穂乃蟹「にこちゃん、何持ってるの？」

にこ猿「これ？強力粉とイースト菌を混ぜたものね。パンの種ってところかしら」

穂乃蟹「えぇ！パンの種！？」

穂乃蟹（じゃあ、あれを植えれば毎日パンが食べ放題になるんじゃ）

穂乃蟹「にこちゃん、お願いします。そのパンの種を譲ってください」

にこ猿「えー嫌よ。私のご飯にするんだから」

穂乃蟹「じゃあ、この特製おにぎりをあげるから！ダメ？」ｳﾙｳﾙ

ｵﾆｷﾞﾘ「ｱｹﾞﾁｬｳﾉｫ!?」

穂乃蟹「よーし、さっそくパンの種を庭に埋めるよ」ｶﾞｻｺﾞｿ

穂乃蟹「これで毎日パンがお腹いっぱい食べれるよ、うへへ」

穂乃蟹「・・・そういえばどのくらいでパンが出来るんだろ。にこちゃんの話だとそんなに時間かからなさそうだったけど」

穂乃蟹「穂乃果お腹空いちゃったなぁ・・・」ｸﾞｰ

穂乃蟹「そうだ！テレビで音楽を聞かせると良く育つって聞いたことあるよ」

穂乃蟹「穂乃果が歌を聞かせればきっとすぐに育つよね」

穂乃蟹「よーし、はーやく芽を出せパンの種ー出ないとハサミでほじくるぞー♪」

パンの芽「ｳﾞｪｴ」ﾋﾟｮｺ

穂乃蟹「おぉ！本当に芽が出たよ。叫んだら雨が止むくらい凄いかも」

穂乃蟹「これはすぐにパンが食べられる可能性感じたよ」

穂乃蟹「はーやく木になれパンの芽よーならなきゃハサミでちょんぎるぞー♪」

パンの芽「ｷﾗﾅｲﾃﾞ」ｽｸｽｸﾉﾋﾞﾉﾋﾞ

穂乃蟹「すごーい、もう見上げるくらい大きくなっちゃった」

パンの木「ﾃﾞｯｼｮｰ」

穂乃蟹「後はパンの実が出来るだけだね。よーし、ファイトだよ」

穂乃蟹「でもこんなに大きくなったら穂乃果のハサミじゃもう切れないね。どうしようかな・・そうだ！」

穂乃蟹「はーやく実を出せパンの木よーじゃないと穂乃果が抱きつくぞー♪」

パンの木「ﾅﾆｿﾚ ｲﾐﾜｶﾝﾅｲ////」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

穂乃蟹「やったー木いっぱいにランチ○ックが出来たよー」

穂乃蟹「さっそくお腹いっぱい食べるぞー」

穂乃蟹「うんしょ、うんしょ、うわー」ﾎﾟﾃｯ

穂乃蟹「穂乃果、蟹歩きしか出来ないから木に登れないよーどうしよう」

にこ猿「え？何、この木。ラン○パックがなってるんだけど」

穂乃蟹「あ、にこちゃん。にこちゃんに貰ったパンの実からこんな立派な木になったよ」

にこ猿「何それ、イミワカンナイ」

パンの木｢ﾄﾗﾅｲﾃﾞ｣

穂乃蟹「ここだけの話、穂乃果は木を登れないのでにこちゃんが取って来てくれないでしょうか」

にこ猿「何よの言い方。仕方ないわねーちょっと待ってなさい」ﾋｮｲﾋｮｲ

にこ猿「とりあえず登ったけど・・・これ本当に食べられるのかしら」

パンの木「ﾀﾍﾞﾅｲﾃﾞｯ」

にこ猿「ｍｇｍｇ。うん、普通に美味しいわね。このたまごとツナ何て結構いけるわ」

パンの木「ﾃﾞｯｼｮｰ」

にこ猿「このチーズケーキ風は・・・いまいちね。パンと言い鍋と言い。チーズケーキはそのまま食べるのが一番ね」

パンの木「ｿﾉﾏﾏｼｶ ﾐﾄﾒﾗﾚﾅｲﾜｰ」

穂乃蟹「にこちゃーん、穂乃果にもパンのお恵みをー」

にこ猿「にこが食べ終わったら持って行ってあげるにこー」

穂乃蟹「にこちゃんの意地悪ー。ばかー、ぶりっこー、ちびー、７１ｃｍー、○○な○○○ー」

にこ猿「うっさいわね！！あんた何てこれでも食らいなさい！！」ﾋｭﾝ!!

穂乃果「え！？うわーー！！」




ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰ

海未蟹「穂乃果が入院したかにか！？」

こと蟹「海未ちゃん、変な語尾は付けなくても良いんだよ」

海未蟹「す、すいません。取り乱しました。」

海未蟹「それで、どうしてそんな事に」

こと蟹「どうやらにこちゃんが穂乃果ちゃんに何かしたみたいなの」

海未蟹「にこが・・・許せません！敵討ちです！！他のメンバーにも集合をかけましょう」

こと蟹（あれ、何か海未ちゃんに火が点いちゃった。でも面白そうだし様子見ておこうっと）

絵里蜂「穂乃果が入院したブーン！？」

希臼　「うっす、うっす」

クリ凛「それは大変だクリにゃー」

こと蟹（流行ってるのかなぁ）

海未蟹「どうやら穂乃果の入院はにこが原因のようなのでみんなで復讐します」

クリ凛「今日の海未ちゃんはいつもに増して怖いクリにゃー」

絵里蜂「ことり、にこが原因なのは間違い無いブーン？」

こと蟹「えぇっと、それは間違いないみたいだよ」

希臼　「じゃあ、ちょっとお仕置きしないとかんねぇうっす」

こと蟹「みんな、もう語尾やめないかな？」

海未蟹「いざ、仇討ち合戦です！！」

希臼　「でもどうやってお仕置きするん？」

海未蟹「にこの家に忍び込み、みんなでこてんぱんにします」

クリ凛「やっぱり今日の海未ちゃんは怖いクリ」

絵里蜂「でもどうやって忍び込めば良いのかしら。誰かにこの家は知ってる？」

みんな「・・・・・・・」

花陽飯「それは私に任せてください！」

クリ凛「おにぎりかよちんクリー」

花陽飯「にこちゃんの家ならトイレの場所まで把握済みです」

こと蟹（花陽ちゃん何か臭いような・・・」

希臼　「は、花陽ちゃんは今までどこにおったん？」

花陽飯「それは・・・にこちゃんちのお花畑です」

絵里蜂「ハラショー、にこの家には花畑があるのね、楽しみだわ」

絵里蜂「このＫＫＥのエリーチカが作戦を考えたわ」

絵里蜂「まずはにこが帰ってきて囲炉裏に火を付けたところで真っ赤に熱された凛がにこに飛びつく」

絵里蜂「私はカメに隠れてヤケドを冷やしに来たにこに針をブスリ」

絵里蜂「思わぬ攻撃に外へ逃げるにこを花陽がどうにか転ばして、屋根の上から希がにこを押しつぶす」

絵里蜂「最後は海未とことりにお任せするわ」

クリ凛「凛は熱いの苦手なんだけどクリー」

花陽飯「う、上手くできるかなぁ」

希臼　「うち重いみたいな風潮やめて欲しいんやけど・・・」

海未蟹「ふふふふ、にこ。待っていてくださいね」

こと蟹（何か大変な事になってきちゃったなぁ）

絵里蜂「さあ、にこが帰ってくる前にみんな配置につくのよ」

クリ凛「えっと、囲炉裏ってこの砂場に木が置いてあるとこクリ？」

海未蟹「私とことりと花陽は入り口の近くに隠れていましょう」

希臼　「じゃあ、うちは天井にっと」

希臼　「あれ、うちって丸見えなんと違う？、臼だからしゃがむ事もできんし」

海未こと花「・・・・・・」

希臼　（あ、こっち見てる。やっぱバレバレやん）

希臼　（げ、にこっちも帰ってきたやん・・・出来るだけ気付かれんようにじっとしておこう）

（２と３の間が抜けたのに今更気付いたけど話わかるしコレでいいよね）

にこ猿「はーっ、今日は酷い目にあったわね、疲れたわ」

にこ猿「さっさと夕飯食べて休みましょ・・・ってあれ・・・希よね」

希臼　（あ、やっぱバレたわ）

海未こと花「」

にこ猿「何でうちの屋根なんかに登ってんのよ」

希臼　「いやーこれはーそのースピリチュアルな何ががーここにあったからー見に来たんよー？」

にこ猿「イミワカンナイ、どうでも良いから降りてきなさい。お茶くらいなら入れるわよ」

希臼　「あーうん、ありがとー後でいくわー」

にこ猿「天井壊したら許さないからね」ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾁｬﾝ

希臼　「・・・・・降りよ」

にこ猿「さて、お茶わかさないと。ついでに夕飯の魚も焼きましょ」

クリ凛「魚はやめるクリ！生臭い臭いが付くクリ！！」

にこ猿「え？凛？どうしてそんなところから」

クリ凛「あ、しまったクリ。つい出てきてしまったクリ」

にこ猿「希、あんた何か良からぬことを計画してるでしょ」

希臼　「うちのせいにせんといてー」

海未蟹「希も家の中に入ってしまいましたね」

花陽飯「どうしましょうか」

こと蟹「私たちも入っちゃえばいいんじゃないかな」

海未蟹「外で待っていても仕方ないですし、そうしましょう」

クリ凛「こうなったら予定変更クリ。凛のいがぐり攻撃を受けてみるクリー」

にこ猿「ちょ、痛い。凛たらやめなさいよ。それにその語尾なんなのよー」

にこ猿「くっ、一端外へ逃げるしか無さそうね」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

海未こと花「あ」

にこ猿「え？」ｸﾞﾁｬ　ﾋﾟｬｧ!　ｽｯﾃﾝｺﾛﾘﾝ

クリ凛「にこちゃんがかよちんを踏んづけてコケたクリ」

海未蟹「今です！希！」

希臼　「あ、はい。どっこいしょと」

クリ凛「にこちゃんを捕まえたクリー」

にこ猿「あんた達、いったい何なのよもう」

海未蟹「ふっふっふっ、穂乃果の仇です。にこ、観念してください」

にこ猿「ひーっ、穂乃果の仇って何よ！あんなの自業自得じゃないの」

海未蟹「責任転嫁とは良い度胸です。ではここらで冥土に送ってあげましょうか」ｶﾁｶﾁ

にこ猿「渡したのはにこだけど、あんなでっかいパン一人で全部食べる方が悪いのよー」

海未蟹「へ？」

にこ猿「え？だから穂乃果がパンの食べすぎで入院したって話でしょ？」

海未希凛「」

ことり蟹「海未ちゃんが聞いてなかっただけだからことり悪くないよ」ﾆｺﾆｺ

穂乃蟹「いやー、今日もパンが美味い」

雪穂蟹「お姉ちゃん、パンの食べすぎで入院してるのにまたパン食べてる」

雪穂蟹「そもそもどっからそのパン持ってきたの？」

穂乃蟹「パンの妖精さんが持ってきてくれたんだよ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

パンの精「ﾏｼﾞｴﾝｼﾞｪｰ」

雪穂蟹「救急車呼んでくれたにこさんにちゃんとお礼言っておくんだよ」

穂乃蟹「わかったよ、これから毎日パンも食べられるし全部にこちゃんのおかげだね」



---めでたしめでたし---

教訓

パンの種を埋めてもパンの木は生えません
人の話は最後まで聞きましょう
食べすぎは程々に


短いですがこれでおしまいです。花陽スキーな人は本当にすいません。

にこ猿「はぁ、本当に碌でもない一日だったわ・・・・」

にこ猿「お手洗い行って寝ましょ」

ﾌﾞｰﾝ

にこ猿「うわ！便所蜂！！」

絵里蜂「失礼ね！ＫＫＥのエリーチカよ」

にこ猿「な、何であんたこんなところにいるのよ」

絵里蜂「にこの家に花畑があるって聞いて探していたら迷っちゃって・・・」

にこ猿「そんなのあるわけ無いでしょ」

絵里蜂「え」

にこ猿「あるのはこのジャパニーズぼっとん便所だけよ」

ﾋﾟｬｱ!!

心残りなので２と３の間


にこ猿（くっ、上目遣いで涙目の穂乃果とか反則じゃないの）

にこ猿「はぁ、まったく仕方ないわねぇ」

穂乃蟹「やったー！にこちゃん大好きー！！」

にこ猿「ちょっ、離れなさい。暑苦しいじゃないの////」

穂乃蟹「えへへ、じゃあ穂乃果はさっそく家に帰ってパンを育ててきます。またねー」

にこ猿「あっという間に帰って行ったわ。あの子パンなんて焼けるのかしら

にこ猿「心配だし後で見に行ってみましょ。その前にお腹空いたしおにぎり食べようかしら」

ｵﾆｷﾞﾘ「ﾀﾍﾞﾁｬｳﾉｫ!?」



これが無いとオニギリがトイレから来た理由がわかりませんね
書いてもわかりませんね