・ダンガンロンパのSSです。原作のネタバレが含まれます。
・何番煎じか分かりません。
・SS初心者です。
・舞台は1基準となりますが、話の展開上異なる点もあります。
・当然オリキャラだらけになるので苦手な方は注意です。
・亀更新になると思われます。
以上が注意事項となります。
前スレ
【ダンガンロンパ】安価で作ろう絶望ロンパ
https://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410752756
生徒名簿
No.1 七原 秋(ナナハラ アキ)女
超高校級の文化委員
集中力9 交友力6
【お人好し】
大概のことは笑って許してしまう。
【器用貧乏】
様々な事ができるが、中途半端。
【真面目】
約束や規律はきちんと守るタイプ。
No.2 深海 潜一(フカミ センイチ)男
超高校級のダイバー
集中力1 交友力7
【爽やか】
見た目は暑苦しくなくイケメン。
【負けず嫌い】
勝負になると、途端にしつこくなる。
【努力家】
相手に勝つために自分を鍛えている。
No.3 都苗 小牧(トナエ コマキ)女
超高校級の幸運
集中力8 交友力2
【幸福】
自らの才能で幸せを感じている。
【引っ込み思案】
自分の考えを出すのが苦手。
【臆病】
悪い結果ばかり考え行動を起こせない。
No.4 戦道 進(センドウ ススム)男
超高校級のサバゲープレイヤー
集中力5 交友力9
【リーダーシップ】
皆を率いる統率力を持つ。
【危険察知能力】
危険に敏感でどんなときでも注意をおこたらない。
【太り気味】
少し太っている? いや、結構……
No.5 雲雀 楓花(ヒバリ フウカ)女
超高校級の花屋
集中力 特殊 交友力8
【天然ドS】
本人にその気はないが、かなりのS。
【逆境にも変わらぬ愛】
愛がどんなときでも一番大切。
【???】
????????????
No.6 代官 裁騎(ダイカン サバキ)男
超高校級の検事
集中力6 交友力 特殊
【女嫌い】
女性を心底嫌って、絶対に寄せ付けない。
【品行方正】
行動はきちんとしていて、礼儀正しい。ただし男性相手のみ。
【???】
????????????
No.7 音無 一子(オトナシ イチコ)女
超高校級のボランティア
集中力1 交友力5
【愛嬌】
可愛らしい仕草が人を引きつける。
【達観】
人を助ける事に関して達観している。
【名前コンプレックス】
自分の名前に苦手な思いがある。
No.8 葵 醍醐(アオイ ダイゴ)男
超高校級の餅つき職人
集中力7 交友力5
【西洋かぶれ】
何かとヨーロッパっぽくしゃべる。
【恐い物知らず】
恐れることのない勇敢な魂の持ち主。
【古風】
意外にも古い考えを持つ一面がある。
No.9 ミシェル・ランバート 女
超高校級のグルメ
集中力2 交友力7
【アメリカン口調】
HAHAHA的な口調。テンション高め。
【二枚舌】
たまに嘘をつく。アメリカンジョークなのだろうか?
【情熱的】
料理を食べることに関して情熱的。
No.10 八河 乎鉄(ハゴウ コテツ)男
超高校級の学級委員
集中力7 交友力1
【裏の顔】
表向きは真面目なようだか……
【柔軟(残念)な発想】
物事の見方を変えるが結果は残念。
【嘘の自分】
自分自身に嘘をついている。
No.11 雨傘 静流(アマカサ シズル)女
超高校級の気象予報士
集中力5 交友力1
【おっとり】
基本マイペースで激しい行動はしない。
【猜疑心】
人を疑うことが癖になってしまっている。
【失敗恐怖症】
失敗することに恐怖をいだいている。
No.12 神楽坂 白(カグラザカ ハク)男
超高校級の女形
集中力2 交友力1
【妖しい色気】
自然と人を引きつける魅力を持つ。
【ミステリアス】
正体が謎に包まれている?
【美形】
誰が見ても美女にしか見えない。
No.13 桐生 未夜(キリュウ ミヤ)女
超高校級の演劇部
集中力7 交友力6
【風呂好き】
一日に何度も入浴するほどの風呂好き。
【苦労性】
普段から苦労しているらしい。
【拒食症】
自分がおいしいと思った物しか食べないので 痩せている。
No.14 紫香楽 爆(シガラキ バク)男
超高校級の爆弾魔 【DEAD】
集中力8 交友力2
【独自の哲学】
自分自身の考えに基づき行動する。
【あざと可愛い】
自らを可愛く魅せる術を知っている。
【痩せすぎ】
ただでさえ小柄なのに、腕や足がガリガリに 痩せている。
No.15 藍沢 吉川(アイザワ ヨシカ)女
超高校級のオペレーター
集中力5 交友力9
【いじられキャラ】
いじられることで仲間の輪に入れる。
【誠心誠意】
自らの仕事は精一杯頑張る。
【極上の美】
もっとも美しい物を追い求めている。
No.16 加藤 異命路(カトウ イメイジ)男
超高校級の彫刻家
集中力3 交友力7
自分の周りの事をすぐに察してしまう。
【厭世家】
物事を悲観的に捉えてしまう。
【心配性】
周りの人の心配をいつもしている。
【好感度一覧】
《親友》
葵
《友人》
深海 都苗 音無 ミシェル 八河 紫香楽【DEAD】 藍沢 加藤
《知人》
雲雀 雨傘 神楽坂 桐生
《顔見知り》
戦道
《顔見知り?》
代官
【プレゼント一覧】
あしたのグローブ
ツルカメダイヤモンド
ウォーターラバー
モノクマメダル 2枚
絶望指数 028
獲得スキル
【イエロ・メンテ】
裁判中の集中力の最大値を+2する。
【仲間との絆】
裁判中、集中力を2使って発言力を1回復できる。
以上がテンプレです。
今日はこれだけです。
再開は出来る日が決まり次第、前もって報告します。
本日、18時頃から再開したいと思います。
遅くなって申し訳ありません。
また、前スレで裁判後のオマケの小ネタ案を募集しています。良かったら書いてみて下さい。
では、再開します。
前スレの続きから
【白いゴミ袋】←【おかしな発言】
七原「その矛盾は私が打ち抜く!」 論破!
BREAK!!
七原「深海くん…さっきのゴミ袋の話って裁判前に加藤くんにした?」
深海「ん? いや、俺っちがその話をしたのは七原と代官だけだぜ」
七原「ねえ加藤くん、深海くんから聞いたんじゃないなら…どうして知ってるの?」
七原「犯人が使ったのが…『白いゴミ袋』だって事を……!!」
加藤「………………っ!?」
加藤「そ、それは………………」
七原「深海くんしか知らないはずの事を知ってるのは……それを実際に使った犯人だけだよね?」
加藤「ぐ、ぐぅ……それは……えーと……やなぁ……」
雨傘「どうやら、決まりみたいですわね」
深海「おい、加藤…本当にお前が紫香楽を殺したのかよ……?」
音無「どうして、どうしてそんな事したのよッ!?」
加藤「…………ちゃう……」
加藤「………………ちゃうねん…」
加藤「わいは犯人ちゃうねんっ!!!」
加藤「何でそないな簡単なことが分からへんのやああああッ!!!!!」
…加藤くん………
優しくて、人のことをよく見ている良い人だと思っていたのに……
私だって加藤くんがやったなんて信じたくない……
でも、真実を確かめなくちゃ前には進めないんだよ!
【ノンストップ議論 開始!】
コトダマ
・【モノクマファイルその1】
・【後頭部の打撃痕】
・【床の血痕】
・【刺さっていた刃物】
・【音無の検死結果】
加藤「わいは犯人ちゃう!!!」
加藤「何で分かってくれへんのやああッ!?」
雨傘「いい加減、認めたらどうですか?」
音無「加藤…アンタが【紫香楽を殺した犯人】なんでしょ?」
加藤「わ、わいを犯人扱いするなや………」
加藤「そもそも、紫香楽を殺した凶器が何かすら『分かってへん』やろ!?」
ミシェル「凶器……『厨房の包丁』ではないのデースよね」
葵「致命傷は確か…【後頭部のクラッシュマーク】だったな」
藍沢「と言うことは……はっ!」
藍沢「犯人は【グーで殴った】んです!」
葵「やはりデストロイオブナックルズか!!」
神楽坂「それは違う気がするんだけど……」
加藤「凶器も分からへんのに、わいを犯人や決めつけるなんて……」
加藤「七原はんら…『アホちゃう』んか!?」
安価↓2 論破または同意せよ!
【グーで殴った】←【後頭部の打撃痕】
七原「それは違うよっ!」 論破!
BREAK!!
七原「後頭部の打撃痕をよく見ると…」
七原「拳よりも少し小さい、鈍器のようなものでつけられたことが分かるんだよ!」
ミシェル「ド、ドンキー…?」
雨傘「……鈍器ですわよ」
七原「…とにかく、犯人は何かしらの鈍器を使って紫香楽くんを殺したんだよ」
加藤「何かしらの鈍器って……結局、何が凶器かは分かっとらんやんけ!!」
加藤「そんなんでわいを論破するなんて100万光年、早いで!!」
都苗「…あの……光年は…距離……なんですけど……」
加藤「う、うっさいねん、黙ってろや!」
紫香楽くんを殺した凶器……
拳よりも少し小さい鈍器って事は……
あれが関係してるはずだよね…!
正しいコトダマを提示せよ!
安価↓2
上
七原「これだよね!」 解!
七原「紫香楽くんをの部屋にあった工具セット……」
七原「その中のハンマーがなくなっていた……つまり、犯人が使ったのはハンマーだったんじゃないのかな?」
神楽坂「なるほどね、ハンマーを使ったとすれば、傷跡の大きさとも一致するね」
都苗「じゃあ……犯人は…ハンマーで…頭をグシャっと……」
ミシェル「Oh……グロいデースね」
音無「ねえ、どうなのよ加藤。アンタはハンマーで紫香楽を殺したの?」
加藤「…あ……や…えーと……」
加藤「それも…たまたまやろ」
加藤「たまたま紫香楽はんがハンマーを使って…たまたまそれをなくしたんや」
加藤「そ、そうに決まってるで!」
加藤「そやから、ハンマーなんて事件とはなんの関係もないんや!!」
代官「──それはあり得ないな」
加藤「……な」
加藤「なんでそないな事言えるねん!?」
代官「簡単なことなのだよ。お前らまずはこれを見ろ」スッ
代官くんが懐から取り出したもの。
ビニール袋の中に入れてあるそれは───
七原「ハ、ハンマーッ!?」
八河「しかも血が付いています!!」
加藤「………………な……!?」
代官「コレは俺が捜査時間の最後に見つけたのだよ」
七原「捜査時間の最後って……」
確か、代官くんはエレベーター前に集合するとき、一人だけ遅れてきたんだっけ……
戦道「それで代官よ、どこでそれを見つけたんだ?」
代官「ふん……これは“ランドリー”にあった物なのだよ」
ランドリー……ってあれ…?
確かランドリーには………
加藤「そやけど、ランドリーになんて誰でもおけたやろ……」
加藤「そ、それをわいが使ったんゆうんは無理があらへんか?」
深海「確かに、夜時間なら誰でもランドリーに行けるもんな……」
夜時間にランドリーに行って、ハンマーを隠した?
ううん、それはないはずだよね?
だってあの人が言うには………
正しいコトダマを提示せよ!
安価↓2
ksk
都苗の理由
正しいコトダマを提示せよ!
安価↓2
七原「これだよね!」 解!
七原「夜時間にハンマーを隠したっていうのは違うと思うな」
深海「お? そうなのかよ?」
七原「うん、朝にランドリーに行って忘れ物を探していた彼女がハンマーを見つけてないのがその証拠だよ」
七原「そうだよね、都苗ちゃん?」
都苗「え…あ、はい……私が…朝にランドリーに…行ったときには……」
都苗「まだ…ハンマーは……ありませんでした…」
音無「そっか、じゃあハンマーはその後に置かれたんだね?」
加藤「ちょ、ちょい待てや!!」
加藤「そんなら、わいにもそれは無理やろ!!」
桐生「はあ、どうしてそーなんの? 未夜意味わかんなーい!」
加藤くんにハンマーを置くことが出来ない……?
いや、そんな事はないはずだよ……
私がそれを証明するんだ!
【PTA 開始!】
加藤「わいには無理や!」
加藤「わいは犯人とちゃう!」
加藤「そやかて、七原はん!!」
加藤「わいには出来へんちゅーとるやろがぁぁ!」
加藤「夜時間に犯人がハンマーを置いてないんなら……」
加藤「犯人は朝の間に行ったちゅーことやろ?」
加藤「でも、わいは朝は食堂をでてへんのや!」
加藤「つまり、わいにはランドリーに行く時間はあらへん」
加藤「分かったか、七原はん?」
加藤「【わいはハンマーを隠してなんてないんやぁぁぁ!!】」
A間中
B捜
C時
D査
安価↓2 並べ替えて完成させろ!
BDCA
B→D→C→A 捜査時間中
七原「これで決めるよ!」
BREAK!!
七原「ねえ、加藤くん…」
七原「加藤くんは捜査時間中にランドリーに行たよね?」
加藤「………な…そ、それは……!?」
七原「しかも、その時加藤くんはこう言っていたはずだよ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
七原『ちょっと聞きたいことがあってね……今、加藤くん一人?』
加藤『そうやで…ここにはさっきからだれも来てへん』
加藤『なんや? 秘密話かいな?』
七原『いや、そーゆーわけじゃないんだけど…』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
七原「捜査時間中に加藤くんはランドリーに居たのは確かだよね?」
雨傘「しかも、その時は誰もランドリーに来てないそうですわね」
戦道「捜査中にランドリーでハンマーを処分したのか……」
加藤「ちゃう、ちゃうねん……」
七原「───何が違うの?」
七原「加藤くんが紫香楽くんを殺したんだよ」
七原「……それが真実なんだよ!」
加藤「こんなん…なんかの間違いやろ……な、なぁ雲雀はん!」
雲雀「はぁ~あ……加藤クン……」
雲雀「下手な言い訳は見苦しいよぉ」
雲雀「さっさと負けを認めてくれないかなぁ?」クスクス
加藤「な、なんや……それ……」
加藤「わいの味方してくれるんちゃうんか?」
加藤「あの時、そう言ってくれたやないか!?」
雲雀「あ~、そうだね。“あの時”はね……」
雲雀「でももう今は違うんだよぉ」
雲雀「もう加藤クンの味方じゃないんだよ!」
雲雀「だからさぁ……」
雲雀「 も う 死 ん で よ 」
そう言いはなった雲雀ちゃんの顔は絶望的なまでに楽しそうで、恍惚としているような……そんな笑顔だった。
加藤「…な…………………………は?」
雲雀ちゃん……?
加藤くんと雲雀ちゃんの間で何があったのかは分からない。
でも、一体雲雀ちゃんはどうしちゃったの?
七原「ひ、雲雀ちゃん、あなたは何がしたいの……?」
雲雀「ん~? まあ、それは後にするとして」
雲雀「まずは、加藤クンにとどめを刺してあげるべきじゃないかなぁ?」
七原「で、でも……」
代官「七原、その女の言うことを聞くのは癪だが、まずはこの事件を終わらせるべきなのだよ」
代官「その女を問いつめるのは、その後でも遅くはないだろう」
加藤「…待ってくれや……」
加藤「なんで……なんでや………」
加藤「なんで、こうなってもうたんや………」
加藤「ああああああああああっっ!!」
加藤くんの慟哭が裁判場に響き渡る。
────代官くんの言うとおり…
まずは、事件を終わらせるんだ。
私の、この手で……………!
【クライマックス推理 開始!】
act.1
この事件はまず深夜、皆が寝静まってから起こる。
紫香楽くんに( A )でよばれた犯人は個室を訪れた。
そこで、犯人は紫香楽くんに気づかれないように( B )を開けたんだ。そして、その中にあった( C )で( D )を殴って紫香楽くんを殺害したんだよ。
act.2
この時、犯人の服に( E )がついてしまったから、これを処分するために犯人はトラッシュルームに行き、服を( F )に入れておいたんだよ。そうすれば後で深海くんが捨てておいてくれるからね。
しかし、ここで犯行を( G )に目撃されてしまう。慌てた犯人だったけど意外なことに彼女は犯行を手伝ってくれると言ったんだよ。
犯人と共犯者は、紫香楽くんの死体を( H )に移し、腹部に( I )を塗っておいたんだ。
そして朝になり、アリバイ工作のため犯人は食堂に一番乗りしたんだ。
act.3
数時間後、皆がそろい始めたところで共犯者のアリバイ工作が始まる。
来ない人を呼びに行くと言って食堂を出た共犯者は、あらかじめ持ってきていた鍵で紫香楽くんの部屋に入り、( J )に入れて持ってきた包丁で紫香楽くんの腹部を刺した。
さらに、内側からドアの鍵を( K )で壊した。
こうして偽装工作を終えた共犯者は、さも第一発見者であるかのように悲鳴を上げみんなを呼んだんだ。
act.4
みんなが紫香楽くんの部屋に駆けつけて、事件の捜査を始めた後、犯人は凶器を処分するため( L )に行ったんだ。
そして、そこに凶器を隠し、何事もなかったかのように裁判場へと集合した。
これが今回の事件の全貌。
そして、共犯者を使って、アリバイをつくり紫香楽くんを殺した犯人……
それは………( M )、アナタしかいない………!
A 紫香楽が犯人を呼び出した方法は?
B 犯人が開けた紫香楽の部屋にあった物は?
C 犯人が使った凶器は?
D 紫香楽の致命傷の位置は?
E 犯人の服に付いた物は?
F Eのついた服が入っていた物は?
G 共犯者の正体は?
H 死体が発見された場所は?
I 紫香楽の腹部に塗られた物は?
J 包丁を隠した所は?
K ドアを壊した物は?
L 凶器の隠し場所は?
M 犯人の正体は?
安価↓2までで全員が全問正解か正解者のコンマが50以上ならクリア
すいません今回はここまでと言うことにします。
おつき合いありがとうございました。
次回は水曜日か木曜日となります。
裁判はほぼ終わりですが、疑問などあったら是非どうぞ。
急ですが、本日22時過ぎぐらいから再開したいと思います。
短いですがお付き合いいただけるとありがたいです。
また、前スレの1000より二章でサウナ勝負のイベントが決定されました。
ではまた後でお会いしましょう。
再開します。
七原「これが事件の真相なんだよ!」
act.1
この事件はまず深夜、皆が寝静まってから起こる。
紫香楽くんに手紙でよばれた犯人は個室を訪れた。
そこで、犯人は紫香楽くんに気づかれないように工具セットを開けたんだ。そして、その中にあったハンマーで後頭部を殴って紫香楽くんを殺害したんだよ。
act.2
この時、犯人の服に返り血がついてしまったから、これを処分するために犯人はトラッシュルームに行き、服を白いゴミ袋に入れておいたんだよ。そうすれば後で深海くんが捨てておいてくれるからね。
しかし、ここで犯行を雲雀ちゃんに目撃されてしまう。慌てた犯人だったけど意外なことに彼女は犯行を手伝ってくれると言ったんだよ。
犯人と共犯者は、紫香楽くんの死体をベッドの上に移し、腹部に血を塗っておいたんだ。
そして朝になり、アリバイ工作のため犯人は食堂に一番乗りしたんだ。
act.3
数時間後、皆がそろい始めたところで共犯者のアリバイ工作が始まる。
来ない人を呼びに行くと言って食堂を出た共犯者は、あらかじめ持ってきていた鍵で紫香楽くんの部屋に入り、エプロンのポケットに入れて持ってきた包丁で紫香楽くんの腹部を刺した。
さらに、内側からドアの鍵を小型爆弾で壊した。
こうして偽装工作を終えた共犯者は、さも第一発見者であるかのように悲鳴を上げみんなを呼んだんだ。
act.4
みんなが紫香楽くんの部屋に駆けつけて、事件の捜査を始めた後、犯人は凶器を処分するためランドリーに行ったんだ。
そして、そこに凶器を隠し、何事もなかったかのように裁判場へと集合した。
これが今回の事件の全貌。
そして、共犯者を使って、アリバイをつくり紫香楽くんを殺した犯人……
それは……加藤異命路くん、アナタしかいない………!
COMPLETE!!
深海「本当にお前なんだな……加藤?」
加藤「……………………うぅ…」
加藤「ううう……はは………」
加藤「…そうや………わいが殺ったんや………」
加藤くんは乾いた笑いを漏らし、悲しそうな目でどこか遠くを見ながら呟いた。
戦道「…ついに、認めるんだな」
七原「…どうして? どうして紫香楽くんを殺してしまったの?」
七原「加藤くんは…優しい人だと思ってたのに……どうして?」グスン
加藤「どうしてやろなぁ……」
加藤「どうしてあんな事してまったんやろなぁ……」
加藤「怖かったんやろか……あのDVDを見てから…わいの仲間が死んだかもしれへんって聞いてから……怖くて仕方なかったんやろか……」
加藤「『 怖いってのは人を殺してもええ理由にはならへん 』って言うたんは、わい自身なのにな……」
加藤「……わいはホンマ…アホやなぁ………うぅ……」
【RESULT】
クリアボーナス 20
難易度ボーナス 10
絶望指数 28
残り発言力×5 10
ミス回数×5 -20
合計 48
モノクマメダル 48枚ゲット
合計 50枚
モノクマ「どうやら、議論の結論がでたみたいですね」
モノクマ「では、行ってみましょうか!」
モノクマ「お待ちかねの投票ターイム!!」
モノクマ「オマエラはお手元のボタンを押して投票して下さい」
モノクマ「言っておくけど誰にも投票しない…なんて事は許さないからね!」
モノクマ「さて投票の結果、選ばれるのは誰なのか?」
モノクマ「そして、その答えは正解なのか不正解なのか…?」
モノクマ「張り切っていってみましょー!!」
加藤「……………うぅぅ……」
VOTE
ジャラララララララ…
|カトウ|カトウ|カトウ|
GUILTY!!
テレテテテテーーーーーッ!!
【学 級 裁 判 閉廷! 】
モノクマ「ひゃっほーーーい!! 大正解!!」
モノクマ「コロシアイを始めようと盛り上げてくれた超高校級の爆弾魔、紫香楽爆クンを殺したのは……」
モノクマ「超高校級の彫刻家である加藤異命路クンなのでした!」
深海「なんで、何でなんだよ……加藤!!」
加藤「ちゃう……ちゃうんや……」
加藤「わいは…最初は紫香楽はんを止めようとしただけなんや……」
加藤「何であんな事言ったんか、話をしたかっただけなんや……」
加藤「そのために殺されてもええっつーふりをして紫香楽はんの部屋まで行ったんや……」
加藤「そやけど……紫香楽はんは……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
《紫香楽の部屋》
加藤『なあ、紫香楽はん……何で殺そうなんて言うたんや?』
紫香楽『んー?』
加藤『もしかしてDVDの事を信じとるんなら、考え直した方がいいで』
加藤『確かに不安かもしれへんけど、あんなん嘘に決まっとるし……な?』
紫香楽『ふーん……加藤お兄ちゃんはそう思うんだぁ』
紫香楽『でも、別に嘘かどうかなんてどうだっていいんだよ!』
紫香楽『僕はね、何をしたってここから出るって決めたからね!』
加藤『な、なんでや………!?』
加藤『わいらは仲間やないか! 仲間やのに何で………』
紫香楽『仲間、ねぇ……くだらないね』
紫香楽『仲間とか絆とか…そんなものより大事な“目的”が僕にはあるんだよ!』
加藤「な、なんや…それ……」
加藤「そんな……そんなの…わいは…ッ!!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
加藤「紫香楽はんがそういったんを聞いて、わいの大事なもんを馬鹿にされた気がしたんや……」
加藤「DVDに映ってたわいの…大事な仲間達を……ッ!」
加藤「それで……かっとなってもうて…」
加藤「気がついたら、血塗れで倒れとる紫香楽はんがいたんや……」
八河「うぅ…加藤さんは、仲間を思っていたからこそ殺人を犯してしまったのですか…っ!」グスン
深海「……ちくしょう…! 紫香楽を殺した犯人を見つけて問いつめてやろうと思ってたのに……」
深海「こんなの……どうすりゃいいんだよぉっ!!」
音無「でも…紫香楽も、どうして殺してまで出るって言ったのかな?」
音無「あいつがそんな事言わなきゃ、こんな事にならなかったのに……」
紫香楽くんが殺人を犯してまで、出ようとした理由………
彼の言葉にもあった“目的”って…あの事だよね……?
安価↓2 正しいコトダマを提示せよ!
上
来ないようなので↑で行きます。
七原「…多分、その理由は紫香楽くんのDVDにあると思う」
音無「紫香楽のDVD…?」
七原「ここには、卒業したら紫香楽くんの両親が殺された事件の犯人を教えるって言う内容が映ってたんだよ…」
加藤「じゃ、じゃあ…紫香楽はんは…そのために……!?」
加藤「わ、わいは……何て事してもうたんや……うぅっ!!」
葵「くっ…異なる二人のジャスティスが重なってしまったが故に起きてしまったのか」
戦道「クソッ! オレがもっとしっかりしていれば…止められたのかもしれんのに!」グッ
加藤くんが悪いわけでも、紫香楽くんが悪いわけでもない。
二人とも自分の大切な物の為に……こんなことを起こしてしまったんだ。
だから……だから悪いのは……
七原「モノクマの…黒幕のせいだよ!」
七原「全部、全部っ、黒幕が悪いんだよ!!」
モノクマ「おやおや、責任転嫁はよくないなぁ…」ショボーン
モノクマ「まあ、クレームはもう言われなれたけどね! うぷぷぷ!」
モノクマは楽しそうに笑う。
私は、その笑顔が憎くて顔を背けてしまった。
>>43すいません来てましたね。タイミング悪くてすいません。
そんな中、おもむろに代官くんが口を開く。
代官「……加藤、お前に聞いて置かなくてはならないことがあるのだよ」
加藤「な、なんや……?」
代官「あの女のことだ」
代官くんが指さした先には、笑顔の彼女が佇んでいた。
雲雀「あれぇ? もしかして、私のこと~?」ニコニコ
代官「あいつと何があったか話してもらおうか」
加藤「あぁ……わいが紫香楽はんを殺してもうた後、部屋から出たときに雲雀に会うたんや」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
加藤『はぁはぁ……どないしよう…わいが、わいがやってもうたんか…』
雲雀『あれ~? 加藤クン何してるのぉ?』
加藤『…ッ!? ひ、雲雀はん…!!』
加藤『や、その…これはちゃうんや…!』
雲雀『ん~?』ヒョイッ
雲雀『あぁ……そう言うこと、か…』
加藤『頼む!! み、見逃してくれや…』
雲雀『……………大丈夫だよ』ニコッ
雲雀『安心して、加藤クン!』
雲雀『私は加藤クンの……』
雲雀『…“味方”だから…ね?』ニコッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
加藤「そんで、そこからの偽装工作は全部、雲雀はんがやって…」
加藤「でも………結局は…」
雲雀「私が加藤クンを『裏切った』って言いたいんだね?」
七原「ねぇ、雲雀ちゃん。どうしてそんな事したの……!?」
桐生「そうだよ! 犯人の味方したと思ったら、結局裏切ってるし…いったい何がしたいんだし…!」
雲雀「う~ん…私の目的? それはねぇ………」
雲雀「───『愛』のため、かな?」
八河「あ、愛…ですか?」
深海「何言ってんだよ…お前の行為のどこが愛なんだよ!?」
雲雀「ねえねえ、皆は私に裏切られたときの加藤クンの顔を見た~?」
雲雀「最高に絶望的だったよね!」
藍沢「えーと…行ってる意味が分からないんですけど…」
雲雀「つまりね、こういう事だよ」
雲雀「花は散るときが一番美しいように…」
雲雀「『愛』も裏切られたときにもっとも色濃く見えるんだよね!」
雲雀「まあ絆とか友情とかにも置き換えられるんだけどね……」
雲雀「裏切られたときの絶望が大きければ大きいほど……『愛』が大きかったことの証明になるんだから!」
そう答えた雲雀ちゃんの目は、歪んだ愛の形を映すかのような、気味の悪い色をしていた。
桐生「いやぁ! 気持ち悪ーい!」
ミシェル「NOOO!!… Horror Girlデース!」
雲雀「えへへ、どうして分からないのかなぁ…?」
雲雀「まあいいか…じゃあこれで私の話はおしまいだね」
雲雀「そろそろ見せてもらおうかな~? 『おしおき』って奴をさ」
おしおき………!!
それって……『処刑』だよね?
じゃあ加藤くんは本当に………
モノクマ「むむ、お呼びですかな?」
モノクマ「じゃあ始めちゃおっか、お待ちかねの『おしおき』をね!」
加藤「ちょ、ま、まってくれや!!」
モノクマ「今回は超高校級の彫刻家である加藤異命路クンの為に…」
加藤「わいは…まだ死にとうない!!」
モノクマ「スペシャルなお仕置きを用意しました!!」
加藤「死にとうないんやぁぁぁ!!」
モノクマ「張り切っていってみましょうか! おしおきターイム!」
加藤「ウソやろ……こんなん……」
加藤「わいを許してくれや……」
加藤「許してくれやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ウィーン……
…ピコッ☆
GAME OVER
カトウくんがクロに決まりました。
おしおきをかいしします。
鉄の首輪が加藤くんの首につけられた……
そして、彼を真っ赤な扉の向こうに引きずっていく……
扉の先…彼を待ち受けていたのは…
真っ白な壁にかこまれ…真っ白な十字架が立てられた…簡素な部屋だった
【超高校の彫刻家】
【加藤異命路 処刑執行】
【『血肉踊る純白のビーナス』】
十字架は加藤くんの身体が鎖で縛り付けられる……
両腕を広げた状態のまま…
すると、天井から二つの大きなチェーンソーが降りてきた…
チェーンソーは激しく回転しながら、加藤くんの両腕に近づいていく…
チェーンソーの刃が彼の腕をとらえる…
指の先から削り取られていく加藤くんの肉…
そして周囲にまき散らされる、彼の真っ赤な血……
加藤くんの顔は…体は…どんどん血の気を失って…
肌色から徐々に青く、そして白く変わっていく…
そしてチェーンソーがその動きを止めた時、そこに残っていたのは…
血で真っ赤に染まった部屋にたてられている…
かの有名な彫刻のように…
真っ白になり、両腕を失った…加藤くんの亡骸だけだった……
と言うことで、おしおきが終わったところで今回はここまでとさせていただきます。
おしおきは何かうまく書けなかった気がするけど、どうでしょうか?
次回更新のめどが立ち次第、前もって報告します。
質問、感想、疑問、要望など何でも受け付けています。あったほうが>>1のやる気が上がり更新が早くなるかもしれません。
では、お付き合いありがとうございました。
お待たせしました
本日22時頃から再開します。
短いですがおつき合いいただけるとありがたいです。
再開します。
モノクマ「いやっほぉぉう! えくすとりーーーーむ!!!」
モノクマ「アドレナリンが染み渡るぅぅぅ!!!」
七原「そんな……加藤くん……」
深海「クソッ! 何でだ、何でだよ!」
音無「死んじゃったの…? 嘘でしょ……」
都苗「…も、もう…グスッ…嫌…です…こんなの……ウグッ…」
モノクマ「だったら、この学園で永遠に暮らせば良いじゃん!」
モノクマ「まあ、オマエラにそれができたらの話だけどね! うぷぷぷ…」
八河「何故…何故このようなことをするのですかっ!!」
桐生「も、目的を教えてよー!」
モノクマ「目的…? 僕の目的はいつだって一つ」
モノクマ「───『絶望』…それだけだよ」
モノクマ「じゃあまた明日お会いしましょう! バイバーイ!」ビョーン
そしてモノクマは去っていった。
絶望に支配された私たちを残して……
藍沢「えっと…これから…私達はどうすればいいんです?」
深海「どうするっつっても…わかんねぇんよ、そんなの」
雨傘「とりあえず、此処から戻ったほうが良いと思いますわ」
八河「ふむ、そう言えば…代官さんの姿が見えませんが、先に戻ったのでしょうか?」
戦道「だろうな…」
戦道「仕方ない……お前たち、今日は解散して部屋に戻れ」
戦道「これからのことについては…明日、オレから話がある」
戦道「今は体を休めるべきだ…!」
戦道くんの言葉をきっかけに、皆ぞろぞろと部屋へと戻っていく。
私は…加藤くんの処刑が映されていた画面を眺めていた。
加藤くん……
そして紫香楽くんも……
二人も仲間が死んでしまった。
それは凄く悲しくて、辛くて…思わず足を止めたくなってしまう。
でも二度とこんな悲しい思いをしないためにも……
私は……私達は……
前に進まなきゃいけないんだよね……!!
私は今にも溢れそうになった涙を振り切り、自分の部屋へと駆け足で戻っていく。
二度と悲しい思いをしないために…
二度と仲間を失わないために…
二度と絶望なんかしないために…
でも、この時はまだ私は気づいていなかった。
────いや…本当は気づいていたのかもしれない。
しかしそれを認めたくはなかったのだ………
───既に第二の事件の幕は上がり始めているという事に………
雲雀「えへ……えへへへ…」
雲雀「何だか…楽しくなってきたねぇ」
雲雀「──次は誰の『愛』が見られるのかな〜」
Chapter01
【ウラギリ風味】 END
【超高校級の文化委員】七原 秋
【超高校級のダイバー】深海 潜一
【超高校級の幸運】都苗 小牧
【超高校級のサバゲープレイヤー】戦道 進
【超高校級の花屋】雲雀 楓花
【超高校級の検事】代官 裁騎
【超高校級のボランティア】音無 一子
【超高校級の餅つき職人】葵 醍醐
【超高校級のグルメ】ミシェル・ランバート
【超高校級の学級委員】八河 乎鉄
【超高校級の気象予報士】雨傘 静流
【超高校級の女形】神楽坂 白
【超高校級の演劇部】桐生 未夜
【超高校級の爆弾魔】紫香楽 爆×【DEAD】
【超高校級のオペレーター】藍沢 吉川
【超高校級の彫刻家】加藤 異命路×【DEAD】
残りメンバー
16人→14人
To Be Continued…
スペシャルアイテム ゲット!
【純白の彫刻刀】
刃から持ち手まですべてが白に統一された彫刻刀。これを持っていると『思い遣り』を感じることができる。
雲雀の【???】が解放されました。
【裏切りは愛のスパイス】
裏切りによる絶望こそが愛を引き立てていると思っている。
裁判とおしおきにより絶望指数が上昇します。
上昇値↓1のコンマ一桁×2
上昇値 6
絶望指数 合計 034
ということで一章は終わりです。
ここから、小ネタになります。
まずは裁判の席順。
七原→紫香楽→都苗→神楽坂→雨傘→八河→代官→戦道→雲雀→加藤→ミシェル→桐生→葵→音無→深海→藍沢→七原
好きな食べ物/嫌いな食べ物
七原 うすしお味のポテチ/きくらげ
深海 エビフライ/グミ
都苗 きのこの山/たけのこの里
戦道 レーション/特になし
雲雀 ビターチョコ/辛いもの
代官 味噌汁/ミネストローネ
音無 鮭のおにぎり/あんパン
葵 餅、パスタ、ピザ/タコ
ミシェル 美味しいもの/不味いもの
八河 牛乳、食パン/ファストスード
雨傘 アイスクリーム/かき氷
神楽坂 納豆/洋風のもの
桐生 桜餅/甘くて柔らかいもの以外
紫香楽 フーセンガム/苦いもの
藍沢 チーズケーキ/焼き魚
加藤 豆腐、バナナ/たこ焼き
では、前スレで募集した小ネタ案から、いくつかやりたいと思います。
1.超高校級のス○ッシュブラザーズ
2.超高校級の夏祭り
3.超高校級の体育祭
4.スクールモード・エンディング
初めにやるもの
安価↓2
オマケ【超高校級達の夏祭り】
今日は待ちに待った夏祭り。
超高校級の文化委員として、今日まで祭りの準備をしてきたけど……
今日ぐらいは私も楽しんじゃおう!
七原「確か、皆も出店とか見せ物を準備してるって言ってたよね」
七原「どんなのがあるか確認ついでに楽しもうかな…!」
1.射的屋
2.焼きそば屋
3.金魚すくい
4.特設ステージ
安価↓2
七原「あ! あれは…金魚すくいかな?」
音無「七原さん、いらっしゃい!」
七原「ここは音無ちゃんのお店なんだね!」
葵「ふーむ…Ms.七原も来たのか…」
七原「あお…醍醐くんも金魚すくいやるの?」
葵「ああ……ではMs.七原よ、バトルをしようではないか!」
七原「ば、バトル…?」
葵「どちらがより多く、ゴールデンフィッシュをゲットできるかを競うのさ!」
音無「勝負か…それいいわね! よーしアタシが審判をやるからね」
七原「え…もうやる流れなの?」
しょうがないなぁ……金魚すくいなんて小学生の時以来だけどなぁ…
まあ、できるだけ頑張ってみよう!
七原「よーし、やるぞ!」
葵「くははははっ! 俺のパーフェクト・フッシッングを見せてやろう」
音無「ルールは十分間で取れた金魚の数の多い方の勝ちってことで」
音無「一度破れたらその時点で終了ね」
音無「じゃあ勝負スタート!!」
安価↓1のコンマ 七原の金魚すくいのうまさ
安価↓2のコンマ 葵の金魚すくいのうまさ
>>1はきのこもたけのこも好きですよ
七原「よいしょっと…」
左手にお椀、右手にポイを持ち、金魚の泳いでいる水槽に向かう。
赤や白、黒などの色とりどりの金魚が泳いでいる……
七原「えいっ!」チャポッ
…やった! 一発で穫れた!
私って以外とうまいんじゃない?
しかし……ふと横を見ると…
葵「シューーーートッ!!!」スパスパスパッ
音無「す、凄い……金魚がまるで宙を舞ってるみたいだわ」
葵「ふはははっ、これが俺のゴールデンフィッシュ・サイクロンさ!」スパスパスパッ
七原「……」
七原「……凄い…」ガーン
これは…負けてられないよね!
私は再び水槽に向かい、金魚すくいを始めた。
《十分後》
音無「はい、終ー了ぉー!」
嘘…もう、終わっちゃったの……?
音無「じゃあ二人とも何匹とったのか教えてよね」
七原「えーと…私は…六匹だったよ」
葵「ふっ…俺はトゥエンティーフォーさ!」
七原「と、トゥエンティーフォーって……24匹もとったの!?」
音無「6対24で葵の勝ちだね!」
葵「ふはははははっアイアム…ウィナー!!!!」
七原「そんなぁ……」ガックシ
結構頑張ったんだけどなぁ…
まあ、しょうがないか…葵くんかなりうまかったしね。
七原「そう言えば醍醐くん、その金魚どうするの? 飼うの?」
葵「いや…これはだな……ん? あれは…」
葵「ふっ、ベストタイミングなところに来たな」
七原「えっ?」
タタタタタッと葵くんは柱の陰に走っていった。
どうしたんだろう……?
気になった私がのぞいてみると……
葵「ふっ…これを受け取ってくれるかMs.桐生?」
桐生「え…?」
葵「欲しかったのだろう? ゴールデンフィッシュが…」
桐生「…! …べ、別に欲しいなんて未夜、一言も行ってないんですけどー」
葵「ダウトだな。店の前を物欲しそうなフェイスでウロウロしていれば誰にでもわかるぞ」
桐生「そ、それは…違くて」
葵「Ms.桐生よ、たまには素直になってはどうだ?」
桐生「だ、醍醐………」
桐生「…………うん…ありがと」カアッ
ふーん………葵くんは桐生ちゃんのために金魚をとってたのか。
音無「いやー、青春だね! いいなぁ」
七原「音無ちゃん…そのセリフ何だかオバサンみたいだよ」
音無「お、オバサンじゃないよっ!!」ガーン
さてと…私もそろそろいこうかな!
………ってあれ?
七原「私がとった金魚がない!?」
音無「ああ、それならさっきミシェルちゃんが持ってっちゃったよ」
七原「ミシェルちゃんが?」
音無「なんか…涎垂らしてたけど…どうするつもりなんだろうね?」
七原「涎って…ま、まさか食べる気!?」
音無「いくら何でもそれは……無い……よね?」
ミシェルちゃんなら…いや、まさか……
仮にも超高校級のグルメなんだし…
と、とにかくミシェルちゃんを見つけたら言って置かないと!
金魚は食べちゃだめって…!
金魚すくい編 おわり
次に行くところ
1.射的屋
2.焼きそば屋
3.特設ステージ
安価↓2
安価把握しました。
というわけで短いですが今回はここまでです。
次回は日曜か月曜になるかと…
更新のめどが立ち次第、前もって報告します。
感想、質問などあるとすごくうれしいです。
まだ半分だけですが、キャラのイメージ絵をおいておきます。
手描きで下手ですがご了承下さい。
※肌色がうまくでてないです。申し訳有りません。
七原
http://imgur.com/kC3Op1K.jpg
深海
http://imgur.com/jIMtfwh.jpg
都苗
http://imgur.com/4nUnrWs.jpg
戦道
http://imgur.com/gjidvH6.jpg
雲雀
http://imgur.com/65oB22w.jpg
代官
http://imgur.com/5ofKMFv.jpg
音無
http://imgur.com/zIb7WSR.jpg
葵
http://imgur.com/boBR3bd.jpg
キャラ絵が思ったより好評でうれしい限りです。残りのキャラは出来次第お披露目したいと思います。
では、本日の22〜23時くらいから少しだけ再開したいと思います。
お付き合いいただけるとありがたいです。
挿絵…挿絵かぁ…まあ時間に余裕ができたら描いてみても良いかもしれませんね。
では再開したいと思います。
※今回は安価少な目です
七原「えーと、この一際大きい建物は何だろう…?」
戦道「ここは射的屋だ」
七原「戦道くん! …ここ戦道くんのお店なの?」
戦道「ああ、そうだぞ」
七原「射的屋かぁ…………………」
射的屋…射的屋?
あれ? 射的ってこんな大きな建物の中でやるものだっけ?
何かおかしいような……
深海「お! 七原も来たのか!」
八河「七原さんも射的に挑戦するのですか?」
七原「深海くんに八河くん! 二人とも射的やるんだ…」
深海「なぁ、七原も一緒にやろうぜ!」
七原「そうだね…よし、やろうかな!」
戦道「そうゆう事なら、ほら受け取れお前の銃だ」スッ
七原「ありがとう! これが私の銃………じゅ…う…?」ガチャッ
七原「…………………」
七原「…………………ねぇ戦道くん」
七原「射的の銃ってこんな重かったっけ?」
七原「射的の銃ってこんなにメタリックなボディーだっけ?」
七原「…っていうか……」
七原「これ完全にモデルガンじゃん!!!」ガーンッ
戦道「当然だ。銃といえばモデルガン。当たり前だろう?」
全然当たり前じゃないんだけど……
さ、流石は超高校級のサバゲープレイヤーということなんだろうか……?
深海「まあまあ七原、たまにはモデルガンで射的っつーのも楽しそうじゃねーか」
深海「一度やってみよーぜ?」
七原「うーん…そうだね。やってみようかな?」
八河「私は射的というの初めてやるのですが…非常に楽しみですよ」
八河「なにせ戦道さんが作られたのですからね!」
そっか……超高校級のサバゲープレイヤーが作った射的。
確かに楽しみかもしれないね!
↑のモデルガンをエアガンに訂正です。
半端な知識で描いているので、この先も変なとこ有るかもですがご了承下さい。
戦道「よし準備はできたぞ。では開始だ!」
深海「行くぜぇぇっ!!」ガチャッ
八河「私に任せてください!」スタッ
七原「よし! 頑張ろう!」タッ
戦道くんのかけ声とともに、私達は建物の扉を開け中に入った。
────しかし次の瞬間、私たちは己の覚悟のなさを後悔することとなる。
────ヒュンッ
八河「…………え?」
────スパァァッンッ!!!!!
不意に物陰から飛んできた一つのペイント弾が、八河くんの脳天を直撃しその額を真っ赤に染め上げた。
深海「は、八河おおおおぉぉぉっ!!!」
深海「ちくしょう誰だ!? 誰が八河を撃ったんだよ!?」
深海くんの悲痛な叫び声に呼応するように、物陰から人影が姿を現す。
雲雀「えへへ、そんな所でぼぉ〜っとしてる八河クンが悪いんだよぉ」
雲雀「ここは生半可な覚悟でやっていける場所ではないのにねぇ〜」ニコッ
雲雀ちゃんは微笑みながら私達を舐め回すように見つめる。
私は────我慢できなかった。
八河くんを撃ち倒した雲雀ちゃんのことが───ではなく。
仲間を守れなかった私自身が───でもなく。
私が耐えられなかったのは………
七原「こんなの………」
七原「こんなのって………どう考えても………」
七原「…射的じゃ無いだろーがぁぁぁぁぁっ!!!!」
────このツッコミだった。
七原「ねぇ、おかしいよこんなの!? どうなってるの戦道くん?」
戦道「何を行ってるんだ、七原? 銃を持った時点で、そこは戦場だ」
戦道「ならば注意を怠ったものには敗北が待つのみ、至極当然の理だな」
七原「私の知ってる射的はそんな弱肉強食じゃなかったよ!?」ガーンッ
はぁ……戦道くんってたまにおかしくなるんだよね…
特に、銃や戦いのことになると途端に変わってしまうような……
戦道「そんな事より、良いのか七原? 深海も雲雀も既に戦闘を開始しているぞ」
七原「えっ…あ、ホントだ!」
雲雀「えへへ、あはははっ!」ダダダ
雲雀ちゃんは巧みに物陰に隠れながら、遠距離から弾を放っている。
深海「へっ、舐めんなっての!」スタタタッ
でも深海くんは、自慢の運動神経でそれをかわし次第に距離を詰めていく。
七原「なんで二人ともあんなに上手いの……?」
戦道「七原も頑張るといい。最後に残った一人には景品として金一封が贈られるからな」
七原「き、金一封!?」
七原「……………………………………」
七原「うん! 戦道くんがそこまで言うなら頑張ろうかな。別にお金が目的ではないけど」
七原「本当にお金が目的ではないけどね!」
───こうして私も戦場へと足を踏み入れたのだった。
七原「うーん…戦場に来たはいいけど、正直あの二人には適いそうにないんだよね…」
七原「どうしようかな……」
???「なら、私と勝負するです!」シュッ
七原「…えっ!?」
謎の声と同時に十時の方向からペイント弾が飛来する。
七原「きゃぁぁっ!」スカッ
私は間一髪の所で弾をよけた。
藍沢「ちっ、外してしまったです!」
藍沢「でも次こそは当てるです! 七原さん、覚悟です!」
七原「あ、藍沢ちゃん!? あなたも参加者だったの?」
藍沢「そうです! さあ勝負するです、七原さん!」スチャッ
藍沢ちゃんは両手で握った銃を私に向ける。
どうやら…やる気みたいだね……
こうなったら…私やらなきゃ!
安価↓1のコンマ 七原
安価↓2のコンマ 藍沢
※数値の高い方が勝利
七原「やぁぁぁぁっ!!」ダダダダッ
藍沢「あわわわわわっ!?」ズダダッ
〜〜五分後〜〜
七原「はぁ…」スタッ
藍沢「…ぜぇ…ぜぇ…です…」
七原「…追い詰めたよ、藍沢ちゃん!」
七原「これで終わりだよ!」スチャッ
藍沢「そんな…こんな所で…!」
藍沢「こんな所で追いつめられるなんて…はうぅっ…!!」ビクッ
藍沢「…でも私はまだ終わらないです」
七原「…えっ?」
藍沢「ふふふ…今です! 雲雀さん!」
雲雀「え〜いっ!!」シュバッ
藍沢ちゃんの背後から、先程まで深海くんと戦っていたはずの雲雀ちゃんが現れ、ペイント弾を私に放った。
七原「……きゃっ!? アブないっ!」スカッ
雲雀「むむ〜避けられちゃったねぇ」
藍沢「助かったです、雲雀さん! 危ないところだったです」
そんな………藍沢ちゃんと雲雀ちゃんは組んでいたって言うの!?
敵が二人…私一人じゃ勝ち目がない。
そうだ! 深海くんはどこにいるんだろう?
雲雀「深海クンを探してるなら、無駄だよ〜」
雲雀「だって彼はぁ、私が倒しちゃったからね」
嘘…そんな……!!
これじゃあ2対1…どう考えても勝てないよ…
藍沢「ふふふ……ふふふふふ、七原さん、これでチェックメイトです!」
藍沢「これで賞金の金一封は私のものですぅ! ふふふ……ふふふふふはははは………
──────スパァァッンッ!!!!!
藍沢「……………はえ?」
藍沢ちゃんの後頭部にペイント弾が撃ち込まれる。
ペイント弾が放たれた先。
ソコにいたのは…雲雀ちゃんだった。
雲雀「ごめんねぇ藍沢ちゃん!」
雲雀「私、あなたを裏切ることにしたんだ〜」
藍沢「…な、なんで……です…?」
雲雀「なんでかって? そんなの決まってるよぉ」
雲雀「藍沢ちゃんの……」
雲雀「そんな顔が見たかったから…だよ」ニタァ
藍沢「ひ、ひいいいいいっ!!」ビクビクッ
藍沢ちゃんは恐ろしさの余りか逃げ出してしまった。
なんか顔は喜んでたっぽいけど気にしない方向でいこう。
雲雀「さてと…二人になっちゃったねぇ」スチャッ
七原「うん、そうだね! じゃあ決着をつけよっか!」スチャッ
互いに向かい合い、銃口を向ける。
そして、私と雲雀ちゃんの最後の一騎打ちが始まった。
安価↓1のコンマ 七原
安価↓2のコンマ 雲雀
七原「えいっ! やあっ!」シュッシュバッ
雲雀「あはは、まだまだ行くよ〜!」ダダダダダッ
雲雀ちゃんと私の戦いは、両者互角で果てしなく続くかのように思われた。
しかし…一時間ぐらいした後だろうか…
遂に均衡が破れた。
七原「そこだぁぁっ!!」シュバッ
───ガッ!
雲雀「え? ひゃあ!」ガタタッ
私の弾丸が雲雀ちゃんの足元を狙撃し、彼女のバランスを崩したのだ。
これは………好機だ!
七原「一気に決めるよっ!!」
ダダダダダダダダダッ!!!!!
雲雀「ひゃあああああああああん!!!」
私の放ったペイント弾は雲雀ちゃんの全身を赤に染めた。
七原「………やった…」
七原「やったよ! 私が勝ったんだ!」
七原「これで金一封は私の物だぁぁぁ………
────パンッ
あれ? 今、軽い音が背中の方から聞こえたような………
私は恐る恐る後ろを振り向く。
そして……気づいてしまった。
私の背中にペイント弾の痕がついていること。
そして……私にペイント弾を撃った人。
都苗「…その……私……ずっと隠れてて……その……ごめんなさい…」
戦道「バトル終ー了ー!」
戦道「勝者は都苗小牧だー!!!!」
戦道くんの声を聞き、私はようやく理解した。
どうやら都苗ちゃんも参加者で、今の今までどこかに隠れていて、最後に美味しいところだけ持って行ったみたいだ。
つまり、私は負けたのだ。
七原「そ、そんなぁー!!」
七原「私の金一封がぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ァァァァァァァァァァァァ……
ァァァァァァァ……
ァァァ…
こうして、第1回『射敵』大会は都苗ちゃんの優勝で幕を閉じた。
まあ、なんだかんだ……楽しかった…かな?
射的屋編 おわり
次に行くところ
1.焼きそば屋
2.特設ステージ
安価↓2
ん〜! なんだかいい匂いがする!
そっちに行ってみようかな!
七原「えーとここかなぁ…」
加藤「へいらっしゃーい、七原はん!」
加藤「焼きそばの加藤屋へよう来よったな! サービスするで!」
七原「加藤くん! そっか……これ、焼きそばの匂いだったんだね!」
七原「一つもらおうかな。えっと一ついくらなの?」
加藤「んー、そやな七原はんはけったいな美人さんやし500円のとこを200円にまけたるわ」
七原「いいの? 加藤くん、ありがとう!」
やっぱり、加藤くんは優しいよなぁ……
私なんかに、美人だなんて…お世辞とわかっていても嬉しいものだよね。
加藤「へい、おまち! 出来立てほやほやな焼きそばや! さめない内に食べた方がええで」
七原「うん! じゃあ早速、いただきまーす!」パクッ
七原「…………」モグモグ
七原「お、おいしい! おいしいよコレ!」
七原「この……えっと魚かな? 肉かな? 分からないけど、この具材すっごく美味しいよ!」
加藤「あー、それな…」
加藤「わいもよー知らんのやけど…ミシェルはんがさっき持ってきた食材や」
加藤「さすが超高校級よグルメやな! こんな美味い食材しってるやなんてなぁ!」
ミシェルちゃんが……さっき…持ってきた……
魚みたいな食材………
…………………あれ? なんだろう?
すごく嫌な予感がする……
私は焼きそばの中の例の具材を取り出し、よく見てみる。
心なしか赤い模様の付いたヒレを持つ、小さな魚に見える。
まさか…………ね?
私は焼きそばの代金を加藤くんに渡し、その場を後にした。
途中すれ違ったミシェルちゃんが、両手にいっぱい金魚を抱え……嬉しそうに焼きそば屋まで走っていったけど……
私には何の関係も無い話だと信じたい。
焼きそば屋編 おわり
と言うわけで短いですが今回はここまでです。
次回更新のめどが立ち次第、前もって報告します。
感想、質問など有るとうれしいです。
では、お付き合いありがとうございました。
最後に少しアンケート
二章に向けてキャラの印象について聞いておこうかと
二章でもっと出番があってほしいキャラ。
一章であまり目立たなかったキャラ。
そんなキャラがいたら教えてください。
お待たせしました。
本日、22時頃から少しだけ再開したいと思います。
今回で夏祭りは終わると思いますが、この後について少し聞きたいのですが…
このまま、オマケを続けるのと本編に戻るのとどっちがいいでしょうか?
オマケつまんないから、さっさと本編が見たいと言う人がいれば次回から本編に戻りたいと思います。
本編再開の意見が多いので、次回からは本編に戻りたいと思います。
とりあえず今日は夏祭りを終わらせるところまで行きます。
安価はほぼ無いけど、お付き合い頂けるとありがたいです。
では、再開します。
謎の焼きそばを食べてしまった後、私はふらふらと隣の出し物のところまできた。
七原「ふぅ、食べた食べた。えーと…ここは何かのステージかな?」
雨傘「あら、七原さんもいらしたのですね?」
代官「ちっ……また邪魔な奴がきたのだよ」
七原「雨傘さんと代官くん! 二人ともここにいたんだ」
雨傘「ええ。外を歩き回るのは性に合いませんから」
七原「はは…私も随分回ってきたから少し休もうかな」
雨傘「ここには座敷も有りますし、休むにはちょうどよいと思いますわ」
七原「そういえば…このステージって何かやるのかな? 雨傘さんは知ってます?」
雨傘「さぁ…どうでしょう。あの女装男が何かする様な事を言っていたような気はしますけど」
女装男って………
あ、神楽坂くんのことか……!
神楽坂くんがステージで何かやるって……もしかして…
代官「ふん、どうやら始まるみたいなのだよ」
七原「えっ?」
代官くんの言葉と共にステージの幕が上がる。
舞台の上は、白い雪のような物がひらひらと舞っていて、すごく幻想的だった。
そして、古風な音楽と共に舞台にあらわれたのは……
傘を片手に持ち、真っ白な着物に身を包んだ……
超高校級の女形、神楽坂白くんだった。
七原「すごい……綺麗……」
雨傘「これは……『鷺娘』ですわね」
七原「『鷺娘』?」
雨傘「ええ、歌舞伎の演目で女形が活躍するものの一つですわ」
神楽坂くんは音楽に合わせて、ゆらゆらと舞い始める。
その所作は、まるで一羽の鷺のように美しく…そしてはかない物だった。
私は歌舞伎とかにはあまり詳しくないけど……
神楽坂くんが凄いのは肌で感じ取れるなぁ。
私は完全に神楽坂くんの舞台に魅入っていた。
そして…数十分後、神楽坂くんの舞台が終わると、私は自然と拍手をしていた。
七原「すごい…すごいよ神楽坂くん! 何て言うか…こう、感動しちゃったよ!」
神楽坂「あはは…そこまで言われると流石に照れるね」
神楽坂「でも僕なんてまだまだだよ」
雨傘「まあ、女装男の割には良かったのではないですか? まあ、いつにもまして男らしさが足りませんが」
神楽坂「うーん…男らしさねぇ」
七原「でも…神楽坂くんって本当に女の人みたいだよね。私よりも女らしかも……」
七原「はぁ…私も神楽坂くんみたいに女の子っぽくなりたいなぁ…」
神楽坂「女の子っぽく? それならいい方法があるよ!」
そう言うと、神楽坂くんはグイッと顔を寄せて来る。
神楽坂「ねぇ、七原さん。今夜僕の部屋に来ないかい?」
七原「……えっ?」
神楽坂「僕が君を、女にしてあげるよ」ネットリ
七原「え、ええええっ!?」カアッ
七原「な、なななな何を言ってるの〜〜っ!?」
神楽坂「ふふふ、怖がらなくてもいいよ。僕に任せれば痛くはしないからさ」
神楽坂くんはじりじりと私の方へとよってくる。
何だろう……凄く嫌な予感がする…
このままじゃ…行ってはいけないところに行ってしまうような…
しかし神楽坂くんが私に触れる直前、彼を制止する声が聞こえた。
代官「おい、神楽坂。貴様、俺の前で犯罪めいたことをするとはいい度胸なのだよ」
神楽坂「あ、代官くん…! いや、これはほら双方同意の上って言うか…」
七原「わ、私、同意なんてしてないよっ!!?」
代官「だそうだ。神楽坂、お前にはお灸をすえる必要がありそうだな」
神楽坂「え?」ガシッ
神楽坂「うわぁぁあああ!?」ズルズル…
代官くんは神楽坂くんの肩を掴むと、強引に引きずっていった。
神楽坂「うーん、失敗しちゃったなぁ……」ズルズル…
神楽坂くんは悔しそうな声を漏らしながら遠くへと引きずられていってしまった。
えーと…………
助かった…って事でいいのかな?
神楽坂くんも多分、私をからかってるだけなんだろけど……
…やっぱり神楽坂くんってよく分からない人だなぁ……
特設ステージ編 おわり
七原「ふぅ…これで全部回ったかな?」
紫香楽「おーい、七原お姉ぇちゃーん!」
七原「…! 紫香楽くん、どうしたの?」
紫香楽「えーとね、準備が終わったからみんなを呼ぼうと思ってさぁ!」
七原「準備が終わったって事は……じゃあもうすぐ始まるんだね」
紫香楽「うん! じゃあ僕はみんなを呼んでくるから七原お姉ちゃんは先に会場に行っててよ!」
七原「分かった、じゃあまた後でね!」
よし! 早速、行ってみよう!
お楽しみのアレが始まる前にね…!
《会場》
私が会場につくと、そこにはすでに何人かそろっていた。
深海「お、七原! こっちだこっち! 場所はとってあるぜ!」
七原「深海くん! 皆もう来てたんだね」
音無「ほら、七原ちゃんも一緒に見よう!」
加藤「それしても楽しみやなぁ! 紫香楽はんが作ったんやろ?」
葵「ふっ、どんなファンタスティックでスペクタクルなもが出てくるか…みものだな!」
都苗「……私…こういうの…初めてなので……とても……楽しみです…」
皆もワクワクだ止まらないみたいだ。
でも、それもしかないよね…
だって、これから始まるのは………超高校級の爆弾魔の紫香楽くんが作ったとっておきの……アレなんだから!
ミシェル「FUUUUUU!!! テンション上がってきたデース!!」
紫香楽「えーと、もう全員揃ったみたいだね〜!」
紫香楽くんがやってきたところで、同じクラスの16人全員が集まったようだ。
紫香楽「よーし、じゃあ始めようかなーっと!」タッタッタッ…
奥の装置の方へ、紫香楽くんは駆けていった。
そして、暫くすると、遂にアレが始まったのだった。
紫香楽「じゃあ、一発目いっくよ〜!!」ガチャッ
紫香楽くんが何かの装置のスイッチを入れる。
するもヒュルルルルル…と夜空に光が上っていって……
─────ドオォンッ!!!
色鮮やかなの花火を描いた。
紫香楽「たーまやー!!」
ミシェル「SO COOOOLーッ!!」
加藤「おお! えらい響くもんやなぁ!」
葵「ふむ…ビューティフルだ! なあ、Ms.桐生もそう思うだろう?」
桐生「ふーん……まあ、いいんじゃない」
皆、空に浮かぶ淡い花に歓声を上げている。
その後も二発目、三発目と次々に花火が上がり、そのたびに私達は楽しそうに声を上げた。
七原「綺麗だなぁ……」
紫香楽「当たり前だよっ、七原お姉ちゃん!」
紫香楽「だって僕が作ったんだからね!」ニコッ
七原「さすが、火薬のこととか詳しそうだもんね」
紫香楽「まあね!」
それにしても…この花火、ただ綺麗なだけじゃなくて…
何か、とても淡く切ない気持ちになるのは何でだろう?
これが祭りの終わりを象徴するものだから?
それとも……………
紫香楽「七原お姉ちゃん? どうかしたのー? 顔色悪いけど……」
七原「…! ううん、何でもないよ!」
七原「だだ、来年もこんな風に皆で花火をみたいなって考えてただけだから…!」
紫香楽「来年も…?」
七原「えーと…来年だけじゃなくて、再来年も、その次もずっと、この皆で笑顔でこんな風に入れたら素敵じゃない?」
紫香楽「ずっと皆で笑顔で……か…」
紫香楽「ゴメンね…七原お姉ちゃん」ボソッ
七原「…え? 何か言った?」
紫香楽「ううん、なーんでもないよ、えへへへ!」
紫香楽くんはなぜか悲しそうな顔で笑っていた。
でも、私は信じてる。
きっといつまでも、このすばらしい仲間と一緒に笑っていられるって……!
そう信じてる。
そう、信じてたんだよ。
真っ暗な空に、赤、青、緑、様々な色の花火が鮮やかに映し出される。
───しかし、その美しい花火も、いつかは散ってしまうのものなのだ。
私がその事に気づくのは、まだ先の話だった。
超高校級の夏祭り 終わり
以上で夏祭りは終わりです。
あとスマブラネタだけ書いておいてみる。
強い順
都苗 使用キャラ リトルマック
戦道 使用キャラ ゼロスーツサムス
藍沢 使用キャラ ロゼッタ&チコ(Xの時はメタナイトだった)
雲雀 使用キャラ ピクミン&オリマー
紫香楽 使用キャラ ゲッコウガ
葵 使用キャラ フォックス
ミシェル 使用キャラ キャプテンファルコン
音無 使用キャラ ネス
雨傘 使用キャラ ピット
神楽坂 使用キャラ ゼルダ
加藤 使用キャラ ドンキーコング
深海 使用キャラ むらびと
七原 使用キャラ カービィ
桐生 使用キャラ ピカチュウ
八河 使用キャラ ロボット
代官 やらない
※>>1はそんなスマブラに詳しくない
というわけで、今回はここまでです。
次回からは本編に戻ります。
おそらく来週中にはこれるかと……
質問、感想などがあると嬉しいです。
ではお付き合いありがとうございました。
http://i.imgur.com/2ZPn8uL.png
イメージ絵を参考にドット絵を書かせていただきました
>>1の画力についていけてない
七原さんはスマブラカービィで上空ストーンやり続けるだけの人タイプな気がする
ゲーム弱そう
>>120
すげー再現度高いな
>>120
すげぇ!!本当にありがとうございます!めっさ嬉しいです!
残りの人たちの絵ももうすぐ完成しそうなので楽しみにしていてください。
では、本日22時頃から再開したいと思います。
今回から二章が始まるのでお付き合いいただけるとありがたいです。
ようやくおいついた。
戦道、ヘルシングの少佐イメージしてたけど、まんま豚神なんだな・・・
──────夢を…
夢を見ていたんだ。
すごく懐かしい夢を。
そこには皆がいて……そして……
確かに『アイツ』もいたはずなんだ。
今となっては名前も思い出せない……
死んで欲しいくらい大嫌いで、死んでもいいくらい大好きな『アイツ』が……
──────────────────────────────────
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CHAPTER02
【愛のカタチ 勇気のスガタ】(非)日常編
【コロシアイ学園生活8日目】
《七原の部屋》
『キーン コーン カーン コーン』
モノクマ『オマエラ、おはようございます!』
モノクマ『朝7時になりました』
モノクマ『今日も頑張りましょー!』
七原「………………」
裁判から一夜あけた朝。
私は既に聞き慣れた声で目を覚ました。
体が重い……
うまく寝れなかったみたいだ……
まあ、昨日、あんな事があった後で快眠できる方がおかしいけど……
紫香楽くんに加藤くん。
二人の仲間を犠牲にしてしまった事件を思い出すだけで、私の心は絶望に染まりそうになる。
しかも……その絶望はまだ終わっていない。
このふざけたコロシアイ学園生活は、モノクマが……黒幕がいる限りは終わらないのだ。
でも………
それでも…私は……
七原「……はぁ、起きなきゃ…」
重い体を何とか動かし、私はベッドから這い出る。
そういえば、戦道くんが朝に食堂に集まれって言ってたよね……
七原「立ち止まる訳には…行かないよね」
絶望しそうになる思考を振り切るように、私は自分の個室をあとにした。
《食堂》
食堂につくと、そこには既に何人か集まっていた。
深海くん。
音無ちゃん。
雨傘さん。
神楽坂くん。
八河くん。
奥には戦道くんと代官くんもいる。
皆それぞれ朝食をとっている。
でも…その顔は暗く、重苦しい空気だけが皆の間を支配していた。
私は……どうしようかな…
1.誰かと食べる
※一緒に食べる人の名前も
2.一人で食べる
安価↓2
…よし、深海くんに声をかけてみよう。
七原「おはよう深海くん。隣…いいかな?」
深海「おお、七原か…ああ、構わねーぜ」
深海くんなどこかぼうっとしてして元気がないように見える……
深海「はぁ…やっぱりこのままじゃよくねぇよな…」
七原「うん、そう…だね」
深海「アイツの事もあるし…一体俺っちはどうすりゃいいんだっての…へへっ」
深海「もう笑うしかねーよな……はぁ…」
深海くんはいつもより明らかに落ち込んでいるみたいだ。
私に何か…できるかな…?
何て声をかけるべき何だろう……?
1.雲雀ちゃんの事、どう思う?
2.加藤くんの事、許せない?
3.紫香楽くんの事、残念だよね。
4.その他自由安価
安価↓2 話しかける事
七原「あのさ…深海くんは雲雀ちゃんの事って、どう思ってるの?」
深海「………………ッ!!」キッ
雲雀ちゃんの名に深海くんの視線が鋭くなる。
深海「雲雀は…やっぱ許せねーよ」
深海「何考えてんのか俺っちにはさっぱりだけどよ。アイツはしちゃいけねぇ事をしたんだぜ?」
深海「俺っちはアイツを仲間とは思えねぇよ……ッ!!」
言葉の語尾を荒くして、怒りを露わにする深海くん。
深海くんは雲雀ちゃんに対して、怒りや憤りといったものを持ってるみたいだ。
……私だって雲雀ちゃんに怒りを覚えないといったら嘘になる。
でも……
七原「でも、本当にそれでいいのかな?」
深海「は? どうゆう意味だぜ?」
七原「え、あ…ううん、何でもないよ」
雲雀ちゃんについては私自身まだ気持ちの整理がついていない。
でも、深海くんのように、ただ憤怒の情を向けるだけじゃ…無いも変わらない気がするんだよね………
深海との絆が深まった。
暫くすると、全員が食堂に集まった。
そこには、もちろん彼女の姿もあった……
雲雀「あ、おはよ〜、七原ちゃん!」ニコニコ
七原「……………っ」
雲雀ちゃんは、まるで昨日のことを覚えていないかのように穏やかな笑顔をしていた。
雲雀ちゃん…アナタは一体、何を考えてるの……?
雲雀「あれ、無視なのぉ? う〜ん、随分嫌われちゃったみたいだなぁ」
深海「おい、雲雀! 何でお前がここに来てんだよ…ッ!」
雲雀「ん? 何でって…私たちは仲間なんだから当然でしょ〜?」
深海「お、お前なんて仲間じゃねーよっ!!」
音無「自分が昨日何したか覚えてないわけ…?」
藍沢「そ、そうです!…雲雀さんのせいで、二人とも……」
雲雀「私のせい? あははっ、何言ってるのぉ?」
雲雀「紫香楽くんを殺したのは加藤くんで、加藤くんはその罰を受けて死んだだけ……」
雲雀「だから、私は何にも悪くなんかないんだよ♪」ニッコリ
深海「な…っ! こ、こいつ………ッ!!」
神楽坂「これは…駄目だね。話が通じないみたいだよ」
桐生「か、完全にキチガイなんですけど…」
雲雀「キチガイだなんて酷いなぁ…」
雲雀「私はただ『愛』のために生きてるだけなのに…あはははは」
皆、狂ったように笑う雲雀ちゃんに対して恐怖と嫌悪を抱いていた。
八河「………もう……りません」
雲雀「ん〜? 何か言った、八河クン?」
八河「も、もう、我慢なりません!!!」
八河「私は雲雀さん、アナタを決して許しませんよ!!」ダダッ
七原「は、八河くん……!?」
葵「おい、Mr.八河っ…!?」
八河くんは怒りに震える声で叫びながら、雲雀ちゃんの方へ詰め寄る。
雲雀「あ〜らら、八河クンったら。怖ぁ〜い♪」
八河「貴女という人は…仲間を裏切った上に、そのことを反省する素振りすら見せないなんて……っ!」
八河「もう、許すわけには…いきませんよ!!!」
八河くんは今にも雲雀ちゃんに殴りかかりそうなほどの剣幕だ。
ま、まさか……八河くん…
雲雀ちゃんに手をあげるつもりじゃあ……
それは駄目だよ…そんな事したら…
──私が八河くんを止めようとしたその時、八河くんを制するように彼の声が上がった。
戦道「八河、そこまでにしろ」
八河「…せ、戦道さん……!」
戦道「仮にも副リーダーが感情的になってどうするんだ」
戦道「今やるべき事は、雲雀を懲らしめることでも、自分の怒りを誰かにぶつけることでもないはずだ」
八河「そ、それは……そうですが…」
戦道「他の皆もだ。誰かを責めるのではなく、お互いやれるべき事を探すのが先決だぞ」
やれるべき事か……
そうだよね。今は皆で協力してこの状況を打破しなきゃ……だよね!
深海「でもよぉ…雲雀をほっとくのは危険なんじゃねーのか?」
戦道「…雲雀に関しては俺に任せてくれ。俺が何もしないように見張るつもりだ」
雲雀「まあ、私は何でもいいけどねぇ〜」
雲雀ちゃんについてはまだ不安が残るけど……それでも私達は前を向こうとしている。
仲間を失った現実から目を背けずに……その先にある希望を見つめようとしているんだ。
七原「うん…戦道くんの言うとおり…皆で協力しよう? ね、皆もそれでいいよね?」
都苗「…わ…私は……そうしたい……です…」
雨傘「まあ、それが現状一番良い方法ですわね」
ミシェル「OK、OK! 頑張りましょうデース!」
音無「そうだね。頑張らないと…!」
私達は互いに頑張ろうと言い合った。
それは中身の伴わない、空疎なものだとしても……今の私たちには必要なことだった。
桐生「………ぁ…ぅぅ…」モジモジ
代官「……………」フイッ
雲雀「………ふふ、ふふふ」ニコニコ
戦道くんの言葉で皆が落ち着きを見せてから……数分後。
食堂にあの忌々しい声が響き渡った。
『キーン コーン カーン コーン』
モノクマ『オマエラ昨日は学級裁判お疲れ様でした!』
モノクマ『そんな頑張り屋のオマエラに僕からプレゼントがあります!』
モノクマ『新しい世界への扉を開きました!』
モノクマ『新しい世界には刺激が沢山ですよー!』
モノクマ『その刺激を糧にして、これからもコロシアイを楽しんでいってね!』
モノクマ『うぷぷぷぷぷ……ぶひゃひゃひゃひゃ!!』
───新しい世界…?
藍沢「えっと…今の放送ってどーゆー意味です?」
七原「モノクマがプレゼントをくれるっていってたよね」
神楽坂「うーん、新しい世界って何だろうね?」
八河「はっ! まさか外への出口では……!?」
雨傘「まあ、それは無いでしょうね」
八河「いや、調べてみるまで分かりませんよ!? 可能性は零でありません!」
桐生「はいはい、勝手に調べてればいいじゃーん」
戦道「いずれにせよ、調査が必要なようだな」
深海「うっし、俺っちが調べてくるぜ!」
葵「ウェイッウェイ! Mr.深海よ、一人で行くのはデンジャラスすぎるさ!」
音無「あ、じゃあさ前みたいに何人かずつにまとまって調べようよ!」
戦道「そうだな。では俺と雲雀は固定で残りは……」
代官「俺は一人で行かせてもらうのだよ」
スタスタスタ…
代官くんは食堂からでで調査に向かっていってしまった。
戦道「…仕方ない。では、残りは13人だから…4、3、3、3に分かれるぞ」
戦道くんの指示に従い、皆それぞれ組を作り始める。
えっと…私は誰と行こうかな……?
安価↓2と↓4 一緒に行く人(一人ずつ名前を書いてください)
※代官、戦道、雲雀以外
安価把握しました。
ということで、短いですが今回はここまでです。
次回はおそらく来週の土日になるかと…
次回更新のめどが立ち次第、前もって報告します。
では、残りのキャラ絵です。
ミシェル
http://imgur.com/eCRYxpH.jpg
八河
http://imgur.com/dNFUYdL.jpg
雨傘
http://imgur.com/1BUeMhh.jpg
神楽坂
http://imgur.com/bgE7h7Y.jpg
桐生
http://imgur.com/Dtn0qfC.jpg
紫香楽
http://imgur.com/x9Hd3xi.jpg
藍沢
http://imgur.com/hP4U1GE.jpg
加藤
http://imgur.com/DvFFmle.jpg
案の定、アナログ低クオリティーです。
これで全員のキャラ絵が出揃いましたが、このキャラの絵が好きとか絵の感想なども有ると嬉しいです。
原作キャラとの関係性は、まあ大体そんな感じですかね。
あと強いて言うなら、葵が日向に草餅あげてるぐらい。
では、本日21時頃から再開したいと思います。
短いですが、お付き合い頂けるとありがたいです。
では、再開します。
私が誰と組むか考えていると、スッと後ろから彼が近づいてきた。
神楽坂「ねぇ、七原さん。僕と行かないかい?」
七原「…えっ?」
七原「うーん……神楽坂くんとかぁ……」
神楽坂「えーと…ど、どうしてそんな嫌そうな顔するんだい?」
神楽坂「僕、何かしたかなぁ?」
七原「あ、別に嫌って訳じゃないんだけどね」
なんて言うか……
神楽坂くんって時々変な時があるって言うか……ちょっと怖いんだよね。
七原「まあ、一緒に行くのはいいけど、残りはどうするの? あと一人はいないと…」
神楽坂「ああ、それなら僕に考えがあるんだ」
そういって神楽坂くんは手を口元に添え、彼女に呼びかけた。
神楽坂「おーい、桐生さーん!」
桐生「………!」
桐生「いきなり何? 未夜に何の用ですかー?」
神楽坂「あのさ、桐生さんも僕らと一緒に回らない?」
桐生「は? 何で未夜がアンタみたいな変態と一緒に行かなきゃならないんだし……」
神楽坂「あれ? もしかして桐生さんは、葵くんとが良かったのかな?」ニヤッ
桐生「なっ…なななな、何言ってんのー!? 別に、醍醐は関係ないじゃん!」カアァッ
神楽坂「じゃ、OKて事だね」
七原「あんまり桐生ちゃんをからかっちゃ駄目だよ?」
神楽坂「んー、別にからかってるつもりは無いんだけどなぁ?」ニヤニヤ
桐生「……うぅ〜!」
神楽坂「まあいいや。じゃ皆も行くみたいだし、僕らもそろそろ行こうか!」
七原「行くって…どこに行くの?」
神楽坂「ちょっとね。あてがあるんだよ」
神楽坂「きっと桐生さんも喜んでくれるよ」
にっ、と不敵に笑う神楽坂くんに連れられて私達は食堂をあとにした。
《脱衣所》
神楽坂「ほら、やっぱりここが解放されたんだよ」
私達がつれてこられた場所。
それは……………
並べられたいくつものロッカー。
少し古びたマッサージチェアー。
大きな鏡のついた洗面台。
七原「ここって……」
神楽坂「うん。どうみても浴場の脱衣所だね」
私は生徒手帳のマップを確認する。
…本当だ、『大浴場』ってなってる。
ってことは…この先には湯船があるって事だよね。
桐生「…浴場……風呂……お風呂!!」
桐生「やった! これで、やっとちゃんとしたお風呂に入れるじゃん!!」キラキラ
お風呂が好きなのか、桐生ちゃんは目を輝かせて喜んでいる。
神楽坂「…やっぱり。桐生さんは無類の風呂好きだったんだね」
七原「知ってたの、神楽坂くん?」
神楽坂「いや何となくそうなんじゃないかなぁって思ったんだよ。ほら、僕もお風呂は好きだからさ」
七原「へぇ、神楽坂くんもなんだ。お風呂ってそんなにいいものなの?」
桐生「めっちゃいいもんに決まってんじゃんっ!!!」ドン!
七原「…!?!?」ビクッ
七原「き、桐生ちゃん…?」
いきなり両手で壁をたたいた桐生ちゃんが、怖い顔で叫んできた。
桐生「だってお風呂だよお風呂!!」
桐生「一日の疲れから未夜を救ってくれる唯一の存在なんだよ!?」
桐生「それがいい物じゃないなんて、冗談でも言うな!!」
そ、そんな力説されても……
それに、桐生ちゃんってこんなキャラだったっけ……
神楽坂「まあまあ、落ち着きなよ桐生さん」
桐生「で、でも、ホントにお風呂は凄いんだって……」
神楽坂「まあ、そうだね。お風呂はまさに楽園と言えるものだよね」
桐生「そう! あったかいし、癒されるし…最高なの!」
神楽坂「うんうん。魅惑(女の子)の幻想(裸)があるし、(男の)ロマンにあふれてるしね」
……………………
何だろう……二人の風呂好きの意味が違うような気がする。
数分後
七原「えーと、ここはもう調べたし…次行かない?」
桐生「えっ!? まだお風呂入ってないじゃん!」
七原「いや、それはまた今度にしようよ…ね? 今は他のところも調べなきゃいけないし…」
神楽坂「残念だけど七原さんの言うとおりだね。まあ、また明日にでも皆で入ろうか?」
桐生「うぅ……しょうがないか……って」
桐生「はああぁぁぁっ!? “皆で”って何言ってんの!? ふざけんなし!!」
神楽坂「あ、バレた?」
神楽坂「惜しかったなぁ、あと少しで桐生さんと七原さんの産まれたままの姿を拝めたのにね…」
桐生「この…ッ! し、死んでよ、変態がー!!」ゲシッ
神楽坂「えっ……うわぁあ!?」グラッ
バタァァァァンッ!!
七原「か、神楽坂くううううん!!?」
桐生ちゃんの怒りのキックが、神楽坂くんの腹部をとらえて、そのまま神楽坂くんを床へと倒れさせた。
神楽坂「」チーン
打ち所が悪かったのか、神楽坂くんは気を失って目を覚まさない。
七原「ど、どうしよう……」
桐生「ふん、ほっとけばいいんだしこんな変態」
桐生「ほら、もう行こ」スタスタスタ
七原「え、えぇ!? ま、待ってよ桐生ちゃーん!」タッタッタッ
私はさっさと出て行ってしまう桐生ちゃんを追いかけて、大浴場を出た。
倒れたままの神楽坂くんをおいて来ちゃったけど……
まあ、仕方ないか……自業自得……だよね?
次に行く場所
1.倉庫
2.プール
3.図書室
安価↓2
《校舎エリア1F・廊下》
七原「あ、見てよ桐生ちゃん。あそこ階段の前のシャッターが上がってるよ!」
七原「これで二階に上がれるみたいだね!」
桐生「どうせ大した物なんて無さそうだけどねー」
七原「そ、そんな事無いって!ほら、早く行こう!」
桐生「はぁーあ、未夜もうめんどくさいんですけど……」
泣き言を言う桐生ちゃんを連れて、なんとか私は二階に向け階段を上がった。
タッタッタッタッタッ……
《校舎エリア2F・廊下》
七原「ここが二階か……ここには何があるんだろうね」
桐生「それを今から調べるんでしょー?」
ここに外に出るヒントがあるかもしれないんだ。
よし! 気合いを入れていかなきゃ!
《図書室》
二階の部屋の一つに入った私達が目にしたのは……
大量の本がしまわれている本棚。
そして、その本を出して調べてはしまい、出して調べてはしまいを繰り返している三人だった。
葵「くっ…これも違う! こっちにもナッシングか!」スッ
都苗「ほ、本当に……あるんでしょうか……うぅ…全然…見つから…ないんですけど………」パラパラ
ミシェル「No…It's very hard workデース……」バサバサ
七原「………? えーと皆ここで何してるのかな?」
ミシェル「Oh! 七原サーン! 良いところに来たデースね!」
ミシェル「Help meデース!」
七原「ミ、ミシェルちゃん。いったい何をしてるの?」
ミシェル「そ、それがさっき代官サンが来てデースね……」
都苗「……私達に…ここの本をすべて調べて………脱出への手がかりを…見つけてくれって……頼まれたんです…………でも…」
都苗「さ、探しても……探しても…見つからないんですよぉ……グス…」
代官くんがそんな事を頼んだんだ……
三人でここを全部だなんて……さすがに無理があるような……
桐生「ふーん、代官ってば人に仕事押し付けて自分はどっか行っちゃってるんだ」
桐生ちゃんの言ったとおり、代官くんの姿は見あたらない。
桐生「ふん、しょうがないなぁ」
桐生「あーあ、しょうがない、しょうがない。未夜めっちゃ疲れてるけどしょーがないから手伝ってあげるし」
葵「ん、Ms.桐生よ、手伝ってくれるのか? サンクス!」
桐生「べ、別にしょうがないから手伝うだけだしー」カアァッ
桐生ちゃんは都苗ちゃん達と一緒に、本棚の調査を手伝い始めた。
さてと、私はどうしようかな……
1.机の上を調べる。
2.戸棚の上を調べる。
3.奥の書庫を調べる。
安価↓2
3
安価把握しました。
すいません、>>1が少し体調不良…というか急な腹痛がきたので今日はここで中断とさせていただきます。
本当に申し訳ないです。
続きは明日か明後日やるので、お願いします。
では、おやすみなさい。
完 全 復 活 !
ということで22時過ぎから少しだけ進めます。
短いですがお付き合い頂けるとありがたいです。
では、再開します。
あ、奥に扉がある。
こっちの扉は何処に繋がってるんだろう?
ガチャッ
《書庫》
七原「ここは……書庫かな?」
代官「…なんだ、貴様もここに来たのか」
七原「あ、代官くん! こっちにいたんだ!」
書庫の中にいた代官くんは、本棚から分厚いファイルのようなものを取り出し読んでいるようだった。
七原「えっと……代官くんは何読んでるの?」
代官「ふん、貴様には関係のない物なのだよ」フイッ
か、関係ないって……
相変わらずの女子嫌いなのか、代官くんは顔を背けてしまった。
仕方ないか…自分で調べよう。
私は近くにあった本棚から適当に一冊のファイルを取り出し、流し読みする。
七原「えーと…」パラパラ…
七原「えっ!? これって…!」
私の目を奪ったのは……
『希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件』と言う見出しの記事だった。
七原「希望ヶ峰学園って……もしかして私達と何か関係有るのかな……?」
私は気になってその記事を読み始める。
『【希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件】』
『──後にそう呼ばれることとなった事件の発端は“カムクライズル”と呼ばれる生徒だった』
『希望ヶ峰学園が総力を挙げて造り上げた天才で、あらゆる才能を身につけた……いわば【超高校級の希望】』
『それが“カムクライズル”なのである』
『そんなカムクライズルが、ある日、希望ヶ峰学園の生徒会メンバー13人を惨殺してしまったのだ』
『しかし、事件はそれだけではない──』
『とある生徒の暗躍により、カムクライズルの惨殺事件が明るみに出され……』
『待遇に不満を募らせていた予備学科の生徒達が一斉蜂起したのだ』
『これが【希望ヶ峰学園史上最大の事件】の全貌だ』
『この事件が原因となり、希望ヶ峰学園はその長い歴史に幕を下ろすこととなった』
『そして…この【希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件】こそがあの恐ろしい事件……』
『世界中を巻き込んだ【人類史上最大最悪の絶望的事件】の始まりだったのだ』
『──終──』
…………………………
…………………………………え?
な、何なの…これ?
カムクライズル? 超高校級の希望?
生徒会メンバーの惨殺事件? 予備学科の一斉蜂起?
人類史上最大最悪の絶望的事件?
それに、希望ヶ峰学園が幕をおろしたって……
じゃあ、私達が今いるここは何なの?
七原「い、意味が分からないよ……!」
代官「なんだ…貴様もそれを読んだのか」
七原「ねぇ、代官くん! コレって嘘だよね? モノクマのたちの悪い冗談だよね?」
七原「だって、私達が希望ヶ峰学園にきたのってついこの間のことなんだよ?」
代官「七原、落ち着くのだよ」
代官「このファイルに書いてある事の真偽は分からないが……」
そこで言葉を区切った代官くんは、声のトーンを一段階下げて、厳しい顔つきで言った。
代官「確かに、この事が事実だったとしたら…………」
代官「俺達は相当大きな事件に巻き込まれている可能性が高い……!」
代官「それこそ、希望ヶ峰学園だけでなく世界中に関わるような事件にな!」
七原「そ、そんな……!?」
代官「だが、それはあくまで仮定の話なのだよ」
代官「それに、俺達が今心配したところでどうなるというわけでもない」
七原「で、でも……」
なおも食い下がろうとする私を代官くんは冷静な声で窘める。
代官「いいか、七原。この事はまだ他の奴には言わないでおけ」
七原「えっ、どうして……?」
代官「余計なパニックを引き起こさないためなのだよ」
代官「戦道にだけは後で俺から話をしておく」
代官「分かったら、貴様も早く出て行け……女に何時までも居られると邪魔なのだよ」グイッ
七原「えっ、ちょっ、待って……!」
バタンッ
…………………………………………
…お、追い出されてしまった。
全く……代官くんはいつも勝手なんだよなぁ。
仕方ない…さっきのことはいったん忘れよう。
きっと代官くんが調べてくれるはずだろうし…私は信じて待とう。
よし! じゃあ書庫を調べるのはこれくらいにしておこうかな。
さて、次はどうしようかな…?
1.机の上を調べる
2.戸棚の上を調べる
安価↓2
図書室の壁際に置かれている机の上を調べようかな。
七原「ここは…あ、パソコンがある!」
私は机の上のノートパソコンを見つけた。
それは見た感じ、少し古びたパソコンのようだった。
七原「うーん…これって動くのかな…?」ポチッ
私は試しにパソコンの電源スイッチを入れてみた。
しかし………
シーン…
七原「なんだ、動かないのかぁ…」
都苗「あの……そのパソコン……どうやら……壊れているみたい…なんです……」
都苗「直せれば……いいんですが……私には…その…無理でした……ご、ごめんなさい…私の力不足で……」グスッ
都苗ちゃんは今にも泣きそうな顔で謝罪の言葉を述べる。
七原「ううん、そんな事無いって都苗ちゃん。壊れてるんじゃしょうがないよ!」
うーん…まあでも、確かに直せたらいいんだけどね……
まあ、後で皆に聞いてみようかな。
これで図書室は結構調べたかな……
って、あれ…? あれは何だろう?
私は戸棚の上に隠すようにおいてあった封筒を見つけた。
七原「な、何だろう…これ? 開けちゃっていいのかな?」
こんな所に置いてあるんだから、きっと重要な物なんだろうけど……
もしかしたら、モノクマの罠かもしれないし。
そんな風に私が悩んでいると、横からなぬっと手が伸びて、私の手から封筒をとっていってしまった。
ミシェル「いっただきデース! 七原サンは何を持ってたんデース? むむ、これは封筒デースね」
七原「ミシェルちゃん!? だ、駄目だって! 罠かもしれな──」
ミシェル「Let's open!!」
──ビリビリッ
私の忠告もむなしく、ミシェルちゃんは何の躊躇いもなく封を切ってしまった。
七原「ああ…!」
ミシェル「ふむふむ…What? コレはいったい何なのデースか?」
封筒から取り出した手紙を読んだミシェルちゃんは首を傾げていた。
七原「えっと……ミシェルちゃん、何がかかれてたの?」
ミシェル「むぅ…ミーにはさっぱりデースよ! 何かの暗号なのデースかね……?」ペラッ
あ、暗号…?
私はミシェルちゃんから手渡された手紙に急いで目を通す。
するとそこには、こんな文章が書かれていた。
『これは私達が私達を愛するための七ッ星の希望です』
『その扉を開く鍵は【57115】です』
『決して忘れてはだめです』
七原「えーと…よく分からないね…」
57115……どういう意味なんだろう…?
七ッ星の希望っていうのもよく分からないし。そもそもコレは誰が書いた物なんだろう?
モノクマ……でもなさそうだし。
ミシェル「Mmm……もしや57115は何かの数を表すのデースか?」
七原「さぁ? どうだろうね…?」
この手紙といい、さっきのファイルの事といい…この図書室はよく分からないことが多いなぁ。
まあ、でもこれ以上ここに時間をかけるわけにも行かないし……そろそろ次にいこうかな。
私は本棚を調べている桐生ちゃんに声をかける。
七原「ほら、桐生ちゃん。そろそろ行こうよ!」
桐生「えぇー、もう行くの? 未夜まだここ調べきってないんですけどー」
葵「ふっ、行きたまえMs.桐生よ! 後のことは俺に任せればいい」
葵「何、俺のパーフェクト・ワークスキルがあればこんなタスクはあっという間にフィニッシュするさ!」
桐生「んー、醍醐がいいなら…別にいいけど」
桐生「も、もっと一緒にいたかったのに」ボソッ
葵「ん? 何か言ったかMs.桐生?」
桐生「べ、別にー!? ほら、未夜もう行くから! じゃーね!」タッタッタッ…
七原「えっ、待ってってば桐生ちゃん! あ、じゃあね葵くん。また後でね!」スタスタスタ…
葵「うむ、二人ともアディオス!」
私は焦るようにと出て行ってしまった桐生ちゃんを追いかけて図書室を後にした。
《校舎エリア2F・廊下》
七原「はぁ…やっと追いついた」
桐生「…………ふん!」
七原「あのさ、桐生ちゃん。醍醐くんに気づいて貰えないからって拗ねないでよ……」
桐生「なっ! 別に拗ねてなんかないもん! 意味わかんないし!」プンスカ
七原「お、怒らないでよ……桐生ちゃん」
よく分からないことで起こる桐生ちゃんを何とかなだめて私達は次の場所へ向かうこととなった。
さて、次はどこに行こうかな……?
1.倉庫
2.プール
安価↓2
一度、一階に降りてきた私達は寄宿舎エリアの奥に扉が開いている部屋を見つけた。
《倉庫》
七原「ここは……倉庫みたいだね」
八河「あ、七原さん達も来たのですか!」
八河「見てくださいよ! どうですかこの圧倒的な物の数は!」
八河「食料に、衣服、ありとあらゆる生活用品が揃ってますよ! これなら安心してここでの生活を送れますね!」
桐生「アホじゃん、こんな状況で安心なんて出来るわけ無いし」
七原「あははは、でも本当にいろんな物があるね」
ぐるっと見回しただけでも、お菓子やらジャージやら玩具やら……果てはモノクマの石像みたいなのまである。
七原「ここって外から見たよりも、だいぶ広いみたいだね」
八河「ええ! 奥は他の皆さんが調べてるところなので声をかければ色々教えてくれるかもしれませんよ」
七原「そうだね。うん、ありがとう八河くん!」
八河「いえいえ、私は副リーダーですから当然ですよ! ふははははは!」ドヤッ
………これがなければ普通に良い人なんだけどなぁ。
さて、誰に声をかけようかな。
話しかける人
1.右奥で調べ物をしている戦道くん
2.左奥で箱をのぞき込んでいる藍沢ちゃん
安価↓2
安価把握しました。
というわけで今回はここまでです。
思ったより進まなかったですが……今回は色々今後に繋がる感じの話が多かったような……
次回は土日になると思われます。
感想、質問などはいつでも受け付けています。あると>>1のやる気があがるので嬉しいです。
では、本日もお付き合いありがとうございました。
お待たせしました。
本日18時過ぎくらいから再開したいと思います。
お付き合い頂けるとありがたいです。
では、再開します。
倉庫の左奥に目を向けると、箱のような物をのぞき込んでいる藍沢ちゃんが居た。
藍沢「…………」ジー
……ん? 何してるんだろう?
何か物欲しそうな目をしてる見たいだけど…
七原「藍沢ちゃん、何かあったの?」
藍沢「っ!!? な、七原さん!?」
藍沢「え、あー…いえ別に、な、何にもないです! はい!」アセアセ
七原「何もないようには見えないんだけど……」
藍沢「そんな事…な、無いです!」ススス…
明らかに焦っている藍沢ちゃんは、さっきまで覗いていた箱を背中の後ろに回し、隠すようにしていた。
うーん……怪しいな……
よし! こうなったら藍沢ちゃんが隠してる箱の中を見ちゃおう!
七原「えいっ!」バッ
藍沢「あぁっ! ち、違うんです! 別にこう言うのに興味があるわけでは…………」
藍沢ちゃんが覗いていた箱の中。
そこには……
手錠、縄、足枷や鎖、さらには首輪なんかの拘束具が一式揃っていた。
七原「……………………………………」
藍沢「……………………………………」
七原「……えっと…こういうの、興味あるんだ…」
藍沢「ち、ちち違うですって。私にはまだ早いって言うか」
まだ!? “まだ”って事は……いつかは興味を持つって事なの………
藍沢「だから、その七原さんも引かないで欲しいです!」
七原「あ、あははは…人の趣味はそれぞれだしね。大丈夫、大丈夫」ススッ…
七原「私は文化委員だし、異文化理解は心がけてるから…」スススッ…
七原「全然、問題ないよ…うん!」ススススッ…
藍沢「じゃあ、何でどんどん後ずさってるんです!?」
いや……決して引いてるわけじゃないよ。
ただ、ちょっとアレかな。ガチの人とは距離を置きたいかなーって。
七原「じ、じゃあ私達はそろそろ行くね!」
七原「ほら、桐生ちゃんも行こう!」
桐生「え? もう行くのー? まだ全然調べて無いじゃん」
七原「いいから、早く行こうよ!」
藍沢「ああ! 待って欲しいです、七原さん! まだ誤解が……」
タッタッタッタッタッタッ…
私はちょっとアレな藍沢ちゃんから逃げるように倉庫を後にした。
《校舎エリア2F・廊下》
七原「後、調べてないのはここくらいかな」
桐生「えーと…そーなんじゃい?」
よし! 行ってみようか!
ガチャッ
《プール前ホール》
ここは…プールかな?
室内プール……しかも二階にあるなんて、何かすごいプールの予感がするなぁ。
深海「お? 七原達も来たのか!」
七原「あ、深海くん!」
深海「なあ、七原! 聞いてくれよ! この奥にはプールがあるんだぜ! プールだぜプール!」
深海「よっしゃっ!! コレで久しぶりに潜れるぜぇ!!」
七原「あはは…それは良かったね」
テンション高いなぁ…深海くん…
やっぱり【超高校級のダイバー】としては気になっちゃう物なのかな。
↑訂正 桐生「そーなんじゃい?」→桐生「そーなんじゃない?」
桐生「ふーん…プールね。未夜プールは好きじゃないんだよねー」
七原「へぇ…………」ジー
桐生「……………………な、何?」
桐生「べ、別に泳げない訳じゃないし!」
七原「だ、誰もそんな事言ってないよ?」
桐生「それに…仮に泳げなかったとしてもさ、生きていけるしー、なんの問題もないじゃん?」
音無「それは違うわ!」 論破!
七原「お、音無ちゃん?」
音無「あのね、桐生ちゃん。いざって時に泳げないと困るのは桐生ちゃんなんだよ?」
音無「溺れないように、ちゃんと泳げるようにならないと駄目!」
桐生「だ、だから…別に泳げない訳じゃ…」
音無「ほら、ここにはビート板とか浮き輪なんかも有るみたいだし」
音無ちゃんの指差した先には、確かに水泳に使うような物が置かれていた。
なかには酸素ボンベやウェットスーツみたいな本格的な物まであるみたいだ。
音無「今度、アタシが泳ぎを教えてあげる!」ニコッ
桐生「い、いやぁ! 助けてぇー!」ウワーン
桐生ちゃん……音無さんに捕まって泣いてる。
やっぱり泳げなかったんだね……
さてと、私はどうしようかな。
調べるところ
1.女子更衣室
2.男子更衣室
3.機関銃
安価↓2
七原「えーと…そうだ、折角だし更衣室の中を調べておこうかな」
音無「あ、七原さん! ここ入るには生徒手帳が要るらしいよ」
七原「生徒手帳……そうなんだ」
音無「さっきモノクマが出てきて…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
音無『あれ? ここってどうやってはいるのよ』ガチャガチャ
モノクマ『困ってるみたいだね!』ビョーン
音無『モ、モノクマ…!』
深海『何のようだよ、てめぇ!』
モノクマ『嫌だなぁ、折角親切に教えてあげようと思ったのに…』ショボーン
音無『教えるって…更衣室の開け方のこと?』
モノクマ『そうです! この更衣室はオマエラの電子生徒手帳と連動してて、そこのカードリーダーにかざすと開くようになってるのです!』
モノクマ『しかも、男子の生徒手帳では男子更衣室、女子の生徒手帳では女子更衣室のみを開けることが出来るんだよ?』
モノクマ『どうだ! これが僕のテクノロジーの凄さだ! 分かったか!』ガオー
音無『成る程。男子が女子更衣室に入れたら大変だもんね』
雨傘『ですが、もし男子が女子の生徒手帳を借りたりしたらどうなるのでしょう?』
モノクマ『あー、それは確かに大変だね』
モノクマ『しょうがないなぁ、後で校則に【電子生徒手帳の貸与の禁止】を追加しとくよ』
音無『うんうん、それなら安心だよ』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
音無「って事があったんだよ」
七原「そっか、じゃあ私の手帳を使えば中に入れるんだね!」
よーし、試しにやってみよう!
私はポケットから電子生徒手帳を取り出し、更衣室へのドアの横にあるカードリーダーにかざした。
ピピッ……ガチャ
あ、ドアの鍵が開いたみたいだ。コレで中に入れるね。
私は生徒手帳をしまってから女子更衣室へと足を踏み入れた。
スタスタスタ…
《女子更衣室》
ここが女子更衣室か…
中はそれほど広くはないけど、筋トレに使うような器械や器具なんかが置いてあるみたいだ。
雨傘「筋トレですか……わたくしには縁のない物ですわね」
七原「あはは、確かに雨傘さんはやりそうにないですもんね」
雨傘「わたくし運動というものはあまり好きではないのですわ」
雨傘「落ち着いてゆっくり過ごすことこそが人生のあり方だとは思いません?」
うーん…雨傘さんは少し極端だけど…
確かにゆっくり過ごす事も生きてく上では大切だよね。
もちろん運動も大切なんだけど。
さてと、女子更衣室はもう少し調べようかな。
調べるところ
1.カーペット
2.ポスター
3.トレーニングマシン
安価↓2
すいません、少し抜けます。
再開は21時から22時の間ぐらいです。
安価は下
すいません遅くなりましたが、再開します。
私は壁に一枚のポスターが貼られているのに気づいた。
……あ、コレってもしかして…『トルネード』のポスターかな?
雨傘「『トルネード』……今人気急上昇中の若手にして男性アイドルグループ史上過去最多のドーム公演回数を誇るアイドルグループですわね」
七原「……詳しいんですね、雨傘さん」
雨傘「いえ、別に…」
雨傘「ただ小松潤×三ノ宮君の組み合わせは至高ですわ、うふふ腐」
雨傘「最近は小野君とのパターンもおすすめですけれど。うふ、うふふふふ」ハァハァ
……………………………………
ああもう! 神楽坂君といい藍沢ちゃんといい、どうしてこう変態が多いの!?
こんなんじゃ…私、皆と仲良くしたく無くなっちゃうよ……!
次に調べるところ
1.カーペット
2.トレーニングマシン
安価↓2
私はそばに立っているトレーニングマシンを調べてみる。
うーん……これってこのハンドルを握ったまま腕を左右に動かしておもりを上げる奴だよね。
私は少しトレーニングマシンを使ってみようとおもりに触った。
おもりは…うわっ、すごく重い…
私にはちょっと出来そうにないかな。
七原「ふぅ…それにしてもここって、いやにジメジメしてるね」
雨傘「そうですわね。まあプールに近いですし…気温27℃、湿度82%と言ったところでしょうか」
七原「え、分かるんですか?」
雨傘「あら、わたくしの才能をお忘れですか?」
雨傘さんの才能……
そうか、雨傘さんは【超高校級の気象予報士】だったっけ!
雨傘「まあ、わたくしの才能を忘れてしまっていても仕方ないですわ」
雨傘「窓もない閉鎖空間にいる今、わたくしの才能が無意味なのは明らかですものね」
七原「そんな事無いですよ! 雨傘さん、凄いじゃないですか」
だって、1日も天気予報をはずしたことがない気象予報士なんだし…
それに、上品でお淑やかで…私も憧れていたんだよ。
……………………ここに来るまでは。
雨傘「うふふ、『凄い』ですか……そんなにいい物ではないのですけれどね…」
雨傘さんはどこか遠くを見るような目をしてそうつぶやいていた。
…………さてと、女子更衣室はコレくらいでいいかな。
プール…のほうは今は止めとこうかなぁ、服が濡れても困るし。
雨傘「では、更衣室を出ましょうか」
七原「はい、そうですね!」
私と雨傘さんは女子更衣室を出て、プール前ホールに戻った。
《プール前ホール》
えーと、次は何を調べようかな……
調べるところ
1.男子更衣室
2.機関銃
安価↓2
ふと上を見ると、そこにはプールに似つかわしくない物があった。
七原「こ、これって……銃?」
どうしてこんな物騒な物がついてるの……?
モノクマ「それはね…変態を駆逐するためのリーサルウェポンなの!」ビョーン
七原「モ、モノクマ…!」
雨傘「またアナタですか…」
桐生「うわっ! こっち来ないでよ! あっち行けし!」
モノクマ「オマエラ、僕に対して辛辣過ぎじゃない?」ショボーン
七原「……それで、この銃は何なの? リーサルウェポンって言ってたけど…」
モノクマ「ほら、いくら鍵がかかってるからって無理矢理、更衣室に入ろうっていう変態が居るとも限らないでしょ?」
モノクマ「なので、電子生徒手帳を使わずに入ろうとしたり…誰かを脅して奪った電子生徒手帳を使って入ろうとした奴は……」
モノクマ「このマシンガンの餌食になってもらうことにしました!」
音無「餌食って……そんなの食らったら死んじゃうじゃない!」
深海「つーか…そこまでして覗きしようなんて奴いねーだろ?」
神楽坂「それはどうかな。女性の裸は命を懸けてでも見る価値があるんじゃない?」
………………………………あれ?
七原「か、神楽坂くん!?」
神楽坂「やあ、七原さん。おはよう…でいいのかな?」
桐生「嘘…なんで復活してんの!?」
神楽坂「いやぁ、流石に僕も参ったよ。いきなり蹴りを入れられるなんてね」
神楽坂「でも…そんな事では僕は……男のロマンってのは止められないんだよ!」ニコッ
神楽坂くんは、まるで何もなかったかのように……不敵に笑って見せた。
桐生「コイツ…まるで反省してないし」
神楽坂「え、反省? どうして僕がそんな事しなくちゃならないんだい?」
神楽坂「僕はただ本能に従ってるだけなのにさ」
神楽坂くん……この人は相変わらずだなぁ…
モノクマ「あれあれ? 神楽坂クンはもしかしてマシンガンの餌食になりたいの?」
神楽坂「うーん……それは流石にゴメンだよね」
神楽坂「でも、僕は諦めないよ。希望は前に進むんだ!」ビシッ
神楽坂くん…名言を汚しちゃダメだよ……
神楽坂「というわけで、皆プールで泳ごうか!」
桐生「何が“と言うわけ”なのか分かんないんですけどー」
神楽坂「ほらほら、細かいことは気にせずにさ」
音無「でも、水着も無いのに…泳げる分けないわよ」
神楽坂「ああ、その事なら安心してよ」
神楽坂「僕が皆の分も選んできてあげたからさ!」ニヤッ
……………………………は?
神楽坂「まずは音無さんはこれ、白いビキニだね! やっぱりプロポーションがいいからこういうシンプルなのが似合うよ!」
音無「え? ちょ、え?」
神楽坂「次、七原さんは…このワンピース型の奴だね! 七原さんはそんなに背も高くないし、こういう可愛いのが良いと思うんだ」
七原「…………………う、嘘でしょ……」
神楽坂「お次は桐生さんだよ! 桐生さんは体格的にやっぱりアレだよね。じゃーん、スクール水着! 僕は小さくたっていけるクチだよ」
桐生「…な、なななななな…」フルフル
神楽坂くんは嬉しそうに、次から次へと水着を出しては皆に手渡していく……
私がもらった水着を確認すると、なぜかサイズまでぴったりだった。
これは…さすがの私も、正直……
桐生「キモいよおぉぉぉぉ!!!!」
桐生「アンタが選んだ水着なんて誰が着るか!」
桐生「し、死ねぇええぇぇぇ!! この変態!」ダダッ
桐生ちゃんの鋭い蹴りが、再び神楽坂くんを襲う。
神楽坂「おっと、その手はもう食らわないよ」スッ
桐生「えっ?」スカッ
軽い身のこなしで、神楽坂くんは桐生ちゃんのキックをかわした。
桐生「くぅ……何で成長してんだし…」
神楽坂「あははは、僕は皆の希望(水着姿)の為なら何でも出来るよ」
そんな、笑顔で水着を渡してこようとする神楽坂くんに呆れたように彼女がため息をついた。
雨傘「はぁ…いい加減に静かにしてほしいですわね」
雨傘「さっきからくだらないことで騒ぎ立てて……アナタはもっと男らしく寡黙でまじめな人間になるべきですわ」
神楽坂「うーん、雨傘さんは厳しいね。男らしくね……」
まあ、ある意味神楽坂くんは男らしいと言えば男らしいんだけど……
雨傘「アナタを見ていると、わたくしいい加減気持ち悪くなってきますわ」
桐生「マジでどーかん」
女子勢は神楽坂くんを睨みつけるようにして距離を置く。
神楽坂「うーん、まずいね。どうやら本格的に気持ち悪がられてきたみたいだ」
神楽坂「何か対策を立てないと…ね」
確かに神楽坂くんは変態かもしれないけど…こんな状況で仲間割れは良くないよね。
…でも、これ、神楽坂くんの自業自得だから仕方ないのかも。
そんな風に神楽坂くんが暴走したあと、プール前ホールの扉が開き彼が入ってきた。
八河「皆さん! ここにいたんですか」
七原「あ、八河くん。ちょうど良いところに」
八河「皆さん、そろそろ調査を終えて食堂に集まってほしいと戦道さんが言ってましたよ」
音無「あー、もうそんな時間なんだ。じゃ、行こっか皆」
深海「だな! しゃーねー、プールに入るんは今度にすっか!」
雨傘「はぁ…まあ、行きますか。待たせても仕方ないですからね」
神楽坂「そうだね。もう他の皆は行ってるだろうしね」
桐生「いや、アンタは未夜達と一緒に来ないでよ。五分経ってから一人で移動しろし!」
神楽坂「…え?」
雨傘「当然ですわね…」
七原「あはは、自業自得だね、神楽坂くん」
神楽坂「そ、そんなぁ…」
タッタッタッタッ…
こうして私達は神楽坂くんを置いて、食堂へと向かったのだった。
と言うわけで今回はここまでです。
次回は来れたら明日。明日来れなくても今週中には来たい。
質問、感想、などはあると嬉しいです。
お付き合いありがとうございました。
では、おやすみなさい。
乙!
地味に神楽坂くんの一連の流れをスルーする深海くんww
これは男のロマンイベントがあれば楽しみだ!神楽坂くんの暴走や意外に深海くんが行くのをみたいかも…
>>224
男のロマンに関しては二章から購買部で自動販売機が使えるようになるので行ってみると良いかもです。
遅くなってしまって申し訳ありません。
本日22時ごろより再開させていただきます。
お付き合いいただけるとありがたいです。
再開します。
《食堂》
数分後、神楽坂くんを含め全員が食堂揃ったところで、戦道くんが話を始めた。
戦道「では、そろそろ調査結果の報告と行こう。各グループごと報告してくれ」
深海「つーことなら、まずは俺っちから言わせてもらうぜ!」
深海「校舎エリアの二階に行ったんだけどよぉ…なんと、プールがあったんだぜ!」
深海「プールだぜプール! 超サイコーだろ!」
ミシェル「Oh! プール…So Existingデース!!」
深海「なあ、今度皆で泳ぎに行こうぜ!」
神楽坂「そうだね。特に女子の皆と一緒に泳ぎたいよね」ニコッ
雨傘「アナタのような人と一緒なんて……死んでもお断りですわ」
葵「二階には他にライブラリーがあったな。かなりの量のブックがあったが脱出の手掛かりになりそうな物はナッシッングさ」
都苗「……全部……調べたんですけど……はぁ…残念です…」
八河「一階の大浴場と倉庫も開放されていましたよ!」
藍沢「倉庫には色んな物が置いてあったです。お菓子やジャージにその他日用品は大体揃ってたです」
藍沢「ほら、携帯ゲームなんかもあったです!」
藍沢ちゃんは少し古いゲーム機を取り出して、皆に見せた。
音無「あ、それはありがたいわ」
音無「こう、いつも同じ場所にいるとやることなくて…暇が潰せそうな物があればなぁって思ってたのよ」
都苗「………ゲーム…」
なぜか藍沢ちゃんのゲームに視線を釘付けにする都苗ちゃん。
七原「あはは。今度、皆でゲームしよっか!」
都苗「………! は…はい!」
都苗ちゃんってゲーム好きなのかな…
戦道「プールに図書室、倉庫と大浴場か……ふむ、二階が解放されて行ける場所がかなり増えたようだな」
八河「ふははは、皆さんで手分けして調査したおかげで沢山のことが分かりましたね!」
雲雀「でも〜、外への出口は見つからなかったみたいだね♪」ニッコリ
八河「そ、それは…………」
都苗「………………………」
音無「………………そう…だけど…」
雲雀ちゃんの指摘に、私達は言葉を失う。
確かに…私達に必要なのはプールでも図書室でもなくって、出口だよね。
早く出口を見つけて、ここからでないと……私達は……
戦道「そう、落ち込む事もないぞ」
七原「えっ?」
戦道「今回の調査はしっかりと成果を出している」
雲雀「ふ〜ん、成果ねぇ。もしかして、戦道クンもアレに気づいたってことかな〜?」
アレ……? アレってなんのことだろう。
深海「なぁ、アレってなんだよ? もしかして出口を見つけたんか?」
戦道「いや、そうではないが……この話は後にしよう。今ここで話せることではない」
戦道くんは壁につけられた監視カメラを睨みながらそう言った。
代官「……なら、もう報告会はお開きと言うことでいいのだな?」
戦道「まあ、そうなるだろうな」
八河「で、ではこれで今回のミーティングを終了すると言うことで……」
と、八河くんが終了の宣言をしようとしたところで、スピーカーから放送が流れ始めた。
『キーン コーン カーン コーン』
モノクマ『校内放送、校内放送』
モノクマ『午後10時になりました』
モノクマ『ただいまより夜時間になります』
モノクマ『間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりまーす』
モノクマ『ではでは、良い夢を。おやすみなさい…』
雨傘「はぁ…もうそんな時間なんですわね」
八河「では、皆さん解散して個室に戻るとしましょうか」
藍沢「…ですね」
モノクマアナウンスを切欠に、皆ぞろぞろと食堂から出始める。
代官「…おい、戦道。少し話があるのだよ」
戦道「ん? なんの話だ?」
食堂の奥で二人がこそこそと何か話しているようだ。
あ、もしかして…書庫で見つけたファイルについて話してるのかな…
どうしよう…私も話しに参加した方がいいかな…?
都苗「……な、七原…さん…?」
都苗「…えっと…部屋に…戻らないんですか……?」
七原「え? あ、ううん戻るよ」
まあ、代官くんに任せても大丈夫だよね。
裁判の時から思ってたけど…代官くん、何だかんだ頼りになりそうだし。
七原「じゃ、一緒に戻ろっか」
都苗「は…はい…!」カァッ
スタスタスタ…
私は都苗ちゃんと一緒に食堂を後にした。
《七原の部屋》
個室に戻ってからすぐに私はベッドに入った。
仲間を二人も失った悲しみに耐えながら過ごした一日は、私にとって負担が大きすぎたのかもしれない。
とにかく休みたい気分だった。
そして、そんな気持ちに沿うように、私の意識は暗闇に落ちていく。
こうして…コロシアイ学園生活の8日目は終わりを迎えた。
新しい世界が解放されても、外への道は見つからない。
コロシアイは終わらない……
でも、私は挫けてなんかいられないよね。
だって、私の役目は皆を笑顔にすることなんだから!
でも、意識を沈めていく私は気づいていなかった。
すでに様々な思惑が交差し始めていることに…………
???「………このままじゃ…駄目だよね……」
二階の開放により絶望指数が回復
回復値 安価↓1のコンマ一桁
回復値 8
絶望指数 合計 026
【モノクマ劇場】
モノクマ「オマエラは“家族”ってなんだと思う?」
モノクマ「血の繋がった人?」
モノクマ「同じ家に住んでる人?」
モノクマ「ちがうよね? そうじゃないよね?」
モノクマ「僕はこう思うんだよ」
モノクマ「“家族”って言うのはね……」
モノクマ「困ったときに、ただでお金をくれる人なんだって!」
モノクマ「かく言う僕にも妹がいるんだけど……」
モノクマ「ソイツはほんとに出来損ないで…」
モノクマ「ソイツのせいで困ってるから、今度お金をせしめてやらなきゃ!」
モノクマ「だって……“家族”だからね! うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ!」
【コロシアイ学園生活9日目】
《七原の部屋》
『キーン コーン カーン コーン』
モノクマ『オマエラ、おはようございます!』
モノクマ『朝7時になりました』
モノクマ『今日も頑張りましょー!』
七原「……………ふぁあぁ…」
眠い………でも起きないとなぁ。
私は再び布団をかぶり直そうとする気持ちを抑えて、なんとかベッドから出る。
今日もいつものように朝食を食べに食堂に行くわけだけど……
さてと、今日はどうしようかな?
1.早めに行く。
2.普通に行く。
3.遅めに行く。
4.行かない。
安価↓2
1
よし! 今日は早めに行ってみよう!
私は急いで身支度をして、食堂に向かった。
《食堂》
食堂につくとすでに何人かが朝食を食べたりしていた。
音無ちゃん。
雨傘さん。
八河くん。
戦道くん。
そして、その戦道くんに見張られている雲雀ちゃん。
えーと、どうしよう…誰かに話しかけようかな?
話しかける人
安価↓2
私は一人で座って、朝食をとっている雨傘さんに声をかけた。
七原「おはようございます! 雨傘さん、隣いいですか?」
雨傘「ええ、構いませんわ」
私は雨傘さんのとなりでご飯を食べ始めた。
雨傘「そういえば…この料理、音無さんが作られているそうですわね」
七原「毎日、凄いですよね! 感謝しないとてすね!」
雨傘「ええ。この一見、素朴にも見えるオニギリもとても上品な味ですものね」
雨傘さんはそう言って、オニギリを小さな口で美味しそうに食べた。
えーと…なにか話そうかな?
話しかけること
1.雨傘さんって料理するんですか?
2.雨傘さんっていつも冷静ですよね。
3.その他自由安価
※そぐわない場合は安価下
安価↓2
七原「そう言えば、雨傘さんって料理とかするんですか?」
雨傘「あら、わたくしこう見えて一人暮らしですので、家事は一通り出来ますわよ」
七原「一人暮らしなんですか!? いいなぁ、親と一緒だと何かとうるさいんですよね」
雨傘「……一人暮らしもそういい物ではありませんわ」
雨傘「何かあった時、心から頼れる人がいないというのは……とても寂しいですもの」
雨傘さんのふっと少し顔を陰らせそうつぶやいた。
七原「あ、雨傘さん?」
雨傘「……まあ、でも…両親がいないと好きなことに打ち込めるのは確かですわね。うふふふ」
そうやって雨傘さんは、いつものように妖しくも大人びた笑顔を見せた。
雨傘との絆が深まった。
しばらくすると、食堂に他の人たちも集まってきていた。
…あれ? でも……
八河「むむ? まだ、11人しかいませんね」
八河「いつもなら、そろそろ皆さん集まる頃なのですが……」
音無「えーと…まだ来てないのは…」
音無ちゃんが食堂をぐるっと見回して、誰がいないのかを確認する。
音無「代官と葵と…桐生ちゃんもいないよ」
雨傘「代官さんはいつものことですけど…後の二人はどうしたのでしょう?」
藍沢「ま、まさか………」
深海「また…コロシアイが起きちまったってのか!?」
音無「う、嘘でしょ……」
神楽坂「いや、この場合…別のことが起きてる可能性の方が高くない?」
神楽坂「だって葵くんと桐生さんなんでしょ?」
ミシェル「別のことデースか?」
神楽坂「そう! 例えばセッ──
七原「言わせないよっ!!!?」
戦道「はぁ…何にせよ探す必要がありそうだな」
八河「で、では、手分けして探しましょうか!」
そうだね! 二人とも居ないんじゃ不安だし……
私も探しに行こう……と、思った、正にそのときだった。
葵「探しに行く必要はナッシングだ」
七原「…! 醍醐くん!」
藍沢「生きてたんですね! はぁ、良かったです!」
葵「ソーリー、心配をかけてしまったかな」
神楽坂「あれ? 桐生さんは一緒じゃないのかい?」
葵「その事なのだが……少し時間をくれないか? Ms.桐生が聞いてほしいことがあるそうだ」
戦道「それはかまわないが………」
桐生ちゃんが聞いてほしいこと?
一体なんだろう………?
葵「ふむ、サンクス、恩に着る!」
葵「ということだ、Ms.桐生! もう入ってきてオーケーさ!」
葵くんは食堂の外に声をかける。
すると、食堂に彼女が入ってきた。
すいません。
中途半端ですが、今回はここまでです。
次回は水曜〜金曜の間に来たいです。
次回更新の詳しいめどが立ち次第、前もって報告します。
では、お付き合いありがとうございました。
感想、質問、などあるとうれしいです。
あと、好きなキャラや今後みたい展開の意見なんかもあると、参考になるのでうれしいです。
では、皆さんおやすみなさい。
やっぱ深海、桐生、神楽坂あたりが人気かな。
雨傘さんや都苗、ミシェルにも出番を与えてやりたいな
では、本日22時ごろから少しだけ再開します。
お付き合いいただけるとありがたいです。
では、再開します。
桐生「…………………………」
皆の前にたった桐生ちゃんは、黙ったままうつむいていた。
七原「えっと、桐生ちゃん? 言いたいことって何かな?」
私が言葉をかけると、少し躊躇うようにしてから喋り出した。
桐生「……その、今更かもしれないんだけど…」
桐生「裁判とかあって、あやふやなままだったし…ちゃんとしないとって醍醐にも言われたし…」
ミシェル「つまり何を言いたいのか分からないのデースが…」
桐生「だ、だからぁ……!」
言うのが恥ずかしいのか、顔を真っ赤にする桐生ちゃん。
桐生「ほら…事件の前の日、未夜言ったじゃん」
事件の前の日……?
あ、それってもしかして……
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
桐生『…未夜も無理』
桐生『だって、しょうがないじゃん!!』
桐生『未夜もう怖くて怖くてしかないんだもん……!!』
桐生ちゃんは半泣きになりながら、叫ぶように言葉を紡いでいた。
葵『Ms.桐生……本当にそれでいいのか?』
桐生『…だ、醍醐……』
桐生『……うん…未夜もう決めた…』
桐生『…未夜はもう一人でいるって決めたの……誰にも頼らないから……! 文句ある…?』
葵『……Ms.桐生自身がそう決めたなら、俺はもう何も言わないさ』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
って言ってた時のことかな…?
桐生「それで…その時、未夜は一人でいるって言ったけどさ」
桐生「なんか…結局、未夜も一緒に行動しちゃってるし…」モジモジ
桐生「それに…やっぱり一人は怖いって言うか……」モジモジ
深海「だーっ、もう! モジモジしてばっかじゃ何が言いてーのか分かんねーよ!」
桐生「だ、だから……その……」
そこで、桐生ちゃんは顔を上げ叫ぶように言った。
桐生「改めて、未夜も“仲間”に入れてくださいっ……!!」カアァッ
桐生ちゃんが……!
ちょっとワガママというか意固地というか……気難しいと思っていた、あの桐生ちゃんが……!
驚きと嬉しさで私は桐生ちゃんに駆け寄った。
七原「あ、当たり前だよ! 桐生ちゃん! 私達はもう“仲間”だよ!」
深海「へへっ、つーか、本当何を今更っつう話だな」
雨傘「はぁ、まあそんな所だと思ってましたわ」
藍沢「でも、コロシアイでなくて安心したです」
葵「ふっ…Ms.桐生よ、ちゃんと言えたではないか」
ミシェル「HAHAHA!! 桐生サンもようやく素直になったデースね!」
神楽坂「あはは、桐生さんはアレだね。いわゆるツンデレって奴だね!」
桐生「なっ!? べ、別に未夜そんなんじゃないし……!」カアァッ
都苗「…でも…顔……真っ赤ですよ…?」
桐生「う、うっさいっ!!」カアァッ
顔を真っ赤に染めて顔を背けた桐生ちゃんに、戦道くんが歩み寄る。
戦道「そうだな。では、俺からも改めて言わせてもらおう」
戦道「桐生、よく言ってくれた。これからも協力を頼むぞ!」スッ
桐生「ふん…未夜がいればラクショーだって思わせてやるし!」ガシッ
相変わらず口は素直じゃないけど……
顔はそっぽを向いたままだったけれど……
桐生ちゃんと戦道くんは仲間の証であるようにしっかりと握手を交わしたのだった。
良かった…!
これで桐生ちゃんも正式に私達の仲間になってくれたんだ。
私達はちゃんと前に進んでるんだ……!
雲雀「本当…絆って言うのは美しいよねぇ…」クスクス
雲雀「だからこそ私は…その絆を……えへへへ」ニタァ
その後、戦道くん主導によるミーティングはつつがなく行われた。
戦道「では、これで今日のミーティングは終了する」
戦道「各自、脱出に向けた手がかりを探しつつ、協力関係を深めていってくれ!」
戦道「では、解散!!」
ミーティングは終了し、皆はそれぞれ食堂を出て思い思いの時間を過ごし始めた。
さてと、私もまずは部屋に戻ろうかな。
《七原の部屋》
さてと、今日は時間もあるし…何かして過ごしたいな。
【自由行動 開始!】
【好感度一覧】
《親友》
葵
《友人》
深海 都苗 音無 ミシェル 八河 紫香楽【DEAD】 藍沢 加藤【DEAD】
《知人》
雲雀 雨傘 神楽坂 桐生
《顔見知り》
戦道
《顔見知り?》
代官
【プレゼント一覧】
あしたのグローブ
ツルカメダイヤモンド
ウォーターラバー
モノクマメダル 50枚
絶望指数 026
獲得スキル
【イエロ・メンテ】
裁判中の集中力の最大値を+2する。
【仲間との絆】
裁判中、集中力を2使って発言力を1回復できる。
まずは、何をしようかな…?
1.誰かに会いに行く(会いに行く人の名前も)
2.購買部に行く
安価↓2
《図書室》
図書室に行ってみると、机に座って本を読んでいる代官くんを見つけた。
七原「あ、代官くん。ここにいたんだ!」
代官「なんだ、七原。俺に何の用なのだよ?」
七原「いや、別に用って訳じゃ……」
代官「なら帰れ」
…………えぇ!? そんないきなり…
七原「いや待って! やっぱある! 用事あるから!」
代官「ふん俺も暇ではないのだ、用があるならさっさと済ませろ」
七原「え、えーと……」
相変わらず、代官くんは口が悪いというか……
それで……代官くんとなんて話しかけような…?
話しかける事
1.これから、私達はどうすればいいと思う?
2.超校高級の検事って今まで何してきたの?
3.その他自由安価
※そぐわない場合は安価下
安価↓2
1
七原「ねえ、代官くんはこれからの事どう考えてるの?」
代官「どう、とは…どういう意味なのだよ?」
七原「だから、この先…私達は何をすればいいのかなって」
七原「多分だけど…このまま居たって出口が見つかる訳じゃないだろうし……」
七原「でも、ずっとここにいるわけにもいかないよね」
代官「なら、貴様はコロシアイを起こすというのか?」
七原「…そ、そんな事はしないよっ!!!」
七原「だって、人を殺すなんて…そんな事は何があってもしちゃいけない事だよ!」
代官「ふっ、それが分かっていれば十分なのだよ」
代官「貴様らは馬鹿なことを考えずに平和に暮らしていろ」
代官「戦道もいることだ。よほどの事がない限りは大丈夫だろう」
七原「で、でも、それじゃあ…」
私の続く言葉を遮って、代官くんは一際大きな声で宣言するように言った。
代官「安心しろ。貴様ら全員、俺が外に出してやるのだよ!」
そう言い放った代官くんの横顔は、不思議と頼もしい物に見えた。
七原「……………」ジー
代官「なんだ、七原? なぜこちらを見るのだよ?」
七原「いや、代官くんってそう言うこと言う人だったんだなって」
代官「ふん…文句があるのか?」
七原「ううん、文句なんてないよ。むしろ、ありがとう!」
口は悪いし、女子嫌いは凄いけど…やっぱり代官くんはどこか頼りになる人なんだよなぁ。
私は代官くんの凄さを改めて強く感じたのだった。
プレゼントを渡しますか?
渡す場合は、渡すプレゼントも書いてください。
【プレゼント一覧】
あしたのグローブ
ツルカメダイヤモンド
ウォーターラバー
安価↓2
七原「あ、そうだ。コレあげるよ!」スッ
代官「ん? これは…指輪か…」
代官「ダイヤモンド……いや、これは……」
代官「ふん、この指輪…ガラス製の偽物なのだよ」
七原「え、えぇ…嘘っ!?」
全然気づかなかった……
やっぱり、モノクマの用意した物なんてろくな物がないなぁ……
代官「こんな物に騙されているようでは、まだまだなのだよ」フイッ
うーん、そこまで喜んでくれなかったみたいだ。
代官との絆が深まった。
代官と知人になった。
その後、代官くんと別れて私は自分の部屋へと戻った。
《七原の部屋》
さてと、まだ時間もあるなぁ。
えーと…何をしようかな…?
1.誰かに会いに行く(会いに行く人の名前も)
2.購買部に行く
安価↓2
安価把握しました。
というわけで、短いですが今回はここまでです。
次回は日曜になるかと思われます。
感想、質問、等あると嬉しいです。
お付き合いありがとうございました。
では、おやすみなさい…
本日、18時頃から再開します。
お付き合いいただけるとありがたいです。
では、ゆっくり再開していきます。
《ランドリー》
ランドリーで何かを探すようにしている深海くんを見つけた。
深海「…うーん……」ガサゴソ
七原「あ、深海くん。ここで何してるの?」
深海「七原! いやー、それがよぉ…ここって服とかたくさんあるよな」
深海「だから、水着とかあるかもしんねーだろ? で、俺っちに合う奴捜してんだよ!」
七原「ふーん、やっぱりプールに泳ぎに行くの?」
深海「あったりめーだぜ!」ニカッ
深海くんは久しぶりに泳げる事が嬉しいのか、弾けるような笑顔を見せた。
えーと、深海くんに何か話しかけようかな?
1.深海くんって、どうして超校高級のダイバーになったの?
2.深海くんもやっぱりここから出たい?
3.その他自由安価
※そぐわない場合は安価下
安価↓2
七原「ねえ、やっぱり…深海くんもここから出たい?」
深海「…………」
深海「そりゃあ、出れるもんなら出てぇぜ」
深海「でもよぉ…」
深海くんはそこで言葉を区切り、厳しい目つきになって言った。
深海「…人殺しなんて許しちゃいけねぇだろ!」
………深海くん…やっぱり雲雀ちゃんの事を気にしてるのかな……
七原「…雲雀ちゃんの事…どう思ってるのかな?」
深海「アイツは、確かに直接やってはねぇけど……殺したも同じだろ!」
深海「俺っちはあーゆー人の不幸を喜ぶような奴が嫌いだぜ」
深海くんは雲雀ちゃんにたいしての憤りを露わにする。
確かに深海くんの言うことは分かる……
雲雀ちゃんのしたことは許されることではないよね…
七原「でもさ……ここで生きていく以上、皆が協力しなきゃいけない…」
七原「…そんな気がするんだよね」
深海「………それは……」
深海「あー! もー! 辛気くせぇ話は終わりだ!」
深海くんは、そう言うと再び水着探しを始めた。
プレゼントを渡しますか?
渡す場合は、渡すプレゼントも書いてください。
【プレゼント一覧】
あしたのグローブ
ウォーターラバー
安価↓2
七原「深海くん、コレあげるよ!」スッ
深海「ん? こりゃあ水着だな!」
深海「しかも、最新型のすげぇ奴じゃねーかよ!」
深海「あ、でもこれ……」
七原「えっ、どうしたの?」
深海「え、あ、いや、何でもねぇぜ! サンキューな、七原!」ニカッ
何だかよく分からないけど、喜んでくれたみたいだ。
このとき私が渡した水着が女性用の物だったことに気づいたのは、もう少し経ってからだった。
深海くん……気を使ってくれたんだなぁ…
深海との絆が深まった。
《七原の部屋》
うーん…まだ少し時間があるなぁ。
さてと、何をしようかな?
1.誰かに会いに行く(会いに行く人の名前も)
2.購買部に行く
安価↓2
《購買部》
私が購買部に足を踏み入れると……
モノクマ「おやおや、七原さん? いらっしゃーい!」ビョーン
……モノクマがいた。
七原「…モノクマって…いつもここにいるんだね」
モノクマ「むむ? ボクはこれでも大忙しなんだぞ!」
モノクマ「まあ、そんな事より七原さんに良いお知らせがあるよ!」
七原「…良いお知らせ…?」
モノクマ「それは……じゃじゃ〜ん! 自動販売機ぃ〜!」
モノクマの指さす先には、四角い機械だった。
モノクマ「これはね、モノクマメダルを入れれば様々な商品を買えることのできる優れ物なのだ!」
モノクマ「まあ、今は商品は少ないけどね…」
モノクマ「じゃ、モノモノマシーンも自動販売機も、どんどん使ってやってね! バイバーイ!」ピューン
………消えた。
えーと…自動販売機かぁ。
モノクマはまた変なモノを持ってきたなぁ……
さてと、どうしようかな?
モノクマメダル 50枚
1.モノモノマシーンを使う(使うメダルの枚数も)
2.自動販売機を使う
安価↓2
この自動販売機ってのを見てみようかな。
えーと、どれどれ……
七原「へぇ、色々あるんだなぁ…」
あ、上に説明が書いてあるや。
『自動販売機で手に入るアイテムは主に二種類です』
『一つはイベントアイテム。その名の通り使用するとイベントが発生します』
『もう一つはスペシャルアイテム。これは揃えるとストーリー上で良いことが起こるかもしれないと言うものです』
七原「…………」
イベント? ストーリー?
一体何のことを言ってるんだろう…?
まあ、いいか。早速使ってみよう!
イベントアイテム
『男のロマン』 メダル15枚
『モノクマチケット』 メダル20枚
『くじ引きBOX』 メダル10枚
スペシャルアイテム
『???(25)』 メダル3枚
『???(26)』 メダル5枚
『???(30)』 メダル5枚
安価↓2 何を買いますか?(複数選択可能)
安価把握しました。
少しの間抜けます。おそらく再開は20時過ぎです。
まあ、適当に買ってみよう!
イベントアイテム ゲット!
『男のロマン』…男のロマンを求める気持ちが沸いてくる風呂桶。男のロマンは大浴場の中にこそある。
(行動回数一回分消費)
『くじ引きBOX』…紙を中にいれることでくじ引きなどに使用できる箱。これを用いて決められたことは絶対。
(行動回数二回分消費)
スペシャルアイテム ゲット!
『紫香楽のパンツ』…紫香楽愛用の派手な下着。赤と黄色の燃えるようなデザインが特徴的。
『加藤のパンツ』…加藤愛用のシンプルなトランクス。白地に赤いラインが入っていて見ようによっては芸術的。
……………なんだか変なモノばっかだなぁ。
さてと、あとは…どうしようかな?
モノクマメダル 15枚
1.モノモノマシーンを使う(使うメダルの枚数も)
2.購買部から出る
安価↓2
よし! モノモノマシーンをやってみよう。
万力 ゲット!
万力 ゲット!
永遠のミサンガ ゲット!
LUCKY!!
アゴドリル ゲット!
桜の花束 ゲット!
すきバサミ ゲット!
軽石 ゲット!
黄金銃 ゲット!
バードライス ゲット!
超技林 ゲット!
LUCKY
塩 ゲット!
……うーん……なんか一個被っちゃったし…
まあ、いいか。
モノクマの用意した物なんて始めっから期待してないしね…
もう購買部には用はないかな。
じゃ、一回部屋に戻ろうっと。
《七原の部屋》
さてと、まだ少し時間があるみたい。
何をしようかな…?
1.誰かに会いに行く(会いに行く人の名前も)
2.購買部に行く
3.『男のロマン』を使用する
安価↓2
3
私はさっき購買部で手に入れた、変な風呂桶を手に取る。
七原「…………………あれ?」
何だろう。これを見てると、何かをしないと行けないような気に……
何かを……しないと………
は…! お風呂に入らないと!
今すぐ、女子全員を誘って大浴場に入らないといけない気がする!
なぜだかは分からないけど……
とにかく、そうしなきゃいけないんだ!
私は急いで、女子全員に声をかけて回った。
───数分後
《校舎エリア・廊下》
雨傘「…で、わたくし達がここに呼ばれたわけですのね」
七原「いきなりゴメンなさい。迷惑だったかな?」
音無「そんな事無いけど……皆でお風呂かぁ…」
藍沢「裸のつき合いという奴です!」
ミシェル「Oh! 裸のつき合い……これぞJapanese Cultureデースね!」
桐生「ま、まあ、お風呂に入るのは未夜的にもいいんだけど……何でこいつもいんの?」
雲雀「え〜? 私だけ仲間外れはひどいよぉ」
雲雀「ねぇ、七原ちゃん。私も一緒でいいよね〜?」
七原「んー、まぁ変なことしないなら……」
都苗「え…本当に……良いんでしょうか…」
雲雀「やったぁ。ありがとね七原ちゃん♪」ニコッ
…こうして笑っていると、どう見ても普通の女の子にしか見えないけどなぁ。
でも…これで、少しでも雲雀ちゃんを改心させる切っ掛けができればいいよね。
とにかく、こうして、私達は女子全員で大浴場へと移動したのだった。
私達が大浴場の前まで来ると、そこで思わぬ人たちと出会した。
神楽坂「あれ? もしかして七原さん達もお風呂にきたのかい?」
七原「神楽坂くん! じゃあ、もしかして神楽坂くん達も……?」
八河「ええ。男子の親睦を深めようと言うことで、神楽坂さんが企画したのです!」
八河「もっとも、代官さんと戦道さんは欠席ですが……」
深海「でも確か風呂って一つしかねぇんだろ?」
雨傘「では、どちらかが先に入ると言うことで……」
葵「ならばレディーファーストだ。先に入っていいぞ!」
音無「そう? じゃ、遠慮なく行かせて貰おっか」
藍沢「ですね」
大浴場前に男子を残して、私達は中へと入っていった。
……それにしても、神楽坂くん…どうしたのかな。
いつもなら一緒に入ろうとか言ってきそうなもんだけど…やけに大人しかったな。
まあ、気にしてもしょうがないか。
《脱衣場》
脱衣場に入った私たちは、それぞれ服を脱いで風呂に入る準備を始める。
……あれ?
さっきまであったのに…あの変な桶どこかに落としたかな…
音無「ねえねえ、七原ちゃん!」
七原「…? どうしたの音無ちゃん?」
音無「楽しみだね! こんなに大勢でお風呂なんてあたし初めてだよ」
都苗「わ……私も……初めて…です」
二人とも楽しそうな表情で話している。
私は、よく友達と旅行とか行った事とかあるけど……二人にとってはしんせんなことなんだなぁ。
七原「…じゃあさ、後で洗いっこでもしちゃおっか!」
都苗「な…!? あ…ああ洗いっこ……なんて……は、恥ずかしい……ですよ……」カァァッ
七原「まあまあ、やってみたら以外と楽しいかもよ?」
音無「あははは! いいね、うん! アタシもいれてよ、それ」
七原「じゃあ、そろそろ行こう」
タッタッタッ……
顔を真っ赤にして恥ずかしがる都苗ちゃんを押し切って、私達は浴場へと足を踏み入れた。
《大浴場》
ミシェル「FUUU!! Wonderful!! これが大浴場デースか!」ドタプーン
藍沢「おぉ…結構広いです!」バイーン
音無「あ、奥にはサウナもあるみたいだよ!」ボヨーン
都苗「……や、やっぱり……恥ずかしい……」ポヨン
雲雀「ん〜! 割と綺麗だし…うん! 入りに来てよかったなぁ〜」プルン
七原「……………」ショボーン
雨傘「……………………」スラリ
桐生「……………………………」ペターン
……………これが格差社会か………ッ!!
桐生「…べ、べつに…悔しくなんかないもん!!」グスッ
桐生「脂肪の塊なんて…無くたって…何も困らないし…!」グスン
ミシェル「Why? 桐生サーンは何に怒ってるのデースか?」
藍沢「さぁ? なんですかね…」
七原「きっと、ミシェルちゃん達には永遠にわからない苦悩だと思うよ……あはは…」
ミシェル「まあ良いデース。とにかくミーが一番風呂をいただきデース!」スタタタタ…
…ザッブーンッ!!!!
ミシェルちゃんが勢いよく飛び込んだため、水が飛び散る。
桐生「あ、ズルいし! 未夜も入る!」タタタタ…
藍沢「よーし、私も入るです!」タタタタ…
ミシェルちゃん、桐生ちゃんに次いで皆、湯船につかり始める。
七原「あれ? 雨傘さんは入らないんですか?」
雨傘「……わたくしは見ているだけで十分ですわ。私のことは気にしなくても構いません」ニコッ
七原「雨傘さんが良いなら良いですけど……」
……ここまできて湯船に入らないなんて…おかしな雨傘さんだ。
それに、雨傘さん…さっきからタオルでくるんだ四角い物を持ってるし…
あれ、何なんだろう…?
音無「七原ちゃん? ほら、アタシ達も行くよ」スタタタタ…
七原「あ、うん!」タタタタ…
音無ちゃんに急かされて、考えるのをやめ、私も湯船へと向かった。
体をお湯に沈め…身体の力を抜く。
お湯が体中を暖めてくれる。
すると、自然と口から息がこぼれる。
七原「ふぅ……あったかい…」
都苗「………気持ちいい……ですね…」
音無「なんか…久し振りのちゃんとしたお風呂って感じだもんね」
ミシェル「これが…Japanese お風呂! サイコーにExcellentデース」
桐生「あぁ〜! やっぱいいなぁ。これがないと生きてるって感じしないもん」ポワー
藍沢「私はもっと熱いほうが好きですから…あとでサウナにも行きたいです!」
雲雀「うんうん。やっぱりこうでなくっちゃ!」
皆、幸せそうな顔をしていた。
やっぱり来てよかった…!
こんな風に皆で仲良くして…そして協力して、ここから出られたらいいな…
私は様々な温もりもりを感じながら、そんなことを思ったのだった。
↑の訂正
温もりもり→温もり
唐突な挿し絵が出たところで、今回はここまでとさせていただきます。
次回は土日になると思います。
感想、質問、などあると嬉しいです。(挿し絵に関する物も可)
では、お付き合いありがとうございました。
おやすみなさい…
乙乙
挿絵? 即座に保存しましたがなにか
挿し絵が好評みたいで嬉しい限りです
今後も暇があれば挿し絵を書くかもしれません。
では、本日22時頃から再開したいと思います
お付き合い頂けるとありがたいです
では、ゆっくり再開します。
私達が大浴場に入って、少したった頃だった。
突然、私達に近づいてきた雲雀ちゃんが楽しそうな笑みを浮かべながら話しかけてきた。
雲雀「そう言えばぁ、ずっと気になってたんだけど〜」
雲雀「桐生ちゃんに聞きたいことがあるんだよねぇ」
桐生「未夜に? い、いきなり何だし」
雲雀「結局、桐生ちゃんはさぁ……」
雲雀「醍醐くんとドコまでいったの?」ニヤッ
桐生「な、ななななななッ!?」カアアッ
藍沢「そ、それは確かに気になるです…!」
桐生「な、何もないしっ!! 本当何もないから!!」
ミシェ「Hey!Hey! 桐生サーン、もっと素直になってSayデース!」
桐生「だ、だからぁ!」
七原「まあまあ皆、そんなにからかわないであげようよ……ね?」
雲雀「あれぇ? 七原ちゃんは気にならないの〜?」
七原「そ、それは……!」
まあ、気にならない……と言ったら嘘になるけど…
音無「これが噂に聞くガールズトークって奴ね。アタシ初めてだよ!」ワクワク
都苗「…がーる…ずとーく……?」
雨傘「くだらない、知る必要のないことですわよ」
雲雀ちゃんと藍沢ちゃんが桐生ちゃんに詰め寄る。
藍沢「じ、実際の所どうなんです?」
雲雀「ねぇねぇ、教えてよぉ〜!」ニヤニヤ
桐生「………………だ、だから………」
桐生「…未夜知らないもんっ!! うわーん(泣)」ダダダダダダ
顔を真っ赤に染めた桐生ちゃんは勢いよく湯船から飛び出て、走っていってしまった。
藍沢「あっ、待ってほしいです!」タッタッタッ
七原「ちょっと! 二人ともお風呂で走ったら危ないよ!?」タタタタタ…
走り出した桐生ちゃんと藍沢ちゃんを追って私も湯船を出る。
しかし、そんな私の忠告もむなしく……
桐生「……わっ!?」ツルッ
桐生「きゃああっ!!」ドテーンッ!!!!
ドンガラガッシャーン!!!
桐生ちゃんが足を滑らせて、浴場の扉を押し開けてしまった。
七原「き、桐生ちゃん、大丈夫?」タタタ…
私は倒れてしまった桐生ちゃんに駆け寄る。
───その時だった。
扉の向こうから慌てたような声が聞こえた。
???「や、やべっ!」コソッ
……あれ? 今の声って…もしかして……
私は恐る恐る扉の向こうをのぞく。
すると、そこには…………
なんと、慌てて逃げようとする男子達の姿があったのだった!
七原「」←絶句
深海「……えっと、いや、この、それは、違ぇんだよ!」アセアセ
八河「わ、私は皆さんを止めようとしただけで……っ! ただそれだけでして……!」アワアワ
葵「ふっ、これも男同士の絆をディープにするためのミッションでな」
こいつら………まさか……覗いて………!?
私以外の女子の皆も、男子達がいることに気づき出す。
桐生「な、なな…!?」
桐生「きゃああああああああああああああああああああ!!!!」
藍沢「いやああああああああんっ!」ビクッビクンッ
音無「嘘っ!? 何してんのアンタら!!?」
雨傘「最低ですわね……」
七原「さ、さささ……さっさと出てけぇーーーー!!!!」ヒュンッヒュンッ
深海「うおぉ!?」
八河「……い、痛っ!」
我を取り戻した私は、未だ裸のままであることも忘れ、桶やら石鹸やらを手当たり次第に投げつけ、男子を外へ追い出す。
しかし、その時大浴場の脱衣場の扉がバタンと音を立てて開き、彼が現れた。
戦道「おい、今の悲鳴は何だ!? 何が起きた!? まさか、またコロシアイが……………」
七原「……………………」
戦道「……………………」
沈黙。
そして、見つめ合うとこ数秒───
戦道「」バタッ
七原「せ、戦道くんが倒れたぁぁぁぁあああっ!?!?」
───数分後
《脱衣所》
倒れた戦道くんを起こすため、男子を追い出したあと、私達は着替えてから脱衣所に集まった。
七原「えーと……戦道くん、大丈夫?」
戦道「うぅ………すまない。あまり、女性の裸というか……そういう物は得意ではないんだ」
まだ、戦道くんはショックが抜けきらないのか呆然としているみたいだ。
それにしても…戦道くんにも苦手なものってあったんだ…意外だなぁ……
一方、覗きをしていた男子は音無ちゃん達に正座をさせられていた。
音無「それで、アンタらはどうすんの? 言い訳は聞くだけなら聞いてあげるわ」ムスッ
雨傘「言い訳など聞く必要はないですわ。問答無用で有罪ですから」
八河「…………………」
深海「いや、だから、モノクマの野郎に変な桶渡されて……それで気がついたらあそこに居たんだって」
桐生「はぁ? 何それ? 意味フメーなんですけどー?」
その様子を見ていて……私はあることに気づいた。
あれ…神楽坂くんはどこだろう?
覗きなんて、変態チックなイベントに彼が参加しないなんて事があるんだろうか……?
いや、普段ならむしろ、この手のイベントには自分から入っていくはずだ。
そんな神楽坂くんがいない……何か変なこと起こらないと良いけど……
すいません。
短いですが今日はここまでです。
明日また来ます。
では、お付き合いありがとうございました。
おやすみなさい……
いきなりですが再開したいと思います。
結局。
覗きをしていた三人は、罰として三日間の朝食係を担当することとなったのだった。
『キーン コーン カーン コーン』
モノクマ『校内放送、校内放送』
モノクマ『午後10時になりました』
モノクマ『ただいまより夜時間になります』
モノクマ『間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりまーす』
モノクマ『ではでは、良い夢を。おやすみなさい…』
都苗「…もう…こんな時間……」
雨傘「では、わたくしはそろそろ戻らせていただきますわ」
音無「そうだね。じゃ、アタシ達も帰ろっか!」
深海「はぁ…よ、ようやく解放されるぜ……」
七原「全く…今度やったら許さないからね!」
八河「…うぅ…私は…やっていないのに……」
桐生(醍醐に見られた醍醐に見られた醍醐に見られた……///)カアアッ
藍沢(見られるのも…案外良いかもしれない…です)ハァハァ
ミシェル「えーと……あの二人はどうするデースか?」
雲雀「放っといて良いんじゃないかなぁ〜?」クスクス
こうして、私達はとりあえず部屋へと戻ることにした。
《七原の部屋》
はぁ…今日は散々な一日だったなぁ……
でも、こんな風に皆で馬鹿やるのも良いかもしれない。
きっと、それが皆の絆を深め、皆を笑顔にするために必要なことなんだろう。
今日一日で見た皆の様々な表情を思い出し、私は少しだけ嬉しい気持ちになった。
七原「さーてと、そろそろ寝ようかな…!」
私はベッドに深く潜り込み、眠りについた。
これからの生活に、わずかに光る希望を胸に抱いて………
でも………私はまだ知らなかった。
丁度この時に、あの事件は動き出してしまったことを……
《校舎エリア1F・教室1-A》
ガラガラ…
???「…あ…来てくれたんだね」
??「あら、アナタこそ…余程物好きなのですわね」
???「まあね。じゃ、早速だけど例の物を見せてくれるかい?」
??「うふふふ、これですわ」スッ
??「皆さんに気づかれないように盗撮るのは大変でしたわ」
???「ちゃんと持ってきてくれたんだ。じゃあ僕が撮ったの映像と交換ってことでいいんだね?」
??「中身は大丈夫なのですか?」
???「当然。ちゃんと男子の皆のあられもない姿を収めてあるよ」
??「まあ、いいですわ。では交換といきましょうか」スッ
???「これで契約成立だね」スッ
???「それにしても、まさか僕らが組んでいるだなんて皆思いもしないよね」
??「…そうですわね」
???「でも、そのおかげで僕はリスクなしで魅惑の楽園を見ることができるんだ」
???「皆も…もっと頭を使うべきだよ…そうは思わないかい──」
神楽坂「──雨傘さん?」ニヤッ
雨傘「全く…その通りですわね」ニコッ
──────────────────────────────────
──────────────────────────
─────────────────
────────────
【モノクマ劇場】
モノクマ「世の中には『天才』がいるって言うけどさ…」
モノクマ「そう言う奴ってのは、得てして『天才』が何かなんて知らないんだよね」
モノクマ「『天才』ってのは文字通り天から与えられた才能を持つ奴のことなんだ!」
モノクマ「でも…あれ? 天って一体何だよ? 天ぷらの略?」
モノクマ「じゃあ、『天才』ってのは天ぷらをあげる才能がある奴なんだね!」
モノクマ「あーあ、ボクは『天才』に生まれなくて良かった!」
モノクマ「だってボクは天ぷらが大嫌いだからね! うぷぷぷぷぷ!」
【コロシアイ学園生活10日目】
《七原の部屋》
『キーン コーン カーン コーン』
モノクマ『オマエラ、おはようございます!』
モノクマ『朝7時になりました』
モノクマ『今日も頑張りましょー!』
七原「う〜ん……眠いなぁ…」
私は寝ぼけた目をこすりながら、ベッドから出る。
すると、呼び出しベルが鳴り響いた。
ピンポーン…
…こんな時間に…誰だろう?
私は訝しく思いながらも、ドアを開ける。
すると、ソコにいたのは……
安価↓2 そこにいた人(神楽坂、雨傘、代官以外)
ちょっと抜けます。再開は22時過ぎ頃。
遅くなりました。再開します。
ドアの向こうにいたのは、慌てた様子の深海くんだった。
深海「な、七原! ちょっと来てくれねーか! 大変なんだよ!」
七原「深海くん? どうしたの急に?」
深海「それが…何つーか…喧嘩っつーか……とにかく来てれよ!」グイッ
七原「えっ? ちょっ、何? 何なの?」
タッタッタッタッタッタッ……
私は深海くんに腕を引っ張られながら、食堂へと連れていかれた。
《食堂》
食堂に着いた私が見たのは、よく分からない光景だった。
何やら、言い争っているみたいだけど……
神楽坂「騙したなぁあ!! このアマぁぁぁぁ!!!」ジタバタ
八河「お、おおお落ち着いてください! 神楽坂さん!」
叫びながら、怒りにまかせて暴れようとする神楽坂くんと、それを押さえ込む八河くん。
そして………
雨傘「うふふふ。騙される方が悪いのですわ」
それをあざ笑うかのように見下ろす、雨傘さんがいた。
七原「えーと……これは一体…どういう状況?」
深海「いやぁ、俺っちにもよくわかんねーんだぜ。朝来たときには既にこうなっちまっててよ」
………仕方ない……
本当は関わりたくないけど……本人達に聞いてみるしかないか。
私は八河くんに押さえ込まれている神楽坂くんの元へと行った。
七原「ねえ…一体何があったの、神楽坂?」
神楽坂「…あのアマから貰った映像……途中からすり替えられてて…肝心なところが映って無かったんだよ!」
神楽坂「しかも…ホモビデオに変わってたんだよ!? こんな非道な仕打ちは絶対に許されない!!」
…えっと…あのアマってのは…雨傘さんのことだよね。
ようするに……雨傘さんから貰った映像が、思ってたのと違って怒ってるってことかな?
七原「えーと…その映像って本当は何の映像だったの?」
神楽坂「…! そ、それは………」
雨傘「まあ、言えるわけありませんわよね?」クスクス
神楽坂「ク、クソ……っ!!」
うーん……何だかよく分からないなぁ…
でも…なんか、どうでも良いことのような気がするのは何でだろう。
そんな私の考えをよそに神楽坂は再び雨傘さんへ怒鳴りつける。
神楽坂「だ、騙すなんて卑怯じゃないか!」
雨傘「あら、まさか…わたくしが何の策もなしにアナタなんかと組むとでも思っていたのですか?」
雨傘「滑稽ですわね…」
神楽坂「こ、この…っ!」ギリッ
雨傘「ああ、そうですわ! 一つアナタに良いことを教えて差し上げましょう」
そこで、雨傘さんは神楽坂の方へと嘲笑に満ちた顔を近づけ……指で自分のこめかみの辺りをつつきながら言い放った。
雨傘「『アナタはもっと頭を使うべきです』……『そうは思いませんか──』」
雨傘「『────神楽坂さん?』」ニコッ
神楽坂「ち、ちくしょーーーー!!!」グスン
神楽坂くんはそのまま床に倒れ込み、死んだかのように大人しくなった。
そして、それを見た雨傘さんは勝ち誇った顔で、優雅に紅茶を啜るのだった。
七原「………なんだこれ」
深海「……さぁ…?」
何だかよく分からないけど……こうして事件(?)は神楽坂くんの悲痛な叫びとともに幕を閉じた(?)のだった。
その後、泣いたまま動かない神楽坂くんを横目に、いつもの様に朝食を食べ、ミーティングを行った。
《七原の部屋》
ミーティングを終えた私は、取り上げ自分の部屋へと戻ってきた。
さてと、時間もあることだし…今日は何をしようかな?
1.誰かに会いに行く(会いに行く人の名前も)
2.購買部に行く
3.『くじ引きBOX』を使用する
安価↓2
《倉庫》
気まぐれに倉庫を覗くと中で何かしている都苗ちゃんを見つけた。
七原「都苗ちゃん! 何してるの?」
都苗「……っ!?」ビクッ
都苗「あ……七原さん……! …えっと…その…少し探し物を……」
七原「探し物? 何を探してるの? よかったら、私も探すの手伝うよ!」
都苗「…あ…ありがとう……ございます…」
都苗「その……ここに…ゲーム機が…あるって…聞いたので……」
そっか…都苗ちゃんゲーム好きみたいなんだった。
七原「じゃあ、見つけたら一緒にやろっか!」ニコッ
都苗「え……あ……は、はい…!」カアッ
私は都苗ちゃんと一緒にゲーム機を探して過ごした。
えーと、都苗ちゃんに何か話しかけようかな?
1.超高校級の幸運って、どんな風に幸運なの?
2.都苗ちゃんはここから出たい?
3.その他自由安価
※内容がそぐわない物は安価下
安価↓2 話しかけること
安価把握しました。
というわけで今回はここまでです。
男のロマンイベントは書くのが難しいなぁ……どうだったでしょうか?
感想、質問などあると嬉しいです。
次回は今週中にもう一回ぐらい来たいです。
では、お付き合いありがとうございました。
おやすみなさい…
本日、22時頃から少しだけ再開します。
お付き合いいただけるとありがたいです。
再開します。
七原「…あのさ、都苗ちゃん」
都苗「……? な…何ですか……?」
七原「やっぱり都苗ちゃんも、ここから出たい?」
都苗「………………………!」
都苗「………そう……ですね。出られるなら………出たいです……」
都苗ちゃんは、探す作業を続けながら答える。
都苗「………でも……私は…」
都苗「ここに…希望ヶ峰学園にきて………七原さん達に会えた事は………」
都苗「……良かったって……思います」
こちらを振り向いた都苗ちゃんは、ぎこちない笑顔でそう言った。
七原「都苗ちゃん……!」
そっか…都苗ちゃんはそんな風に考えてくれてたんだ…
七原「ありがとうね、都苗ちゃん!」
都苗「…い…いえ……別に……そんな……」カアアッ
都苗「…あ…! ほ、ほら……これ…ありました…!」スッ
都苗ちゃんは荷物の山の中から一台のゲーム機を取り出した。
七原「よーし、じゃあ一緒にやろっか!」
都苗「…はいっ……!」
その後、都苗ちゃんとゲームをして過ごした。
プレゼントを渡しますか?
渡す場合は、渡すプレゼントも書いてください。
【プレゼント一覧】
あしたのグローブ
万力×2
永遠のミサンガ
アゴドリル
桜の花束
すきバサミ
軽石
黄金銃
バードライス
超技林
塩
安価↓2
七原「そうだ…都苗ちゃん、これあげるよ!」スッ
都苗「…これは……桜…ですね……」
都苗「…私…桜…好きです…」
都苗ちゃんは私があげた桜の花束をじっと見て呟く。
都苗「……桜は……私のお母さんも好きな花だったから……」
都苗「あ、本当に…ありがとう…ございます……!」カアッ
よかった、喜んでくれたみたいだ。
都苗との絆が深まった。
その後、都苗ちゃんと分かれて部屋へ戻った。
《七原の部屋》
さてと、まだ時間はあるみたいだなぁ。
何をしようかな…?
1.誰かに会いに行く(会いに行く人の名前も)
2.購買部に行く
3.『くじ引き』BOXを使用する
安価↓2
《食堂》
食堂にはいると、そこで紅茶を飲みながら座っている雨傘さんと会った。
雨傘「あら、七原さんではないですか。何かわたくしにご用かしら?」
七原「えーと…すこしお話がしたいなぁって思って」
雨傘「そうですか…では、こちらにどうぞですわ」ススッ
雨傘さんは椅子をずらして、私を隣の椅子へと誘う。
私は椅子にすわり、雨傘さんへ話しかける。
七原「その紅茶…いい香りですね」
雨傘「ええ…やはり、折角飲むのならいい物をのみたいですわ」
雨傘「それに、ここには…いい茶葉が揃っていますし、うふふ」
雨傘さんは嬉しそうに微笑み、紅茶を啜っていた。
さてと、雨傘さんと何を話そうかな…?
1.雨傘さんは、やっぱり神楽坂くんの事嫌いですか?
2.雨傘さんはここに来る前はどんな生活だったんですか?
3.その他自由安価
※内容がそぐわない物は安価下
安価↓2
七原「そういえば…雨傘さんって、神楽坂くんの事嫌いなんですか?」
七原「なんか今朝も言い争っていたみたいですし」
雨傘「嫌い……というか生理的に受け付けませんわね」
雨傘「男の癖に女性のような容姿をしていることも許せませんが…」
雨傘「やはり、あの軽薄な態度と、異性に対する欲望を隠そうとしない事には嫌悪感を覚えますわ」ハァ…
七原「そ、そこまでですか…あはは…」
あまりにも神楽坂くんへのダメ出しが多いことに私がすこし引くが、雨傘さんは気にもとめず続ける。
雨傘「そもそも、わたくし…男女間の恋愛なんていう下らないものが大嫌いなんですわ」
七原「れ、恋愛がくだらないって…」
雨傘「だって…恋だの愛だの…全く信用ならない概念ですもの」
うーん…雨傘さんは一般的な男女の関係を全否定してるみたいだ…
だからこそ…あんな趣味に走ってるのかな…?
でも…朝の様子を見るに、なんだかんだ神楽坂くんと仲良いような気もするんだけどなぁ…
プレゼントを渡しますか?
渡す場合は、渡すプレゼントも書いてください。
【プレゼント一覧】
あしたのグローブ
万力×2
永遠のミサンガ
アゴドリル
すきバサミ
軽石
黄金銃
バードライス
超技林
塩
安価↓2
七原「雨傘さん…これあげますよ」スッ
雨傘「これは…鳥の餌ですか? わたくし別に鳥を飼っているわけではないのですが……」
七原「で、でも、これって人間も食べられるお米みたいですよ?」
雨傘「あら…そうなんですか。では、折角ですし貰っておきますわ」
雨傘「ありがとうございますわ、七原さん」ニコッ
うん、少しは喜んでくれたみたいだ。
雨傘との絆が深まった。
雨傘と友人になった。
その後、雨傘さんと紅茶を飲みながら過ごしてから、私は部屋へと戻った。
《七原の部屋》
うーん…まだすこし時間があるなぁ。
さて、何かしようかな……?
1.誰かに会いに行く(会いに行く人の名前も)
2.購買部に行く
安価↓2
《図書室》
ミシェル「ムムムムムム…」
図書室で何かの本を食い入るように読んでいるミシェルを見つけた。
七原「えと、ミシェルちゃん? 何してるの?」
ミシェル「…七原サーン! ミーは今これを読んでいるんデース!」スッ
ミシェルちゃんが持ってた本をあげ、タイトルを見せてくれた。
その本は『世界の絶品グルメ〜西はフレンチ、東は和食まで〜』という世界各国の料理を写真付きで紹介している物のようだった。
ミシェル「ここに来てからというもの…毎日同じ様な物を食べてばかりデース…」
ミシェル「But,ミーは【超高校級のグルメ】…ゆえに常に美味しい料理に触れていないと死んでしまうのデースよ……!」
七原「……………」
ミシェル「まあ、ジョーク…デースけどね? HAHAHAHAHA!!」
七原「…うん、だろうね。知ってた」
なんだか、ミシェルちゃんの相手をするのにも少し慣れてきたような気がする。
ようやく彼女のジョークが分かるようになってきたなぁ…
じゃた、ミシェルちゃんと何を話そうかな?
1.ミシェルちゃんは自分で料理しないの?
2.日本語割と上手だけど…勉強したの?
3.その他自由安価
※内容がそぐわない物は安価下
安価↓2
七原「ミシェルちゃんって…今まで美味しい物一杯食べてきたんでしょ?」
七原「だったら、それ自分で作ったりはしないの?」
ミシェル「チッチッチッ、分かってないデースね、七原サーン」
ミシェル「ミーは【超高校級のグルメ】であって、コックでもシェフでもないのデース」
ミシェル「つまり、ミーは食べる専門デース!!」
ミシェル「ミーがCookingするなんて、そうそうありませんデースよ!」
ミシェル「HAHAHAHA!! それにミーができる料理なんて…シリアルにMilkを流し込むことぐらいデースから!」
七原「そ、それは料理じゃないよ……」
ミシェル「むむ? じゃあ、七原サーンは料理バリバリにできるデースか?」
七原「えっ、それはその…少しくらいは…」
お祭りのために屋台の焼きそばや、イカ焼きなんかはよく作ったから…
ミシェル「FUUUU!! では、今度七原サーンのDeliciousなDinnerを食べたいデース!」
七原「え、えぇ!? それは…」
ミシェル「あれあれ? もしかして本当はできないデースか? 嘘は良くないデースよ?」
……しまった、嵌められた!
いつの間にか、私がミシェルちゃんに料理を作らなくちゃいけなくなってる!
ミシェル「楽しみにしてるデース、七原サーン! HAHAHAHA!!」ニヤリ
そう言って、ミシェルちゃんは意地悪な笑いを浮かべるのだった。
プレゼントを渡しますか?
渡す場合は、渡すプレゼントも書いてください。
【プレゼント一覧】
あしたのグローブ
万力×2
永遠のミサンガ
アゴドリル
すきバサミ
軽石
黄金銃
超技林
塩
安価↓2
七原「ねえミシェルちゃん、これあげるから勘弁してよ…ね?」スッ
ミシェル「Oh! It's SALT!」
ミシェル「…But,これだけではミーの腹は膨れないデースよ?」
ミシェル「七原サーンのSpecialでFantasticな料理…期待してるデースから!」
うぅ…無駄にハードルあげないでよ……
ミシェルとの絆が深まった。
ミシェルちゃんと別れた私は部屋へと戻った。
《七原の部屋》
『キーン コーン カーン コーン』
モノクマ『校内放送、校内放送』
モノクマ『午後10時になりました』
モノクマ『ただいまより夜時間になります』
モノクマ『間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりまーす』
モノクマ『ではでは、良い夢を。おやすみなさい…』
七原「もう…そんな時間かぁ…」
そろそろ寝ようかな。
明日も頑張んなきゃいけないしね……
頑張んなきゃ、頑張んなきゃ…
私は自分を鼓舞するように、頭の中で頑張るというフレーズを繰り返す。
しかし、その時、ふと思った。
果たして…自分たちはいつまで頑張ればいいのだろう…?
このままで本当にここからでられるのだろうか…?
私は、そんな風に不安になりそうな気持ちを振り払うように、ベッドに潜り込む。
そして、ゆっくりと暗闇に意識を沈めていくのだった。
【モノクマ劇場】
モノクマ「ボクって褒められて伸びるタイプなんだ」
モノクマ「だから、もっとボクを褒めてくれよ!」
モノクマ「ボクを敬って、崇めて、奉って、信じて、仰いで、縋って、頼って、愛してくれよ!」
モノクマ「もっともっともっともっと、ボクを甘やかしてくれ!」
モノクマ「そうすれば…ボクの成長は著しく伸びて…」
モノクマ「いつか、身長190センチを夢じゃなくなるね!」
モノクマ「うぷぷぷぷ、これでボクも高身長イケメンの仲間入りだね!」
【動機公開判定】
基準値+絶望指数=翌日の動機公開確率
※基準値は一日たつごとに20ずつあがる。
0+26=26
↓1のコンマ01〜26で動機公開
【動機公開判定結果】
自由行動続行となりました。
というわけで、今回はここまでです。
次回は日曜日になると思います。
感想、質問等あればいつでもどうぞ。
では、お付き合いありがとうございました。
おやすみなさい…
お待たせしてしまってすいません。
本日、22時頃から再開します。
おつき合いいただけると有り難いです。
では、再開します。
【コロシアイ学園生活11日目】
《七原の部屋》
『キーン コーン カーン コーン』
モノクマ『オマエラ、おはようございます!』
モノクマ『朝7時になりました』
モノクマ『今日も頑張りましょう!』
七原「ん……もう、朝か……」
さてと、今日も一日頑張らないとなぁ…
朝食はどうしようかな…?
1.早めに行く
2.普通に行く
3.遅めに行く
安価↓2
うん、今日は遅めに行こうかな!
たまにはゆっくりしてもいいよね!
私は、部屋で少し休んでから食堂へと向かった。
《食堂》
私が食堂に着くと、何人かの人がちょうどご飯を食べているところだった。
桐生ちゃん。
神楽坂くん。
ミシェルちゃん。
それに藍沢ちゃんもいる。
さてと、誰と一緒に食べようかな?
一緒に食べる人
安価↓2
よし! 藍沢ちゃんに声をかけよう。
七原「おはよう、藍沢ちゃん!」
藍沢「あ…おはようです、七原さん」
七原「一緒に朝ご飯、食べて良いかな?」
藍沢「あ…はい、分かったです」
藍沢「……………ふわぁ……」
……? 藍沢ちゃんどうしたんだろう?
何だかすごく眠そうにしてるけど。
七原「藍沢ちゃん、大丈夫? 寝不足は体に悪いよ」
藍沢「え、ああ…大丈夫です! 全然、気にしなくても大丈夫です!」
七原「な、ならいいんだけど…」
うーん、気になるけど…本人だ大丈夫って言ってるなら、大丈夫なのかな?
さてと、どうしよう? 藍沢ちゃんと何か話そうかな。
話すこと
1.藍沢ちゃんは何か困ったことはない?
2.藍沢ちゃんはここに来る前は、どんな風に過ごしてたの?
3.その他自由安価
※そぐわない物は安価下
安価↓2
七原「そ、そう言えばさ……前、倉庫の探索してたときに見つけたアレ…」
七原「結局…ど、どうしたの?」
藍沢「あ、あれは…つ、つつ使ってなんかないです!!!」
藍沢「け、けけ決して手錠を腕にはめたまま一夜過ごそうとなんかしてないです! 本当です!!」
七原「それは、自白って事でいいのかな?」
藍沢「だから違うですって! 信じて欲しいです!」
藍沢「そ、そもそも私がそんな事したって言う証拠はないです!」
七原「それは違うよっ!」 論破!
七原「そのさっきからチラチラ見えてたんだけどね……」スッ
私は藍沢ちゃんの腕をつかんで、目の高さまで上げる。
七原「この手首に残ってる痕って…どう見ても手錠の痕だよね?」
藍沢「そ、それは………っ!」
藍沢ちゃんは真実を突きつけられて、顔をゆがめる。
しかし、次の瞬間、彼女は慌てたのか、明らかに混乱したまま立ち上がった。
藍沢「そ、それが何だって言うんです!?」ガタッ
藍沢「確かに私はヤったかもしれないです! でも、それの何処が悪いんです!?」
藍沢「というか、七原さんも一度やってみると良いです! そうすれば良さが分かるですよ!」
七原「えっと、私はその…ね? ほらそう言うのはちょっと……」
藍沢「良いじゃないですか、ちょっとぐらい! ほらほらほら!」スススス…
藍沢ちゃんが何処から取り出したのか、手錠を持って私へと迫ってくる。
七原「いや、その本当…か、勘弁してぇぇぇ」
その後、数分間、藍沢ちゃんが落ち着きを取り戻すまで、私は迫り来る手錠から逃げ回ったのだった。
藍沢との絆が深まった。
しばらくすると、食堂に全員が出そろい、ミーティングが始まった。
しかし、いつものごとく特に成果が出ないまま解散となったのだった。
《七原の部屋》
さてと、今日はどうしようかな?
時間もあることだし…有意義な過ごし方をしたいなぁ。
まずは、何をしよう?
1.誰かに会いに行く(会いに行く人の名前も)
2.購買部に行く
3.くじ引きBOXを使用する
安価↓2
《倉庫》
倉庫で何か探してる神楽坂くんを見つけた。
七原「神楽坂くん? 何か探してるの?」
神楽坂「ん? ああ、七原さんか…ちょっとね、忘れ物を取りに来たんだ」
七原「忘れ物って何…?」
神楽坂「んーとね……“コレ”のことだよ」スッ
神楽坂くんが手に持っていた物を持ち上げて見せてくれる。
それは………
─────女物の水着だった。
七原「………………………………」
神楽坂「いやいや、言っとくけれど僕が着る訳じゃないからね?」
七原「じ、じゃあ、何でそんな物持ってるの?」
神楽坂「…知りたい? なら、ちょうどいいや! 七原さんも今から僕の部屋に来てくれるかい?」
神楽坂「大丈夫、変なことは頼まないからさ! 七原さんは見てくれるだけで良いんだ」
七原「み、見てるだけ?」
神楽坂「僕が水着を使ってナニをするのか…その目で見ててくれればいいんだよ」ニヤリ
神楽坂くんは怪しげに笑ってそう言った。
何だか分からないけれど……とにかく危険な気がするなぁ。
行くのは断っておこう!
さてと、神楽坂くんと他に何かはなそうかな?
1.神楽坂くんはここに来る前はどんな風に過ごしてたの?
2.その後、雨傘さんとは仲直りしたの?
3.その他自由安価
※そぐわない物は安価下
安価↓2
七原「そうだ、神楽坂くん! 結局、あの後…雨傘さんとはどうしたの?」
神楽坂「うーん…雨傘さんね。だいぶ嫌われちゃってるみたいだし……僕も騙されちゃったわけだけど…」
神楽坂「まあ、僕なりに手は考えてるよ」
七原「じゃあ、仲直りしてくれるんだね? 良かった」
やっぱり、喧嘩というか仲違いは良くないもんね!
皆が仲良くできればそれに越したことはないよ。
でも、そんな私の安堵とは裏腹に、神楽坂くんは少し難しそうな顔をする。
神楽坂「でも、問題は彼女の方だよね……」
神楽坂「雨傘さん……もしかしたら過去に男性がらみで何かあったのかもね」
七原「そう言えば、前に恋愛がくだらないって言ってたよ」
神楽坂「やっぱり何かあったんだね……うん! そこも含めて僕が何とかしてみるよ」
神楽坂くん……
なんだ、良いところもあるじゃない。
七原「…ありがとう神楽坂くん! 何か困ったことがあったら言ってね!」
神楽坂「そう? じゃ、早速だけど僕の部屋に来て、僕のナニを……」
七原「それは嫌」
……はぁ、やっぱり神楽坂くんは神楽坂くんか。
プレゼントを渡しますか?
渡す場合は、渡すプレゼントも書いてください。
【プレゼント一覧】
あしたのグローブ
万力×2
永遠のミサンガ
アゴドリル
すきバサミ
軽石
黄金銃
超技林
安価↓2
七原「神楽坂くん、良かったらコレあげるよ!」スッ
神楽坂「これは……すきばさみだね。ありがとう七原さん!」
神楽坂「僕って髪の毛長いから以外に必要なんだよね」
神楽坂「本当にありがとう。今度お礼に僕と一緒にお風呂に入れる券をあげるよ」ニコッ
七原「だ、だからそう言うのはいらないんだって!」
神楽坂「あははは、冗談だよ冗談」
…とりあえず、喜んでくれたみたいだ。
神楽坂との絆が深まった。
神楽坂と友人になった。
その後、神楽坂くんのしつこい誘いを断って部屋へと戻った。
《七原の部屋》
さてと、まだ時間もあるみたいだ。
何をしようかな……?
1.誰かに会いに行く(会いに行く人の名前も)
2.購買部に行く
3.くじ引きBOXを使用する
安価↓2
安価把握しました。
本当に短くてすいませんが、今回はここまでです。
次回は明日(もう今日か)か水曜日です。
年度末に向かうにつれ、少しゆっくり更新になりますが、これからもおつき合いいただけると有り難いです。
では、おやすみなさい…
本日、21時頃から再開します。
おつき合いいただけると有り難いです。
では、再開します。
《食堂》
食堂に入ると昼食を食べている雲雀ちゃんの監視をしている戦道君を見つけた。
七原「戦道くん! ……と、雲雀ちゃんも……ここにいたんだ」
戦道「ああ、雲雀の監視は俺の役目だからな」
雲雀「ねえねえ聞いてよ〜、七原ちゃん! 戦道クンったら酷いんだよぉ?」
雲雀「だって戦道クン、私の部屋の鍵を持ってっちゃって……朝は戦道クンが来るまで、部屋から出られないんだよ?」
七原「それは……自業自得だよね?」
雲雀「そんなぁ、私は何も悪いことしてないのになぁ〜」
………………雲雀ちゃん………全く反省してないな。
やっぱり彼女は危険みたいだ、いつまた前回のようなことをしでかすか分からないよ……
戦道「……そう、不安そうな顔をするな、七原」
七原「え? あ……ごめん」
戦道「安心しろ。この俺がいる以上、これ以上の犠牲は出さん」
戦道「それに、事態は少しずつ進行しているんからな。いつまでも、このまま停滞すると言うこともない」
七原「え? そ、それってどういう……?」
戦道「詳しくはまだ言えないが……俺達は確実に解決の道へと近づいているんだ!」
戦道くんは、そう言って力強く笑ってみせたのだった。
えーと、他に何か戦道くんとはなそうかな?
話すこと
1.戦道くんは疲れたりしないの?
2.戦道くんは、ここに来る前何をしてたの?
3.その他自由安価
※そぐわない物は安価下
安価↓2
七原「戦道くんってさ、ここに来る前はどんな事してたの?」
戦道「ここに来る前か……そうだな、やはりサバゲーをしていることが多かったな」
そっか、戦道くんは【超高校級のサバゲープレイヤー】だったっけ。
七原「その、サバゲーってやっぱり楽しいの?」
戦道「楽しい……というか、ゲーム中の緊張感や張り詰めた空気感が、俺にとっては心地良いんだ」
戦道「相手を殺すか、自分が殺されるか……その狭間にいながら、いかにして生き残るのかを考える」
戦道「それがサバゲーの醍醐味だからな」
七原「殺すか……殺されるか……か」
戦道「皮肉なことに、今の状況のにているかも知れんな」
戦道「だが、ゲームと現実は違う!」
戦道くんは何かに訴えるように声を大きくする。
その目は、多分…紫香楽くんと加藤くんの事を見ているんだろう……
戦道「そんな事は当たり前なのに、異常事態においてはそれを忘れる奴も多い……」
戦道「お前のようにな、雲雀」
雲雀「え〜? いつのまに私への説教になってたの〜?」
雲雀「いい加減聞き飽きちゃったよ、そのセリフ」
雲雀ちゃんは明らかにツマラナイと言った顔をしている。
戦道くん……やっぱり彼は色んな事を考えてるんだな……
私も戦道くんを見習って、何か行動を起こさなくちゃ……だよね?
七原「ねえ、戦道くん! 私にもできることがあったら、何でも言ってね?」
戦道「ああ、そうだな……」
そう答えた戦道くんは、その直後、急に考え込むようにした後、申し訳なさそうに口を開いた。
戦道「で、では、すまんが……雲雀の風呂と便所の監視を頼めないか?」
戦道「その……やはり、男がそう言う場面で見張るのには限界が……」
戦道くんは、恥ずかしそうに喋っている。
ああ、そうか……戦道くん、そう言う耐性無いんだったな……
プレゼントを渡しますか?
渡す場合は、渡すプレゼントも書いてください。
【プレゼント一覧】
あしたのグローブ
万力×2
永遠のミサンガ
アゴドリル
軽石
黄金銃
超技林
安価↓2
七原「そうだ、戦道くん。コレあげるよ!」スッ
戦道「これは………えーと、何だ?」
戦道「モアイ像のような物の下に、ドリルがついている……何に使う物なんだ…」
七原「え、え〜と……キーホルダー的な?」
戦道「…………キーホルダー…」
戦道「ま、まあ、有り難くもらっておこう、うむ」
雲雀「あははは、七原ちゃんセンスな〜い!」
七原「う、うるさいなぁ、もう!」
まあ、少しは喜んでくれたかな。
でも、本当アレ何に使うんだろう?
戦道との絆が深まった。
戦道と知人になった。
その後、戦道くん達と別れてから自分の部屋へと戻った。
《七原の部屋》
さてと、まだ少し時間があるみたいだなぁ。
えーと、何かしようかな……?
1.誰かに会いに行く(会いに行く人の名前も)
2.購買部に行く
安価↓2
《寄宿舎エリア・廊下》
寄宿舎エリアを歩いていると、大浴場から出てくる代官くんを見つけた。
七原「あ、代官くん! もしかして、お風呂はいってたの?」
代官「……七原か。ふん、別に風呂上がりと言うわけではないのだよ」
七原「ふーん、じゃあ何してたの?」
代官「それは言えないのだよ」
……………うーん、何か隠しているような気がするなぁ。
七原「じ、じゃあ私、大浴場にお風呂は入りに行こうかな~!」
代官「それもダメなのだよ、ココは今から立ち入り禁止だ」
七原「え、ええ!? 何で?」
代官「何でもだ」
代官くん…頑なに私に知られたくないことがあるのかな……?
でも、大浴場なんかでできる事なんてたかが知れてると思うんだけど……
代官「すまないのだよ、コレも俺と戦道の判断だ」
七原「戦道くんの?」
そっか、じゃあ……さっきのはもしかして………
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
戦道『それに、事態は少しずつ進行しているんからな。いつまでも、このまま停滞すると言うこともない』
七原『え? そ、それってどういう……?』
戦道『詳しくはまだ言えないが……俺達は確実に解決の道へと近づいているんだ!』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
進行しているって……ココでのことに関係しているのかな?
じゃあ、私がしゃしゃり出る事でもないのか……気になるけど……
えーと、代官くんと他に何か話そうかな?
話すこと
1.超高校級の検事って、今まで何をしてきたの?
2.代官くん、初めにあったときより優しくなってるよね?
3.その他自由安価
※そぐわない物は安価下
安価↓2
七原「代官くん…やっぱり初めて会ったときよりは優しくなってるよね?」
七原「だって、最初なんて……女は嫌いだ近づくなー、って感じだったのに、今じゃ普通に話せるもん」
代官「…! そうだな……自分でも驚いているのだよ。オレはここまで優しくなったのかとな……」
七原「驚いているって……自分のことでしょ?」
代官「………自分の事すら分からないのだよ、オレはな」ボソッ
七原「えっ? 何か言った?」
代官「いや、何でもない。それより七原、貴様いつまで此処にいるのだ? 立ち入り禁止だといってるのだが…」
七原「む、やっぱり代官くん、私のこと嫌いなの? すぐそうやって追い払おうとする…」
七原「私は代官くんと仲良くなりたいんだけどなぁ」
私は代官くんとも仲良くできるよう、なるべく優しく話しかける。
しかし、代官くんはそんな私を見ずに、遠くを眺めるようにして言った。
代官「ただ仲良くする……本当にそれで良いのか?」
七原「え?」
代官「仲良くするだけでは、解決しないこともあるのだよ」
そう言って、拳を握り締めた代官くんは真剣な眼差しをしていた。
プレゼントを渡しますか?
渡す場合は、渡すプレゼントも書いてください。
【プレゼント一覧】
あしたのグローブ
万力×2
永遠のミサンガ
軽石
黄金銃
超技林
安価↓2
七原「あ、そうだ! 代官くん、コレあげるよ!」スッ
代官「………何だコレは?」
七原「何だ、って……グローブだよ?」
代官「貴様はオレがこんな物必要だと思うのか?」
七原「だ、だよね? 代官くんボクシングとかやるイメージないし」
代官「ふん、まあいい。分かったら次からはもっとましな物を頼むぞ」ススッ
代官くんはそう言いながらも、私があげたグローブを懐にしまうのだった。
あ、貰ってくれるんだ……やっぱり優しくなってるなぁ。
代官との絆が深まった。
その後、代官くんと別れてから私は部屋へと戻った。
《七原の部屋》
『キーン コーン カーン コーン』
モノクマ『校内放送、校内放送』
モノクマ『午後10時になりました』
モノクマ『ただいまより夜時間になります』
モノクマ『間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりまーす』
モノクマ『ではでは、良い夢を。おやすみなさい…』
七原「うーん、今日も疲れたなぁ……」
モノクマアナウンスも、もう聞き慣れてしまった。
もはや、割と便利な目覚まし時計的な役割しか果たしてないな……
これで声がモノクマじゃなきゃ良かったのに……
まあ、いいか、今は寝よう!
私はベッドへと入り、布団を被る。
そして、明日への希望を胸に抱き深い眠りへと、ついていった。
【モノクマ劇場】
モノクマ「ねえ、オマエラは知ってる?」
モノクマ「人間には七つの大きな罪があるって知ってるの?」
モノクマ「それは、強欲、色欲、暴食、憤怒、怠惰、傲慢…そして嫉妬の七つで……」
モノクマ「簡単に言うと、がめつくて、エロくて、メタボで、煽り耐性が低くて、ニートで、そのくせプライドだけは高くて、すぐに他人をバカにする」
モノクマ「人間ってのはそーゆー生き物なんだよ?」
モノクマ「本当、人間ってクソみたいですよね!」
モノクマ「まあ、その点ボクはクマなんで関係ないんですわ! にょほほほほ〜!」
【動機公開判定】
基準値+絶望指数=翌日の動機公開確率
※基準値は一日たつごとに20ずつあがる。
20+26=46
↓1のコンマ01〜46で動機公開
見事と言わざるを得ないわ、
【動機公開判定結果】
自由行動続行となりました。
少し抜けます。再開は23時40分くらい。
再開します。
【コロシアイ学園生活12日目】
《七原の部屋》
『キーン コーン カーン コーン』
モノクマ『オマエラ、おはようございます!』
モノクマ『朝7時になりました』
モノクマ『今日も頑張りましょう!』
七原「うーん、起きなきゃ……」
私は布団から抜け出て、ベッドを降りる。
さてと、今日は朝食はどうしようかな……?
1.早めに行く
2.普通に行く
3.遅めに行く
安価↓2
よし! 今日は早めに行こうかな。
やっぱり何事も早めにやるのが吉だよね!
私は急いで支度を終え、食堂へと向かった。
《食堂》
食堂につくと、すでに何人かの人が来ていた。
雨傘さん。
雲雀ちゃん。
…を見張っている戦道くん。
八河くん。
あ、今日は葵くんもいる!
さてと、誰かに話しかけようかな?
話しかける人
安価↓2
七原「おはよう、醍醐くん!」
葵「ボンジョルノ! Ms.七原!」
七原「朝ご飯、一緒に食べても良いかな?」
葵「ふっ、オフコースさ!」
私は葵くんの隣の席に座って、朝食を
食べ始めた。
そこで、ようやく気づいた。
七原「あれ? ご飯がない… 今日、音無ちゃん来てないの?」
葵「Ms.音無ならウェアハウスに用があると言って、先程出て行ったぞ」
七原「ウェアハウス……倉庫のことだよね?」
葵「うむ、何でも懐かしいツールを見つけたとか……」
懐かしい道具……何だろう?
まあ、いいや。
七原「じゃあ、えーと、朝ご飯どうしようかな?」
葵「ふっ、Myライスケーキならいくらでもあるぞ?」
朝からお餅か……まあ、別に良いか!
七原「じゃ、遠慮なくいただきまーす!」
私は葵くん特製の絶品の餅を食べ始めた。
さてと、葵くんと何か話そうかな?
1.醍醐くんはここに来る前は何をしてたの?
2.醍醐くんの作るお餅はなんでこんなにおいしいのかな?
3.その他自由安価
※そぐわない物は安価下
安価↓2
七原「ん〜、そういえばさ、醍醐くんはここに来る前は何してたの?」
七原「あ、餅つき以外で」
葵「ライスケーキメイキング以外となると……普通にハイスクールに通っていたさ!」
うーん、葵くんの学生姿か……
なんか授業受けてるイメージ無いなぁ。
七原「こんな事聞くのもあれなんだけど…勉強とかってできる方なの?」
葵「ふっ、ナメないで欲しいなMs.七原よ! 俺は学年でナンバーワンのスコアを取ったこともあるのだぞ!」
七原「学年一位!? 嘘でしょ?」
七原「それってなんの教科なの? あ、もしかして家庭科とか……」
葵「古文のテストさ」
七原「い、意外だ!! 英語じゃないんだ!? いや……英語力無いのは何となく分かってたけど……」
所々英語の使い方おかしい時あるしね……
葵「フハハハハハ、イングリッシュは勉強ではなくソウルで感じ取るものだからな!」
葵醍醐くん……相変わらずよく分からないけど凄い人だなぁ。
葵との絆が深まった。
その後、皆がそろってからミーティングが始まった。
代官くんや戦道くんの話を聞く限りだと、何か進んでいるらしいけど、ミーティングではそれについて皆に話されることはなかった。
そして、いつも通り解散となったので、私はとりあえず部屋へと戻った。
《七原の部屋》
さてと、今日はまだまだ時間があるけど…
えっと、何をしたらいいかな?
1.誰かに会いに行く(会いに行く人の名前も)
2.購買部に行く
3.くじ引きBOXを使用する
安価↓2
安価把握しました。
今回はここまでです。
お付き合いありがとうございました。
でも終わる前に少し安価取ります。
くじ引きBOXのイベントに参加するメンバーを安価で決めます。
参加させたいキャラを1レス3人まで書いてください。
名前の多い順に女子三人男子四人を採用します。
では安価↓1から
次回更新まで受け付けます。
次回はたぶん土日。
では、おやすみなさい……
すみません。
更新は明日ですが、安価の募集は今日中で締め切ります。
まだ書いてない人がいれば是非どうぞ
うそこメーカーで聞いてみたみんなの願い事
七原 秋 ……「自立できますように」
深海 潜一……「天職が見つかりますように」
都苗 小牧……「パンツが透けませんように」
戦道 進 ……「裏切られませんように」
雲雀 楓花……「本当の幸せが見つかりますように」
代官 裁騎……「蚊に刺されませんように」
音無 一子……「隠し事を隠し通せますように」
葵 醍醐 ……「立派になれますように」
ミシェル・ランバート……「みんなが不幸になって相対的に自分が幸せになれますように」
八河 乎鉄……「輝けますように」
雨傘 静流……「英語を話せるようになれますように」
神楽坂 白……「もっと調教してもらえますように」
桐生 未夜……「取り返しのつかない事になりませんように」
紫香楽爆……「パンツが手元に戻ってきますように」
藍沢 吉川……「裁判沙汰になりませんように」
加藤 異命路……「良い雰囲気を作ることができるようになりますように」
お久しぶりです。
長い間、来れなくてすいませんでした。
年末年始は忙しくて、なかなか進められそうにないです。
とりあえず、本日21時半くらいから少しだけ再開します。
お付き合い頂けると有り難いです。
>>471
なんか、割と当たってる気がするな
でも、裏切りも取り返しのつかない事態もなくて、裁判沙汰にならないロンパなんてロンパじゃないよね!
始めに投票結果
参加メンバー
女子 七原、桐生、藍沢、都苗
男子 深海、神楽坂、葵、代官
この八名でいきます。
《七原の部屋》
七原「うーん…これ、どうしようかな?」
私は、前に購買部で手に入れた変な箱を手にする。
なにやら真ん中に穴があいていて、クジなんかを入れて使う物みたいだけど………
いったい何に使えばいいんだろう……?
神楽坂「お困りのようだね、七原さん」ヌッ
七原「うわぁっ!? か、神楽坂くん!? 何処から沸いてきたの!?」
神楽坂「不用心だよ、七原さん。ドアの鍵はちゃんと閉めないと…ね?」ニヤッ
七原「だからって勝手に入ってこないでよ……」
神楽坂「あはは、まあ細かいことはおいてといてさ……その箱の使い道に困ってるみたいだね」
七原「あ、うん。神楽坂くんは何か良い使い方知ってるの?」
神楽坂「もちろんだよ! というか、くじ引きを使う事なんてアレしかないよね」
七原「アレ…?」
神楽坂「複数人の男女……クジによって決められた支配者……そして、決して抗う事のできない命令………」
神楽坂「言わずと知れたあの伝説のゲーム───」
神楽坂「そう! 『王様ゲーム』さ!!」
七原「お、王様ゲーム……!」
藍沢「ほほう、それは私も気になるです!」ヌッ
七原「…って、藍沢ちゃんまで……どうして勝手に入るのっ!?」
藍沢「まあまあ、七原さん! そんな事より王様ゲームです、王様ゲーム!」
私の言うことなど聞こえないかのように、藍沢ちゃんは目を輝かせている。
藍沢「私、夢だったんです! 王様ゲームで無理矢理な命令をされるのが!」ワクワク
さ、される方なんだ……
神楽坂「ふっ、どうやら藍沢さんも乗り気みたいだね」
藍沢「是非! 是非ともやりたいです!」
神楽坂くんも藍沢ちゃんもすっかり盛り上がっていて、王様ゲームをやる気満々みたいだ。
…でも、やっぱり一言いった方が良いよね?
七原「ねえ、二人とも。そんな危険なゲームをするのは私、認められないよ」
藍沢「危険って……何か危険なんです?」
七原「そ、それは………」
だってこの二人が王様になんかなったら……ろくな事にならない気がするし。
神楽坂「うーん、じゃあこう言うのはどうかな?」
神楽坂「色んな命令を書いた紙をこの箱に入れておいてさ、それを引いてでた命令に従うんだよ」
神楽坂「それと、命令に従う人もくじ引きで決めれば、誰かが変な命令をするの防げるんじゃないかな?」
なる程……つまり、命令も、それを実行する人も、ランダムに決まるって事か。
七原「まあ……それなら、良いけど…」
神楽坂「よーし、じゃあ早速始めようか! まずは人数の確保からだね」
藍沢「それなら私に任せるです! 女子のみなさんを呼んでくるですよ!」
神楽坂「僕も男子に声をかけてくるよ。えーと、男女合わせて8人くらいで良いから…後五人ってとこだね!」
七原「えっ、ちょっと待って! それ私も入ってるの!?」
藍沢「じゃあ、行ってくるです!」タッタッタッタッ…
神楽坂「じゃ、後でここに集合ということで」スタスタスタスタ…
二人とも早々と部屋を出て行ってしまう。
七原「ちょ、ちょっと待ってよ二人ともーーっ!!」
1人残された私の叫びは、悲しくこだましたのだった。
───数分後、私の部屋は二人が連れてきた人が訪れていっぱいになっていた。
神楽坂「うんうん、皆よくきてくれたね!」
代官「ふん、貴様が勝手に連れてきただけなのだよ」
深海「つーか…コレってなんの集まりなんだよ。俺っち何も知らねーんだけど」
七原「な、何も知らずに連れてこられたんだ……」
葵「聞いた話によると、なにやらエキサイティングなゲームをプレイするらしいぞ」
都苗「……ゲ、ゲーム………!」
桐生「えー、何で未夜がそんな子供みたいな事しなきゃいけないのー? ホントふざけんなし」
藍沢「まあまあ、桐生さん! ちょっとお耳を拝借です!」スススッ
藍沢ちゃんはすっと桐生ちゃんに近づくと、桐生ちゃんの耳ともに口を近づけてこそこそと話し出した。
藍沢「えーと、このゲームはですね─────で、──────というわけで────なんです」ゴニョゴニョ
桐生「は? それが何?」
うーん、ここからじゃ何を言ってるかは聞き取れないな……
藍沢「つまり、───で、そこで醍醐さんとですね─────できる訳ですよ」ゴニョゴニョ
桐生「え、ええ!? それって…醍醐と…? そんな事が………」カアアッ
葵くん……? 葵くんが何か関係あるんだろうか?
藍沢ちゃんに何かを言われた桐生ちゃんは、顔を真っ赤にしたままこっちを振り向いた。
桐生「や、やる! すぐやろう! ほら、ぼーっとしてないでさっさと始めて!」
妙に張り切った口調だった。
何を吹き込まれたか知らないけど………うまく言いくるめられたなぁ、桐生ちゃん。
神楽坂「じゃあ、僕から簡単にルールを説明するね」
〜〜〜〜〜〜ルール説明中〜〜〜〜〜〜
神楽坂「……と言う訳なんだ」
深海「要するに、くじで命令とそれを実行する奴を決めるっつーことだろ?」
藍沢「まあ、とにかくやってみるです!」
───こうして、神楽坂くんと藍沢ちゃん主導による『変則王様ゲーム』が始まるのだった。
なんだか、成り行きでこんな事になっちゃったけど………
まあ、皆が仲良くなれるなら、コレもアリだよね!
神楽坂「よーし、先ずは一ゲーム目からだね。くじを引く係りは公正を期すために順番にやろう」
藍沢「そう言うとなら、五十音順で私からです!」
藍沢「じゃあ、行くですよー!」
藍沢「王様の命令なーんだっ、と」ヒョイッヒョイッ
安価↓1(人物)と安価↓2(人物)が安価↓3(命令)をする。
安価↓1、2 人の名前(かぶったら下)
安価↓3 命令の内容
※エロやグロ、あり得ないことの場合は安価下
デュエットで「金太の大冒険」を歌う
お互いの印象について言い合う
ダンロン的にはこういう事件の動機に成りえそうなものの方が面白いっしょ
お久しぶりです。
ぜんぜん来れなくてすいません。
とりあえず今日は報告です。
今>>1はなかなか時間がとれなくて、忙しくなくなるのはだいぶ先になるかも知れない状況です。
そこで、更新を時間があるときに少しずつするようにしたいと思います。
それでも良いという人がいれば今週中に更新を再開します。
あと、>>484が少し書けそうにないので>>485にさせてもらいます。ご了承下さい。
ではおやすみなさい…
少しだけ更新。
藍沢ちゃんは自分が引いたくじの結果を皆に発表する。
藍沢「えーと、代官さんと都苗さんが互いの印象を言い合う、ですね!」
都苗「……! え……あ…私ですか……?」
代官「ふん、なぜ俺がそんなことを…」
神楽坂「まあまあ、そう言わずにさ。ちょっとやってみてよ」
神楽坂「案外これを切っ掛けに仲良くなれるかも知れないよ?」グイグイ
神楽坂くんに背中を押されて、代官くんと都苗ちゃんはみんなの前にたった。
藍沢「じゃあ、まずは代官さんから都苗さんへの印象をどうぞです」
代官「印象……と言われてもな…俺はコイツとは殆ど話したことすらないのだよ」
都苗「………で、ですね……」
そう言えば…確かに代官くんと都苗ちゃんが話してるところを見た記憶がない気がする。
代官くんは女嫌いだし、都苗ちゃんも人と積極的に関わる人じゃないしね。
代官「まあ、強いてあげるとするならば……そうだな、『ひたすらに地味な奴』と言った所なのだよ」
都苗「……じ…地味………ですか………」ガーン
七原「だ、代官くん! 駄目だよ女の子にひどいこと言っちゃ!」
代官「何だ、貴様等が言えと言ったのだろう。何が悪いのだよ?」
七原「で、でも……!」
都苗「…な、七原さん……私は…大丈夫………ですから…」
都苗「私が…地味なのは……事実…ですし……」
都苗ちゃんは代官くんに反論しようとする私を止めて、そう言った。
うーん、本人が大丈夫って言うなら良いんだけど……
藍沢「えーと、では気を取り直して……次は都苗さんから代官さんです!」
都苗「……あ……はい…や、やってみます……」
都苗ちゃんはオドオドとした口調で、代官くんに向かった。
都苗「そ、その………代官さんは……何というか……」
都苗「…ちょっと……怖いというか………苦手というか………」
都苗「べ、べべ別に…………き、嫌いとか言うわけでは………決してないんですけど………その…」
代官「ふん、まあ貴様に好かれようと嫌われようと、俺には関係ないのだよ」
都苗「………それに……………」
七原「それに…何?」
都苗「…い、いえ………何でもないです……」
誤魔化すようにそう言った都苗ちゃんは、いつものような怯えた表情ではなく、どこか険しい顔をしていた。
代官「………………………」
都苗「………………………」
深海「…なんか暗い雰囲気になっちまったな」
七原「都苗ちゃんと代官くん…あんまり相性良さそうじゃないもんね…」
藍沢「と、ともかく、これで第一の命令は完遂です!」
桐生「なんだ、命令ってこんなもんなの? 楽勝じゃん」
神楽坂「あはは、今のはウォーミングアップみたいなものだよ。さてと次に行こうか」
葵「ネクストターンは俺がくじを引くんだったな」
葵くんはくじの入った箱に手を入れると、勢いよく引いた。
葵「レッツオープンッッ!!!」ヒョイヒョイッ
安価↓1(人物)と安価↓2(人物)が安価↓3(命令)をする。
お久しぶりです
長い間これなくて申し訳ないです
来週ぐらいには何とか来られそうです
長い間これなくて本当に申し訳ありませんでした。
結果として前回は嘘予告となってしまったことはすいませんでした。
なんとか、生活も落ち着いてきたので再開したいと思います。
つきましては、今夜十時頃から始めたいと思います。
こんな作品でも、まだ付き合ってくれるという方がいればありがたいです。
それでは、始めて行きたいと思います。
葵「ふむ、セレクトされたのは……俺とMs.桐生だな」
桐生「えっ! 嘘っ…ほんとに来た!?」ドキッ
神楽坂「それで命令はどんな内容なのかな?」
葵「これには………『愛の告白をするフリ』と書かれているぞ」
七原「……………嘘!」
藍沢「………………おおっ!」
神楽坂「これは………!」
桐生「えっ、あ、愛の告白って……えええぇぇぇぇええぇぇえええぇぇぇぇっっっっっ!!?!!?!?」カァァッ
あまりの出来事に桐生ちゃんは顔を真っ赤に染め叫ぶ。
神楽坂「この命令、あわよくば僕の番に来ればと思って、入れておいたんだけど……」
神楽坂「これはこれでおもしろい結果になったね!」
藍沢「こ、今回ばかりはナイスといわざるを得ないです!」
神楽坂くん、こんな命令を入れてたなんて…
神楽坂「じゃあ二人とも、早速行ってみようか!」ニコッ
桐生「で、でも、未夜まだそんな…心の準備とかできてないし……」カアアッ
葵「ドントウォーリー、Ms.桐生。これはただのフリ。気にすることはナッシングさ」
桐生「いや、そうだけど……」ドキドキ
葵くんが桐生ちゃんに近づくほど、桐生ちゃんの顔は火照ったように赤くなる。
──────そして、ついに顔に触れるか触れないかのところまで近づいた葵くんは、桐生ちゃんの耳元でささやいた。
葵「 ────ティ アーモ(愛してる)さ、Ms.桐生 」
桐生「~~~~~~~~ッッ///」ボンッ
桐生「」フシュウウウウウウウ……
…バッターン!!!!!
七原「き、桐生ちゃんが顔から湯気出して倒れたぁぁぁっ!!!?」
神楽坂「桐生さんには刺激が強すぎたんだね」
深海「あん? なんで桐生の奴倒れたんだ?」
藍沢「これが乙女心ってことです!」
代官「ふん、くだらんな」
都苗「あの……みなさん……桐生さんの……心配も…してあげて……ください……」
都苗ちゃんが桐生さんの様子を見るが、どうやらすぐには起きそうになかった。
葵「ふむ、仕方ない。こうなってしまったのも俺の所為。Ms.桐生を部屋まで運んでくる」
葵「では、皆。アデュー!」タッタッタッタッタッ
そう言って葵くんは桐生ちゃんを背負って部屋を出て行く。
都苗「だ、大丈夫…でしょうか……?」
桐生ちゃんといい、この間の戦道くんといい、ここの人たちはどうして気絶するのか。
深海「へへっ、でもこれで葵と桐生は脱落だな! 俺っちの勝利が近づいたぜ!」
七原「あれ…? これってそんなゲームだったっけ?」
───────こうして、私たちのゲームは続いていった。
その後、色んな命令がなされ、その都度私たちは変な目に遭いながらも、なんとかゲームを進めた。
そして、ついに最後の命令の時がやってきたのだった。
神楽坂「えーと、次で最後だよね?」
藍沢「今残っているのは……私と七原そん、神楽坂さん、都苗さん、深海さんの五人です」
ゲームの途中で代官くんは帰っちゃったんだよね。
深海「へっ、つまり最後は俺っちの番って訳か! よーし、一気に引くぜ!」
深海くんは箱に手を入れて、髪を引き抜く。
深海「おりゃ!」ヒョイヒョイッ
安価↓1(人物)と安価↓2(人物)が安価↓3(命令)をする。
※かぶったら安価下
※エロやグロ、あり得ないことの場合は安価下
深海「んーと、こりゃあ…神楽坂と藍沢だぜ」
七原「うわ……」
神楽坂「その反応はおかしくないかな七原さん?」
七原「い、いや…そうゆうつもりじゃ」
でも、よりによってこの二人なんて……何が起きてもおかしくない。
藍沢「それで、私は何をやるんです?」
神楽坂「えーと、どれどれ……」
神楽坂「これは…………ふふふ」ニヤッ
神楽坂くんは、深海くんの引いた紙をのぞき込むと、ニヤリと意味深な笑みを浮かべた。
七原「…? なんて書いてあるの?」ヒョイッ
私も神楽坂くんの後ろから、何とか紙を覗く。
そこには、なんと──────
『一日、メイドになって服従する』
───と、書かれていたのだった。
七原「め、めめめ、メイドっ!? って……ええ!?」
都苗「め……メイド…さん…なんて………は、恥ずかしい………です……ね……」
深海「なあ? メイドってなんだ?」
葵「知らないのか、Mr.深海? それはズバリ、メイド・イン・ジャパンと言うことさ!」
七原「いや、意味わかんないよ……」
私たちが発表された命令について、それぞれ感想を言ってる中、当の二人はと言うと……
神楽坂「メイド…メイドか…くくく、くはははは! 楽しくなってきたね!」
藍沢「…服従…服従…ふふ、ふふふふふふ」ハァハァ
………………………………
…なんだか、近づいてはいけない気がする。
二人とも異様で気色の悪いオーラをまとっている。それは、見る物全てを恐れ戦かせるものだった。
ミスですね
すいません
葵のセリフはなかったことにしてください
深海「なんだかよく分かんねぇけど、二人とも…やる気みたいだぜ」ゴクリ
都苗「…で、でも……メイド服とか……ないですし……」
神楽坂「くくくっ、僕を誰だと思ってるのかな? こんな事もあろうかと、メイド服を一式用意してあるんだ!」
都苗「…うぅ…な、何があると思ったら………用意できるのか……私には……分かりません……」
藍沢「えへへへ…ついに、ついに! ついにコレを使うときが来たのです…!」ハァハァ
七原「藍沢ちゃん! お願いだから、その首輪は仕舞おう? ね? お願いだよ、藍沢ちゃんっ!」
変態の共鳴なのだろうか。神楽坂くんも藍沢ちゃんも、歯止めがきかなくなってる気がするよ…
どうしよう……?
そんな私の悩みなど意にも介さないようで、藍沢ちゃんは神楽坂くんの持ってきたメイド服を着て、命令の実行は開始されるのだった。
藍沢「お、お帰りなさいませです。ご主人様!」ハァハァ
神楽坂「うんうん、いいねいいね! やっぱメイドと言ったらこのセリフだよね」パシャパシャ
藍沢「あぁ! 申し訳ありません、ご主人様ぁ! 私をお許しにぃ…!」ハァハァ
藍沢「だ、ためっ…です! そんな鞭で叩くなんて……あぁ! ご主人様ぁ!」ハァハァ
神楽坂「もう少し…もう少しで………捉えられる!」パシャパシャ
………………………この惨状をなんて言ったらいいのだろう。
神楽坂くんはどこからか持ってきたカメラで藍沢ちゃんのメイド服姿を写真に収めている。
これじゃあまるでコスプレの撮影会のようだ。
藍沢ちゃんは藍沢ちゃんで、なんだかよく分からないけど、ろくでもない妄想を繰り広げ、一人興奮している。
………………はぁ…
だからこの二人の考えたゲーム何かやりたくなかったんだよ。
まあ、でも…………
私は二人の、ある意味楽しそうな顔、そして他のみんなの呆れながらも少し安らいだ顔を見て思った。
やっぱり、こうやってふざけたことするのも、たまには悪くないかもしれない。
ここ最近暗い気持ちになることが多かったし、いい意味で気分転換にはなったかな。
もしかしたら、神楽坂くんと藍沢ちゃんは、その事を狙ってたのかも………
七原「…って、神楽坂くん!! これ以上のローアングルは私が許さないよ!!」
神楽坂「そんな! こんなチャンスを逃すなんて…男じゃないと僕は思うんだけど…」
七原「いいから、カメラおいて」
……そんなわけ無いか。
───こうして、ゲームという名の変態達の気まぐれは幕を閉じた。
そして、ここから再び絶望と死のゲームが始まるのだが…
まあ、こんなに愉快な人達と一緒なら…そう不安になることもないのかもしれない。
私は心からそう思えたのだった。
仲間との絆が深まった。
絶望指数が回復します。
回復値 安価↓1のコンマ一桁
回復値 7
絶望指数 26→19
というわけで、今回はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
次回は今週の日曜日になるかと思われます。
では、おやすみなさい
最後に、今回長い間おまたせしてしまったことへのお詫びです。
即興ですが…
http://i.imgur.com/uuCXHos.jpg
藍沢ちゃんに関しては>>1にもどうしてこうなったか分からない。
ホントはもっとまじめな子にするつもりだったのに……
では、本日22時から再開したいと思います。
お付き合いいただけるとありがたいです。
では、再開します。
《七原の部屋》
さてと、まだ少しだけ時間があるな。
何をしようか…?
1.誰かに会いに行く(会いに行く人の名前も)
2.購買部に行く
安価↓2
《食堂》
食堂に行くと、何かを楽しそうに待ってるような様子のミシェルちゃんに会った。
七原「ミシェルちゃん、何してるの?」
ミシェル「Oh! 七原サーン!」
ミシェル「実は音無サンがDeliciousな物をくれるというので、待ってるのデースよ!」
七原「音無ちゃんが…?」
デリシャス…何かの食べ物だろうけど、何だろう?
ミシェル「HAHAHA!七原サンも一緒に食べないデースか?」
七原「まあ、なんだか分からないけど…折角だし付き合うよ!」
私はミシェルちゃんの隣の席に座り、彼女と一緒に待つことにした。
さてと、音無ちゃんが厨房から来るまでまだあるだろうし…何か話そうかな?
1.超高校級のグルメって普段何してるの?
2.ミシェルちゃんの苦手な物ってあるの?
3.その他自由安価
安価↓2
七原「あ、そうだ。ねぇミシェルちゃん、音無ちゃんだけじゃなくて私達も何か料理を作ってみない?」
ミシェル「? ミー達がデースか?」
七原「うん! 例えば…そう、ホットケーキとかさ!」
ミシェル「ハァ……七原サーン」ヤレヤレ
ミシェルちゃんはわざとらしいため息をつき、諭すように私に言う。
ミシェル「料理というのはデースね…食べて初めて、その美味しさを味わう事ができるデース」
ミシェル「つまり! ミーは超高校級のグルメとして食べる事に専念したい! それこそが料理を最大限に味わう物のさだめだと思うのデース!」
胸を張り誇らしげに語るミシェルちゃん。
でも、私はその言葉に違和感を持たざるを得なかった。
七原「えーと、それって作るのは嫌って事?」
ミシェル「ミーはイート専門デース! クッキングは…まあ、その、めんどくさいのデースよ! AHAHAHAHA!」
誤魔化すように笑うミシェルちゃん。
七原「…まさか、ミシェルちゃんって全く料理出来ないの?」
ミシェル「な、何言ってるのでースか!? 七原サーン!」ギクギクゥッ!
ミシェル「ミーは作れないんじゃない!作らないんデース!」
…………ミシェルちゃん……私も言えた試しじゃないけど…
今度、一緒に料理を勉強しようね…うん。
プレゼントを渡しますか?
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安価↓2
ミス
言えた試しじゃないけど→言えた立場じゃないけど
ミシェルとの絆が深まった。
しばらくすると、音無ちゃんと都苗ちゃんがいくつかの器を持って厨房からでできた。
その器の中に入っていたのは────
七原「か、かき氷…?」
音無「うん、倉庫で見つけたのコレ。懐かしいでしょ?」
そう言って音無ちゃんが出したのは、上部分に回すためのハンドルのついたかき氷器だった。
七原「へえ、こんなのあったんだ!」
都苗「昔……私……お母さんと……やったこと…あります……」
私もこういう器械は職業柄よく目にする。夏場のお祭りには欠かせないよね!
最近は電動式が一般になってるけど、やっぱりこういう手動のやつも味があって良いと思うんだ。
ミシェル「FOOO!! まってたデース! では、早速いただきますデース!」ムシャムシャ!!
ミシェルちゃんが興奮した様子でかき氷を口へと掻き込む。
ミシェル「キーン!! キーン!!と来たデース! 脳にしみる~!!! Fantastic!!!」
冷たさに顔をしかめながらもうれしさを爆発させているようだ。
七原「私も食べてみようかな…」
音無「どんどん食べちゃって! まだまだ製氷機で氷は作ってるからお代わりあるよ!」
ミシェル「音無サン! Thank youデース!」ムシャムシャ
相変わらず怒濤の勢いでかき氷を食べていくミシェルちゃん。
よし、私も食べてみよう。まずは…やっぱりかき氷と言ったらコレだよね!
なんと言ってもメロン味! コレにかなう物はないね!
七原「あーん」パクッ
七原「ん~~~~~っ! 冷たーい!」
頭をキーンとさせるかき氷はとてもおいしく感じた。
都苗「それにしても……よく…みつけ……ましたね……これ…」
音無「あはは、まあね。アタシ暇だったからさ。倉庫の中色々探してたんだよね」
七原「でも、おかげでかき氷が食べられるんだもん。ありがとう音無ちゃん!」
ミシェル「ミーも精一杯の感謝をつたえるデース! こういうときはファーストネームで、一子サ───
音無「そ、それはやめてぇ」ビシッ
音無「ほ、ほら前に言わなかったっけ? アタシさ自分の名前は嫌いなの。特に下の名前はねー」
そう言えばそんなこと言ってたっけ…
ミシェル「んー、それはしたかないデース…では音無サン!」
そこでミシェルちゃんはいったん言葉を句切ると、音無ちゃんに向かって走り出す。
そして──────
ミシェル「ミーの感謝を受けとるデースよっ!!」スタッ
音無「わわっ!?」
ギュウウウウッ!!!
抱きついたのだった。
音無「ち、ちょっとミシェルちゃん?」
ミシェル「AHAHAHA! 感謝を伝えるにはハグが一番デースよ!」
都苗「えっ?…は、……ハグなんて……そんな…………」
七原「あはは、ミシェルちゃんも音無ちゃんも仲良いね~」
都苗「そ……そうか……これが…仲良い…ということ…ですか……でも…」
七原「ん? どうかした都苗ちゃん?」
都苗「い、いえ!? ……なんでも………ない…です…」
ミシェルちゃんと音無ちゃんが仲よさそうにじゃれているのをみている都苗ちゃんが顔を赤らめる。
都苗(…こんな……女の子同士で……なんて……考えちゃう方が……おかしいのかな……)ボソッ
こうして、私達四人はその後もかき氷を食べながら楽しい夜を過ごした。
しばらくして、私は部屋へと戻った。
《七原の部屋》
『キーン コーン カーン コーン』
モノクマ『校内放送、校内放送』
モノクマ『午後10時になりました』
モノクマ『ただいまより夜時間になります』
モノクマ『間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりまーす』
モノクマ『ではでは、良い夢を。おやすみなさい…』
七原「うーん…そろそろ寝ようかな」
私はベッドへと潜り込み意識を沈める。
今日は楽しかったなぁ。これからこんな風に毎日過ごせればいいのに。
もう二度と悲しいことが起きないように……
もう二度と笑顔が絶やされることのないように……
私の意識は微睡む。そして、眠りという暗闇の中に溶け込んでいった。
【モノクマ劇場】
モノクマ「今この瞬間に世界は変わったんだ」
モノクマ「とてつもなく速いスピードで変わったんだよ?」
モノクマ「まあ、オマエラにはそれに気づくことはできないだろうけどね」
モノクマ「確かに世界は変わったんだ!」
モノクマ「うぷぷぷ、どう変わったか、だって?」
モノクマ「それを知るのは絶望の後でも遅くはないはずだよ?」
モノクマ「うぷぷぷ、うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ! あひゃひゃひゃひゃ!!」
【動機公開判定】
基準値+絶望指数=翌日の動機公開確率
※基準値は一日たつごとに20ずつあがる。
40+19=59
↓1のコンマ01〜59で動機公開
【動機公開判定結果】
自由行動が続行になりました。
またしてもギリセーフか。
と言うわけで今回はここまでです。
次回は火~木の間にこれたら来ます。
来られなかったら土曜日です。
お付き合いありがとうございました。
では、おやすみなさい
本日、21時頃から再開したいと思います。
ぎりぎりで掴んだ自由行動の時間の続きをやります。
お付き合いいただけるとありがたいです。
では、再開します。
【コロシアイ学園生活13日目】
《七原の部屋》
『キーン コーン カーン コーン』
モノクマ『オマエラ、おはよ~ございます!』
モノクマ『朝七時になりました』
モノクマ『今日も1日頑張りましょー!』
七原「う~ん……むにゃむにゃ」
モノクマアナウンスが聞こえても私はまだ寝ぼけていた。
昨日は結構疲れたからなぁ……まあ、でも起きないと。
七原「……よしっ! 起きるぞ!」
私は気合いを入れ直し、ベッドから起き上がる。
さてと、今日はどうしようかな?
1.早めに行く
2.普通に行く
3.遅めに行く
安価↓2
今日はゆっくりしてから行こうかな。
慌てすぎても良くないしね。
私は支度に時間を費やしてから、のんびりと部屋を後にした。
《食堂》
食堂につくと、そこには何人かが朝食をとっているところだった。
桐生ちゃん。
ミシェルちゃん。
神楽坂くん。
深海くん。
さてと、誰かに話しかけようかな?
安価↓2 話しかける相手
よし、深海くんに話しかけよう!
七原「ねえ、深海くん。隣いいかな?」
深海「お? 七原か、いいぜ!」
深海くんの隣に座って、朝食を取り始める。
深海「あ、そうだ七原! 一つ聞きてーことがあったんだ」
七原「聞きたいこと? えっと、何かな?」
深海「俺っちって超高校級のダイバーなんて言われてるだろ? だから、その……だな…」
いつも思ったことを口にするタイプだと思っていた深海くんにしては、なんだか言いよどんでいるみたいだった。
そして、口を開いたと思ったら、こんな質問をしてきたのだった。
深海「……えっと、七原はさ。海って好きか?」
1.好きだよ!
2.うーん、苦手かも……
3.どうしてそんなこと聞くの?
※選択肢によってスキルゲットのチャンス
安価↓2
七原「わ、私は好きだよ! 海って綺麗だし、泳ぐと気持ちいいし!」
それに…海って夏のイベントのロケーションには持って来いだしね!
深海「だ、だよな? 普通そうだよなぁ!」
深海「海は良いもんなんだぜ! 澄んだ青い波はサイコーにテンション上がるし! 何つってもそこに芽生える命が輝いてるんだぜ! 母なる海とはよく言ったもんだぜ!」
私の答えに満足したのか、深海くんはいつにもましてテンションが高くなる。
深海「なのによぉ、桐生のヤローめ! 『海なんてただのしょっぱい水』とか抜かすんだぜ? あり得ねーだろ!」
七原「あ、あははは…そ、そうだね」
桐生ちゃん…泳げないんだったよなぁ。海に苦手意識があっても仕方ないのかも。
深海「まあ、いいや。七原は海の良さが分かってるみたいだしな!」ニカッ
深海くんは満面に笑みを浮かべて、それ以上桐生ちゃんの発言については怒らずにいてくれるようだった。
スキル獲得!
【肺活量】
裁判中の発言力が+2される
深海との絆が深まった。
深海と親友になった。
その後、いつものようにミーティングは終わり、私は自室へと戻った。
《七原の部屋》
さてと、今日は何からしようかな…?
1.誰かに会いに行く(会いに行く人の名前も)
2.購買部に行く
安価↓2
《購買部》
…また来てしまった。
購買部には、そんな私を待っていたかのようにモノクマがいた。
モノクマ「やあやあ、七原さん! いらっしゃーい!」
七原「別に来たくてきたわけじゃ…」
モノクマ「まあ、ゆっくり見ていってね!」
さてと、何をしようかな?
モノクマメダル 6枚
1.モノモノマシーンをする(つかう枚数も書く)
2.自動販売機をつかう
安価↓2
すいません>>1です。
昨夜は寝落ちしちゃってました。本当に申し訳ないです。
最近寝ても寝ても疲れがとれない…
明日の夜にまた来ます。
遅くなってしまって申し訳ないですが少しだけやります
七原「えーと、自動販売機って何があったんだっけ?」
私は購買部の中にある自動販売機を覗く。
イベントアイテム
『モノクマチケット』 メダル20枚
『男のロマン・LEVEL2』 メダル20枚
スペシャルアイテム
『???(25)』 メダル3枚
安価↓2 欲しい物(買わない時は『買わない』と書く)
スペシャルアイテムゲット!
『深黒の火薬玉』…黒色に鈍く光る小さめの爆弾。これを持つと『復讐』を感じることができる。
スペシャルアイテム『深黒の火薬玉』『紫香楽のパンツ』『純白の彫刻刀』『加藤のパンツ』の四つがそろいました。
CHAPTER01セット コンプリート!
スキルゲット!
『思い遣りと復讐』…裁判中にこのスキルをつかうと集中力を2減らして1回だけヒントがもらえる。
『爆弾発言』…裁判中に発言力を1減らして集中力を2増やせる。
『創造力』…裁判後に貰えるモノクマメダルが+10される。
こんなものかな…
さてと、後はどうしよう?
モノクマメダル3枚
1.モノモノマシーンをする(つかう枚数も書く)
2.購買部を出る
安価↓2
つかうメダルの枚数もお願いします。
安価↓1 メダルの枚数
『最速カップラーメン』ゲット!
『愛蔵リアクション芸集』ゲット!
『レーション』ゲット!
七原「また、変なのばかり出てきたなぁ……」
さてと、これでもう購買部ですることはないかな。
七原「部屋に戻ろうかな」
モノクマ「うぷぷ、ありがとうございました-! またのご来店お待ちしておりまーす!」
私は自分の部屋へと戻った。
《七原の部屋》
さてと…まだ時間もあるし、何かしようかな?
1.誰かに会いに行く(会いに行く人の名前も)
2.購買部に行く
安価↓2
《宿舎エリア・廊下》
廊下を歩いていると、前からきょろきょろしながら歩いてくる八河くんを見つけた。
七原「八河くん、何してるの?」
八河「ん? おや、七原さんではないですか!」
八河「私、今は巡回中なのですよ! こうやって歩き回り、怪しいことがないかを確認しているのです」
八河「ふふふ、なぜなら私は副リーダーですからね!」
そっか、八河くん副リーダーだったんだっけ……忘れてたなぁ。
さてと、八河くんと何を話そうかな?
1.八河くんは、これからどうしたら良いと思う?
2.副リーダーとしての役目ってなんだと思う?
3.その他自由安価
安価↓2
七原「ここ数日はさ、モノクマも大人しいけど…ずっとこのままって訳じゃないよね」
七原「もし、またモノクマが私達がコロシアイをするように仕向けてきたら…八河くんはどうする?」
八河「そ、その時は……わ、私がなんとかしますとも!」
八河くんは慌てて取り繕うような顔をして言った。
七原「なんとかって……具体的にどうするの?」
八河「そ、それは…その…」
口をつぐんでしまった八河くんは、まるで何かに追い詰められているかのような顔をしていた。
七原(……八河くんにここまでの期待は酷かな…)
七原「ごめんね、八河くん! 変な質問しちゃって…」
七原「何も起きない方が良いのにね!」
八河「いえ…私の考えが甘いのが悪いのです」
八河「で、ですが! 私がコロシアイを防ぎたいという気持ちだけは誰にも負けないつもりですから!」
八河くんは精一杯の明るい声でそう言うのだった。
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愛蔵リアクション芸集
レーション
安価↓2
七原「そうだ、八河くんにコレあげるよ!」
八河「これは…本? 何の本ですか?」
七原「えーと、ゲームの攻略本みたいだね」
八河「何ですと!? ここは仮にも学舎だというのに…ゲームの攻略本とは!」
八河「これは没収も致し方ない…」
七原「で、でもこんな状況だし…皆が仲良くするためには娯楽も必要だと思うよ!」
八河「うーむ、確かにそれもそうですね……ではコレはありがたく貰っておきましょう」
やっぱり八河くんってだまされやすいというか、チョロいというか……
まあでも、そこそこ喜んでくれたようだ。
八河との絆が深まった。
しばらく八河くんと話してから、私は部屋へと戻った。
《七原の部屋》
えーと、まだ時間はあるなぁ。
何かしようかな…?
1.誰かに会いに行く(会いに行く人の名前も)
2.購買部に行く
安価↓2
安価把握しました。
短くて申し訳ありませんが今回は、ここまでとさせていただきます。
次回は土曜日になる予定です。
最近なかなか予定通りに行きませんが、お付き合いいただけるとありがたいです。
では、おやすみなさい
では、再開します。
《図書室》
図書室に行くと、なにか本を探している都苗ちゃんを見かけた。
七原「都苗ちゃん! 何か探してるの?」
都苗「……ッ?!?!」ビクッ
私がいきなり声をかけたせいか、体をビクッとさせる都苗ちゃん。
都苗「あ……えと……七原…さん……?」
七原「ごめんね、驚かしちゃった?」
都苗「…い、いえ……別に……大丈夫です……けど…」
都苗ちゃんは、恥ずかしそうにしながらも今さっきまで探していた本棚から離れる。
うーん、何を探してたんだろう?
まあ、深く考えてもよくないかな。
さてと都苗ちゃんと何を話そう?
1.都苗ちゃんはこれからどうしたら良いと思う?
2.都苗ちゃんは普段どんな本を読むの?
3.その他自由安価
安価↓2
お久しぶりです、>>1です。
また、長い間を開けてしまってすみません。
大学生なんて暇だと思ってたのに、なかなか忙しくて…
本日、22時頃から再会したいと思います。
ぐだぐだ進行が続きましたが、付き合っていただけるとありがたいです。
本当にすいません。
寝落ちしてしまいました。(今起きた)
駄目ですね、最近寝ても寝ても疲れがとれない。
今日の夜9時ごろから、またやろうと思うので良かったら付き合って下さい。
本当にすいません。
寝落ちしてしまいました。(今起きた)
駄目ですね、最近寝ても寝ても疲れがとれない。
今日の夜9時ごろから、またやろうと思うので良かったら付き合って下さい。
本当にすいません。
寝落ちしてしまいました。(今起きた)
駄目ですね、最近寝ても寝ても疲れがとれない。
今日の夜9時ごろから、またやろうと思うので良かったら付き合って下さい。
ねぼけて連投してしまった。
すみません。
では、そろそろ始めていこうと思います。
七原「ねえ、都苗ちゃん」
都苗「………はい……何…ですか?」
七原「都苗ちゃんはさ、これからどうしていけば良いと思う?」
都苗ちゃんは私の問いに戸惑ったようで、少しの沈黙の後困ったような声を出す。
都苗「…それは……私も…よく……わかりません…」
都苗「……こんな状況で……不安しか……ないです……」
七原「そう…だよね。ごめんね、変な質問しちゃって」
都苗「で、でも…! …私は……帰りたい…と、思います……」
都苗「……絶対に……生きて…お家に帰る……それが私の……願いです……」
か細いけど、確かに決意のこもった声が語るのは、都苗ちゃんの本心を表していた。
きっと、都苗ちゃんも不安だけど頑張ろうとしてるんだ。
なら、私も頑張らないと!
私に出来るのは皆の不安を出来るだけ取り除いて、笑顔でここから帰ること、だもんね!
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七原「都苗ちゃん、これあげるよ!」
都苗「これは…ミサンガ……ですよね……」
都苗「……確か、切れると願いが叶うとか言う………」
都苗「………あ、ありがとう……ございます……」ニコッ
都苗ちゃんは、ぎこちないけど優しい微笑みを浮かべた。
どうやら喜んでくれたみたいだ。
都苗との絆が深まった。
その後、しばらく都苗ちゃんと話をしてから、私は部屋へと戻った。
《七原の部屋》
さてと、まだ少し時間があるみたい。
何かしようかな…?
1.誰かに会いに行く(会いに行く人の名前も)
2.購買部に行く
安価↓2
《図書室》
図書室に行くと、なにやら本を読みあさっている代官くんを見つけた。
七原「あ、代官くん! 何してるの?」
代官「……ふん、誰かと思えば七原か。俺に何のようなのだよ?」
……どうして代官くんは、こういつも嫌そうな顔をするのか。
まあ、女性嫌いって言ってたから仕方ないのかもしれないけど。
なるべく機嫌を損ねないようにしないと。
さてと、なんて話しかけようかな……?
1.どうして代官くんは女性嫌いなの?
2.代官くんって、私のこと嫌い?
3.その他自由安価
安価↓2
七原「あのさ……代官くん、もしかして私のこと嫌い?」
代官「……………は? それは、どういういみなのだよ?」
七原「いや、代官くんが女嫌いなのは知ってるけど、なんて言うかそれだけじゃなさそうって言うか…」
七原「だから、もしかして私何か気に障るようなことしちゃったかな?」
私がなるべく怒らせないように気を遣って尋ねると、代官くんは虚を突かれたような表情を浮かべた。
代官「お前は……まさか……いや、そんなわけはないのだよ…」ボソッ
小声で何か呟いたと思ったら、突然代官くんはそっぽを向いて私の質問に答えた。
代官「ふん、いいか七原。嫌いかどうかと問われれば当然、嫌いなのだよ」
七原「う、うぐ…」
代官「だが、俺にもかつて貴様のような時があった。だから、勝手に同情し、勝手に嫌悪してるだけなのだよ」
七原「……? えっと、どういう意味かな?」
代官「いや、今のは忘れてくれ」
そう言った代官くんの横顔は、いつもより険しく、どこか悲しそうだった。
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安価↓2
七原「あ、そうだ。コレ良かったらあげるよ、代官くん!」
代官「…なんなのだよコレは」
七原「レーションだね、うん」
代官「ちっ、くだらん物だ。次こんな物を持ってきたらつっ返すのだよ」
と、いいつつ貰ってくれるんだ……
なんだかんだ喜んでくれたの、かな?
代官との絆が深まった。
その後、代官くんと別れて、私は部屋へと戻った。
《七原の部屋に》
『キーン コーン カーン コーン』
モノクマ『校内放送、校内放送』
モノクマ『午後10時になりました』
モノクマ『ただいまより夜時間になります』
モノクマ『間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりまーす』
モノクマ『ではでは、良い夢を。おやすみなさい…』
七原「はあ…今日も結構疲れたなぁ」
まあ、平和だったからいいんだけど。
この平和な日が続けばいいな……ううん、こんな平和な日を私が続けてみせる。
だって皆を笑顔するのが私の役割なんだから!
さてと、今日はそろそろ寝よう。
私はベッドに潜る混むとまぶたをゆっくりと閉じた。
そして、沈みゆく意識の中で、明日の希望を信じるのだった。
【モノクマ劇場】
モノクマ「もういいよね? もうやっちゃってもいいよね?」
モノクマ「ボクはもうこれだけ待ったんだ。もう報われてもいいはずだよね」
モノクマ「人は待った時間に相応の対価があるからこそ、待つのです!」
モノクマ「つまり、これだけ長いこと待ったんだから、さっさとやれって事だよ!」
モノクマ「ん? 誰に言ってるのかって?」
モノクマ「それはオマエラが一番分かってるんじゃないの?」
モノクマ「うぷぷぷぷぷ、うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ…」
【動機公開判定】
基準値+絶望指数=翌日の動機公開確率
※基準値は一日たつごとに20ずつあがる。
60+19=79
↓1のコンマ01〜79で動機公開
【動機公開判定結果】
おめでとうございます!
動機公開となりました。
3度目のギリセーフはなかったか。
では、今回はここまでとさせていただきます。
次回から動機公開していきます。
次回はおそらく土日にこれるかと思います。
お付き合いありございました。
では、お休みなさい。
おまけ
ぐだぐだ進行の埋め合わせというか、需要があるのかすら分からないけど小ネタ絵
雨傘さんのお天気講座
http://i.imgur.com/yuwYQYW.jpg
変態が出しゃばるから常識人キャラは薄くなっちゃうんだよなぁ。
本日、21時頃から再開したいと思います。
今回はもしかしたら安価ないかもしれないけど、お付き合いいただけるとありがたいです。
遅くなりました。
短いですが、はじめます。
【コロシアイ学園生活14日目】
《七原の部屋》
『キーン コーン カーン コーン』
モノクマ『オマエラ、おはよ~ございます!』
モノクマ『朝七時になりました』
モノクマ『今日はオマエラに大事な大事なサプライズがあるのです!』
モノクマ『え? サプライズだから言っちゃダメじゃないかって?』
モノクマ『ボクは細かいことは気にしないのさ!』
モノクマ『と、言うわけでさっさと体育館に集合してくださーい!』
………………………
七原「………………………?」
私は普段のように不快な声に起こされる。
しかし、その内容は普段とは様子が異なっていた。
七原「体育館に集まれって…? それに、サプライズって……」
疑問はつきないが、一つだけ私にも分かることがあった。
─────これは、どう考えても悪い事が起きる前触れだ。
でも、行かないわけにもいかない。私たちは常にモノクマによって監視されている。
もしモノクマに逆らうようなことをすれば────
七原「…よしっ!」パンッ
私は後ろ向きになる気持ちを振り払うように頬を叩く。
そして、意を決して体育館へと向かったのだった。
《体育館》
体育館に着くと、すでに皆そろっていた。
…でも、その顔はことごとく暗く、不安に塗りつぶされていた。
────ただ一人を除いて。
雲雀「あれあれぇ? どうして皆、そんなに暗い顔してるのかなぁ~?」クスクス
七原「…雲雀ちゃん」
雲雀ちゃんはこんな状況でも楽しそうに笑っていた。いや、こんな状況だからこそ、か……
戦道「おい、雲雀。お前は大人しくしていろ。この先何があろうとな」
雲雀「ちぇ~、つまんないよ~」プクー
戦道くんに見張られてるから、今度は変なことはしないだろうけど……
やっぱり雲雀ちゃんは要注意だね。
その時、体育館にあの不気味な笑い声が響く。
モノクマ「うぷぷぷぷぷぷ、うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぅーっ!!」
モノクマ「やあ、よく来たねオマエラ! いやぁ感心関心」ビョーンッ
音無「モ、モノクマ……っ!」
桐生「アンタが来いって言ったんじゃん」
深海「用があるんならさっさと済ませて欲しーぜ!」
モノクマ「うぷぷぷ! まあまあ、そう慌てなーい慌てない」
相変わらずモノクマは人を小馬鹿ににしたような態度で笑う。
代官「サプライズ、と言っていたな? それが何かは知らないが、何かするなら早く終わらせて欲しいのだよ」
モノクマ「そうだった! オマエラにサイコーにサイコポップなサプライズプレゼントがあるんだったよ!」
ミシェル「Presentデースか?」
雨傘「またですわね…今度は一体何を出してくるので?」
雨傘さんの言葉で思い出す。
この間の事件────加藤くんが紫香楽くんを……殺してしまったあの事件の前にも、モノクマから〝プレゼント〟があったんだった。
あの時は……私達の大切な人に関する絶望的な映像を見せられた。
そして、その映像のせいで事件は起きた。
じゃあ、もしかして今回も────
都苗「……〝動機〟……って、こと…ですか………」
〝動機〟……そう、殺人の〝動機〟!
モノクマは、私たちに再びあんな事をさせる気なのか!
モノクマ「うぷぷぷ、勘が良くて助かるなぁ。そのとおり!」
モノクマ「これが今回のプレゼント……コロシアイの〝動機〟でーす!!」ジャジャーン!!
モノクマはどこから取り出したのか、いくつかの封筒を私達へと配る。
そこには私達、一人一人の名前が書かれている。
桐生「こ、こんなの見ないで捨てちゃえばいいじゃん!」
モノクマ「ダメダメ、人から貰った物を粗末にしちゃあいけないんだよ?」
八河「そ、それもそうですね!」
桐生「いや、納得すんなし…モノクマのゆー事なんて知らないもん! 未夜はこんなの見たくないから捨てる!」
そう叫ぶと桐生ちゃんは封筒を持つ手に力を入れて───
モノクマ「うぷぷぷぷぷぷ、ホントに破いちゃって良いのかな?」
────モノクマの声に手を止める。
桐生「な、何?」
モノクマ「いやー、ボクはね。人からのもらい物を粗末に扱うのは良くないと思うんだよ!」
モノクマ「だから、ね? オマエラもそーゆーのはわきまえて欲しいんです。オマエラもこんなつまらないことで死にたくないでしょ?」
モノクマは私達をあざ笑うかのような態度で言い放つ。
葵「…! ま、まさか」バッ
葵くんは何かに気がついたのか、慌てて電子生徒手帳を取り出す。
代官「そうか…そう言うことなのか」
戦道「くそっ、ここまでするのかモノクマめ!」
それにつられて何人かは気づいたようだ。
七原「ね、ねえ! 一体どういうこと!?」
戦道「……お前たちも生徒手帳を見るんだ」
戦道くんは重たい声で呟いた。
戦道「────校則が追加されている!」
戦道「『モノクマからの〝プレゼント〟を許可なしに処分、廃棄、することを禁ずる。ただしコロシアイにどうしても必要な場合は除く』と言う校則がな!」
八河「そ、それでは…この封筒を捨てることはできないと言うことですか!?」
桐生「でも、なら見ないように仕舞っておけば良いんじゃ────」
雲雀「はぁ……皆はいつまでこんなくだらないことで騒ぐのかなぁ~?」
雲雀ちゃんは呆れた目でこちらを見る。その手には、例の封筒が握られていた。
─────ビリビリッ!!!
そして、その封を破り開けたのだった。
雲雀「私は読むよ~♪ 皆はどうして読まないのかなぁ?」
雲雀「あれあれぇ? まさか、皆には、こんな物を読んだくらいでコロシアイをしちゃうほどの信頼関係しかなかったのかなぁ~?」ニコニコ
……………ッ!!
代官「確かにそうだな。これを読もうが読むまいが俺たちのすることは変わらない。コロシアイが起きないようにする、それだけなのだよ」
代官「そう考えれば、むしろこの中身を読んまなければ黒幕が何をさせようとしているのかが分からなくなってしまうのだよ」
誰に向かってか分からないが、そう宣言した代官くんも封筒を開け始めた。
戦道「……………仕方ないか」
戦道「皆、この中身を読もう。この時点でモノクマに…黒幕に逆らうのは得策ではない」
戦道「それに、この中身が何だろうととコロシアイなど起きない。いや、俺が起こさせない!」
戦道くんの真剣な言葉に皆は頷くようにして、それぞれの封筒を手にする。
───私も自分の名前の書かれた封筒を開ける。
七原「………えっ…これは……ッ!?」
そこには、こう書かれていた──────
『超高校級の文化委員、七原秋は……
………親友を命を奪った。』
体温が急に下がった気がした。
目の前が暗くなり、鼓動はまくし立てるように速くなる。
私は、思い出す。
思い出したくない、思い出。
─────3年前まで同じ中学に通っていた親友、〝仲河リコ〟のことを。
* * *
リコと私は中学で知り合った。
でも、私はリコと出会った時から感じていた。
彼女とはとても仲良く出来る、きっと親友になれると。
────だってリコは私と同じだったから。
趣味も、好きな食べ物も、夢があることも……
そして何より、人の『笑顔』が大好きなことも。
────リコには〝歌の才能〟があった。
リコの歌には聞く人を笑顔にする力があった。
だから私は彼女のために舞台を用意するのが好きだったんだ。
私の才能は祭を企画する力。リコの才能はその祭を盛り上げる力。
いつも二人で周りの人の笑顔を作り続けた。
──────だから、その日も私は彼女のステージを作り上げた。
彼女のための最高のステージを。
でも、それが全ての始まりで全ての終わりだったのかもしれない。
才能に驕った馬鹿な私の後悔の始まりで、掛け替えのない絆の終わりだったのかもしれない。
というわけで、キリが悪いですがここまでとさせていただきます。
次回は来週中にはきたいです。
お付き合いありがとうございました。
では、おやすみなさい。
おまけ
みんなが音無さん薄いとかいうから、音無さんメインで描いてみた。
でも、これだけ大きく真ん中なのに、地味さが残る気がするのはなぜだろう……
http://i.imgur.com/rljKAYF.jpg
もう音無さんは地味キャラを推してくしかないかな
というわけで、本日22時から再開したいと思います。
なんとか、安価あるとこまで行ければいいのだが……
おつき合いいただけるとありがたいです。
では、再開します。
リコ「ねえ秋。このステージ、私達二人の力で最高の物にしようね♪」
舞台に上がる直前、彼女がそう言ったのを覚えてる。
私はなんて答えたんだっけ………
でも、たぶん、私は肯定したはずだ。
だからリコは笑顔で最期の舞台に駆けていったのだ。
──────結論から言おう。
仲河リコは歌の最中に倒れてきた舞台装置の下敷きとなり、意識不明の重体になる。
そして、病院に向かう救急車のなかで─────私の手を掴んだまま、息を引き取ったのだ。
私の所為だ。
私の所為なんだ。
私の所為で、私が馬鹿だった所為でリコは死んだんだ。
舞台装置をちゃんと確認しておくんだった───
準備にもっと時間をかけておくんだった────
周りに持て囃されて、調子に乗るんじゃなかった────
よりよく見せようと、急遽、舞台装置を大きくしようとなんかするんじゃなかった───
あの希望ヶ峰学園がスカウトの視察に来るからって、無理に間に合わせようと焦るんじゃなかった─────
『ああ、そうか』
『私がリコを殺したんだ』
そう自覚した時に決めたことがある。
リコは人を笑顔にするのが夢だと言っていた。
その夢を私が引き継ごう。
それが私に出来る唯一の贖罪なのだ。
だから、人を〝笑顔〟にするのが私の役目。リコの夢を叶えるのが私の義務。
皮肉なことに希望ヶ峰学園が私をスカウトにきた。
どうやら、リコの事件があっても混乱を最小限に抑え、イベント自体は成功させられたことが評価されたみたいだ。
これはチャンスかもしれない。
この成功が約束された学園で、私はリコの夢を叶える。
こうして、私は希望ヶ峰学園へと入学することになったんだ。
─────でも、おかしいな。
どうして、リコの最期の言葉が私にはうまく思い出せないんだろう。
救急車のなかで、私の手を弱々しく握りながら遺した言葉。
それが思い出せない。
─────ううん、ホントは覚えてる。
でも、忘れようとしていたのかもしれない。
だって、彼女は言っていた………
〝許さない〟と、確かにそう言っていたんだ。
─────────────────
──────────────
────────────
─────────
───────
─────
???「…………さん?」
???「………はらさん?」
都苗「大丈夫…ですか? な、七原……さん!?」
七原「───っ!」ハッ
七原「え…? あぁ、うん大丈夫。…ごめんね」
心配そうにのぞき込んできた都苗ちゃんに気付き、私は現実に戻る。
いけない、いけない。
私は皆を笑顔にする側なのに、心配をかけてどうするんだ。
私は自分の役割を思い出し、慌てて皆の様子を見る。
八河「な、ななな、なぜこんな事を……っ!?」
桐生「ちょ、ちょっと何コレ! ふざけんなし…!」カアァッ
神楽坂「あははは、モノクマはこんな事まで知ってるんだね……参ったな」
書かれていることを読んで、恥ずかしそうにしている人達。
戦道「これがモノクマの目的か……」
雨傘「………やはり、知られているのですわね」
ミシェル「Oh……NO…」
落ち込み、どこか諦観してるような人達。
藍沢「い、いや…です…こんなのって」
音無「…っ! なんで……っ!?」
代官「どういうことなのだよ、まさか────」
顔を真っ青にして受け入れられていないような人達。
葵「くっ、シット! 俺にどうしろというのか……」
深海「モノクマの野郎、こんな事やって俺っちに何をさせるつもりなんだぜ!?」
怒りをあらわにして、声を荒げる人達。
──────そして、ただ1人笑みを浮かべる彼女。
雲雀「へへ、えへへ…なんだか楽しくなってきたね」クスクス
やっぱり皆、私のように何か大変なことが書かれてるんだろうか。
モノクマ「うぷぷぷぷ、どうどう? ボクからのプレゼント、喜んでくれた?」
深海「こんなのでどうやって喜べって言うんだぜ」
モノクマ「なんだよ、人が折角用意したってのにその言いぐさは! まったくコレだから最近のゆとりは……」
戦道「それより早く教えろ。お前はコレを見せてどうするつもりなんだ?」
モノクマ「えーと、そうだった。まず始めに言っておくけど…そこにはオマエラの過去について書いてあります!」
モノクマ「そして、今から24時間以内にコロシアイが起きない場合、それを公表させて貰います!」
桐生「公表…って皆にバラすの!?」
モノクマ「うぷぷぷぷ、それが嫌ならさっさとコロシアイを始めればいいんだよ?」
八河「そ、そんなことはあり得ません! 私達はコロシアイなどしませんよ!」
モノクマ「うぷぷぷぷ、本当にそうかな?」
戦道「……何が言いたい?」
モノクマ「オマエラってばお互いの過去すら知らないのに、よくそんなことが言えるなぁって思ってさ」
───そんなことない!
…なんて、口に出すことは出来なかった。
だって、私も皆に自分の過去を話していないのだから。
他の皆も思うところがあるのか、モノクマに反論しようとする人はいなかった。
でも、意外な声がその沈黙をやぶった。
都苗「……だ、確かに………私達は………お互いを……知らないかも……しれません…………」
都苗「で、でも………! ………私は……信じたい……!」
都苗「……と、思います…し…えっと……」ゴニョゴニョ
最後の方は恥ずかしくなったのか、小さな声で呟いている。
信じたい……か。
そうだね…私も皆のことを信じないと!
そう決意した矢先だった。
都苗ちゃんの言葉に希望を見いだした気がしたのも束の間。
再び奴の気味の悪い笑い声が響く。
モノクマ「うぷぷ、うぷぷぷぷぅ! 果たしてオマエラに信じ続ける事なんて出来るのかな? いいや無理だね!」
モノクマ「だってこの中には────────」
モノクマ「〝人殺し〟がいるんだからね!」
深海「─────は?」
ミシェル「What!?」
雨傘「…………!」
音無「────なっ!?」
桐生「えっ、えっ? 嘘……!?」
戦道「人殺し……だと…!?」
モノクマのはなった一言が皆の中に衝撃を走らせる。
そして、それは勿論、私にも。
もしかして────もしかしてモノクマの言う〝人殺し〟って………
モノクマ「あれあれ? どうしたのオマエラ? いきなり黙っちゃって、もしかしてボクの魅力に見とれちゃってるの?」
…………………………………
…………………………………
あまりにも衝撃的な状況に、モノクマのくだらない冗談にも反応できる人はいなかった。
だってモノクマのいったことが本当なら、私達の中にすでに人を殺したことがある人がいると言うこと。
それは、私達の思考を混乱させるには十分すぎる情報だった。
モノクマ「…………はぁ、冗談も分からないなんてつまんない奴ら」
モノクマ「まあ、いいや。ボクは寛容で寛大なクマだから許してあげるよ」
モノクマ「じゃあ絶対的に絶望的で最高にサイコなコロシアイを楽しみにしてるよ! うぷぷぷぷ……」ビョーン
そう言ってモノクマは私達の前から去って行った。
………………………………………
誰も口を開かないまま、どれくらいたったろうか。
皆、この事態にどうすればいいか分からなくなってるみたい。
このままじゃ良くないよね。
よし! 私は私の役割を果たそう。
たとえ、モノクマの言う〝人殺し〟が私の事だったとしても……私はもう同じ過ちは繰り返さない。
だから、皆の笑顔を守るため、私が何かしないと…!
確かに言われてみれば爆弾魔いる時点であれだなぁ。
矛盾かもしれないけど見逃して下さい(懇願)
では最後に【フォローフェイズ】の説明をします。
【フォローフェイズ】では、動機公開後にキャラと会話をしフォローする事でクロ確率を変化させることができます。
会話は自由安価で行います。
特定のキーワードや、話の内容によってクロ確率が変化します。
動機公開によってクロ確率が上がっているキャラをフォローすると効果的でしょう。
では、フォローするキャラを選択します。
フォローしたキャラの名前を1人かいてください。
安価↓5まででコンマの高い順に三人
フォローするキャラ
藍沢吉川、戦道進、代官裁騎の3人に決定しました。
というわけで今日はここまでです。
次回は土日に来られれば土日に。出来なかったら来週中には来ます。
細かい矛盾はこれからも出るかもしれないけど、これからも読んでくれると嬉しいです。
では、おつき合いありがとうございました。
お休みなさい…
本日、22時頃から少しだけですが再開したいと思います。
おつき合いいただけるとありがたいです。
本日、22時頃から少しだけですが再開したいと思います。
おつき合いいただけるとありがたいです。
では、遅れましたが再開します。
【フォローフェイズ一人目】
私は暗い顔をして俯いている藍沢ちゃんに話しかけた。
七原「藍沢ちゃん、大丈夫…? 顔色がよくないみたいだけど」
藍沢 「…あ…はい……大丈夫…です…」
七原「そう? ならいいんだけど……」
藍沢ちゃんはどう見ても大丈夫じゃなさそうな顔のまま返事をした。
いつもは元気な藍沢ちゃんの何かを恐れるような顔は、とてももろく見える。
こんな時こそ私が励まさないと…!
なんて言おうかな…?
七原のセリフ・
自由安価↓1~3まで、>>1が適当につなげて書く。・
七原「やっぱり動機のことだよね…」
藍沢「………っ!」
七原「実は私の動機も……隠したかった秘密が書いてあったよ…でもそれだからって、黒幕の思い通りになるのは間違ってる! 優しい藍沢ちゃんならわかってくるよね?」
七原「藍沢ちゃんの貰った紙にどんなことがかいてあるかわからない… 」
七原「でも星が好きな藍沢ちゃんなら人を星にする行為なんてしないって信じてる! 」
七原「藍沢ちゃんももし何か起きてもう星が見れなくなっちゃやだもんね…」
藍沢「星…そうですね」
七原「明かされたくない秘密を明かされるのは、ここに居る仲間の皆一緒だから…仲間と一緒なら、乗り越えられるはずだよ」ニコッ
藍沢「……………う、うん…」
藍沢「七原さんの言うとおりですね……ありがとうです」
藍沢ちゃんは少し落ち着いたのか、顔を上げて笑ってくれた。
藍沢のクロ確率が低下しました。
【フォローフェイズ二人目】
私は藍沢ちゃんと話した後、戦道くんのところに行った。
七原「あのさ、戦道くんは大丈夫…?」
戦道「…七原か。オレは問題ない。むしろ他の奴に気を配った方がいい」
戦道「こんな状況では、混乱して殺人を犯してしまうかもしれんからな」
戦道くんはそう言って、周りを見渡す。
しかし、その顔にいつものような覇気は無く、どこか物憂げな表情を浮かべいた。
やっぱり戦道くんも、あの動機にショックを受けたるんだろうか。
私に何か出来ることはあるかな…?
ううん、迷ってないでまずは話しかけてみよう!
七原のセリフ・
自由安価↓1~3まで、>>1が適当につなげて書く。・
七原「私は戦道くんを信じるよ。戦道君が大丈夫だって言う、その言葉、私は信じる……でも無理はしないでね?」
七原「抱え込まなくてもいい、何かあったら私にだけでも言ってもいいから、もちろん誰にも話さない! だから無理はしないで」
戦道「七原…」
七原「私にいえばいつでもあなたを笑顔にする! 私は人を笑顔にするために頑張るよ! それが私の役割だからね」
戦道「ふっ……すまないな七原。どうやら心配をかけたみたいだ」
戦道「だが、オレはリーダーだ。多少の無理をしてでも皆を守る義務がある」
戦道「七原は七原にできることをしてくれ。オレはオレに出来ることをする」
戦道くんは固い決意をもってるように、そう口にする。
その顔はいつものように真剣な眼差しだったが、どこか思い詰めているように見えた。
戦道のクロ確率が変化しませんでした。
戦道くんと別れた後、私は体育館の隅に立っている代官くんを見つけた。
七原「代官くんは大丈夫?」
代官「……………………」
七原「代官くん? 聞いてる?」
代官「………………………………」
七原「ねえ! 代官くんってば!」
代官「……………………………………」
私が何度話しかけても、代官くんはまるで聞こえてないかのように無反応だった。
このままじゃマズいよね。
何とか代官くんと話せないかな?
七原のセリフ・
自由安価↓1~3まで、>>1が適当につなげて書く。・
私は代官くんの隣に座って、彼に向かって話し始めた。
七原「どうしちゃったの、代官くん? いつものあなたらしくないよ……」
七原「いつもなら女なんか近づくなって言うのに…優しさなんて不要だとか甘いからだとか言われても私はちゃんと話を聞くよ!」
七原「私はさ、人が過ちを犯す事の重さは代官くんが一番知っていると思うんだ」
七原「そしてそんな人たちがそれでもまた心からの笑顔になる方法も、 代官君さえ良ければ、皆を過ちから立ち直らせる方法を聞かせて?」
七原「私は貴方を含めて皆を笑顔にしたいんだ……」
私が話してる間、代官くんはしばらく無反応のままだった。
でも、私の話を聞き終えると
代官「貴様に言われなくとも、分かっているのだよ」
代官「今のオレがオレらしくないなど……」タッタッタッ
と呟き、そのまま私の方を振り返らずに去って行ってしまった。
でも、去り際の代官くんの表情は普段通りの偉そうな雰囲気を出していて…それを見た私はすこし安心したのだった。
代官のクロ確率が低下しました。
これで全員のクロ確率が確定しました。
【クロ決定フェイズ】
再びやって参りました運命のこの時が!
今回のクロ候補はクロ確率の高い順に3人です。
クロ確率の高いほどクロになりやすくなっています。
では、↓1のコンマで決定します。
※結果は非公表です。
【クロが決定しました】
というわけで今日はここまでです。
全然進んでない気がしますが、ここまでです。
次回はちょっと事件を考えるので、来週か、再来週になるかと。
ついに始まる2章の事件ですが、おつき合いいただけるとありがたいです。
感想、質問、アドバイス、予想、指摘、なんでも受け付けいます。
では、お休みなさい
おまけ ロンパ絵は結構ムズい
http://i.imgur.com/zh0u2pF.jpg
ギリギリで終わらせないスタイル。
お久しぶりです、>>1です。
お待たせしてしまってすいません。
リアルがちょっと忙しいというか、修羅張ってるというか、中々更新できる機会が作れなくて申し訳ないです。
8月になればだいぶ落ち着く予定なので、それまで待っていただければ幸いです。
突然の投下
モノクマからの動機発表の後、未だ動揺を隠せない皆に戦道くんが声をかける。
戦道「皆聞いてくれ! モノクマの言っていたことに不安を感じるのは分かる。動機について悩むのも分かる」
戦道「────だから今日はこれで解散にしようと思う」
戦道くんの急な解散宣言に何人かから不安の声が上がる。
深海「なっ!? いいのかよ!? バラバラになったら殺人が起きやすくなっちまうぜ!?」
戦道「かもしれんな。だが、今は固まっていたとしても疑心暗鬼の種は大きくなるだけだ」
戦道「落ち着き、考えを持つ時間というのも大切だということだ」
戦道「それに………」
少し言い淀む様な仕草の後、戦道くんは静かな声で言い放つ。
戦道「それに、今はこれ以上できることは何もないのだからな……」
戦道くんの怒りを抑えたような悲痛な声に深海くんは何も返せなくなってしまう。
雲雀「はぁ~あ…なんだか皆、辛気臭くなってるなぁ~」
そんな中、雲雀ちゃんの声だけは変わらずに響く。
雲雀「どうしちゃったのかなぁ? 皆この間まではコロシアイなんてしないーって張り切ってたのに……」
雲雀「あ、そっかぁ! 結局みんな信じてないんだぁ~! 仲間なんて言いながら本当は誰が裏切るのか疑いあってるんだね~」クスクス
八河「わ、私は皆さんを疑ってなど……」
ミシェル「雲雀サーン…」
音無「そ、そんなこと…ないって!」
雨傘「全く…貴方はいつも嫌らしい言い方をしますわね」
雲雀ちゃんのわざとらしい言い方に皆それぞれ嫌な顔をする。
しかし、その言葉を否定できる人はいなかった。
雲雀ちゃんは私達の心を這うような声で言葉を重ねる。
雲雀「まあ、私はいいよ? 皆がこの程度の絶望に屈するような『愛』しか持ってないって言うんなら、それでもさ」
雲雀「でもね、私は信じたいんだよ? 皆の『愛』はもっと深くて、もっと強くて、もっと美しくて、それで………」
雲雀「もっともっと劇的に崩れちゃう素敵な物なんだ、ってね♪」ニコッ
そう言って微笑む雲雀ちゃんの姿は、まるで人の命を玩具のように弄んでいるみたいだった。
深海「……………………………………」ギリッ
深海「…………………………いい加減黙って聞いてるのも限界だぜ」
深海「…おいテメェ! 俺っちは本気で怒ったぜ!」ガシッ
雲雀「わわっ!」
七原「ふ、深海くん!?」
深海くんは怒りの形相で雲雀ちゃんの襟元を締め上げるようにして持ち上げる。
深海「だいたいテメェのことは前から気に入らなかったんだ! 紫香楽の時も加藤の時も…結局はテメェが全部悪いんじゃねえかっ!」
雲雀「えー、何言ってるのかなぁ? 紫香楽クンを殺したのは加藤クンが勝手にやったことで私は関係ないよぉ~?」
雲雀「深海クンはそんなことも覚えてないのかな~?」クスクス
深海「こ、この……ッ!」
深海「ダメだ…やっぱ俺っちはこいつだけは許せねぇぜ! こんな奴、ほっといたらまたコロシアイが起きちまう…」
深海「ならいっそここで俺っちが────」ギリギリッ
雲雀「……っ」
雲雀ちゃんの首元を締め上げる力がどんどん強くなっていく。
まるで首を絞めて、その息の根を止めるかのような勢いで……
ま、まさか深海くん………………!?
戦道「────やめろッッ!!!」
寸前のところで深海くんの腕を戦道くんが強引に引きはがして止めた。
深海「な、何すんだ!? こいつは俺っちが……!」
戦道「いい加減にしろ深海! お前が雲雀を恨む気持ちはわかる」
戦道「だが今貴様がやろうとしていたことは雲雀がしたことよりも許されない行為だ!」
深海「そ、それは……」
戦道「…いいか、どんな理由があろうとも殺人は罪であり悪だ。許されてはいけない行為なんだ」
戦道「深海だけではない、雲雀も含めここにいる全員に言うぞ」
戦道「オレたちは希望ヶ峰に選ばれた才能ある人間だ」
戦道「その才能を…希望のための才能を…悪に染めいいはずがない! 絶望に染めていいはずがないんだ!」
深海「で、でも…だからってあんな奴を放っといていいのかよ! 誰かが殺されるかもしれねぇのに見逃せっていうのかよ!?」
戦道「……雲雀についてはオレが責任をもって監視する」
戦道「オレの命を賭けてでも雲雀に悪事は働かせん!」
力強い言葉で言い切った戦争くんに深海くんは何も言い返せなかった。
ううん、深海くんだけじゃない。いつもなら茶化すように口を挟んでくる雲雀ちゃんまでもが黙ってしまっていた。
深海「……ちっ、俺っちはまだ許したわけじゃねぇからな!」タッタッタッタッ
捨て台詞のようなことを言って深海くんが体育館を去っていったのを皮切りに、みんなバラバラに部屋に戻っていった。
その足取りは不安や恐怖を感じさせる物だったけど。
でも、絶望している訳じゃなかった。
皆はきっと信じているんだろう。
きっとコロシアイなんか起きないと────!
でも…これが最後だったんだ。
紫香楽くんと加藤くんを除いた私たち十四人全員が生きたまま揃うのは────────
とりあえず今日はここまでです。
なかなか来られなくてすいませんです。
今月中にもう一回できる…といいな。
では、次回もお付き合いいただけるとありがたいです。
おまけ
http://i.imgur.com/DnmuPJ3.jpg
ひっそりと突然の更新
《七原の部屋》
七原「…………えーと」
七原「な、何これ………?」
部屋へと戻った私を待っていたのは趣味の悪い彩色でラッピングされた大きなプレゼントの箱だった。
あ、怪しい……怪しすぎる…!
誰がこんなモノを………って、こんなことするのはアイツしかいないよね。
七原「ちょっと、モノクマ! 見てるんでしょ? コレ、何なのか説明してよ!」
監視カメラに向かって呼びかける。
すると、どこか眠そうな目をしたモノクマが飛び出てきた。
モノクマ「なんだよもう! ボクはオマエラのために日夜働いてて忙しいんだよ? 少しは労わってほしいんだけどな!」
七原「そんな事どうでもいいから、この箱が何なのか早く教えてよ」
モノクマ「ん? ああ、それはね僕からのプレゼントだよ?」
七原「プレゼント? それってさっきの動機の紙の事じゃないの?」
モノクマ「うぷぷぷぷぷぷ、誰がプレゼントは一つだって言ったの?」
モノクマ「あのねぇ、真実はいつも一つでも絶望はいつだって幾つもあるものなんだよ?」
七原「じゃ、じゃあまさかこの箱の中って───」
モノクマ「いやぁ、オマエラって奥手なうえにヘタレだからさ、動機だけじゃあれだと思って……」
モノクマ「特別に『モノクマ特製スペシャル凶器』をプレゼントすることにしたのだ!」
モノクマ「まあ、どんな凶器が入っているかはランダムだけどね、うぷぷぷぷぷぷぷ」
モノクマ「さあ七原さん開けてみてよ。さあ、さあ、さあ、さあ!」
七原「き、凶器って…嘘でしょ?」
モノクマの笑い声に私は背中に嫌な汗が流れるのを感じた。
でも例の校則がある限りこれも捨てられないんだよね……それに使わなければいいだけの話だし。
いざとなったら護身用になるかもしれないし…中を確認するだけでも…
心の中でそんな“言い訳”をしながら私は恐る恐る箱に手をかける。
そして一気に包装をはがし、箱を開ける────
七原「こ、これは……………!」
そこにあったのは────────────────
ギラリと輝く金属特有の光沢。
平たく丸みを帯びた形状の真ん中につけられた黒い持ち手。
そう、それはどうみても………
七原「……な、ナベのふた…………?」
ナベのふただった。
完全にナベのふただった。
もうどうしようもないくらいにナベのふただった。
七原「あれ、おかしいな…この中にあるのって凶器じゃなかったっけ…? ど、どうなってるのモノクマ?」
モノクマ「七原さんがそんな名前してるからいけないんだよ!」
七原「私の名前? 私の名前とナベのふたに何の関係が…?」
モノクマ「ボクは原作派だから軍用ナイフがよかったんだけど、それじゃあ分かりにくいと思ってね」
原作…? 軍用ナイフ…?
モノクマは何を言ってるの?
モノクマ「うぷぷぷぷ、ゴメンね、ボクはそろそろ行かなきゃいけないんだ! あー人気者は辛い!」
モノクマ「と言う訳で、ばいばーい!」
七原「あ、ちょっと!」
………行っちゃった。
モノクマは一体何がしたかったんだろう。
七原「はぁ……まあ、いいか」
私はナベのふたを箱の中に戻しながらため息をつく。
少し残念だけど、危ない凶器じゃなくてホッとしたよ。
…………………………………あれ?
………何が『少し残念』なんだろう?
もし、プレゼントの中身が本当に凶器だったら……私はどうしたんだろう…?
七原「もしかして…私……」
本当はコロシアイをしようとしていた…?
七原「……………………………」
私は最悪の想像をしてしまう。
駄目だ。
これ以上考えたらもっと駄目になる気がする。
私はベッドに頭から倒れ込み、布団の中に深く潜る。
七原(…違う…違う…違う…違う…違う!)
七原(私は…コロシアイなんてしない…しちゃいけない!)
まだお昼前だけど、今日はもう寝よう。
寝て全部忘れよう。
モノクマの『人殺し』発言も、雲雀ちゃんのことも、動機…リコのことも、凶器のことも……
そして、私の中の殺意のことも……
全部忘れて、明日にはいつもの私に戻ろう!
皆を笑顔にするために頑張る【超高校級の文化委員】の七原秋に戻るんだ!
私は必死にベッドの中で目をつむる。
暗闇の中、私の中で色んな感情が交錯していく。
そんな感情達を押し殺すように私は意識を閉じ、そして、なんとか浅い眠りについた。
絶望指数が上昇します。
上昇値 安価↓1のコンマ一桁
絶望指数が1上昇した。
合計 絶望指数 20
──────────────────
────────────────
──────────────
────────────
──────────
───────
それは突然の出来事だった。
『…ピンポーン』
『…ピンポーン…ピンポーン』
『…ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン…』
七原「………うっるさいなぁっ!!!」ガバッ
あまりのチャイム音のうるささに思わず飛び起きてしまう。
まったく、今何時だと思ってるの…?
時計を確認すると、もう夜の11時を回っている。
とっくに夜時間なのに……
七原「いったい…こんな時間に誰が何のようだろう…?」
私は仕方なく個室のドアを開けに行く。
ガチャッ
葵「ボンソワール! Ms.七原!」
七原「あ…醍醐くん…!?」
葵「さあ、Ms.七原よ! アーユーレディ? 大浴場にレッツゴーだ!」ガシッ
七原「えっ? ちょっ、待ってって!」
タッタッタッタッ…
いきなり葵くんに手をつかまれて強引に外に連れ出される。
大浴場に行くって言ってたけど…一体何をするつもりなの…?
《大浴場》
葵くんに連れられて大浴場に着くと、そこには同じように連れてこられたのか、深海くんと代官くんが居た。
葵「Mr.深海、Mr.代官、待たせたな!」
深海「おいおい、葵! 何だって俺っちをこんな所に連れてきたんだよ?」
代官「俺は忙しいのだよ……くだらないことだったら帰らせて貰うぞ」
葵「ウェイウェイ! そう慌てるなMr.代官よ」
七原「ね、ねえ醍醐くん…一体何をするつもりなの?」
葵「フハハハッ! よくぞ聞いてくれた! 今からスタートするのはこの俺、超高校級のライスケーキクリエーターであるDAIGOが主催する……」
葵「スペシャルイベント…そのネームも『ペイシェント・ヒート・バトル』さ!!!」ドーン!!!
深海「ぺ、ぺいしぇ……な、何だって?」
葵「つまり…このバスルームにあるサウナを使って…誰が最もヒートに耐えることが出来るチャンピオンかを決めるのさ!」
七原「サウナで我慢大会ってことか……え? そ、それ私もやるの!?」
さ、流石に男子と一緒にサウナに入るとかちょっと……
葵「ドントウォーリー、Ms.七原。Ms.七原にはバトルのジャッジをして貰うさ」
七原「そ、それなら…まあ」
でも、どうして私に頼むんだろう…?
深海「バトル…へっ、そうか」
深海「勝負だってんなら、やらねーわけには行かねーな! 俺っちが一番になってやるぜ」
代官「ふん…くだらんな。俺は帰らせて貰うのだよ」タッタッタッ
深海くんは乗り気みたいだけど、案の定代官くんは険しい顔で出て行こうとする。
葵「ふーむ、そうか…Mr.代官はバトルを前にしてエスケイプするというのか。余程自信がナッシングと見えるぞ!」
代官「………………何?」
深海「おいおい代官! 逃げるなんて男らしくないぜ? 代官は意外と女々しいやつだったんだな」
代官「……俺が女々しい…だと?」
代官「ほう、俺にそこまで言うとは良い度胸なのだよ」
代官「我慢大会だかなんだか知らないが…やってやろうではないか。俺を怒らせたことを後悔するのだよ!」
……………代官くん、意外と挑発にのりやすいタイプだったんだね。
こうして、葵くん発案のサウナでの我慢大会が始まったのでした。
と言う訳で今日はここまでです。
次回はサウナ大会の予定です。
早い内に来られる…はず…おそらく
では、お付き合いありがとうございました。
おやすみなさい。
またしても突然の更新
* * *
《大浴場内サウナ》
代官「……………………」ダラダラ
葵「ふ…フハハハ…どうした……Mr.代官……先ほどから汗がスプラッシュしているぞ……」
深海「そーゆー、葵も声に張りがねーぜ。情けねーな、疲れてきたんじゃねーの?」
代官「……貴様ら、うるさいのだよ…少しばかり黙ってろ……!」
三人とも腰にタオルを巻き、汗だくになりながらサウナの中に居る。
全く…皆良くやるな…
七原(…というか、これ私見てて大丈夫なのかな…?)
サウナの外に居るとは言え、扉のガラス越しに三人はの姿を見ることが出来る。
男子の…その…こういう格好を見るのは、そうそう無いわけで……ちょっと恥ずかしいというか。
雨傘「ふふっ、まったくもってけしからん、と言う奴ですわね」
七原「本当、そんな感じだから困っ─────────」
七原「………………」
雨傘「……………?」
七原「な、ななな何で雨傘さんがここに居るのっ!?」
雨傘「男同士で汗をかきながら裸のおつきあいをすると聞いたので…ふふふふ」
七原「うわぁ……っていうか雨傘さん、一体いつからここに?」
雨傘「葵さんが深海さんと代官さんをここに連れてきた辺りからですわね」
七原「私よりも先だった!!!」ガーン!!
ど、どこから聞きつけたのか分からないけど…流石は雨傘さんだ…
この調子じゃあ、やっぱり、雨傘さんが恋愛嫌いみたいなのも男同士しか認めないとかそういう感じなのかもしれないなぁ……
七原「そ、それにしても醍醐くんも…どうして急にこんな事するなんて言い出したんだろうね」
雨傘「……まあ、彼なりの気遣いなのかもしれませんわね」
雨傘さんは目線をサウナ内からそらすことなくつぶやく。
七原「気遣い?」
雨傘「ほら、今朝のモノクマが出した動機の時の事ですわ」
動機の時……
そういえば深海くんは雲雀ちゃんにいつも以上に突っかかってた。
代官くんも取り乱して途中でどこかに行っちゃうし…
七原「そっか、二人ともあの時に不安定になってたのを醍醐くんは気付いてたんだ」
七原「それで二人を元気づけようと…」
雨傘「〝二人〟じゃなくて〝三人〟ですわ」
七原「えっ? 三人…?」
雨傘「あら、気付いていなかったんですか?」
そこで初めて雨傘さんは私の方を振り返った。
雨傘「七原さん、あなた…あの時、一番ひどい顔をしてらしたわよ」
雨傘さんの言葉にはっとする。
七原「気付かれてたんだ…あ、あはは、そんなにひどい顔だったかな…?」
雨傘「わたくしが見た限りではこの世の終わりのような顔でしたわ」
七原「……そっか」
雨傘さんにも葵くんにも恥ずかしい所見られちゃったかな……
…私ってダメだなぁ。
私がみんなを笑顔にしなきゃ行けないのに…逆に気を遣われちゃった。
七原「醍醐くんにも、謝らないとな………」
雨傘「ふふ、そう言うときは謝るんじゃなくて感謝の意を伝えるべきではなくて?」
七原「…! うん、そうだね」
葵くん、ありがとう。
私は心の中で呟いてみる。
相変わらずサウナの中で汗を流し続けるその姿を見て、私は少しだけ救われた気がした。
* * *
それからどれくらい時間がたっただろうか。
半分うとうとしていた私の目を覚ますように大きな笑い声が聞こえた。
深海「あーはっはっはっは!! おう、七原! 見てたか! やっぱり俺っちがナンバーワンだ……ぜ……」
バッターン!!!!
笑顔のまま気を失ってその場に崩れ落ちる深海くん。
その奥にはすでに同様の状況でたおれている葵くんと代官くんの姿も見える。
七原「な、なにも倒れるまでやることないのに…」
男子って何でこう後先考えないのかなぁ…
でも、このまま放置するわけにも行かないか。
せめて部屋まで運んであげられたらいいんだけど…
七原「しょうがない……部屋まで運ぶから雨傘さんさんも手伝って───」
私が振り返ると、雨傘さんのかわりに一枚の置き手紙があった。
『七原さんへ』
『男同士の付き合いは十分に鑑賞できましたし、そろそろおいとまさせていただきます』
『追伸:おそらく最後には三人とも動けなくなっているでしょうから、後始末はお願い致しますわ』
『雨傘静流より』
七原「……………に、逃げられた……」
ど、どうしよう…!? 私一人じゃ部屋までなんて到底運べないし…
七原「そ、そうだ、誰か呼んでこよう!」
タッタッタッタッ…
私は大浴場を出で、個室のある寄宿舎へと向かった。
と言う訳で今日はここまでです。
次回更新もなるべく早く来るつもりです。
グダグダ進行ですが次回もお付き合い頂けるとありがたいです。
では、おやすみなさい。
おまけ(今回は出番なかったけど)
http://i.imgur.com/HeIVum4.jpg
はい、ギリギリで終わらせないスタイル。
お久しぶりです。>>1です。
またまた長く間があいてしまい申し訳ありませんでした。
でも、多分今後もこんな感じでギリギリ続けていくつもりですので、お付き合いいただけるとありがたいです。
本日20時頃から再開したいと思います。
一人でもお付き合いいただけるとうれしいです。
では、再開します。
* * *
《寄宿舎エリア・廊下》
七原(えーと、誰を呼ぼうか…?)
私はみんなの個室がある方に向かいながら考えを巡らせる。
七原(やっぱり力仕事だし男手が欲しいかな……)
七原(うーん……戦道くんはいつも忙しいみたいだから、こんな事で余計な迷惑をかけたくないなぁ)
七原(神楽坂くんは…半裸の男子を運ぶなんて、やってくれそうもないな…)
七原(八河くんはあてにならないし…)
七原「ああ、もう! 駄目な人ばっかりだなぁ!」
七原(あ、そうだ! 音無ちゃんなら介抱とか、そういうの慣れてるかもしれない)
七原(力仕事も得意みたいだったし…)
そう考えた私は音無ちゃんの個室の前までやってきた。
そして、ドアの横につけられた呼び出しのベルを鳴らす。
『…ピンポーン』
反応はない。
『…ピンポーン…ピンポーン』
今度は続け様に二度鳴らす。
しかし、音無ちゃんが部屋から出てくる様子はなかった。
七原「駄目か…やっぱりこの時間じゃ、もう寝ちゃってるのかな…?」
私が諦めて他の個室に行こうとしたとき、後ろから声をかけられた。
藍沢「あれ…? 七原さん、こんな時間に何をしてるです?」
七原「あ、藍沢ちゃん…!?」
どうして藍沢ちゃんがこんな時間にここに居るのかは知らないけれど、ちょうど良かった!
七原「藍沢ちゃん! 今は何も聞かずに、とりあえずついてきて!」
藍沢「え? え? どういうことです?」
私は状況を理解できず混乱している様子の藍沢ちゃんの手を強引につかみ、大浴場まで連れていった。
《大浴場》
相変わらずのびたままの三人を見た藍沢ちゃんは困惑していた。
藍沢「えーと…こ、これは……どういう状況です?」
七原「あ、あははは……まあ、詳しく説明すると面倒くさくなるんだけど…このままだとアレだからさ」
七原「とりあえず…この人達を部屋まで運ぶの手伝ってくれないかな?」
藍沢「それはいいんですけど……」
藍沢「…まったく代官さんは何をしてるんです…約束の時間になっても来ないと思ったらこんなところで……」ボソボソ
藍沢「はっ! これがホントの放置プレイと言う奴です!?」ハァハァ
七原「藍沢ちゃん? どうかしたの?」
藍沢「い、いえ! 何でもないです! 何でも! え、えへへへへ…」
何だろう…藍沢ちゃん、今何かつぶやいてたような…?
七原(まあ、いいか)
とりあえず今は深海くん達の片付けをしないと…!
このあと私と藍沢ちゃんは二人がかりで、なんとか三人を部屋まで運んだのだった。
すごく疲れた!
大事なことだからもう一度言うけど…
すごく疲れた!
……まあ、でも少しは葵くんに感謝しないとね。
ずっとあのまま一人で居たら、私も耐えられたかどうか…
もしかしたら、してはいけない事をしてしまっていたかもしれない。
でも葵くんのおかげで…皆の顔を見れて、少し落ち着けた気がするよ……
すでに時計の針は2時を回っていたがが、私は自分の個室に戻り寝る準備をする。
七原(よし! 明日からは私も皆の不安を取り除けるよう頑張らないと!)
七原(コロシアイなんて起きない平和な生活を守るためにも…!)
そう決意した私は、明日に希望を持ちながらベッドの中で眠りについたのだった。
サウナ対決により絶望指数が回復します。
回復値 安価↓1のコンマ一桁
回復値7
合計13
【モノクマ劇場】
モノクマ「あらゆる物事には裏があるのです!」
モノクマ「1の目の裏には6の目があるように…」
モノクマ「優しさの裏には偽善があるのです!」
モノクマ「日本列島の裏には南米大陸があるように…」
モノクマ「賞賛の裏には嫉妬があるのです!」
モノクマ「そして、チラシの裏には下らない落書きがあるように…」
モノクマ「『希望』の裏には『絶望』があるのです!」
モノクマ「え? じゃあボクの裏には何があるのか、だって?」
モノクマ「うぷぷぷぷ…そんなの決まってるじゃん…」
モノクマ「ボクの裏にはボクの背中があるってね!」
そう言えば、男子の誰かと恋人的な関係になってその人が死んだら絶望レベルってメッチャ上がるのかな?
すいません、昨晩は寝落ちしてしまいました。
本日21時頃から昨日の続きをやる予定なのでお付き合いいただけるとありがたいです。
>>751 死亡したキャラによって絶望指数の変動率が変わることはあります。まあ、恋人的な存在が出来るかは、七原さんにそれだけの心の余裕があるかどうかによりますけどね。
では再開します。
【コロシアイ学園生活15日目】
《七原の部屋》
『キーン コーン カーン コーン』
モノクマ『オマエラ、おはようございます!』
モノクマ『朝7時になりました』
モノクマ『うぷぷぷ、今日も頑張りましょー!』
七原「………うぅん………」ムニャムニャ
モノクマのアナウンスが個室に響くが、私は布団から抜け出す気にはなれない。
昨日…というかもう今日だったけれど、遅くまで起きてたから眠くて仕方ないのだ。
『…ピンポーン』
七原「………………」ピクッ
『…ピンポーン…ピンポーン』
七原「…………………………また…なの?」
いやいや! 何も聞こえない! 私には何も聞こえないよ!
私は布団を頭まで被り、音を遮断する作戦をとる。
『…ピンポーン…ピンポーン…ピンポーン…ピンポーン…ピンポーン…ピンポーン』
七原(あー、あー! 聞こえなーい!)
???『七原ちゃん! 大丈夫!?』
ドアの外から私を呼ぶ声がする。
あれ、この声って………
???『もしかして、コロシアイがおきたんじゃ…』
???『や、やめてよ! 冗談でもそんなこと言わないでよ』
???『な、七原さん…! 返事……して下さい…』
七原(わわっ!? まずい、早く出ないとみんな私が殺されたって誤解しちゃう!)
私は慌ててベッドから飛び降りると、ドアを開けた。
ガチャッ
都苗「あ…七原さん……! よかった…無事だったんですね……」
七原「ご、ごめんね! ちょっと寝ちゃってたよ」
私はドアの前にいた三人に謝る。
桐生「はぁ…まったく…余計な心配させないで欲しいし」
七原「桐生ちゃんも私のこと心配してくれたんだ」
桐生「は、はあ!? そんなわけないし! なんで未夜がアンタのことなんか…!」
都苗「で、でも本当に……よかった…です」
桐生ちゃんにも都苗ちゃんにも迷惑かけちゃったな…
いけない、いけない!
もっとちゃんとしないと…とりあえず、これからはちゃんと規則正しく寝ることからはじめよう!
七原「それで、こんな早くに三人は何のようかな…?」
音無「えーと、それはね……七原ちゃんもこれに誘おうかと思ってさ!」
後手で持っていた物を私に見せるように持ち上げて、音無ちゃんそう言った。
七原「それって……スイミングバッグ?」
音無「そう! 昨日、あんな事があったから…気分転換に水泳でもどうかなって思ってね」
都苗「昨夜……音無さんと私で……相談して…決めたんです…」
桐生「未夜は水泳なんてやりたくないんだけど、無理矢理連れてこられて…」
音無「桐生ちゃんは泳げないんでしょ? だったら良い機会だし、私が教えてあげるよ」
桐生「だ、だから別に泳げないわけじゃないしっ!」
プールか……昨日の葵くんもそうだったけど、音無ちゃん達も色々考えてくれてるんだなぁ。
よし! そう言うことなら私も協力しなくっちゃ!
《学園エリア二階・廊下》
さっそく泳ぐ準備をした私は三人と一緒にプールがある二階へとやってきた。
すると、そこで私達と同じようにプールに向かっている深海くんの姿を見つけた。
七原「あれ? もしかして深海くんも泳ぎにいくの?」
深海「おう、七原たちもか! やっぱり俺っちは水ん中にいるのが一番落ち着くからな!」
音無「………あはは、みんな考えることは同じってことね」
深海くん…昨日あんな事になるまでサウナにいたのにもう元気そうだ。
流石に超高校級ともなると体力も人一倍なのかな…
──────その時だった。
タッタッタッタッタッタッ…
誰かが走ってくる音がした。
深海「ん…ありゃあ八河じゃねーか?」
都苗「……あんなに急いで……何かあったんで…しょうか……」
七原「おーい、八河くーん!」
私はこっちに向かってくる八河くんに声をかける。
八河「……………ッ!」
八河「…………………」タッタッタッ…
しかし少し反応したかと思うと、八河くんは黙ったまま私達の横をすり抜けて一階へと降りていってしまった。
桐生「何アイツ…無視とか意味分かんないし」
音無「でも今の八河…なんか変な感じじゃなかった? 何処か焦ってるみたいな…」
うーん、どうしちゃったんだろう八河くん。
いつもは…少しウザいくらいにうるさいのに…
深海「ま、八河について考えたって仕方ねーし、俺っちはプールに行かせて貰うぜ」
音無「…そうね。アタシ達も行こっか」
なんだかスッキリしないけど、考えてても仕方ない、のかな。
私は胸に何かがつっかえているような、そんな気持ちのままプールに向かった。
《プール前ホール》
深海「じゃ、俺っちはここで」
更衣室は男女別なので、深海くんとわかれてそれぞれの更衣室に入る。
更衣室に入るには電子生徒手帳が必要なんだよね。
私はポケットから電子生徒を取り出しカードリーダーにかざす。
『───ピッ』
簡素な電子音が鳴り、更衣室のドアが開く。
私に続いて、音無ちゃん、都苗ちゃん、桐生ちゃんも更衣室に入った。
─────そう。
まさにその時だった。
桐生ちゃんが更衣室に入り、そのドアがガチャッと音を立ててしまったその時。
「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!」
絶望を知らせる咆哮が響いた。
音無「い、今のって……深海の声!?」
都苗「………な、何が…あったん…でしょう…!?」
七原「と、とにかく! 行かなきゃ!」ダッ
私は更衣室を飛び出すと、深海くんが入っていった男子更衣室にむかう。
女子更衣室のとなりにある男子更衣室は扉が開いたままになっていて……
そこに腰を抜かしたのか深海くんが倒れていた。
七原「だ、大丈夫、深海くん!?」
深海くんに駆け寄り声をかける。
しかし深海くんは私の方を見ようともせず、ただ男子更衣室の中を見つめたまま固まっていた。
男子更衣室。
多分、その中に深海くんが悲鳴を上げた原因があるんだろう。
深海くんは結構しっかりしてるし、ちょっとのことでは悲鳴何かあげないと思う。
そんな深海くんが絶叫と言わんばかりの声を上げた。
つまり、それだけの何かがこの中にある。
嫌な予感がする。
この中を見たら、取り返しのつかないような、そんな気がする。
背中を気持ちの悪い汗が流れる。
喉の奥がつまったかのように息苦しい。
それでも。
それでも、私は見ないといけない!
確かめなければいけない!
ゆっくり、ゆっくりと顔を男子更衣室の中に向ける。
私の目はその光景を捉えた。
そして────────
そして、私は──────────
─────────全てに絶望する。
床にのびる血の跡。
身体中を縛られ身動きのとれない状態のまま横たわっている。
明らかに生気のない顔。
彼の虚ろな目が私を見ている気がした。
七原「………ど、どうして…………」
七原「………どうしてなの…………?」
七原「……どうして、戦道くんが死んでいるの……………?」
私の問いかけに、超高校級のサバゲープレイヤー、戦道進は何も答えてはくれなかった。
CHAPTER02
【愛のカタチ 勇気のスガタ】 非日常編
と言う訳で今回はここまでです。
ついに2章の非日常編へと突入します。
次回はなるべく早く来るようにしたいと思います(フラグ)
では、お付き合いありがとうございました。
おやすみなさい。
まだセーフ…ですかね?
すいません、お待たせしていますが、明後日の夜に更新を再開します。
お付き合いいただけるとありがたいです。
では、再開します。
『ピーン ポーン パーン ポーン』
モノクマ『死体が発見されました』
モノクマ『一定の捜査時間の後、学級裁判を開きまーす!』
場違いに陽気なモノクマの声が、何故か遠くに聞こえる。
物言わぬ屍となった戦道くんを目の前にして、私はただただ立ち尽くしていた。
タッタッタッ…
扉の向こうから足音がする。
モノクマアナウンスを聞いた音無ちゃん達が男子更衣室に駆け寄ってくるのが分かった。
音無「な、七原ちゃん…大丈夫? って─────きゃあっ!?」
都苗「…っ!? せ、戦道……さん………っ!? 嘘……」
桐生「いやああああっ!? なんで…またコロシアイが起こってるの!? 意味わかなんないっ!」
三人とも戦道くんの死体を見つけ、動揺し騒ぎ出していた。
しかし私には、その声すら何処か遠くから聞こえるような気がして……現実味を感じられなかった。
音無「と、とにかく…他の人も、呼んでこなきゃ!」
タッタッタッ…
音無ちゃんが更衣室を出て行く。
そうか……そう、だよね。
これから捜査が始まるんだし、皆を集めないとだよね……
七原「……捜査、か……」
ぽつりと呟いた言葉が私の胸を締め付ける。
紫香楽くんが殺され、加藤くんが処刑されたあの事件。
二度と同じ過ちを繰り返さないと決めたのに………また起きてしまったんだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
戦道『…いいか、どんな理由があろうとも殺人は罪であり悪だ。許されてはいけない行為なんだ』
戦道『深海だけではない、雲雀も含めここにいる全員に言うぞ』
戦道『オレたちは希望ヶ峰に選ばれた才能ある人間だ』
戦道『その才能を…希望のための才能を…悪に染めていいはずがない! 絶望に染めていいはずがないんだ!』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いつだったか、戦道くんが語った言葉が脳をよぎる。
あんなにも真摯で、強くて、責任感のある彼が殺された。
その事実に、私は改めて絶望する。
誰よりもコロシアイを防ごうとしていた戦道くんが殺されるなんて……こんな……っ!
───────こんな理不尽が……あって良いのだろうか……………
その時、私の嘆きに呼応するように、怒りに震える声がした。
深海「畜生……ッ!! ぜってー許せねぇぜ!」
立ち上がった深海くんは、肩わなわなと震わせていた。
握り締めた拳からは、血がにじみ出ている。
深海「俺っちは許せないんだ…紫香楽も、加藤も、戦道も…これ以上コロシアイなんて訳分かんねーもんに振り回されるのはよ!!」
深海「……なあ、七原! お前も当然やるよな?」
七原「……え? な、何をかな?」
深海「何って決まってるぜ!」
怒りの炎を瞳に灯し、深海くんは宣言する。
深海「────戦道の仇討ちだよ!」
深海「戦道を殺した奴を絶対見つけてやるぜ! 俺っちには犯人の当てがあるんだ!」
やっぱり深海くんは正義感が強くて情に厚い人なんだね…
だからこそ、今の状況に激しい怒りを感じているんだ。
そんな深海くんを見ていると、私も頑張らないとという気持ちになれる気がした。
そう感じたのは、どうやら私だけではなかったようで───
都苗「わ、私も……!」
都苗「………私も、犯人を見つけたい……です…」
都苗「こんな事をする人を………許せないし……それに……そうしなきゃ…私達も……死ぬかもしれないんだし…」
桐生「そっか…うん。み、未夜もやるし!」
桐生「ホントはコロシアイの裁判なんて嫌だけど……でも何にも出来ない方がもっと嫌だもん」
七原「都苗ちゃん…桐生ちゃん…! そうだよね…うん!」
私は絶望に流した涙をぬぐい、顔を上げる。
ねぇ、戦道くん……私は、少しだけ希望を見つけられたよ。
私達にはこんなにも素晴らしい仲間が居るんだ…!
私も、頑張ろう…!
頑張って犯人を見つけるんだ!
皆の笑顔を守るために…!
それがきっと戦道くんの最期の望みを叶えることにもなるはずだから。
いや帰れよ
* * *
ミシェル「OH MY GOD!!! 戦道サーンが!!!?」
藍沢「あ、あわわわわわわっ!?!? ま、またコロシアイが起きたんです!?」
神楽坂「よりによって、戦道くんとはね…」
雨傘「…………………………」
葵「Mr.戦道が…だと!? シットッ! なんということだ!」
しばらくすると、音無ちゃんが呼んできた皆が男子更衣室に集まっていた。
音無「ご、ごめん…八河と代官はどこに居るか分からなかったの」
七原「あれ、雲雀ちゃんは?」
音無「えーっと……雲雀ちゃんはまだ個室にいるんだけど…今連れてこられなくてね」
…? 個室にいるのに、連れてこられない? どういうことだろう?
私が音無ちゃんに聞こうと思ったとき、邪魔をするようにあいつが現れた。
テンプレ忘れとるで
2スレ目の284が不正行為について言及してたので、不正行為の調査結果を解説と共に投下していく。名付けて、
~奥寺厨の軌跡 第一回目~
まず初めに、奥寺厨は少なくとも末尾OとOと0の三台を持っている。主に末尾OとOの二台を使って二レス連続で投下して安価を取得し、終わったらIDを変えて次の人物安価まで待つのが基本パターン。実際にスレを見てみる。
>>13-14ksk→奥寺。この間、約2秒。冒頭の始めの安価でいきなり登場してるね。次。
>>18奥寺厨の優先順位は奥寺→天童→祭田の順なんだけど、祭田は奥寺と絡ませるときくらいであまり安価に登場させてこない。そこまで祭田に興味ないものと思われる。つまりこの安価は奥寺厨のものではない。次。
>>20-21奥寺→奥寺。末尾OとO。しかも>>19が投下されてから>>20が埋まるまで23秒。そして2秒後に奥寺。露骨だね。次。
>>24はい来た天童。しかも>>21とID同じ。でも>>23は奥寺厨ではない。次。
>>100自己紹介を終えて探索メンバー。奥寺。ここでは天童を探索メンバーに入れることができなかったため、特に不正はしていない。次。
>>125-126ksk→奥寺。末尾Oと0。>>124が投下されてから埋まるまで40秒。そして7秒後に奥寺。7秒といつもよりかかりすぎて奥寺厨かわかりにくいが、40秒でkskする奴はいない。次。
>>169-170祭田、天童→すばる(天童)。末尾Oと0。>>168が投下されてから埋まるまで14秒。そして1秒未満で天童。どうみてもおかしい。次。
>>176-177東→奥寺、祭田。末尾OとO。16秒かかっているから遅めだが、>>177は>>169とID同じだから奥寺厨の犯行。ついに人物の連続安価取得にまで手を出し始めた。次。
>>233-235奥寺の安価に挟まれているが、>>233の末尾はoのため奥寺厨ではない。次。
>>260-261祭田、東→すばる、奥寺。末尾OとO。この間1秒。奥寺厨は天童を「すばる」とひらがな表記する傾向がある。次。
>>295-296すばる→符流、奥寺。末尾OとO。>>294が投下されてから埋まるまで26秒。7秒後に符流、奥寺。チップ動機発表後の初めての安価がこれ。次。
>>303-304すばる→天童。末尾OとO。>>302が投下されてから埋まるまで19秒。2秒未満後に天童。動機発表後はクロ回避のために奥寺と天童のコミュを取っておきたかったんだね。連取りしてんじゃねえよ。つい>>307の書き込みをした。次。
>>545-546生き残りメンバーの様子確認。間に合ってない。安価くるとは思わなかったんだね。次。
>>559-560奥寺、祭田ちゃん→奥寺が1番好き。だって。以上。
~コラム:奥寺厨の軌跡 どうして奥寺厨は奥寺にこだわるのか~
名前が採用されたから。
特急五スレ目856-857。ksk→奥寺 軌跡(おくでら きせき)〔仲間を信じる真っすぐ素直なやつ〕。855が投下されてから埋まるまで11秒。1秒後に奥寺。
あと祭田の名前も採用されてる。879-880。天然→祭田 結奈(まつりだ ゆな)〔印象派〕。879がキーワードのみでIDが856の奥寺のkskと同じ。そして奥寺と祭田の採用IDはどちらも他に書き込みのない単発ID。
~どうして天童にもこだわったのか~
奥寺と天童のキーワードには共通点がある。
857奥寺 軌跡(おくでら きせき)〔仲間を信じる真っすぐ素直なやつ〕
810星見 大翔(ほしみ ひろと)〔中性的な顔立ちで優しく真っ直ぐな性格〕
どちらにも「真っすぐ」が含まれる。あとキーワードが長い。857も810も単発ID。主人公的な活躍を期待してるんだろうね。
ID変えてる末尾OとOは書き込み数がないor少ないもので特定できたけど、末尾0はID変えられないみたいだからどれなのか特定できなかった。以上。
今回の軌跡はここまで。
???「そろそろ、そろってきたかな~?」
モノクマ「うぷぷぷぷぷぷ! オマエラ元気ですかー?」
七原「モノクマ…!」
モノクマ「いやー、ようやく起きてくれたね! いい加減待ちくたびれる所だったよ!」
モノクマ「やっぱりコロシアイがない学園生活なんてつまらなよね! つまらなさすぎて禿げちゃうよ!」
モノクマ「って、ボクには抜ける髪の毛なんてないんですけどね! うぷぷぷぷぷぷ!」
いつになく嬉しそうなモノクマは、冗談交じりに話しかけてくる。
桐生「チッ……未夜達に何の用だし! さっさとどっか行って欲しいんですけど」
モノクマ「まったく、冷たいなぁ…まあ、いいや! ボクはクマ界一の寛大な心の持ち主だから許してあげるよ!」
モノクマ「さてと、じゃあ本題に入ろうかな」
そういうと、モノクマはどこからか四角いものを取り出した。
モノクマ「じゃじゃーん! オマエラお待ちかねの『モノクマファイル』!!」
モノクマファイル……確か、死体について色々書いてあるんだよね。
私はモノクマファイルをモノクマから奪い取るようにして手にした。
モノクマ「ちょっ! オマエラのために精魂こめて作ったんだから、感謝ぐらいしてよ!」
モノクマが何か言っているようだけど……無視無視っと。
神楽坂「それで、今回も捜査になるんだろうけど…見張り役はどうしようか?」
音無「アタシは残るよ…一応、検死的なことができるかもしれないしね」
深海「悪いけど俺っちは今回はパスだぜ。やんなきゃなんねーことがあるからな!」
神楽坂「うーん、そういうことなら僕が残るべきかな」
神楽坂「女の子だけに危ない事をさせるわけにも行かないし、女の子と二人きりになれるチャンスだしね」ニヤッ
音無「神楽坂…アンタ、アタシになんかしようとしたらぶっ飛ばすからね」
雨傘「まったく、これだから嫌になりますわ」
神楽坂「まだ何にもしてないってば…あはは」
雨傘「はぁ…では、決まりですわね。音無さんと…不本意ですが神楽坂さんに見張り役はお任せしましょう」
話し合いが終わり、見張り役を決めた私達は、それぞれ捜査を始めることにした。
よし! 私も捜査を始めよう!
リーダーとして皆を引っ張ってくれた戦道くんを殺した犯人。
見つけなければ、私達は処刑されてしまう。
なら、頑張って捜査するしかないよね!
【捜査開始】
さてと、まずはモノクマファイルを確認しないとね。
えっと、どれどれ……
『モノクマファイルその2』
『死亡したのは超高校級のサバゲープレイヤー、戦道進』
『死体発見場所は2F、男子更衣室内』
『死体は鎖等で縛られており、全身に締め付けられた跡がある』
『頭部に傷があり出血している。また、口から吐血もしている』
モノクマファイルには戦道くんの死体の写真も添付されていて、その苦痛に歪んだ表情を見て取れる。
それにしても、死体を発見したときも思ったけど…鎖で縛ってから殺すなんて──────
まるで、拷問でもしてたみたい…なんて…
私は一瞬、恐ろしい想像をしてしまい背筋を凍らせる。
七原「と、とりあえずモノクマファイルはこんな所かな」
最悪の想像を振り払うように、私はモノクマファイルをしまった。
コトダマゲット!
【モノクマファイルその2】
死亡したのは超高校級のサバゲープレイヤー、戦道進。男子更衣室で死体が発見された。頭部に傷があり、また吐血もしている模様。
《男子更衣室》
じゃあ改めて捜査開始としよう!
まずは現場となったこの更衣室から調べようかな。
どこを調べようか。
1.戦道の死体
2.男子更衣室の床
3.トレーニングマシン
4.男子更衣室のドア
安価↓1
安価把握しました。
と言う訳で今日はここまでです。
次回から本格的に捜査開始です。
次回は日曜日に来たいとおもいます。
お付き合いいただけるとありがたいです。
では、お休みなさい…
再開します。
………やっぱり、まずは戦道くんの死体から調べよう。
私は男子更衣室の壁際で縛られている、戦道くんの死体に近寄る。
神楽坂「まったく…これは酷いね」
音無「………ここまでするなんて、犯人はよっぽど戦道の事が憎かったのかな」
戦道くんの死体は全身を鎖で縛られ、拘束された状態のまま死んでいる。
こんな殺し方は普通じゃ考えられないよね……
まるで、拷問でもしてたみたい……
七原「戦道くん……っ」
戦道くんの虚ろな表情から、彼の凄惨な最期を思い、私は涙がこみ上げた。
でも、今は泣いてる場合じゃないよね。
戦道くんの為にも、皆のためにも捜査をしないと…!
まずは、どこから調べようかな。
1.頭部の傷
2.全身の拘束具
3.顔に貼られたガムテープ
4.上着の内ポケット
安価↓1
私は戦道くんの頭部の傷に注目した。
額のあたりに大きめの傷があるのが分かる。
音無「床に広がってる血痕は、ほとんどこの傷から流れ出たものみたいね」
七原「そんなに血が…じゃあ戦道くんは出血死だったのかな?」
音無「かもね…アタシも医者じゃないから詳しいことは分からないけどね」
音無「あと、この傷の形なんだけど…多分この更衣室にあるダンベルと一致してるの」
七原「ダンベル…?」
音無「ここの更衣室ってさ、トレーニングもできるようになってて色々置いてあるんだよね。アタシもちょっと前に使ったことあるから覚えてるわ」
なるほど…じゃあ戦道くんの頭部の傷は、もともとここにあったダンベルでつけられたものなのかな…?
コトダマゲット!
【頭部の傷】
戦道の頭部にあった打撲傷。固い物で殴られたようで出血が多い。傷口の形はダンベルの形状と一致しているらしい。
次は、どこを調べようか。
1.全身の拘束具
2.顔に貼られたガムテープ
3.上着の内ポケット
安価↓1
こっそりと少しだけ更新
戦道くんの全身に巻き付けられているのは…鎖かな。
きつく結ばれている上に、トレーニングマシンの足に結びつけられているみたい…これじゃあ身体や顔の向きすら変えられそうにない。
神楽坂「うーん、こんなになるまで縛るなんて…犯人はよっぽどの心配性だったのかな?」
七原「そうかもね」
神楽坂「もしくは、超ド級のサディストなのかもしれないね、あはは」
七原「それは違うと思うなぁ…」
手には手錠、足はロープで縛られているみたいだ。
しばらく観察してみると、私はあることに気付いた。
七原「あれ? そういえばこれ何処かで見たことあるような……」
そこで、私は数日前の記憶をたぐり寄せてみる。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
七原『藍沢ちゃん、何かあったの?』
藍沢『っ!! え、あー…いえ別に、な、何にもないです! はい!』アセアセ
七原『何もないようには見えないんだけど……』
藍沢『そんな事…な、無いです!』ススス…
明らかに焦っている藍沢ちゃんは、さっきまで覗いていた箱を背中の後ろに回し、隠すようにしていた。
うーん……怪しいな……
よし! こうなったら藍沢ちゃんが隠してる箱の中を見ちゃおう!
七原『えいっ!』バッ
藍沢『あぁっ! ち、違うんです! 別にこう言うのに興味があるわけでは…………』
藍沢ちゃんが覗いていた箱の中。
そこには……
手錠、縄、足枷や鎖、さらには首輪なんかの拘束具が一式揃っていた。
七原『……………………………………』
藍沢『……………………………………』
七原『……えっと…こういうの、興味あるんだ…』
藍沢『ち、ちち違うですって。私にはまだ早いって言うか』
まだ!? “まだ”って事は……いつかは興味を持つって事なの………
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七原「あっ、そうだ! あの時、藍沢ちゃんが倉庫で見つけた物だ」
ということは、これに関しては藍沢ちゃんに聞いてみるのが良いのかな。
コトダマゲット!
【拘束具】
鎖や縄などで戦道の体は縛られていた。全身を拘束されており、体の向きを変えることすらできそうにない。これらの拘束具はもともと倉庫にあった物のようだが…
1.顔に貼られたガムテープ
2.上着の内ポケット
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七原「これは…ガムテープかな?」
戦道くんの顔には大きめのガムテープが貼られていた。
都苗「……戦道さんの……口を……ふさいでる…みたい…ですね…」
七原「でも、どうしてそんな事したんだろう…?」
音無「やっぱり助けを呼ばれないようにするためじゃない? 大声で叫ばれたら犯人も困るでしょ」
都苗「…た、確かに……殺人をしてる…時に……他の人にみられたりする……訳には…いかないですもんね……」
助けを呼ばれないように、か………
うーん、本当にそれだけなのかな?
コトダマゲット!
【ガムテープ】
戦道の口はガムテープでふさがれていて声が出せない状況だった。
都苗「あ……戦道さんの……ポケットに……何か入ってる……みたいですね…」
七原「えっ? 本当?」
都苗ちゃんの言うとおり、戦道くんの上着のポケットが膨らんでいて、中に何かありそうだ。
私は手を伸ばして中身を取り出そうとする。
しかし、鎖が邪魔をして、なかなか中に手を入れることが出来ない。
七原「うーん、これは1回鎖を外してみないと駄目みたいだね…」
音無「じゃあ、鎖外してみよっか。神楽坂、手伝ってね」
神楽坂「いいけど、ただって訳にはいかないよ? 僕に頼むなら音無さんの下着も交換を───」
音無「つべこべ言わないで、さっさとやる!」ギロッ
神楽坂「あ、あははは…まったく音無さんは厳しいなぁ」
音無ちゃんと神楽坂くんは、巻き付けられている鎖を丁寧に解き、戦道くんの遺体を横たわらせた。
私はその悲惨な姿に少しためらいつつも、ポケットの中をまさぐる。
すると小さな金属質のものを見つけた。
七原「これは……鍵?」
それは、私たちがこの希望ヶ峰学園で使っている個室の鍵都同じ物のようだった。
都苗「……これ……雲雀さんの……みたいですね……」
七原「え?」
都苗「ほら……ここに…名前が……」
都苗ちゃんに言われて確かめてみると、ネームプレートに『ヒバリ フウカ』と書かれているのが分かる。
確かに、これは雲雀ちゃんのみたいだね。
でも、どうして戦道くんが雲雀ちゃんの個室の鍵を持ってたんだろう……
戦道くんの遺体については、とりあえずこんな所かな…
音無ちゃんの検死結果はまだみたいだし、先に他の事を調べておこう。
どこから調べようかな?
1.男子更衣室の床
2.トレーニングマシン
3.男子更衣室のドア
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