モバP「ロリコンですが、何か?」 (146)
ロリコン紳士なプロデューサーとロリアイドル達との会話を短編式で綴っていきます。
#chapter15
モバP「……」カタカタ
ちひろ「…」カリカリ カタカタ
ガチャ
氏家むつみ「おはようございまーす…」
モバP「おう、おはよ…どうした?何かあったのか?」
ちひろ(何で挨拶しただけで分かるのでしょうか)
むつみ「いえ、そんなに大した事では無いんですけど…」
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モバP「好きな小説家が…亡くなった?」
むつみ「はい、素敵な物語を書く方で、今もシリーズ物を書いてる途中だったのに……はぁ…」
モバP「それは…残念だなぁ…俺の好きな画家も、先月階段から落ちて死んじゃったんだよなぁ…」
むつみ「画家?」
モバP「あぁ、あんまり詮索しない方が良い。どうしても知りたければ小梅に聞け。アイツ俺が貸した画集気に入って持ち歩いてるから」
むつみ「はい…なんだか好奇心をそそる言い方ですね」
モバP「そうか?」
むつみ「はい」
~~~
モバP「…」
むつみ「……はぁ…」
モバP「……むつみ」
むつみ「え?あ、はい、何でしょう?」ニコ
モバP「ちょっとデートしようぜ」
ちひろ「おい」
むつみ「で、デート…ですか?」
モバP「おう。先週クルマ買ったんだ。独身の特権ってヤツよ」
むつみ「はい…?」
モバP「ちょっとドライブでもしよう。気分も晴れる」
むつみ「…そういう事でしたら」
~~~
むつみ「小さくて可愛い車ですね」
モバP「だろ?いつか買おうと思ってたら、なんかニューモデルが出てさぁ、思わず買っちまった」
むつみ「ふふ…」
モバP「……お、着いた着いた」
むつみ「え?」
モバP「ほら、アレ見てみろよ」
むつみ「ん…?…わぁっ大きい本屋さんですね!」
モバP「文香に1回連れてこられてさ」
むつみ「へぇ…?」
むつみ「うわぁ、すごい…」
モバP「えーと…」キョロキョロ
むつみ「どうしたんですか?プロデューサーさん」
モバP「お、あった。あれだな多分」
むつみ「?…あっ」
モバP「むつみが言ってた本、コレだろ?」
むつみ「はい…でも何で…」
モバP「病気は悪かったようだけど、最後の一冊だけはって書き上げてあったんだと。そんで編集部が追悼の意を込めて、最終巻を今日発売に持ってきたんだって(さっき急いで調べたんだけど)」
むつみ「………」スッ
モバP「……」
「…あ、コレ最終巻出てるんだー」
「面白いの?」
「面白いよー。うわー嬉しいなー買お買お」
むつみ「……っ」ポロポロ
モバP「…それ、買って帰ろうな」
むつみ「…はい…」ポロポロ
ブロロロロロ…
モバP「…」
むつみ「……あの、プロデューサー」
モバP「んー?」
むつみ「これ、買ってくれて、ありがとうございます」
モバP「おう。相当好きなんだなその人。まさか泣いちゃうなんて」
むつみ「…もうっ」
モバP「ははは、良いじゃないか良いじゃないか」
むつみ「…ふふ」
モバP「あんま気ぃ落とすなよ?言っちゃ悪いが、人なんかいつか死ぬモンだよ」
むつみ「はい、そうですよね…もう、大丈夫です」
モバP「…俺さ、普段はあんまり物語とか読まないんだけど…」
むつみ「?」
モバP「そのシリーズ、良かったら貸してくれないか?」
むつみ「…はいっ、もちろんですっ」
モバP「難しくない?」
むつみ「はい!この物語はですね、とっても強いのに泣き虫な主人公が…」
#chapter15
『何かが生まれて
何かが死んで
そして何かが はじまっていく』
#chapter16
モバP「だー畜生!さぁもっと早く動け俺のニュー ミニクーパー!」
モバP(まさか梨沙の迎えの時間を間違えるなんて…!)
モバP「これじゃロリコン失格…だっ!」キキーッ
モバP「梨沙!」
的場梨沙「…遅かったわね」
モバP「スマン!言い訳はせん!許してくれとも言わん!ただ謝らせてくれ!本当にスマン!!」
梨沙「別に怒ってないし」
モバP「…えっ?」
梨沙「別に遅れる事くらい誰でもあるわよ。あとアンタは、遅れる事はあっても来なかった事は一度も無いでしょ」
モバP「あ、あぁ…」
梨沙「…つ、つまり、それなりに信頼はしてやってる……って、コト」
モバP「………っ!」キュン!!!
梨沙「パパは遅刻もしないけどね」
モバP「っ………スマン」シュン
期待 前作のスレタイなんだっけ?
梨沙「…そのパパも、アンタには一目置いてるのよね」
モバP「あぁ、的場さんは話の分かるロリコンだ」
梨沙「一度ちゃんとお話したいって」
モバP「あぁ、今度事務所でロリコンの会合を催すつもりだ」
梨沙「…ちひろさんに何言われても知らないわよ」
モバP「なんとかするさ」
>>8 モバP「ロリ達と」っす
梨沙「うーん…」
モバP「どうした?」
梨沙「さっきはそんなに考えずに言ってみたけど…アンタってホントに約束とか破らないわよね」
モバP「当たり前だろう。幼女の頼みとあらば何でも叶えてやる」
梨沙「あそこのワゴンで売ってるアイス食べたい」
モバP「承知」キキッ
梨沙「ちょ、冗談だって」
梨沙「ホントに買ってもらったし…ありがと」ペロペロ
モバP「ふむ…」パクパク
梨沙「…?」ペロペロ
モバP「まるでデートみたいだな」
梨沙「みたいじゃなくてデートのつもりだけど」
モバP「!!」
梨沙「ロリコンの扱いには慣れてるのよ」ニヤニヤ
モバP「…負けたぜ嬢ちゃん。そのアイスは俺の奢りだ」
梨沙「最初からそうだったじゃない」
梨沙「…あのさ」
モバP「ん?」
梨沙「約束、しようよ」
モバP「何をだ?」
梨沙「私を…トップアイドルの景色まで連れてって」
モバP「…」
梨沙「私、頑張るから…」
モバP「…もちろんだ」
梨沙「本当?絶対よ?」
モバP「あぁ、絶対連れてってやる」
梨沙「…へへ、なんか安心した」ニヘ
モバP「…お前は本当にロリコンのツボをおさえてくるよな」
#chapter16『“絶対”って、あるんだと思う』
#chapter17
ちひろ「…」ボーッ
モバP「…」ボヘー
ちひろ「…ねぇプロデューサーさん」
モバP「なんでしょう」
ちひろ「何で私の仕事まで全部やっちゃったんですか?」
モバP「チッヒが仕事しろって言うから…」
ちひろ「自分の仕事をしろって意味だったんですけど」
モバP「自分のはもう終わりましたし」
ちひろ「…」ボーッ
モバP「…どっか遊びに行こうかなー」
ちひろ「え…どこ行きます?」
モバP「晶葉ん家行ってきます」
ちひろ「…イッテラッシャーイ」
モバP「なんで超棒読みなんですか?」
ちひろ「イッテラッシャーイ」
モバP「同じ言葉しか言わないの、ゲームの村人みたいですよ」
ちひろ「イッテラッシャーイ」
~~~
モバP「さて…研究所に着いた訳だが…」
ピンポーン
モバP「……」
モバP「こんな時の為に鍵を貰ってたりする」ガチャン
ガチッ ウィーン…
カチッカチッカチッ
ビーッ!!!
バシュウ…
モバP「鍵開けただけなのに何が起こったんだこの家は」
モバP「おーい、昌葉~?生きてるかー?」
池袋晶葉「スゥ……スゥ…… 」
モバP「やっぱり寝てたか。」
昌葉「スゥ………」
モバP「……」ゴソゴソ
モバP「以前藍子と一緒に買ったトイカメラ、今では一日で容量いっぱいになっちゃいます」カシャ カシャ
昌葉「………んむ…」
モバP「よう」カシャ
昌葉「…助手か…何故ここに?」
モバP「遊びに来たぜ」
昌葉「……」プイッ
モバP「何だよまた寝るのか?作業台で突っ伏してると首痛めるぞ?」ヒョイッ
昌葉「な!?何してるんだ!?」
モバP「オフトゥンまで運ぼうと思って」
昌葉「起きる!起きた!起きたから離せ!!」バタバタ
昌葉「…何しに来た?」
モバP「お腹すいてる?」
昌葉「日本語が通じないのか」
モバP「なんか食べたい物とかある?」ナデナデ
昌葉「はぁ…いい加減子供を甘やかす癖を直そうとは思わないのか」ペシッ
モバP「思わんな」
昌葉「そうか…なら、普通の朝ごはんが食べたい」
モバP「え、作れって事?」
昌葉「うん」コクコク
モバP「マジかよ…料理はそこまで得意じゃないんだが…」ガサガサ
昌葉「そう言いつつ買い物袋から卵とか味噌とか取り出してるのには恐怖すら感じるな」
モバP「だってアッキーほっといたら食生活とかグダりそうなんだもの」ガサガサ
昌葉「どこぞの犬みたいな呼び方はやめないか」
~~~
モバP「はい、召し上がれ」
昌葉「味噌汁、卵焼き、焼き鮭、野沢菜、納豆…とても料理が苦手な人間が三十分で作った物には見えないんだが…」
モバP「まぁまぁお食べ」スッ
昌葉「カメラを構えるのはよせ。食事中は卑怯だ」
モバP「えー」
昌葉「…いただきます」ペチッ
昌葉「…」モグモグ
モバP「…」ジーッ
昌葉「…あまり見るな」
モバP「昌葉は何してても絵になるな」
昌葉「はいはい…」パクッ
モバP「…」
昌葉「…おいしいな」ニヘ
モバP「!」カシャカシャカシャ
昌葉「あ!きさま!」
#chapter17『あなたは芸術である』
#chapter18
星輝子「…」ボーッ
森久保乃々「お天気…悪くなってきたんですけど…」
輝子「うん…雨、降るかも…」
乃々「雨ですか…もりくぼは静かなのが好きなので、雷は苦手ですけど…」
輝子「わ、私も……フヒ、でも、雨は最近好きになった…」
乃々「最近?どうしてですか?」
輝子「フヒ…秘密…」
乃々「そこまで言っといて秘密ですか…いぢめですか?」
輝子「ヒーミーツー…フヒヒ…」
乃々「…あ、プロデューサー、傘持って行ってないんですけど…」
~~~
モバP「…」テクテク
白菊ほたる「あ…っ…プロデューサーさん…」
モバP「あれ?ほたる、帰ってきちゃったの?今から迎えに行こうと思ってたのに」
ほたる「あ…ごめんなさい、でも、歩いてこられる距離だったので…」
モバP「だからこそ心配なんだよ。ちゃんと待っててくれなきゃ」
ほたる「ご、ごめんなさい…」
モバP「あ、あ、別に責めてる訳じゃないぞ?」オロオロ
ほたる「…ふふ」
モバP「ほたる、最近どうだ?」
ほたる「…アイドルはとても楽しいですけど、やっぱり私、不幸体質で…」
モバP「またそんな事言って…いいか?ほたる」
ほたる「はい…?」
モバP「お前がアイドルとして頑張ってるのを見て、少なくとも俺は幸せだぞ?」
ほたる「…」
モバP「ほたるを不幸なんて呼ぶヤツなんかウチの事務所にはいない。違うか?」
ほたる「はい…」
ポツ ポツ
ほたる「あ…」
サァァ…
モバP「…雨降ってきたな」
ほたる「あの…ご、ごめんなさい」
モバP「はは、ほたるの所為じゃないって」
ほたる「でも…わぷっ」バサッ
モバP「傘、忘れちゃったからさ。俺のスーツ被っとけ」
ザァァァァ…
モバP「ほたるに罪悪感を抱かせやがって…雨は好きだが、この雨は許さん!」
ほたる「ふふ…」パサッ
モバP「あれ、スーツ脱いじゃうの?」
ほたる「私も…雨に、負けたくないですから」ニコ
モバP「…ははっ、そうか。なら2人で濡れて帰ろうか」
ほたる「はいっ」
#chapter18『天から雨、地には花』
#chapter19
ガタン…ガタタン…ガタタン…
モバP「…ファックス!!」
乙倉悠貴「!?ど、どうしたんですかプロデューサーさんっ?」
モバP「え?あぁ、くしゃみだよ」ズズッ
悠貴「体調が悪いんですか?」
モバP「昨日雨の中歩いて帰ってさー。今また水浸しになったら、もれなく風邪引けるな」
悠貴「だ、駄目ですよっ?今プロデューサーさんがいなくなったら、私どうしたら良いか…」
モバP「はは、頑張るよ」
悠貴「わー、すごいっ窓の外見てくださいプロデューサーさんっ。山ばっかりですよっ」
モバP「ホントだなー。さっきまで地元と一緒みたいな風景だったのになぁ」
悠貴「早いんですねー…新幹線…」
モバP「それにしても、新しく入ったアイドルの初仕事が田舎で農業体験だなんてなー」
悠貴「私は楽しみですよっ?」
モバP「そう?」
悠貴「はいっ」
モバP「あ、お菓子食べる?」
悠貴「はいっ!ふふっ、なんだか遠足みたいですねっ」
モバP「後ろの二人にも分けてあげよう」
悠貴「はいっ…あらっ?」ヒョコッ
赤城みりあ「スー…スー…」
福山舞「ん…クー…スー…」
悠貴「眠っちゃってますねっ」ボソボソ
モバP「……」カシャ カシャ
悠貴「あっ、プロデューサーさんっ、こないだ凛さんとかに寝顔撮影禁止って言われてたじゃないですかっ」
モバP「悠貴、声大きい」ボソボソ
悠貴「あ、ごめんなさい」ボソボソ
悠貴「くぁ…なんだか私も眠くなってきました…」
モバP「まだまだ時間あるから、寝てても良いぞ?」
悠貴「えー、でもそれじゃ、景色見られない…」グシグシ
モバP「後でいっぱい見られるから心配すんな。外国に行くわけでも無いし、ずっとこんな景色だよ」
悠貴「ふぁ…そういうことなら…あ、寝顔撮るのはナシですよ…」
モバP「はいはい 」
悠貴「…スー…」
モバP「…」カシャカシャカシャ
#chapter19『どこまでいっても、日本でした』
#chapter20
スタッフ1「うお…あのプロデューサーか…」
スタッフ2「CGプロのモバPさんかー、相変わらずスゲェ良いガタイしてるよな…」
スタッフ1「温厚ないい人 だけど、アイドルの危険とか関わると鬼みたいだからな…」
スタッフ3「企画確認しとこ。あと4回くらい確認しとこ」
モバP「今日はよろしくお願いします」ペコ
監督「おぉ!モバP君!」
モバP「おや監督、おはようございます」
監督「元気にやっとるかね!」バシバシ
モバP「はい。お陰様でアイドル共々健康です」
スタッフ2(なんであんなに監督に気に入られてんの…?)
スタッフ3(ほら、二人共ロリコンだから…)
スタッフ1(あぁ…)
みりあ「わぁーっ!すごーい!山ばっかり!」
スタッフ1「あ、あぁ赤城みりあちゃん、そんなに茂みの方に行っちゃ危ないよ…」オロオロ
福山舞「綺麗なお花ですねー」
スタッフ2「危ないですよ!刺とか炎症とか!」
悠貴「ど、どうしてここまで過保護にされてるんでしょうか…」
モバP「さぁ…?」
~~~
みりあ「今日は宜しくお願いしますっ」
老婆「はい、よろしくね」ニコニコ
悠貴「コレを持っていけば良いんですね?」テキパキ
老婆「可愛くていい子だねぇ、年頃の息子か孫がいたら嫁子に欲しいよ」ニコニコ
悠貴「あはは…私まだ中学生なんですけどね…」
スタッフ2「取り敢えずは安心かな…」
スタッフ1「田んぼ入るのにそこまで危険はないよな…?」
スタッフ3「泥んことか大丈夫かな…」
スタッフ1「あー…」
悠貴「今日はこちらで溝切りという作業をお手伝いしますっ」
みりあ「田んぼに切り込みを掘って、排水口を作るんだね!」
舞「これを引っ張れば良いんですか?」
老婆「本当は機械でやるんだけどね」ニコニコ
みりあ「へー」
スタッフ3「大丈夫かな…」
スタッフ2「作業服と長靴を用意してある。きっと大丈夫だ…」
悠貴「あれっ?みりあちゃん、裸足で入るの?」
みりあ「うん!」
スタッフ1「!?」
スタッフ2「!?」
スタッフ3「!?」
老婆「泥で汚れちゃうよ?綺麗な脚なのに…」
みりあ「大丈夫だよ!」
みりあ「この泥んこで美味しいご飯が食べられるんだもん!汚くなんかないよ!」パァァァァァッ
スタッフ1(天使や…!)
スタッフ2(天使がおる…!)
監督「…!…!」バシバシ
モバP「…っ!!」バシバシ
スタッフ3(無言で泣きながら肩を叩きあってる…)
#chapter21『真っ白いお米は、どろんこからできてます』
#chapter22
~~~
みりあ「楽しかったね~!」
舞「皆泥だらけになっちゃいましたー」ニコニコ
悠貴「舞ちゃん、最後に盛大にこけたもんね…」
モバP「カメラはここまでで、泥を落としましょうか」
スタッフ1「お風呂ですか?それだと一度山を降りなければならないのですが…」
モバP「山を?この近辺に住んでる人達は?」
スタッフ3「あ、アレです…」
舞「わぁ、ドラム缶のお風呂だー!」
モバP「…五右衛門風呂は無いでしょう。芸人じゃないんだから」
スタッフ2「だったら川に入るしか…」
モバP「川?浅瀬なら大丈夫だと思いますけど」
みりあ「川があるの!?」
悠貴「行ってみたいですっ」
モバP「おーそうか。でも気を付けろよ」
みりあ「はーい」
舞「わぁっ!綺麗!」
悠貴「プロデューサーさんもっほらっ」
モバP「え?いや、番組なんだから俺は…」
みりあ「今は撮影外だよ~ほらほら」グイグイ
モバP「な、なんですか。いぢめですか」
みりあ「乃々ちゃんのマネ?あははっ似てな~い 」
モバP「うるさいよ」
モバP「結構大きな川だな…」
悠貴「わわっ」
モバP「…」ガシッ
悠貴「あ、あ、ありがとう…ございます…っ」
監督「…」カシャ カシャ
モバP「ちょっと監督、俺のトイカメラ勝手に使わないで下さいよ」
監督「これは私のだ」
モバP「え…?お揃い…?ヒゲにサングラスのオッサンとお揃いカメラ…?」
スタッフ1「大丈夫かな…」
スタッフ2「大丈夫かな…」
舞「わぁっ!!」ザパーン!!
スタッフ3「うわぁぁぁぁぁ!!!!」
スタッフ2「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
モバP「舞!!!!!」ザプンッ!!!
悠貴「あっ、あ、プロデューサーさんっ!」オロオロ
みりあ「舞ちゃん!流されちゃってるよ!!」
モバP「舞っ!カボッ、ごふっ、舞ぃ!!!」バシャバシャ
舞「!!」ガシッ
モバP「…ブハァッ!!おい!舞!!大丈夫か!?」
舞「ケホッ、ケホッ、あはっ、あはははっ」
モバP「…何笑ってんだよ」
舞「ゴメンなさいプロデューサーさんっあははっ、なんだか、とっても楽しくって」ニコニコ
モバP「コッチはヒヤヒヤしたんだぞ全く……ブァックシ!!」
#chapter22『恐るべき世界の中で 生命は微笑み続ける』
#chapter23
モバP(まんまと風邪引きました。はい)
モバP(今日はお休みして家で寝てます)
モバP(こりゃ久しぶりに拗らせたなぁ…)
モバP「ファッキシュ!!…あー寒いのに暑い」ズルズル
ピンポーン
モバP「…」
モバP(部屋の主は仕事に行ってるよ!家には誰もいないから帰ってね!)
ピンポーン ピンポーン
「ちょっと!開けなさいよ!」ドンドン
モバP「…おや?」
ガチャ
小関麗奈「…ふん、酷い顔色ね」
モバP「あれ、麗奈…どうして来たんだ」
麗奈「アンタが風邪引いたって聞いたから、お見舞いに来ようとする全員をトリモチで足止めしてやったのよ」
モバP「お前それ誰が掃除するんだよ」
麗奈「さぁ?アンタが元気になってからすれば良いんじゃないの?良いから上がらせなさい。そんでアンタは布団に入る」
モバP「お、おう…」
モバP「…っていやいやちょっと待て。気持ちは嬉しいが家に上がらせる訳にはいかない」
麗奈「病人に拒否権は無いわ」
モバP「俺の風邪なんか大したことない。だから麗奈は…」
麗奈「『インフルエンザにかかれば、ロリコンだって死ぬのよ』」
モバP「!そ、それは…!」
麗奈「アンタが教典にしてる本の一節?らしいじゃない。杏から聞いたわ。本の内容は何故かはぐらかされたけど」
モバP「ぐ…」
麗奈「どうするの?せっかく来てやった見舞いをここで帰すの?」
モバP「…特別だからな」
麗奈「特別って事は、私が初めてなの?」
モバP「あんま特別と初めてを同時に使うんじゃない」
麗奈「は?何でよ」
モバP「………いや、何でもない」
モバP(この子ったら案外ピュアだわ…接し方に気を付けないと)
麗奈「ほら、早くベットに戻って」
モバP「お、おう」ゴソゴソ
麗奈「熱は?…結構あるみたいね」コツン
モバP(あわわ麗奈チャンのチャーミングなおデコがあわわ)
麗奈「食欲ある?焼きプリン買ってきたけど」
モバP「いや、腹は減ったけど甘いモンは今いらないかな…」
麗奈「あっそ、キッチン借りるわよ」スクッ
モバP(え?何あれ。あ、天使?)
~~~
モバP「…ん?」パチ
麗奈「あ、起きた?」
モバP「…俺寝てたのか」
麗奈「二十分くらいね」
モバP「…なんで手ぇ握ってんの?」
麗奈「わ、私が風邪の時は親にこうしてもらったのよ」パッ
モバP「へぇ~」ニヤニヤ
麗奈「ほ、ほら、お粥作ってあげたわよ。お米じゃなくてご飯からだけど」
モバP「おぉありがてぇ」パクッ
モバP「………」
麗奈「なに?」
モバP「…激辛ってオチは?」
麗奈「流石に病人にはやらないわよ!」
モバP「マジかよ…」
麗奈「マジよ。ほら」アーン
モバP「い、いや、自分で食えます」
麗奈「…」アーン
モバP「麗奈」
麗奈「何よ」
モバP「結婚してくれ」
麗奈「!?」グイッ
モバP「熱っ!!」
麗奈「いいいいきなり何言ってんのよアンタは!?」
モバP「献身的な麗奈にキュンときちゃったのよ」
麗奈「………わ、私が世界征服出来たら、考えてやっても良いわ」
モバP「マジで?じゃあ頑張らないと」
麗奈「その前に風邪治しなさいよ」
モバP「そうだなぁ。これじゃ仕事出来ないもんなぁ」
麗奈「…」ギュッ
モバP「何?また手ぇ握ってくれんの?結婚してくれんの?」
麗奈「…あんまりアイドルにプロポーズすんの止めなさいよね」
#chapter23『僕は生きる。君のために』
こないだ全部の幼女書けなかったので思わずやっちまいました
続きは深夜か明日に
乙
晶葉の名前間違ってたよ
この酉キー割れてるけどいいのかな
#chapter24
神谷奈緒「……」ソワソワ
双葉杏「グー……」
奈緒「まだかな…」ボソッ
杏「プロデューサーが?」
奈緒「うわぁ!お、起きてたのか!?」
杏「まぁね」ニヤニヤ
奈緒「…他言無用」
杏「飴」
奈緒「ミルキー3個」
杏「交渉成立」
姫川友紀「……」ガチャ
杏「…どしたのユッキ。酷い顔色だよ」
友紀「…すごく顔怖い人に道聞かれた」
奈緒「なんだそんな事か」
友紀「…事務所の」
奈緒「おぅ…それは…」
杏「教えたの?」
友紀「…断れなかったのぉ……多分私の事知ってて話し掛けて来たし…」ガタガタ
コン コン
友紀 杏 奈緒「!?」
ちひろ「はい?」ガチャ
男「…CGプロのモバPという方にアポイントがあるのですが…」
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
杏「うわぁ…若そうなのに目付き悪いオジサマだなぁ…」
友紀「…」プルプル
奈緒「うーん…」
ちひろ「申し訳ありません。モバPは昨日から病欠でして…」
男「今朝、今日の昼頃に事務所でと連絡を受けました。彼の名刺と受信メールもお見せ出来ますが…」
ちひろ「は、はぁ…そういう事でしたら応接室にお通しします…」
男「お邪魔します…」
パタン
友紀「何だろう…マフィアかなぁ…」
杏「それにしては礼儀正しかったね。強く否定出来ないのが怖いけど」
奈緒「…あ、分かった」
杏「なに?さっきから唸ってたけど」
奈緒「マスターにそっくりなんだよ。ソウルイーターノットの」
杏「あ~…リズが喧嘩売られた時のね」
奈緒「そうそう」
http://i.imgur.com/yjCIRhR.png
コンコン
ちひろ「今日はお客さんが多いなぁ~…」
ガチャ
ムッシュ「こんにちは。モバPさんはいらっしゃいますか?」
奈緒「なんか濃いのが来たよ」
杏「朱色のスーツ…」
友紀「チョビヒゲだよ。見て、チョビヒゲ生やしてるよあの人」
奈緒「…あ、応接室行っちゃった」
杏「さっきのマフィアのオジサマもいるのに」
友紀「マフィアと対等に戦える強いチョビヒゲさんなのかな」
ガチャ
杏「とうとうノックもせずにお客が……って…ぁ…!?」
奈緒「…!!」
友紀「ぅお…!?」
組長「…モバPはおるかのう…」
ちひろ「も、モバPとのアポイントでしたら、応接室に…」
組長「おう、邪魔するわ」
ちひろ「あ、あの…失礼ですが本日は皆様どのようなご要件でお集まりに…」
組長「…前からあの男とはいっぺん顔合わせて話せにゃならんと思うとったんじゃ」ギラギラ
パタン
杏 友紀 奈緒 ちひろ(…ええええええええ!?!?!?)
杏「いや、あれは洒落にならないよ!」
奈緒「着物…刺青…顔に傷…」
ちひろ「プロデューサー…一体なにしでかしたんですか…?」
モバP「おっはにゃー」
ちひろ「ぷ、プロデューサーさん!」
モバP「あぁ、ちひろさん。昨日はどうもすみませんでした」
ちひろ「仕事なんてプロデューサーさんが全部やっちゃてたから良いんですよ!そんな事より!」
奈緒「なんか、怖い男の人が三人来てるんだけど…」
モバP「そうそう、お待たせしちゃったな」
友紀「プロデューサー、大丈夫かな…」
モバP「どうもどうも、お待たせ致しました。的場さん、市原さん、村上さん」
杏「…ん?」
的場(ばりさパパ)「モバPさん、風邪を引いたと聞きました。もう大丈夫なのですか?」
モバP「えぇ、体だけは丈夫ですから」
市原(ニナパパ)「はっはっは。タフな男性は昔から女にモテるでしょう」
モバP「いえいえ、こちらのストライクゾーンがアレですから」
市原「はっはっは。違いない」
村上(巴パパ)「まぁ座れや…ってワシが言うのもおかしな話じゃけどな」
モバP「はい。失礼します」
奈緒「アイドルの…父親組?」
杏「そういえばプロデューサー、こんどロリコン会議開くって言ってたなぁ…」
奈緒「何だそれ!?」
ちひろ「あ、あら~…お父様方でしたか~…私ったらすっかり動転してしまっ…」
モバP「あ、今からこの部屋ロリコン以外入室禁止ですから」
ちひろ「はぁ!?」
的場「いい歳した男だけというのもアレですけどね」
モバP「じゃあロリコンと幼女限定なので。さよなら」パタン
ちひろ「」
杏「あぁ…固まっちゃった…」
ちひろ「な、中でいったい何が起きてるのかしら…」
杏「杏が見てくるよ」コンコン
モバP「…」ガチャ
杏「…」
モバP「アウト」
的場「セーフ」
市原「セーフ」
村上「セーフ」
モバP「…セーフで」ヒョイッ
杏「えっ?」
パタン
奈緒「…杏拉致られたけど」
友紀「アウトとかセーフって何だろう…」
奈緒「幼女判定かな」
ちひろ「っていうか杏ちゃん拉致られちゃったら中の様子分かんないじゃん!」
奈緒「…私も行かなきゃならないのか…」
ちひろ「お願い。頑張って下さい」
奈緒「何を頑張れっていうんだよ…」コンコン
モバP「…」ガチャ
奈緒「…」
モバP「…アウト」
的場「アウト」
市原「セーフ」
村上「セーフ」
モバP「アウトで」
市原「セーフ!」
村上「セーフ!」
的場「アウト!」
友紀「あ、揉め出したよ」
ちひろ「ロリコンなりにそれぞれの価値観があるんですね…」
市原「…アウト」
村上「アウトかぁ…」
パタン
奈緒「…」
友紀「アウトで意見が纏まったみたい」
ちひろ「すごく微妙な表情で帰ってきましたね…」
友紀「…いや、私の番みたいな顔されても」
ちひろ「…」クイッ クイッ
友紀「私二十歳だよ?奈緒ちゃんで駄目だったんならさぁ…」コンコン
モバP「セーフ」ガチャ
的場「セーフ」
市原「セーフ」
村上「セーフ」
奈緒「何でだよっ!!」
ちひろ「友紀ちゃんまでもがロリコンルームに…」
奈緒「何なんだよあの人達!意味分かんねぇよ!」
~~~
モバP「この辺が以前のイベントの写真ですね」
的場「梨沙は…馬と写ってる写真なら切り抜いて家に置いてありますが」
市原「仁奈はたくさん写真がありますね。着ぐるみの種類も豊富な事だ…」
村上「ウチのはアカンのぅ…写真なんか出しおったら『恥ずかしいけぇやめろ』って…」
市原「はっはっは」
杏「…あ、ユッキも入れたんだ」
友紀「なんか思ったより普通の事してるね」
杏「小さな子供を預けてる身としては、どんな事やってるのか知りたいってのはあるんだと思うよ」
友紀「皆さんちゃんと考えて集まったんだね」
市原「…おや、この衣装は見た事がありませんね」
モバP「あぁ、それは別のアイドルの衣装を試しに着せてみたんです。結局本番は着ぐるみだったので、メディアにお披露目することはかないませんでしたけど」
的場「何とも可愛らしいのに…勿体無い…」
モバP「…それと、お心苦しいのですが、雑誌などに使われた写真以外は一応社内情報なので、事務所外への持ち出しは禁止とされているのです…」
村上「な、なんじゃと…!?」
的場「つ、つまり、この可愛い梨沙の写真は頂けないというのですか!?」
市原「こ、この衣装違いの仁奈も!?」
モバP「…申し訳ありませんが」
村上「そんな…嘘や言うてくれモバPはん…」ボロボロ
的場「…っ」
市原「仕方の無い事です…」ホロリ
杏「…」
友紀「外出ていいかな」
モバP「…それで、本日はこちらを用意しました」スッ
市原「そ、それは…?」
的場「それも写真に見えますが…」
村上「止めてくれモバPはん…貰われへん写真眺めたって今は悲しいだけや…」
モバP「…これは、以前から僕が私物のトイカメラで撮影した写真をプリントアウトした物です」
的場「!」
市原「つ、つまり!」
モバP「えぇ、コレは紛うことなき僕の私物!事務所の外だろうと何だろうと関係ありません!」
村上「おぉ…!アンタ最高や!」
的場「これは…!寝顔!」
市原「天使のようだ…!」
村上「っちゅうか寝顔めっさあるやんけ!よぉ分かっとるで!」
ワーワー
~~~
ワーワー
ちひろ「なんか中が盛り上がり出しましたね」
奈緒「もう何でも良い…」
片桐早苗「おっはよーう」
龍崎薫「おはようございまー!」
ちひろ「あ、あぁ、早苗さんに薫ちゃん…」
早苗「どうしたのちひろさん…ん?なんか応接室うるさくない?」
奈緒「ロリコン達が祭りしてる」
早苗「達?モバP君以外にもロリコンがいるの?ちょっと見てこよーっと」
ガチャ
ガッ!!!
モバP「早苗さん…!この部屋は今幼女限定ですよ…!」グググ
早苗「はぁ!?何ソレ…!良いから開けなさい…!」グググ
薫「せんせー!何してんのー!?」
モバP「おぉ薫か、おはよ」
薫「おはようございまー!」
パタン
ちひろ「え!?」
奈緒「早苗さんとドア挟んで押し合いしてたのに、薫ちゃんだけ部屋に入れた!?」
早苗「どうやったの今の!?あ、コラ開けなさい!」
的場「…龍崎薫ちゃん、ですよね」
村上「ワシも見たことあるわ。可愛らしいのう」
モバP「ほら、薫、ご挨拶」
薫「こんにちはっ!龍崎薫です!」
市原「かしこい子ですねぇ」
早苗『開けなさーい。この扉を開けなさーい』
モバP「一つ問おう。何故扉を開けろと言うのか?」
早苗「ロリコンが複数人たむろしていると聞いて」
的場「否定はしません!」
杏「…」
友紀「…」
モバP「早苗さん。僕たちはただ会話してるだけです」
早苗「その場に小さな女の子が何人かいる事が既に問題なのよ」
モバP「つまり貴女は、ロリコンと幼女が一緒にいたらそれだけで犯罪だと?」
早苗「そこまでは…いや、やっぱそういうことよ」
モバP「…Ya Basta!(もうたくさんだ!)」
早苗「!?」
モバP「グローバル、グローバル、グローバル!」
モバP「全世界の現実に存在する貧困や抑圧や差別を無自覚に覆い隠し、または偏ったイメージで悪役を作り出し、」
モバP「多様化と会話、理解と寛容さを否定する狂気じみた『世界統一化』に対し、我々ははここに脳内での闘争を宣言する。」
モバP「フィクション上のいかなる創造や空想や遊戯、ものすごくエッチな妄想さえも現実的手段をとらない限りにおいて」
モバP「我々は永久に、真に自由であるのだ!」
(中略)
モバP「そもそも抑圧者に対し勝利を得るとは歴史的にどういうことか ?」
モバP「脳内でしか戦わない我々の勝利は遠く、そして抑圧者は常に強者の態度で我々を痛めつけるだろう。」
モバP「しかし我々の闘争は10年20年のものではなく、100年先の勝利を確実にするため日々歴史的闘争を繰り返す。」
モバP「その100年の間には様々な問題が起こるだろうが我々は周囲の理解と共感を得ながら、孤独で確実に生きてゆく。」
モバP「そう、生きてそれを楽しむ事こそが、我々の闘争そのものなのだ!」
早苗「ここを開けなさーい」
モバP「コイツ聞いちゃねぇし」
早苗「警察よ!」バーン
モバP「な!鍵は!」
早苗「ちひろさんに借りたわよ…さぁ観念しなさい」
市原「待って下さい片桐さん!モバPさんは法に触れる事など一切していません!」
的場「そうです。一度落ち着いて話を…」
モバP「ココでやられるくらいなら…俺は薫を連れて遠いどこかへ逃げる!」ギュッ
薫「えー!?せんせーどっか行っちゃうのー!?」
村上「なんで自分から悪い方に向かうんじゃアンタは!」
早苗「観念しなさい!」バッ
モバP「ぐあぁーっ!!」ギリギリギリ
杏(昨日の今日だから回復アピールしたかったんだろうなぁ…めんどいからそんなの誰にも教えないけど)
#chapter24『ロリコンとは夢見る幼生。死して子供と飛ぶ夢を見る』
#chapter25
~~~
村上巴「洋服に『可愛い』を纏わせる」
巴「ピュアフレグランス!」新素材!
スタッフ「…はいOKでーす!」
「お疲れ様でしたー」
モバP「お疲れ様、巴」
巴「…のう、P」
モバP「どうした」
巴「己、親父にウチの写真渡したじゃろ」
モバP「あぁ、以前お会いしてな」
巴「…はぁーっ」
モバP「悪いな。頼まれたんだよ」
巴「…まぁ、恥ずかしいってだけの事じゃ…大目に見ちゃる」
モバP「そりゃあどうもありがとう」ワシワシ
巴「やめんかい」ペシッ
スタッフ「あのー、巴ちゃん?」
巴「あん?何じゃ」
スタッフ「あ、えっと…」
モバP「巴、口調」
巴「あぁ、スマン…何でしょうか?」
スタッフ「以外に少ないテイクで撮影終わっちゃったから、コレ良かったらどうぞ」
巴「シャボン玉?…こんなにようけもろてどないせぇ言うんじゃ…」
モバP「まぁ、余ったら事務所に置いときゃ誰か遊ぶだろ…どうもありがとうございます」
巴「フーッ」プワプワ
巴「おー…」
モバP(あんまり気の無い返事だった割に、ずっと遊んでらっしゃる)
巴「おっ!見てみぃ!P!デカいの出来おった!」
モバP「おー。スゲェなー」
巴「なー」
モバP(スゲェ可愛いなー)
巴「P。ウチ、シャボン玉好きじゃ…」キラキラ
モバP「ほう」
巴「自分でも初めて知ったわ…」
モバP「今まで知らなかったのか」
巴「童の遊びやとばっかり思うとった」
モバP(いや子供の遊びだけどね)
モバP「…新しく好きな事を見付けられるって良い事だなぁ」
巴「お?何じゃ、遠い目しおって」プワプワ
モバP「いや、なんでもありませんよ」
巴「おかしな奴じゃのう」プワプワ
モバP「あ、そうだ。巴、知ってるか?なんで液体のシャボン玉が空中で形を保ってられるか」
巴「は?…さぁ?石鹸混ぜとるからとかじゃろ?」
モバP「まぁそれも勿論なんだけどね。シャボン玉って本体が回転してる間は割れないんだってさ」
巴「へぇ~…コイツら全員回っとんのか…」クルクル
モバP(…なんで巴まで周り出してんだよ。可愛いなオイ)カシャカシャ
#chapter25『恋した僕らは泡になり、消えてゆく』
#chapter26
城ヶ崎莉嘉「ねーねーPくーん!見て見てー☆」
モバP「んー?」
莉嘉「ほらほらコレーっ☆ラブレター貰っちゃったー」
モバP「ファンレターな…まぁラブレターと変わらん内容のもあるけど」
莉嘉「へっへー!良いでしょー」
モバP「良いでしょって言われてもな…」
莉嘉「だってPくんはお手紙貰えないでしょー?」
モバP「当たり前だろ。誰が俺宛にファンレター書くんだよ」
莉嘉「んー…莉嘉とか?」
モバP「それファンレターって言わないから」
莉嘉「あれー?」
莉嘉「でも不思議だよね!莉嘉もPくんも頑張ってるのに、莉嘉しかお手紙貰えないなんて。どうしてかな?」
モバP「そりゃ莉嘉が可愛くて俺が可愛くないからだろ」
莉嘉「えー?Pくん可愛くないかなー?可愛いよー?」
モバP「男に可愛いって言ったって大半の奴は嬉しくないよ」
莉嘉「こないだ爪が全部ピンク色になってた時とか可愛かったけどなー?」
モバP「…加蓮のイタズラな。思い出させないでくれ。気付かずにあのまま牛丼食って帰ってきちゃったんだぞ」
莉嘉「あははーっ」
莉嘉「Pくんはファンレター欲しいと思わないの?」
モバP「思わんなぁ」
莉嘉「なんでなんで?」
モバP「お前達への応援が、そのまま俺への応援でもあるからな」
莉嘉「へぇ~…ちひろさんはーっ?」
ちひろ「わたしも一緒の考えですよー」ニコニコ
莉嘉「そっかぁ」
モバP「そういうこと。ほら、俺への応援の為に今日も頑張ってこい」
莉嘉「はーい!いってきまーす」
#chapter26
『少女とは何か
美である
美であるから
不滅なのだ』
#chapter27
三好紗南「ふんふ~ん」ピコピコ
モバP「紗南はソファ好きだよな」
紗南「んー?いや、ソファ好きって訳じゃないよ?ただゲームすんのに楽なだけー」ピコピコ
モバP「ほう…」
モバP「じゃあ姿勢の楽さを度外視すれば、紗南は俺の膝の上でも半日ゲーム出来る訳だな」
紗南「やだよ。やらないよ?ゲームの姿勢は大事だよー」ピコピコ
モバP「大丈夫。俺の膝座り心地良いから。学校の校長室か会議室のソファぐらい気持ちいいから」
紗南「それメッチャ座り心地良いじゃん」
モバP「おや、どこの学校でも説教ルームと呼ばれるあそこに紗南はあそこに入った事あんのか」
紗南「学校にゲーム持ってってんのバレて、何度かねー」
モバP「紗南は不良だなー」
紗南「へへー」
モバP「……」ペラペラ
紗南「…それいつの写真?」
モバP「これはこないだ千佳との仕事帰りに桜通りがあってな、ついでに花見した時の写真だ」
紗南「えーお花見?いいなー」バタバタ
モバP「なんだよ」
紗南「私もお花見したーい。お花見ー」バタバタ
モバP「もう桜なんかとっくに散ったっつーの……また来年な」
紗南「えー?……あ!そうだ!」
紗南「よいしょ」ポスッ
モバP「何だよ」ナデナデ
紗南「へっへー。これこれ」
モバP「どう○つの森?」
紗南「そうそう」ポポンポポーン
モバP「花見出来ないからって俺の膝で焼けどう森?」
紗南「のんのん。お花見はしますよー…ほら!」
モバP「んー?あ、桜咲いてんじゃん。六月なのに」
紗南「ゲーム機本体の時計を四月に戻したんだよー。普段はあんまり使わないんだけどね」
モバP「それでお花見?」
紗南「うんっ!」ピコピコ
モバP「楽しいのか?それ」
紗南「うんうん」ピコピコ
モバP「…向こうにお団子あったはずだけど」
紗南「後で良いー。今はお花見するんだー」
モバP「…そうかい」ナデナデ
#chapter27『非現実のサクラは、かくも満開に咲く』
#chapter29
龍崎薫「せんせー!」タタタッ
モバP「おー、お疲れ」
薫「ちょっと疲れちゃったー!」
モバP「とてもそうは見えんけどな」
薫「そう?」
モバP「おんぶでもしてやろうか?」
薫「んーん!一緒に歩こー!」ギュッ
モバP(かわいい)
モバP「結構暗くなっちゃったなー」
薫「まだ明るいよー?」
モバP「でももう日が斜めになってる」
薫「キレイだねー」
モバP「そうだなぁ」
薫「薫ねー、オレンジ色好きだよー」
モバP「あー、なんとなくそんな気はするな」
薫「ミカンも好きだしー………」
モバP「……」
薫「…えへへっ」
モバP「ミカンしか思い付かなかったのか」
薫「あ!あ!まだあるよ!」
モバP「へぇ?何だ?」
薫「せんせー!」ビシッ
モバP「…ペイルオレンジって事か?」
薫「んーん!今ね!夕日がオレンジ色だから、せんせーも皆もオレンジ色になってるのー!」
モバP「あぁ、なるほど」
薫「だからねっ!せんせー大好きー!」ギュッ
モバP「オー!俺も大好きー!」ガシッ
薫「えへへー」
モバP「…ツッコミがいないとマジモンの犯罪者だな。さっさと帰ろう」
#chapter29『おしまいの、ちょっと前
生き物ぜんぶ ミカン色』
#chapter30
ブロロロロロ…
モバP「時速100キロでー飛ばしたらー」
早坂美玲「…?」
モバP「丁度良いー風が吹いてくるー」
美玲「なんだその歌」
モバP「アマチュアローカルバンド」
美玲「時速100キロは危ないぞ。ぶつかったら痛いしな」
モバP「歌ってただけだよ。ちゃんと制限速度は守るさ」
美玲「ん」
残念なのはこのPが千佳ちゃんと絡まないことだな...
美玲「…おなかすいた」
モバP「んー?なんか食って帰る?」
美玲「なっ!なんで聞いてんだよっ!」
モバP「そりゃこのちっさい車ん中で呟かれたら聞こえるって」
美玲「がるるー!」
モバP「で、どうする?何か食べたい物ある?」
美玲「に、肉」
モバP「肉かー…確かびっくりド○キー近くにあったよなー」
美玲「ハンバーグ!」
モバP「おー大正解」
美玲「クンクン……あっち!」
モバP「全然違う」
美玲「うー」
>>102
さらっと省けばいけると思ったのに…
何故バレた
美玲「どれ頼んでいいっ?」フンフン
モバP「どれでも好きなの頼めよー」
美玲「んー…」フンフン
モバP「『ぶーちゃんのおこさまランチ』でも良いぞ」
美玲「良くないし!誰だよぶーちゃん!」
「見てあの子、凄い格好してる。メッチャ可愛くない?」
「…あっ!あの子あれだよ!あのーアイドルの…」
モバP「美玲、目立ってるぞ」
美玲「うぅ…恥ずかし…」
店員「ご注文お伺いします」
モバP「おろしそバーグステーキセットと…」
美玲「クリスピーチキン&バーグステーキと!メリー・メリーゴーランド!」
モバP「パフェは後で頼めよ」
美玲「じゃあ時間差でおねがいしますっ!」
モバP「面倒な客だな」
店員「いえいえ」ニコニコ
~~~
美玲「いただきます!」
モバP「いただきます」
美玲「…!」ガツガツ
モバP「落ち着いて食べろよ。フードに付くぞ」
美玲「じゃあ取る!」グイッ
モバP「ハンバーグ優先かよ」
美玲「美味しいな!」ガツガツ
モバP「そんだけ喜んでもらえたら、ハンバーグの神様も嬉しいだろうな」
美玲「ハンバーグに神さまがいるのか!?」
モバP「知らないよ」
美玲「なんだ…いつものお礼言おうと思ったのに…」パクパク
モバP「…」スッ
美玲「食事中に写真撮るな!マナー違反だぞ!」
モバP「くっ……成長したな…」
美玲「撮られっぱなじゃいられないからな」
モバP「世知辛い世の中だ…」
美玲「…美味しいな」
モバP「そうだなー」
#chapter30『おいしいねって言うと、神様はちょっぴり微笑む』
#chapter31
椎名法子「おはようございまーす」
モバP「おお法子……なんだそのドーナツの山は」
法子「100円セールだよー。皆で食べようと思って!」
モバP「……スケジュール的に、今日はあんまり人来ないんだけどな」
法子「そんな!?」
モバP「…あ、大丈夫だ。三時にかな子が帰ってくる」
法子「その言い方はあまりに酷いと思うよ」
モバP「俺も頂こうかな」ヒョイッ
法子「どうぞどうぞー」
モバP「やっぱダブルチョコファッションが好きだなー」モグモグ
法子「プロデューサー、結構わかってるねー!」
モバP「そりゃどうも……そういや、法子は何でドーナツが好きなんだ?」
法子「美味しいからだよ?」
モバP「…なんか思ったよりも普通の答えが帰ってきたな」
法子「そりゃまぁ他の理由もいっぱいあるけどね?」
モバP「ほう?」
法子「この円形のフォルムだよねやっぱ!」バーン
モバP「円形じゃないのもあるけどな。エンゼルクリームとかディーポップとか」
法子「今はミスドビッツだよプロデューサー。まぁ、もちろん円形じゃないのも大好きだけど、やっぱりドーナツと言えば思い浮かべるのはこの形でしょ?」
法子「この始まりも終わりも無い形状…自分が一口食べた瞬間こそが、ドーナツの始まりであり終わりでもあるんだよ!」
モバP「えらい哲学的な話になったな」
法子「壮大なんだよードーナツの世界は」
モバP「へーすげー」モグモグ
法子「ドーナツと結婚出来たらなー」
モバP「小学生かよ」
法子「あ~あ…」
モバP「急に項垂れたな」
法子「許されないラブストーリーなんだね…」
モバP「そうだな…辛いよな…その気持ち、分かるぜ」
法子「…例えドーナツに届かなくても、私の想いは変わらないよ…」モグモグ
モバP「そっかー…」モグモグ
#chapter32『その恋は始まらない。この愛は終わらない』
#chapter33
メアリー・コクラン「あら、P。来てたのネ。ちゃんと見てた?」
モバP「もちろんですとも」
メアリー「上手くやれてたカシラ?」
モバP「あぁ、良かったよ。」
メアリー「そう?」
モバP「あぁ…メアリーにぴったりだと思ったよ…」
モバP「『こどもののみもの』のCM…!」プルプル
メアリー「何笑ってるのヨ!」
メアリー「ハァ…疲れちゃったワ…」
モバP「お客さん、どこまで?」
メアリー「CGプロの事務所までお願いするワ」
モバP「腹とか減ってねぇの?」
メアリー「えぇ。それより今はちょっと休みたいワ」
モバP「じゃあちょっと遠回りしながら帰るか」
ブロロロロロ…
メアリー「……」
モバP「…また子供扱いしたって、怒ってる?」
メアリー「怒ってはないワヨ…怒ってないケド、私ってやっぱりまだ子供なのかなーって思っちゃうワ」
モバP「…まぁ、否定はしない」
メアリー「なら、早く大人になりたいわネ」
モバP「子供だから良いって事もあんのに…むしろそれがいいのに…」
メアリー「子供は子供なりに複雑なのよ」
モバP「そっかぁ」
#chapter33『どこにもない、何処かへ』
#chapter34
モバP「はぁ…憂鬱だ…」カタカタ
ちひろ「平日の9時ですからね」
モバP「子供に会えないなんて…」
ちひろ「私としてはプロデューサーさんが一番マトモに仕事する時間なんで安心しますけどね」
ガチャ
南条光「……………」
モバP「…あれっ?光?」
モバP「どうしたんだ光?学校は?」
光「……………お母さんと…喧嘩した……」
モバP「あー…なるほどなぁ…」
光「……」ウルッ
モバP「光、ちひろさんと一緒に給仕室行ってこい。ジュース貰っておいで」
光「うん……」テテ
ちひろ(えぇ~…なんという悪球…)
光「グス………」コク コク
ちひろ「泣かないでー光ちゃん…」
ちひろ(これプロデューサーさんの方が向いてる仕事だと思うんだけど…)
ちひろ「プロデューサーさ…」タッタッタ
モバP「はい、はい。今ウチの事務所に…はい。いえいえ、こちらこそ申し訳ありません…はい、分かりました。失礼します」ピッ
ちひろ「…お母様に?」
モバP「はい。大体の事情も聞けました。今日は気の済むまでココで預かってて欲しいと」
ちひろ「えー…」
モバP「おーい、光ー」
モバP「何があったか話してみ?」
光「うん……家にさ、お花いけてる花瓶があるんだけど…それが落ちて割れてて………私は知らないって言ったのにお母さんが、私がやったんだろって…」グスッ
モバP「あー泣くな泣くな。それはお母さんが悪いなー?」ポン ポン
光「うん……グズッ……」ポロポロ
ちひろ「あらあら…」オロオロ
持田亜里沙「おはようございまーす」ガチャ
ちひろ「亜里沙さん!」
モバP「天帝!」
亜里沙「あれぇ?」
~~~
ウサコちゃん『光チャン!泣いちゃダメうさ!』
亜里沙「ほーら光ちゃーん?にこーってしてみて?」
光「に、にこー」
ちひろ「亜里沙さん来てくれて、なんとかなりましたね…」
モバP「えぇ…」
ちひろ「それにしても、光ちゃんもお母さんに怒られて泣いちゃったりするんですねぇ…」
モバP「いや、違いますよ」
ちひろ「え?」
モバP「アイツが泣いたのは、アイツが悲しかったのは、母親に叱られた事じゃなくて、自分の正義が認められなかったからです」
ちひろ「……」
モバP「ほんと、そこらへんのヒーローよりもよっぽど正義感が強い子ですよ」
亜里沙「あの、プロデューサーくん?お姉さんそろそろレッスンの時間だから…」
モバP「あ、はい。分かりました」
亜里沙「それじゃ…」
モバP「もう落ち着いたか?光」
光「うん……ゴメン、プロデューサー」
モバP「光が謝る事じゃないよ」
光「うん…」
モバP「光、朝飯食ってきたか?」
光「ううん、食べてない」
モバP「駄目じゃないかそれじゃあ、元気出ないぞ?」
光「うん…」
モバP「ちひろさん、ちょっと出掛けてきます」
ちひろ「はーい」
ブロロロロロ…
光「…学校…サボっちゃった」
モバP「ワルだな」
光「うぅ…」
モバP「まぁ良いじゃんか。ヒーローにだって休みはあるよ」
光「そうかな…?」
モバP「おう」
光「そっか」
光「…おー」
モバP「なんだお前、ファミレスが珍しいか?」
光「うん。初めて入った」キョロキョロ
モバP「マジか」
光「外でご飯食べるのって、お寿司ぐらいしかないから」
モバP「へぇ、愛されてんな」
光「そうなのか?」
モバP「まぁな。あ、でも、外食の多いご家庭に愛が少ないって言ってる訳じゃないぞ?俺だって光のこと愛してるし」
光「うぅ、そ、そうか…」
~~~
光「いただきます!」
モバP「いただきます」
光「P、どうもありがとう」
モバP「おう…あ、光。一つ約束してくれないか」
光「ん?」
モバP「今日は俺が一緒にいてやるけど、家に帰ったらちゃんとお母さんと仲直りするんだ。出来るか?」
光「…うん。わかった」
モバP「いい子だ」
光「へへ」
#chapter34『学校を休んだ日の 遅い朝ごはんは 別世界の味がした』
#chapter35
望月聖「♪None of us can help dreaming」
モバP「……」ペラッ
聖「♪Because a dream is
what colors our lives」
モバP「……」ペラッ
聖「♪So we wish though it never comes true」
モバP「…誰の為にでも無いのに口ずさむにしては、勿体無い歌声だよな」
聖「…そうですか…?」
モバP「うん」
聖「でも…大丈夫です…」
モバP「ん?」
聖「今の歌は……Pさんの為に……歌ってましたから…」
モバP「あ、そうなの?」
聖「はい……」ニコ
聖「……Pさん」
モバP「ん?」
聖「ありがとう……ございます……」
モバP「何がかな」
聖「皆に……私の歌…届けたいって願い……Pさんが……叶えてくれた…」
モバP「…俺はきっかけを渡すだけだよ。聖の歌が皆に聞いてもらえるのは聖の力だ」
聖「それでも……ありがとう」
モバP「…どういたしまして」
モバP「…この本さ」
聖「…?」
モバP「むつみから借りてるんだけど…この本の作者、先月、亡くなってるんだ」
聖「…」
モバP「でもその事で、むつみは泣いてた。その事があって、俺はこの人の存在を知った」
聖「…」
モバP「人っていうのはね、死んだらそこで終わりじゃないんだよ。その人はいなくなっても、その人の事は誰かが覚えててくれる」
聖「…はい」
モバP「心配しなくて良いよ。聖の歌声は…いや、望月聖っていう女の子の事は、俺は絶対に忘れたりしない。神様にだって、そんな事はさせない」
聖「…はい」
モバP「自分の存在をたくさんの誰かに伝えられるなんて、聖は凄いヤツじゃないか。少なくとも俺には出来ないよ」
聖「そう……ですか?」
モバP「少なくとも歌ではね。俺、歌苦手だから」
聖「…ふふ」
聖「……Pさん……私の歌……聞いてくれますか……?」
モバP「おう、いくらでも聞いてやる。何の歌だ?」
聖「Pさんへのありがとうと……神様へのお祈り……」
モバP「……」
聖「♪ 」
#chapter35『どうか神さま、私を忘れないで』
お疲れ様ッス
これで幼女は全員書けたと思うけど 誰か忘れてたらゴメンなさい
またいずれ
うわ、ミスった
>>128と>>129の間に下のんが入るんです…
聖「……時々……不安になるんです…」
モバP「…」
聖「私……歌う事は好きだけど……それだけだから……」
モバP「…」
聖「もしかしたら……この世界で私だけいなくなっても……誰も困らないんじゃないかなって…」
モバP「…そんな事無いよ。聖がいなくなったら、多分俺は泣くね」
聖「はい……Pさんは…そう言ってくれるから……」
chapter28はよ
>>144
うわ、完全に間違えた
責任とってまた何か書きます
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