石丸「なぞなぞ…?」 (21)
※注意
ダンガンロンパSSです。
キャラ崩壊注意。
書き溜め無しなのでゆっくり。
物凄く短いです。
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苗木「じゃあ次はボクだね!『パンはパンでも食べられないパン』は?」
葉隠「わかったべ!腐ったパンだべ!」
桑田「オイオイ、こんなの幼稚園児でも答えられんだろ…」
葉隠「全くだべ!苗木っちは俺を甘く見すぎだぞ?」
大和田「いや、桑田はオメーに言ったんだよ」
山田「なぞなぞに正論で返すなんて…それもうなぞなぞじゃありませんな」
不二咲「え、えっと…答えは『フライパン』だよね…?」
苗木「うん…まさか間違えるとは思わなかったけど…」
葉隠「何言ってんだ!腐ったパンの方が食えねーべ!そのなぞなぞには無理があるべ!」
十神「答えられ無かったのを問題のせいにする…素晴らしい愚民根性だ」
苗木「あ、あはは…」
※書き忘れてましたが、スクールモード+本編であった事のごちゃ混ぜ時空です。
石丸「君達!楽しそうに何を話しているのだね?」
桑田「げ、イインチョーかよ」
苗木「なぞなぞだよ、石丸クンも小さな頃やったでしょ?」
石丸「ああ、謎かけ問答か!それなら僕も覚えがあるぞ!」
苗木(あれ、なんか違う)
石丸「懐かしいな、僕も混ぜてもらって構わないか?」
不二咲「うん、いいよお!」
山田「つかぬ事をお聞きしますが、石丸清多夏殿はどのようななぞなぞがお得意で?」
石丸「そうだな、五教科ならばほとんど出来ると思うが…」
葉隠「なぞなぞに教科は関係ねーべ!」
大和田「兄弟…なぞなぞ知らねえのか?」
石丸「そんな事は無いぞ!多少の問いならば答えられる自信がある!」
大和田「なら『イタチが横になって食べるおやつ』がなんだかわかるよな?」
石丸「なんだと!不健康ではないか!横になって物を食べると消化不良になり易くなってしまうぞ!」
石丸「そもそもペットに過剰にエサを与えるなんて、ペットの体について無頓着過ぎではないかね?」
桑田「オイオイ、マジで言ってんのか?」
山田「まさか葉隠康比呂殿以上になぞなぞが解けない人がいるとは…」
葉隠「これには俺もドン引きだべ…」
大和田「で、答えがなんだか解ったか?」
石丸「イタチの主食は小動物類と聞く、つまり答えは『小動物』だ!」
苗木「」
不二咲「え、えーっと…」
十神「フン…」
石丸「さあどうだ!当たっているだろう!」
大和田「違ぇよ、答えは『板チョコ』だ」
石丸「な、イタチにチョコを与えるのか!?イタチはチョコを食べるのかね!?」
苗木「石丸クン…」
山田「重症ですな」
桑田「イインチョー…」
石丸「な、なんだねその戦刃君を見るような目は…」
桑田「オメーはその位残念なんだよ!」
大和田「今の問題の解説をするぜ、『いたち』の文字に『よこ』を並べて書いてみな」
石丸「『いたちよこ』…なるほど!『板チョコ』と読めるな!」
石丸「だがあくまで読めるだけであって、本当に食べるかはわからないのではないのかね?」
大和田「兄弟…お前…」
十神「なら貴様向けのなぞなぞを出してやろう、『金を持つのはどのような人間?』」
苗木「あ、これなら確かに石丸クンでも解けそうだね」
山田「さっき得意と仰ってましたしねえ」
石丸「金を持つ人間…普通に考えるならば富裕層の人間だが…」
葉隠「なんかメチャクチャ悩んでんぞ…」
大和田「オイ十神、ヒント出してやってもいいか?」
苗木「うん…このままだと間違えそうだし…」
十神「確かにこの程度で間違われてもつまらん、いいだろう」
大和田「よし!いけ不二咲!」
不二咲「石丸くん!元素記号だよお!」
石丸「金…元素記号…そうか!」
十神「解けたか…なら答えを言ってみろ」
石丸「答えは『英雄』かね?」
十神「根拠を言ってみろ」
石丸「先ほど不二咲君が言った元素記号と言うヒント…金の元素は「Au」つまり『英雄』と読めるのだよ!」
十神「正解だ、付け加えるなら『英雄は民衆から崇められている為、金を持つに相応しい』と言ったところだ」
山田「いやー解けないと思いましたぞ」
葉隠「そのまま『お金持ち』って言いそうだったべ」
苗木「どう?楽しかった?」
石丸「うむ!なかなか考えさせられるものだな!」
桑田「にしても十神も結構丸くなったよな」
葉隠「最近腐川っちにも構うようになってきてるべ」
十神「聞こえてるぞ愚民め…」
苗木「じゃあそろそろ部屋に戻ろうか、明日も頑張ろうね!」
次の日の自由時間…
石丸「苗木君!一緒に過ごさないかね?」
苗木「いいよ、でも石丸クンから誘うなんて珍しいね」
石丸「僕も昨日のなぞなぞについて勉強したいのだ!どうかご教授願えないだろうか!」
苗木「ご教授って…なぞなぞに関係ありそうなものがあるのは図書室かな?」
石丸「ならばそこに行こう!今日一日なぞなぞについての勉強会だ!」
苗木「そんなに構えなくてもいいのに…」
石丸「そうだ、僕なりになぞなぞを考えたのだが…聞いてくれるかね?」
苗木「うん、いいよ」
石丸「ではいくぞ!『⑨の扉にたどりつくには「馬」と「車」どちらがたどりつける?』」
苗木「うーん、結構むずかしいね…」
石丸「答えは図書室で聞こうではないか!さあ行こう!」
図書室内
不二咲「ほら…ここはこうして…」
大和田「わかってるっての…クソッ上手くいかねえな…」
苗木「あれ、大和田クンに不二咲クン?何やってるの?」
不二咲「あ、苗木くんに石丸くん…今勉強してるんだあ…」
石丸「兄弟が…勉強…!?」
大和田「んな驚く事でもねーだろ、ほら、あと少しで終わっちまうだろ?」
大和田「兄弟に頼むのも恥ずかしいしな、もう一度真面目に勉強してみてもいいって気持ちになったんだっての」
苗木「そういえば…もう3日も無いね」
不二咲「最初は早く帰りたかったけど…今はなんだか皆と離れたくないって気持ちなんだ…」
石丸「そうだな…だが永遠の別れでもあるまい、今を楽しもうではないか!」
大和田「兄弟もかなり変わったな、昔ならそんな事絶対言わねえだろうよ」
苗木「皆、少しずつ変わってるんだね…」
苗木「そういえば、さっきのなぞなぞの答えは?」
大和田「なぞなぞだぁ?俺にも聞かせてくれや」
石丸「構わないぞ、『⑨の扉にたどりつくには「馬」と「車」どちらがたどりつける?』」
不二咲「うーん…結構難しいね…」
苗木「ボクは解らないや、二人は?」
大和田「ちょっと待てや、考え中だ」
不二咲「僕も…考えさせて…」
大和田「にしても兄弟、このなぞなぞ本当に解けるんだよな?
石丸「当然だとも!昨日皆と別れた後、一晩中考え抜いた改心の出来!これは僕も上手くいったと思っているぞ!」
苗木「…!そうか、解ったぞ!」
不二咲「え、わかったのお?」
苗木「うん、石丸クンの今の一言でね…」
大和田「オイ、間違ってたら承知しねーぞ?」
石丸「では苗木君!答えを言いたまえ!」
苗木「『馬』…だよね…」
大和田「ハァ!?なんでそうなるんだよ!?」
不二咲「え、えっと…どうしてなの…?」
石丸「そうだとも!証拠の提出をしたまえ!」
苗木「石丸クン…言ったよね?『上手くいった』って…」
苗木「『上手くいく』…つまり『馬⑨行く』って事なんだ!」
苗木「石丸クン…反論があるなら言って欲しいんだ…」
石丸「…苗木君の言うとおりだ」
石丸「ちなみに車ではダメな理由があるんだが…解るかな?」
大和田「おう、それなら今ので解ったぜ」
大和田「『車は⑨に止まれねー』からな…」
石丸「正解だ…兄弟に解かれるとは思ってもみなかったが…」
不二咲「凄いよ、一人でそこまで考えたなんて…」
不二咲「…そうだ、僕からも一つなぞなぞ出していいかなあ?」
不二咲「『確かにあるってわかるけど、目には見えない。だけどとても大事なものってなーんだ?』」
石丸「これはとても抽象的だな…」
苗木「うーん、なんだろう…」
大和田「見えねーのに大事ってなんだよ…しかもあるってわかるってよ…」
不二咲「そんなに難しく考えないで、もっと思いついたのでいいんだよお!」
不二咲「…あ、でもそろそろ時間だねえ…」
不二咲「…ねえ、このなぞなぞの答えは最後の日に言って欲しいなぁ」
石丸「不二咲君がそういうなら、それでいいぞ」
苗木「ボクも今はよく解らないし…いいよ」
不二咲「うん!じゃあ僕はもう戻るねえ」
大和田「おう、また明日な!」
最終日…
桑田「あーやっと終わったぜー!」
十神「フン、これで煩わしい奴らの顔を見ずに済む…」
山田「おや?十神白夜殿…もしやツンデレですか?」
葉隠「今はツンか?ならデレた時にはこの開運の壷を買って欲しいべ!」
十神「よし、葉隠貴様は鳥葬だ」
葉隠「あっれぇーー!?」
苗木「はは…皆楽しそうだね…」
大和田「そういや不二咲、あのなぞなぞの答えはなんだよ?」
不二咲「うん…実は答えなんて無いんだあ…」
不二咲「あれは『自分が大事に思うもの』が答えだから…」
不二咲「だから僕の答えは『絆』だよお!」
大和田「そういう事か…なら俺は『ダチ』ってとこだな」
苗木「ボクは…『思い出』かな?色々巻き込まれたり、友達と遊んだり…」
石丸(最初、僕は何でも理屈で考えこんでいた)
石丸(だが、なぞなぞが教えてくれた…時には理屈ではなく心で答える事も必要だと…)
大和田「おう、そういや兄弟の『答え』はなんだよ?」
石丸「僕か?僕は___
終わり
最初は「石丸みたいな真面目な子になぞなぞやったら面白いんじゃね?」という軽い発想から書きました。
文にしてみるとかなり短いですね。やはり自分に長編は書けない…
女子がいないのは男子の内輪のワイワイ感を出したかったからです。出せてないけど。
いつもの事ですが、意見、感想、改善点などあればご指摘ください。
書き忘れ、今日の22時に依頼は出します
貴重なご意見ありがとうございます。
またロンパSSを書こうと思うので、もし見かけたなら生暖かい目でみてやってください
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