八幡「…数学わかんねえ…」 (37)
※八幡が総武高校に受験するまでの話です
※初投稿
※文章下手です
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437065956
(今は中学3年の夏、俺は一応受験生なんで受験生らしく、夏期講習へ通うことになった訳だが…)
八幡「…くそっ!意味わからん…」
八幡「だいたいなんで数学なんてやらなきゃならんのだ…」
(案の定、数学に手ずまり状態である。
夏期講習を受ける前に学力診断ということでテストを受けさせられたのだが、文系科目は偏差値70ほどで、三科は50後半あたりだった。…ん?)
(まあそんな訳で受講者の中でたった一人だけ特別補講を受けるハメとなった。)
八幡「あー考えるだけ無駄な気がしてきた…」
特別補講と言っても他の講習と入れ替わる訳ではなく、基本の講習を全体で受けた後に教室移動するだけで隔離されるわけではない。むしろ保護と呼ぶべきものだったりする。
やはり受験生といえども休憩時間中は友達と談話したり問題を出し合ったりするわけで、いくつかのグループができ、いまどき1人でせっせと勉強してる奴なんかいない。…いや1人いるな…
八幡「そろそろ講師もやってくるし予習はこんなもんだろ…」
扉《ガチャ
講師「待たせたな!比企谷君!さっそく始めようか?」
八幡「はい。よろしくお願いします。」
講習「うん。じゃあこないだの続きから…」
2時間経過ー
講師「んでここがここと=で結ばれるから…おっ、もう時間が来てしまったな!じゃあ次までにこの問題を自分で最後まで解いてあとこのプリントも! 」ドサッ!
八幡「はい…(うわぁ、絶対次までに終わる量じゃねえだろ…」
講師「じゃあまたな!気をつけて帰るんだぞ!」
八幡「はい…さようなら(なんか凄い期待してる眼差しだったな、まあ他の成績は良いから数学も伸びると思ってるだけか…)
帰宅途中
八幡(帰ったらあれとプリントやんねえとなあ…)
八幡「…マッカンでも買ってくか…」
テレレレレレー♪テレレレレー♪
折本「あれ?ヒキガヤじゃん!」
八幡「あっ(まずいまずいまずい!なんでこんなところで遭遇すんだよ!にげるコマンド入力できないじゃん!)
折本「んーどしたの?そんな驚くことでもないっしょ?ていうかこんぐらいでキョドるとかマジきもーw」
八幡「別に…知り合いに会うと思ってなかっただけだよ(ましてやそれが告白して振られた相手ですからね!)
折本「ふーんまあ別にどうでも良いけど、なに買いに来たの?というか塾の帰り?」
八幡「まあな、マッカン買いに来たんだよ」
折本「あっそ、じゃあ私にもなんか奢ってよ!」
八幡「なんでだよ…嫌だよ」
折本「は?《ギロッ」
八幡(怖い怖いよ!なんで睨んでくるの?俺哺乳類であって両生類ではないからね?動き止まるわけじゃないよ?)
八幡「わかったよ…奢ればいいんだろ?(さらば俺の英世…)
折本「さっすがーー!ヒキガヤわかってるう!」
八幡「はいはい…んで何にすんだよ?(何がわかるんだよ分かりたくもねえよ…)
折本「えーっと、ヒキガヤと同じでいいや!」
八幡「ん?俺と同じのでいいのかマッカンだぞ?」
折本「うん、私飲んだことないしヒキガヤがいつも飲んでたの気になってたんだよねー」
八幡(え?いつも飲んでるの見てたの?それ凄く誤解を招きますよ折本さん?)
八幡「…わかった。買ってくるからコンビニの前で待ってろ」
折本「はいよー」
アリガトーコザイヤッシター
テレレレレレー♪テレレレレー♪
八幡「ほれ買ってきたぞ」ポイ
折本「さんきゅー!」カチャ ゴクゴク
折本「!!あま!想像してたのと全然違うんだけど!?」
八幡「なにいってんだ練乳入りって書いてあるだろ」
折本「MAXの印象が強すぎててっきりマジなコーヒーの味だと思ってたわ!」
八幡「んで感想はどうなんだ?(マジなコーヒーの味ってなんだよ…まあGeorgiaだしな、わからんでもないか)
折本「んーまあこういう飲み物だと思えばアリかな?」
八幡「おっマジかこれでマッカンのすばらしさを知る者が増えたな」
折本「いや、そこまで言ってないから、マジきもい」
折本「んで、比企谷はどこに受けんの?」
八幡「え?まあそこそこ高いところだろうな(知り合いが行かないところなんて言えねえ…)
折本「ふーんそこそこ高いとこなんだ…私も頑張ってみようかな」
八幡「…じゃあそろそろ俺帰るわ課題も出されてるし」
折本「あっ、あのさ!」
八幡「な、なんだよ?」
折本「ら、来週の日曜にまた会えないかな?」
八幡「え?あ、ああ」
折本「じゃ、そゆことで!」タッタッタッタ
八幡「何だったんだ一体…」
八幡「たでーまー」ガチャ
小町「あっ、お兄ちゃんお帰りー」
八幡「おう小町、ってお前凄え焼けてんな…」
小町「ん?まあ今週中にもう3回プールに行ってるからねー」
八幡「3回って凄えな俺なんて1回行っただけでも干からびるぞ」
小町「干からびるって…そうだよ!お兄ちゃん、小町とプール行こうよ!」
八幡「は?なんでわざわざ人混みの中に行かなきゃならんのだ。」
小町「んもう!可愛い妹の水着姿を拝めるんだよ?行かなきゃ損でしょ!」
八幡「それはなかなか…いや、そうなると俺はまわりの奴らの眼球に指をくいこませる必要がある、妹の半裸を公衆の面前に晒すわけにはいかないからな」
小町「うわぁー、これだからゴミいちゃんは…」
八幡「まあ実際のところ俺はこう見えても受験生なんでなプールに行くとしても金と時間がない」
小町「うーん…それもそうだね!じゃあ小町はお兄ちゃんのかわりに夏をエンジョイしてくるよ!」
八幡「おう、せいぜい楽しんでくれ」
自室
八幡「さて、今日の課題をやるか…」
八幡(それにしても今日の折本はなんだったんだ?また会えるかなんて聞いてきて…あっ場所も時間も言ってねえじゃねえか……あそこのコンビニに行けばいいか…)
八幡「……ああっ数学終わんねえー…」
来週まで飛びます
講師「うんうん。比企谷君は覚えが早いね!この調子でいけば楽々ノルマはこなせそうだよ!」
八幡「はぁ…どうも(そりゃあんだけやらされれば誰でも出来るようにはなんだろ…)
講師「よし!基礎はもうできあがってきたから次からは応用にチャレンジしていこう!とりあえずこのプリントやってきてみてくれ!」ドサッ
八幡「えっ?あ、はい(はあ??この人俺に過度な期待しすぎなんじゃないんですかねえ?このままだと総武あたりいけるんじゃねえのか?)
講師「そうそう、明日から1人塾生が増えるらしいよ君と同じ学校だそうだが…」
八幡「そうなんですか?珍しいですね(おいおいわざわざ同じ学校の奴らが行かなそうな場所選んだってのに…)
講師「君と同じ学校の人だ!きっと頭の良いんだろう!はっはっはっは!」
八幡「はは…どうなんすかね」
講師「うんじゃあ今日はここまで、プリントも次までにやっといてきてくれ!それじゃあさようなら!」
八幡「はい…さようなら(まだ終わんねえのか…)
>>24
荒らしにHTML依頼出されてたから取り消してきたら?
>>26
ご報告ありがとうございます
取り消してきます
八幡(そういや今日だったな…折本と会う日は)
八幡(本当はもの凄く行きたくはないが、行かなかった場合を考えると…)
八幡「…仕方がない、か」
コンビニ前
八幡「はぁ…(何なんだろうなこの気持ちは、凄く嫌なはずなのにどこか何かを期待する俺がいる…いや別に未練とかそういうのじゃないからね?)
八幡「折本は…まだいないか…?」
??「…わっ!!」
八幡「っい!!…何なんですか?」
折本「あっ、あれ〜?あんまし驚かなかったか〜」
八幡「いや、俺にどんな期待してんだよ(あ〜まじでビビった…)
折本「なんかさ、知り合いが自分に気づいてない時って凄くなんかしたくなんない?」
八幡「は?そんなんぼっちの俺がわかるわけないだろ…」
折本「あっ、そういえばそうだわw 」
八幡(まじで無意識なのかこの女…?」
名前欄に妙な文字列入れてるけどそれ全くトリップとしての機能果たしてないから一度ここを見てほしい
■SS速報VIPへ初めて来た方へ
■SS速報VIPへ初めて来た方へ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435749626/)
>>29
アドバイスありがとうございます
トリップの意味を履き違えてました
もの凄く恥ずかしいです。
八幡「…んで、こうして無事に会えたわけだが、なんか頼みごとかなんかか?はじめに言っておくが俺を財布にするつもりなら他をあたってくれ」
折本「え?あ、ああ別にそんなこと言うつもりないけど…」
八幡「はぁ、だったら何なんだよ…(金ではないとすると、俺に求められることといえば…)
八幡「まさか…小町?」
八幡(いやいやいや何を言ってるんだ俺は…)
折本「は?小町?お米がどうかしたの?」
八幡「いや、別になんでもない…(折本は俺の妹の事を知らない?まあ、それもそうか同じ部活でもない限り入ってきたばかりの中一の女子なんか知る機会がないか…)
八幡「結局何が目的なんだ?」
折本「ええっと〜実はさ…」
八幡(…?何を告白前の乙女みたいになってるんですかね?…え?まさか告られちゃうの俺?いやいや、いつもそういった期待をして裏切られた俺に死角はない!…はず)
折本「わ、私海浜受ける事にしたの!」
八幡「……は?」
折本「いや、だからさ私の志望校海浜総合高校なんだけど」
八幡「…で?俺に何を求めてるんですか?」
折本「だ、だから猛勉強するっていうか…」
八幡「…(なにこの状況)
折本「と、とにかく私は海浜受ける事にしたから!じゃあまた!」
八幡「何だったんだ…一体」
ガキっぽい文章だなあと思って読んでたら夏休みに塾ときて爆笑したww
>>32
わざわざ読んでくださってありがとうございます
改めて指摘されると恥ずかしいものですね笑
帰宅
八幡「たでーま」ガチャ
八幡(夏期講習が始まってからもう2週間か…もう慣れたが疲れてきたな)
八幡「…しんど」
八幡(だが今週の日曜は休み…)
八幡「…そして「お兄ちゃんおっかえりー!
八幡「おう小町やたら元気だな」
小町「んふー小町はお兄ちゃんの前ではいつも元気いっぱいなのです!あっ今の小町的にポイント高い?」
八幡「そりゃいいな今の俺は病原菌じゃなくてワクチンってわけか、いや栄養剤か?」
小町「そんなんどーでもいいよ…それより今日もプール行ったんだけどさー…」
小町の俺が経験した事のないような充実した夏休みの話を聞き流した後、自室で課題をせっせとこなしていた
八幡「1教科ごとに数ページあると毎回数10ページ…これもうわけわかんねえな」
八幡「数学に関しちゃやたら書くことが多いしな…合同の証明なんて一々書かなくていいだろ」
八幡「…はあ」
このSSまとめへのコメント
期待
頑張って
かなり期待
夏休みの夏期講習も知らないとかどういうレベルの人なんだろう32は
32はなぜ爆笑したのか…。
家に引き込もってたから夏期講習を知らないのか、年中休みだから知らないのか…
ダブルデート(高校2年時)の時に折本は片割れと一緒になって比企谷のこと思いっきり馬鹿にして見下してたからここから恋愛に発展するのはおかしいよなifルートとはいえ
もしかしたらこの後仲良くなったように見えて告白したことを晒される本編に準拠したストーリーになる可能性もあるのか
いや もしかしたら折本は元々八幡に気があって 八幡の志望校を海浜総合高校だと勘違いして自分も受けると言ったのではないだろうか
そして なんやかんやあって勘違いのラプソディーの結果 折本が八幡に裏切られたと勘違い
その頃には八幡も折本に惚れるとゆう勘違い
裏切られ傷付けられたと感じた時既におすしな折本が八幡をフってあの結果があるのではないだろうか
↑なるほど
お前らオチを考えるのはいいけどここにコメントすんなよww