注意
・R-15
・某ギャルゲーが元ネタ。詳しくはSS本編の中で明かします
ただ、元ネタわからなくても大丈夫(?)な展開に書いてます
・展開をアレンジしてます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1396642646
高尾「稲田…相談が…」
稲田「はい、何でしょうか?」
高尾「その…おススメのギャルゲーとか知ってない?」
稲田「!?」
稲田「ぶ、ぶぶ、部長!ついにその手のゲームに手を染めるんですね!?」ハァハァ
高尾「ちょ、落ち着いてよ!」
稲田「ぜぇぜぇ…それで?なぜギャルゲーなんですか」
稲田「部長は女じゃないですか。普通は乙女ゲー…もしくはBL物が定番では」
稲田「ハッ!部長…まさか女好きで、キマシタワー系の百合百合の気が…!?」
高尾「違うわーー!!!」
稲田「じゃあ理由は何ですか?」
高尾「そ、それは…」
高尾「ほ、ほら!ギャルゲー作ってる人って、大抵は男性じゃない?」アタフタ
高尾「だから男の子は何をすれば喜ぶかとか…客観的に見れるっていうか…」
稲田「……ふーん、つまりギャルゲーで恋愛力を得て、気になる人を落とすと言う訳ですね」ニヤリ
高尾「っ!!べ、別にそんな事言ってないじゃない!!」
稲田(部長は可愛いな!)
稲田「でもですね、ゲームと現実は違いますよ?」
高尾「わ、わかってるわよ!あくまで参考に…」
稲田(……んん?待てよ。あるいは高尾部長なら上手く行くかも…)
稲田「まあ、何にしてもやってみなきゃ分からないですね」
稲田「良いでしょう。今日帰りに家によって下さい」
高尾「ありがとう!」パァァァ
~自宅~
高尾「コレが稲田から貰ったギャルゲー…」
高尾「えーと…タイトルは?」ガサゴソ
高尾「アマガミ?」
高尾「ふーん、いかにもって感じのパッケージね」
高尾「とにかくやってみよう」
高尾「明日から連休だし…徹底的にやり込むわよ!」
~~
高尾「えーと説明書によると…主人公の橘君は少しエッチだけど紳士的で良い人と…」
高尾「辛いが過去があったのね…可哀そうに」
高尾「それで学校以外では、よく押入れに引きこもってると」
高尾「なんか応援したくなっちゃうわね」
~~
高尾「な、何この主人公…」ドンビキ
高尾「あ、頭おかしいんじゃないの!?なんでこんな事、女の子に要求してんのよ!?」
高尾「でも案外…男の子ってこんなもんなのかな…」
高尾「少なくとも頭の中は、こんな欲望に溢れてるのは事実ね」
高尾「メモしないと…えーと男の子は……を……して……したいと…」カキカキ
高尾「……」
高尾「アイツもこの橘君みたいに、実は変な事ばかり考えてるのかな」
高尾「……」
高尾「///」ボンッ
高尾「って!何考えてるのわたしーー!!」
~2週間後~
高尾「ふぅ…やっと半分のキャラを制覇したわ」
高尾「残りは3人…いや隠しキャラもあるって聞いたから4人?」
高尾「それにしても…」
高尾「この森島先輩ってキャラは凄いキレイだけど、かなり変わった性格してるわよね…」
高尾「話が進むに連れ、変態主人公に感化されてきてるし…いや、元々ブッとんでる?」
高尾「って言うかこのキャラの声。私と似てる様な…」
高尾「……」
高尾「まあいいや。とにかく頑張って今月以内にコンプリートするぞ!」
高尾「……」
高尾「やっぱり男の子は、Hな事に寛容な子が良いのかしら?」ドキドキ
~~
高尾「はい…稲田…返すね…」ヘロヘロ
稲田「先輩早いっすね!?もうクリアしたんすか!!」
高尾「うん…」
稲田「それで…どうでした?」
高尾「うん、なかなか面白かったわ!」
稲田「それは良かったです……で?これからどうするんですか」
高尾「……」
稲田「恋のお勉強をしてきたんですよね?」
高尾「ええ、ちゃんとメモも取ったわ」
稲田「メ、メモ!!?」
高尾「う、うん」
稲田「それで何か、良い案が浮かんだんですか?」
高尾「それがね…最近寝不足だったし。今日はぐっすり寝てから後で、考えをまとめるわ」フラフラ
高尾「ね、眠い…」フラ~
高尾「あぅぅ…ちょっと無茶しすぎたわね…」
風間「おい大丈夫か?フラフラだぞ」
高尾「へっ…きゃ、きゃあああ!?」
風間「!?」
高尾「い、いきき、いきなりビックリするじゃない!!」
風間「大げさだな、ただ呼んだだけだろ」
高尾「それで、これから部活にいくの?」
風間「それが、テストで赤点取っちまって…図書室に行って勉強する所だ」
高尾「あっ…忘れてた、私も取ったんだ…」
高尾(ゲームしすぎて、結果が散々だったのよね…トホホホ…)
風間「じゃあお前も来るか?」
高尾「そうするわ」
~図書室~
風間「え?お前俺より赤点多いじゃん」
高尾「今回だけよ!!普段は赤点なんて取らないんだから…」
風間「ふ~ん」カキカキ
高尾「もう…」カキカキ
風間「……」
高尾「……」ジー
高尾「……///」
ドクンッ!
高尾「っ!!」
ドクン!ドクン!
高尾(ヤバイ…緊張してきた…///)
ドクン!ドクン!ドクン!
高尾(いや、これただ緊張してるだけじゃないわ…)
高尾(眠気が通り越して…気持ちが高揚してきちゃってる…)バクバク
ドクン!ドクン!ドクン!
風間「……」カキカキ
高尾「……///」
高尾(ぅぅ…コイツが目の前にいる上に、変にテンションが上がっちゃってるせいかしら…全然集中できない…!!)
高尾(それに思考もグチャグチャになって来てるわ…)ボー
高尾(どうしてこうなった…)グワングワン
高尾(……)
高尾(そうよ、恋のお勉強する為にアマガミをやりすぎて…寝不足になって…)
高尾(アマガミ…そ、そうよ!こういう状況に備えて、勉強してきたんじゃない!!)
高尾(寝てから作戦を立てるとかじゃ甘いわ!今直ぐに…)
高尾(今…直ぐに…アタックするわ!!)
高尾(えっと…何をすれば良いんだろう…)←思考が上手く回ってない
高尾(そうだ図書室といえば、あんなイベントが合ったわね)
高尾(……で、でででも!?あんなこと出来ないわよ…///)モジモジ
風間「ん?高尾…お前顔が赤いぞ」ズイッ
高尾「!?」
高尾(アイツがこんな近くに…///)ドキドキ
高尾(ええーい!!ままよ!!)ガシッ
風間「っ!?なんだよ人の頭を掴んで!!」
高尾(あの森島先輩がやった…眉毛へのキス…)
高尾(わ、私も!やってみせる…!!)
高尾「……」
風間「聞いてるのか!?は、離せよ!!」
高尾「……っ!!」スッ
ゴン!!
風間「痛って!!何いきなり頭突きしてんだよ!?」
高尾「~~~////!!!出来るわけ無いじゃない!!!」
風間「何が!?」
ゴン!
高尾「でも…やってみせる!」
高尾「私の修行の成果を…今!!ここに!!」
風間「しゅ、修行!!?」
ゴン!!
高尾「だ、だめ…気持ちで負けちゃってる…かって外しちゃう…」
高尾「でも諦めない!!」
ゴン!!
風間「お前なんの修行してきたんだよ!!?」
ゴン!!
~~~
高尾「ご、ごめん風間!!」アタフタ
風間「」チーン
之絵(や、やっぱりあの人怖い…!!!)ガクガク
休憩します
>>1
追記
まあ分かってるけどディーふらぐのSSだよ
~自宅~
高尾「ぅぅ…今日は大失敗だわ…」
高尾「っていうか、唐突に眉毛にキスなんて出来るわけ無いじゃない」
高尾「それ以前に、そういう雰囲気じゃなかったし…」
高尾「よ、よし!明日は謝罪を理由に…『アレ』をやってみましょう!」
高尾「それじゃ今日は早いけど早く寝るわ」
~次の日・6時間目終了後~
高尾「う~ん!良く寝たから今日は1日スッキリだわ!」
高尾「……昨日の頭突きが少しだけ痛むけど」ズキズキ
高尾「え~と…風間は元気かな?」コッソリ
大濠(クラスメイト)「風間くん今日はどうしたんだ?」
篠崎(クラスメイト)「なんか機嫌悪そうだけど」
風間「……別に」ズーン
風間「はぁ…痛ぇ…」ズキズキ
高尾「き、気まずい…」
高尾「あ、あの!か、風間~!」
大濠「高尾さん!?///」
篠崎「高尾さんだ!!///」
風間「」ビクッ
大濠「風間くん羨ましいなぁ~!このこの!!」
篠崎「呼んでるみたいだし、早く行って上げなよ!」
風間「……あぁ?」ピキピキ
大濠・篠崎「ひぃぃ!!そ、そんな怖い顔したくても…」
高尾「……っ」オドオド
風間「よりによってアイツか…」テクテク
高尾「あ、あの!き、ききき昨日は、ごめん!!」オドオド
風間「お前なぁ…なんであんな事を…」
高尾「あぅぅ…そ、それは…」モジモジ
高尾(い、言えるわけが無い…)モジモジ
風間「はぁ…もう良いよ。終わった事だし気にすんな」
風間「じゃあな」
高尾「待って!!」
風間「なんだよ?」
高尾「そ、そそそのお詫びとかしたいから」
風間「いいよ詫びなんて、じゃあな」
高尾「ダメ!!」
風間「ダ、ダメっていってもなぁ…」
高尾「今日の放課後、部室に行く前に校舎裏に来て!!」
高尾「待ってるから!」
風間「ちょ、おい待て!なんで校舎裏!?」
風間「はぁ、しゃあねぇな」
~校舎裏~
風間「んで?こんなところに呼び出して、詫びって何だよ」
高尾「あ、あのね…」
高尾「……」
高尾(そうよ、これはお詫び。そういう理由で自然にアレを実行できるチャンス…!)
高尾「え、えっと…その…」
風間「おう」
高尾「……」クルッ
風間「……?なんだよ、後ろに回って背を向けて」
高尾「よ、よ…」
風間「よ?」
之絵「ん?アレは兄貴と…」
之絵「た、たた、高尾先輩!?」ビクッ!
之絵「なに!?今度は何なの!!」コソコソ
高尾「よ、四つん這いに成りなさい!!」
風間「」
之絵「」
風間「は…はぁぁ!?四つん這い!?」
高尾「は、早く!!」ガシッ
風間「ちょ…おま!なんだよ頭掴んで…!!」
風間(クソ…コイツ力強ぇ…!!)
高尾「はぁはぁ…」
風間「な、なに!?なんで俺こんな体勢にさせられてるの!?」orz
風間「そして何故お前は後ろを向いてるんだ!?」
高尾「な、舐めなさい…」
風間「へ?」
高尾「わ、私の!膝の裏を舐めなさい!!」
風間「んなことできるかーーー!!!」
高尾「良いからほら!!」ガシッ
風間「うお!?」
高尾「これはお詫びなんだから…ほら!アンタだって女の子の膝の裏を舐めれて嬉しいんでしょ?」ググッ
風間「お、俺は…そんな変態じぇねーっつーの!!」ググッ
高尾「観念しなさい!!」ググッ
高尾「えい…!!」
チュッ
風間「!!!!?」
高尾「ひゃぅ…!///」
風間「む…むむむ!!!」
高尾「ほ、ほほ、ほら!!犬みたいな舐め回してみなさいよ!!///」←テンパってる
風間「むもぅむむうむうむむむむむむむむ!!?(お前いつから女王様キャラになったんだよ!?)」
高尾「ツッコミなんかしてる暇があるなら、舐め回しなさいよ!///」
高尾「こ、これはあんたへの詫びなんだからね!///」
風間「むもおおおおおお!!!(こんな詫びが合ってたまるか!!!)」ジタバタ
之絵「あ、あああ…兄貴がぁぁ…まるで犬の扱い!!」ガクブル
之絵「まずい…このままだといつか兄貴が本当に奴隷にされちゃう…いやもうされてるかも…」
之絵「背に腹は変えられない…こうなったら、芦花先輩に相談を…」
~自宅~
高尾「はぁ~」ズーン
高尾「私…本当に何やってるんだろう」
高尾「つい勢いでやっちゃったけど…あれ、どうみても詫びでもなんでも無いわよね…」
高尾「って言うかコレじゃ私が単なるキチガイじゃない…」ズズーン
高尾「それに風間もあんまり嬉しそうじゃなかったし…」
高尾「……もうこの手の作戦はやめようかな」
高尾「いや、まだ何かあるわ」
高尾「……」
高尾「そ、そうだ!これまではアレなら大丈夫かも…」
高尾「で、でも…アレは…」
高尾「~~~///」カァァ~
高尾「し、仕方ないよね…風間に迷惑かけたし…」
~次の日・放課後の渡り廊下~
芦花「話は聞かせてもらいましたが、俄かに信じがたいです」
芦花「あの高尾さんが風間さんを虐めてるなど…」
之絵「い、いや!本当っすよ!私、この目で見たっす!!」
芦花「そうですか。風間さんは私の大切な部員です。もしそれが事実なら懲らしめなければなりませんね」
之絵「お願いします!」
芦花「所で風間さんはどんな仕打ちを受けてきたんですか?」
之絵「そ、それは」
コツコツ…
芦花「む、噂をすれば風間さんが」
風間「……」
之絵「あ、あああ!!芦花先輩!!兄貴の背後から…」ビクビク
芦花「っ!!高尾さんが風間さんの背後に!!」
高尾「……」ソロ~
芦花「高尾さん…なぜあんな得物を仕留める様な眼で、風間さんの背後に…」
之絵「ほ、ほら見てください!もう危険人物以外、何者でもないでしょ!」
高尾「……」
高尾「…えい!!」ダキッ
ギュウゥゥゥゥ
之絵・芦花「!!?」
風間「!!!!!!」ビクッ
風間(な、なんだ…この背中に当たる…柔らかな感触は…)パフパフ
高尾「ご、ごろにゃ~ん!///」ギュゥゥゥ
風間「た、高尾!!?」
高尾「にゃ~ん///にゃんにゃ~ん///」ギュゥゥゥ
風間「お、おま!なんだよいきなり!?///」
高尾「だから…そのお詫びよお詫び!!///」
風間「はぁぁ!?」
高尾「これならアンタだって不快な思いはしないでしょ?///」ギュゥゥゥ
風間「そ、それはそうだけど……って!!何言わせてんだコラー!!///」
之絵・芦花「」
之絵「あ、あっれー…こんなハズじゃ…」
芦花「」
之絵「あ…芦花先輩、その今回はなんかおかしいんです」
之絵「もうちょっと様子を見ていきましょう」
芦花「いえ之絵ちゃん、その必要はありません」ゴゴゴゴゴ
之絵「!?」
之絵(芦花先輩がメッチャ怒ってる…!?)
芦花「……もう、準備は出来てます」ゴソッ
之絵「そ、それは袋…!!」
芦花「ごめんなさい…妹さん。でもお兄さんがいけないんですよ?」
之絵「え?」
芦花「風間さんにはしっかりとお仕置きをしてあげないといけませんね(闇属性モード)」
之絵「」
芦花「かーざーまーさーん」ゴゴゴ
風間「ひぃ!!?お、おまいたのか!!」
高尾「へ?きゃああああああ!!!!ろ、ろろろ、芦花!!!?」バッ
芦花「随分とお楽しみでしたね?風間さん」
風間「」ビクッ
風間(嫌な予感が…)
芦花「良かったですね?高尾さんのおっぱいが堪能できて」
芦花「さぞ気持ちよかったのでしょうね、顔が緩んでますよ?」
風間「き、気のせいだ…」
高尾(あ、あれ?なんかコレやばい雰囲気?)
之絵「あ、あああ兄貴がぁぁ…」ガクガク
高尾(之絵ちゃんもいるじゃない…よし!ここはお兄ちゃんを救って誤解を解いてもらうわ!)
高尾「か、風間!!」ガシッ
風間「っ!?なんだよ人の手を引っ張って!!」
高尾「に、逃げるわよ!!」
風間「逃げるって何処に!?」ダダッ
高尾「と、とりあえず学校の外!!」ダダッ
芦花「おや~?何処へ行くんですか?」ゴゴゴ
之絵「あ、兄貴が…ヤバイ。二重の意味でヤバイ!!」
之絵「こうなったら…私が兄貴を救うしかない!!」ガクガク
之絵「あ、兄貴!待ってろ!!」
之絵(ぅぅ…こ、怖いよ~~…)グスグス
休憩します
多分、次でラストまで一気に投稿します
之絵じゃなくて之江よ
>>32
ありがとう。以後、直すね
~街~
高尾「ぜぇぜぇ…」ダダッ
風間「ぜぇぜぇ、おい!何処まで行くんだよ!」ダダッ
高尾「えっと……どうしよう風間!?」
風間「俺に聞くのかよ!!」
芦花「……」ダダッ
高尾「いけない…このままじゃ芦花に追いつかれちゃう…」
風間「そうだ!そこの裏路地に曲がれ」
高尾「っ!!ここね!!」
風間「後はジグザグに、この通路を走っていけば撒けるだろ!」
高尾「ハァハァ…」
~~~
風間「よし!後は適当に建物の中に隠れるぞ」
高尾「建物、建物…じゃあ、あそこに」
風間「っ!?おい、ソコって…」
芦花「むむ、見失いました」
之江「ぜぇぜぇ…兄貴…この街中で何処に連れてかれたんだ…」
~~~
風間「ひとまずココなら、来れないだろう」
高尾「うん」
風間「所で聞きたいんだけどよ」
高尾「うん…」ギクシャク
風間「何でラブホテルを選んだ!?しかもなぜチェックインしたーー!!」
高尾「だ、だって慌てて選んだんだもん!しかたないじゃない!」
風間「だからって本当にチェックインしなくてもいいだろう!?」
高尾「う、うるさいわね!ちょっとココで休んで時間稼げれば良いじゃない!」
高尾「……」ドキドキ
風間「……」ドキドキ
高尾「ね、ねえ」
風間「お、おう」
高尾「汗かいたし、ちょっとシャワー浴びてくるわね」
風間「わかった」
高尾「それじゃ」
ガチャッ
風間「……」
シャーー…
風間「……チクショウ、何を緊張してんだ俺は」ドキドキ
~シャワー室~
高尾「本当、どうしてこうなったのかしら…」
シャーー
高尾「あれ?」
高尾「そういえば…このシュチュレーション…!!」
高尾「……」ドキドキ
高尾「いやいや!アイツはそんな覗きなんかする男じゃないわ!」
高尾「っていうか!覗きなんて人として最低よ!」
高尾「で、でも…」
高尾「……」モジモジ
~2時間後~
風間「随分と長くシャワー浴びてるな」
風間「俺も汗かいたし入りたいんだが…」
風間「ノックするのも、なんか気が引けるしな…」
風間「しっかしおせえなぁ」
風間「……」
ガチャッ
風間「お、やっと出たか」
高尾「……」コソッ
風間「なんだよ、ドアからひょこっと顔出して…着替え終えてないのか?」
高尾「……ばか」
風間「は?」
高尾「な、何で覗きに来ないのよ!?」
風間「」
風間「お前…何言ってんだ?」
高尾「覗きに来なさいよ!このバカ!!」
風間「女に覗きを強要された!?」
高尾「もう~~まどろっこしいわ!」ダダッ
風間「ちょ!?お前、バスタオルくらい着ろ!!///」
風間(す、すっぽんぽんじゃねぇか…!!///)ドキドキ
高尾「アンタも一緒に入るわよ!!」グイッ
風間「はぁ!!?」ググッ
高尾「ほら…こっちに来なさいよ…」ググッ
風間「おま!!見えてる見えてる!!バスタオル着ろって!!」チラチラ
高尾「何よ!チラ見してる癖に説得力ないわよ!!」
風間「うっせぇ!!見えてねぇし!!///」チラチラ
グラッ
高尾・風間「あ」
ドサッ
高尾「……」
風間「いててて…おい、大丈夫か?」
高尾「アンタが支えてくれたおかげで、大した事ない」
風間「おかげでおれは、お前に押し倒されたがな」
ムニュ
風間「ん…?」
ムニュ、ムニュ
風間「っ!!!すまん…不可抗力で胸を…///」スッ
高尾「待って」ガシッ
風間「!?」ムニュ
高尾(もう…こうなったら、やぶれかぶれよ!)ドキドキ
風間「高尾…!?」
高尾「……」ギュゥゥゥ
風間「おい高尾…///」
高尾「……あ、あああの、あのね」ドキドキ
風間「な、なんだよ…」ドキドキ
高尾「……」
ドクン!ドクン!
高尾「あんたの鼓動…凄い事になってるわね」
風間「あ、当たり前だろ…こんな体勢で…」
高尾「それってつまり、私にドキドキしてくれてるのよね?///」
風間「……そ、そうだよ。悪かったな///」プイッ
高尾「嬉しい」ギュゥゥ
風間「ぅぅ///」
高尾「ねぇ風間、わたし…」
高尾「スー…」
高尾「アンタの事が……す、すす、好き」
風間「……」
高尾(い、言っちゃったぁ~~!///)カァァ
風間「……」
高尾「ねぇ、何か言ってよ…」
風間「もしかしてよ」
高尾「?」
風間「ここ最近様子がおかしかったのは、コレを言う為か?」
高尾「まあ…大体そう…なのかな?」
風間「……お前どんだけおかしな愛情表現してんだよ」
高尾「か、返す言葉がないわ…」
高尾(やっぱりフラれるわよね…)ウルウル
高尾「うぅ…ぅぅ…」グスッ
風間「……」
風間「わかった。付き合うか」
高尾「え……」キョトン
高尾「ほ、本当?」
風間「お前が原因とは言えラブホまで一緒に来て、しかもお前の素っ裸まで見ちまったし」
風間「その上、そんな目で見られたら…なんつーか…」
風間「変に責任感じちまうっつーか…」
風間「とにかく、オッケーだ」
高尾「」
高尾「~~~~!!!//////」
ギュゥゥゥ
高尾「う、嬉しい…嬉しいよ…」ボロボロ
高尾「ぅぅ…もうダメかと思った…」
風間「泣くなよ…ったく」ナデナデ
高尾「風間…好き、大好き」
チュッ
高尾「んん…」
風間「んあ…」
~~
高尾「~~~/////」ドキドキ
風間「……///」ドキドキ
風間「なあ…そろそろ…」
高尾「もう少しゆっくりしていかない?」
風間「もうあれからだいぶ経ったぞ?」
高尾「あの…耳貸して」
風間「……?」
高尾「―――」ヒソヒソ
風間「……!!」
高尾「……」
風間「……」
風間「あ、ああ…」ゴクリンコ
――
――――
――――――
――――――
――――
――
高尾「すっかり暗くなっちゃったね」
風間「おう」
高尾・風間「……」
高尾・風間「ん…///」チュッ
高尾・風間「///」
風間「帰るか…」
高尾「うん…手、繋いで」ススッ
風間「ああ」ギュッ
高尾・風間「///」
店員「ご利用ありがとうございました」
高尾・風間「///」
風間「なあ」
高尾「うん?」
風間「何か…忘れてるような気がするんだが」
高尾「確かに…なんだっけ」
芦花「み~つけた」
高尾・風間「」
芦花「風間さん…こんな夜遅くにどうしたんですか?」
高尾「芦花!こ、これは…その…」ビクビク
芦花「高尾さんには聞いてませんよ?ねぇ風間さん」
風間「」
芦花「どうしてこんな時間までラブホテルにいたんですかね?」
風間「さ、さあ…何でだろうな…」ギクシャク
芦花「あと妹さんがショックのあまり、つい先ほど泡吹いて気絶しましたよ?」
之江「」ブクブク
風間「の、之江――!?」
高尾「っ!?妹さんしっかりして!!」
之江「オ、オニイチャンガ…スンゴイ人ト…」ブクブク
風間「之江!!!しっかししろーー!!!」
芦花「さて風間さん?」
風間「」ビクッ
芦花「このままじゃ妹さんがあんまりにも不憫でならないので」
芦花「妹さんの仇うっておかないとなりませんね?」ゴゴゴ
風間「ま、待て!少なくともお前の妹じゃないだろう」
芦花「奥義…暗黒の目潰し!!」
ザクっ
風間「ぎゃああああああ!!!!」
高尾「か、風間!?」
風間(あの日の帰り道…仮部部長から洗礼を喰らったが、次の日には怒りが治まってて、いつも通り接してくれて)
風間(勿論、部員に高尾との交際がバレてしまってたのは言うまでも無いが)
風間(高尾との交際をしつつ、部活では馬鹿らしくも退屈しない日々を送った)
風間(後に高尾家にお邪魔したと時に分かったが、あいつのかーちゃん、あのデパート火災の時のお姉さんだった)
風間(之江は相変わらず、なぜか高尾にビビッている。しかも何かと俺を心配している)
風間(そして、時が経った)
~数年後~
風間「えっと…今日から角○グループのエンター○レインで勤めさせて頂く風間です」
高尾「同じく高尾です!ヨロシクお願いします!」
スタッフ1「おお、なんかあの子可愛いな///」
スタッフ2「脇にいる男は不良っぽそうだな」
風間(あれから俺は、ゲーム会社に就職する事になった)
風間(毎日毎日、高尾にゲーム付き合いをされて、ゲームの知識をイヤというほど叩き込まれた)
風間(挙句には一緒に就職したいと懇願され、仕方なくこの会社に就職した)
編集長「あれ?新入社員がもう2人いるんだがな」
風間「おいおい…初日から遅刻かよ」
芦花「すいません遅れました」ガチャッ
風間「って!お前かよ!!」
芦花「初めまして。風間堅次さんの愛人の柴崎芦花です(炎属性)///」
風間「何が愛人だコラァァ!!」
高尾「え、あ、あんた浮気してたの…!!?」ウルウル
風間「んな訳ねーだろ!!ほいほい信じるなーー!!」
スタッフ1「愛人だって」
スタッフ2「うわーひっで」
風間「いやいや!先輩達も信じるなよ!?」
編集長「マジねーわ。キミ、クビね」
風間「おい編集長テメー!!!」
中「みそこなったぞ堅次!お前はいつからそんな男に…!!」
風間「テメーがもう一人の新入社員かよ!?つーか自己紹介すませろ!!」
子王「やあ、僕が代表取締役だからね風間君」
編集長「しゃ、社長!!?なぜここに!!」
風間「お前が上司かよ!!!」
高尾「ねぇ…本当に芦花と浮気してないの?」ボロボロ
風間「んな訳ねーだろうが!ったく…」
高尾「な、なら…今ココでチューしてよ…」グスッ
スタッフ一同「」ガタッ
風間「!?」
高尾「じゃないと…信じないんだから…」グスグス
風間「おま、何言って」
高尾「お願い…」
スタッフ一同「」ゴクリンコ
風間「あーもう!!分かったよ!!ったくどいつもこいつも…めんどくせぇ…」
チュッ
高尾「///」
風間「……ほ、ほら、どうだ///」ドキドキ
高尾「うん///ありがとう大好き///」ギュゥゥ
風間「……ったく///」ギュッ
芦花「良かったですね風間さん(闇属性)」
風間「」ビクッ
芦花「じゃあ私からもプレゼントしないと」
風間「おい、待て、やめr」
芦花「えい」
ガボンッ
スタッフ一同「ふ、袋!?」
風間「も…もがああああぁぁ!!?」ガクンッ
高尾「か、風間!!?しっかりして!!!」ユサユサ
芦花「……」ゴゴゴ
子王、中「良いな~」
編集長「しゃ、社長…!?」
風間・高尾(先が思いやられる…)
終わり
以上です。ここまで読んでくれてありがとう
一応、中の人ネタも絡めて作りました
気が向いたら『船堀さん編』も作るので、その時はヨロシク
ではノシ
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません