い。
見苦しかった。うん。
で、それが一瞬で止まった。
向こうの代表の男がいきなり机を窓に投げつけてガラス割りやがった。
皆ポカーンとしてた。
>>11昔話に嘘は無い。ホラがあるだけ。
で、音に気づいた他のクラスの担任がいっせいに来るわけよ。
まあ、ビックリしただろうな。
机下げて椅子左右に分けてガキが会議やってんだもんな。
しかも窓割れてるし。
それからは以外とシンプルだった。
窓割ったo西と担任が廊下に出て、俺達は座って待機。
他の先生が見張ってるから誰も喋らずに険悪な空気だけが充満してた。
o西の親が呼び出されて、俺と社長息子の親も呼び出されて、放課後に事の成り行きを話す。
俺は母親に終始ビビってた。悪いことをやってる自覚があったからだ。
家に帰る途中、俺は母親に買い物に付き合わされた。
近所のスーパーで肉とか野菜とかを買った。
車の中で母親は俺にこう言った。
母「今買った食べ物は全部自分一人じゃ買えないんやで。お父さんがお給料貰うはなアカンのは勿論やけど、野菜育てる人に豚や鶏を育てる人。そして運ぶ人、レジを打つ人。誰か一人でもおらんかったら買えへんのやで」
俺はそれを聞いて泣いた。車の中で泣きまくった。
ぶっちゃけいつか叩かれると思ってたから余計に泣いた。
俺は母親の恥になる事をしたくないと子供ながらに思った。
微妙に、人生を達観していた。
その日、晩飯の時に母親がサラッと今日の事を言った。
祖母と大祖母は唖然としていたが、兄貴と姉貴はバカみたいに笑った。飯を食った後、親父と風呂に入って話した。
親父は話しを聞いていただけだったが、途中で泣き出した俺の頭をガシガシと撫ではじめた。何故か余計に涙が溢れた。
風呂から上がると、兄貴が話しかけてきた。
笑いながら兄貴はこう言った。
兄「なあ、1。ジョイメカしようぜ」
俺はこの時、コイツの事を頼りになる兄貴と思った。多分、一種の洗脳に近いと思う。
センジュ対ガーボーグで、俺はメタトルネードを喰らって負けた。20回ぐらい。
不思議な事に小学1年の頃はこの日の事以外あまり覚えていない。
確か次の日
謝って、成り行きで俺はo西とも仲良くなった。
社長息子は長めの髪が坊主になっていた。
周りの男子もo西や残りの男子の事を認め始めた。
女子はそこまで仲良くなかった覚えがある。
―――――――――
風呂に行ってくる
すまない。書くのに疲れた。
もう誰も興味無いだろうからここで終わっておく。
ちなみに社長息子は5年以内に仕事を継ぐらしい。
o西は最近会わなくなった。
自分語りならツイッターでやればいいのに
>>18 騙して悪いがフィクションなんでな
もうちょっと反応が来ると思ったんだが残念だ
また挑戦するわ
今度は頑張って面白くする駄作出して迷惑かけたな
ありがとう
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