杏子「感動系ストーリーは苦手なんだ」マミ「あらそうなの」 (11)

さやか「まぁ確かに杏子ってアンパンマンとか見そうだよね」

ほむら「まどかは恋愛物が好きなのよね」

まどか「ほ、ほむらちゃん!」

マミ「でもどうして苦手なの?」

杏子「いやぁ、ああいうのってさぁ報われない最後が多いからさ」

杏子「その場にいることのできない自分がすげーアホらしく思えちまうんだよな」

さやか「あんた感情移入しすぎでしょ」

杏子「な、わ、悪いか」

さやか「悪くないよー、あんこちゃんは可愛いねー」

まどか「マミさんはどんな映画を観るんですか?」

ほむら「どうせB級映画でしょ、はいはいホムスホムス」

マミ「いいえ、私はホラーを見るわよ!」

さやか「あー、マミさん確かに好きそうですね」

ほむら「一人で見るんじゃなくてみんなでキャーキャーいうのが好きなんでしょう?」

マミ「う…そ、そうだけど…」

まどか「ウェヒヒ、マミさん今度一緒に見ましょうね!」

ほむら「でもまどか、あなた六歳の頃ホラー映画を見ておもら…」

まどか「ほ、ほむらちゃぁん!/////」

さやか「っていうかなんで知ってんだよ」

杏子「何時ものことだろ」

『…なんで救ってやれなかったんだ…!』

『…俺さえ早く気付いていれば…!』




さやか「うぅ…」ホロリ

まどか「悲しいねぇ」エグッエグ

ほむら「…」ツーッ

マミ「」ダバァァァァァアア

杏子「この雰囲気がなんとも言えないんだよ…」

さやか「あんた結局なんにも見てなかったじゃん」

杏子「だから言っただろ、苦手なんだって」

ほむら「杏子はおこちゃまね」

杏子「ほほう、よく言うぜ」

杏子「いつもぬいぐるみを抱いて寝てるお前がそれ言うのか」

ほむら「ほ、ほむ」

まどか「ウェヒヒ、お揃いだねほむらちゃん!こんど見せ合いっこしよ!」

ほむら「え、ええ…」

マミ(多分鹿目さんのぬいぐるみね)

QB「…魔女が出たよ」

杏子「唐突すぎんだろおい」

さやか「まーまー、少し食べ過ぎちゃったし腹ごなしと行きましょう」

まどか「そうだね」

ほむら「あら、まどかは何もしなくてもいいのよ」

QB「…うーん…」

マミ「どうしたのQB?」

QB「いやね、今度の魔女は少し厄介でね」

QB「なんでも自己投影という性質を持っているようなんだ」

さやか「自己投影?」

QB「まぁ、そこから派生した魔法だろうけどね、要するに君たちに悪夢を見せる」

ほむら「…」

QB「トラウマを呼び覚ますと言ってもいいかもしれない」

さやか「トラウマ、ねぇ」

QB「つまり今回はマミや杏子、ほむらの力はあまり期待できないよ」

さやか「なんで?」

QB「それだけ彼女達の背負う過去が重い物だからさ」

ほむら「…」

マミ「…」

杏子「おいおい、舐めんなよ、そんなもんあたしはとっくに…」

QB「なら君は固有魔法を使えるかい?」

杏子「…!」

QB「…今回は君たち三人は手を引くことをおすすめするよ」

さやか「なんか私たちの過去って大した事無いとか聞こえたんだけど」

QB「実際対したこと無いだろう」

QB「確かに君たちくらいの歳の女の子にとって恋愛や人の役に立つということは重要かもしれない」

QB「だけど大切な人を失うほど辛いことでもないよね」

さやか「…」

まどか「…」

QB「まぁ、僕は何も言わないよ」

QB「これは僕なりのアドバイスってやつだ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月30日 (月) 03:43:49   ID: UJk2gTBn

唐突すぎんだろいろいろ

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