前川みく「痴漢体験」 (67)
お品書き
本作品はR-18です
タイトル通り前川さんが痴漢に合うものです
人によっては不快に感じる人もいると思うので、自己責任でお願いします
前川さんガチャとかいう狂気のガチャがなければ、こんなもの書かずにすんだのになぁ……
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前川みく 痴漢電車
「うー、人が多い……」
ぎゅうぎゅうに詰められた電車の中、みくこと前川みくは深くため息をついた。
帰宅に向かうための電車の中は、帰宅に向かう社会人、みくと同じ学生で溢れ返っていた。
都心に近いこの場所はやはり人口の密集地なだけあって、17時頃はこのような通勤ラッシュに見舞われている。
しかし、今日はいつもにも増して人が多かった。
「これ、駅に着いたときに降りれるかな……」
思わずそんな声も出てしまうほどに、みくは電車の隅っこのほうに押し込められていた。
別に降りるときに声を出してくれれば大抵は左右に避けてくれるが、悲しいことにみくは人気猫キャラアイドルのみくにゃんなのだ。
下手に声を出してしまえば、変装をしているとはいえ気づかれてしまう可能性がある。
そうなってしまえば、更に降りるのは至難の業になる。
「もう、最悪……」
こう悪態を付く姿は、アイドルとしての前川みくを知っている人からしたらとても珍しいものだ。
普段は元気な猫キャラを演じてはいるものの、やはりこういうところは年相応の少女なのだ。
「とにかく、駅に着く前に少しでもドアのほうに行かないと……」
幸いにも、降りる駅まではまだ幾分か余裕があった。今のうちにとみくは少しずつドアの方へと移動を試みた。
そうして移動を試みて数分後、みくは頭を抱えたくなる衝動に駆られる。
「多すぎて全然進めないにゃ……じゃん…」
思わずそういう声が漏れてしまいそうなほどに、電車の中はキツキツだった。
どうにか動こうにも、背丈のあるサラリーマンの人に突っかえるだけで、一向に先へと行けそうになかった。
「んーっ、んーっ」
ぎゅうぎゅう、とどうにか前に進もうとする。
だがそれは、無自覚の内にあるサラリーマンの男性に身体を押し付ける結果につながってしまっていた。
ごくっ、と唾を飲み込む音がそのサラリーマンの喉で鳴る。
しかしそんな音は電車の音でかき消され、みくの耳には入らない。
みくの眼に写っているのは、自分が降りるドアの方向だけであった。
しかし、そのサラリーマンにとってはそうは行かない話だった。
みくは同年代に比べると、身体の発育はかなり進んでいる。そんな身体を押し付けられれば、普通の男であれば欲情を抱いてしまうのは不可抗力といえる。
サラリーマンの眼球だけが、ぎょろりとみくの方に向けられる。
そのとき、そのサラリーマンの眼にみくがどのように写ったのかはその本人にしかわからないだろう。
だが、それと同時に明らかにサラリーマンの表情が明らかに変わる。
餌を前にした狼のような、欲望に満ちた表情をみくの方へと向ける。
キイイイイイイイッ!
その瞬間に急ブレーキがかかった。
「うにゃっ!?」
「っ!?」
電車の中にいる人たちのバランスが一斉に崩れる。
それはみくやそのサラリーマンにとっても例外ではなかった。
体重の軽いみくはそのサラリーマンの身体に弾かれるように再び電車の隅に戻されてしまう。
そして、偶然か必然か、その隅に追いやられたみくに蓋をするような形でサラリーマンの身体が重なった。
「うー、何なのもう!」
思わず悪態を付くみくだが、少しして事故の影響で遅れるとの車内放送がかかる。
「付いてないなぁ……」
仕方なく音楽でも聞こうと、ポケットに手を入れようとしたみくは、何か身体に変な感触があることに気づいた。
「へ……?」
さわり、さわり。
気のせいじゃなかった。満員電車でぎゅうぎゅう詰めだからかとも思った。
でもその手の動きは、自然になるものとは明らかに違うような気がした。
痴漢。
そんな言葉がみくの頭に浮かぶ。
初めての体験に、冷や汗が背中に流れる。
いや、もしかしたら勘違いかも知れない。もしも勘違いだとしたら、失礼になる。と思考がぐるぐると頭の中で回る。
しかし、ふっ、と感触が消えたと思うと、今度はさっきよりも更に力強くみくの身体に押し付けられる。
ぞわりと、みくの身体が震える。
「や……っ」
むにゅ、むにゅと、みくのお尻に手が押しつけられる。
そしてスカート越しに、下着の形を確かめるかのように指が蠢く。
「ひ……っ」
もう疑いようもなかった。
今、前川みくは痴漢にあっていた。
「や……、いや……っ」
みくの目の端に涙が浮かぶ。
ぴくり、と恐怖で身体が震える。
「え?痴漢にゃ!?」
それは暫く前の話。
前川みくが、同じプロダクションの仲間である新田美波と話したときのこと。
「はい、今朝バスの中で……」
同じ事務所の千川ちひろも神妙な面持ちでその話し聞いていた。
「軽く身体を触られただけなんですけれど、痴漢ってあんなに怖いんですね……。全く声も上げれませんでした……」
「そんなの絶対に許せないにゃ!女の敵だにゃ!見つけてボコボコにして逮捕するんだにゃ!」
「落ち着いてみくちゃん。残念だけど、そういうわけにはいかないの」
「なんでにゃ!現に美波ちゃんは証言してるにゃ!」
「痴漢はね、現行犯で捕まえないと逮捕できないの。物的証拠が少ないから……」
「そうですよね……。すいませんこんなご相談してしまって……」
少し涙ぐんでる美波と、口元を押さえ何かを考えてるちひろを交互に見てみくは憤慨する。
「うー!納得いかないにゃ!もしみくが見つけたらその場でボコボコにするのにゃ!」
ぶんぶんと猫パンチのフォームを取る。
「みくちゃんもありがとう。お話聞いてくれて。話したら、少しすっきりしました」
「美波ちゃん!もし次に何かあったらみくを呼ぶにゃ!絶対にその場でその男ボコボコにしてやるにゃ!」
「っ……ありがとうみくちゃん」
「にゃっ!」
痴漢は絶対に許さない。あったらボコボコに殴る。そう決めていた。
そのはずだった。
ただ、痴漢がどれほど怖いものなのか、その時のみくは知らなかった。
知らない男の人の手が自分の身体に触れている。
しかも周りに人がたくさんいる状況で。
「ひっ……」
するり、するり、と痴漢の手がスカートの中に差し込まれる。
そんな状況に追い込まれても、ボコボコに殴るどころか、声を上げることさえ出来なかった。
みくは必死に唇を噛み、その行為が終わってくれるのを願った。
痴漢の行為は更にエスカレートして、ついに下着の中にまで指が差し込まれてきた。
「ぁ……っ、やだ……やめて……」
口の中に金臭い味が広がる。猫キャラアイドルとして自慢の八重歯が口の中を切ってしまったみたいだった。
でも、今のみくにはそのことに意識を向ける余裕はなかった。
早く終わって、早く電車動いて、早く降ろして。
声を出すだけ。ついさっきまでそう思っていたはずなのに、出来ないだけで痴漢の手はするり、するり、とみくの恥ずかしいところへと侵入してくる。
嫌だ、嫌だ、嫌だ。
痴漢の手が、ついに下着の中へと完全に入ってしまう。
みくのお尻に直に手が触れる。
「やめて……、やめて……」
猫語ももう出ることはなく、完全に素の言葉遣いになってしまう。
もうこうなっては、人気猫キャラアイドルの表情なんてどこにもない。
痴漢に怯える前川みくという一人の少女でしかなかった。
痴漢の脂ぎった手の感触に、さらにみくの背中に鳥肌を立たせる。
むにゅむにゅっと、さらにみくの秘部へと指が進んでいく。
「やだぁ……。そんな……いや……っ、」
するり、するり、と降りてきた痴漢の指が、みくの大切な部分に触れる。
まだ経験もなく、ぴったりと閉じたそこを、痴漢の指が僅かに開く。
その瞬間にみくの身体がびくっと震える。
「ひっ……、あっ……」
自分の大切な場所。まだ誰にも見せていないそこが自分の意思に関係なく開いたり閉じたりされる。
びりりと、嫌な感触がみくの身体を駆け抜けていく。
そして、それを感じ取ったのか、痴漢の指が僅かにそこに差し込まれていく。
「あっ……、ひっ、そんな……っ、や……っ」
ぬるり、ぬるり、と痴漢の手の汗を潤滑油にし、触れるか触れないかの愛撫をされる。
指の腹で、敏感な部分を探すようにほじくられていく。
クチュリと、聞こえないはずの音がみくの耳に入ってきた。
まだ15歳とはいえ、すでに女性として成熟に近いその身体は、望まぬ刺激にも僅かに反応を示し始めてしまっていた。
(やだ……こんなの……Pチャン助けて……)
自分が信頼をしてやまないプロデューサーの顔が頭に浮かぶ。
そういえば最後に会ったのって今朝の駅だったな、とみくはふと思った。
あの時まじめモードの自分を見られるのが恥ずかしくて、つい邪険にして追い返してしまった。
もしもあの時追い返さず、帰り迎えに着てよって一言でも言えば、こんな目にはあわなかったかもしれない。
でも、こんな現実逃避をしても、痴漢の手が止まるわけじゃなかった。
クチュリ、クチュリと、その水音は少しずつ大きくなっていってしまう。
悔しさからみくの目から涙が零れていく。
とてもじゃないが耐えれそうになかった。
しかし。
涙を零しても、身体は正直にその痴漢の指使いに反応を示してしまう。
その入口に指を出し入れされ、次第に深くなっていくと、腰がピクリと跳ね上がってしまう。
痴漢も、次第に感じ始めるみくに気を良くしたのか、もう片方の手でみくの胸のほうに手を伸ばした。
「ひぁ……」
むにゅっと、胸の形が痴漢の手で変形する。
新たな刺激に、みくの頭はもう処理容量を越え目を瞑り顔を逸らすことしか出来なくなった。
「だめ……、いやだ……」
発育の良い胸を下から持ち上げ、押し付け、引っ張り、むにゅりとやさしく掴む。
痴漢の手がおもちゃで遊ぶ子供のようにさまざまな動きをしていく。
下着の中で蠢く指と、服の上から胸をもてあそぶ手が、みくの身体を次第に熱く火照らせていく。
ぴくん、ぴくん。
跳ね上がりそうになる身体を、みくは必死で押さえ込もうとする。
しかし、その仕草がさらに痴漢の情欲に火をつけていることなど、今のみくには考える余地もなかった。
今はただひたすら、早く終わってほしいと願うだけことしか出来なかった。
プチッ、プチッという音が胸元から聞こえてきた。
痴漢の指が、制服のボタンを外し始めている音だった。
(だめぇ……っ)
この痴漢はどこまでやる気なのか。
声にならない声がみくの口から吐息という形で出てくる。
「はぁ……はぁ……」
痴漢の荒い息遣いが聞こえてくる。
3つほどボタンを外され、制服の隙間を縫って、ブラジャー越しに痴漢の手が胸に触れた。
ブラジャーのみに護られたそこを、痴漢が好きなように弄り回してくる。
「ひぁ……、もう……や……んんっ」
次第に、みくは身体のそこから何かが溶け出してくるような錯覚に陥り始めた。
下の敏感な部分にある指と、胸のところにある手が、更にみくの痴態を引きずりだそうと蠢いていく。
「はぁ……はぁ……ごくんっ……」
痴漢の唾を飲み込む音とともに、ペロンとブラジャーが捲られる。
「ぁっ……」
露になった胸の先端を、みくは今現実で起こっているとものとは思えなかった。
(まだ、男の人には見せたことなかったのに……)
ぼうっとした思考が、みくを現実から引き剥がそうとしていく。
痴漢の指はそんなことお構いなしに、その先端へと指を伸ばす。
「んっ……ぁ……」
クリ、クリ、と先端を弄ばれ、くちゅり、くちゅり、と下着の中から音が鳴り響いていく。
また、何かがみくの中で溶け出していく。
(やだ……こんなのやだ……駄目なのに……)
(痴漢に気持ち良くされるなんて……駄目なのに……)
次第にそれが近づいてきていることに、みくは気づいてしまった。
自分でもまだ数回した経験のしたことのない感覚。
自分で慰めたときに感じたことのある感覚-絶頂。
電車の中で痴漢されて、痴漢に弄ばれて。
背徳感があるにも関わらず、みくは感じてしまっていた。
周りにいろんな人がいるのに。その事実が逆に興奮を生み出してしまっていた。
「んぁ……っ、んっ……ふぅ……。ぁんっ……んっ」
下着の中で蠢いていた指が、みくの一番敏感なところを見つけてしまう。
クリトリス指の腹で下から擦り上げられ、みくの身体が跳ね上がってしまう。
(だめ……、もうだめ……)
びりりっ、と電流が流れるような甘い刺激がみくの身体を駆け抜ける。
露にされている乳首も、クリトリスも痴漢の指に刺激され。
がくん、と腰と足が震え、みくは力が抜けていくのがわかった。
そして……
「ぁ……っ。イッ……く……っ。あ……~~っっ!?!!?」
痴漢の手が、みくをついにそこまで連れて行ってしまった。
みくは明滅する意識の中で、ただはぁはぁと息を荒げることしか出来なかった。
(痴漢に、イカされた……にゃ……)
完全に思考がまとまらず、今更申し訳程度に猫語が出てきてしまう。
電車が再び動き出し、駅が近づいてくる。
一緒に降りようか。
そんな痴漢の声にうなずいてしまうくらいに、みくはもう何も考えることができなくなっていた。
とりあえず投下おしまい
あまり需要なさそうだけど、衝動に駆られて書いた
連れ出された後、みくがいろいろにゃんにゃんなことされる予定だけど、書くかは不明
というわけで明日も仕事なのでもう寝るとする
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