凛「え……記憶喪失……?」 (41)
凛「あれ、プロデューサーは?」
ちひろ「あれ、言いませんでしたっけ?Pさんならロケで昨日からありすちゃんと地方に行ってますよ」
留美「確か3日後に戻るんじゃなかったかしら?」
かな子「お土産何を買ってくるのか楽しみですね~」
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プルルルルルル
凛「ふ〜んそうなんだ…ってちひろさん、電話鳴ってるよ」
ちひろ「あら、誰かしら…?」
ガチャ
ちひろ「もしもし、CGプロダクションです。
ええ。モバPの所属する事務所ですが……え?」
ちひろ「嘘、そんな……。はい、失礼します…」
凛「?」
留美「? どうしたのちひろさん、今の電話どちらからだったの?」
ちひろ「みんな、落ち着いて聞いて……Pさんが…………」
かな子「Pさんがどうかされたんですか…?」
ちひろ「ロケ先で事故に遭って……病院に搬送されたって…………」
凛「……え?」
病院
凛「はあ、はあ………………Pさんはどこ・・」
ちひろ「確かここの病院のはずですけど…あ、すみません、こちらにモバPという者が入院したと聞きましたが」
ナース「モバPさんなら、南棟の401号室にいらっしゃいます」
凛「それってどこ・・」
留美「凛ちゃん、落ち着きなさい。すみませんが、病室まで案内して頂けますか?」
ナース「は、はい…」
あ、文字化けした
病院
凛「はあ、はあ………………Pさんはどこ!?」
ちひろ「確かここの病院のはずですけど…あ、すみません、こちらにモバPという者が入院したと聞きましたが」
ナース「モバPさんなら、南棟の401号室にいらっしゃいます」
凛「それってどこ!?」
留美「凛ちゃん、落ち着きなさい。すみませんが、病室まで案内して頂けますか?」
ナース「は、はい…」
401号室
ガチャ
ありす「グスッ…ウウゥ…」
凛「ありす!Pさんは大丈夫なの!?」
ちひろ「凛ちゃん大声出さないで。Pさんならコッチにいるわよ」
凛「え?」クル
モバP「…」ボーッ
凛「よ、良かった…死んじゃったのかと思った…」
かな子「見た所大したこと無さそうですし、ホッとしましたよ…」
ありす「プロデューサーさんが…プロデューサーさんが…」グスッ
留美「プロデューサーさん、心配したわよ。大丈夫?」
モバP「あなた達は…」
留美「え?」
モバP「あなた達は………………誰ですか………………?」
アイドル達「……え?」
ちひろ「記憶喪失…ですか…?」
医師「はい。どうやら事故のショックで自分の名前等を忘れてしまったようです」
凛「Pさんが…記憶喪失…」
かな子「何とか…何とか直すことは出来ませんか!?」
医師「残念ながら記憶喪失に対する確立した治療法は存在していません。もしかしたら、思い出すまでに相当な時間がかかる事も考えられます」
留美「そ、そんな…」
医師「ですが…周りの人達の協力で記憶が蘇るケースもあります。あなた達の力でモバPさんの記憶も蘇るかも知れません」
凛「私達の力で…」
事務所
早苗「Pさんが記憶喪失になったって聞いたけど…本当?」
ちひろ「はい。暫くは仕事に影響を及ぼすかも知れませんけど、理解して下さい」
きらり「Pちゃん、心配だにぃ…」
有香「大丈夫でしょうか…」
モバP「ここは…」
凛「ココはPさんが働いていた事務所だよ。Pさんはココでアイドルをプロデュースする仕事をしてたの。ねえ、何か思い出せる?」
モバP「…ごめんなさい。何も…」
凛「そんな…」
留美「凛ちゃん、焦らないで。お医者さんも時間がかかるって言ってたし、気長にやりましょう」
ガチャ
茜「おはようございまーーーーすっ!!!Pさん元気ですかーーーっ!?」
ちひろ「あ、茜ちゃん。今プロデューサーさんは記憶喪失で…」
モバP「…えっと、すみません。どなたですか?」
茜「私の名前は日野茜です!!Pさん覚えていませんか!?」
モバP「日野茜さん…ごめんなさい、僕の知り合いですか…?」
茜「はいっ!!Pさんとはいつも一緒に仕事していました!!走ってる時に良くPさんとぶつかっちゃう事もありましたよ!!思い出せましたか!?」
モバP「…すみません。やっぱり思い出せないです…」
茜「そうですか…」
茜「あっそうだ!!あの時みたいにPさんにぶつかれば何か思い出せるかも知れません!!」
ちひろ「あ、茜ちゃん?あまりやりすぎないでね?」
モバP「な、何をされるんですか…?」
茜「よーーーし!!」
ダダダダ
茜「トラーーーーーイっ!!!」
ズダーン
モバP「ぐはぁっ!?」
茜「これで何か思い出せましたか!?」
モバP「う、ううん…」
かな子「ちょ、ちょっと!大丈夫ですかPさん!?」
モバP「何だろう、この感覚…。何か思い出せそうな…」
茜「本当ですかっ!?」
茜「わかりました!!皆の技をPさんにやれば、何か思い出せますよ!!」
早苗「成る程ね。じゃあ久々にPくんに色々決めちゃおうかしら」ポキッポキッ
有香「腕が鳴ります!」
きらり「うきゃー!Pちゃんとはぴはぴできるにぃー!」
茜「よーーーし!もう一回いきますよーーっ!!」
モバP「あ、あの…皆さん何を……」
茜「トラーーーーーイっ!!!」ズダーン
モバP「ぐはぁっ!」
有香「中高一本拳突きっ!」ズドッ
モバP「うごっ!!」
早苗「ジャーマンスープレックスっ!」
モバP「あいてててててっ!」
きらり「はぐはぐーーっ!!」ボキボキッ
モバP「ぎゃああああ!!」
茜「どうですかっ!?皆の力で記憶が蘇りましたか!?」
モバP「う、ううん…」
凛「ぷ、プロデューサー?生きてる…?」
モバP「….僕は……一体誰ですか?」
早苗「そんな…皆の力を合わせてもダメだなんて….」
茜「じゃあもう一回」
凛「ストップ茜。これ以上やると記憶と一緒に命もなくなるから」
グウウウ
凛「プロデューサー、お腹減ったの?」
モバP「あ、すみません…。僕入院してからあまり食べてなくて…」
かな子「あ、そうだ。この前作ったケーキがまだ残っているので一緒に食べませんか?」
モバP「…はい。頂きます」パク
かな子「…Pさん、この味を覚えていますか?私がコレを作るといつも美味しそうに食べてくれて、「かな子は良い子だな」って優しく頭を撫でてくれたんですよ?」
モバP「…美味しいです。何だろう。コレを食べると何か懐かしいものが…」
かな子「Pさん!!何か思い出せそうなんですかっ!!?」
ちひろ「そうですよっ!皆の手料理を食べれば記憶も蘇ります!!」
早苗「皆!!急いで何か作るのよ!!」
凛「わ、分かった!」
ありす「頑張ります」
有香「任せてください!!」
凛「どう?プロデューサー、美味しい?」
モバP「はい、美味しいです…」モグモグ
有香「何か思い出せますか…?」
かな子「Pさん、まだまだケーキはありますからね。いっぱい食べて下さい」
モバP「この味。どこかで…」モグモグ
ちひろ「かな子ちゃんのケーキで何か思い出せるかしら…」
かな子「Pさん、何か思い出せますか?」
モバP「…そうだ、思い出したぞ。君の名前は…」
かな子「…っ!!はい…!!」
モバP「三村………かなグフォッ!!」バタッ
ちひろ「…え?」
凛「…ありす。その手に持ってる物は何かな?」
ありす「いちごパスタです。プロデューサーさんの為に頑張っていっぱい作りました」
ちひろ「そんな…そんな物食べさせたら…」
早苗「へえーコレ今まで食べたこと無い味グフォッ!?」
かな子「あ、私も一口モグモググフォッ!?」
バタバタッ
ちひろ「ああっ皆!!それを食べちゃ」
ムクッ
モバP、早苗、かな子「あなた達は………………誰ですか………………?」
ちひろ「」
凛「」
有香「」
きらり「」
ちひろ「…ありすちゃん……もしかして、入院してる時にPさんに何か食べさせた……?」
ありす「?はい。お腹が空いていると言っていたので、お弁当のいちごパスタを食べましたが?」
ちひろ「それって………………」
凛「もしかして………………」
留美「Pさんが記憶喪失になった理由って………………」
アイドル達「「「「いちごパスタが原因かーーーーーーっっっっ!!!!
」」」」
早苗「ねえ、ココはどこ?私は誰?」
凛「……それでどうする?」
ちひろ「かな子ちゃんと早苗さんには暫く仕事を休んで頂くしかありませんね…」
茜「あ、そうだっ!!またケーキを食べさせれば良いんじゃないですか!?」
凛「ダメだよ茜。ケーキはもうプロデューサーが全部食べちゃった」
留美「ケーキを作れるかな子ちゃんも見事に記憶が吹っ飛んだし、ケーキを作るためのレシピも分からないのならもうどうしようもないわ…」ブンブン
早苗「ねえ私は誰なのー教えてよーーー」グイングイン
留美「早苗さんちょっと邪魔よ」
有香「そういえば、今日はプロデューサーはどこに泊まるんですか?」
ちひろ「本当は家に帰してあげたいんですが、Pさん1人だと何か不安ですし…」
留美「そうね。なら同じ位の年で、家事が一通り出来て、何人か泊められる私の家n凛「私の家はどう?」」
茜「凛ちゃんの家ですか!?」
凛「私は別に気にしないよ。部屋も余ってるし、今春休み中だからプロデューサーの世話も出来るよ」
留美「ダメよ凛ちゃん。未成年の娘に人1人養えるとは思えないわ。だから私の家に泊めrちひろ「そうですね。それが1番良いかも知れません。」」
有香「女子寮は1人部屋ですし、凛ちゃん家なら事務所も近いから安心して任せられますね」
きらり「それが良いにぃ」
留美「いや、だから私の家に泊めrちひろ「留美さんは何人か泊められるそうなので、早苗さんとかな子ちゃんをお願いします」」
早苗「ねえーーー早く私が誰だか教えてーーー」グイングイン
かな子「何か食べれば思い出せるかも知れません…」
留美「私もいちごパスタ食べて良いかしら?」
今日はここまで
何か適当に書いたけど、流石に元ネタわかる人いたか……
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