男「もう嫌だ…いじめられるのは嫌だ…」 (8)

DQN「おい男ぉ!今月の友達料金どうしたコラァ!」

男「な、ないです…」

DQN「んだと?てめぇボスにちくられてもいいんか?おい!?」

男「そ、それだけは!!」

DQN「オラ、財布出せやぁ!」

男「嫌だ!嫌だ嫌だー!!」ダッ

DQN「逃げんなやぁぁあ!!」

ドンッ

男「いたたっ」

俺「大丈夫か?前を見て走ろうぜ?」

男「す、すみません…じゃなかった!!」グイッ

男「あっ!!」

DQN「捕まえたよ男くぅ~ん、お前もうダメ、ボスイベント発生~♪」

男「お願いしますやめて!やめてください!!」

DQN「今から電話すっからよぉ~」

俺「おい」

DQN「もしもし?ボスですか?はい、男はもうそちらいかせま…っ!?」

俺「人が話しかけてる時にケータイ出してんじゃねえぞゴミ」ケータイバラバラ

DQN「てめぇなにすんだおい!!」

バキィッ

DQN「ぐべっ」

俺「オラッオラァッ!」ドゴガシボガァッ

俺「そのボスって奴んとこ、連れてけ」ニヤッ

DQN「は、はひ…」

――――――ボスの家

俺「おーっす、ボスいるかー?」

ボス「んだテメェ?」

俺「ほら、ペットの管理はしっかりしような?」ドサッ

DQN「…」ガクガク

ボス「ほぉ、テメェ…俺の縄張りで何か面白いことしてくれとるんじゃねーか」

俺「縄張り?お前、動物か何かなんか?」

ボス「あ?」

俺「ここはお前みたいな獣のいる場所じゃねえから、山に帰ろうな」

ボス「おい、テメェあんまこいてんじゃねえぞ?」

俺「まだ喋りたい?」

ボス「あ?」

俺「面倒だからさっさと終わらせて帰りてーんだわ」

俺「お前さ、俺が誰だかわかってねーのか?」

ボス「あ?テメェ何かしらねえよ」

俺「そうか、じゃあいいわ」ドゴォッ

ボス「グボォッ」

俺「ボスだかブスだかなんだかしらねえがよぉぉぉぉ」バキッドゴッガシッ

俺「調子こいてんじゃねえぞオラアアアアアアア!!」バゴォンッ

俺「おい」

男「は、はい!」

俺「終わったぜ」

男「あ、あの…」

俺「じゃーな」

――翌日、とある事務所

ヤクザ「なにいー!?DQNを総まとめしているボスがやられた!?」

若頭「…なんだと?」

ヤクザ「一体誰にやられたってんだ!!」

俺「俺だよ」

ヤクザ「!?」

若頭「むっ!?」

俺「オレのこと…知ってんだろ?」

若頭「あ、あ、…ま、まさか!」

俺「おう、久しぶりだな」

若頭「兄貴!!どこいってたんだよ!俺、俺…」

俺「わりぃな、ヤクザとかどうしてもなりきれなくてよ…」

若頭「い、いいんだ、兄貴」

ヤクザ「ま、まさか、あなたが俺さん…お頭の兄貴なんですか!?」

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