◆ひなビタ♪SSです
◆ここなつドラマCDは本日11月27日発売です
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心菜「急にどうしたのなっちゃん、ポルノ?」
夏陽「いや、幸せってなんだろうって、ちょっと考えたのよ」
心菜「はぁ」
夏陽「嘗ての悲惨な状況から開放され、友達も出来て、可愛い恋人も出来てて」
心菜「……十分幸せでしょ?」
夏陽「そうだけど、これがゴールではないんじゃないかしら」
心菜「ゴールって?」
夏陽「それはまぁ……老衰?」
心菜「……まだまだ遠そうだね」
夏陽「老衰って言ってもアレよ?孤独死じゃなくて、家族みんなに見守れられてるみたいなのよ」
心菜「だろうね」
夏陽「んー、でもやっぱダメね」
心菜「ダメ?」
夏陽「だって、心菜と一緒に逝けないなんて嫌よ」
心菜「き、急にそういうことを」
夏陽「大体老衰だのなんだの言う前にやっぱり結婚よね!」
心菜「……一応聞くけど、誰と?」
夏陽「そりゃここなに決まってるじゃない」
心菜「や、やっぱり//」
夏陽「何ほっぺた染めてるのよここなー」ツンツン
心菜「つ、つついちゃだめ///」
夏陽「やわらかーい」
心菜「も、もう、幸せについてはどうなったの」
夏陽「そうね、よく考えなくてもここなと一緒にいるだけで幸せなのよね、
だからこれからについて考えてみればいいと思うのよ」
心菜「これから?」
夏陽「そう!まずはやっぱり結婚かな、同じ名字になるのよ!ここなぁ!」
心菜「もうそうだよ」
夏陽「そうだったわ……じゃあもう結婚してるようなものね」
心菜「そういう事を躊躇いもなく言うのはよそうよ……///」
心菜「なんか私ばっかり顔赤くしてる気がする」
夏陽「昨日はここながあたしの肌を赤くしてくれたじゃない」
心菜「それはなっちゃんもそうでしょ、ほらこの鎖骨に……」
夏陽「な、なんだかそれセクシー///」
心菜「今度はなっちゃんが赤くなったね……ふふふ」グイ
夏陽「あ、こ、ここな、顔近い……///」
心菜「何言ってるの……?昨日はもっと近かったでしょ?」
夏陽「こ、ここなぁ」
心菜「ふふふ、なっちゃん……♪」
…………
……
…
……
心菜「ふー……」
夏陽「もうここなぁ、全身赤い痕だらけじゃない」
心菜「今なら厚着とかマフラー巻けば大丈夫だよ」
夏陽「も、もう///」
心菜「こうやってなっちゃんと愛し合えるのも、幸せの一つだよね」
夏陽「まぁそうだけど、肉体的ばっかなのはなにか野蛮じゃない?」
心菜(獣みたいに容赦なくなっちゃん攻めると可愛いのに)
夏陽「よし!将来の事は置いといて、今から外に今の幸せを見つけに行きましょ!」
心菜「唐突な提案だけど、いいよ、うん、まだお昼過ぎでよかったね」
夏陽「んー、いい天気ね」
心菜「ちょっと肌寒いけどね、ん」
夏陽「ここな?」
心菜「手を繋げば、あったかいよ」
夏陽「ん、そうね」ギュ
心菜「やっぱりなっちゃんの手、あったかい」
夏陽「ここなのもあったかいわよ」
心菜「ふふ」
夏陽(あっ、これ凄く幸せな感じ……)
纒「あらあら、お二人でお散歩ですか、東雲さん方」
夏陽「あ、まといさん」
心菜「どーも」
纒「仲良く手を繋いじゃって、可愛いですねー」
心菜「なかよし……」ギュ
夏陽「こ、ここなったら……ふふ」
纒「うふふ」
纒(はぁ、この二人もウェディングドレスとか着せてみたい!心菜ちゃんが青で夏陽ちゃんが赤色のやつ!
きっと似合うと思うのよね、その際はいっぱい写真撮ってお酒を飲みながら眺めたい!)
心菜(なんだろうこのまといさんから感じる視線)
纒「これからどこか行かれるのですか?」
夏陽「んーと、特に決めてないんだけど」
纒「じゃあ一緒にシャノワールに行きませんか?」
心菜「アコギの……?」
纒「そうです、今度出す予定のちくわパフェの新作をレビューするんです」
心菜「……!ちくわパフェの新作…食べたい……」
夏陽「こ、ここな?まあ、いいけど」
纒「そうですか?では早速……あ、私先に行ってますね」
夏陽「なんで」
纒「だって、お二人は私がいるより二人っきりの方がいいでしょうから」
夏陽「ううー……///」
心菜(顔赤くしてる、かわいい)
~喫茶店シャノワール~
一舞「いらっしゃいませー」
纒「あらあら」
夏陽「……いぶき、何してんの」
心菜(メイド服……)
一舞「えー?ちょっとした手伝いだよ?似合うでしょメイド服!
さきこと一緒に作ったんだしっ」
夏陽「そうね、似合うわね」
心菜「……」
纒「和泉さん、カメラいいですか?」
一舞「いやそれはどうかな……あ、まといさん、ちくパの新作でしょ?こっちだよ」
纒「はーい」
咲子「あら、ここなつのお二人も来てくれたんですね、とってもとっても嬉しいですっ!」
夏陽「まといさんに誘われたからよっ」
心菜「新作……楽しみ……」
纒「そういえばいつもちくパ常連勢である芽兎さんと山形さんがいないようですが」
咲子「まりかちゃんたちはですね、今回は新鮮な意見を聞きたかったので、敢えて呼ばなかったんです」
夏陽「でも放っといても来そうだけど」
咲子「りんちゃんに協力してもらって、今日は3人で出掛けてるのでとってもとっても大丈夫です!」
心菜(周到……)
夏陽「で、新作ってどんなのなのよ」
一舞「それはまだ内緒だしっ!まぁ、楽しみにしてなって」
心菜「わくわく」
咲子「それじゃあ早速作りますから、少々お待ちくださいね」
纒「はーいっ」
咲子「じゃあイブちゃん、手伝って下さいっ」
一舞「おう!このイブ様に任せるしっ!」
咲子「うふふー」
夏陽(相変わらず仲良しね……)
纒(バカップルですわ)
心菜(わくわく)
心菜「ねえなっちゃん、新作って、どんなのかなあ」
夏陽「うーん、予想が付かないけど……何か新しい感じなんじゃ?」
心菜「楽しみだね……!」キラキラ
夏陽(ちくパ待ってるここな可愛いわ、ずっと眺めてたい)
纒「私の推測ではこれまで組み合わさった事のないものなのではないかと」
心菜「ほう」
夏陽「例えば」
纒「そうですねー……甘酒とか、日本酒とか、ウォッカとか……」
心菜「……」
夏陽「……」
纒「冗談です」
一舞「みんな、おまたせしたしっ」
夏陽「布で隠してあるわね」
咲子「みんなの手元に揃うまで、まだ布を取っちゃダメですよ」
心菜「なんだろう……」
纒「ここまで隠すなんて、これはサプライズが期待出来ますね!」
咲子「さて、おまたせしました!」
一舞「宇宙最速公開!ちくわパフェの新作だしっ!」
心菜「わくわく」
咲子「じゃあ早速、えいっ!」バサッ
心菜「!」
纒「!?」
一舞「ふふ~ん♪」
纒「こっ、これは!まさかっ!」
心菜「よ、予想出来なかった……」
咲子「ふふふ、とってもとってもびっくりして頂けました?」
一舞「実はあたしもこれに一枚噛んでるんだしっ!」
纒「さすが和泉さん!横から和泉さん!至る所に和泉さん!」
心菜「すごい」
一舞「ふふふ、もっと褒めて!」
夏陽(……結局どういうパフェなの?)
……
心菜「美味しかったね」
夏陽「まぁ割と悪くはなかったわ」
心菜「なっちゃんと食べたから、もっと美味しい」
夏陽「ふむ、そうね、そういうのも幸せよね」
心菜「うん」
夏陽「でもさっきの結構量あったから、おなかが……」
心菜「私は平気だけど」
夏陽「ここなの胃袋と一緒にしないでよっ!そうね、ちょっと、運動でもしましょうか」
心菜「運動……?」
~チャスコ~
心菜「……」キラーン!
夏陽「ここな、初めてにしては上手いじゃない」
心菜「ダンスは……苦手じゃない……」
夏陽「じゃあ次はダンレボやりましょダンレボ!」
心菜「でぃーでぃーあーる……」
夏陽「あたしも一緒にやるから」
心菜「なっちゃんといっしょ?」
夏陽「うん」
心菜「ようし、がんばる……」
……
イエー!ピュー!
夏陽「ふふふ、今回はあたしの勝ちね」
心菜「なっちゃん、結構上手だね」
夏陽「まぁたまにやったりしてたからねー」
心菜「……誘ってくれればいいのに」
夏陽「あら、気に入った?」
心菜「なっちゃんとするなら、ね」
夏陽「そう?でもすぐに追いつかれちゃいそうね、うん、でも、まぁ、いいわよ」
心菜「ほんとだよ?」
夏陽「分かってるってば」
夏陽「そうだ、次はプリクラ撮りましょプリクラ!」
心菜「プリクラ?なっちゃん撮ったことあるの?」
夏陽「え?あるわよ」
心菜「…………」
夏陽「ま、まぁいいじゃない!あたしに任せなさいって!」
心菜「うん」
夏陽「機種も結構あるけどどれがいいかしら」
心菜「あのフルーツとかお菓子とかいっぱい描かれてるのがいいな」
夏陽「じゃあそれに」
夏陽「えーっと設定は……明度とか、落書きとか……」
心菜「詳しいね?」
夏陽「前覚えたのよ、フレームの色は赤と青がいいわね」
心菜「うん、私となっちゃんの色だね……♪」
夏陽「ふふふー、さ、シャッター降りるから、ほらほら、もっと寄って」
心菜「ん……」ギュ
夏陽「抱きついちゃって、可愛いんだからー」ナデナデ
心菜「えへへ」
夏陽「ふふ」
カシャッ!
……
心菜「ふふー」
夏陽「ぴったりくっついてるのばっか出来ちゃったわね」
心菜「うれしい……携帯に貼ろうっと」
夏陽「ちょっと照れちゃうわ」
心菜「でも私はなっちゃんとらぶらぶっていうのがアピールできて、好き」
夏陽「そ、そう?そうね、あたしとここなはラブラブだもんね!」
心菜「うん、らぶらぶ……」
心菜(なんか、こういうの幸せだな……)
心菜「なっちゃん♪」
夏陽「ここなぁ」
イチャイチャ
めう「むきゅ?ありはなつつとこここめう!」
凛「相変わらず仲睦まじいわね、あの二人」
まり花「とっても仲良しさんだねっ!わたしともする?」
凛「い、いえ、するなら場所を……」
めう「めう?りんりんせんせーしないめう?ならめうがするめう!」
凛「な……れ、レコード屋」ギュ
まり花「えへへ、りんちゃんから抱きついてくるなんてとっても珍しいよっ!ぎゅ~っ!」ギュー
凛「///」テレテレ
めう(やれやれめう)
……
夏陽「うう、やっぱり寒いわね」
心菜「なっちゃんと一緒だけど……」
夏陽「それでも限度があるわよ!こういう時は……」
心菜「時は?」
夏陽「ほら、銭湯よ銭湯!」
心菜「着替えとかは……?」
夏陽「無いけど、タオル借りればいいじゃない!今なら空いてるわよ!」グイグイ
心菜「嫌な訳じゃないから、引っ張らなくてもいいよ……」
ガラーッ
夏陽「やっぱりあたしたち意外誰もいないみたいよ?」
心菜「そっかー」
夏陽「じゃあゆっくりのんびり入れるわね」
心菜「ん……そうだけど」
夏陽「あの大きいのがいいかしら」
心菜「なっちゃんと一緒ならなんでも……」
夏陽「そう?じゃあそれで」
心菜「うん」
ポチャ……
夏陽「ふー……いい気持ち」
心菜「ん」
夏陽「最近じゃなかなかお湯に浸かるって出来ないものね」
心菜「んー……」スリスリ
夏陽「ここな?」
心菜「なっちゃん、すべすべー」
夏陽「あの……?」
心菜「……誘ってたんじゃないの?」
夏陽「ち、違うわよ」
心菜「私が付けた赤い痕がいっぱい……♪」
夏陽「もう、朝にもしたじゃない」
心菜「そうだけど……私はなっちゃんとなら一日中でもいいよ?」
夏陽「そ、そうなの、でもここは」
心菜「今は誰もいないし……」
夏陽「うぐぐ、誰か来たら?」
心菜「その時は、その時」
夏陽「う、こ、ここなぁ、い、一回、だけよ?」
心菜「うん……♪」
……
心菜「あ、もう外暗いね」
夏陽「うん」
心菜「じゃあ早いとこ帰らなくちゃ」
夏陽「ちょ、ちょっとふらふらするわ」
心菜「じゃあ、ほら、手」
夏陽「ここな?」ギュ
心菜「ふふ」ギュ
夏陽(あ、ここなの手、やっぱりあったかい……)
心菜「……」
夏陽「……」
心菜「……こうやって」
夏陽「ん?」
心菜「こうやってなっちゃんと一緒に夜道を歩くだけでも、私はとっても幸せだな」
夏陽「ん、そうね」
心菜「だって、私の幸せはなっちゃんと一緒にいることなんだから」
夏陽「あたしだって、そうよ」
心菜「今日のデート、平凡だったけど楽しかったよ?」
夏陽「そういえばデートになってたわね……」
夏陽「まぁ、幸せについて考えるのは暫く置いておきましょう」
心菜「ふうん」
夏陽「だって、ここなで埋め尽くされてるもの」
心菜「そっか」
夏陽「だから、早く帰って一緒に晩御飯作りましょ?」
心菜「うん」
夏陽「ここなと一緒だから、きっと美味しいものが出来るわよっ」
心菜「じゃあ今日はね、トマトラーメンとかでも……」
夏陽「と、とまと?」
……
……
夏陽「小さいころはね」
心菜「うん」
夏陽「今頃は世界的なスーパーアイドルになってる予定だったんだけど」
心菜「うん」
夏陽「現実はそう上手くはいかなくって、いろいろあって」
心菜「うん」
夏陽「でも、やっぱりあたしはここながいれば、幸せなのよ」
心菜「うん、最初から言ってたよね、それ……」
夏陽「ここなも、考えてみた?」
心菜「うん」
夏陽「どんな感じ?」
心菜「意外と、なくはないよね」
夏陽「うん」
心菜「やっぱり、なっちゃんと過ごす一緒の時間が、とっても幸せだから」
夏陽「一緒なのねー」
心菜「知ってたけどね」
夏陽「でも、答え合わせもいいんじゃない?」
心菜「じゃあ、やっぱり、アレだね?」
夏陽「あれ?」
心菜「式場とか、今のうちに目星をつけとかないとね、なっちゃん」
夏陽「も、もう、気が早いんだからー///」
心菜(朝はそっちが言ってたのになー)
おわり
お疲れ様でした
11/26から5機種で地方創生☆チクワクティクスが遊べるようになっていますよ
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