昼下がり、ぼのぼのはいつものようにシマリスの元を訪れた。
ぼのぼの「シマリスくん、ボクだよ。ラッコのぼのぼのだよ」
シマリス「あっ、ぼのぼのちゃん!」
樹の穴からひょこっと顔を出したシマリスがぼのぼのを見るなりスルスルと降りていく。
ぼのぼの「遊ぼうよ」
シマリス「なにして遊ぶの?」
ぼのぼの「えーっと、えーっと……」
シマリス「えーっとってどんな遊び?」
ぼのぼの「いや、遊びじゃなくて考えてるだけなんだけど」⊃⊃⊃⊃⊃⊃
シマリス「うん」⊃⊃⊃⊃
ぼのぼの「アライグマくんはなにしてるんだろう?」
シマリス「アライグマちゃんとも遊びたいのね、ぼのぼのちゃん!」
ぼのぼの「うん」
シマリス「そうと決まったらアライグマちゃんを探すのでぃす!」
ぼのぼの「そだね~」
シマリス「――アライグマちゃんったらどこ行ったのかしら?」
ぼのぼの「クズリくんのところにもいなかったね」
シマリス「あっ! いたわぼのぼのちゃん! ほら、あそこのしげみに!」
ぼのぼの「ほんとだ。なにをこそこそしてるのかな?」
シマリス「アライグマちゃん!」
ぼのぼの「アライグマくん」
アライグマ「っ!? なな、なんだよお前ら! いるならいるって言えよ!」
シマリス「アライグマちゃん、そこでなにをしてたの?」
アライグマ「今すごく大事なところなんだ。悪ぃが今日は遊べねぇよ」
ぼのぼの「あーーーっ!」
アライグマ「な、なんだよ」
シマリス「どうしたのぼのぼのちゃん!」
ぼのぼの「おとうさんに遊んでくるって言うの忘れてた」
アライグマ「しょうもねぇことで大声出してんじゃねーよ!」ボカッ
ぼのぼの「いてっ」
シマリス「アライグマちゃんアライグマちゃん」
アライグマ「なんだよ」
シマリス「それ」
シマリスが指さしたのはアライグマの股間にある突起物だった。
アライグマ「あっ! ……ちっ、見られちまったか」
ぼのぼの「うわぁっ、アライグマくんのおちんちん、上むいてる。どうしたのそれ?」
アライグマ「はんっ、教えねーよ」
ぼのぼの「教えてよ」
アライグマ「教えねーっつってんだろ!」ポカッ
ぼのぼの「いてっ」
シマリス「アライグマちゃんアライグマちゃん」
アライグマ「あぁっ?」
シマリス「シマリス、とってもアライグマちゃんの股間に興味があるのでぃーす」
アライグマ「教えねーっつったのが聞こえなかった? シマリスちゃん」
シマリス「いぢめる?」⊃⊃⊃
アライグマ「いじめてやるいじめてやる!」ボカボカボカボカッ
アライグマ「お前はほんっとにいじめたくなる顔してんな!」
ぼのぼの「アライグマくんアライグマくん」
アライグマ「なんだよぼのぼの」
ぼのぼの「あっ、元に戻ってる」
アライグマ「ほんとだ。くそっ、せっかく原因究明してたのに。お前らのせいだぞ!」
シマリス「原因究明?」
アライグマ「チンコが大きくなった原因だよ」
シマリス「シマリスも気になるのでぃーす」
ぼのぼの「ボクも知りたいなぁ」
アライグマ「しつけぇなあ……。わかったよ。そこに座れお前ら」
ぼのぼの「わーい」
シマリス「やったでぃす」
アライグマ「いいか、お前ら。よーく聞けよ? さっきのオレのアレはな、勃起っつー現象なんだ」
ぼのぼの「ボッキ?」
アライグマ「ああ。オヤジから聞き出したことだから信用していいかはわかんねぇけどな」
ぼのぼの「アライグマくんのおとうさんってなんでも知ってるんだね」
アライグマ「それしか教えてくれなかったけどな。とにかく、なんかよくわからねーけど最近頻繁におこってさ」
シマリス「原因に全く心当たりはないの? アライグマちゃん」
アライグマ「ねぇんだよなあ……。勝手にでかくなったり気づけば小さくなってたり。今回もお前らとやり取りしてる間に縮こまったし」
ぼのぼの「おちんちんをでっかくしたり小さくする遊びかぁ。なんだか面白そうだね」
アライグマ「お前は単純でいいよな。なんでも遊びに結びつけちまうんだから……。こっちは遊びじゃなくて困ってんだよ。お前らなんか解決策考えろ」
シマリス「わかったわ、アライグマちゃん。シマリス一生懸命思案を重ねるのでぃす!」
ぼのぼの「ねぇ、アライグマくん」
アライグマ「おっ、なんかいい案あるのか?」
ぼのぼの「それってボクのおちんちんでもおこる現象なのかな?」
アライグマ「さあな。で、解決策は?」
ぼのぼの「えーっと……えーっと……わかんない」⊃⊃⊃⊃
アライグマ「お前に期待したオレがバカだったよ」
シマリス「アライグマちゃん、もう1回おっきくしてみせるのでぃす」
アライグマ「はぁっ? なんでだよ」
シマリス「実物を見ないことには浮かぶものも浮かばないのでぃーす!」
アライグマ「それもそうか。でも言っただろ? 勝手にでっかくなるって」
ぼのぼの「シマリスくん、アライグマくん、見て見て」
シマリス・アライグマ「!!」
2匹が目にしたのは見事に上をむいたぼのぼのの性器だった。
シマリス「ぼのぼのちゃん! 一体どうやっておっきくしたの?」
ぼのぼの「なんかおちんちんのことずっと考えてたらおっきくなっちゃった」
アライグマ「っつかぼのぼののチンコ、オレのよりでけえ……」
ぼのぼの「おっきくなったのはいいんだけど、どうやって元に戻すんだろう?」
アライグマ「オレの時はなんも考えずにボーッとしてたら治まったけどな。シマリス、お前はどうだ?」
シマリス「なにも異常ないわよ」
アライグマ「……んっ? あ、あれ?」
ぼのぼの「あっ、アライグマくんのおちんちんも」
アライグマ「お前のを見てるうちに勃っちまった。連鎖反応でもあるのか?」
シマリス「でもシマリスはなんにも異変ないわよ?」
アライグマ「全く、どうなってんだろうな一体」
ぼのぼの「スナドリネコさんに聞いてみようよ」
シマリス「名案なのでぃす!」
アライグマ「ぼのぼのにしちゃ冴えてるな。そうと決まったら早速聞きに行こうぜ。いくぞお前ら」
――しばらくたってから先ほどのしげみに戻った3匹は、輪になって座りこんでいた。
ぼのぼの「スナドリネコさん、あんまり教えてくれなかったね」
アライグマ「1つだけなんか言ってたな。なんだっけ」
シマリス「『考えて考えてそれでも途方に暮れるようならこすってみるといい』って言ってたのでぃーす!」
アライグマ「そうそう、それだそれ。チンコをこすれってことでいいのか?」
ぼのぼの「ボク、やってみようかな」
アライグマ「ぼのぼのが積極的なんて珍しいな」
ぼのぼの「もしかしたら面白い遊びになるかもしれないからね」
シマリス「カリカリカリカリカリカリカリカリ」
アライグマ「なにしてんだよ、シマリス」
シマリス「ぼのぼのちゃんを応援してるのでぃす! アライグマちゃんもやるのでぃーす!」
アライグマ「よし、やってみろ。ぼのぼの」
ぼのぼの「うん」
シマリス「がんばって、ぼのぼのちゃん」
ぼのぼの「んーっと……えーっと……」⊃⊃⊃⊃
アライグマ「なにやってんだよ。早く大きくしろよ」
ぼのぼの「どうやっておっきくするんだっけ」⊃⊃⊃⊃
アライグマ「お前の場合はチンコのこと考えてりゃでかくなるっつってただろ!」
ぼのぼの「あっ、そっか。じゃあ考えてみるよ」
ぼのぼの(おちんちん、おちんちん……おちんちんで面白い遊び……面白い遊び……)
シマリス「あっ! おちんちんが!」
ぼのぼの「おっきくなったよ」
アライグマ「オレのもそのうち膨らむのかな?」
ぼのぼの「そもそもどうしておちんちんがでかくなるのかなぁ。おしっこ出す時はちっちゃいままなのに」
シマリス「おちんちんを思い描いてたらおっきくなるのかしら? でもシマリスのが全くかわらないのはどして?」
アライグマ「お前のは勃起しようがしまいがたいしてかわんねぇだろ」
シマリス「アライグマちゃん!」
アライグマ「な、なんだよ」
シマリス「言葉の暴力がどれほど相手をキズつけるか習わなかったのでぃすか!」
アライグマ「お前、短小なの気にしてたのか?」
シマリス「アライグマちゃんのだってぼのぼのちゃんのに比べたらちっぽけなのよ」
アライグマ「なんだとーー!」
ぼのぼの「シマリスくん、アライグマくん、今はケンカよりどうやったらおちんちんが面白くなるかを考えようよ」
シマリス「ぼのぼのちゃんの言うとおりなのでぃーす!」
アライグマ「そうだった。ぼのぼの、早くチンコ握れよ!」
ぼのぼの「うん」
ぼのぼののおもむろに股間の赤いモノに手を伸ばす。
ぼのぼの「ねぇ」
アライグマ「なんだ?」
ぼのぼの「恥ずかしいからちょっとあっちむいてて」
アライグマ「そりゃねぇだろ。これからがいいところなのに」
ぼのぼの「でもそんなに凝視されたら気が散っちゃうんだ」
シマリス「アライグマちゃん、ここは黙ってぼのぼのちゃんに従うのでぃす!」
アライグマ「ちっ、わかったよ」
ぼのぼの(握ったらこすればいいんだよね。こうかな?)
ぼのぼのはぎこちない手つきでつまんだおちんちんを扱き始めた。
アライグマ「どうだ? ぼのぼの」
ぼのぼのに背を向けたままアライグマがたずねる。
ぼのぼの「んーっと……やり方がよくわかんない」⊃⊃⊃⊃
シマリス「ぼのぼのちゃん、先っぽを撫でてみたらどうかしら?」
ぼのぼの「うん。やってみる」
シマリスに言われた通りに尖端口をいじくるぼのぼの。
――と、今まで味わったことのない鋭い感覚がぼのぼのを襲った。
ぼのぼの「なんだか変な感じがしてきたよ。若干痛いけど、でも……なんかいい気持ちかも……」
アライグマ「そろそろ見てもいいか?」
ぼのぼの「うん」
シマリス「やだっ、ぼのぼのちゃんったら。なんだかエッチ」
ぼのぼのの痴態を目の当たりしたシマリスは顔を赤らめている。
アライグマ「すげぇなぁ。チンコがピクピクしてる。はぁっ、なんだかオレまでドキドキしてきたよ」
そう言ったと同時にアライグマの性器があっという間に変貌を遂げた。
ぼのぼの「ねぇねぇ、アライグマくんも一緒にやろうよ。結構面白いよ、これ」
アライグマ「そ、そうだな」
シマリス「シマリス、ちょっとだけ興奮してきたのでぃす」
ぼのぼの「あっ……あっ……」
アライグマ「なんだ、なんなんだ。この気持ちは……」
ぼのぼの「ボク、なんだか頭がボーッとしてきたよ」
シマリス「ぼのぼのちゃんもアライグマちゃんもがんばるのでぃーす!」
アライグマ「い、痛ぇけど……やりだしたらとまらねぇ……。あっ、んくっ……!」
ぼのぼの「あっ…あっ……シマリスくん、アライグマくん、ボクなんだかおしっこが……あっ、ああぁっ、もうだめだぁ……」
ぼのぼのが情けない声をあげた直後、ぼのぼののおちんちんからピュルっと謎の液体が飛び出した。
シマリス「きゃっ!」
ちょうど前にいたシマリスの頬にべったりとへばりつく。
ぼのぼの「あれっ? おしっこかと思ったのにおしっこじゃなかった」
シマリス「ぼのぼのちゃん、今のは一体なあに?」⊃⊃⊃⊃
ぼのぼの「わかんない。こんなの初めて出たよ。ねぇ、アライグマくん」
アライグマ「な、なんかオレも……ゔぅっ!」
アライグマは目をぎゅっとつぶり、腰をふるわせた。
ぼのぼのとは比べものにならないほどの大量の液体が、アライグマの性器からほとばしった。
シマリス「アライグマちゃんのおちんちんからも出た! アライグマちゃんのおちんちんからも出た!」
ぼのぼの「なんだろう、これ。どう見てもおしっこじゃないみたいだね」
アライグマ「一気に力が抜けてくぜ。よくわかんねぇけど出た時すげぇ気持ちよかったな……」
ぼのぼの「うん。ボクもそうだったよ。あっ、見てよ。おちんちんが……」
シマリス「ちっちゃくなっていってるのでぃーす!」
アライグマ「オレのはまだおっきいままだ……」
ぼのぼの「じゃあまだまだ遊べそうだね。もっかいおちんちんのこと考えたらでかくなるかなぁ」
シマリス「ぼのぼのちゃん、やってみるのでぃーす!」
ぼのぼの「うん」
―――
――
―
――その夜。
ぼのぼの「ねぇ、おとうさん」
ぼのぼの父「ん~?」
ぼのぼの「今日はシマリスくんとアライグマくんと新しい遊びを楽しんできたよ」
ぼのぼの父「言って~みな~さ~い」
ぼのぼの「おちんちんをおっきくしてね、握ってこすったらね」
ぼのぼの父「」⊃⊃⊃⊃⊃⊃⊃⊃
ぼのぼの「なんだかよくわからない液体が出てきたんだ。シマリスくんのおちんちんはなにもおきなかったけど、アライグマくんのおちんちんからはいっぱい出てたよ。でもアライグマくん、出しすぎて疲れてたみたいだよ」
ぼのぼの父「そぉ~か~ぁ~……」
ぼのぼの「明日またおちんちんを使って遊んでくるよ。今度はシマリスくんも一緒にできるといいなぁ」
ぼのぼの父「ぼぉ~のぉ~」
ぼのぼの「なあに、おとうさん」
ぼのぼの父「やる~とき~は~誰~にも~見ら~れな~い場所~で~やり~なさ~い」
ぼのぼの「どうして?」
ぼのぼの父「ど~して~も~」
ぼのぼの「わかったよ、おとうさん」
ハイヤッハイヤッハイヤッハッハッ♪
おわり。ありがとうございました。
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草