――朝
未央「ヤバーっ! 遅刻遅刻ーっ!!」バタンッ
未央母「未央ー! ごはんはー!?」
未央「ごめーん! 食べながら行くー!」
ダッダッダッ
未央(私、本田未央! 15歳の高校一年生!)
書き溜め無しです
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未央「また怒られちゃうよー…………っ!?」
ドテーン
未央「あたた……」
藍子「あの、大丈夫……?」
未央「わわっ、ごめんなさい……って、あいぽんかあ」
藍子「うん、おはよう」ニコ
未央「珍しいねー、あいぽんも寝坊?」
藍子「そうなの。お話してたらつい」
未央「なるほどー、あいぽんは時間すっ飛ばすもんね」
藍子「なんか、相手の子にも悪いことしちゃったみたいで……」
未央「って、うわあ!? また時間が経ってるよ!?」
藍子「大変! 急がなきゃ!」
未央(この子は高森藍子。私の親友で、めちゃくちゃいい子なんだ!)
キーンコーンk
未央「セーーーーーフッ!!」ガラララッ
藍子「あのっ、遅れてごめんなさいっ」
未央「あれ、先生まだいないね」
藍子「本当だ。ってことは間に合った……の、かな?」
「お二人とも!! 今日は遅かったですね!!!」キーーン
未央「うわっ、茜ちん声抑えて……」キーン
藍子「あう……」
茜「はい! すみません!」
未央「抑えてそれなんだ……」タハハ・・・
未央(この子は日野茜。名前通りのとっても熱くて元気な子! 私も負けてらんないな!)
――昼休み
茜「お昼ですよ!! たくさん食べてたくさん動きましょうっ!!!!」
未央「そだねー」
藍子「私は少しゆっくりしてもいいかな?」
未央「あ、たまにはいいかもね! 茜ちんはそれでオッケー?」
茜「ゆっくり……! 難しいですね……!!」ムムム
未央「ところでさー」モグモグ
藍子「?」アムアム
茜「……」ムグムグ
茜「…………ゴックン。はい!! なんでしょうか!?」
未央「この間、流星群が見えたじゃん?」
藍子「っ……そうですね」
茜「?」
未央「その時の話なんだけどさ……。うーん、やっぱどうしよっかな……」
茜「流れ星がどうしたんですか!!?」
未央「声が大きいってば! えっとね、信じてもらえるか分かんないからさあ……」
茜「大丈夫ですよ!! 未央さんがウソをつかないのは分かってますから!!」
藍子「ねえ、未央ちゃん。それって、一昨日テレビでやっていたのの話だよね?」
未央「うん」
藍子「ちょっと聞いてみたいな……?」
未央「……分かった。ホント気にしなくていいから」
――夜中だったけどさ、やっぱり見たかったからベランダに出たんだ。
未央『うわ寒っ……』
未央『おお! ホントにいっぱい出てる!』
未央『綺麗だなー……』ホワー
――ここまでは普通の話なんだけどね?
――流れ星の一つが、なんかおかしな光り方してさ。
未央『あれ? なんだろあの星……』
ゴオオ・・・
未央『なんか、こっちに向かって来てるような……』
ゴオオオオ!
未央『うわわ! ホントに向かって来てる!?』
ゴオオオオオオ!!
未央『ぶつかるーーーっ!!?』
未央「――で、そこからよく覚えてないんだ。気絶したのかわかんないけど、気づいたらぼーっと立ってて、流星群はもう終わってた」
藍子「それって……」
未央「意味わかんないよねー。別に、だからって何かそれ以上起こったワケでもないしさ」
未央「夢だったのかな?」
藍子「ねえ、未央ちゃん。ひょっとしたら私も――」
茜「そういう事だったんですね! 私も同じ事ありましたよ!!」
未央「ウソ! 茜ちんも!?」
茜「はい!!」
藍子「未央ちゃん! 実は私も似たようなことが……」
未央「あいぽんも!? うわすっご!」
茜「これって……ええと……どういうことなんでしょう!!?」
未央「分からない、けど凄いよこれって! 偶然には思えないし!」
ガラッ
美嘉「未央いるー?」
未央「あ、やっほーみかねぇ」
美嘉「やっほー★ んで今日さ、一緒に帰る?」
未央「あーごめんねー? 今日部活の助っ人頼まれててさー」
美嘉「ん、りょうかーい。じゃあ莉嘉にメール入れよーっと」
ガラララ
茜「助っ人ですか!?」
未央「うん。今日は女子サッカー」
茜「いっぱい走り回れますね!! うらやましい!!!」
藍子「茜ちゃんマネージャーだもんね」フフ
未央(星の話は……ま、いっか)
――――
美嘉「久しぶりにプリでも撮ろうかなーっと……」
ザワザワ・・・
カリスマギャルノ・・・
デモミリアッテコガ・・・
美嘉「む……」
ピタ
美嘉(納まったかな……?)
美嘉「……ってアレ!?」
グニャァ・・・
美嘉「ここどこ!? さっきまで廊下にいたのに……!」
???「ククク……アンタ、いい『ネガティブ』持ってるじゃない」
美嘉「誰っ!?」
???「そんなことどうでもいいの。必要なのはアンタの『ネガティブ』だけだから」
美嘉「……って、子供?」
レイナ「子供じゃないっ! レイナサマよレ・イ・ナ・サ・マ!! 様まで付けること!」
美嘉「れいなちゃんって言うんだ。こんなとこでどうしたの? ここ高校だよ?(今は分からないけど)」
レイナ「ちゃんじゃなくて様! まったく、めんどくさいわね……」
レイナ「まあいいわ。その『ネガティブ』とっとといただくから」ニィ
美嘉「っ……! きゃああああああ!?」ズアッ
レイナ「えっと、なになに……?『あらぬ疑惑をかけられてる。それも性癖のことで』?」
レイナ「クックックッ……いいわねいいわね! ウワサってのは特にいいネガティブを生むのよ!」
レイナ「エネルギーは充分! 目覚めなさい!! 『ダリナツセッショーン』!!」カッ!
DNセッショーン「ウッヒョー!!」ズゴゴゴ
レイナ「さあ、好きなだけ暴れなさい! ククク・・・アーハッハッハ!!」
レイナ「……ゲホゲホ」
――――
ゴゴゴゴ・・・
藍子「……あれ、地震かな?」
茜「ここここういう時は慌てず騒がずつつ机の下ですね!!!!」ガタガタン
未央「茜ちんそれロッカーだから! 机こっち!」ガタガタ
ゴゴズシーンゴゴズシーンゴゴゴ・・・
藍子「なんか、足音にも聞こえるような……?」
茜「怪獣ですか!? 怪獣が来た時も机の下でいいんでしょうか!!?」
未央「怪獣なワケないってば! 気のせい気のせい!」
ドガァーーーン
藍子「きゃあっ! 壁が!?」
ヌッ
DNセッショーン「ウッヒョー!!」
未央「怪獣だああああ!!?」
ワー!!
キャー!!
茜「みなさーん!!! こっちに逃げてくださーいっ!! 早くー!!!!」ブンブン
未央「こっちだよー!! 急いでー!!」ブンブン
藍子「私たちも急がないと……」
未央「あいぽんは先に行ってて! 声の大きさなら私たちがイチバンだから!」
藍子「でも未央ちゃん達は……?」
未央「すぐ行くから! 足の速さだってイチバンだし!」
未央「ね、茜ちん!」
茜「私、戦います!!」
未央「!!?」
藍子「ダメだよ! あんなに大きいのを相手にどうやって!?」
茜「気合で何とかなりますから!!!!」
未央「ならないってば! ほら、全員逃げ終わったみたいだし早く!」
茜「カレーも食べましたからーっ!!」グググ
未央「ダーメーだーってーばー!!」グググ
藍子「強いぃ……!」グググ
DNセッショーン「ウッヒョー・・・!」ズズズ
未央「うわこっちに来てる!?」
藍子「早く逃げなきゃ……って!?」
DNセッショーン「ウッヒョー!!」ズオッ!!
茜「お、大きい……」アゼン
未央「危ない!」バッ
ガシィッ!
藍子「…………っ! ………………あれ?」
DNセッショーン「ウッヒョオオ・・・」グググ
未央「ぐぎぎぎぎ……」ガシィィ
藍子「ど、どうなってるの……?」
茜「未央さん凄いです!! 気合ですか!!?」
未央「わかんない……! 何か体が勝手に……!!」パアア・・・
未央「……って、なんか私光ってない……!?」パアアア!!
茜「燃えてるんでしょうか!?」
藍子「違うと思うけど……うわ眩しっ!?」
パアアアアアアア・・・・・・!!
未央「よいしょー!!」バッ
DNセッショーン「ウッヒョー!?」ズシーン!
未央「スゴい……! 何か漲ってきた!」
藍子「あれ、私たちまで光って……!?」パアア
茜「熱い! 温かい!? どっちなんでしょう!?」パアア
カッ!!
――
――――
シュウウウ・・・
スタッ
未央「はじける流星! パッションスター!」ジャンッ
茜「燃える闘魂! パッションファイヤー!」ジャンッ
藍子「ふわふわスウィート! パッションアラモード!」ジャンッ
「「「揃って輝く三ツ星!!」」」
「「「ポジティブ☆パッション!」」」バァーーーーーーン
茜「遠慮はしません!!」
未央「スペースオペラの!」
藍子「始まりです!」
未央「……って」
藍子「えっと……」
茜「凄い!! 早着替えですよ!! それに……」
DNセッショーン「ウッヒョォォォ!!」
茜「なんだか力が湧いてきます!!!!」ダッ
未央「あ、茜ちん!」
藍子「突っ込んだら危ないよ!」
茜「ボンバアアアアアアア!!!!」
茜「トラーーーイッ!!!!」ドゴオッ!!
DNセッショーン「ウヒョッ!!?」グラッ
ズシーン・・・!
茜「やりました!!」
未央「うわ、すっごー……」アゼン
藍子「つ、強くなったってこと?」
DNセッショーン「ウッヒョオオ・・・」
藍子「あ、立ち上がってきちゃう!」
未央「よーし! そんじゃ次は私!」ブンッ
未央「未央ちゃああああん……パアアアアンチ!!!」ドゴッ
DNセッショーン「ウッヒョオオオ!?」ズシン!
未央「いえいっ! 決ま……っ…………た」
未央「あ……れ……? うご……き……が……お、も……い」
茜「な……にが……お……こっ…………た、ん……で……すか…………!?」
藍子「あ、アレ!」
DNセッショーン「ウッヒョオオ・・・」ズズズ
未央「か……い……ぶつ……の……せ……い……って……こと……?」
茜「あ……い…………こ……さん……は……どう……し……て……へ……いき……なん……で……しょ…………う……!?」
藍子「わ、分からない……。えっと、こういう時はどうすれば……」オロオロ
ポワ・・・
未央「あ……い……ぽ……ん……から……ひか…りが!?」
茜「すご…い…! か、らだの重いのが治りました!!!」
藍子「な、何だかよく分からないけど、何とかしなきゃって思ったら……」
未央「なるほど! あいぽん癒し系だもんね!」
茜「攻撃系も負けてられませんよ!!」
未央「そうだ! あいぽんも一緒にやろうよ!」
藍子「ええ!? そんな、私には無理だよ!」
未央「3人一緒なら必殺技とか出せそうじゃない?」
茜「必殺! 熱いですね!!! やりましょう!!」
藍子「で、できるかな……?」
茜「やればできます!! 気合ですよ!!!!」
DNセッショーン「ウッヒョオオ・・・」フラフラ
未央「タイミングもばっちり!」
茜「変身だって勢いですから大丈夫です!!」
藍子「が、頑張る……!」
カッ!
藍子「パッてはじけて!」
茜「飛び乗って!!」
未央「届けえええええええ!!!!」
「「「六つ星!!!!」」」
ドッゴオオオオオオオオオオ!!!!
DNセッショーン「ウ・・・ヒョ・・・」
シュウウウ・・・
未央「消えちゃった……」
茜「勝ったんですね!!」
藍子「良かったあ……」ペタン
未央「でも、これからどうすればいいんだろ」
茜「この力でパーッとガレキを片付けちゃいましょう!!」
未央「だよねえ、とりあえずそうしよっか……」
藍子「あ、もしかしたら……」
ポワ・・・
シュオオオ・・・
未央「うわー! 全部元通り!?」
藍子「戦えないかもしれないけど、私もようやく役に立てた、かな?」
茜「凄いです藍子さん!! ナンバー1です!!」
藍子「ふふ、ありがとう」
――
――――
未央「さて、変身も解けたし」
茜「私たちの教室に戻りましょう!!」
未央「げ、そういえば先生にどう説明しよう……」
藍子「あはは、怒られるかもね」
未央「うわー世界救ったのになあ……」
茜「? ホントのことを話せばいいじゃないですか?」
未央「信じてくれるワケないじゃん……」
藍子「まあまあ、3人一緒だから、ね?」
未央「あ、あそこに倒れてるのって……」
美嘉「ううん……」
茜「美嘉先輩じゃないですか!?」
藍子「……あの、大丈夫ですか?」
美嘉「ううん…………あ、アレ? 未央達……?」
未央「みかねぇ! 無事?」
美嘉「……うん、大丈夫。それに……」
未央「それに?」
美嘉「なんか、逆にスッキリしてるかも。モヤモヤが晴れたっていうか……」
未央「そう……? それなら良かったんだけど」
藍子(何が起こったか知らないのかな?)ヒソ
未央(みたいだね。それならよかった!)ヒソ
未央「とにかく、学校で色々あって大変なことになってたんだ! 一緒に行こ?」
美嘉「……? あれ、アタシそういえば今まで……」
未央「あー! 茜ちんもう先に行ってる!」アセッ
藍子「それじゃあ、行きましょう?」
美嘉「? ……そだね」
つづかない
おしまい
以前トライアドプリムスで似たようなスレを立てた者です
ちゃんみおが中間発表でどえらい順位を獲得していたので記念に書きました。やっぱ凛より似合うわ
オール勢いなので不備とかありまくりでしょうが、何ていうかただただごめんなさい
あ、OPがミツボシなのは確定事項です
HTML化依頼出してきます
本田未央(15)
http://i.imgur.com/h6RlWPR.jpg
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高森藍子(16)
http://i.imgur.com/C0H5VaO.jpg
http://i.imgur.com/SWazpai.jpg
日野茜(17)
http://i.imgur.com/NX3is9D.jpg
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城ヶ崎美嘉(17)
http://i.imgur.com/qED0g4m.jpg
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小関麗奈(13)
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