屋上
クラスメートB「マジかよ!?今日の学園祭のライブどうすんだよ!」
クラスメートC「あいついないとどうしようもないからな~」
?「……♪」
クラスメートA「ん?何か聴こえないか?」
クラスメートB「ああすげー上手い歌だな」
クラスメートC「よくアニメとかでみる貯水槽とかある屋上出入口の上から聴こえるぞ」
俺「~♪」
クラスメートABC「「あ!?あれは同じクラスの俺!?」」
俺「静かにしてくれないかな……歌えない」
クラスメートA「おい!俺!すげー歌うまいな!」
俺「……そうかな?」
クラスメートB「なんで黙ってたんだよ!?」
俺「いや黙ってたって言うか……俺無口だからさ……」
クラスメートC「おいこれ確定でよくないかみんな?」
俺「……なんの話?」
クラスメートA「いっしょに学園祭でてくれないか?」
俺「……え?」
俺「学園祭のライブに?俺がボーカルで?」
クラスメートB「ああ頼む!ボーカルが休みなんだ!」
俺「でも何歌うかとか演目しらないし……」
クラスメートC「俺には悪いがライブまでの残り三時間でみっちり覚えてもらう!」
俺「そんな無茶な……」
クラスメートA「頼む俺!お前の歌声が必要なんだ!」
俺「俺人前で歌ったこともないんだよ……無理だよ」
クラスメートB「お前がさっき屋上で歌っていた歌声すげーカッコよかった!あれブレークサッキスのマリアナチュラルって曲だよな?」
俺「……うん」
クラスメートC「ブレークサッキスの曲は演目にもはいってるし俺なら大丈夫だと思うよ?歌ってくれないか?」
俺「俺何かでいいのか?」
クラスメートABC「「お前がいいんだよ」」
~三時間後~
体育館
\ワーワーワーワーウッドワーワーワー/
クラスメートA「あーあーマイクテスあーあーマイクテス大丈夫だな!みんな俺たちのライブに来てくれてありがとう!」
\ワーワーウッドワーワーワー/
クラスメートA「少しアクシデントがあってちょっと遅れてしまったよごめんな!」
クラスメートA「どんなアクシデントか?だって?ボーカルが風邪で休んじまったんだよ」
\エーエーウソ-エーエー/
クラスメートA「でも大丈夫すげー大型新人つれてきたから!紹介するぜ!ボーカルギター俺だ!」
\エーエーウソ-エーアレッテイツモムクチナオレクンジャン/
俺「……」
~回想~
クラスメートA「俺ってさすがにギターは弾けないよな?」
俺「弾けるよ」ボソッ
クラスメートB「まぁそうだよなーって弾けるのかよ!」ツッコミ
クラスメートC「マジかよギター持ってこれるか?」
俺「うん俺んち徒歩20秒だし」
~5分後~
クラスメートA「ギブソンのSGか軽いしボーカルギター向けだな」
クラスメートB「さすがにギターはそんなに上手……」
俺「ピロピロピロ」
クラスメートC「すげー上手いな」
クラスメートA「メインギターの俺より上手いんじゃないか……?」
回想終わり
\ワーワーオレクンデダイジョウブナノ/
俺「黙れ俺の歌を聞け」ボソッ
俺「クラスメートC!」
クラスメートC「オッケー!ゴタゴタ言わず始めようか!ワンツースリー!」カンカンカン
\ドンカンジャンバーン/
俺「~♪」
\キャーオレクンスゴイウタゴエジュウネンニイチドノイツザイジャナイ/
クラスメートABC((やっぱり俺はすごいぜ))
クラスメートA「すげー盛り上がりだ!みんなありがとう!」
クラスメートA「でもとうとう最後の曲だ!って言っても本当はさっきの曲が最後だったんだがね」
\ワーワードウイウコトー?/
クラスメートA「最後の曲はオリジナルなんだしかも一時間しか練習してないんだけどね」
\エーエーウソ-スゴーイ/
クラスメートA(俺もラスト一時間ですげー要求してきたもんだぜ)
次回想シーン
~ライブ一時間前~
クラスメートABC「「え!?俺のオリジナル曲がしたい!?」」
俺「うんダメかな?」
クラスメートA「確かに通常の演目の曲はたった二時間で完璧にこなしてくれたけど……俺が作詞作曲なのか?」
俺「うん……ずっと温めてきた曲なんだけどちゃんとバンドでしたかったんだ」
クラスメートB「しゃーない俺らだって俺に無茶なお願いしたんだ!今度は俺らがその願いを叶えるのがスジってもんだ!」
クラスメートC「そうだな!それに俺が考えた曲なら俺だって演奏したいよ!でどんな曲なんだ俺」
俺「ありがとうみんな!曲は……」
回想終わり
俺「ガタガタ言わず聴いてくれクソ野郎共!「流線型の星たち」」
\ドンカンジャンバーン/
俺「あまりにも~綺麗な~ほし~♪」
\スゲーコレガオリジナルカヨプロジャネーカヨ/
クラスメートABC((やっぱりスゲーよ俺!))
\ジャーンドンステン/
クラスメートA「ありがとうみんな俺らルシファーザダイナマイトのライブはこれで終わりだ!」
\ワーワーワーワースゲースゲー/
\オレクーンスゴーイダイテー/
クラスメートA「ありがとうな俺!」
クラスメートB「すげー楽しかったよ俺!」
クラスメートC「オリジナル最高だったぜ俺!」
俺「俺の方こそありがとうみんな俺なんかのために無理させちゃって」
クラスメート「なにいってんだよ俺らの方が無茶なお願いしてたよ!」
俺クラスメート「「プッ!アハハハハハハ!」」
俺「……でもこれでみんなとのライブも最後だね」
クラスメートB「なにいってんだよ俺らのバンドはこれからだろ?」
俺「え?でもボーカル君がいるんだろ?さすがにそんな……」
クラスメートC「アハハ俺君ボーカル君って本当に実在してると思ってたんだ」
俺「え?!」
俺「え?だってボーカル君が風邪で?え?」
クラスメートA「悪い俺!お前をボーカルにしたくての嘘だったんだ!」
クラスメートB「俺ら3人はお前の天才的な歌声に前から気づいてたんだ」
クラスメート「君はよく屋上で歌ってたからね俺たちもよく屋上にいたから知っていたんだよ」
クラスメートA「正攻法ではお前を引き入れるには無理だと思ってな……すまない」
俺「なんだよみんな……俺さライブ中もこれで最後なんだとかばっかり考えてたのに」
クラスメートA「それに俺らとは昔からの幼なじみなんだぞ俺?」
俺「え?」
クラスメートB「そうだぞ幼稚園からみんな一緒だしな」
クラスメートC「やっぱり覚えてなかったのか無頓着だなぁ」
クラスメートC「それに私とは結婚の約束までしてるのに」ボソッ
俺「クラスメートC?え?だって君は男……」
帽子ファサー
俺「え!?女の子しかも可愛い!」
クラスメートC「可愛いとか言うな!///」
\アハハハハハハ/
これから先の人生で、どんなことがあるのか知らないけれど、いとしい歌の数々よ、どうぞ俺を守りたまえ!
終わり
みなさん楽しんでいただけましたでしょうか?色んな作品のオマージュもいれてみたんですが気づいてくれたかな?
まぁ実話かって話もでてたけど実話じゃありません
劇中にでてきたバンド名や曲名はフィクションです調べてもでてきませんので
俺作詞作曲の曲は本当にありますが
さすがに色んな作品オマージュしたので映画化はないと思いますがオファーがあればいってくださいね
それでは最後に聴いてください
劇中にもでてきた曲で
「流線型の星たち」
窓があいている数センチだけど
そこから
まーるくひかり流線型描いて飛んでいくもの眺めて
あまりにもキレイな星たち
消して照らしてwoooイエー
続きはいりますか?
ウォンチューマイメアリー
僕がつくった星たち
ウォンチューマイメアリー
君がながめた星たち
さすがに
もう恥ずかしいのでやめときます
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