一歩「>>3ですか!・・・・」
ワンポ
一歩「……ワンポ……ですか……?」
鴨川「そうじゃ」
一歩「あの……会長?」
鴨川「なんじゃ小僧」
一歩「えっと、その、外国の選手ですか?」
鴨川「何を言っとる。日本生まれの日本育ちじゃ」
一歩「……強いんですか?」
鴨川「間違いなく強い。今まで貴様が戦ってきた中でも最強の挑戦者じゃろうな」
一歩「ということは、もう何度も試合をしてる人なんですか?」
鴨川「当然じゃ。チャンピオンである貴様に挑もうというのじゃからな」
一歩「な、な~んだ。じゃあ人なんですね! ワンポなんていう名前だから僕はてっきりうちの犬かと思っちゃいましたよ」アハハ
鴨川「そうじゃ」
一歩「……え?」
鴨川「次の対戦相手は、貴様の飼っている犬……ワンポじゃ」
一歩「……ええええぇぇぇぇぇぇっ!?」
一歩「ほっホントにあのワンポなんですか!?」
鴨川「そうだと言っとるじゃろうが」
八木「あはは、それは一歩君もびっくりしますよ会長。飼ってる犬がボクシングをやってたなんて誰も思わないでしょうからね」
鴨川「む、そうか」
一歩「八木さん! ホントなんですか!? ワンポがボクシングをしてて、僕に挑戦してきたなんて!」
八木「本当だよ」
一歩「そ、そんな……」
八木「そして、実力も本物なんだ。デビュー戦以来ずっとKO勝ち。その相手の中には君が戦った島袋や沢村もいるんだ」
一歩「島袋さんや沢村さんまで!?」
鴨川「知らんかったんか」
一歩「知ってるわけないじゃないですか! ワンポがボクシングをやってるってことだって初めて聞きましたよ!」
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