※基本的に統率者2014をそのまま使用していますが、一部関係のないカードが混じっています。ご容赦のほどを。
男「友ぉ! MTGしようぜ! 1VS1で、統率者2014でな!」
友「ほう……統率者2014のデッキを使って、まさか1VS1をしようとはな……
あえてその道を選んだその心意気、気に入ったぞ」
男「やって……くれるか?」
友「ああ、かかってこい!」
男「よし来た! それでこそ友だ! 俺は白、石中で錬磨を使うぜ!」
友「ククク……白だって? 甘いねえ、実に甘い!
貴様に地獄を見せてやるよ! 俺が選ぶのは黒! 闇への宣誓だ!
お前も俺に震えるようなゲームを見せてくれよ!」
※演出重視なので本来の作法とかは無視めに行きます
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第一ターン
ライフ
友 20
男 20
戦場
友
男
友「まずは俺のターン!」
友「俺は手札より沼を一枚プレイし、ターンエンドだ!」
Swamp / 沼
基本土地 ― 沼(Swamp)
(黒)
男「初ターンは動けないか……
まあ、構築済みをそのまま使ったデッキだと、そうそう上手くは回らないか。
さて、俺のターン。俺は平地をプレイ。ターンエンド」
友「言ってる割に貴様もノー・モーションじゃねえかよぉ~~~?」
男「焦るな。まだ戦いは始まったばかりだ」
友「クククッ! 確かにそれもそうだ。メインディッシュまではまだまだ遠い……
ゆっくり楽しもうぜぇ、男ぉ!」
第2ターン
ライフ
友 20
男 20
戦場
友
沼*1
男
平地*1
友「俺のターン! ドロー!」
友「俺は手札より大沼沢地をプレイ! 効果により沼1枚を手札に戻すぜ!」
女「大沼沢地ですって!?」
妹「知っているの、女さん!」
Everglades / 大沼沢地
土地
大沼沢地はタップ状態で戦場に出る。
大沼沢地が戦場に出たとき、あなたがコントロールするアンタップ状態の沼(Swamp)を1つ、オーナーの手札に戻さないかぎり、それを生け贄に捧げる。
(T):あなたのマナ・プールに(1)(黒)を加える。
女「ビジョンズの、バウンスランドの一つよ!
場に出すときに出した土地を1枚手札に戻さなくっちゃいけなくなるけど、その代わり1枚のカードで2マナを出すことが出来る!
つまり、一枚で普通の土地二枚分の仕事をするの!」
妹「なんですって、それじゃ……」
女「ええ。実質手札1枚分を稼がれたのと同様よ。これは序盤から、男君には厳しい戦いになりそうね……!」
男「……」
友「くくく……どうした? 黙ってても何も分からねーぜ?
焦ってんだろう? 内心やべえって思ってんだろ?
いいぜぇ……その緊張感だ! その緊張感がゲームをより彩らせる!
おれはターンエンド! さあ、お前の動きを見せて貰おうか!」
男「俺のターン。ドロー」
男「俺は手札より、乾燥高原をプレイ!
平地一枚を手札に戻す!」
Karoo / 乾燥高原
土地
乾燥高原はタップ状態で戦場に出る。
乾燥高原が戦場に出たとき、あなたがコントロールするアンタップ状態の平地(Plains)を1つ、オーナーの手札に戻さないかぎり、それを生け贄に捧げる。
(T):あなたのマナ・プールに(1)(白)を加える。
女「乾燥高原!?」
妹「ってことは、まさか、そんな……」
女「そうよ! 乾燥高原は大沼沢地と同じ、ビジョンズのバウンスランドの1枚!
男君も、同じ策を手札に抱えていたということね!」
友「男……貴様ァ!」
男「……」
女「序盤にバウンスランドを出すというプレイングは同じ、だけどそれを勝ち誇らなかったという意味で、
序盤の心理戦は男君に軍配が上がったわ。けど、このまま終わらせる友じゃない……」
友「……」
男「俺も以上でターンエンドだ」
友「勝ち誇ってるつもりかぁ~~~? あああああん?
まだまだまだまだだぜこの野郎! 俺の恐ろしさ、存分に味わわせてやるよ!」
第3ターン
ライフ
友 20
男 20
戦場
友
大沼沢地
男
乾燥高原
友「俺のターン、ドロー!」
友「俺は沼を1枚プレイ。そして、大沼沢地をタップし(1)(B)をチャージ!
まずは小手調べだ……楽しくやろうぜ?
俺は(1)(B)を消費し、不吉の月を詠唱だァァァ!」
男「なっ……」
女「不吉の月……ですって?」
妹「なんだかヤバそうだけど……どういうこと?」
女「不吉の月は、場全体に影響を与えるエンチャント。
その効果はなんと、黒のクリーチャー全てに+1/+1の修正を与えるというものよ!
友が持っているクリーチャーは全て黒、そして男君は黒のクリーチャーを持っていない……
つまり、同じサイズのクリーチャーを出しても、一回り差で男君が負けてしまうということ……
まずいわね。あれに対抗する手段を見付け出さないと、男君、負けるわよ!」
Bad Moon / 不吉の月 (1)(黒)
エンチャント
黒のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
妹「そんな……お兄ちゃん……っ!」
男「……」
友「くくく、どうだ? こんなものはまだまだ小手調べだぜ……
ここからもっと楽しくなるんだ、まだ手詰まりだなんて言わせんなよ?
俺はターンエンド。さあ、お手並み拝見としゃれ込もうか!」
男「……俺のターン。ドロー。
俺は平地を1枚セットし、ターンエンドだ」
友「おいおいおいおい! まさかもう終わりか? だらしねえなああああ!!
そんなんじゃ俺、勝っちまうぜ? ええ? いいのか?」
女「このターンに動けるカードを引き当てなかった……かなり厳しくなったわね。
でも、男君ならこの逆境を跳ね返せる力があるって、信じてる」
妹「お兄ちゃん……・頑張って……!」
友「さて、と。俺のターンだ。てめえが敗北に身をよじり泣き叫ぶのもあと少しだぜぇ?
ドロー!」
第4ターン
ライフ
友 20
男 20
戦場
友
大沼沢地
沼
不吉の月
男
乾燥高原
平地
友「俺は沼を1枚プレイ! そして今、俺の場には4マナが揃った!
くくく……覚悟はいいな?」
女「友! あんたまさか……あれを出すつもりなの!?」
友「最高のショータイムを始めてやるぜ……ハハハハハ!
出でよ、鞭打ち悶え!」
女「友オオオオオオオオ!!」
男「……!」
妹「鞭打ち悶え……なに、それ」
女「基本は装備品……つまり、マナを支払ってクリーチャーに装備することで強くするカードね。
だけど、基本的にはクリーチャーがいないと成り立たない!
でも、鞭打ちもだえは違う。あれは、生体武器よ」
妹「生体武器?」
女「生体武器という能力を持つ装備品には、小さな細菌クリーチャーがくっついてくるの。
それは単体では戦闘力も何もないけれど、装備品と合体することで一つの戦力として襲いかかってくる!
そしてその細菌が殺されても、武器は線上に残り続ける!
つまり、生きている武器と言っても過言じゃ無いわ!」
妹「生きている……武器?!」
女「ええ、そして鞭打ち悶えの効果は、沼の枚数だけ戦闘力を高めていくというもの!
今出てる沼は2枚だけど、これからどんどん強くなるわ……しかも、殺しても殺してもきりがないの!」
妹「そんな……そんなのって……あんまりだよ! 酷すぎる!」
女「そして何より、装備品と言えば男君のデッキ、「石中で錬磨」の主軸でもあるわ。
友のやつ、男君のデッキテーマに沿うカードを自分から出すことによって、精神的に優位に立つつもりよ!」
Lashwrithe / 鞭打ち悶え (4)
アーティファクト ― 装備品(Equipment)
生体武器(この装備品(Equipment)が戦場に出たとき、黒の0/0の細菌(Germ)クリーチャー・トークンを1体戦場に出し、その後これをそれにつける。)
装備しているクリーチャーは、あなたがコントロールする沼(Swamp)1つにつき+1/+1の修整を受ける。
装備(黒/Φ)(黒/Φ)((黒/Φ)は(黒)でも2点のライフでも支払うことができる。)
細菌クリーチャートークン 「GHUUUUUNNN!!!」
3/3
友「おやおやあ~? 俺が 先に 出しちゃったぜ 装備品ンン~~~!!
遅いなあ、遅いぜ男ぉ! そんなので俺に勝てるとでも思ってんのかぁ?」
男「……焦るなよ。まだゲームは始まったばかりだぜ?」
友「……チッ! すかしやがって! 俺はターンエンドだ。お前の意地、見せて貰うぞ」
男「俺のターン、ドロー」
男「俺は平地をセットし、4マナを支払い、尊い捧げ物を詠唱!」
友「なんだと……?」
妹「尊い捧げ物、って?」
女「本来は、多数戦用のカードよ。場にクリーチャーを並べ、壁を作り、更にライフを回復する。
強そうだけど、対戦相手1人も同様の恩恵を受けてしまう。しかも、この局面ではあちらの方が利得は大きい!
……だけど、時間稼ぎとしては悪い手じゃないわ。
ここをしのぎ、逆転の策を見いだすことに賭けたのね!」
Benevolent Offering / 尊い捧げ物 (3)(白)
インスタント
対戦相手を1人選ぶ。あなたとそのプレイヤーはそれぞれ飛行を持つ白の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。
対戦相手を1人選ぶ。あなたはあなたがコントロールするクリーチャー1体につき2点のライフを得て、そのプレイヤーはそのプレイヤーがコントロールするクリーチャー1体につき2点のライフを得る。
第5ターン
ライフ
友 28
男 26
戦場
友
大沼沢地
沼*2
不吉の月
スピリットトークン 白 1/1 飛行
スピリットトークン 白 1/1 飛行
スピリットトークン 白 1/1 飛行
細菌トークン 黒 3/3
┗鞭打ち悶え
男
乾燥高原
平地*2
スピリットトークン 白 1/1 飛行
スピリットトークン 白 1/1 飛行
スピリットトークン 白 1/1 飛行
友「詰まらねえことをするぜ……時間稼ぎなんて無意味、勝つのは俺だぁ!
俺のターン、ドロー! 流れは来てるぜ!
俺は手札より沼を1枚プレイ! これで鞭打ち悶えがさらに興奮し始めるぜ!
フハハハハハ! 既にPTは4/4! 蹂躙するには十分だ!
さあ料理を始めよう!
戦闘フェイズ! 俺は細菌トークンで貴様を攻撃!」
男「ぐっ……!」
男のライフ
26→22
友「時間稼ぎの分なんて一瞬で吹き飛ばしてやる……俺のターンは以上! 足掻いてみせな!」
男「……俺のターン、俺は手札から平地を1枚セット。
装備品が見たいと言ったな。ならば見せてやる!
俺は手札より、月銀の槍を詠唱!」
女「月銀の槍……!」
妹「女さん、それって強いの?」
女「装備するまでに多くのコストがかかるけど、一旦動き出したら戦場を制圧していく強力な武器よ!
その真価は、次のターンのお楽しみ、というところかしら」
友「ようやく出てきたか……それくらいじゃないと楽しくないぜ」
男「俺のターンは終了だ。これでようやく……本気が出せる」
友「抜かせ……!」
第6ターン
ライフ
友 28
男 22
戦場
友
大沼沢地
沼*3
不吉の月
スピリットトークン 白 1/1 飛行
スピリットトークン 白 1/1 飛行
スピリットトークン 白 1/1 飛行
細菌トークン 黒 4/4
┗鞭打ち悶え
男
乾燥高原
平地*3
スピリットトークン 白 1/1 飛行
スピリットトークン 白 1/1 飛行
スピリットトークン 白 1/1 飛行
月銀の槍
友「俺のターン、ドロー!」
友「俺は手札より、無限地帯をプレイ!」
女「無限……地帯!?」
妹「女さん、それって一体?!」
女「出したターンは動かせないけど、次のターン以降、マナを払って生け贄に捧げることで、同じ種類の基本土地を2枚まで持ってこられるカードよ!」
妹「基本土地っていうと……山、平地、島、森、沼……はっ!」
女「そういうこと。次のターン、奴の鞭打ち悶えはさらに激しく鳴動し始める。
その破壊力は、装備先の戦闘力を除いてもなんと5! あれを止める手段は、もはやないのかもしれないわよ……!」
Myriad Landscape / 無限地帯
土地
無限地帯はタップ状態で戦場に出る。
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(2),(T),無限地帯を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから、同じ土地タイプを持つ基本土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。
友「さあ、もう一度制圧だ!
戦闘フェイズ! 俺は細菌トークンで攻撃!
パワーは4! 押しつぶされやがれええええ!!」
男「ぐううううっっ!!」
男のライフ
22→18
友「おっとぉ……もう10点もライフ差がついちまったか……
ちと、本気を出しすぎたかな?」
男「いいさ……これくらいじゃないと、戦っている実感が持てない」
友「くく……そのような減らず口を利いていられるのも今のうちだけだぜ。
俺は戦闘フェイズの後、ボーラスの信奉者を召喚! 細菌トークンを生け贄に捧げるぜ!」
女「しまった!」
妹「自分で自分のクリーチャーを生け贄に捧げた……しかも一番強いクリーチャーを……どうして?」
女「ボーラスの信奉者の効果は、戦場に出たときにクリーチャー1体を生け贄に捧げ、
そのパワーをカードとライフに変換すること!
そうよ……鞭打ち悶えの力で肥大化した、実際は小さい小さい細菌トークンを……
あいつは、莫大なカードに変換したの!」
Disciple of Bolas / ボーラスの信奉者 (3)(黒)
クリーチャー ― 人間(Human) ウィザード(Wizard)
ボーラスの信奉者が戦場に出たとき、他のクリーチャーを1体生け贄に捧げる。あなたはX点のライフを得て、カードをX枚引く。Xはそのクリーチャーのパワーである。
2/1
友「そういうことだぜ? 俺はカードを4枚ドロー、そして4点のライフを回復だ!」
妹「カード4枚……!?」
友「恐ろしいだろう、コワイだろう。だがまだ地獄はここからだ。覚悟しろよ、男。
全て根こそぎ、奪い去ってやるからよぉ!
俺は、4点のライフを支払い、鞭打ち悶えをスピリットトークンに装備!
手札が8枚になっちまったからな、捨てるのももったいねえ。
俺は残り1マナを消費し、悲劇的な過ちを詠唱! 男のスピリットトークン1体を破壊だ!」
男「……!」
Tragic Slip / 悲劇的な過ち (黒)
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-1/-1の修整を受ける。
陰鬱 ― このターン、クリーチャーが死亡していた場合、代わりにそのクリーチャーはターン終了時まで-13/-13の修整を受ける。
女「まずいわね……数の差で圧倒的に押し負けている!
サイズでも! ライフでも!
この状況、巻き返すことができるのかしら……」
ライフ
友 28
男 18
戦場
友
大沼沢地
沼*3
無限地帯
不吉の月
スピリットトークン 白 1/1 飛行
スピリットトークン 白 1/1 飛行
スピリットトークン 白 4/4 飛行
┗鞭打ち悶え
ボーラスの信奉者 黒 3/2
男
乾燥高原
平地*3
スピリットトークン 白 1/1 飛行
スピリットトークン 白 1/1 飛行
月銀の槍
男「俺のターン、ドロー。
俺は手札より、幽霊街をプレイ」
女「幽霊街か……悪いカードじゃ無いけど、単色同士の戦いではほとんど意味が無いわね」
Ghost Quarter / 幽霊街
土地
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(T),幽霊街を生け贄に捧げる:土地1つを対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは、自分のライブラリーから基本土地カードを1枚探してもよい。そうした場合、それを戦場に出し、自分のライブラリーを切り直す。
女「そんなカードじゃ劣勢は覆せないわ……いったいどうするつもりなの?」
友「くはは……無策か? 無策なのか?
ならばここで終わらせてやっても……」
男「馬鹿言うなよ。ようやく面白くなってきたところなんだぜ?
俺は6マナを使い! 手札より、「アージェンタムの鎧」を詠唱!」
女「嘘っ!?」
友「アージェンタムの鎧……だと!?
ま、まさかあのカードを……あれを起こすに至るまで、力を蓄えていたというのか!?」
妹「アージェンタムの鎧……?」
女「今の鞭打ち悶えなんて目じゃないくらいの強烈なカードよ!
その効果は、怒濤のPT+6/+6修正!
さらに、攻撃する度に相手のパーマネントを1つずつ破壊していく!
数回攻撃するだけで、相手の戦場をずたずたにできるわ!
ライフが詰まっていたらピンチだったのだけど、お互いに無理に詰めようとしなかった、その緊張感が有利に働いたわね!
次のターンにはアージェンタムの鎧が動き始める! そうなれば、友の優位も揺らぐわよ!」
Argentum Armor / アージェンタムの鎧 (6)
アーティファクト ? 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+6/+6の修整を受ける。
装備しているクリーチャーが攻撃するたび、パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
装備(6)
友「くうっ……!」
男「俺はターンエンドだ。次のターンを楽しみに待ちな」
友「……」
第七ターン
ライフ
友 28
男 18
戦場
友
大沼沢地
沼*3
無限地帯
不吉の月
スピリットトークン 白 1/1 飛行
スピリットトークン 白 1/1 飛行
スピリットトークン 白 4/4 飛行
┗鞭打ち悶え
ボーラスの信奉者 黒 3/2
男
乾燥高原
平地*3
幽霊街
スピリットトークン 白 1/1 飛行
スピリットトークン 白 1/1 飛行
月銀の槍
アージェンタムの鎧
友「俺のターン、ドロー。俺は沼を1枚セット。そして全ての土地をタップ、7マナを出し……
女「無限地帯を起動しない、ですって?」
妹「沼を2枚持ってくれば、鞭打ち悶えがパワーアップするのに、どうして……」
友「手札より、マラキールの解体者を召喚するぜえええええ!!!」
男「――――――!!」
女「しまった……やられたわ!」
妹「女さん、どういうこと!?」
女「マラキールの解体者は、飛行を持ち、PTが5/4の準大型クリーチャー……いえ、そんなことはどうでもいいわ。
大事なのはその能力よ。マラキールの解体者が場にある限り、全ての破壊は自己の犠牲とともにある……」
妹「つまり……どういうこと?」
女「友のクリーチャーが破壊される度、男君もクリーチャー1体を生け贄に捧げなくてはならない……
せっかくアージェンタムの鎧を装備させて攻撃しても、相手の小粒なクリーチャーと道連れになってしまうわ!
こんなんじゃ、うかつに攻撃も出来ない……!」
男「……!」
妹「そんな……お兄ちゃん……!」
女「この逆境……あなたはいったい、どうやって乗り越えるというの……?」
友「どうだ、微かな希望を絶望で塗りつぶされる瞬間は? 心地良いだろう、最高だろう!
俺の情熱も昂ぶってきてるぜぇ……さあ、今度こそ終わりにさせてもらおうか!」
【続く】
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