ラブライブ×ドラえもんのSSです。
主要人物がμ'sメンバーになってます。
・たまにオリジナル展開あり
・更新不定期
・設定等は機会があれば上げます
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穂乃果「……」トコトコ
穂乃果「…………」トコトコ
穂乃果「ん~?何だろうこのもや」
穂乃果「あ!出口だ!」タッタッ
ズルッ
穂乃果「うわぁっ!?いてて……」
穂乃果「あ!」
目に映ったのは見渡す限り森の景色。
穂乃果「神田明神って訳でもないし……。ここはどこだろう?」キョロキョロ
穂乃果「来たこともないし……見たこともないし……」トコトコ
穂乃果「あ!そうか、これは夢か!夢の中じゃないか!」
穂乃果「どうせ夢ならもっといい夢みたいのに~……」
穂乃果「覚めろ、覚めろ、覚めろ!」ボコボコ
穂乃果「…………」
穂乃果「……覚めな~い!なのに痛~い!」シクシク
穂乃果「真姫ちゃ~~~~ん!!」
穂乃果「真姫ちゃ~ん!何とかしてよ!ねえ、ねえ、ねえ!」タッタッ
穂乃果「うわっ!?」ズルッ ドスン
穂乃果「痛~い!」
穂乃果「暗くって痛くって危なくって……もうやだぁ~!」シクシク
??「…………」
穂乃果「ん、あれ?話し声……」トコトコ
??「ねえ……。そろそろ帰ろう……?」
??「なんだよ!せっかくお化けの森を探検しに来たのに」
穂乃果「あれー?」ソオーッ
??「でも……本当にお化けがいたら……」
??「迷信だよ!」
??「今夜こそ、僕らで正体を探るんだ!」
??「こらー!子供達!こんなとこで何してる!」
??「あっ、パパ……」
??「すぐに帰りなさい、もう」
??「はぁい……」シュン
??「またいつか来ようぜ」
??「チッポが皆を誘ったんじゃないか。しょうもない子だ」
…………
穂乃果「……変な夢」スタスタ
穂乃果「ん?なんだ、この花……あ!ホタル!」
穂乃果「あ、待ってよ!明かりが欲しいんだよ!」タッタッ
穂乃果「ね、ねえ!待ってよ!」
穂乃果「うわっ!」ズルッ
穂乃果「あ……さっきのもやだ」
穂乃果「夢から覚められる!」スタスタ
穂乃果「……と思うと眠くなってきちゃった……ふわぁ~」
穂乃果「…………zzz」トコトコ
チュンチュン(・8・)
真姫「穂乃果!穂乃果、起きろ!」
穂乃果「すぅ……すぅ……」
真姫「起きろってばぁ!」
穂乃果「…………んぇ?」パチ
真姫「こんな所で寝て。まったく寝相が悪いんだから」
真姫「学校に遅れるわよ?」
穂乃果「はっ!いけない!」ソソクサ
穂乃果「変な夢、見たんだー」キガエ
真姫「どんな夢?」
穂乃果「穂乃果がね、一人で深い森の中歩いていくとさ、
話し声が聞こえてきてね」
真姫「それで?」
…………
真姫「うふふふふ!あはははは!」ゲラゲラ
穂乃果「そんなにおかしいかなぁ?」
真姫「だって、犬のおまわりさんなんて」
真姫「まるで絵本の世界じゃないの! あはは!」ゲラゲラ
穂乃果「もう!ばかにして!」フン
タッタッ
にこ「あはは!いかにも穂乃果らしいわ!」ゲラゲラ
絵里「穂乃果、可愛いわね」クスクス
穂乃果「穂乃果は!別に見たくて見たんじゃないもん!」プンプン
絵里「夢はね、見る人の知能程度が現れるのよ?」
にこ「つまり、穂乃果は幼稚園児並ってこと!私なんて昨夜ね……」
絵里「うんうん」
にこ「東京ドームでね……」
穂乃果「どうせ穂乃果は幼稚園児ですよ~だ!」タッタッ
海未「穂乃果!」タッタッ
絵里「東京ドームでどうしたの?」
にこ「いっぱいの観客の前でにこのリサイタルを開いたの!そんでもって、大拍手の大歓声!」
絵里「はは……夢でよかった」
にこ「ぬわんでよっ!」ガシ
絵里「え、い、いや……すごいわね」タラタラ
…………
海未「穂乃果、羨ましいです。絵本みたいな夢見られるなんて」
穂乃果「海未ちゃんまで穂乃果を!」プンプン
海未「違いますよ。穂乃果」
穂乃果「……え?」
海未「私、いつもそんな夢見たいと思ってたんです」
穂乃果「ほんとー!?」キラキラ
海未「時々空想するんです。動物達とお話できたらどんなに素敵かなって……」
穂乃果「ふんふふんふ~♪」タッタッ
穂乃果「お母さん、おやつー!」
穂乃果「あ、いないのか……」
穂乃果「あ!!」タッタッ
穂乃果「こ、こ、これだよ!この花だ!」
穂乃果「ま、ま、ま、真姫ちゃーん!」ドタドタ
穂乃果「この中にね、ホタルが入ってたんだよ!」
真姫「じゃあ、夢じゃないっていうの?」ジトー
穂乃果「そのとーり!」
真姫「本当に喋る動物の世界に行ったっていうの?」
穂乃果「そう!」
真姫「私の道具を何も使わないで?」ハァー
穂乃果「うっ……そ、そうだよ!」
真姫「穂乃果ちゃん、人には言っちゃだめよ?ますます馬鹿にされるから」ヒソヒソ
穂乃果「だ、だって……この花が!」
真姫「寝ぼけて神社で拾ってきたんじゃないの?」
穂乃果「え~……」
穂乃果「こんな花、神社に咲いてたかなあ?」
真姫ちゃんのタケコプターで神田明神へと向かう穂乃果。
穂乃果「あるはずないよ」キョロキョロ
??「とんでもない話だわ!」
穂乃果「!?お母さんの声だ!」トコトコ
穂乃果母「これ以上まだ開発するなんて……ねえ?」
??「ええ、僅かの間にこの辺もすっかり変わりましたものねえ」
??「わしの子供の頃は、ここで鮎がとれましたよ」ハァ
??「ホタルもいたんですって!」
穂乃果母「まったく……どんどん緑が無くなって!」
??「それで、この神社はどうなる訳です?」
??「なんでも、切り崩して結婚式場にする計画だそうですよ」
穂乃果「ええ~!?」
??「とんでもない話だわ!」
穂乃果母「各町内会が力を合わせて、反対運動を起こしましょうよ!」
??「まず署名を集めましょう!」
ザワザワ
穂乃果「この神社を切り崩すなんて……許せない!」
夕暮
穂乃果母「急いで署名を集めなくっちゃ……大仕事だわ」ガチャ
穂乃果「お母さん!お帰りなさい!ごくろうさま!」
穂乃果母「ええ?」
穂乃果「反対運動、がんばってね!何かお手伝いすることある?」
穂乃果母「穂乃果。余計な心配しないで、あなたは宿題をちゃんとやりなさい」
穂乃果「……それとこれとは、別問題と思うけどね」
穂乃果「あ、ママ!この花、どこにあったの?」
穂乃果母「あ、今朝あなたの部屋の前に落ちてたのよ」
穂乃果「穂乃果の……部屋の前?」
…………
夜
穂乃果「すぅ……すぅ……」ムニャ
穂乃果「……んっ……」モゾ
穂乃果「おしっこ……」モゾモゾ
…………
穂乃果「ふぅ……」ジャー
穂乃果「…………」ムニャムニャ
穂乃果「……」スタスタ
ボフン
穂乃果「……ん?あ……うわっ!!」ボフン
穂乃果「夢の……も、もやだ!」
穂乃果「今夜こそ、夢の国の正体を……」キガエ
穂乃果「突き止めてやる!」ダッ
穂乃果「…………」タッタッ
穂乃果「……」タッタッ
穂乃果「……出口だ!」タッタッ
ボフン
ビュオオオオ
穂乃果「だあーーっ!!こりゃ、ものすごい暴風!」
穂乃果「負けないぞ!もう一度、あの動物達に会うまでは!」タケコプター装着
穂乃果「……うわぁ~、ずいぶん大きな森だー!」
カラカラカラ
穂乃果「ん?う、うわ、タケコプターが!」デンチギレ
穂乃果「うわぁー!!真姫ちゃーん!!わあーっ!」ズルッ
ガシッ
穂乃果「……真姫ちゃん!!」
真姫「穂乃果が夜中に起き出したから、後をつけてきたのよ!」
真姫「ああ、私は謝らなくちゃいけないわ!」
真姫「絵本みたいな夢だなんて馬鹿にしたけど、本当にこんな世界があったとはね!
真姫「穂乃果、私は何て言って謝ったらいいのか……」グスン
穂乃果「真姫ちゃ~ん……。そんな事いいから早く下ろしてよ!」プンプン
真姫「ごめんごめん」
真姫「こんな強い風の中で、タケコプターは無理なのよ」
真姫「私はこれをつけてるから……」ゴソゴソ
真姫「台風のおめめ!」
真姫「これをつけると、雨も風もそこだけ静まる。つまり、台風の目みたいなものよ」
穂乃果「ほんとだー!」
真姫「少し探検していくわよ!」タケコプターワタス
穂乃果「オーケイ!」
…………
真姫「……じゃあ、この辺りで動物達に会ったのね?」
穂乃果「そうだけど……この風じゃあどこにいるか……」
真姫「あ、森はあそこで終わりみたいね」
真姫「森の外は大きな川ね」
穂乃果「うん」
真姫「雨で水かさが増えて流れが速いわね」
穂乃果「すごい勢いだね~……ん?」
穂乃果「ま、真姫ちゃん!あれ、あれ!」ユビサシ
真姫「ん?」
??「……!!……!!」
穂乃果「あ、昨夜の犬くんだ!ねえ、さっき穂乃果を助けたあれ、貸して!」
真姫「うん」ゴソゴソ
真姫「のび~るハンド!」
穂乃果「…………それっ!」ギュイーン
ガシッ
??「うわあっ!」
??「キャイン!キャイン!」
真姫「尻尾つかんじゃダメよ!」
穂乃果「あ、ごめん!」
??「痛かった……」サスサス
穂乃果「ごめんごめん!」
真姫「あなたのお家どこ?」
??「この川の上流の町さ」
真姫「じゃ送ってこくわよ。背中に乗りなさい」
??「え?は、はい……」
真姫「出発~!」ピュー
??「不思議な人達だなぁ~。空を飛べるたぬきさんと猿さんなんて」
穂乃果「穂乃果は猿じゃないよ!人間!」
真姫「私も人間よ!」プンスカ
??「あ、見えてきました!あれが町です!」
…………
??「おい、あれは……」
??「ん?……チッポ!」
??「パパー!」タッタッ
??「チッポ!」バシーン
ほのまき「ああー!」
??「まったく悪い子だ!いつもいつも皆に心配かけて……」
??「……ちょっと、実験しただけなんだ……」
??「実験だぁ?」
??「台風の中でいかだに帆をつけたら、スピードがどれくらい出るのかって!」
??「なんという無茶なことをするんだお前は!」アキレ
??「まあまあ、無事で帰ってきたんですから何よりですよ」
??「じゃあ、捜索隊は解散ということで」アハハ
アハハヨカッタヨカッタオヤスミナサイ
??「皆さんありがとう!どうもお騒がせしました!」
穂乃果「ね?ね?動物達、み~んなしゃべってるでしょ?」
真姫「……ほんとにしゃべってる……」
…………
??「……そうでしたか。たぬき君と猿君に……」
??「いやいや、子供の命を助けていただいたようで、ありがとうございました」
穂乃果「い、いえいえ!」
真姫「……あのところで、私たぬきではないんですけど、そ(ry」
??「家はすぐそこです。よろしかったら温かいお茶でも飲んでいってください」
…………
アハハハハガヤガヤ
チッポ母「さぁチッポ。明日学校早いんでしょ?もう寝なくちゃ」
チッポ「やだ!まだ起きてる!」
穂乃果「あ、いっけない!穂乃果たちも帰んなくちゃ!」
真姫「そうよね」
チッポ「ねぇ、泊まってってよ!」
穂乃果「ん~、そうもいかないんだ」
チッポ「どこから来たの?」
穂乃果「日本だよ!」
チッポ「なーに?日本って」
穂乃果「ふふ、どうもお邪魔しました!」ガチャ
真姫「お邪魔したわ」
穂乃果「じゃ、また来るからね」
チッポ「きっとだよ?」
穂乃果「うん!」
チッポ「内緒だけど……僕、すごい計画してるんだ!仲間に入れてあげる」ヒソヒソ
穂乃果「そう、ありがとう!じゃあね!」タケコプター装着
真姫「さよなら」ピュー
チッポ「きっと……また来てねー!」
…………
上空
真姫「うわあっ!」
穂乃果「ん?わあっ!でっかい月!」
真姫「ほんとね!やっぱりここが地球じゃないことだけは確かね」
穂乃果「え?じゃあ一体……」
真姫「見当もつかないわ」カミノケクルクル
真姫「分かってるのは、森の中のピンクのもやもやが地球との出入り口だってこと」
真姫「たしかこの辺…………あれ?」
真姫「ない!無くなってる!」
穂乃果「他の場所と勘違いしてるんじゃないの?」
真姫「いや、ほら……目印があるでしょ?」ピコーンピコーン
真姫「うーん……」
真姫「あ、そうか!風で飛ばされたのよ!」
穂乃果「えー!?どどど、どうするの!?」アタフタ
真姫「どうしようかしら……」
穂乃果「どこでもドアは?」
真姫「この場所が分からないから、使用不可能ね……」
穂乃果「冗談じゃないよ!何とかしてよ!こんなとこで一生暮らすなんてやだ!」ウエーン
真姫「……風がこっちからこっちへ吹いてたから……もやもやは……」ブツブツ
穂乃果「どこ行くの真姫ちゃん?」
真姫「ほら!やっぱりあったわ!ピンクのもやもやのかけらが!」
穂乃果「よかったぁ!」
穂乃果「……でもこれじゃ小さすぎて入れないよ……」
真姫「……この地面の中から流れ出している……穴を広げるわよ!」ゴソゴソ
真姫「ジェットもぐらー!」
ギュルギュルギュルゴゴゴゴ
ボフン!
真姫「吹き出した吹き出した!」
穂乃果「助かったぁ!」
…………
トコトコ
穂乃果「安心したら……急に眠くなっちゃった……」ウトウト
真姫「ほとんど徹夜しちゃったものね……ふわぁ~……」ウトウト
ボフン
ほのまき「うわぁっ!?」ヒュードスン
真姫「出口もずれちゃったみたいね……」グッタリ
穂乃果「あ、そう……」グッタリ
…………
チュンチュン(・8・)
穂乃果母「起きなさい!学校に遅れるわよ?」
ほのまき「行ってきます……ふわぁ~……」
別世界
キーンコーンカーンコーン
チッポ「カバンを置いたらすぐに僕の家に集合!いいね?」
??「今日はまずいんじゃない?」
??「ママに叱られるんだ」
チッポ「今日、『光の階段』の謎に挑戦しようって言ったじゃん」
??「でも……」
チッポ「こっそり抜け出せばいいじゃん!」
??「でもなぁ……」
チッポ「じゃあいいよ!僕一人で行くから!」フン
スタスタ
チッポ「なんだい!皆いい子ぶっちゃってさ!」タッタッ
チッポ「ただいまー!」ガチャ
ドタドタランドセルポイードタドタ
チッポ母「チッポ!またどこ行くの?」
チッポ「あ、あの……ちょっとそこまで……」アセアセ
チッポ母「いけません。パパももうすぐお帰りになりますよ?」
チッポ「……はあい……」シュン
チッポ母「お部屋で宿題でもやってなさい」
チッポ「……はーい」
…………
チッポ父「迷子の子猫ちゃんのお家はここでしたか。見つかってよかった」
チッポ父「それじゃ、これから気をつけてね。さよなら」
子猫母「ありがとうございました!」
子猫「さよならー」ブンブン
チッポ父「はぁー、今日のお勤めはこれでお終いだ」チャリンチャリン
カラス「おまわりさん!喧嘩だよ、すぐ来て!」
チッポ父「ええー!?」
カラス「ヤギさんとペリカンさんが!」
…………
ペリカン「せっかく配達した手紙を食べちゃうなんて!」
白ヤギ「手紙なら手紙と食べる前に言ってほしかった!」
ペリカン「もう!誰が見たって切手が貼ってあったらわかるでしょ!」
チッポ父「まあまあ、待ちなさい!」
チッポ父「二人とも落ち着いて!」
チッポ父「食べちゃったものは仕方がないから、もう一度手紙をくれるように手紙で頼んだらどうです?」
白ヤギ「はっはっは、そりゃいいですねえ。そうしましょう」
白ヤギ「じゃ、早速……」カキカキ
チッポ父「もう今度は食べないでくださいよー」
白ヤギ「はーい」
白ヤギ「拝啓黒ヤギ様、さっきの手紙の御用事なあに、と……」カキカキ
チッポ父「やれやれ、今日は事件が多かったな。急いで帰ろう」チャリンチャリン
ゾウ夫婦「これからお帰りですか?ご苦労様」
…………
チッポ「…………」
チッポ「はぁ……つまんない」
ゴソゴソ
ロープポイー
チッポ「……」キョロキョロ
チッポ父「お?チッポだ」ガタッ
チッポ父「こらーチッポ!どこへ行く!」
チッポ「あ、パパ!いっけね!」ソソクサ
チッポ「……またパパに見つかっちゃったなぁ……」ハァ
チッポ「つまんない……」ボフン
チッポ「……あの不思議な子。穂乃果ちゃんとかいったっけ……」
チッポ「遊びに来てくれないかなぁ……」
…………
穂乃果の世界
子犬「クゥン……」
穂乃果「ん?」
穂乃果「……ねぇ、君。しゃべれる?」
穂乃果「私、穂乃果。君の名前は?」
子犬「くぅん?」
穂乃果「君、チッポっていう名前じゃないよね?」
絵里「僕はワンちゃんよ。犬だからお話できないの」
にこ「穂乃果ちゃんってかわゆい!」
穂乃果「…………!」タッタッ
絵里「今日も絵本の国で楽しくお遊びになるの?」
にこ「お願い、今度くまちゃんとお相撲とらせて!」
にこえり「あははははは!」ゲラゲラ
穂乃果「ふん!頼んだって連れてってやんないんだから!もう!」プンプン
…………
真姫「うーん……うーん……実に不思議ね」
穂乃果「ただいま!……あ、何見てるの?」
穂乃果「あ、昨日の写真!よく撮れてるねえ!」
真姫「これ見て。動物達の手足を引き伸ばしてみたのよ。人間とそっくりでしょ?」
穂乃果「ほんとだー」
真姫「動物は種類によって指の生え方も、蹄の割れ方も違うはずなのに」
真姫「この謎を穂乃果はどう思う?」キリッ
穂乃果「どう思うって……じゃんけんが出来るためじゃないの?」
真姫「あらら……」ガクッ
真姫「じゃあこれ、この足!これは二本足で歩けるようになってる!」
真姫「この手足こそ、人間が他の動物とかけ離れて進化するための大きな要素となったのよ!」
真姫「しかし!昨夜の動物達は、手足が人間と同じ進化を辿っている!」
真姫「これは、生物学的にいって、ありえないことで……」
穂乃果「ふわぁ~……ちょっとトイレ……」トコトコ
真姫「あら……穂乃果ってば、脳みその進化が遅れてるわ……」ガックシ
ジャー
穂乃果母「……まあ!ひどい!」
穂乃果「ん?」
穂乃果母「まだ話し合いもしてないのに、結婚式場作りの準備なんて無茶ですよ!」
穂乃果「え!?」
穂乃果「真姫ちゃん!」ドタドタ
穂乃果「真姫ちゃん、神社、無くなっちゃうよ!」
真姫「ええ!?」ビックリ
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