津田タカトシ「え、ポッキーゲーム……ですか?」 (225)
生徒会役員共のSSです
今週のスズちゃんかわいかったね
書き溜めてないのでのんびり投稿
不手際あったら御免
今週のスズちゃんかわいかったね
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ある日の週末 津田家
シノ「勉強会と聞いてやってきたが、コトミはどうした?」
津田「逃げやがりました」
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時が過ぎて、リビング
スズ「うん、これぐらいやれば、週明けの小テストくらいは大丈夫でしょ」
津田「ありがとう萩村。これならどうにかなりそうだ」
アリア「そっちも終わったかなー」
津田「はい、ありがとうございます。休日にわざわざ」
シノ「なに、気にするな。生徒会役員ともあろうものが小テストで赤など取っていられないからな」
アリア「うーん、頭も使ったし、小腹も空いてきたし、何か食べたいねー」
津田「ひとまずお茶でも入れますよ」
シノ「すまないな」
ピンポーン
津田「あれ、まだ誰か来る予定あったっけ」
シノ「私が出よう」
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玄関
魚見「ただいま。あれ」
シノ「あれ」
シノ「ウオミーじゃないか。ただいまってどういうことだ」
ウオミ「思い立ったが吉日。もとい、私のもう一つの家のようなものですので」
シノ「むー」
ウオミ「そういうシノっちは」
シノ「私は……津田に勉強を教えにな」
ウオミ「保健、ですか」
シノ「ぐ、た、体育もだぞ!」
ウオミ「なんと実践とな」
津田「何を変なこと言ってるんです! あれ、魚見さん」
ウオミ「タ・カ・くん」
津田「……お姉ちゃん。今日来る予定でしたっけ」
ウオミ「来ちゃった☆」
津田「まあ、ちょうどお茶淹れていたところなんで、どうぞ」
ウオミ「あ、そうだ。タカくん、ただいま」
津田「え? おかえり(条件反射)」
シノ「やっぱりそういう仲なのか!?」
津田「あ、いえ、つい」
ウオミ「実は、休日のたびに呼び出されて、無理矢理……」
シノ「!?」
津田「さすがにボケが荒すぎる! 会長もいちいち反応しない!」
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リビング
スズ「わちゃわちゃ言ってたけど、なにやってたの」
津田「いつもの会長と魚見さんのやり取り」
ウオミ「本妻と愛人のやり取りです」
スズアリア「「!?」」
津田「萩村と七条先輩も反応しない!」
アリア「どっちが本妻でどっちが愛人かな?」
ウオミ「シノっちはどっちがいい?」
シノ「わ、私か!? いやそれはもちろん本……だ、だが、夫婦関係が冷め切っているなら愛人の方が」
津田「何を言っているんだー、あんたらはー」
ウオミ「あ、差し入れです」ガサッ
シノアリア「「挿し入れ?」」
津田スズ「「うっわ、ふたりハモりやがった」」
ウオミ「いつも通り愉快でいいですね」
シノ「何を持ってきてくれたんだ? ウオミー」
ウオミ「コンビニでお菓子をちょいちょいと」
アリア「わー、なかなか食べられないから嬉しいよ」
ウオミ「おお、さすがです」
シノ「ふむ、芋けんぴ、じゃがりこ、ポッキー…… スティック系が多いな」
ウオミ「ポッキーゲームをやるために買ってきました」
シノ「むー、やるなウオミー」
アリア「ポッキーゲーム?」
スズ「え、えーと…… 合コンなどで行われる余興の一つです。ポッキーを二人で両側から食べていき、どこまで短くできるか、という……」
アリア「でもそれ、食べるところ無くなっちゃったらチューしちゃわない?」
シノ「そこがミソなのだよ、アリア」
ウオミ「いえす」
津田「また何を考えて……」
ウオミ「タカくんが過ちを犯すところ考えてるよ」
津田「聞いてないよ」
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ウオミ「では、お茶も入ったことですし、お菓子を開けましょう」
アリア「さんせーい」
ウオミ「ではタカくん、クジかなんかありますか」
津田「え、クジ? 何に使うんです?」
シノ「津田、決まっているだろう」
津田「え?」
アリア「順番決めだよー」
津田「えっ?」
スズ「ふ、不本意ですが、仕方ありません」
津田「え!?」
ウオミ「クジといってもすぐには出ないですよね。えーと、ちょっと待っててください」
トタトタトタ
津田「あの、順番って」
シノ「ポッキーゲームの順番に決まっているだろう」
津田「えっ、やるつもりですか!?」
シノ「ウオミーはやるぞ」
津田「う……」
スズ「そして津田は流される」
津田「うっ」
アリア「チューぐらいまで普通にされるよねー」
津田「そ、それはないですよ」
ウオミ「おまた」
ウオミ「あ、おまたといっても股間のことでは」
津田「分かってるから」
シノ「どこ行っていたんだ?」
ウオミ「お風呂場です。はい、これをクジ代わりにしましょう」
~ ~ ~ ~(縮れ毛
ウオミ「あ、やっぱりお股の話でした。長い人順ね」
津田「オレの権限で没収します! いま紙切って作りますから!」
シノ「ウオミー、持ち帰るなよ」
ウオミ「いやん。持ち帰るより持ち帰りされたい」
スズ「この人も転んでただじゃ起きないな……」
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スズ「1」
シノ「2」
アリア「3」
魚見「4」
スズ「い、1番……」
シノ「くっ、萩村、唇くっついたら負けだからな」
スズ「わ、分かってますよ!」
アリア「3番かー、どうしよっかなー」
ウオミ「最後だからまあ、なにしてもいいよね」
シノ「おいこらー! あくまでもゲーム!」
津田「あのー」
シノ「なんだ、津田」
津田「オレがクジ引いていないってことは、オレは不参加ってことでいいんですよね?」
ウオミ「何を言ってるのかな、タカくん」
アリア「だめだよ津田くんー、空気読まなきゃ」
スズ「まったく仕方ない奴ね」
津田「オレ悪くないのに何でこんなに怒られるんだろう」
シノアリアスズウオミー((((ここまでやって気が付かない方が悪い))))
スズ「え、っとその……」
津田「萩村、嫌ならやめた方が」
スズ「い、嫌じゃない……やめないし……」
津田「う、うん。先輩方に乗せられてないか」
スズ「の、乗ってあげてるんだし」
アリア「津田くんの上に乗るのがいいのねー」
シノ「萩村は騎乗位がいいのか!」
ウオミ「小柄だからタカくんの身体の負担も少なそうですしね」
津田「いろいろ間違ってるな、あんたら」
スズ「ま、よ、余興よ、余興。じゃあ、その……はい……」
津田「う、うん……」
ぱく
スズ「…………」
津田「?」
スズ「あんたが先に咥えるなー!」
津田「え、ご、ごめん」
スズ(私から咥えにいくとか、できるわけないってのに、本当にこいつはー!)
津田「ルール確認ですが、どれだけ短くするかですよね?」
ウオミ「うん」
シノ「うん」
アリア「うん」
ウオミ「負けるが勝ち」
シノ「本音晒したな!」
アリア「うふふふ」
津田(ま、まあゲームなんだから、萩村も負けず嫌いなわけだし、真面目にやらないと怒るだろうな)
スズ「いい? じゃあ……はい」
津田「う、うん」
スッ
津田(え、ちょっと、目瞑るなよ……)
津田(とりあえず端っこから……)
カリッ
津田(……やば、味なんかわからない)
津田(顔、ちっちゃい…… 可愛い……)
スズ「ん、ん…………」
津田(わ、食べ進んできた……! こ、こっちからも食べないとダメかな)
津田(は、歯に……押し込まれる感覚が……)
津田(あれ、そういえばどれだけ短くするかなんて、目開けてないと分からないんじゃ……)
スズ「…………っん……」
津田(止まった。萩村もそれに気づいたかな……? でも目は開けないのか)
スズ(あ、あ、あ開けられるかぁ~!)
津田(オ、オレがぎりぎりまで食べ進むの……?)
津田(どうしよう、どこかで適当に切り上げるか?)
シノ「津田、どこかで適当に切り上げたりしたらやり直しだ」
津田「!?」
シノ「目に逡巡の色が見えたのでな」
津田(え、エスパーか)
スズ「うーー」
津田(萩村……? 目を開け……うわっ、めっちゃ睨んでる!)
カリッカリッ
津田「ん、んん!?」
津田(は、萩村、食べる速度早いっ!)
津田(あ、あと5……4cm? もう、目の焦点あわないくらい顔が近い)
ピトッ
スズ「…………」
津田(さすがに止まったか……あれ、これってどこで止めればいいんだ。顔離してポッキーが落ちたら終わりか?)
津田(どうすればいい? 目で訴えてわかるかな)
ジッ
スズ(………………)
ギュッ
津田(そこで目を瞑るの!? さっきまでになく力強く瞑ったよ萩村さん!)
シノ「アリアー、あれずるい」
アリア「ずるずるー」
ウオミ「私たちにはできない芸当ですね」
津田(外野うるさい)
スズ(~~~!)聞こえてない
スズ「…………ん、ん……」
津田(萩村は性格的に絶対引かないだろうな……)
津田(かといってオレが簡単に引くとやり直し要求が出る)
津田(本当にぎりぎりまで食べ進めろってことか……)
カリ……カリ……
津田(は、鼻息が…… も、もうさすがにいいよね)
津田「……ぷはっ」
スズ「…………おわった…?」
津田「う、うん……大丈夫?」
スズ「平気……」
アリア「事後かな」
シノ「事後だな」
ウオミ「シノっち、判定を」
シノ「記録、3センチ5ミリ。唇の厚さを考えると、妥当だな」
アリア「これより短くしていけばいいんだね?」
津田「そういうゲームじゃ……! そ、そういうゲームなのか?」
スズ「津田、その……」
津田「萩村?」
スズ「……なんでもない」
スズ(……けっこう良かった……)
ズボ
スズ「んぐっ!?」
ウオミ「残ったポッキーは挑戦者に」
スズ「……ん、ごく……」
シノ「なるほど、最低でも間接キスはできるというわけか」
スズ(チョコの味した……)
今日はここまで
支援ありがとう~
あ、あと前書いたのに感想くれた方にもありがとう
スズ書いて満足しかけてるけど、全部書くからのんびりお待ちください
乙です。
津田はハーレム主人公としては断トツに好きです。
鈍感なのに読んでて不快じゃないとか凄い!
>>29
自分もハーレムものってそんな好きでもなかったんだけど
生徒会役員共はなんか好きな空気がある
津田が羨ましくない人もいるだろうが、自分は羨ましいぜ
ただ、どっちかっていうと会長側の人間だからなぁ
続き投下していくよ
シノ「萩村、よくやった。あとは任せろ」
津田「なにをどう任せろと」
シノ「勝負だ、津田!」
津田「え、オレ!? 現状萩村と競うことになるんじゃ」
シノ「時にウオミー、スティック状のお菓子を他にも買ってきたということは、勝負はポッキーに限らずということで構わないのだな」
ウオミ「ほうけい。あ、おうけい」
津田「その間違いは、ない」
シノ「ならば私は…… これだ!」
ウオミ「ほう、それは」
アリア「ポッキーより太くて固い、だけど短い……」
アリアウオミ「「じゃがりこ!」」
ウオミ「それならスタート位置も近くて、限界まで攻められるというわけですね」
アリア「やるわね、シノちゃん」
シノ「覚悟は良いか、津田」
津田「正直よくな」
シノ「行くぞ!」
津田「この展開は予想できた……」
シノ「んっ」
津田(うわっ、いきなり近い……じゃがりこなんてすぐ食べ進んじゃうんじゃ……)
シノ「ほ、ほら、早くそちら側を咥えないか……」
津田「い、いや、そうは言いますが」
シノ「むぅ、萩村とはできて私とはできないというのか」
津田「わ、わかりました」
カリッ
津田(顔、近い……や、やっぱり食べ進んだ方がいいんだろうか)
シノ(元が近いから、うかつに食べ進むとすぐ近づいてしまう)
津田シノ((う、うごけない……))
アリア「見つめ合っちゃってるね」
スズ「何やってるの津田!」
ウオミ「シノっち、食べ進んでください」
シノ「ん、んむ」
カリッ
シノ(こ、これは!?)
津田(あれ、会長何を驚いているんだ。一口齧っただけでもう動けなくなっちゃってる)
津田(やっぱりオレも動かないといけないのか)
カリッ
津田(こ、これは……! 地味に頑丈なこのスナック、齧ると大きく崩れる……!)
シノ(これはポッキーよりも距離調整がしづらい! しまった、墓穴を掘ってしまった!)
アリア「様子がおかしいわねー」
ウオミ「む? ……うーむ、萩村さん、ちょっと失礼」
スズ「はい? むぐっ!?」
カリカリカリ
アリア「わー、魚見さんとスズちゃんのゲームが始まっちゃった」
スズ「むーっ、むぐぐーっ!」
カリカリカリ すぽ
ウオミ「ん、ふぅ。4cmくらいですかね。まぁノーカンですが」
スズ「な、何をするんです!」
ウオミ「検証です。二人が動けない理由がわかりました。思いのほか崩れる」
スズ「別の検証方法できなかったんですか!」
津田(なにやってんだ)
シノ(しかしこれはまずい。どうすれば…… ハッ、この方法があったか!)
シノ「……ん、んふ……」
津田(会長が何か動き始めた……? 何か打開策でも見つかったのかな)
シノ「……ん、んぷ、んふ」
ウオミ「シノっちが動きましたね」
ジュプ ジュルッ
アリア「こ、これはまさか……」
アリアウオミ「「唾液!」」
スズ「す、水分で柔らかくして食べ進むつもりですかね……」
アリア「時間がかかるうえに、見た目もエロいなんて!」
ウオミ「さすがは桜才学園生徒会長」
津田(それは関係ねぇ!)
ジュポ ジュプッ
ウオミ「しかしこれは、シノっちだけじゃなくタカくんまでフ○ラしているように見えますね。ハァハァ」
スズ「興奮しないでください」
アリア「大丈夫だよー。津田くん、シノちゃんの指をフェ○したこともあるし」
スズウオミ「「!!??」」
スズ「津田ァ! どういうことよ!」
ウオミ「タカくん、弁明を」
アリア「いま止めたらやり直しだよー? またふやかすところから」
ウオミ「ぐぬぬ」
ジュプ ジュポ
津田(ふやかすのはともかく…… これ、目の前で会長が……)
津田(み、見た目ヤバすぎる!)
シノ「んぷ…… ん、ふっ……」
津田(だんだん会長が覆いかぶさるように…… え、これ大丈夫なの)
津田(ソファに押し付けられて……に、逃げ場がないっ! か、会長、髪かきあげたりしないで!)
アリア「熱いねー」
スズ「ちっ」
ウオミ「どこかでストップかけましょう」
ジュプ カリ
シノ「ん、んっ……」
シノ(よしこれで行けばかなりのところまで攻められる!)
津田(確かにじわじわ近づいてきているけど……)
トロォ
津田(あ、あれ、えっ!? なんかちょっと伝ってきてない!?)
スズ「津田が止まった」
アリア「んー、どうしたのかなー?」
ウオミ「…………これはまさか」
津田(か、会長のだ、唾液が…… だめだ、もう見てられない!)
ギュッ
スズ「つ、津田が目を瞑りましたよ。ワタシノトキハブツブツ……」
シノ(ふ、フフフ、どうだ津田、ここか、ここがええのんか?)
アリア「シノちゃんノリノリだね」
ウオミ「私もポッキーじゃないお菓子選ばなければ」
シノ(3cmは切ったか……? これならかなり攻め込んだといっていいだろう)
ジュプ ヌプ カリッ
シノ(もう1ミリ、もう1ミリだけ……)
カリッ パキッ
津田シノ((!!!))
チュッ
スズアリアウオミ「「「あ」」」
津田シノ「「!」」
ササッ
スズ「あーっ!」
アリア「まぁ♪」
ウオミ「…………」(絶句)
津田「す、スミマセン……!」
シノ「いや、その、す、すすすまない!」
スズ「ゴラぁ津田ァー!!」バキッ
津田「ぐはぁ! ふ、不可抗力だよ……」
アリア「シノちゃん失格だねー」
シノ「う、うむ……悔しいが仕方あるまい」ニヘラ
ウオミ「シノっち、やりやがりましたね」
シノ「まぁ、事故のようなものだ。ノーカンだ」
津田「そ、そうですよ」
シノ「む、それはそれで腹立つな」
津田「え」
ウオミ「まさかシノっちが、負けるが勝ちをやるとは」
シノ「そのなんだ、ウオミー」
ウオミ「なんでしょう」
シノ「……ふっ」ファサァ
ウオミ「くっ」
津田「何この空気……」
ウオミ「……タカくん、あとでじっくりお話ししましょう」ズーン
津田「怖っ!」
スズ「津ー田ー、あとで私もお話あるんだー」ドーン
津田「えっ」
シノ「つ、津田、私もだ」ポーン
津田「えーっ!」
シノスズ((あとでリベンジする!))
今日はこんなところで
七条先輩押しの人の影響か、最近アリアさんもかなり可愛くなってきた
次はアリアのターンだし書くのも楽しみだ
明日になるかと思ったけど、今日時間とれた
続きいこう
アリア「さーて、私の番だねー」
ウオミ「正直、一番危険な気が」
シノ「はっはっは、私からしたらウオミーもだいぶ危険だぞ」
ウオミ「敗者の余裕ですか」
シノ「ふーんだ。勝ったからって何が出るわけでもないのだろう」
ウオミ「まあそうですが」
アリア「それって、チューしちゃった方が得ってこと?」
シノスズウオミ「「「!!」」」
シノ「げ、ゲームはゲームとして楽しまなければな、アリア! な、ウオミー!」
ウオミ「ざっつらいと」
スズ「必死過ぎませんかね」
アリア「まあ、そこはしっかりやるよー。じゃあお菓子選びだね」
津田「あと2回やらなきゃいけないんですか」
シノ「不服なのか、津田」
津田「不服っていうか、精神が持ちません」
シノ「私はもう終わったからいいが。ここでやめようものなら、ほか二人が何を言うと思う?」
津田「…………」
アリアウオミ「「じー」」
津田「……いえ、その、はい、やります、最後までやります……」
シノ「よろしい」
スズ「弱い…… 仕方ないか」
アリア「んー、と。あ、これいいかもー」
シノ「何を選んだんだ? ……な、そ、それはっ!」
アリア「じゃーん」
シノ「食べやすくもあり崩れる心配もない。長さはなんと50cm、それはまさに、紐!」
シノウオミ「「ひもQ!」」
スズ「グミでもゲーム成立するの……?」
ウオミ「くっ、それを使われるなんて。さすが桜才生徒会エロの化身」
アリア「そんな認識なの? 私」
シノ「しかし食べ進むのも大変そうだな、それは」
アリア「そう? これはこれで、ね」
シノ「アリアが変な笑顔浮かべてる……」
スズ「いやな予感が……」
津田(これなら、最初は余裕ありそうだ)
アリア「はい、津田くん」
津田「あ、はい。こっちの端からでいいですか」
アリア「まだだめだよー。まずは、ソファに座って」
津田「え? はい……」
アリア「それじゃあね」トコトコ
津田「先輩? 後ろに回ってなにを」
アリア「はい、じゃあ咥えてゲームスタート」
津田「え、ちょ、ちょっと、首に手が……」
アリア「(パク)ふぁい、ふたーと」
津田「は、はい」パク
シノ「なんとっ! 自在に曲がるグミと、長さを生かして移動ができる特性を使うとはっ!」
ウオミ「私が想像した以上のプレイをするなんて……」
スズ「別の意味で耐えなさいよ、津田」
アリア「んふふふー、津ー田くん」
津田「し、ひちじょうせんはい。よくひゃべれますね」
アリア「んー? ギャグボール噛んでてもよだれ垂れないからね。これくらい楽勝だよー」
津田「ははは、ほんな」
シノスズ((ホントのことだけど、まああえて言うほどじゃないか))
アリア「食べないのかなー?」
津田「や、ひゃっぱりオレもたべ進んだ方がいいれすか」
アリア「50cmは長いよー。だから、遠慮なく食べ進んでね」
津田「ふぁい」
もぐ もぐ
アリア「あ、でも」
津田「?」
アリア「ソファの後ろからだとぎりぎりまでは食べられないねー」
津田「ん、ふぉうれすね」
アリア「じゃあ、横に座るね」
津田「ん、んん、ひょっとひちじょうせんはい、はふがに自由に動かれうと」
アリア「口から出ちゃう? じゃあ、合わせて動いて」
津田「へ、えーと、ふぁい」
スズ「グミの紐で手綱引いてる……」
とさっ
津田「し、ひちじょうせんはい?」
アリア「なあに?」
津田「ちかくないれすか」
アリア「近くないと口離しちゃうよ」
津田「ひや、でもこれは……」
津田(肩が……なんか押し付けるようにしてないだろうか)
アリア「こーら、ちゃんとゲームに集中して?」
するっ
津田「ん、えっ」
津田(七条先輩、腕組んできた…… 若干オレに体重かけているような……?)
シノ「お、おいウオミー、あれいいのか」
ウオミ「んー…… 可」
スズ「……自分の番でもできるから?」
ウオミ「ぎくっ」
シノ「おい」
ウオミ「やーん」
津田(この人たちは……)
アリア「ほーら。いまは私が津田くんの唇に近づいているんだよー」
津田「ひょっとほのいいかたは……」
津田(ちょっと意識してしまう…… まさか意識させるためにわざと?)
アリア「うふふ」
津田(真意が読めない……)
アリア「まだかなー、じゃあ、これでどう?」
ぎゅっ ポヨン
津田「んっ!?」
津田(う、腕に柔らかいのが…… え、なにこれ柔らか!)
アリア「やん、腕動かしたら、当たっちゃうよ」
津田(もう当たってるんですけど言えねえ!)
シノ「おいウオミー!」
ウオミ「いや、これも私なら」
シノ「そういうゲームじゃないー!」
スズ「このゲームは分が悪い……」
津田(こ、この状況はまずい。さっさと食べて早く終わらせなければ)
むぐむぐむぐ
スズ「あ、急ぎ始めた」
アリア「津田くんはそんなに急いで私と顔を近づけたいのかなー」
津田「むぐっ!?」
シノ「つっ、津田、あまりがっつくな!」
津田「んーんーんっ」(違いますそんなつもりじゃないです!)
アリア「まあ、ゆっくり食べたらそれはそれで、そんなに長く私と繋がっていたいのかなーって」
津田「はっほうふさはりじゃないふか」
シノ「アリアは本当に津田を詰ませるのがうまいな」
ウオミ「羨ましい」
スズ「羨ましくない」
アリア「ま、あまり焦らしてもかわいそうだもんね。食べ進めましょ?」
津田「…………ふぁい」
もぐ もぐ
津田(う、当然の結果ながら、食べれば食べるほど七条先輩の顔が近づいてくるわけで……)
ウオミ「後ろ抱き着きからソファの隣へ、腕を組んで顔が近づいて……」
シノ「なっ、グミがなければ恋人同士のプロセスのようではないか!」
スズ「と、止めましょうよ」
アリア「ルール違反はしてないよー」
シノ「くっ、やっぱりアリアも危険だな……」
むぐ むぐ
津田(かなり食べ進んだな。そろそろ10cmくらいか……?)
アリア「んー、横からだとそろそろ体勢がつらいなー」
ぎしっ
津田(し、七条先輩、なにを…… うわっ、オレに跨って、こ、これは……)
シノ「これは……」
シノウオミ「「対面座位!」」
ウオミ「いきなり密着するよりも、時間をかけるぶん効果抜群……なるほど、参考にさせてもらいます」
スズ「なんの」
アリア「さあ、そろそろスパートだね」
津田「ん、んーっ、ひかいですって!」
アリア「そうだねー。ポッキーは曲がらないけど、ひもグミならつい曲がってくっついちゃいそう」
津田(この状況でまだ余裕あるの!? え、なに余裕なの、これ?)
アリア「ほーら、目の前だよー」
津田「……ん、んー……」
スズ「おとなしくなった」
シノ「あそこまで迫られれば、黙って成すがままにされるしかないのだろうな…… さすがアリアだ」
ウオミ「弟とペット、津田くんはどっちがいいんだろう」
スズ「なんでその発想に…… …………」
スズ(……津田がしゃべれないから私がツッコミ役になってる……!)
アリア「肩とかつかんじゃっていいかなー」
ぐい
津田(七条先輩の顔が、口が、香りが……)
アリア「口開けあたら、津田くんはどうしちゃうのかな?」
津田(目を閉じるか? いや、この人相手だと何をされるか本当にわからない!)
アリア「あー……ん」
津田(く、口の中見えて…… グミがオレの口から垂れて先輩の中に入ってるだけみたいな……)
アリア「顔離したら、グミが離れて失格になっちゃうから、だーめ」
津田(外野やたら静かだけど、これいいの、大丈夫なの)チラッ
シノスズウオミ「「「ごく……」」」ジーーー
津田(あ、だめだこれ)
アリア「舌でグミ舐めあげちゃおうか」
ペロ レロッ
アリア「ん、ふ…… 唇に、舌くっついちゃいそ……」
レロ レルッ レロォ
津田(いや、もうだめですってこれ以上は……!)
ちゅるんっ
津田「?」ゴクン
シノスズウオミ「「「あ」」」
アリア「あー」
津田「た、食べ……」
アリア「食べられちゃった」モジモジ
シノ「津田……」
津田「いやそのっ、ついと言うか、耐えられなかったと言うか……」
ウオミ「七条さん、しっかーく」
アリア「えー」
ウオミ「反則ギリギリをあれだけかましたんですから、途中で止めなかっただけマシかと」
アリア「しかたないなぁ」
津田「た、助かった……」
津田(もう一度とか、絶対持たない)
アリア「津ー田くん」
津田「は、はい」
アリア「続きは、また今度ね?」
津田「……はぅ」
スズ「目ぇ覚ませ、しっかりしろぉー!」
今日はここまで
アリアはつよいよね
次でウオミー、その次で落ちかな
ま、のんびりお待ちください
おっきした
あれで対面座位しても何もならないとかちんこあるのか津田は
>>80
貞操帯で気付かなかったんだよ
続き
ウオミ「それでは…… ヒーローは遅れてやってくる」
津田「ヒーロー?」
ウオミ「……漆黒の堕天使は最後に降臨する」
津田「厨二にしてもそんな変わんないよ」
シノ「さて、ウオミーは何を使うつもりだ」
ウオミ「ここまでの戦況を鑑みるに、まずポッキーでは萩村さんとそう変わらない結果に終わるでしょう」
スズ「一応勝負するつもりはあるんだ」
ウオミ「かといって奇をてらったものを使えば、シノっちのように墓穴を掘る可能がある」
ウオミ「導き出された私の答えは」ガサガサ
ウオミ「はじめっから小さいもので勝負、です」
コロン
シノ「そ、それは……!」
アリア「まさか……!」
スズ「こ、こんなものが許されると思うんですか!?」
シノアリアスズ「「「大粒あめ玉なんて!!」」」
シノ「ゲームにならんだろう!」
スズ「棒状ですらないなんて」
ウオミ「唇がつかなければいいのです」
津田「あの、お姉ちゃん、これはちょっと無理があるんじゃ」
ウオミ「タカくん、野暮なこと言わないの」
津田(野暮っていうレベルなの……?)
シノ「しかしだな、ウオミー」
ウオミ「だめ?」(上目づかい)
シノ「……男なら落ちるかもしれんが、私はノーマルだしな」
ウオミ「ルールは守りますよ」
シノ「そう言われると」
津田「会長、揺らがないで」
ウオミ「私だけあめ玉でやるのが問題でしょうか。なら」
ウオミ「皆さんも後でやればよろしいのでは?」
シノ「…………」
スズ「…………」
アリア「…………」
シノ「なるほど」
スズ「それなら、まあ」
アリア「うふふふ」
津田(ああ、オレは何言っても無駄なんだな)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
シノ「では、無制限、一本勝負……」
アリア「シノちゃん、一玉勝負じゃない?」
ウオミ「もう一玉追加したいですね」
シノ「ぷふーっ、二玉一本勝負とか、さすがだなウオミー!」
津田「何言ってんだこの人たち」
シノ「そうなると津田は大穴狙いってなもんだな!」
津田「飛ばしすぎだろおい!」
アリア「そうよ、津田くんだってガバガバより狭い方が!」
津田「そういう事言ってんじゃねえ!」
スズ(さすが、津田がいるとツッコミが締まるなー)
津田「助けてくれませんかね、一般枠」
ウオミ「改めて、タカくん」
津田「は、はい」
ウオミ「スタンバイ」
津田「えっと、どうすれば」
ウオミ「そうですね、対面座位をやりたくもあったのですが、先に七条さんに使われてしまいましたので」
津田「違うのにしてくれるなら構いませんよ」
津田(あんな状況に連続でなったら、頭の中で何か切れちゃうもんな)
スズ「どうせ碌なことにならないの、解ってないわね津田は……」
シノ「だな」
ウオミ「タカくんは、立ち上がってくれればOK」
津田「立つんですか」
ウオミ「ええ。あ、そっちは勃たせなくてもいいよ?」
津田「しませんよ……」
ウオミ「勃たせてもいいよ?」
津田「しないっての」
スッ
津田「これでいいですか」
ウオミ「うん。……やっぱり、背高いね、タカくん」
津田「まあ、ここにいるみなさんよりは、え、お、お姉ちゃん!?」
ぴと
津田(胸に手を置いて体寄せてきたよ、この人! お姉ちゃんにしてはマイルドなタッチだけど……)
ウオミ「じゃあ、始めるね。……ん」コロッ
シノ「こ、これは……」
シノアリア「「背伸びで求めるポーズ!」」
シノ「こんな王道で攻めてくるとは」
スズ「ポッキーゲームからは大きく外れていますが……」
ウオミ「んー……」
津田(唇にあめ玉乗っけただけで…… えっ、め、眼閉じて……!?)
津田「こ、ここにオレも口をつけろと?」
シノ「ルールだしな」
アリア「ルールは破るためにあるって言うしね」
津田「だめだろそれじゃ……」
シノ「ははーん、破るのは別のものがいいというわけか」
津田「悪化してどうする!」
ウオミ「タカくん、はやく」
津田「あれ、お姉ちゃんなんで普通にしゃべって……え」
ウオミ「はい?(カロカロモゴモゴ)」
シノ「ウオミー、アメ舐めちゃってるじゃないか」
ウオミ「アメだもんで」
スズ「ちょ、ちょっと待ってくださいよ、それを津田とのゲームに……?」
ウオミ「ぷろぶれむ?」
津田「いや、問題でしょうっ」
ウオミ「どこが、どう?」
津田「えっと……」
ウオミ「ほらタカくん、言ってくれないとわかんないなぁ?」
津田「一つ押さえたらまた別のところから、この人たちはもー……」
ウオミ「ジャッジ、判定を」
シノ「あめ玉は舐めるものだからセーフだ」
アリア「魚見さんが進んだところの、ちょっと先まで進んでいい空気ができるからセーフ、っていうのが本音だと思うよー」
スズ「ぶっちゃけすぎでしょ。わ、私はそこまで思ってないわよ?」
津田「味方はいなかった…… っていうかエスカレートさせる気満々かよ!」
ウオミ「ほーら、あまり焦らされると変な気分になっちゃいますよ」
津田「そんなつもりはありません」
ウオミ「タカくん遅いんだもん」
シノ「やはり遅漏か」
津田「ちくしょうっ、知りませんよ!」
ウオミ「はい、じゃあ」
コロン
津田「う……」
津田(あめ玉がなければ、キス同然じゃないか…… ええい、ままよ!)
カプッ
シノ「大粒とはいえ、やはりアメは小さいな。すでに3cmないだろう、あれ」
スズ「こ、この時点で優勝にしちゃいましょう」
シノ「まあ、その、なんだ、後学のためにもうちょっと」
アリア「スズちゃんだって、このまま魚見さんがミスして失格になれば、優勝じゃない?」
スズ「いや、優勝より……ツダノホウガシンパイナンダケドゴニョゴニョ」
津田(みんな好き放題言ってるな…… いやでも、この状況は……)
ウオミ「ん、んー」
津田(最初っから近すぎて、もう頭くらくらしてきた……)
津田(でもお姉ちゃん眼閉じちゃってるし、これじゃあオレも瞑ったらいつ間違いが起こるかわからないよな…
…)
津田(え、あれ、あめ玉が不安定?)
ウオミ「ん、んふ……」チロチロ
シノ「ウオミー、舌で支えるだけでは、あめ玉が転げ落ちるぞ!」
津田(な、何やってくれちゃってるの!?)
アリア「むしろそれが狙いね」
スズ「津田の性格わかってますね……」
津田(どうしよう、このまま落とすと後で文句言われるだろうな…… つまり、オレが落さないようにバランス
とらなくちゃいけないのか)
ウオミ「ん、んっ…… タカ、くん……」
津田「ん…!」
津田(息が漏れるように名前呼ばれると……なんだこれ、めちゃくちゃ恥ずかしい……!)
シノ「あめ玉じゃなくて津田が落されているな、これ」
アリア「あとで順番にやりましょ?」
スズ(もう、あめ玉なしでしたい……)
ウオミ「タカくん、もっと……」
津田(あめを舌で押さえながら……この人も器用だな)
ウオミ「んー……ふ、んん……」
津田(息が荒い……お姉ちゃんの呼吸が直接かかって、これやばい……)
ガシッ
津田「んぐ」
シノ「ウオミーが動いた!」
アリア「肩つかんで、もう片手は……」
津田(あ、頭の後ろに手が……! ちょ、ちょっと力入れないでお姉ちゃん!)
津田「んー、んーっ」
スズ「津田が抵抗している?」
アリア「あれ、引き寄せてるのかな?」
シノ「津田が抵抗するしかないのを知っててやるとは、さすがだな」
津田(に、逃げ場が……いや、こっちならあるか?)ググッ
スズ「津田が腰を落とし始めましたね」
アリア「立ったままよりは踏ん張れそうだものね」
シノ「思ったより頭がまわるじゃないか」
ウオミ(計算済み)
ぐいっ
シノ「おっとウオミー押し込んだ!」
津田(な!?)
どさっ
ウオミ(ゆっくり押し倒してあげるね、タカくん)
ごろん
スズ「ジャッジ!」
シノ「いまだ接触は認められていない。続行だ」
アリア「二人ともやるねー」
津田(か、完全に乗られてしまった……)
ウオミ(最終形態へ移行、とどめに入る)
スズ「もうこれポッキーゲームじゃないですよ!」
アリア「最初から津田くんを落とすゲームだったよ?」
スズ「えっ」
津田「んー、んーんんー!」
シノ「もはや津田に逃げ場なしか」
アリア「あ、魚見さんの追撃」
津田(えっ、お姉ちゃんの手が被さって、視界が……)
シノ「目隠しまでするというのか、ウオミー……恐ろしい子……!」
津田(何だこれ、どういう状況だ!? 口の中には、アメの味が広がって……)
津田(匂いもアメの……でもそれだけじゃない、これは、お姉ちゃんの香り?)
津田(鼻先に感じる、お姉ちゃんの息…… お姉ちゃんの髪も頬にかかってる……)
津田(お姉ちゃんの手、あたたかい)
ウオミ「ん、んー…… タ、カ、くん」
津田「ふ、は…… お、おね、ちゃ……」
ペロ レロ
ウオミ「タカくん、くち、あけて」
津田(くち? 開けたら、あめ玉が落ちちゃうって……)
ウオミ「くち、あけないと、つらい、でしょ」
ぐ ぐぐ
津田(またあめ玉が重くなって…… え、あれ、くち、あけるんだっけ……?)
ウオミ「きもち、いいこと、して、あげる」
津田(口開けたら、気持ちよくなれる、のか……?)
さら
津田(頬に……あたたかくて、柔らかい、お姉ちゃんの手が……気持ちいい……)
ウオミ「あー、ん」
津田「…………」
ウオミ「あー、ん」
津田「……あ……」
シノ「いかん、落ちる!」
スズ「ス、ストップを!」
ウオミ(もう遅いですよ、シノっち)
コロ チュ
シノアリアスズ「「「あ」」」
ウオミ「ん、ふ…… ん、んっ」
チュプ チュ クチュ
シノ「とっ、止めないかウオミー!」
スズ「終了、しゅうりょーーう!!」
ウオミ「ん、んく…… だめ、もっと」
シノ「もっとじゃなーいー!」
津田(やってしまった……)
津田(乗られて、目隠しされて……こんな無理矢理に……)
津田(あっ)
ウオミ「やんっ!?」
がばっ
シノ「ウオミー? どうした、いきなり跳ね起きて……」
ウオミ「タカくん……えっち……」
シノ「へ?」
スズ「なっ」
アリア「わあ♪」
ぴこーん
津田「…………泣いていいですか……」
ウオミ「これは生殖OKというサインでいいですか」
シノ「生理的にはそうだけどダメー!」
アリア「あらー、ふふふ、津田くんのはやっぱり立派ね」
スズ「あああ、あんた、なんてもん見せるのよ!」
津田「もうオレ悪くないよぉ、萩村ぁ……」
シノ「だいたい津田、意志が弱い! あっさりと口を陥落されてしまって!」
津田「いや、あれは無理ですよ……」
アリア「じゃあ私たちでも口開いてくれるってことだねー」
津田「えっ!? いや、それは……」
スズ「なにデレデレしてんのよ! どんな人にも口を開くってわけ!? あー汚らわしい!」
津田「そ、そんなことないって……」
ウオミ「あ、タカくん、ノーゲームなのでもう一度」
津田「え……」
シノスズ「「ウオミー失格!」」
ウオミ「ちぇー」
今日はここまで
しかし、どう収拾つけようか
ウオミーは結構難しいね
結構なことやっても許されるから動かしやすい方だと思うけど
ではまた
役員共のssはあんまり好きじゃなかったけど…これはいい…すごくいい
うおみーが可愛すぎるな
そういえばアリアって津田のことがすきだっけ?
ていうかよく押し倒した時あめ玉落とさなかったな…どういう体制なんだ…?
ほら、飴って何となく口にくっつかね?
ウオミーは本当人気だな
>>120
おう、ありがとう 私は割とどのSSも読んではいる
役員共SSは津萩が充実しててうれしいね
>>127
シチュのために展開を犠牲にゴニョゴニョ
>>128,129あたりの理由で頼む!
続きいくよ
続き
シノ「えーそれでは、津田ポッキーゲーム第一回目優勝者は」
津田「オレ前提?」
シノ「生徒会会計、萩村スズに決定だ!」
アリアウオミ「「わー」」パチパチパチ
スズ「勝った気しないし嬉しくもない……」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
津田「ああ、もうこんな時間か」
アリア「ゲームに夢中で気が付かなかったねー」
シノ「では、そろそろ」
ウオミ「ええ、夕食を食べて」
シノ「リベンジマッチだな」
津田スズ「「え」」
シノ「なんだ、萩村もリベンジ言っていたではないか」
スズ「いやそのそれは、その時の流れといいますか雰囲気といいますか」
ウオミ「では夕食の準備を」
シノ「うむ、私も手伝おう」
ウオミ「タカくん、コトミちゃんは?」
津田「ああ、あいつは勉強会の前に逃げだしたので……外で食べてくるんじゃないですかね」
ウオミ「じゃあ5人分だね」
アリア「5Pね」
シノ「絶倫だな」
津田「勝手にオレの設定つけないでくれませんか」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
全員「「「「「ごちそうさまでしたー」」」」」
シノ「さて、時間も時間だし」
アリア「そうね」
津田「お帰りですか」
シノ「? 何を言っている?」
アリア「もう、空気読まなきゃだめだよ、津田くん」
ウオミ「あ、私は泊まるって言ってきてあるからね、タカくん」
津田「…………」
スズ「つつがないな、この人たち」
ウオミ「今夜はタカくんのポッキーでポッキーゲームだね」
津田「なんかしらんが、ひどい侮辱をされた! いや、しねえよ!」
アリア「ボッキーゲーム?」
シノ「あっはっは、さすがだなアリア!」
ウオミ「次はもうちょっとルールを明確に」
シノ「ずるいぞ、あれだけ好き放題やっておいて」
アリア「じゃあ、こういうのはどう? ポッキーを津田くんのポッキーにね」
シノ「うひぃ、痛そう!」
津田「いままでになくエグいこと笑顔で言ったよこのお嬢さん」
スズ「さすがにドン引きだわ」
ありゃ、間違えた 申し訳ない
スズ「そつがないな、この人たち」
ウオミ「その状態でポッキーゲームをやったら、たいへん素敵な事態に」
津田「大変な事態にはなると思うよ、うん」
シノ「どっちかっていうと変態な事態だけどな、あははは!」
アリア「でも津田くんってMじゃない? 尿動口への異物挿入だってたぶん快感に」
津田(この流れはいかん、このままでは流されて取り返しのつかない事態に……)
スズ「津田、もう逃げた方がいいんじゃ?」
津田「ちょっと本気でそれ考えてる」
津田(この流れを変えるためには……ああ、誰か……!)
シノアリアウオミ「「「きらーん」」」
津田「おう、じーざす」
スズ「神はいなかったか……」
ガシッ グイッ ドサ バタバタバタ
シノ「さあっ、脱ぐのだ津田!」
ウオミ「夜はこれからだよタカくん」
津田「ちょ、ちょっと待ってください、本気で!」
アリア「私たちはいつも本気だよー、割と」
シノ「その通りだ!」
津田「だから問題なんです! は、はぎむっ、助けてっ!」
スズ「……ごめん津田、私じゃこの3人止められない」
津田「そ、そんな」
スズ「せめて……せめて、ゲームには参加するから!」(///)
津田「」
シノ「さあ、観念しろ!」
ウオミ「シノっち、上半身を押さえて下さい、私が下を」
アリア「私おしぼり用意してくるね」
スズ「生々しいんですよ七条先輩は!」
津田「か、会長、お姉ちゃん! うわ、ちょっと待って、ベルト緩めないで!」
シノ「へっへっへ、観念したまえ津田ー」
ウオミ「口では言っていても下の口は…… あ、タカくんないか」
シノ「萩村はシャツのボタン外してくれ」
スズ「えっ……」
津田「は、萩村……」
スズ「その、ご、ごめんなさい、無理……」
津田(よかった、まだこっち側だ……)
スズ「逆らうの無理、ごめん津田」
津田「とっくに闇落ちかーい!!」
シノ「さあ、我々のものになれ、津田!」
ガチャ
コトミ「タカ兄、ただいまーっ! 騒がしいけど、先輩たちまだいるの?」
トッキー「おじゃましまs」ビクッ
津田「あ……」
シノ「おお」
アリア「まあ」
スズ「わ、私は違うわよ!?」
ウオミ「…………」ゴソゴソ
津田「あんたはちょっとは動じろ!!」
スズ「コトミちゃん、これはね、その」
シノ「ぽ、ポッキーゲームをだな!」
アリア「どう見てもポッキーゲームには無理あると思うよー?」
津田「そんなこと解ってるけど黙っててください七条先輩」
コトミ「ああうん、いいですよ先輩方、何も言わなくて」
シノ「うむ?」
コトミ「ポッキーゲームがボッキーゲームになったってことですね!」
津田「すっげぇ的確で何も言えないが、妹よあとで説教だ!」
コトミ「さらにそこから、トッキーゲームにしちゃいましょう!」
トッキー「上手いこと言って人を巻き込むな!」
スズ(あー、いっちゃうんだそのネタ)
アリア(最後まで出すか自重してたのにー)
シノ(ていうか上手いと感じちゃうんだ、トッキー)
コトミ「事情も分かったことだしぃ、私も参加しまーす!」
津田「お前ら帰れーー!!!」
おしまい
ひとまず本編はこれで終わりってことにします
たくさんの感想や支援、ありがとうございました
途中ミスとかすまんかった
気が向いたら出てこなかった人たちのパターンもやろうかなーとか
それでちょっと質問なんですが、なんか読みたいのありますかね
津萩、オールキャラエロ、役員共がゲーム
あたりが今のところ妄想ふくらませています
気になるのがあったら書いてくれればモチベにつながるかと
また書いたら構ったってください ではでは
コトミ入ってからが本番
おつ
五十嵐さん
カエデさん
風紀委員長さん
結構好みばらけるんですね その中でもウオミー人気はさすがです
>>159,164
でもカエデさんで
思いついちゃったから出せ! 中で! こっそり
五十嵐カエデ編
ポッキーゲームの後日 10巻#263 カラオケ回にて
カエデ「こうしてカラオケや食事をしていると、なんか……ご、合コンみたいですね」
シノ「合コンか」
アリア「ちょうどデザートがわりにお菓子も頼んであるし」
シノ「ほう、ポッキーあるじゃないか。やはり、あれを思い出すな」
カエデ「あれ?」
スズ「ああ、あれですか……」
津田「会長、その話はちょっと」
カエデ「なんです? まさか、生徒会が合コンを……?」
津田「いやいやいや、さすがにそんなことは」
シノ「そうだ、ただ合コンで定番と聞くポッキーゲームをやっただけだ」
スズ「うわ」
津田「あーあ……」
カエデ「ぽ、ポッキー……!? えっ、まさか津田副会長と……!?」
シノ「おや、知ってるのか」
カエデ「えっ、し、ししし知るわけないじゃないですか!」
シノ「でも相手が必要ってことは理解しているようだなぁ」ニヤニヤ
カエデ「そ、それはっ、合コン定番と聞いて推理したまでですっ!」
シノ「ふむ。まあ確かに、津田とやったぞ。ポッキーではないが」
アリア「私もやったわね。ポッキーじゃないけど」
スズ「私はポッキーでしたが……」
カエデ「はっ、萩村さんまで……!?」
スズ「あ」
カエデ「ふ、不潔よ、風紀が乱れてるわ! つ、津田君っ! あなたいったい何を!」
津田「いやその……面目ないことですが……会長に七条先輩に魚見さんまで集まって逃げきれなくて……」
カエデ「え、英陵の魚見会長まで……」
シノ「だがな、五十嵐。経験してみるのもいいと思うぞ」
カエデ「ひぁっ!? な、ななな何を言い出すんですか!」
シノ「いやな、これは君の恐怖症を治すいい機会だと思わないか?」
カエデ「それとこれとは話が……」
シノ「先ほどはナチュラルに津田に触れることができた。意識しなければ問題ないということだ」
カエデ「え、そうでした、か……?」
シノ「うむ、歌っているときにな。腹部に手を当てて、もっとカタくしてと、熱心に」
カエデ「はぅ」クラクラ
津田「ああ、大丈夫ですか!?」
シノ「だいたいポッキーゲームでは身体の接触自体があり得ない。そう考えれば、触れるよりたやすいことだと思わないか?」
カエデ「触れはしない、けど…… いやでも、顔を近づけるなんて……」
津田スズ((やっぱりルールは知ってるんだな……))
シノ「いずれ大学に入ればそういう事態も発生するだろう。その時に男性恐怖症ということで済ませてしまっていいのか?」
カエデ「それは……」
シノ「そしてゆくゆくは男性と交際をするのではないか」
カエデ「…………」
シノ「だから予行演習として、経験するのはありだと思うぞ」
カエデ「会長……そこまで私のことを思って」
津田(ねえ、五十嵐先輩、ちょろいって思われてない?)
スズ(そう思うけど私に耳打ちすんな)
シノ「というわけだ! 今日の一番は五十嵐に譲るので、思う存分津田で試すがいい!」
カエデ「は、はいっ!」
津田「先輩、しっかりして」
カエデ「つ、津田君っ!」
津田「はい……」
カエデ「わ、私が挑戦しようとするの、協力してくれますか」
津田「えーっと……」チラ
シノ(うむ)
アリア(うふふふ)
スズ(諦めろ)
津田(……うん……)
津田「オレでよければ……」
シノ「よく言った、津田!」
アリア「これでまた出来るねー」
スズ「私って流されやすいんだなー……」
津田「オレほどじゃないと思うよ……」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
シノ「というわけで、唇が付いたらアウトだ。そこまで攻め込めとは言わないから、自分の試せるところまでやるといい」
カエデ「は、はいっ……」
津田(五十嵐先輩が知っているのを分かったうえでルール説明してあげてるのは、会長なりの優しさなんだろうか……)
スズ(逃げ場なくしているだけのような気も)
アリア「スズちゃん私飲み物追加するけど、何か飲む?」
スズ「アイスティーを」
津田「マイペースね、君ら」
シノ「では、やってみよう。五十嵐はこっちを咥えて」
カエデ「は、はひ」
シノ「津田、ゆっくりでいいぞ。反対側から食べ勧めてみてくれ」
津田「あの、いいんですか」
シノ「本人は了承しているぞ」
津田「誘導したというか洗脳したというか」
シノ「人聞きの悪い。五十嵐自ら頼んできたではないか」
津田「それはそうですが」
シノ「それにこたえられないほど甲斐性無しでもあるまい」
津田「う…… ……い、いきますよ」
カエデ「はい……」
カエデ(つ、津田くんが近づいて……いや、ここで踏ん張るのよ……!)
カエデ(さっきは触れたっていうんだし、心構えさえできていれば、多少近づかれたって……)
カリ
カエデ「~~~!!」
カエデ(や、やっぱり無理っ! いや、何かで気を紛らわせて……)チラ
カエデ(か、顔が近くに…… あ…… こっちを気遣うような目で見ている……?)
カエデ(そう、よね…… さっきも天草会長たち流されてって言っていたわけだし)
カリ カリ
カエデ(ん、ゆっくり食べ進んできてる…… やっぱり気遣ってくれてるんだ)
カエデ「……ん…… ふ……」
カエデ(え、なにこれ、息が漏れて…… やだ、こんないやらしい音が漏れちゃうなんて……)
カリ カリ
カエデ(き、聞かないで津田君……! そんなつもりじゃないんだから……!)
カエデ(もう、げ、限界が……目を閉じたらわからなくなるかしら……?)
スッ
カエデ(………………歯、に当たる…… 津田、君の、動き……息遣い……)
カエデ(こ、これ逆にわかりすぎちゃうじゃないの! 目閉じるなんて逆効果だわ!)
パチ
カエデ(近~~~!!)
津田(忙しい人だな……)
カエデ(え、なに、いつのまにこんな近くに!? や、やっぱり私の唇を奪う気なの!?)
カエデ(う、うば、奪われちゃったら……)
カエデ(もし奪われたりしちゃったら、私……)
カエデ(私…………!)
ギュッ
津田(あれ、また目つぶった)
津田(あと5cmはあるけど、五十嵐先輩としてはここら辺が限界じゃないかな。そろそろ切り上げて……)
シノ「気を付けろよ津田ー、不用意に食べ進むとくっついちゃうからな、私の時みたいに」
カエデ「!?」
津田(おい)
カエデ(経験済みじゃないの!! この、この……)
店員「失礼しまーす、お飲もn」
カエデ「この女たらしーー!」
バチン
全員「…………」
店員「…………」
アリア「4股です」
店員「ああ、やっぱりっ!」
津田スズ「んなわけあるか!! ていうか別作のオチ使うな!!」
おわり!
いーっちゃーらぶっ!\セックス/いーっちゃーらぶっ!\セックス/
行為をエスカレートさせる気満々と言ったな
あれは嘘だ
ウオミーあたりの攻めが限界です
夜になったら、出すよ うっ
>>150,151,157,162
あたりには応えられるといいなあ
コトミ・トッキー・ムツミ編
なんやかんやあって 本編の後
津田家 リビング
ウオミ「残念ながらタカくんの貞操は守られましたね」
津田「残念ながらって……ああ、この人ズボン脱がせようとした張本人だった」
津田「どうにか生徒会役員の3人は、出島さん呼んで帰らせたけど……」
津田「コトミ、時さんは泊まり?」
コトミ「ああいや、微妙に晩な時間じゃない? 送って貰っちゃいまして、お茶でも飲んでってもらおうかと」
津田「ああ、いいと思うよ。帰りはオレが駅まで送るし」
トッキー「いや、別に一人でいい」
津田「いくら腕っぷしが強いといっても、女の子を一人で夜道歩かせるわけにはいかないよ」
ウオミ「襲われることその物を防ぐのも護身術と言いますし、面倒の可能性を低くするのはいい案かと」
トッキー「……ま、そこまで言うなら」
トッキー(……この人はまともっぽいな)
ウオミ「まかり間違っても、タカくんが襲ったりしませんし。私はタカくんに襲われたいので残念ですけど」
トッキー(あ、だめだ残念な人だ)
コトミ「まあそれはそれとしてね、タカ兄。しよ?」
津田「は?」
コトミ「ボッキーゲームの続きだよぉ」
津田「まだ話し続いているのかよ。ていうかまずポッキーと言いなさい」
コトミ「じゃあポッキーゲームの方でいいから」
津田「の方ってなんだよ! じゃない方が恐ろしいわ!」
コトミ「会長とも七条先輩とも萩村先輩とも魚見お姉ちゃんともやっておいて、私とはナシー?」
津田「ねえよ」
コトミ「しかたない、私だけじゃなくトッキーもつけるから!」
トッキー「だから勝手に人を参加させるな!」
コトミ「むう、だめか」
津田「お前妹だろうが」
コトミ「逆に、相手妹だよー? 変に意識しちゃってるんじゃないのー?」
津田「……ったくお前はなあ……」
ウオミ「タカくん、姉より妹萌えなの……?」
津田「そういう話は今していません」
コトミ「ほらー、早く早く」
津田「あーもー」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
コトミ「じゃあね、これでやってみよう!」
ウオミ「ほう、それを選ぶとはなかなかやりますね。駄菓子のキング・オブ・キング」
ウオミ「うまい棒!」
トッキー「は、ポッキー使わねえの」
コトミ「ポッキーゲームにポッキーを使うなど誰が決めた! 私はその枠を、今、破るッ!」
ウオミ「あ、もう天草会長と七条さんと私は破っています」
コトミ「なん……だと……」
ウオミ「破っているって言っても、膜の話じゃありませんよ」
コトミ「なんだ、良かったー」
津田「おかしい、ポッキーの話だったはず!」
ウオミ「ちなみに、天草会長はじゃがりこ、七条さんはひもQ、私はあめ玉でヤりました」
コトミ「おおー、さすが先輩方」
トッキー「あんたの周りって……」
津田「何も言わないで」
ウオミ「ではタカくん、どうぞコトミちゃんの美味な棒にくらいついてあげてください」
津田「いくらなんでも酷い言い回しだ」
コトミ「きて、タカ兄……」
津田「妙なニュアンスつけるな!」
コトミ「はい、あーん」
津田「……あー」
ザクッ
コトミ「はんははあはあいへふはら」
トッキー「わかんねえよ」
ウオミ「真ん中穴空いてるから、タカ兄の吐息が直に感じられるね」
コトミ「b」ビッ
トッキー「合ってんのか……」
ザク ザク
津田(そっちから食べ進んできたか。まあ、これくらいなら余裕もって)
ザクッ ザクッ ザクッ
津田(ん、ちょ、ちょっと……)
ウオミ「ペースあげましたね」
ザクザクザクザク
津田(ちょちょちょいまてーい!)
ウオミ「あっという間に短く」
コトミ「ん、はむ、はふ、はむっ」
ザクザク ぱっ
津田「ぷはっ」
ウオミ「あ、タカくん離した」
コトミ「むぐ、もぐ、んぐ」
ごくん
コトミ「もーっ、タカ兄なんで逃げたのー」
津田「逃げるわ! 躊躇なく食べ進んできただろ!」
コトミ「別にいーじゃーん、兄妹のふれあいの延長だよ」
トッキー「そんな兄妹しらねえ」
コトミ「先輩たちとはどこまでやったのさー」
津田「教えん」
ウオミ「あのね、ワタシトハネ……」コショコショ
津田「お、お姉ちゃん!」
コトミ「でぃーぷきっすぅ!? お姉ちゃんずーるーいー!」
津田「あーもーめんどくさいことに……」
ウオミ「あれ。タカくん、食べかすが頬に」
津田「え、どれ」
コトミ「はむっ」
チュ
津田「え」
ウオミ「え」
トッキー「お、おい」
コトミ「これで我慢してあげるっ」
津田「なんなんだよ、もう……」
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
コトミ「じゃあ、最後にトッキーの番かな?」
トッキー「なんでまだその話生きてるんだよ」
コトミ「いいじゃん、結構楽しいよー?」
トッキー「私はいいんだよそういうのは」
津田「あのなぁ、別に好きでやってるわけじゃ」
コトミ「あれー、でもタカ兄だってまんざらじゃないんじゃない?」
津田「はあ?」
コトミ「あれだけの美女達に身体を求められるなんて、男の夢だよ!」
津田「お前なあ」
トッキー(…………こいつの兄貴、いくら何でも周りに流されやすすぎじゃないか)
トッキー(それに甘んじてデレデレするような軟派な奴は……いらいらするな)
トッキー(なんかちょっと痛い目にあわせてやった方がいいんじゃないか)
トッキー「おい」
コトミ「ん?」
トッキー「いいよ、やったろうじゃねえか」
コトミ「えっ、マジ!? ついにタカ兄がトッキーまでも攻略!?」
津田「ちょっと黙ってろ。あの、こいつの言うことは気にしなくていいよ?」
トッキー「いや…… ちょっと思うところがあるからな」
津田「? う、うん……」
コトミ「じゃあじゃあ、トッキーはどれ使う? イカソーメンとかどう?」
トッキー「別に普通のポッキーでいいよ」
スッ
トッキー「ほら、そっち咥えな」
コトミ「うひゃーっ、タバコもちかっこいいーっ」
ウオミ「コトミちゃん、この人不良なの?」
コトミ「ですよー」
津田「じゃあ、失礼して……」
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トッキー「てえいっ!」
バキッ
津田「ぐはぁっ!」
トッキー「男がデレデレするんじゃねえよ」
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トッキー(これだな)
トッキー「てえいっ!」
ぽろっ
トッキー(あ、落ちた)
ずぷ
津田トッキー「「!?」」
ウオミ「あ、ドジっ娘か」
コトミ「トッキーだいたーん」
ウオミコトミ「「指フ○ラなんて!!」」
津田トッキー「「お前達はどうしてそういう発想になるんだ!!」」
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なんやかんやあって週が明けて
津田(ふぅ…… これで月曜の授業終了、と)
津田(あー、それにしても週末はひどかったな……生徒会行くのも若干怖い)
津田「はぁ」
ムツミ「あれー、タカトシ君、まだ生徒会行ってなかったの。もう教室誰もいないじゃん」
津田「ああ、三葉、お疲れ。今日日直だったから遅くなっただけ。これから行くところだよ」
ムツミ「ふぅん。なんか疲れてるね」
津田「ま、いろいろね」
ムツミ「ため息は駄目だよー、幸せ逃げちゃうから」
津田「ははは。三葉はどうしたの」
ムツミ「私は忘れ物とりに。えーと、あ、あったあった」
津田「お菓子……それは……」
ムツミ「最後までチョコたっぷり。机に入れてつまみ食いしてたからさー、忘れちゃって」
津田「生徒会としてはあまり見過ごせないんだが」
ムツミ「あーっ、しまった! 黙っててー」
津田「ま、いいけど。見つかるなよ」
ムツミ「えへへ、ありがと。じゃあお礼。残りだけど」
スッ
津田「え」
ムツミ「はい、あーん」
津田(こ、この展開は……いや、三葉に限ってないか……)
津田「あ、あー……」
カリ
津田(トッポもいいもんだな)
ムツミ「タカトシ君、ちょっと無防備」
津田「え?」
グイッ カリッ
津田「!?」
ムツミ「えへへ…… それじゃ、私部活行くからっ!」
カリ モグ ゴクン
津田「あ、ああ……気を付けて……」
ムツミ「タカトシ君もね、気を付けないと」
津田「……いや、はは……」
ムツミ「幸せ逃がしちゃうぞ!」
タタタタタ
津田「…………廊下、走るなよー……」
津田(まあ、こういう日も)
津田(たまには、いいか)
おわり
トッキーマジむずい
思ったより長く続いてしまいました。
これでこのシリーズは終わりにします。
皆さん、いろいろ感想や支援ありがとうございました。
>>187
そういうのは…… いずれな?
ではまた、次の生徒会役員共SSで
このSSまとめへのコメント
初キスが間接キスでチョコの味…
このUP主、出来る!!