悪魔娘「悪魔だけど」
男「へぇー」
悪魔娘「反応薄くないかしら?」
男「別に」
悪魔娘「私、悪魔なのよ。人外なのよ。凄いのよ」
男「お前凄いって言ってもデヴィルじゃなくて下級デーモンだろ?したっぱだしたっぱ」
悪魔娘「無駄に詳しいのね······」
男「とりあえずそこ退いてくれ、部屋の出入口にいられると邪魔だ」
悪魔娘「分かったわよ」
男「あ、これは取引の内容には含まれないからな」
悪魔娘「......、臆病者は嫌われるわよ」
男「注意深いんだよ、分かったらさっさと退け」
悪魔娘「はいはい」
男「はいは一回」
悪魔娘「これは取引に?」
男「含まれない」
悪魔娘 「」
男は適当に朝食を作って食べた。悪魔娘にも作ったが、彼女の口には合わなかった。
男「あー旨かったー」
悪魔娘「そうかしら?砂を噛んでる気分だったわ」
男「それ、鬱病の兆候らしいぞ」
悪魔娘「マジで?」
男「マジで」
男「そう言えばお前悪魔らしいな」
悪魔娘「さっきからそう言ってるじゃないの」
男「悪魔に会ったら聞いてみたかったんだが、人の魂を集めてどうするんだ?」
悪魔娘「ん?ああそれ毎回聞かれるんだけどね、悪魔っていうのは別にsh......
????「ごめんくださーい」
男「ん、誰だこんな朝早くに」
悪魔娘「この声は......」
ドアの外には背が高めの女性が立っている。年は、25~30ほどだろうか。
男「はーい、どちら様で?」
????「私、隣に越してきました女と申します。今日は引っ越しのご挨拶に参りました」
男「それはどうも御丁寧に、私は男と言います。よろしければお茶でもいかがですか?」
女「それではお言葉に甘えさせていただいて......」
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