淡「サキー!!」 咲「え?誰?」 (157)
初作成です
咲のssに挑戦してみました
更新はまったりしていきたいと思います
麻雀シーンとかは結構適当に書きますがよろしくお願いします
誤字脱字等には注意しますが、もし見つけたら頭の中で変換して想像してください
2chのルールもまだ曖昧なので、ご指南よろしくお願いします
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432647526
とりあえずコテハンは外してトリップをつけたほうが荒れないと思う
淡「何言ってんのー?
一緒に全国行くって約束したじゃーん!!」
咲「え?あ、あれは原村さんと……」
淡「原村さーん?
何言ってるのサキー?」
淡「寝ぼけてるのー?
咲らしいなぁー!」
咲「そ、そうかな……?」
咲 (え?どうなってるの……?)
>>2
わかりました!
トリップ?
咲 (ちょっと様子を見ておこうかな?)
京太郎「咲おはよー!」
咲「あっ、京ちゃんおはよー!」
淡「京太郎おはよー!」
京太郎「お、おはよう……」
咲 (やっぱり京ちゃんもおかしいと思ってるんだ!)
京太郎「……なぁ咲?」
咲「京ちゃんも気づいた?」
京太郎「お前いつの間に淡と仲良くなったんだ?」
咲「へっ?」
淡「じゃあ咲またねー!
今日一緒に弁当食べようねー!」
咲「う、うん……」
京太郎「さ、咲!
俺もご一緒してもよろしいでしょうか?」
咲「う、うん
いいけど……」
咲「何で敬語?」
京太郎「何だ……
タコスもいるのかよ……」
優希「何だとは何だ!?」
淡「早く食べよー!」
咲 (何でみんなおかしいと思わないんだろう……)
優希「咲ちゃんはそれだけかー?」
咲「う、うん
寝坊しちゃって作る時間なかったから……」
淡「サキー!
淡のお弁当食べるー?」
咲「え?でもそれもらったら淡ちゃんの分なくなっちゃうよ?」
淡「私は咲が食べてくれればそれでいいの!!」
咲「で、でも……」
淡「いいからっ!」
咲「う、うん……」
ギュルルルルル〜
淡「……」
咲「……」
京太郎&優希「……」
淡「あはっ!弁当くらいくれてやるー!」
咲「あ、淡ちゃんお腹空いてるよね……?
も、もらえないよぉー……」
淡「じゃあ……はいサキー!
アーン!」
咲「あ、アーン……」
淡「じゃあ次私にしてー!」
咲「う、うん」
京太郎 (積極的な淡に咲が押されてるな)
京太郎「て、何俺の肉まん食ってるんだよ!」
優希「ちっ、ばれたか……」
京太郎「バレるに決まってんだろー!!」
淡「あはっ!
一番乗りー!」
咲「わ、私たちが最後だよ……
あれ?今日染谷先輩は?」
久「あぁ、まこは実家が雀卓の置いてある喫茶店でね、今日はバイトの若い子が休んじゃって、そっちの手伝いに行かなきゃいけないんだって」
優希「め、メイド喫茶の手伝いってことは、今頃染谷先輩はメイド服に……」
京太郎「誰もメイド喫茶何て言ってねえだろ……」
久「ということで……咲と淡は今日、まこの実家の手伝いに行って来なさい!」
淡「おもしろそー!」
久「じゃあ優希と須賀くん卓についてー!」
咲 (どうなってるんだろう?)
まこ「結構にあっとるけぇー
安心しんしゃい」
咲「あ、淡ちゃん似合ってるね!」
淡「私は高校100年生だからね!」
咲 (こ、これは夢かもしれないから、とりあえず覚めるのを待つしかないよね?)
咲 (今はとりあえずこの場に順応しないと!)
まこ「咲と淡
すまんが客の麻雀の相手をしてくれんかのー?」
淡「頼まれましてからにぃー
本気出しちゃってもいいよね?」ゴゴゴ
咲「!?」ビクッ
まこ「客を怯えさせてどうすんじゃー
あれは使わんじょーけんじゃ」
淡「はーい!」
客A「お嬢ちゃんたち強いねー」
淡「お客さんも強かったですよー!」
客B「じゃあわしはそろそろかえるとしようかのー」
??「じゃあ次、私が入らせてもらおうか?」
まこ (やっときたのー)
久「そろそろついたころかしら?
靖子」
優希「?」
京太郎「部長なんか言いましたか?」
久「え?なんでもないわよー!」
久 (あの2人が靖子に勝てないのだったら対策が必要だし
もし相手にならないのなら……」
淡「うっ……」
咲「こ、この人……」
靖子「もう終わりー?
さっきの威勢はどうしたんだー?」
淡&咲 (強い……)
まこ「この人はプロの雀士なんじゃ」
まこ「まくりの女王と言われちょる」
咲「ぷ、プロの人だったんだ!」
咲「じゃあ私たちが負けるのもしょうがないよね……」
淡「……」ゴゴゴ
靖子「!?」
咲「」ビクッ
淡「染谷先輩ー!!」
まこ「なんじゃ?」
淡「もう一回だけ勝負させてもらっていいですかー?」
まこ「わしに聞かれてもなー……」
靖子「私は構わないが」
靖子「結果は同じだと思うけどなー?」
淡「じゃあもう一回やろ?」
淡「今度は本気出してあげるから……」ゴゴゴ
靖子 (何かあるのか?
それともただのはったりか)
咲 (この空気やばいよ……
おトイレ行っとけばよかったよ……」
靖子「じゃあ始めようか」
靖子 (いきなり配牌ウーシャンテンスタートか……
きつい滑り出しだな……)
淡「ロン!
3900」
客A「はっはっは!
あたり牌だったかぁ」
靖子 (まぁこういう局もあるか……)
淡「リーチ!」ゴゴゴ
靖子 (ダブリーだと!?
この配牌に対してダブリー
おりだな)
咲「……」タン
淡「カン!」
淡「ツモッ!」
靖子 (よかった
ダブリーのみだな)
淡「6000オール!」ゴゴゴ
靖子「なっ!?カンウラ4だと!?」
靖子 (まぁ麻雀をやっていればこういうこともある
まぐれで場の流れを自分のものにしようとしているのか?
プロをなめるなよ)
淡「リーチ!」ゴゴゴ
靖子 (な、何!?
2連続ダブリーだと!?)
咲 (……この違和感)
咲 (おそらく淡ちゃんの能力は、配牌ウーシャンテンスタート
それプラスダブルリーチにカンウラ4の跳満)
咲 (おそらくこのまま行けばまた)
淡「カン!」
靖子 (も、もしかして……
こいつも天江衣や神代小蒔と一緒の……)
靖子 (牌に愛されし子!!)
靖子 (久も私にこんな怪物と対決させるとな……)
靖子 (だが私もまくりの女王と呼ばれてるプロの雀士……
プロの意地を見せてやる)
靖子「リーチ!!」
靖子 (国士無双……
待ちは私の方が多いはず……
いける!)
淡 (え?もしかして国士無双!?
もし振り込んじゃったら……)
咲「……」
咲 (このままだと淡ちゃんがちょっと不利かな?
じゃあ今度は私が……)
今日の分はここまでです
また明日投稿します!
乙 もうちょっと1レス分を長めに投下した方が見やすいかな
おつおつ
今から投下していきます!
咲「カン!」
淡 (さすがサキー!)
靖子 (ここでカンだと?
何を考えてるんだこの女?)
靖子「」タン
淡「ロン!」
靖子「なに!?」
靖子 (国士無双の待ちが負けたか……)
淡「カンウラ6! 24000!」
咲「これでカツ丼さんの飛び終了ですね」
靖子 (まさかこの女
私にこいつの上がり牌をつもらせたのか?
そうだとしたらこいつも……
牌に愛されし子……)
靖子 (すまんな久
どうやらこいつらは私の手には終えないらしい)
靖子「今のは完敗だ
すごいなお前達」
淡「あはっ!」
咲「淡ちゃんすごいよ!」
客A「2連続ダブリーかー!
お嬢ちゃん運がいいのー」
まこ (本当は運じゃないんじゃけどなー)
靖子「お前達も県予選に出るのか?」
淡「もちろんっ!
私たち全国優勝するつもりだから!
ねーサキー!」
咲「う、うん!」
靖子「全国優勝か……」
靖子 (全国の前に
県予選で壊されなければいいがな……)
靖子「龍門渕高校
天江衣
奴には気をつけろ」
淡「ころもぉー?
変な名前!」
靖子「あいつはお前達以上の化け物だ……」
淡&咲「……」
咲「あの時のカツ丼さんの顔
真剣だったね」
淡「私とサキーなら心配ないよ!
全国行って
優勝したら
それで私は……」
咲「淡ちゃん?」
淡「ううん!なんでもない!
あと1週間
練習頑張ろ!」
咲「う、うん!」
淡「あれー?
部室に電気ついてるよー?」
咲「誰かいるのかな?」
淡「もしかしておばけかもよぉー」
咲「で、電気ついてるのにおばけはいないと思うけどなぁ……」
淡「失礼しまーす!
ってズコー!」
咲「どうしたの淡ちゃん?」
淡「誰もいないよサキー」
咲「え?
あれ……
本当だ……」
淡「本当におばけかもよぉー」
咲「あ、淡ちゃん……
怖くなるようなこと言わないでよぉ……」
グルグルグル !!
淡「あはっ! 何これ!?
ホワイトボードグルグルしてる!」
咲「あ、淡ちゃん助けてぇ……」ウルウル
バンッ!
淡「強化合宿?」
久「そっ!
今週の土日に強化合宿をしようと思ってるの!」
淡「部長!?
いつから隠れてたんですかー?」
久「ずっといたわよ
ホワイトボードの後ろに」
淡「なにそれずっこい!
私のサキーが泣いちゃったじゃないですか!」
咲「うぅ……」ポロポロ
久「あらあら
そんな泣くことないじゃない?」
咲 (おしっこちょっとでちゃったよ……)
久「というわけで、県予選に向けて頑張るわよー!」
淡「おー!」
咲「ふぅ……」
咲 (やっと終わった……
それにしても変な日だったなぁ
みんな原村さんのこと忘れてるっていうか
いなかったことみたいになってるし
代わりに淡ちゃんっていうすごい強い子に変わってるし
まぁ原村さんも一緒なくらい強いけど……
でも……明日になったら戻ってるよね?
だってこれは夢だもん!
そうじゃなかったら不思議すぎるよ……
とりあえず今日はもう寝よ)
咲「お姉ちゃんおやすみ……」
翌日
咲 (いい目覚めだよ
おしっこは……漏れてないよね?
よしっ!
今日も頑張らないと!)
界「咲、学校楽しいか?」
咲「うんっ!とっても楽しいよ!
原村さんっているんだけどね
すごく麻雀が強いんだよ!」
界「え?原村さん!?
そ、そうなのか?」
咲「??」
淡「サキー!迎えに来たよー!」
咲「え?この声って……」
界「おっ?淡ちゃんじゃないか?
咲、早く準備して行って来なさい!」
咲 (ゆ、夢じゃなかったんだ……
この世界で……
私の知らない何かが起こっている……)
淡「おそいので入ってきましたー!
おじさんおはよー!」
界「おぉー淡ちゃん元気だなー!」
咲 (それにしても淡ちゃん
人見知りがなくていいなぁ……)
淡「それでねーサキー
昨日テレビ見てたらね!」
咲「……」
淡「サキー聞いてるー?」
咲「……えっ?う、うん!聞いてるよ!」
淡「じゃあ私何って言ってたー?」
咲「それは……」
淡「サキー昨日からなんか変だよ?
具合でも悪いの?」
咲「そ、そんなことないよ!
ごめんね!
ちょっと考え事してて……
もう大丈夫だから!」
淡「ふぅーん……
なら良いんだけど……
サキーはやっぱり可愛いー!」ナデナデ
咲「あ、淡ちゃん!?
話に関連性がないし人前で恥ずかしいよ……」ウルウル
京太郎「咲に淡おはよー!って何で咲泣いてるんだ!?」
淡「サキーを泣かせたの誰!?」
咲「淡ちゃんだよ!」
咲 (ふぅ……
何かも意味がわからないや……
原村さんって……
実際あんなリアルな夢があるものなのかなー?
今は考えても正直わからないよ……)
咲 (淡ちゃんって子もいい人だし
余計な心配かけたくないよね……
そうだ!
こっちが現実で
原村さんの方が夢なんだ!
きっとそうだったんだよ!
あまりに長い夢だったからきっと勘違いしちゃってたんだよ!
私ってやっぱり馬鹿だなぁ……)
咲 (き、気づいたらもうこんな時間だよ
部活に早く行かないと!)
淡「サキーおしっこまだー?」
咲「う、うん!
すぐ行くね!」
咲 (そして
そんな感じで金曜日が終わり
今日は土曜日
合宿が始まるんだ
淡ちゃんとみんなと
絶対に全国に行くんだ……
そして……お姉ちゃんと絶対に仲直りするんだ)
淡「サキー迎えに来たよー!」
咲「あ、淡ちゃん!
私も高校生なんだから1人でいけるよー!」
淡「だってサキーの事が心配なんだもーん!
サキー頼りないから!」
咲「もー!
淡ちゃんったらー!」
久「全員揃ったわね?
それじゃあ出発よ!」
合宿所
まこ「でも何で優希と京太郎は呼ばなかったんじゃ?」
久「あぁ、優希には知り合いの家庭教師をつけたわよ」
まこ「はぁー?
またなんでそんなことしたんじゃー?」
久「優希は点数移動計算ができないから
そこから治さないとね」
咲 (点数計算はしっかりできたからよかったよ……)
久「それに」
まこ「?」
久「長時間勉強をすることによって
集中力のアップが期待できるわ
それによって東場だけじゃなくて南場にも対応できるようになるわ」
まこ「そんな簡単なもんなんじゃろうか……?」
淡「京太郎もいませんよー?」
久「須賀くんは男の子だからね
女の子と同じ旅館に泊めるのは危険だわ」
まこ「部室でもたまーに京太郎の京太郎が元気になってるのをみてしまうじゃけんなー」
咲 (それは確かに危険だよね……
でも京ちゃんって、そんな不純な目的で麻雀はじめたのかな……)
淡「まぁ……私はサキーがいれば充分だけどねー!」
久「じゃあこれから、それぞれの特訓メニューを発表するわね!」
まこ「それが重要じゃのー」
咲「はいっ!」
淡「どんなのかなー・・」
久「まずはまこ
まこはこれ!」
まこ「なんじゃこれは?
膨大な量の牌譜じゃなー」
久「まこは卓上を人の顔のようにイメージとして記憶している
でも、今まで見たことのないタイプの人と遭遇してしまうとすぐに崩れてしまう
私と対戦した時もそうだったよね?」
まこ「あんたみたいな打ち方は初めてだったからのー」
久「だからまこはこの2日間
この膨大な牌譜とにらめっこね!」
まこ「まぁ
あんたが言うならそれが正しいんじゃろうなー」
久「次は淡!」
淡「待ってました!」
久「淡は私と特訓ね!」
淡「えー竹井先輩とですかー?」
久「あなたは攻撃力的には問題ないと思うわ
ダブリーカンウラ4
それに防御的な面でもウーシャンテンスタート
一見問題のないように見えるわ」
淡「実際問題ないじゃーん!」
久「でもあなたはそれに頼りすぎている面もあるわ」
久「それは昨日の靖子との試合で実感しなかった?」
淡「国士無双とかずっこい!」
久「ウーシャンテンスタートも一見安全に見えるけど
それを破られて逆に不意を突かれる時もある
私みたいにね」
淡「た、たしかに……」
久「だからあなたは私との特訓ではデジタルに接すること
あなたは防御面での憂いをなくせばチャンピオンと同レベルの選手になるわ」
淡「私はすでに高校100年生だよ!」
淡「でも部長に任せとけば完璧!」
久「ありがと
最後に咲なんだけど」
咲「?」
久「咲は正直
これといった弱点が見当たらないわ」
咲「は、はぁ……」
淡「さすが私のサキー!」
久「唯一あげるとしたら、あなたは雰囲気にすごく敏感ということかしら?」
久「それ自体は実際いいことだわ
事前に危険を察知できるしね」
淡「じゃあやっぱりサキーは無敵だよー!」
久「でもあなたは、雰囲気を敏感に感じすぎるゆえに、怯んでしまう部分があるわ」
咲「……」
久「だからあなたは
そうねー……
淡との特訓はどうかしら?」
淡「私とサキー?」
久「淡、あれやってみて!」
淡「わかりましたー!」
ゴゴゴ
咲「」ビクッ
淡「サキー
怖がらなくてもいいんだよー」ゴゴゴ
咲「う、うん……」ブルブル
久「それが咲の集中力を妨げてしまう
おそらく全国に近づくほどそういう選手は増えてくると思うわ
だから咲の特訓は
ビビらないようになること!」
まこ「ビビるっていうのは潜在意識からくるものじゃけんのう
完全に無くしてしまいすればいいんじゃけどなー」
久「よーし!
みんなの練習メニューを発表したところで」
淡「えーもう特訓ですかー?」
久「まずはやっぱり温泉よね!」
淡「さすが部長!」
まこ「てかあんたの弱点はないんかい……」
こうして合宿は順調に進んでいき
優希も特訓に励み
いよいよ県予選が始まろうとしていた
いちようこれで今日の分は全部です!
短くてすいません!
別に咲はびびってたわけじゃないし、淡と和同列に扱うほど和強くないし
読んだことないっしょ?
>>66
あくまでもss設定なので
次回の投下は来週になるかもしれません
すいません
大会当日
淡「サキー!」
咲「淡ちゃん!」
この生活になって1週間
とうとうこの日がやってきた
メンバーは違うけれど
淡ちゃんはすごくいい子
私は淡ちゃんとも
全国に行きたい!
咲「淡ちゃん!」
淡「どうしたのサキー?」
咲「絶対全国に行こうね!」
淡「え?う、うん……」
咲「ど、どうかしたの?」
淡「いつも私ばかり全国に行こうって言ってたから
サキーから言ってくれると嬉しいなぁなんて……」
咲「淡ちゃん……」
淡「なんちゃって・・
早く行くよサキー
駅まで競争!」
咲「ま、待ってよぉー!」
優希「咲ちゃんとあわちゃんが来たじぇ!」
京太郎「おーいこっちこっちー!」
淡「あはっ!一番乗りぃー!」
京太郎「どう見てもドベだろ……」
久「全員揃ったわね」
久「じゃあみんな行くわよ!」
全員「全国へ!!」
会場
咲「わぁー人がいっぱいだー!」
淡「でも強さは私が一番だよ!」
久「それはわからないわよー
例えば龍門渕の天江衣とか」
咲「あの子の牌譜すごかったね……」
淡「むぅぅ……」
久「とにかく
油断は禁物よ」
淡「ヒサー!」
久「どうしたの?」
久 (この子が私を下の名前で呼んできたときは大抵何かあるのよね……)
淡「フライのポジションはどこなのー?」
久「フライ?
あぁ天江さんのことね
天江さんは去年と一緒なら恐らく大将よ」
淡「じゃあ……」
淡「私も大将やるー!」
一同「……」
淡「だってみんなフライフライっていうんだもーん!
それなら直接対決で倒して最強はどっちか決めてやるー!」
久「残念だけどもう順番は決めてあるわよ」
淡「えー……」
久「先鋒優希、次峰まこ、中堅私、副将淡、大将咲」
優希「先鋒に一番強い選手を置くのがセオリー
すなわち我最強!」
久「先鋒逃げ切り決めてね!」
久 (まぁ順当に決めれば先鋒は淡か咲なんだけど、淡には先鋒の対決で勝るより、副将で点数を取ってもらって、咲は点数調整が部の中で一番上手だから大将に添える
これが私の考えるベストポジション)
淡「えー!
私は先鋒か大将がいいよぉー!」
久「淡に期待してるからこそ淡には副将を任せたのよ
副将にはおそらくあの龍門渕透華が来るわ
龍門渕透華より稼げればあなたも一躍全国区よ」
淡「あはっ!
先鋒と大将くらい、くれてやるー!」
優希 (単純だじぇ……)
まこ (淡がバカでよかったのう)
久「えーと、私たちは……
龍門渕と風越とは違うブロックよ」
淡「別に私はどこでもよかったけどねー」
優希「長野のエースの私に任せれば安心だじぇ!」
京太郎「いつから長野のエースになったんだよ……」
咲「うわぁ……
強そうな高校がいっぱいだよぉ……」
淡「サキーは私を100としたら98くらいだからだいじょーぶだよー!」
咲「あはは……
ありがと」
アナウンス「先鋒戦が始まります
各校の先鋒の選手は
指定された対局部屋に集合してください」
優希「じゃあ行ってくるじぇ!」
淡「ユーキー
がんばってー!」
咲「優希ちゃんファイトだよ!」
まこ「がんばってくるんじゃぞ」
久「任せたわよ優希」
京太郎「泣いて帰ってくるんじゃねえぞ」
対局室
起家 片岡優希
久「やっぱりね」
淡「何がー?」
久「優希は起親をする確率が高いのよ」
淡「へぇーそうだったんだー!」
まこ「淡
あんたいつの間にタメになったんじゃ」
淡「染谷先輩も部長にタメですよねー?」
まこ「痛いとこつかれたのう……」
久「一本食われたわね」
淡「あはっ!」
かなり中途半端なんですが、今回の投下分ここまでです。
緊急で用事が入ってしまって。
次回の投下は週末頃になるかと思います
次回の投下以降は用事が済むので比較的投下ペース早めれると思います!
優希「ツモっ!4000オールだじぇ!」
今宮 (いきなり親満かよ……」
東福寺 (きっつ……)
優希「ローン!
5800の一本場は6100だじぇ!」
東福寺 (うわぁ……)
優希「ツモっ!
6200オールだじぇ!」
今宮 (おいおい誰かこいつを止めてくれよ……)タン
優希「ロン!
3900だじぇ!」
今宮 (もうやだぁ……)
京太郎「うわぁ……」
まこ「相手に同情じゃな」
久「こうなったあの子を止めるのは私でも苦労するわ」
淡「頑張れユーキー!」
このあとも清澄高校は勝ち続け
1回戦、2回戦とも中堅の竹井久が他校を飛ばし快勝
決勝への進出が決定した
淡「ぶぅー……」
咲「どうしたの淡ちゃん?」
淡「だってぇー
私とサキーの試合なかったんだよ!」
まこ「部長が2回とも飛ばしたけんなー」
久「その代わりラーメンは私のおごりだから!」
淡「わぁーい!」
京太郎「単純さなら優希より上だな……」
優希「親父!
タコスラーメンをつくれ!!」
まこ「1年2人に試合させんくってもよかったんかー?」
久「あの2人の能力を他校に見せるのはもったいないわ」
まこ「まぁ確かにそれは言えとるのう」
久「正直決勝でも出さずに行きたいわよ」
まこ「決勝では今日みたいにうまくいかんじゃろー」
久「また私が飛ばしてあげようかしら?」
まこ「何言っとるん?
わしも全力をつくすけー
全国出場できたらいいなー」
久「何言ってるの?
私は今年が最後なのよ?
全国優勝の夢くらい見させてよ」
まこ「本気じゃったんかー?」
久「本気よ
だから明日も頑張るのよ」
まこ「りょーかいじゃ」
優希「それにしても今日の部長はすごかったじぇ!」
京太郎「2回戦とも飛び終了だもんなー」
咲「優希ちゃんもすごかったよ!」
優希「部長の特訓によって長野のエースへと進化したんだじぇ!」
淡「ユーキーと部長ずっこい!
私が先鋒出てれば3校同時にぶっ飛ばせたのにー!!」
京太郎「さすがにそれは淡でも無理だろー!」
咲「でも去年の全国大会
龍門渕の天江さんは
1回戦で2校
2回戦では3校も同時に飛ばしてる」
優希「あれと比べないでほしいじぇ……」
咲「私たちもそれくらいできないと勝てない相手なのかも……」
優希&京太郎「……」
淡「サキー何言ってるの!?」
咲「淡ちゃん?」
淡「フライがどれだけ強いか知らないけど
私たちが20万点差くらいつけてサキーにバトン渡すから安心して!
ねーユーキー!」
優希「当たり前だじぇ!
咲ちゃんは安手で上がれば充分くらいにしておくじぇ!」
京太郎「おー!
そのいきだぜ淡と優希!」
咲「それなら飛ばしてくれたら私は助かるかな」
淡「サキーは昔からビビリだなー!」
咲「え?」
咲 (昔から……)
優希「明日は早いから
今日は早く帰って寝るじぇ!」
京太郎「じゃあ俺と優希こっちだから
咲と淡また明日!」
淡「ばいばーい!
京太郎!
ユーキーのこと襲うなよー!」
京太郎「お、襲うわけねーだろ!」
優希「京太郎の視線が痛いじぇ!」
京太郎「何もしてねーだろー!!」
淡「じゃあサキーもまた明日!
バイバーイ!」
咲「う、うん
淡ちゃんバイバイ!」
今日の淡ちゃんの
昔からという言葉
あれはなんだったんだろう?
いつもの淡ちゃんの適当な会話の1つだったのかな?
きっとそうだよね!
界「咲!
まだ起きてるのか?
そろそろ寝ろよー!」
咲「う、うん!
もう寝るよ!
お父さんおやすみ!」
咲〜夢の中〜
咲「お姉ちゃん!
待ってよお姉ちゃん!
私を置いて行かないでよ!」
お姉ちゃん「……」
咲「お姉ちゃん!
お姉ちゃん!」
お姉ちゃん「咲……
お前もそんな花のように強く咲けば……」
咲「お姉ちゃん!
待ってよお姉ちゃん!
お姉ちゃーん!!!!」
咲「お姉ちゃ……」
咲「またこの夢か……」
咲 (全国に行けば
お姉ちゃんと会える
私の強くなった麻雀を見たら
お姉ちゃんもきっと……)
淡「サキー!
朝だよー!」
咲「あ、淡ちゃん!?」
淡「おはよーサキー!
朝ごはん作ってあるから着替えたら来てねー!」
咲「……
淡ちゃんもう家族みたいだなー……」
淡「サキー?
顔色悪いけど
寝れなかったのー?」
咲「うん
夢見ちゃって……」
淡「夢ー?」
咲「お姉ちゃん夢なんだけどね……」
淡「お姉ちゃんって
あの白糸台の?」
咲「うん……
お姉ちゃんきっといろいろ怒ってるんだ
私がやってたプラマイ0の麻雀
あれがお姉ちゃんは嫌だったんだ
だから
私は
克服した麻雀をお姉ちゃんに見てもらいたい!」
淡「サキーの気持ちはきっとお姉さんに伝わるよー!
がんばれサキー!」
咲「う、うん!
私がんばるよ!」
淡 (……
サキー……)
久「やっと揃ったわね」
久「みんな
とうとうこの日が来たわ
今日の結果によっては
私は麻雀部引退
部長はまこに譲るわ」
まこ「あんた……」
久「もうちょっとくらい
みんなの部長させてよね」
優希「もちろんだじぇ!」
淡「まこが部長ってちょっとたよりなーい!」
まこ「淡の言うことは余計じゃー」
京太郎「俺もやれることは何でもします!
なんでも言ってください部長!」
優希「タコスを買ってこい!!」
京太郎「お前じゃねえよ!」
アナウンス「先鋒の選手は対局室に集合してください」
優希「じゃあ行ってくるじぇ!」
久「優希
わかってるわね?」
優希「まかせろだじぇ!」
淡「なんの話ー?」
久「戦略の話よ
先鋒戦は強豪の集まるポジションだからね」
淡「私なら戦略もなしに全員ぶっ飛ばしちゃうけどね!」
まこ「淡のパワーは全国でもおそらくトップクラスじゃからなぁー」
淡「やったー褒められた!」
咲「あ、優希ちゃんの試合始まるよ!」
あと国士無双でのリーチの件なんですが、あれは完全に私のミスです
麻雀のルールにまだまだ疎いもので、これからもちょこちょこミスしてしまうと思うのですが、ミスしないように気をつけます
これからもよろしくお願いします
いや別に国士でリーチは普通にありだと思うが……
>>107
だいじょうぶ。俺も麻雀のルールよくわかってないからあれがどうおかしいのかわかんなかったぜ
起親 優希
睦月「」タン
純 (それは鳴けねぇ)
優希 (聴牌!)
優希「リーチ!!)
美穂子 (2巡目リーチ
1、2回戦の牌譜で見たとおり
東場の勢いがすごいわね)
睦月「」タン
純「ポン」
アナウンサー「藤田プロ
あのポンは……」
靖子「私にもわからんな
まるで場の流れがあって
それを操ってるように見える」
咲「あのポンがなければ優希ちゃんの一発ツモだったね……」
淡「もー何やってんのユーキー!」
久 (予想通り
龍門渕の先鋒
よくわからない鳴きが多いと思ったけど)
まこ「あんたの言った通りじゃったなぁ」
久「まぁね
あの先鋒の子は一見無意味なあの鳴きを意図してやってる
相当な打ち手なことは間違いないわ」
純「ロン
3900だ」
睦月 (張ってたのか……)
優希「くっ……」
優希 (こっちの上がりを潰された上に私の捨て牌を利用して上がられたじぇ
でもこのくらい部長の言ってた通りだじぇ!
焦ることでもないじぇ!)
優希 99000
純 104900
美穂子 100000
睦月 96100
優希「ロン!
5200だじぇ!」
純 (流れを変える暇がなかったぜ)
美穂子 (あらあら
元気な子たちね)
その後も攻防は続き
前半戦終了時点で
優希 105700
睦月 89400
純 97900
美穂子 108000
優希「帰ってきたじぇ!」
淡「ユーキーおつかれー!」
京太郎「南場になっても上がれたじゃねえか!
すげぇよ!」
優希「部長のアドバイスと特訓のおかげだじぇ!
この調子で後半戦もとってくるじぇ!」
久「その調子よ」
久 (でもあの風越の先鋒
なんか気になるわね……)
まこ「このまま後半戦も でいければええのう」
久「いければね……」
華菜「キャプテンお疲れだし!」
美春「予想通りですね!」
美穂子「予想以上だったわ!」
美穂子 (前半戦は龍門渕の1人浮きでも仕方がないと思っていたけど
あの清澄高校だったかしら?
あの娘が思う以上に頑張ってくれたおかげで
龍門渕をマイナスで終わらせることができた
あとは……)
文堂「この調子ですキャプテン!」
深堀「ファイトですキャプテン」
透華「あなたがマイナスで戻ってくるなんて
全国の準決勝以来かしら?」
純「まだ終わってねえだろ!
後半巻き返せばいいんだろ?」
智己「風越の先鋒
何か隠してそう……」
純「あぁー!?
気配も希薄なあの地味女か!?
まぁまかせとけって」
一 (その自信を奪われなければいいけど……)
透華「今日ばかりは衣にも来てもらう必要がありますわね」
後半戦
東一局 親 片岡優希 南 美穂子 西 純 北 睦月
純 (またこの女が親か……)
美穂子 (この局はこの子のサポートしようかしら)
美穂子「」タン
優希「ポン!」
美穂子「」タン
優希「ポーン!!」
純 (おいおい何鳴かせてんだよこの女……)
純「タン」
優希「ローン!!
12000だじぇ!」
純 (親満だと!?)
美穂子 (予想通りね……)
京太郎「おぉー親満!!」
淡「ユーキーすごーい!」
久 (今のあがり
何か不自然ね
このまま上手くいければいいんだけど)
優希 (幸先のいいスタートだじぇ
この調子で連荘して
2位との差を広げるじぇ!)
東一局 一本場
美穂子「ツモ!
1100、2100です!」
優希 (お姉さんもなかなかやるじぇ……
でもまだ東場は終わらないじぇ!)
東二局
美穂子「ツモ!
4000オールです!」
純 (おいおいまじかよ……)
睦月 (2連続か……)
優希 (東場の私にもスピード勝負を挑むとは
このお姉さんなかなかだじぇ)
優希「ツモ!
400、600だじぇ!」
美穂子 (あらあら
まだまだ元気ね
計算どおりだわ)
優希 (ここは安手でもあがるじぇ!)
東三局
純 (俺の親番か
ここで何とかしておきたい)
純「」タン
優希「ポン!」
純「」タン
優希「チー!」
純 (おいおいまたかよ……)
純「」タン
美穂子「ロン!
3900です!」
純 (おいおいそっちかよー……)
美穂子 (この子の下家でよかったわ)
優希「くっ……」
美穂子「ツモ!
300、500です!」
優希 (東場が終わってしまったじぇ……)
睦月 (何とかしないと……)
美穂子 (多分この清澄の子は南場に入ると失速するわ
次はこの鶴賀の子を利用して
龍門渕を削ろうかしら?)
南一局
優希 (親番だけど南場だから失点をしないようにがんばるじぇ)
純「ツモ!
1000、2000だ!」
美穂子 (あらあら
やっぱりまだ削らないとダメね)
純「ポン!」
純「チー!」
純「ツモ!
300、500だ!」
純 (次は親番か……
この親番で盛り返す!)
睦月 (私だけ焼き鳥
何とかしないと)
美穂子 (鶴賀の子はそろそろ高い手を張ってるはず
そしてこの龍門渕の子は……」
優希「」タン
純「ポン!」
純 (この女は危険だ……
こいつにはツモらせねぇ)
美穂子 (でも
鳴きすぎると
鶴賀の子が早くなる
そして……)
美穂子「リーチ!!」
純 (くっ……
こいつに振り込んだら何点削られるかわからねぇ
おりか……)
純「」タン
睦月「ロ、ロン
16000です」
純「!?」
純 (こっちだと……)
美穂子 (この鶴賀の子の視点移動の癖から推測するに
この子の上がり牌は私の捨て牌の中にあった
これで龍門渕の1人沈みね」
南4局
美穂子「ツモ!
1000、2000です!」
アナウンス「先鋒戦、終了!!」
靖子「終わってみれば
風越の先鋒が圧倒的だったな」
先鋒戦 終了時の得点
優希 110400
純 60300
美穂子 131200
睦月 96100
優希「ただいま帰ったじぇ……」
淡「ユーキーすごかったよー!」
咲「龍門渕の先鋒と風越の部長相手に で帰ってくるなんてすごいよ!」
優希「咲ちゃんあわちゃん……」
久 (私が言おうとしてたことを全てこの娘たちが言ってくれたわ
さすがね)
まこ「あとはまかしときんしゃい
風越をまくってくるけー」
久「任せたわ」
淡「まこがんばー!」
まこ「呼び捨てになっとるのう
まぁ今日ぐらい許しちゃる」
京太郎「先輩頑張ってください!」
優希「おい犬!
タコスを買ってこい!!」
京太郎「誰が犬だ!!」
純「あーあ!
俺の1人沈みかよ……」
透華「あの女に一杯食わされましたわね」
一「まぁあの人は去年も結構強かったよ
ばかづきしていた透華を他家を使って押さえ込んでたし」
透華「相変わらずやばげですわ!!」
智己「次は私」
純「とりあえず
あとは頼んだ
それと
すまねぇ」
一「純くん……」
透華「ふんっ!
別にこれくらいのハンデ
私が目立つにはぴったりですわ!!」
智己「これは団体戦
みんなで取り返せばいい」
一「そうだよ!
衣もいるしね!」
睦月「すいません……
かなり点棒減らしてしまいました……」
ゆみ「充分だ
無名校のうちがラスで終わらなかっただけでも上出来だ
あとは任せろ」
智美「ムッキーのポジションは強豪のポジションだったからなぁ
これくらいの失点で済んだのならラッキーさぁ」ワハハ
モモ「あとは私たちに任せてくださいっす!」
アナウンス「次峰の選手は速やかに対局室に集合してください」
佳織「わ、私の出番ですか?」
ゆみ「そうだな
佳織」
佳織「は、はい!」
ゆみ「難しく考えるな
お前の思った通りに打て」
佳織「わ、わかりました……」
華菜「みはるんがんば!」
美春「う、うん
行ってくるね」
アナウンス「次峰の選手はみんなメガネですねー」
靖子「まぁ文化系の大会だからな
この4校メンバーには他にメガネがいないのがめずらしい」
東一局 親 智己
佳織 (……
いらないよね?)タン
美春「ロン
ドラ無し、リーチ、一発、中
5200です」
佳織「は、はい……」
美穂子 「よっぽど強い打ち手なのかしら?」
華菜「ただのど素人だし!」
東二局 親 まこ
まこ (この下家、素人じゃったんか
どうりでさっきも過去の記憶と一致せんかった
素人なんてうちにはこんかったけんのう)
智美「相変わらず佳織はへたっぴだなぁ」ワハハ
ゆみ「でも彼女がいてくれたおかげでうちは団体戦にエントリーすることができた」
智美「決勝まで来れるとは思ってなかったけどなぁ
でれただけでも儲けもんだし」
ゆみ「だが、人間こうなったら欲が出るものだな」
智美「この欲張りさんどもが」ワハハ
佳織 (3つずつ3つずつ……)
佳織「あっ!できました!」
佳織「り、リーチです!」
佳織「……」
美春「リーチ棒は?」
佳織「あっ!忘れてました!」
まこ (まったくイメージが湧かん……)
佳織「ツモです!
リーチトイトイでしょうか?」
まこ「それは……」
まこ「四暗刻じゃー!」
佳織「す、四暗刻?」
佳織「最も作りやすいと言われている役満です」
アナウンス「試合終了!!」
まこ 90900
佳織 126700
美春 130000
智己 40200
まこ「すまんのう
あんたの稼いだ点棒減らしてしもうたのう」
優希「これくらいの点差
部長とあわちゃんと咲ちゃんならひっくり返してくれるじぇ!」
久「私はわかんないけど
確かに淡のパワーなら200000点くらいでもひっくり返そうね」
淡「まかせてくださいよー
もとよりそのつもりです!」
京太郎「それにしても
鶴賀の次峰
俺よりも素人だったのになぁ……」
咲「半荘2回くらいなら初心者でもプロに勝つことがあるから仕方ないですよ」
優希 (咲ちゃん……
全局±0にできる人が言っても説得力ないじぇ……)
久「まぁ
できるだけ取り返してくるわ!」
淡「部長がんばー!
まぁ負けても私がいるのでご心配なく!」
久「はいはい!」
佳織「あのー
あれでよかったのですかー?」
ゆみ「充分すぎる
あの収支に不満などない」
ゆみ「さぁ
蒲原!」
智美「打ち落とせばいいんだろ?
風越を」
透華「う、うちがトップと90000点差……」ブルブルブルブル
一「ま、まぁまぁ
鶴賀の子なんて智己と1番相性の悪い相手だし……」
一「まぁ僕に任せてよ!」
透華「一」
一「?」
透華「今日はその鎖とってもいいですわ」
一「と、透華!?
これは全国までとっておくって……」
透華「この点差は正直想定外ですわ
全国までは隠し通すつもりでしたが
解禁ですわ!」
一 (この鎖を解くということは
90000点差をひっくり返せっていう事だよね透華?)
アナウンス「いよいよ決勝戦も中堅戦!
昨年度優勝の龍門渕がまさかの4位という展開の中
この中堅戦を制すのはどのチームなのかー!?」
アナウンス「いよいよ中堅戦の開始だぁー!」
東一局 親 文堂 南 一 西 久 北 智美
久 (はぁ……
いよいよ私の出番ね
さてと
1位まくって龍門渕飛ばして終わろうかしら)
久「リーチ!」
文堂 (ど、ドラ切りリーチ!?)
美穂子「も、もしかしてこの人……)
美穂子 (この人が上埜さんだとしたら……
文堂さんだめっ!
その人とまともに打ち合わないで!)
文堂「とおらば、リーチ!!」
久「通らないなぁ……
ロン!
12000!」
智美「その面子でドラ切りって……」ワハハ
一 (やっぱりこの人のスタイルは悪待ち
この人とはいい勝負ができそうだ……)
東二局
久「リーチ!!」
智美 (また清澄からリーチかぁ
リャンシャンテンだし
ここはベタオリだな……)
文堂「」ブルブルブルブル
文堂「」タン
久「ロン!
8000」
文堂 (きゃ、キャプテン……)
一 (僕の親番が飛ばされちゃったなぁ……)
久 (これで風越は牽制したし
龍門渕を飛ばそうかしら)
東三局
久 (ラッキーなことに私も親番
さぁーて……)
一 (この人の心理的に
次狙われるとしたら僕かな?
まぁ上手くはいかないと思うけど)
文堂「」タン
一「ロン!
5200!」
久 (え?張ってたの!?)
智美 (まったく気配を感じなかったなぁ……)
一 (僕は聴牌を感じさせない
逆に聴牌を感じさせることもできる)
透華 (一のお父様はマジシャン
鎖の呪縛から解放することによって一は真の力を解放することができるのですわ)
久「ツモ!
3000、6000!」
智美 (焼き鳥で終わらなければいいんだけどなぁ)
一 (予想はしていたけど
やっぱりこの人は手強い
清澄の1、2回戦の牌譜は見させてもらったけど
この人の力は全国でも充分通用する
僕も本気で対処しなくちゃ)
一「ツモ!
2000、4000!」
久 (あらあら
飛ばそうと思ったけど
ちょっときついかしら)
一「」タン
智美「この卓上には4人いるってわかっているのかぁ?」ワハハ
智美「ロン
3900だなぁ」
一 (こっちに振り込んでなきゃあっちが高そうな気がしたからね)
久 (かわされちゃったわね)
文堂 (この卓上……
あがれる 気がしない……
キャプテン……)
アナウンス「前半戦
終了!!」
アナウンス「清澄と龍門渕の一騎打ちとなるかと思ったこの前半戦でしたが
途中で鶴賀も加わり三つ巴に!
リードを失った風越はどうなる!?」
相変わらずの不定期更新で申し訳ございません
できる限り早く投下できるよう頑張りますのでよろしくお願いします
名前間違いすいません
てっきりこっちだと思っていました
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