【R-18】想いを乗せて【オリジナル】 (34)
【注意! 安価、百合、ふたなり要素含む。
おそらく更新遅い 】
世界はきっと、私抜きでも回る。
私は主人公などではなく、ただの登場人物の一人。
ひょっとしたら、なんの価値もない、すぐ死ぬ端役なのかもしれない。
私の両親はまさにそんな存在だった。
目の前で突拍子もなく命を奪われ、その後はまるで世界にいないかのように、存在がまるごとなかったかのように扱われた。
私は怖かった。
産まれ、生きて、その生涯を無意味だと思われることが。思うことが。
――強くなりたい。意味を持ちたい。
大切な人の死から泣き明かした私は、そんな想いを抱いた。
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安価です。
主人公のキャラ設定から。
性格や口調は大体決まっているので、容姿を選択肢で。
名前 サリア
性格 明るく常識的。好奇心が強く正義感の強さも相まって突っ走りやすい
口調 敬語。「~です」、「~でしょうか」
一つ目は髪型(髪色、髪型指定可。ない場合は>>1が適当に)
1・ロング
2・ショート
3・セミロング
↓1で
どもです。
名前 サリア
性格 明るく常識的。好奇心が強く正義感の強さも相まって突っ走りやすい
口調 敬語。「~です」、「~でしょうか」
容姿 赤いショートヘア。前髪、もみあげ、後ろ髪が独特の癖を持っている
次、身長やスタイルで。数字から一つ、アルファベットから一つ選択
これも詳細指定可
身長
1・チビ
2・平均的
3・大きめ
スタイル
A・スレンダー
B・平均
C・大きい
身長は↓1 スタイルは↓2
と、建てたばかりですがここで落ちます
名前 サリア
性格 明るく常識的。好奇心が強く正義感の強さも相まって突っ走りやすい
口調 敬語。「~です」、「~でしょうか」
容姿 赤いショートヘア。前髪、もみあげ、後ろ髪が独特の癖を持っている。
身長は平均より大きめ。女性的な体つきで、スタイルは抜群。
初期はこんな感じで。
あと他に決めるべきことがあったら、こっちが勝手に作ったり、安価とったりします。
ヒロインは安価とるのも大変なので、あるポイントまでは作ってあります。
では、本編へ。
ユイナ「――そう、想いは力。けれど想いをただ操ると考えるだけでは駄目だ。想いに力を貸し、同調、引き出さなければならない」
すぐ近くから聞こえる師匠の声。私はかざした手に力を込めます。
手の先にあるのはペンダント。一見すると何の特徴もないような、綺麗な石がはめられたそれ。でも私の目にはそのペンダントを覆うオーラのようなものが見えていました。
薄い赤色。微かな怒り……でしょうか。
『想術士』。
物にこめられた想いを読み取り、不思議な力を行使する存在――その見習いである私には、普通には見えないはずの想いが色として見えます。
ユイナ「ただし同調のしすぎは問題だ。こちらが操られかねないからね。しっかり自分を持って、想いと向き合う。難しいことだけど、君ならできるはずだ」
――難しい。
想いの力を利用して発動する、想術の練習をしているんですけど、これが中々うまくいきません。
想いを読み取り、さぁ発動――というところまではいけているんですけど、その先、力を引き出すところが問題です。
サリア「……っ。失敗ですね」
何かに触れていたという手応えがなくなり、私は呻きました。
どうしてもコントロールがうまくいかない。
時間をかけてじっくり想術を試みた結果、また失敗。これで何度目でしょうか。
がっくりと肩を落とす私を見て、師匠は引き締めた表情を崩し、笑います。
ユイナ「いやー、やっぱりサリアは才能なしだね」
爽やかに言い放つ師匠。何年も頑張ってる弟子にかける言葉がそれとは、いかがなものでしょうか。
17歳の私より5歳は歳上のレディー。露出度の低い地味なローブ姿。どこぞの学者のような服装の彼女の名はユイナ。身寄りのない私を養ってくれている母親兼師匠でございます。
水色の長い髪を揺らし、彼女は腕を組みます。
先ほどの真剣さはどこへやら、凛とした顔立ちにゆるんだ笑みを浮かべる。
ユイナ「そこが可愛いんだけど、それも度が過ぎると大変だ。――さて、ご飯にしようか?」
相変わらず甘い方です。失敗した私を叱るとか、そういう発想がないんでしょうか。
そっちの方が罪悪感が強いのですけど、雰囲気ゆるゆると言いますか……。
サリア「いえ。私はちょっと鍛練に」
ユイナ「え? でも私結構お腹が空いて――あ。剣かい?」
サリア「ええ。日課ですから」
私の腰に差してある剣。
彼女はそれを見て、ぽんと手を打ちました。
ユイナ「それなら私と実戦形式で練習する?」
サリア「え?」
私は耳を疑いました。
決して弱くはないですけど肉体的な労働を嫌う彼女が、何を思ってそんな提案をするのか。
ユイナ「たまには師匠らしく力を見せてあげようと思って。想術の極意、見せてあげるよ」
戸惑う私ですが、師匠はやる気満々みたいです。
――師匠、強いんですよね。どうしましょう。
戦闘システム
ステータスはHP、攻撃力、防御力、素早さ、技術値の5つ。
HPは体力。攻撃力は攻撃成功時の威力。防御力は敵の攻撃が成功した時の軽減値。素早さは行動順の早さ。技術値は攻撃成功の確率。
敵味方問わず、攻撃時コンマ判定を実行。
その値が技術値以下の時、攻撃成功。0は10として扱う。
例:技術値が4の場合、1~4が攻撃成功のライン。
コンマ判定が成功の時、敵に攻撃力から防御力をマイナスしたダメージを与える。
ゾロ目時はクリティカル。ダメージが二倍。ただしゾロ目時も容赦なくコンマ判定がされるので注意。
攻撃の順は素早さが高い順から。
キャラ特有の技を使用する場合、攻撃のコンマ判定時、技名を書き込んでください。
また、アイテムを使用する場合もアイテム名の記載を。アイテムを使用した場合は攻撃せずアイテムだけを使用します。
HPについての説明は不要かとも思いますが――ゼロになると戦闘不能。仲間全員がそうなると敗北。
戦闘開始
【序章 『VS ユイナ』】
《特別戦:勝利することでスキルを習得できます》
『味方ステ』
【想術士見習い】 サリア
HP 200
攻撃力 60
防御力 10
素早さ 40
技術値 5
スキル
『不屈の心』 常時発動。戦闘不能になるダメージを受けても、一度だけHP1で耐える
『護る力』 任意発動。通常通りの攻撃を行い、次の攻撃までダメージを半分軽減。必ず敵の攻撃対象となる
『敵ステ』
【想術士】 ユイナ
HP 300
攻撃力 100
防御力 15
素早さ 50
技術値 5
スキル
『想いの知識』 常時発動。想術の威力が20%増す
『集中力』 常時発動。想術使用時の技術値が+2
[今日はここまでで]
【補足】
任意発動のスキルは一度の戦闘で一度のみ使用可能でごぜーます
『行動順決定 ユイナ → サリア』
街外れの自宅前。
だだっ広いそこで、私と師匠は対峙していました。
サリア「武器使ってもいいんですよね?」
ユイナ「ん、いいよ。……さぁ、始めるよ」
剣を抜き、構える。
対して師匠はいつものように立っているだけ。とても戦えるようには見えませんが――それは見た目だけ。
私は遠慮せずに武器を構え、前に出ようとしました。
ユイナ「先手は師匠からだ」
けれども遅かった。
私が動こうとした瞬間、師匠が駆け出しました。
『ユイナの攻撃ターンです。判定を行います』
↓1
sage 消し忘れてました。
安価はここから↓1で
『攻撃成功』 サリア HP 200 → 110
ユイナ「最初だし軽目にいっておこうか」
肉薄。すぐ近くまできた師匠は拳をまっすぐ突き出します。
綺麗な動作での素早い攻撃。でも対処できない攻撃ではありません。
横へ移動。直線的な攻撃を避け、私は反撃を試みました。
サリア「へんっ、私だってこれくらいは――」
剣を振りかぶり調子乗った私は直後、自分の身体が傾くのを感じます。
階段で足を踏み外したような浮遊感。咄嗟に下を見れば、しゃがんでいる師匠が目に入りました。
多分、足払い。まったく見えませんでしたけども。
サリア「――っ!」
このままではやられる。なんとかダメージを軽減はさせようと、私は剣を彼女と私の間に。
まず蹴り上げ。これは剣で衝撃をいくらか緩和できました。
が、次からはまったくのノーガード。続く膝を上から叩き付ける攻撃は綺麗に決められました。
っていうかなんですかこれ。想術士って魔法使いみたいなものですよね。おもいっきり格闘家じゃないですか。
サリア「げほっ。大人げない……」
ユイナ「うん、まぁこんなものかな。師匠としてこれくらいはしないと」
これ以上追撃されては敵いません。剣を振り、咳き込みながら立ち上がる私。師匠は苦し紛れの攻撃を軽く回避。ちょっと下がってその場で軽く跳躍します。
くそぅ……いくら師匠でも、こう圧倒的にやられると悔しい。彼女のだらけている私生活を知っているからこそ、すごく。
サリア「私も、弟子として……!」
さぁ、いきましょうか。
『サリアの攻撃ターンです。判定を行います』
↓1
『攻撃成功』 ユリア HP 300 → 255
サリア「たあぁっ!」
息は整った。
私は一歩大きく踏み込み剣を振るう。
我ながらいい攻撃。手応えを感じる私。
ユイナ「よっこらしょ」
けれ師匠は拍子抜けしてしまいそうなほど簡単な掛け声と動作とともに避けた。
屈んで回避した師匠。――ですけど、それを想定していない私ではありません。
剣を振ったまま私はその場で足を踏み直す。そして、一度横に振った剣をもう一度横に。回転するように振りました。
サリア「っと。良い攻撃だ」
軽い手応え。でも命中しました。
肩に小さな傷を残し、後退する師匠。
何年も師匠の弟子をしてましたけど……これが初めてのクリーンヒットな気がします。
私の修行も無駄ではなかったと。有り難い話です。
サリア「けど、まだまだ私はやれるよ」
でも師匠は言葉の通り全然余裕なんでしょうね……。
『ユリアの攻撃ターンです。判定を行います』
↓1
てい
『攻撃成功』 サリア HP 110 → 20
師匠が動き出します。
今度はなにで来るやら。一応魔法使いに近い職ですし、それらしい攻撃――
ユイナ「とうっ!」
蹴りを放ってきました。すごくガラが悪い感じで。
不意をつかれる私。対応することはできず、まともにくらってしまい自然と身体が前のめりに折れます。
そこを師匠は追撃。下がった私の頭、その横っ面を殴ります。こちらが武器を使っているとはいえ……容赦が無い。
サリア「ぐっ……」
苦しいとことに強い衝撃。
たった二発の攻撃なのにずいぶんと身体が重くなった気がします。
でも、まだまだ。倒れそうになる足をふんばり、私は剣を握り直しました。
『サリアの攻撃ターンです。判定を行います』
↓1
【自分でルール勘違いしてました】
【幸い技術値は5ですし今回の戦闘のみ技術値より上で成功とします】
【ぐだってすみません】
『攻撃失敗』
サリア「どっ、せい!」
踏ん張り、身体を戻す力を利用し剣を振るう。
タイミングはそれほど遅くはありません。普通の人ならカウンターにもなる攻撃でしょう。
ユイナ「遅いよーサリア」
でも師匠にその予想は通用しません。
彼女は余裕そうな顔をして後退。紙一重でしっかり見極めて回避してしまいました。
ううぐ……やっぱり強い。
『ユイナの攻撃ターンです。判定を行います』
↓1
【>>21に関してはそのままで。自分で見ててもひどいので後々なにかボーナスでも】
【安価はここから↓1で】
『攻撃成功』 サリア HP 20 → 1 【スキル発動!】
サリア「ぐうっ!?」
今度は見えた。ですけど反応することはできず、拳を腹に受けます。
反射的に、本能的に私は師匠のいる方へと手を突き出す。狙いもまともに定めていない子供みたいな攻撃。
師匠に当たるはずもなく、彼女はその手を掴むと豪快に私をぶん投げました。
サリア「いっ、た……!」
本当に加減がない……。この師匠はまったくもう。
ユイナ「あれ。まだ動けるんだ」
上からかかる暢気な声。
それを払うように私は剣を振り、立ち上がった。
『サリアの攻撃ターンです。判定を行います』
↓1
【誠に勝手な話ですが、戦闘大変ですし、安価もとれないので、ストーリー上の選択肢の安価と、キャラ安価くらいに留めることにします】
【ではそういうことで、次から更新再開です】
サリア「……ぐふっ」
結論。師匠は強かった。そして――
ユイナ「こんなところかな。師匠を見直した?」ドヤ
大人気なかった。
実戦形式と言えば聞こえはいいけど、こうもボコボコだと何の効果があったのかを尋ねたくなってしまいます。
ボロ負けし、地面に膝をつく私を得意気な顔をして見下ろす師匠。
彼女に育てられて何年も経つけれど、この構図はまったく変わりません。
私はちっとも強くなっていないようです。
サリア「見直しましたけど……ある意味見損ないました」
ユイナ「あれ? 圧倒したのに」
サリア「想術士らしさの欠片もなかったじゃないですか。あなた格闘家ですか」
どこの世界に魔法使いの弟子を格闘で叩きのめす師匠がいるというのか。
ユイナ「――あ。動ける人間! ということでここは一つ」
あ、って言いましたよこの師匠。
私は嘆息。剣を鞘に納め、敢えて意識しジトッとした視線を送ります。
サリア「……まぁ、ありがとうございました。私は鍛練がてら仕事をしてきます」
ユイナ「あはは……うん、行ってらっしゃい」
お気楽な師匠も罪悪感を感じているらしく、彼女は何も口を挟まず私を見送ります。
せっかく私のために訓練をしてくれたのですけど、ちょっとは反省してもらわないと、ですね。
もう少し加減というものをしていただきたいです。
サリア(それはそれで悲しいですけどねぇ……)
弱いというものは損しかありません。改めて思います。
私はひとまず――
1・雑貨屋へ
2・酒場へ
3・街の外へ
↓1
街の中心辺りに位置する酒場に来ました。
石造りの建物が並ぶ中で珍しく、木造のこの酒場。
テーブルや椅子、食器類ももれなく木製で、店内はほのかな照明の光が照らしております。さながらそこはおしゃれな船の中。
雰囲気を大切にしているのだとうかがい知れます。
さて。仕事をしようとして何故酒場へ? なんて思う人もいるかもしれません。
けれどここは仕事と切っては離せない大切な場所なのです。
サリア「こんにちはー」
あまり人のいない酒場のカウンター。そこに立つ人物へ私は声をかけました。
そこにいるのは私よりちょっと歳上の女の子。エプロンを着けたポニーテールの子です。
名前はシエラさん。彼女はこの酒場のお手伝いさんで――街で仕事を受ける時必要不可欠な人物なのです。
シエラ「あ、こんにちは。今日も師匠に変わって仕事?」
快活そうな笑顔を浮かべ、はきはきとした声でシエラさんは言う。
さらさらとした茶髪のポニーテールが揺れます。裾の短いエプロンの下から見えるすらっとしたボディーライン、ショートパンツから出ている柔らかそうな健康的な脚。
――うーん、決して露出度は高くないのにこの魅力。
サリア「ですね。戦闘関連でお仕事をもらえないでしょうか?」
シエラ「サリアちゃんも頑張るねー。充分強いのに。ちょっと待っててね」
じっくりシエラさんを観察した後、私が答えるとシエラさんはカウンターのテーブルから書類の束を取り出しました。
一見するとただのおしゃれな酒場。でもここは国の仕事を仲介してくれる場でもあるのです。
前は街の役場でしかできなかったことであります。ただの酒場が面倒な手続きを済ませて仕事の仲介業をはじめた理由は客寄せ。
経営が少しは楽になるようマスターが頑張ったらしいですけど――
サリア「……」
まぁ、がらんとしてます。
時間帯がお昼ですから……ですよね。ランチメニューもあって美味しいんですけど。時間帯が悪いんです。ええ。
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