【ガルパン】男「目が覚めたら大洗女子学園のⅣ号戦車になってた」 (10)


Ⅳ号戦車男(以後Ⅳ号)(Ⅳ号戦車のプラモの組み立てが終わって一眠りしてたら、戦車になってた)

Ⅳ号(履帯外れてるし、破損だらけのせいか体中が痛い。・・・気がする・・・)

Ⅳ号(錆びまみれで体中かゆいし・・・これって夢なんだろうか・・・俺どうなるんだ・・・)

ガァァァァァ

Ⅳ号(うぉ、まぶしっ・・・なんだ?女の子?)

なにこれ~
ぼろぼろ~
ありえな~い

Ⅳ号(なんか、ぼろっくそに言われてるし・・・声が出ないから、しゃべれもしねえ・・・あ、ひとり近づいてきた)

みほ「・・・」きょろきょろ

Ⅳ号(めっちゃ見てるし・・・なんだこのかわい娘ちゃん・・・)

みほ「・・・装甲も、点輪もだいじょぶそう。これでいけるかも」

Ⅳ号(え、え、なにがいけるん?)

おぉーおー

Ⅳ号(え、なにこの歓声?なんなん?)

Ⅳ号(俺、どうなんのおおおおおおおおおおおおおおおおお)


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沙織「こんなぼろぼろでなんとかなんの~?」

みほ「たぶん・・・」

沙織「男と戦車は新しいほうがいいと思うよ?」

Ⅳ号(ぐふっ、すごく心にくる・・・)



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Ⅳ号(どうやら他にも戦車があるようで、女の子たちは探しに出ていってしまった・・・)

Ⅳ号(はぁ、まじで状況が読めん。戦車道ってなんだ・・・)

Ⅳ号(道ってついてるから剣道みたいなものなのか?でも戦車ってついてるからには戦争みたいなものだろうし・・・)

Ⅳ号(戦車になるにしてもなんでⅣ号なんだよ。ティーガーとかイケイケな戦車がよかったなぁ・・・)

Ⅳ号(はぁ、暇だ・・・早くあの女の子たち戻ってこないかなぁ・・・)



Ⅳ号(外が騒がしくなったと思ったら、他にも戦車が見つかったようで俺も外に運びだされた)

Ⅳ号(Ⅲ号突撃砲にM3リー、38tになんだあのボロいの日本の戦車か?)

Ⅳ号(あいつらも俺みたいに意識があるのだろうか?)

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Ⅳ号(チーム分けされて、最初に近づいてきた西住って子たちが俺に乗るみたいだな、それに掃除もしてくれるみたいだ!)

沙織「うわぁっ、ベタベタするぅ~」

Ⅳ号(ぐふぉ、戦車やししょうがないやろ・・・)

華「これはやりがいがありそうですねー」

みほ「これじゃぁ中も・・・」ヨジ登り

Ⅳ号(うぉ、登ってきた、パンツはっ・・・見えない・・・だと・・・・)

みほ(うぁあ)鼻つまみ

Ⅳ号(あからさまに臭いって顔されとる)ズ-ン

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ブシャアアアアアアアアアアアアアアアア

Ⅳ号(ああ、女の子によって身体の隅々まで綺麗にされていく)

Ⅳ号(戦車になってから一番幸せな瞬間かもしれん・・・)

Ⅳ号(着ている服がブルマじゃないのが残念だ・・・)

Ⅳ号(清掃が終わったあと自動車部の女の子たちに隅々まで点検された・・・もうお嫁にいけない・・・)

Ⅳ号(みんな帰っちゃったし暇だ。この身体で眠ることはできるのだろうか・・・)

Ⅳ号「はぁ」

?「おい!」

Ⅳ号(ん?なんか声が聞こえた気が・・・)

?「おい、聞こえてんだろ?そこのⅣ号」

Ⅳ号「へ?だれだ?」

?「聞こえてんじゃねえか!俺はⅢ号突撃砲だ」

Ⅳ号「え?なんでしゃべれんの?」

Ⅲ突「お前が言うか?」

Ⅳ号「いや、その、この姿になって初めて会話をしたもんで・・・」

Ⅲ突「・・・この姿って、お前もまさか!」

Ⅳ号「気がついたらな、戦車になってた・・・」

Ⅲ突「やっぱりおまえもその口か~、いやぁ仲間がいてよかったぜ~」

Ⅳ号「どんな感じだった?」

Ⅲ突「どんな感じもなにもよ。気がついたらこれになってて水に沈んでてさ。死ぬかとおもったよ」

Ⅳ号「なるほどな。他の奴はどうなんだろう」

Ⅲ突「聞いてみるか、おいそこの38t、聞こえてるか?聞こえてたら返事をしてくれ」

38t「・・・」

Ⅳ号「応答なしか」

Ⅲ突「意識があってしゃべれるのは俺たちだけなのかもな・・・」

Ⅳ号「意識あるっつっても自分の意思じゃちっとも動かせないわけだが・・・」

Ⅳ号Ⅲ突「はぁ・・・」

?「まぁそう悲観的になるなよ」

Ⅳ号「!」

Ⅲ号「誰だ?」

M3「俺はM3リーになったもんだ。よろしくな」

Ⅲ突「なんだ、他にもしゃべれる奴いんのか!」

M3「いやぁ、悪い悪い、タイミング掴めなくてな、おい38t返事してやれよ、八九式さんも」

Ⅳ号「え?しゃべれるの?あと八九式って言うのかその戦車。」

38t「そりゃしゃべれるとも」

八九式「この戦車がわからないとは、貴様!非国民だな!」

Ⅳ号「チハとかはわかるんだけど・・・なんかすまん・・・」

八九式「ああ、そうさ、わかっていたよ・・・拙者もわかってる。この戦車わかる奴なんて全然いないよな・・・弱いし・・・拙者もホントはオイ車がよかった・・・」

Ⅲ突「いやそれも微妙だろ・・・」

38t「それよか悲観的になるなってどういう意味さ?リーさん?」

M3「リーさんって俺のこと?いやぁ、だってなぁ、これなんかの夢見たいなもんだろ。夢の中でこんなにいっぱいの女の子に乗られるとか・・・最高じゃん!」

38t(変態だった・・・)

Ⅳ号「あなたもそのクチか!わかってらっしゃる。リー先生と呼ばせてくれ」

38t(もう一人変態がいた・・・)

Ⅲ突「まぁ、いずれにせよ戻る方法を探さなくちゃな」

Ⅳ号「そうだなぁ。でも中に人乗ってねーと動けもしないし・・・」

M3りー「まぁ、あの子たちがまた来るまで何もできないわけだし、自己紹介でもしていこうじゃないか」

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