アルミン「エレン!ライナーを結婚させる装置を開発したよ!」(23)


エレン「よし、さっそく使ってくるぜ!」

アルミン「くれぐれも悪用しないようにね」


エレン「とは言ったものの、正直ライナーが結婚するとか憎しみ以外なにも感じないんだよな~」

エレン「アルミンには悪いけど、今回は使う機会なんて無さそうだ…」


 キャーダレカー!
 ウ、ウワァー!ラ、ライナァァァ!
 ダレカアルミンヨンデコイ!!

エレン「ん?なんだか向こうが騒がしいな…。どうしたんだ?」テクテク


クリスタ「ユミル!なにやってるの!?」

ユミル「いや…だってコイツがクリスタに……」オロオロ

ミカサ「ユミルは正しいことをした。当然の報い」

アニ「腹筋女の言うとおりだよ。アイツはしてはいけないことをしたんだ」

クリスタ「それにしても限度ってものがあるでしょ!?」

ベルトルト「うわぁぁぁぁぁぁぁライナァァァァァァァァァァアンッ」グスグス

肉片「」


エレン「………なんだこれ?」


エレン「おいベルトルト、いったい何があったんだ?」

ベルトルト「うっ……エレンか………ライナーが…ライナーがぁ」グスグス

エレン「ライナー…?ライナーなんて何処にもいないじゃないか?」

ベルトルト「グスン……あれが…ウッ……あれがライナーだよ…」グスグス

肉片「」

エレン「あれって……!? まさかあの肉片がライナーなのか!?」


肉イナー「」モゾモゾ


ベルトルト「うっ……ライナー…どうして君はっ…………ふぅ」グスグスドピュッ


エレン(なんてこった……俺が裁きを下す前にライナーが死んじまった…)

エレン(くそっ…!こんな事になるならせめて最後にあの装置を使っておくんだった……もったいねぇ)

エレン(…………!?)


エレン(いや待て……まだ終わったわけじゃない…!)

エレン
(そうだ!あの装置の効果は『ライナーを結婚させる』だったはずだ!

 だが、今のライナーは死んでいて結婚なんてできない。

 しかし、アルミンの発明品は絶対でありその効果は物理法則は愚か世界法則さえも超越する!!

 よって、『死人と結婚できない』という矛盾を解消する為に『ライナーは死人ではない』という事象に世界が改変されるんだ!!

 q.e.d. )

殴ったり蹴ったり特に理由があったとしても暴力程度じゃ肉片にはならんだろ

>>9
じゃあユミルが腕だけ巨人化させて引き裂いたってことでお願いします


エレン「よし!さっそく使ってやるぜ!まってろよライナー!」ポチッ



肉イナー「」モゾモゾモゾ

肉イナー「」モゾモゾ

肉イナー「」モゾ


肉イナー「」チーン


エレン「!?」


エレン「なぜだ!? 俺の仮説は正しかったはずだ!」

エレン「アルミンの装置が故障していた…?」

エレン「いや!そんなはずは無い!!アルミンは絶対なんだ!!間違っているのはライナーのほうだ!!!」

エレン「くそっ!どうなってやがる!?」


「ライナー!結婚しよ」


エレン「ん?」


クリスタ「結婚しよ」

ユミル「結婚しよ」

ミカサ「結婚しよ」

アニ「結婚しよ」

ベルトルト「結婚しよ」



エレン「……どういうことだ?まさかライナーが生き返ったのか!?」

エレン「そうか!わかったぞ!」テロリン!

エレン「仮説は正しかったんだ!でも装置の効果が現実に反映される為に若干のタイムラグが必要だっt


肉イナー「」チーン


クリスタ「結婚しよ」

ユミル「結婚しよ」

ミカサ「結婚しよ」

アニ「結婚しよ」

ベルトルト「結婚しよ」

ジャン「結婚しよ」



エレン「…は?」


 -結婚式-

パパパパーン パパパパーン

肉イナー「」

クリスタ「結婚しよ」

ユミル「結婚しよ」

ミカサ「結婚しよ」

アニ「結婚しよ」

ベルトルト「結婚しよ」

ジャン「結婚しよ」

マルコ「結婚しよ」

キース「結婚しよ」

ピクシス「結婚しよ」

ダリス「結婚しよ」


司祭「これより、ライナー・ブラウンの結婚式を執り行う! 結婚しよ」


 そうして、ライナーは結婚した。

 スライムみたいな肉片を大勢の人が取り囲む姿は、地獄絵図を通り越して一種の神々しさを感じるほどだった。憎イナー。


 それとアルミンに後で聞いたんだが、あの時の俺の仮説は間違っていたらしい。

 アルミンは色々と説明してくれたけど、要するに『アルミンの前では生死の有無なんてのはミジンコ以下の価値もない』らしく、『ライナーを結婚させるのに本人の生死なんて些細な問題だ』ったらしい。


 アルミンはスゴイ、俺は改めてそう思った。


アルミン「エレ――ン!」

エレン「おっ!アルミン、どうしたんだ?」

アルミン「また新しい装置を開発したんだ!」

エレン「そうかそうか、アルミンはやっぱりすごいな」ナデナデ

アルミン「えへへへぇ」デレデレ

エレン「それで?今度はどんな装置を開発したんだ?」

アルミン「それはね………



 こうしてまた狂劇は繰り返される。

 次の狂劇は食人か、グロか、はたまた平和か。

 それは神ミンのみぞ知る…


 新約聖書・神ミンによる福音書第848章 -神による祝福-

 おわり

短いけど終わりです。

いろいろ酷いけど許してちょんまげ

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