百合子「未来の風」【ミリオン放送局第十六回】 (58)

百合子「ライブ前でも、やっぱりラジオは生放送なんですね」

P「そりゃそうだ」

百合子「……ライブ前で、私緊張してるんですけど」

P「それじゃあラジオでリラックスできるな!」

百合子「……え?」

P「いやー、よかったよかった、これで百合子の緊張が解けてくれたら、乙女ストーム!のメンバーにもいい影響になりそうだ」

百合子「あ、あのー、プロデューサーさん」

P「あ、杏奈のケアもよろしくな」

百合子「……もう帰っていいですか?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405865037

杏奈「こんばんは……望月杏奈、です」

百合子「七尾百合子です」

このみ「馬場このみです」

まつり「今日はライブ直前特別回なのです」

百合子「うぅ、緊張する……」

杏奈「杏奈も……」

このみ「二人は乙女ストーム!のメンバーだし、仕方ないわね」

百合子「あと数日でライブだと思うと、もう緊張して緊張して……」

このみ「ただ、かくいう私もソロ曲があるから緊張して…………あれっ、この話ってもうしていいのかしら」

まつり「どうせ、今回のラジオでライブの曲について話す予定はあったのです」

このみ「それならよかったわ。……生放送でポロリするのはよくないわよね」

まつり「とりあえず今回は色々と発表もあるのですし、オープニングは早めに終わらせるのです、ね?」

百合子「まつりさん、今日はテーマを作らないんですね」

まつり「テーマはみんなの心の中にあるのです」

杏奈「……?」

このみ「それじゃあ、もうタイトルコール、いっちゃいましょうか」

百合子「そうですね」

杏奈「杏奈」

百合子「百合子」

このみ「このみの」

「「「ミリオン放送局!」」」

まつり「第十六回なのです」

杏奈「この、番組は」

杏奈「765プロダクション、と」

杏奈「レジェンドデイズ、乙女ストーム!の提供で……お送り、します」

【CM】

──彼女たちは、伝説になる。

響「自分たちのカンペキなステージに期待するんだぞ!」

──彼女たちは、新たな嵐を巻き起こす。

未来「私たちの歌、聞いてください!」

──彼女たち10人が、100万人を魅了する。

「『レジェンドデイズ』を」

「『乙女ストーム!』を」

「「応援、よろしくお願いします!」」

レジェンドデイズ・乙女ストームのユニットCDは絶賛予約中!

765プロダクション!

支援だよ

パーソナリティ
望月杏奈(14) Vo
http://i.imgur.com/4E03IW7.jpg
http://i.imgur.com/BM0cCq9.jpg

馬場このみ(24) Da
http://i.imgur.com/itNCjPy.jpg
http://i.imgur.com/nZl40nJ.jpg

七尾百合子(15) Vi
http://i.imgur.com/TTYo7Z9.jpg
http://i.imgur.com/7x2tjH7.jpg

構成作家
徳川まつり(19) Vi
http://i.imgur.com/CBKbhMr.jpg
http://i.imgur.com/TLdeEP4.jpg

まつり「今回は、ユニットからゲストを呼んでるのです」

百合子「ユニットから?」

杏奈「未来か……響さん?」

このみ「レジェンドデイズからのゲストかもしれないわね」

まつり「ほ?」

ガチャ

瑞希「……いぇい」

杏奈「あっ、瑞希さん」

百合子「うーん……瑞希さんって、ラジオできるのかな」

このみ「未知数ね……」

【CM】
我那覇響(16) Da
http://i.imgur.com/QaVpVSQ.jpg
http://i.imgur.com/Ac02vEs.jpg

春日未来(14) Vo
http://i.imgur.com/N60QnPS.jpg
http://i.imgur.com/iTJhG4N.jpg

このみ「亜美ちゃんに律子ちゃんあたりだと思ってたわ」

杏奈「……どうして、その…二人?」

このみ「ちょうど杏奈ちゃんと百合子ちゃんで乙女ストームから二人いるじゃない?」

百合子「そういえば、そうですね」

このみ「だから、あの中からとりあえず二人と話の合いそうな亜美ちゃんと、その保護者として律子ちゃんを、と思ったのよ」

瑞希「それでは私が、亜美ちゃんの代わりに。…………ムリ、でした」

百合子「……亜美ちゃんの代わりに何をしようとしたんですか?」

杏奈「……杏奈……瑞希さん、分かんない」

このみ「私もたまに分からなくなるわ」

まつり『簡単に分かっても面白くないのです』

このみ「というわけで、今回のゲストは真壁瑞希ちゃんね」

瑞希「がんばるぞ、よし」

百合子「あの、ガッツポーズをされても……」

杏奈「……これ、ラジオ……だから」

瑞希「失敗しました」

このみ「まあ、たまに動画配信もしてるみたいだけど……少なくとも今回はラジオだけね」

まつり『毎回動画配信してると、予算がマッハなのです』

百合子「毎回撮られてると緊張するし」

杏奈「……写真は、撮られてる、けど」

瑞希「スタッフさんにカメラを向けられています。ぴーすぴーす」

このみ「……やっぱりそのピースも聞いてるファンのみんなには伝わらないのよね」

ゲスト
真壁瑞希(17) Da
http://i.imgur.com/jajdRfx.jpg
http://i.imgur.com/88chXiA.jpg

百合子「それじゃあ、メールにいきましょうか」

杏奈「あ、うん……ゲストの、瑞希さんに……お便りが、届いています」

瑞希「なるほど、メールですか。ふむふむ、何か聞かれたりするのですか」

このみ「今台本を読んでるの?……まあ、さっきもらったし、仕方ないわね」

百合子「……まつりさん、なんでこの番組はいつも台本をギリギリまでくれないんですか?」

まつり『ほ?』

杏奈「……確かに、杏奈も……そう思う」

このみ「コーナーの合間の休憩時間にやっと次の台本をもらえるじゃない」

百合子「ここにある台本、メールコーナーの部分までしかないし……」

瑞希「ラジオは、これが普通ではないんですか」

このみ「これが普通なわけないじゃないの……」

まつり『台本のことはともかく、メールを読むのです』

杏奈「あ、じゃあ杏奈が……」


  ~~  
パーソナリティのみなさん、まつりさん、そしてゲストの瑞希さん、こんばんは。
さて、最近急に暑くなってきましたが、瑞希さんはアイスなんかは食べますか?もし食べるならどのアイスが好きですか?
ちなみにぼくはたまごあいすとスーパーカップが大好きです。

スーパーなカップが大好きです。
  ~~  

瑞希「…………」

このみ「たまごアイス、懐かしいわねぇ……まだ売ってるのかしら?」

瑞希「アイスは私も食べます。ソーダ味が好きです」

百合子「そういえば、練習のあとにプロデューサーさんにアイスをご馳走してもらったこともありましたね」

杏奈「…………うん、美味しかった」

まつり『フラットなカップ……いえ、なんでもないのです』

百合子「夏といえば、この前瑞希さん、未来と星梨花ちゃんに抱きつかれてましたよね」

瑞希「はい、私がひんやりする、ということらしく。……ちょっと、照れましたが」

杏奈「瑞希さん、ひんやり……するの?」

このみ「うーん、このブースはクーラーが入ってるから確かめにくいわね」

瑞希「また抱きつかれてしまうのですか。……どきどき。」

百合子「いや、さすがに抱きつくまではしないと思いますけど」

このみ「じゃあ、二通目いくわね」

  ~~  
瑞希さんは手品が得意と聞きました。是非披露してください。
  ~~  

杏奈「……ラジオ、で?」

百合子「……マジック?」

瑞希「わかりました、やってみましょう」

このみ「受け入れるわねぇ……」

瑞希「それではマジカルミズキのミラクルイリュージョンショー、始まり、だぞ。」

百合子「あれっ!?どこからトランプを出したんですか!?」

瑞希「一枚選んでください」

百合子「じゃあ、これを」

瑞希「それでは、私は後ろを見るので、そのカードにサインを書いてください」

杏奈「……じゃあ、杏奈、書くね?」

瑞希「書き終わりましたか。」

杏奈「……うん」

このみ「……これ、ラジオの前で聞いてもわかりづらさしかないわね」

瑞希「それでは、そのカードを。えい」ビリビリ

杏奈「……あっ、杏奈の……サイン」

百合子「杏奈ちゃん、マジックだから仕方ないと思う」

瑞希「……それでは、このみさん、トランプから、もう一枚ひいてください」

このみ「なんでもいいのかしら?」

瑞希「はい。」

杏奈「サイン……」

瑞希「それでは、このカードを」

百合子「普通のカードですね」

瑞希「裏返しにして……望月さん、念をおくってください」

杏奈「杏奈が?……むむむむ……」

瑞希「それでは、えいっ」

百合子「うわあっ、杏奈ちゃんのサインが!」

このみ「すごい腕前ねぇ」

瑞希「この魔法のトランプは望月さんに差し上げます。どうぞ」

杏奈「……いいの?」

瑞希「はい」

瑞希「……と、ここまでやって気づきましたが、このマジック、見えていないといまいち面白くないのではないでしょうか」

このみ「そうね」

百合子「どうしてこのメールが選ばれたんだろう……」

まつり『なんとなくなのです』

杏奈「でも、……楽しかった」

瑞希「楽しんでもらえて、嬉しいです」

このみ「これは動画配信は……」

まつり『しないのです』

このみ「ここのスタッフさんって、よくわからないわよね」

まつり『照れるのです』

百合子「いえ、誉めてないです」

百合子「じゃあ、次は私が……え、今日は二通ですか?」

このみ「次のコーナーが長引くらしいから、前半は早めに終わらせるみたい」

百合子「なるほど……この番組ではみなさんからのメールをお待ちしています」

杏奈「……詳しくは…………番組の、最後に、お伝えします」

杏奈「それでは、……ここで、一曲、お聞きください」

瑞希「私、真壁瑞希の歌った新曲です。『 ...In The Name of。...LOVE?』 。よろしくお願いします」

百合子「お送りしています、ミリオン放送局」

このみ「さて、ここからは特別編成で、プラチナスターライブについての情報を公開していくみたいね」

瑞希「はい」

杏奈「……えっと……じゃあ、まず、説明から……」

百合子「プラチナスターライブとは、765劇場所属のアイドル50人が全員出演する、超大型ライブです」

このみ「こうして聞くと、凄い企画よねぇ」

百合子「そして、その中でも特に大きな目玉が、二つのユニットによるライブフェスです」

瑞希「その第一回は、私たち、『乙女ストーム!』と、我那覇さんたちの『レジェンドデイズ』の二ユニットが戦います」

杏奈「未来ちゃんに……翼ちゃん、瑞希さん……百合子さん、それと……杏奈の、五人で、『乙女ストーム!』…………です」

百合子「目玉、かぁ……」

杏奈「やっぱり、ドキドキ、する……かも」

このみ「私も、いつかはユニットに参加するのよね……来るなら最初の方がいいわ」

瑞希「それでは、説明がすんだところで、まずはこちらをお聞きください。……ぽちっとな」

『はいさーい!レジェンドデイズのリーダー、我那覇響だぞ!』

『双海亜美だよーっ』

『水瀬伊織よ』

『高槻やよいですっ』

『秋月律子です』

  ~~  

百合子「えっ」

杏奈「……コメント、もらった……の?」

このみ「あー、ゲストに来ない代わりね」

『最初は自分たち、乙女ストームのことを心配してたんだ』

『でも、どうやらその心配も杞憂だったみたいね』

『いおりん、ずーっとみんなのこと、心配してたよねーっ』

『うっ、うるさいわね……あんたはちょっと黙ってなさい!』

『ふっ、二人とも、けんかはダメですっ』

  ~~  

杏奈「未来ちゃんが……まとめて、くれたから」

百合子「半分くらい、未来のおかげ、かな?」

このみ「未来ちゃんも、二ヶ月で成長したわよねぇ」

瑞希「もちろん、私たちも、成長したぞ。」

このみ「そうね、よく頑張ったわ」

『あ、でも、乙女ストームに負ける気はさらさら無いわよ?』

『おっ、りっちゃん、大胆発言ですなぁ』

『でもそうだぞ、勝つのはカンペキな自分たち、レジェンドデイズだからな!』

『ええ、この伊織ちゃんがいるんだもの』

『自分たちも、この二ヶ月でダンスも歌もさらにパワーアップしたんだからな!』

  ~~  

百合子「私たちだって……」

杏奈「うん、……頑張ってる、から」

瑞希「私たちも、負けてません」

このみ「……青春って、いいわねぇ」

『えっ、最後にパーソナリティに一言?うーん……今度は自分もラジオに呼んでほしいんだぞ!』

『あら、そういうのでいいの?……そうねぇ、せいぜい頑張りなさい』

『もうっ、いおりんは素直じゃないな~』

『あーもう!』

『これ終わったら一緒にゲームやろ~っ!あっ、それとこのみんにはまた色んなイタズラしかけてあげるねっ』

『ダメにきまってるでしょ!……そうねぇ、まつり、いつまでそのキャラを続けるつもり?』

やよい「今度、みんなで私のうちのもやしパーティーに来てくださいね♪」

  ~~  

このみ「イタズラなんていらないわよ!」

まつり「姫はこれが素なのです、律子……ね?」

百合子「ぜ、全員!避難…」

(寝落ちてました……副業があるので再開は今日の夜になります)

『あ、そうだ杏奈、今度自分と……』

『響、そろそろ時間みたいよ』

『え?あら、もうそんな時間?じゃあそろそろしめなきゃね、リーダー♪』

『えっと……自分たちは絶対負けないさーっ!レジェンドデイズ、せーのっ』

『『『『『スタートアップ!』』』』』

  ~~  

瑞希「……というわけで、レジェンドデイズからのコメントでした。」

このみ「もうちょっとまとまりなさいよ……」

杏奈「……てことは、……未来ちゃんと、翼ちゃんからも……あるの?」

瑞希「もちろん。それでは」

カチッ

杏奈「っ!?」

百合子「ひぁう!?」

このみ「なんで電気消したの?」

ガチャ……パチッ

???「えへへっ、おじゃましまーす!」

???「やっほーっ!」

百合子「……へ?」

杏奈「……え、あの……なんで……えっと」

翼「来ちゃった♪」

未来「『乙女ストーム!』、リーダーの春日未来です!」

瑞希「二人でコメントをとるのがつまらないと言われたので。直接来てもらいました」

このみ「……まったく気づかなかったわよ。うちのスタッフもやるわねぇ」

百合子「み、未来に翼も……ど、どうしよう」

杏奈「」アワアワ

このみ「……ま、これで乙女ストーム全員集合なのね」

翼「さすがこのみさん!」

このみ「誉められるようなことは何も言ってないわよ」

まつり「瑞希ちゃんの台本だけ本物なのです」

百合子「騙された……」

まつり「というわけで、ここからはまつりとこのみさんの二人で進行するのです」

このみ「私も?」

未来「よろしくお願いしまーす♪」

瑞希「あ、台本はこちらに。どうぞ」

百合子「……あれ、今どこから出しました?」

瑞希「マジックです」

このみ「えっと……それじゃあ、乙女ストームについてだけど」

未来「はいっ!」

まつり「新曲があるのです、ね?」

杏奈「……うん、皆で歌うのと……一人一人の……曲と……」

翼「みんなで集まって歌ったんだよね♪あ、そういえば、その時に未来が……」

未来「えっ、ちょ、ちょっと翼、それは言っちゃダメ!」

瑞希「あの時の春日さんは、とてもセクシーでした。……今思い出しても、どきどきします。」

未来「み、瑞希さんまで!」

百合子「……台本の意味が無いような」

このみ「まあ、そんなものよね」

まつり「まずは、ユニット曲を聞いてもらうのです」

未来「もう……」

翼「いやー、照れてる未来も可愛いなー」

まつり「…………曲紹介」

未来「へ?あ、はい!えっと、台本台本……」

杏奈「……これ、使って」

未来「いいの?ありがとう杏奈ちゃんっ……ところで、何ページ?」

百合子「……本当に未来がリーダーでよかったのか、今更心配になってきた……」

このみ「ここよ、ここ」

未来「あっ、はいっ!えーっと……乙女ストーム!のメンバー五人で歌っています、『Growing Storm!!』です♪」

まつり「よくいえたのです」ナデナデ

未来「えへへっ」

伊吹翼(14) Vi
http://i.imgur.com/GAvWC2o.jpg
http://i.imgur.com/Q5MUbD2.jpg

『Growing Storm!!』
https://www.youtube.com/watch?v=CYgkpVk8PjU

キョクアケマース……サンニーイチキュー

未来「あれ、このボタンなんだろ……ぽちっとな」

このみ「それはトークバックスイッチって言って……ってもうラジオ始まってるわよ!」

翼「へぇ~、あ、声が近くなったり遠くなったりしておもしろーい♪」

百合子「ちゃんとラジオして……」

まつり「……自由すぎてまつりには制御不可能なのです」

杏奈「えっと……台本……」ガサガサ

百合子「あっ、あった、これ」

杏奈「……百合子さん、ありがと」

百合子「……元々未来のだけどね」

このみ「じゃあ、ここでライブでやる曲を発表するわね」

未来「発表しちゃっていいんですか?」

翼「ほら、コールとか覚えてもらうためにも?」

杏奈「揃うと……楽しい……よね」

まつり「順番はばらばらで、とりあえずやる曲を発表するのです」

百合子「まずは皆で歌う『Thank You!』ですね」

杏奈「えっと……それから、今まで出てる……ユニットの、曲で……『 PRETTY DREAMER』……『 Sentimental Venus』、『 Marionetteは眠らない』」

翼「久しぶりに歌ったね♪」

瑞希「はい、色々と、思い出します。あんなことや……こんなこと」

未来「私、同じユニットで響さんと一緒に歌ったんだ!」

このみ「そんな昔のことの気がしないわね……」

まつり「このみさんはつい数ヵ月前……いや、なんでもないのです」

このみ「後は『Bigバルーン◎』『 Good-Sleep,Baby?』『Halloコンチェルト』の三曲ね」

百合子「……ユニット曲だけでもこれだけって……それに、まだ歌ってないユニット曲もたくさんあるんですよね」

杏奈「……いっぱい、曲がある……ね」

まつり「残りの曲は次のライブに期待するのです、ね?」

未来「そっかぁ……あの時は劇場だったけど、次はアリーナなんだよね」

翼「楽しみだよねぇ……ちょーっとだけ、緊張もしてるけど」

瑞希「さて、次はソロ曲だそうですが」

このみ「はいはい、はーいっ!このこのみお姉さんの独壇場よ!」

まつり「……お察しの通り、『 dear...』が入ってるのです」

このみ「いやー、いきなりプロデューサーに言われたときはびっくりしたわよ?だって、そんなに大きな箱で歌うなんて…………」

百合子「あ、これは話が長くなる……」

杏奈「え、えっと……それから……」

まつり「それに『オリジナル声になって』と『追憶のサンドグラス 』なのです」

杏奈「……可奈……すごく、喜んでた」

翼「嬉しすぎて、いきなりその場で歌いだしてたもんね」

百合子「その後、カラオケでさらに数時間歌ったって、志保ちゃんが」

瑞希「それは、北沢さんが矢吹さんのカラオケに連れていかれた、ということでしょうか。……ご冥福を」

このみ「死んでない」

未来「でも、歌えるのは確かに嬉しいし」

まつり「ミキちゃんも喜んでたのです」

翼「『ミキも歌うの?ミキ、もっとキラキラしていいの?』だっけ?」

未来「わぁっ、翼モノマネ上手い!」

翼「えっへん!」

百合子「あぁ……脱線して話が進まない……」

このみ「諦めなさい」

まつり「ざっとこんなもんなのです」

未来「あれっ、私たちの曲は?」

まつり「新曲はライブに行ってのお楽しみなのです、ね?」

翼「そっかぁ……」

百合子「とりあえず、CDを買って、全部覚えればいいんですよね!」

杏奈「……商売上手」

まつり「まあ、買ってくれるにこしたことはないのです」

『Thank You!』
https://www.youtube.com/watch?v=KaOo73W_GS8

『 PRETTY DREAMER』      (2曲目)
https://www.youtube.com/watch?v=hdwEwY3D9Zs

『 Sentimental Venus』
https://www.youtube.com/watch?v=sc61TVMYuEk

『 Marionetteは眠らない』
https://www.youtube.com/watch?v=f2NEbwMr5gQ

『Bigバルーン◎』
https://www.youtube.com/watch?v=xrmjWnDtAp0

『 Good-Sleep,Baby・』
https://www.youtube.com/watch?v=SuGn7YUoVW4

『Halloコンチェルト』
https://www.youtube.com/watch?v=z0hoqdn7m8M

『 dear...』         (2曲目)
https://www.youtube.com/watch?v=Vc8Nlerv5iE

『オリジナル声になって』
https://www.youtube.com/watch?v=XGCS8UBJe8I

『追憶のサンドグラス 』    (2曲目)
https://www.youtube.com/watch?v=g3SIc6VwaVU

このみ「うーん、まだ色々情報はあるみたいだけど……時間がないわね」

まつり「あとはライブ特設ページを見るのですよ♪」

瑞希「765シアター、プラチナスターライブで……検索検索っ」

まつり「このラジオのサイトにも、特設ページへのリンクが張ってあるのです」

未来「ねえねえ、翼って他にどんなモノマネができるの?」

翼「それじゃあ……『わんっ!』」

百合子「ジュニオール……いぬ美の真似?」

翼「ぶっぶー、正解はジュニオールのマネをする星梨花のマネ!」

杏奈「……どうして、それを……選んじゃったの?」

このみ「……ねえねえ、あの子たちがラジオに参加してくれないんだけど」

瑞希「ここはお姉さんの私が…………やっぱり無理でした」

まつり「」ペシッペシッペシッペシッ

未来「あっ」

翼「へ?」

杏奈「あうっ……」

百合子「……はっ」

まつり「気づいてくれたのです?」

「「「「……ごめんなさい」」」」

このみ「はいはい、ほら、そろそろコーナーもおしまいよ」

未来「えっ、もう終わっちゃうんですか?」

翼「もうちょっとやろうよ~……だめぇ?」

このみ「だーめ」

百合子「い、以上、プラチナスターライブ紹介コーナーでした!」

瑞希「ここで、765プロダクションからのお知らせです」

瑞希「今回紹介したプラチナスターライブの詳細は、特設サイトをご確認ください」

瑞希「また、レジェンドデイズ、乙女ストームのそれぞれのCDは、現在絶賛予約中です。ぜひご予約をお願いします」

瑞希「以上、765プロダクションからのお知らせでした」

百合子「そして、お送りしましたミリオン放送局も終わりの時間です」

杏奈「……番組では、メールを……お待ちしています」

杏奈「……詳しい、コーナー説明は……番組サイトを…………ご覧ください」

このみ「メールアドレスはmillion@xxxx.xxです」

未来「おお、ラジオっぽい!」

このみ「ラジオなの!」

このみ「まったく……ほら、最後に、今回のライブに向けての意気込みを教えて」

未来「はいっ!えっと……」

翼「意気込み、かぁ」

未来「みんなに楽しんでもらえるように、頑張りました!」

百合子「……色々事件はあったけど」

瑞希「そこまで含めてのユニットですから」

未来「確かに私たちは未熟ですけど、それでも、この二ヶ月でたくさん成長しました!」

未来「響さんたちレジェンドデイズの皆さんが相手でも、勝つのは私たち乙女ストームです!」

翼「じゃああれ、やっちゃう?」

未来「うん!」

杏奈「……杏奈も、賛成」

未来「未来の風は、いつだって、私たちに向かって吹いている!乙女ストーム!いっくぞー♪」

「「「「「おーっ!」」」」」

このみ「……青春っていいわねぇ」

まつり「青春青春言い過ぎなのです」

このみ「仕方ないじゃない」

このみ「はい、というわけで、ミリオン放送局第十六回、お相手は」

杏奈「望月杏奈」

百合子「七尾百合子」

このみ「馬場このみと、ゲストは」

瑞希「真壁瑞希、そして」

未来「サプライズゲストの春日未来」

翼「伊吹翼でした♪」

せーのっ

「「「「「「ばいばーい!」」」」」」

百合子「この番組は、765プロダクションと」

百合子「ご覧のスポンサーで……ああもう邪魔!」

未来「えへへ、おもしろーい」ポチポチ

翼「あはははははっ!」

このみ「終わってからやりなさい!」

【番組終了】

P「ういーっす、お疲れさん」

百合子「まったく……最初から言っててくださいよ」

P「いや、先に言ってたらサプライズじゃないだろ」

杏奈「……心の、準備とか」

まつり「あの二人を制御する辛さを思い知ってほしいのです」

P「別に、自由にさせてよかったんじゃないか?その方が面白いこともあるだろうし」

このみ「面白さを追求して放送事故が起きたら元も子もないの!」

アハハハハハ
ポチーッ

P「……なんかすまん」

【おしまい】

【おまけ】

百合子「そういえば、レジェンドデイズの皆さんからはコメントが届きましたけど、乙女ストームからはコメントを送ったりしなくていいんですか?」

P「ん、そうだそうだ、収録するぞ」

杏奈「……これから?」

翼「何話そっかなー♪」

P「よし、五人ちゃんといるな?じゃあこの部屋に入って」

百合子「……ラジオブース?」

P「録音機材がここしかなくてな」

未来「それじゃあ、おじゃましまーす」

ガチャ

響「お、五人とも来たみたいだぞ」

律子「私たちのコメント、聞いてくれたかしら?」

未来「……へ?」

伊織「というわけで、本日のサプライズゲストは」

亜美「亜美たちレジェンドデイズのライバル、乙女ストームのみんなだーっ!」

百合子「……あっ……もしかして」

やよい「今日は、よろしくお願いします!」

杏奈「…………」

瑞希「……これも、サプライズでしょうか」

百合子「また騙された……」

【おまけおしまい】

終わりだよ~(o・∇・o)

飴の舐めすぎでそろそろ糖尿病になりそうだ……一体何個の飴を消費すればいいんだ……

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