北条加蓮「ねえ、Pさん。」 (30)

─病室

北条加蓮「ねえ、Pさん。」

P「なんだ?」

加蓮「私もうすぐ死ぬんだね。」

P「バカなこと言うんじゃない。」

加蓮「嘘だよ。私知ってるよ。私はもうすぐ死ぬんだ。だから凛も奈緒も来ないんだ。」

千川ちひろ「それは違うわ。」

加蓮「何が違うの?二人は私に愛想を尽かした。だから来ないんだよ。」


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P「違う。凛と奈緒は大事な用があってまだ来れないだけなんだ。きっともうすぐ─」

加蓮「もうすぐもうすぐって、もう聞き飽きたよ!Pさんもちひろさんも、もうとっくに嫌になって

たんでしょ!?病気にばっかりなる私に、嫌気が差してたんでしょ!?もうこんな奴なんか─

P「加蓮、もうそれ以上は言うな!」

ちひろ「そうよ、そんな悲しいこと言わないで。凛ちゃんも奈緒ちゃんも、私達も、もちろん事務所

のみんなも、みんな加蓮ちゃんのことを待っているのよ。」

P「それに、加蓮にどうしても会いたいっていう世界レベルの人もいるんだ。二人はその人を迎えに

いっている。」

加蓮「嘘だよ!世界レベルの人なんか来るわけない!二人が居ない理由をでっちあげただけ─」


ガチャ



ヘレン「ハロー、加蓮。」


加蓮「本当だ!世界レベルだ!」

ヘレン「ええ、危うく今年はアジアレベルになりかけたけど、今年も世界レベルよ。」

加蓮「おめでとう!でも、どうやって世界レベルに?」

ヘレン「例えば、日本レベルの人がいるわよね?その人が日本レベルだったとしても、私は世界レベルなのよ。」

ヘレン「インターネッツの方では、私を地方出身だと言う人もいたけれど、とんでもないわ。」



ヘレン「私は世界レベルよ。」


加蓮「…うん。」

ヘレン「考えてみると、渋谷レベルから始めさせられたのよ。」

加蓮「…そうなんだ。」

ヘレン「あの頃が一番辛かったわ。いつも『あいつは何なんだ』という好奇の目で見られたわ。」

ヘレン「そんなときはいつも広島の教会で過ごしたのよ。」

加蓮「そうなんだ…。」


加蓮「世界レベルさん、握手、してくれない?」

ヘレン「ふふ…ええ。」


ギュッ…


ヘレン「頑張るのよ。」

加蓮「してくれたんだね。」



ヘレン「Cathy.」

キャシー・グラハム「はい。」

ヘレン「私は去年何レベルだった?」

キャシー「世界レベルです。」

ヘレン「今年は何レベル?」

キャシー「世界レベルです。」

ヘレン「よしんば私が佐賀出身だとしたら?」



キャシー「世界、レベルです。」



加蓮「世界レベルさん、私も、世界レベルになれるかな?」


ヘレン「…」


加蓮「…」


加蓮「…」


加蓮「…あの、世界レベ

prrrr prrrr

ヘレン「失礼。」


ピッ


ヘレン「もしもし。何、私をダンサブルじゃないという人がいる?それは誰…

ヘレン「沖縄の女ね。そんなにいっているのね。」

ヘレン「わかった、すぐに行くわ。」

ピッ

ヘレン「というわけで、失礼するわ。」

ガチャ



加蓮「…」






加蓮「頑張ろ。」



END


なんかすみませんでした。

ごっつ復活おめでとうございます。

元ネタ
http://www.youtube.com/watch?v=BzyLXvtA-II

北条加蓮(16)
http://i.imgur.com/Kxw17cS.jpg
http://i.imgur.com/FGkEXfy.jpg

ヘレン(24)
http://i.imgur.com/xF60Qv8.jpg
http://i.imgur.com/f9FIKLt.jpg

キャシー・グラハム(15)
http://i.imgur.com/pvaTPcP.jpg
http://i.imgur.com/qKL2X91.jpg

>>20
画像ありがとうございます。

HTML依頼出してきます。ありがとうございました。
そしてごめんなさい。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm21754812

>>24
書く前に検索したらネタも配役も被っててやめようかと思ったのですが、
内容がノベマスじゃなかったので、「中身が違えば行ける!」という浅い考えで投稿しました。
気分を害されたのであれば、お詫びします。

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