穂乃果「私たちの夏休み!」 (30)


μ'sのみんなの夏休みです。

短い話を何個か書いていきたいと思っています。

夏らしい雰囲気を味わっていただけたら幸いです。

穂乃果たちの一人称や呼称、設定などは一応アニメに沿っていきます。


それでは、投下していきます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407915186


#1 夏だ!海だー!海未ちゃんだー!


穂乃果「海だよ!海に行こうよ海未ちゃん!」

海未「海、海未、紛らわしいです!」

ことり「あはは...」

穂乃果「ことりちゃんも海行きたいよね!?」

ことり「うーん...海っていっても近くにないよね」

海未「前に行ったのは真姫の別荘付近の海でしたし...」

穂乃果「えー!海いーきーたーいーよー!」

ことり「どうせだし他のみんなにも話してみよっか?」

海未「まったく穂乃果は...仕方ないですね」

穂乃果「本当っ!?海未ちゃん、ことりちゃんありがとー!」

ことり「わぁっ、穂乃果ちゃん♪」

海未「ちょ、ちょっと穂乃果!?急に抱きついてこないでください!」

穂乃果「今年の夏はいーっぱい楽しもうね!」


#2 泳げるわよ!


凛「なんで今年の夏もこんなに暑いにゃー!」

真姫「夏なんだから仕方ないじゃない」

花陽「今年の夏は、10年に1度の暑さになるってテレビで見たよ?」

真姫「毎年そんなこと言ってるわよ」

凛「ということで今からプール行くにゃ!」

花陽「エ"エ"ッ"!?」

真姫「ヴェェ!?なんでよ!」

凛「かよちんは泳げないの知ってるけど、真姫ちゃんは合宿のとき泳いでなかったしきっと泳げないにゃ。特訓するよ!」

花陽「私は元々運動が苦手だけど、真姫ちゃんもなの?」

真姫「そ、そんなことないわよ!泳げるにきまってるじゃない!馬鹿にしないでっ!」

凛「まぁそんなことどうでもいいにゃ。さあ2人とも走るよー!」

まきぱな「「て、手を離して!いやあああダレカタスケテエエエエ!」」


#3 受験生!


希「にこっち、真面目に勉強せえへんとどうなるかわかるやろ...?」

にこ「の、希!?待って!真面目にやるから!許して!ひいっ!?」

絵里「まったく2人とも...勉強するからってわざわざ私の家に来たのに...」

にこ「だって希が...ひいっ!ごめんって!」

希「わかればええんや。にしても、まさか3人一緒の大学目指そうなんて考えたえりちも可愛いところあるなー♪」

絵里「なっ!?」

にこ「寂しいなら素直にそう言えばいいにこー♪」

絵里「...にこはまだ一緒になれるか分からないけどね」

にこ「なによそれ!」

希「あはは...でも、うちは嬉しいよ。これからも3人でいれることができるなんて」

にこえり「「希...」」

希「あっ、ごめんな?今の忘れて!」

絵里「ふふっ、希、顔真っ赤よ?」

希「やめてってば、恥ずかしいよ」

にこ「希も可愛いところあるわね」

希「もー!にこっちもやめてや!」

絵里「まぁでも、一緒にいるためにも勉強頑張らなきゃね!」

にこ「んぐっ!...しょ、しょうがないわねー!私の本気を見せるにこ!」

希「その息やん♪」


#4 白いワンピースにゃ!


凛「あっ、ことりちゃんだー!」

ことり「凛ちゃんだー!こんにちは♪」

凛「こんにちは!ことりちゃんはお買い物?」

ことり「うーん...買い物っていうか、可愛いお洋服とか見て次のライブの衣装のデザインを考えたりしてるの!」

凛「へー!面白そうだにゃ!」

ことり「凛ちゃんも一緒に来る?」

凛「えっ、いいの!?...でも凛には可愛いお洋服とかよくわかんないし...」

ことり「...そうだ!わたしが凛ちゃんに可愛いお洋服を選んであげる♪ 白いワンピースなんか絶対似合うよ!」

凛「そ、そう...?じゃ、じゃあ凛をとびっきり可愛くしてほしいにゃ...なんて...はっ!」

ことり「うふふ、了解しましたー♪」

凛「ううっ、ことりちゃん!今のは忘れるにゃー!」


#5 綺麗なお星様!


希「プラネタリウム?」

花陽「うん!チケットが2枚あるからもしよかったら明日、私と一緒に行きませんか?」

希「うちでええの?凛ちゃんと真姫ちゃんは?」

花陽「希ちゃんが星のことについて詳しいって凛ちゃんから聞いて、色々教えて欲しいなって思ったんだけど...どうかな?」

希「そういうことなら全然いいよ!楽しみやな♪」

花陽「うん!」


翌日、プラネタリウム後??

花陽「すごかったなぁ...」

希「こっちじゃ夜になっても、なかなか星とか見られへんからなぁ」

花陽「いつか綺麗なところで見れたらいいなぁ...」

希「せやな♪そのときもうちを呼んでや!」

花陽「うんっ、約束だよ♪」


#6 心の声 in お祭り!


絵里「わーっ!見て見て真姫!あれ何!?」

真姫「ちょ、ちょっと絵里!落ち着きなさいよ!みんなとはぐれちゃったじゃない!」

絵里「すごーい!私、お祭りなんて初めて!」

真姫「(この生徒会長大丈夫なのかしら...)」

絵里「真姫!これやりましょ!」

真姫「なにこれ...射的?」

絵里「どっちが多く景品とれるか勝負よ!」

真姫「なんで私がそんなこと...」

絵里「あら、まさか私に負けるのが怖いのかしら?」

真姫「わ、私が負けるわけないじゃない!いいわよ、受けて立つわ!」

絵里「(この子こんなにちょろくて大丈夫なのかしら...)」


#7 スイカを食べるにこ!


雪穂「お姉ちゃーん!海未さんがおすそ分けですってスイカ持って来てくれたよー!」

穂乃果「本当っ!?だってーにこちゃん!」

にこ「スイカ割りするにこー!」

穂乃果「ここは海じゃないよ!?」

穂乃果「ってあれ、海未ちゃんは?」

雪穂「弓道部の練習の前に寄っただけってさ、もう行っちゃったよ」

穂乃果「ちぇーっ、海未ちゃんも一緒にスイカ食べていけばいいのにー!」

にこ「まぁあの子は忙しいししょうがないでしょ。それより早くスイカ割りよ!」

雪穂「するの!?」

穂乃果「しないよ!」


穂乃果「んーっ!甘くて美味しい!」

にこ「久々にスイカなんて食べたわね...ぺっ!」

穂乃果「あーっ!にこちゃん私に向けてスイカの種飛ばさないでよー!」

にこ「ふっふっふっ...くらえ!タネマシ◯ガン!ぷぷぷぷぷっ!」

穂乃果「やったなーにこちゃん!私も!」

雪穂「(わぁ、お母さんがめちゃくちゃ怒ってるよ。私、しーらない!)」


#8 夏におでん!


亜里沙「ねえ、お姉ちゃん」

絵里「どうしたの亜里沙?」

亜里沙「おでんは食べ物なの?」

絵里「ええ、そうだけど...」

亜里沙「わかった!ありがとねお姉ちゃん!夕方には帰ってくるから!」

絵里「どうしたのかしら...」


亜里沙「ただいま!」

絵里「おかえり亜里沙、どこに行ってたの?」

亜里沙「海未さんに感謝を込めておでんをプレゼントしてきたの!喜んでくれたかなぁ...」

絵里「...(戸惑いながらも律儀に汗をかいて、はふはふ食べる海未の姿が想像できるわ...ごめんね海未...)」


#9 浴衣でやりたいことですか


海未「...(キョロキョロ)」

海未「...(キョロキョロ)」

海未「(誰もいません...ね...?)」

海未「(私、園田海未は夏祭りのために浴衣を着ているのですが...)」

海未「(玄関の鏡を見ていると前から一度だけ、浴衣を着てやってみたかったことがあるのを思い出しました)」

海未「(幸い家族も門下生の方々も今日はいらっしゃらないですし、一度だけ、一度だけやってみましょう...)」

海未「すーっ...」

ことほの「「ごめんくださーい!海未ちゃーん迎えに来...



海未「あなたのハートを撃ち抜くぞっ? ラブアローシュートっ! ばぁ~んっ?」


ことほの「「た.....」」

海未「」


#10 μ'sで過ごす夏休み


花陽「夏休みももうすぐ終わっちゃうね」

真姫「そうね。短かったけど、まぁ楽しかったんじゃない?」

凛「真姫ちゃんが珍しく素直だにゃー」

真姫「な、なによ!私はいつもこんな感じよ!」

花陽「あはは...」

にこ「それにしても、夏休みが終わるってことは、今度はラブライブに受験でしょ?大変にこ...」

希「まぁ頑張ろうやん♪ うちらなら大丈夫やって。カードもそう告げてるし♪」

絵里「希が言うと妙に安心するわね...」

希「ウチにはスピリチュアルパワーがあるしなー♪」

にこ「なによそれ...」

海未「私たちもこれまで以上に頑張らなくてはいけませんね」

ことり「わたしもみんなのために頑張るぞー♪」


穂乃果「ねえみんな!最後にみんなで花火をやろうよ!」

凛「穂乃果ちゃんナイスアイデアにゃ!凛もさんせーい!打ち上げ花火するにゃー!」

絵里「打ち上げ花火って言ったってどこでやるのよ...」

海未「この近辺じゃ他人の迷惑になりますよ?」

にこ「神田明神は?」

希「ばちが当たるからやめとき」

花陽「学校はどうだろう?」

ことり「花火するために学校使わしてほしいなんて言ったら流石にわたしのお母さんも怒るよ~...」

穂乃果「えーっ...あっ!真姫ちゃん!真姫ちゃんの別荘は?」

真姫「って、えっ!また!?合宿で行ったばかりじゃない!」

穂乃果「いいじゃんいいじゃん!お願い真姫ちゃん~...」

真姫「ヴェエエ...しょうがないわね...また頼んでみるわ」

穂乃果「やったー!真姫ちゃんありがとう!」

真姫「ダキツカナイデ!」


3日後、別荘にて


穂乃果「花火だー!」

凛「にゃー!」

海未「申し訳ありません真姫、穂乃果が迷惑をかけて」

真姫「いいわよ、いつものことだし」

ことり「真姫ちゃん...♪」

真姫「な、なによ!もう!」

ことり「なんでもなーい♪」

絵里「は、花火...ね、ねえ希!これが花火ね!これも花火?すごい!これも!?」

希「わかったからえりち、落ち着いて...」

絵里「わぁー、すごい!このロケットみたいなのが打ち上げ花火!?ハラショー!」

希「えりち...」

にこ「花陽、見てなさい!これがにこにこ流にこにーの舞よ!」

花陽「おおっ、これがアイドルの真骨頂...」

にこ「花火を持ったら花陽も一緒にやるわよ!」

花陽「うっ、うん!」


海未「さて、日も落ちてきましたしそろそろ始めましょうか」

ほのりん「「待ってました!」」

えりまき「「(ワクワク)」」

のぞぱな「「(2人が楽しみにしてたのがよくわかるなぁ...)」」

ことり「あらかじめ花火をバラしておいたから、好きなのをどうぞっ♪」

穂乃果「穂乃果がいっちばーん!」

海未「こら穂乃果!危ないですよ!」

ことり「あーっ、待ってよー!穂乃果ちゃーん、海未ちゃーん!」


凛「かーよちん!一緒に花火やろ?」

花陽「うん、いいよ凛ちゃん!...あっ、でもにこちゃん...」

真姫「あ、あのにこちゃん...ど、どうしてもっていうならこの真姫ちゃんが一緒に花火を楽しんであげなくもないわ...よ?」

にこ「素直じゃないわね...」

凛「かよちん?」

花陽「ううん!いいよ、一緒にやろう凛ちゃん!」

花陽「(にこにこ流にこにーの舞はまた今度教えてもらおう♪)」


絵里「綺麗ね...」

希「そうやな。花火なんて久しぶりやねぇ...」

絵里「私は初めてだわ」

希「ふふっ、知ってたよ?(あれだけ花火に目をキラキラさせてたらなぁ...)」

絵里「ねえ、希...」

希「ん?どしたん、えりち?」

絵里「...ありがとうね」

希「えっ、改まって急にどうしたんよ」

絵里「なんとなく、よ」

希「んー...変なえりちやね」

絵里「ふふっ、そうかもね」


凛「花火楽しかったにゃー!」

花陽「うん、楽しかったね♪」

絵里「ええ、そうね。楽しかったわ」

希「そうやね、うちも思い出になったよ」

にこ「真姫ちゃん、どうだった?」

真姫「ふ、普通...に楽しかったわよ」

ことり「わたしたちも楽しかったよね♪」

海未「そうですね、真姫に感謝です」

穂乃果「おーい、みんなー!まだ線香花火が残ってるよー!」


最後にみんなで円になって線香花火をしました。

最初は誰が一番長くまで続くか競争ね!なんて言ってたけど。

私は思ったんだ。

こんな時間がずっと続けばいいなって。

でもこんな時間は長くは続かない。

線香花火落ちないで!ってお願いしても

みんな同時に線香花火が落ちる。

楽しい時間には必ず終わりが来る。

この線香花火のように...


穂乃果「線香花火も終わっちゃったね」

絵里「ええ、まさかみんな一斉に落ちるなんてね...誰かさんが『μ'sは9人でμ'sなんや』なーんて言ってたからかしら...ふふっ」

希「も、もうっ、えりちやめてよ!」

花陽「花火が終わった後ってちょっとだけ寂しいな...」

海未「そうですね...しかし、このような余韻も私は嫌いじゃありません。楽しい時間には終わりが来るのです。線香花火ではなくても...」

ことり「海未ちゃん...」

にこ「...ラブライブ優勝するわよ。3年生のためじゃなく、μ'sのために。」

凛「凛も精一杯頑張るにゃ!後悔はしたくないもん」

真姫「そうね、私たちはそのためにここまで来たんだから」

穂乃果「みんな...」


穂乃果「...よしっ、みんなで円陣を組もう!」

花陽「いっ、いきなり!?」

希「面白そうやん♪」

絵里「希まで!?」

凛「ほら真姫ちゃんもやるにゃー!」

真姫「なにそれ!イミワカンナイ!」

にこ「まぁ、どうしてもっていうんなら?このにこちゃんがやってあげるわよ!」

ことり「穂乃果ちゃんらしいね♪」

海未「その通りですね...ふふっ」

みんなで肩を寄せ合って円になり、思いを一つに...


穂乃果「いち!」

楽しい時間は永遠じゃない。

海未「に!」

終わりは必ずやってくる。

ことり「さん!」

現実は楽しいことだけじゃない。

真姫「よん!」

悲しみや辛さに押しつぶされるかもしれない。

凛「ご!」

時には傷つき合うかもしれない。

花陽「ろく!」

だけど、それでも私たちは...

にこ「なな!」

目標や夢に向かって全力でぶつかっていく。

希「はち!」

そうすることが私たちにとって

絵里「きゅう!」

“楽しむ”という在り方なのだから。


穂乃果「よーしっ、行こう!私たちの夢に向かって!」




穂乃果「μ's!ミュージック...」




「「「スタート!!!」」」







彼女たちの夏が終わり、新たな物語の幕が開ける。




これにて書き留め終了です。

#10 だけとても長くなってしまいましたが...いかがだったでしょうか?

少しでも夏らしい感じが出ていたら嬉しいです。

そして彼女たち、μ'sの物語は、まだ始まったばかりです!


それでは、ありがとうございました!


よかった
アニメでは描写なかったけど真姫ちゃんは星見るの好きなの忘れんといてあげてね


>>28 失礼しました...

希と花陽の話を作りたいなと思い、アニメ2期での合宿の時に凛と海未に希が星座の話をしていたのを思い出して...

次にスレ立てするときは真姫ちゃんのそういう話を書いてみたいと思います。

では、ありがとうございました!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月14日 (木) 13:08:07   ID: iirWWWXc

#10がSIDに入っております

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