モバP「短冊に願いを」 (22)


・これはモバマスssです
・若干キャラ崩壊があるかもしれません
・書き溜めはありません
・二日以内に終わらせます



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P「カンパーイ!」


ちひろ「カンパーイ!」


カンッ!


P「ぷはぁぁぁぁぁぁ!っと、すみません。はしたなくて」


ちひろ「いえ、お酒の席ですから。兎も角、一日お疲れ様でした」


P「そうですね。あ、枝豆どうぞ」


ちひろ「それにしても、事務所で飲もうって誘うなんて珍しいですね。何かあったんですか?」


P「いえ、せっかくの七夕ですし、普段はしない事をしてみようと」



ちひろ「結局、雨でしたけどね。プロデューサーさんは短冊にどんな願いを書いたんですか?」


P「それはまぁ、皆が一年健康に、と」


ちひろ「お父さんですか貴方は。もっとこう、無いんですか?大きな夢は」


P「あとは…みんなまとめてトップアイドル!とかですかね」


ちひろ「765プロさんのプロデューサーも、前に同じ事言ってましたよ」


P「プロデューサーの願いはやっぱり皆同じなんですよきっと」


ちひろ「つまんないですねぇ…」


P「人の願いをなんだと思ってるんですか…」



P「あ、あとですね。事務所で少しやりたい事があったんですよ」


ちひろ「…え、やりたい事、ですか…?」


P「数日前から、アイドル達が笹に短冊を括り付けているじゃないですか。それを一緒に見てみようと」


ちひろ「成る程、酒の肴ですね」


P「そうじゃない、とも言い切れませんけどね。皆の願いを見て、成長を感じて、いけそうなら叶えてあげようと」


ちひろ「クリスマスのお父さんみたいですね」


P「俺まだそんな年齢じゃありませんよ?」


ちひろ「分かりませんよー、世の中には14歳の母って話があるくらいですし」


P「酔うの早くないですか?取り敢えず短冊回収してきます」



ちひろ「なんだか少し気が引けますねぇ…」


P「心にもない事を言わないで下さい。さて、1枚目は…お、卯月か」


ちひろ「卯月ちゃんですか。それで、なんて書いてあります?」


P「ええとですね、『みんなでトップアイドル!ブイッ!』…お父さん泣きそうです」


ちひろ「これはお父さんじゃなくても泣きますよ…なんて良い子なんですか…」


P「やはり卯月は天使でしたね」


ちひろ「プロデューサーさん、叶えてあげて下さいね」


P「はい、もちろんです」



P「なんだかビール飲んでるのが申し訳なくなってきました…」


ちひろ「でも今頃卯月ちゃんも凛ちゃんと未央ちゃんと遊んでる頃でしょうし、いいんじゃないですか?」


P「そうですかね…あ、茄子の塩漬けどうぞ」


ちひろ「ありがとうございます。これプロデューサーさんが作ったんですか?」


P「いえ、事務所の冷蔵庫に入ってました。皆さんでどうぞって張り紙があったんですけど大丈夫ですよね?」


ちひろ「食べた後に言わないで下さいよ。まぁ大丈夫じゃないですか?」


P「お、美味しい。明日作ってくれた奴にお礼言わないと」



P「さて、次の短冊は…お、みくだ」


ちひろ「みくちゃんですか…お願いは何て?」


P「ええと、『ロケ弁のお魚率が下がりますように』…なんか、卯月のを見た後にこれを見ると…」


ちひろ「彼女からしたら死活問題なんでしょうね」


P「かわいそうに、今度築地か銚子にでも連れてってあげないと」


ちひろ「かわいそうなんて微塵も思って無いですよねそれ」


P「流石にみくの好き嫌いでスタッフさんに迷惑を掛けるわけにもいかないんで、どうしようもないんですよ」


ちひろ「まぁみくちゃんなら自分でなんとかするでしょうね」


P「こっちは杏のか」


ちひろ「あ、大体予想がつきますよ」


P「多分予想通りだと思います。『週休8日希望』」


ちひろ「叶うといいですね」


P「叶うとも叶うといいとも微塵も思ってませんよね。まぁ俺もですが」


ちひろ「杏ちゃんはぶれませんねぇ…」


P「お願いってこんなんでいいんですかねぇ…」



P「かな子のが『ケーキに囲まれたい』法子が『ドーナツのプールで泳ぎたい』ですって」


ちひろ「そこ二人もぶれませんね」


P「今度二人にいいとこのケーキとドーナツ買ってきてやるかな」


ちひろ「あれ?かな子ちゃん今ダイエット中ですよね?」


P「あー、なら蒟蒻でいいか」


ちひろ「なんでそうなったのか分かりませんよ…」


P「いやほら、早く痩せてまたケーキ食べられる様にと」



P「いやぁ、キュート系のアイドル達の願いは可愛いですね」


ちひろ「見ててこっちまでほほえましくなりますね」


P「さてさて…お、凛の短冊だ」


ちひろ「なんて書いてあります?正直、凛ちゃんのお願いって全く想像出来ないんですよ」


P「ええと…『プロデューサーが犬派でありますように』です…」


ちひろ「…それは…どう言った意味なんでしょうか…」


P「ちなみに俺は猫派です」


ちひろ「あ、それ本人には言わないであげて下さいね」


続きが思いつかないので少し投稿が遅くなります。
必ず二日以内には終わらせますので…



P「そう言えばこないだ、凛が事務所の姿見の前でイヌ耳付けてたんですよね」


ちひろ「凛ちゃん、結構行動力ありますよね」


P「あと首輪も付けてたんですよ。本格的だなぁ…」


ちひろ「…尻尾は?」


P「どうだったかなぁ。ついてたような、ついてなかったような」


ちひろ「…まぁいいです、取り敢えず外ではやらないよう注意しておきますから」


P「凛、仁奈みたいな仕事がしたかったんですかね」


ちひろ「いえ、完全にプライベートな事だと思います」


P「次の短冊は…ありすか」


ちひろ「ありすちゃんですか。橘です!って書いてありそうですね」


P「こないだの花火の時みたいにですか?あれは笑いましたよ」


ちひろ「まさか大声で自己紹介するなんて」


P「焦ってるみたいで可愛かったですけどね。あと、願い事は全然違いましたよ」


ちひろ「あれ?結構自信あったんですけど」


P「ええと、『あと四年』だそうです。なんだか余命みたいですね…」


ちひろ「…あながち間違いではありませんよ」


ちひろ(人生の墓場って言うくらいですし)



P「そう言えば話戻りますけど、浴衣姿のありすって凄く可愛かったんですよ」


ちひろ「うわぁ、なんだか犯罪臭がしますね」


P「いやいやいや、どっちかというとお父さんみたいな気分です」


ちひろ「あー、成長したなぁ、みたいな感じですか?」


P「ええ、そのあと二人で露店巡りしたんですが、ほんとに親子みたいな感じでした」


ちひろ「あれ?他にもアイドルの子達いませんでした?」


P「いえ、ありすが言うには皆用事を思い出して帰ったそうです」



P「次は…まゆか」


ちひろ「まゆちゃんですか…何だか読むのが怖いですね」


P「いえ、書いてある事は普通ですよ。『早くトップアイドルになれますように』です。可愛いじゃないですか」


ちひろ「動機はともかく、凄くアイドルらしい願いですね」


P「こないだ楓さんと一緒に水着の撮影した時、もっと頑張ろうって思ったそうです」


ちひろ「楓さん、素敵でしたね。まゆちゃんも可愛いんですけど、楓さんは大人の魅力が凄いです」


P「確かに、夕焼けをバックに足を海に伸ばしてるのはグッときましたよ」

投稿してから、去年同じタイトルのが投稿されてる事に気付きました。
ほんと申し訳ない。


P「お、噂をすればなんとやら。これは楓さんの短冊ですね」


ちひろ「楓さんの事ですし、お酒が飲みたいとかじゃないですか?」


P「焼酎でした。もっとしょっちゅう飲みたいだそうです」


ちひろ「この人もぶれませんねぇ…」


P「これを笹にくくれる勇気が凄いと思います。明日にでも飲みに誘おうかな」


ちひろ「あ、私もご一緒していいですか?」


P「構いませんよ。あれですか?アイドルと二人きりにするのは心配ですか?」


ちひろ「いえ、単に私も一緒に飲みたいだけです。プロデューサーさんの事は信頼してますよ」

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