女「わたしは……男くんが好きなんだ//」
「え、誰?」
女「あ、ほら、桜の木の近くにいる背の高い……あっ今くしゃみした人!」
「えー!?あの人!?超意外!!」
女「えへへ……//」
「女って、ずっと面食いだと思ってた……」
女「は?」
なぜわたしが彼を好きになったのかはよく覚えていない。
小3の時クラスが同じになり、いつの間にか仲良くなっていた。
彼とは考えが似ていたから気が合ったのかもしれない。
わたしの通った小学生は二年ごとにクラス替えがあった。
だからもちろん小4も同じクラスだった。
給食の準備をしていたとき……
女『男の好きなひとってだれ?』
男『え?んー……そっちが教えてくれたら教えてもいいよ』
女『え、何で』
男『なんでも!』
女『わたしが好きなのは……男だよ//』
………。
なんて言えるかァァァァ!!!
理想としては、
男『そうなの!?実は俺もお前が好きなんだ……//』
という返事がきて両想いとかいうベタな展開だったり。
もちろん、そんなこと言えるはずもないので結局聞き出すことはできずに給食の準備を終えた……そんな記憶がある。
つまりわたしは小4の時にはもう彼が好きだったわけだ。
しかしよく考えると、わたしは彼のどこが好きなのか……どこに惹かれたのか……?
回りの女子の評価としては、見た目はあまりよくないらしい。
確かに少し間抜け面ではあるけれど……。
性格?優しい?そういうわけでもない。
優しさなら他の男子の方がよっぽど上である。
小学生では、足が速い男子がモテるというのがある……彼はまあまあだ。
なら、彼と一緒にいて一番思うことは……?
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