佐天「学園都市の人々を欲求不満にする能力かぁ」(26)


---7:43 上条の学生寮---



上条「はっ・・・なにかいやな予感がする。」



インデックス「きょうもおなかぺこぺこなんだよ!」



上条「不幸だ・・・。」



私こと上条当麻は、今日も今日とて平和な日々をこの居候シスターさんとともにすごしていたのでした。


---8:23 通学---

上条「あぶねぇ、インデックスめ、いつもより4倍の量を食いやがって。」

上条当麻はまだ何も知らなかった。

上条「ん?あそこの茂みに誰かいるのか?野良猫か?」

そこには濃厚なキスをしているカップルがいた。
いや、カップルと呼ぶのはどうかと思う。なぜなら男性は50代くらいの教員か教授のような人で、女性の方はうちの高校の女子生徒だった。

上条(おいおい、朝からなにやっているんですかぁ・・・。っといけねぇ、もう時間がなかったんだ。)

上条はそのカップル?をほっといて、高校へと向かうのであった。



---8:31 とある高校---

上条「セーフ。」

吹寄「アウトだ、上条。」

上条「た、たった1分じゃねぇか。別にいいだろ。」

吹寄「だめなものはだめだ、貴様には罰をあたえなければ。」

上条「ば、罰ってなんなんだよ?」

上条は予想した。吹寄のことだから栄養ドリンクを飲め、とか校外3周とかだろうとおもった。が、吹寄は上条の予想の斜め上をいった。

吹寄「罰っていったらフェラにきまってる。私がフェラをするから、すぐにださなかったら何度でもイかせる。」

吹寄は上条のズボンのチャックを全開にし、口を大きく開け、フェラをはじめた。

吹寄「はむ・・・は、はやくだふぇ!」ペロペロ・・・

上条「ふ、吹寄!これはない!なんなんだこれは!」

吹寄は答えない。上条は吹寄を突き飛ばし、逃げる。

上条「ふ、不幸だぁっっっ!」

上条は教室へと走っていく。

が、そこは・・・。

青ピ「姫神ちゃーん、もっとやらせてくれよー」

姫神「も、もういっかいだけ。」

女子生徒1「き、きもちぃいよぉっ」

男子生徒1「おまえの処女を俺にくれ!」

子萌「出席のかわりに、精液とるのですぅ」

上条「な、なんなんだ・・・これは?」

女子生徒2「あっ、上条君だぁ。一緒にヤろう!」

上条「なっ、やらねぇよ!というか前隠せ!」

上条(おかしい・・・あきらかにおかしすぎる。でも、なんだこれ。一体、誰の仕業なんだ?)

---8:42 ???---

佐天「へくちっ!」

初春「佐天さん風邪ですか?」

佐天「い、いや、そんなことはないよ。それより食べよう。」

春上「なんかいつもの5倍くらいおなかがへったの~。」

---8:45 高校付近のコンビニ---

上条「だ、誰か、普通の人は・・・。そうだ、学校から出れば誰か普通の人間がいるかもしれない。」

上条はとっさに学校を出て、そしてたどり着いた場所は、学校から最も近いコンビニだった。

上条「ここなら店の人とかもいるだろ。」

そして店内へ。そこには。

土御門「飯だ飯、あるだけ食べてくぞ!」

神裂「えぇ、普段よりか食料摂取が足りてない気がします。」

五和「あぁん、きもちいいよぉっ!」

建宮「もっときもちよくなるぜよ!!」

男性店員「zzz・・・」

女性店員「zzz・・・」

上条(店員は寝てるし、五和と建宮はエッチしてるし、神裂と土御門はコンビニの食料を盗み食いしてるし。なんなんだ!?)

上条(寝る、エッチ、盗み食い・・・。だめだ。接点がみあたらねぇ。しいて言うなら三大欲求か。)

上条(三大欲求・・・っていうと、睡眠欲、性欲、食欲・・・。)

上条(そうやって考えると、話がすべてうまく行く。)

上条(インデックスが普段の4倍食べていたのも、街中で知らない人たちがキスしてたのも、クラスメイトがおかしかったのも。)

上条(全部、当てはまる。しかし・・・。)

上条(しかし、2つほどわからないことがある。)
 
上条(犯人はだれなのか。そして目的はなんなのか。)

上条(これだけのヒントじゃわからねぇ。とりあえず、動いてみるか。)

---9:32 学舎の園、常盤台中学---

上条(普段入りづらい学舎の園も簡単に入れた・・・。いや、監視カメラにはばっちり映ってるだろうけど、パーティ用変装セットを買っといてよかった。)

上条(さて、まずはあいつをさがさないとな・・・。)

上条「御坂・・・。」

御坂「呼んだ?」

上条「お、お前は無事だったのか!」

御坂「何が?そんなことよりおなか減ったわ。おごってあげるから一緒にどこかへいきましょ。」

上条(あの御坂が俺を料理に誘うなんて・・・食欲のせいでとにかく飯を食べたいのか?・・・っと、そうじゃなかった。)

上条「じゃあとりあえず喫茶店行こうぜ。」

御坂「う・・・うん。」

---9:51 喫茶店---

御坂「じゃあ私はハンバーグランチを10個ください、飲み物はミルクティーのアイスで。」

上条「・・・あぁ、えーっと、モーニングセット1つください。」

ウェイトレス「あっ、は・・・はぃ、ただぃま・・・zzz・・・はっ!ただいまお持ちします。」

上条(さて、聞くか。)

上条「なぁ、御坂。お前は気づいてるだろ?(この異変の正体に。)」

御坂「うん・・・。(当麻のかっこよさに。)」

上条「どうすればいいか、わかるか?(打開策を求める。)」

御坂「とりあえず、私は待ってるわ。(当麻から告白してくるのを。)」

上条「えっ、お前は協力してくれないのか?(異変を止めるのを。)」

御坂「協力だなんて、そんなのまだいいでしょ。(結婚してからでも遅くはない。)」

上条「そ、そうか。残念だ。(手伝ってくれなくて。)」

御坂「えぇ、でも時が来るのを待ってるわ。(告白してくれるのを。)」

そこにあの3人が現れる。

佐天「そこでなにやってるんですか?御坂さん。」

御坂「ひゃうっ!?・・・なんだ、初春さんと佐天さんと春上さんかぁ。」

上条「初春さん、佐天さん、久しぶり。春上さんははじめまして。」

初春「お久しぶりです。上条さん。またかっこよくなりました?」

春上「はじめましてなの~。かっこいの~。」

上条「!?」

初春と春上は上条のズボンのチャックを下ろしていた。

初春「こんな大きいの、風紀委員(ジャッジメント)として許しません!」

春上「私も、こんな大きいのはじめてみたの~。」

初春と春上はスカートを脱ぎ、パンツも脱ぐ。

初春「さぁ、わたしのここにいれてください!」

春上「わたしにもいれてなの~。」

上条「お、おい!やめろ!」

佐天「あれ、上条さんには催眠が効いてないんですかね。もう少し強くしてみますか。」

上条「えっ、佐天さん。いま何か言わなかったか?」

佐天「あれっ、なんで?なんで、上条さんには能力が効かないの!?」

上条「そういうことか・・・。」

佐天「ぎくっ。」

上条「佐天さん。いや、佐天!お前が犯人だったのか!」

佐天「くっ、こうなったら!行きなさい!美少女たちっ!」

上条の周りには、初春や春上、御坂だけでなく、先ほどまで食欲旺盛でたくさんたべていたいろいろな学校の学生やウェイトレスが上条をスカートをめくったり、
パンツを脱いだりして、誘っている。
が、上条には効かない。

上条「こんなもの、いつものフラグと同じだ!」

佐天「そっ、そんな・・・。」

上条「なぁ、佐天。なんでこんなことしたんだよ!」

佐天「だっ、だってぇ。何とかのアックアって人にその能力で学園都市の人々を精神的に破壊できたらお金くれるっていうからぁっ!」

上条「アックア・・・か、あいつまだ生きていたのか。」(この物語は第三次世界大戦以前、アックアとの2回目の戦いの前の話です。)

上条「でもよ、それはな、佐天。お前が、いや。 お前こそが金という欲に負けたんじゃないのか?」

上条「その欲を人に押し付けようとしただけなんじゃないのか!?」

上条「だったら、まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!」

---?:?? ???---

佐天「私の演算能力、治りますか?」

カエル医者「僕は医者だ。君を直してみせる。」

佐天「そう・・・ですか。あの、学園都市の人々はこのことを覚えているんですか?」

カエル医者「少なくとも、僕やあの幻想殺しの少年はこのことを覚えているだろう。」

カエル医者「が、逆に言うと、それ以外の人々は今回の事件を覚えていないらしい。」

佐天「そうですか。誰が、その記憶を消したんでs・・・いや、やはり言わないでください。誰だかわかりますので。」

カエル医者「そうかい・・・。まぁ君はあの少年に感謝するんだね。あの少年は君を正すことができたのだから。」

---?:?? 上条の学生寮---

上条「なぁ、インデックスさん。今日はもう飯4倍とか言うなよ?」

インデックス「えっ、なんで4倍なの?」

上条「あっ・・・そうか。いや、なんでもない。」

インデックス「でもおなか減ったからやっぱりいつもの4倍でおねがい!」

上条「いつもの4倍不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっ!!!!!」


-おわり-



というわけで、普段は佐天を主役(いい意味で)のキャラでssを書くのですが、今日は佐天を悪役にしてみました。
本当はもうすこし長くなる予定でしたが、短くしました。眠いからです。
お付き合いしていただいたかたありがとうございました。
俺の睡眠欲はそろそろ限界みたいだ。
それではまた会いましょう ノシ

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