佐村河内「ねえ、えっと……伊藤くん？」

新垣「僕は新垣って言うんだ。よろしく」

佐村河内「ああ、新垣くん。よろしくね」

小保方「うふふ」

若山「あはは」

佐村河内「あの2人、仲良いね」

新垣「うん。小保方さんが若山くんに媚び売ってるからね」

佐村河内「さっきと別人みたいだ……」

新垣「う、うん」

タマサンカ・ ジャンティ 「ハーイ。コンニチハ！」ｼｭｼｭｼｭｼｭ

佐村河内「新垣くん、彼は？」

新垣「外国からの留学生の タマサンカ・ ジャンティくんだよ。手話が得意なんだ」

タマサンカ・ ジャンティ「キミモシュワデキルネ？トモダチ！トモダチ！」ｼｭｼｭｼｭｼｭ

佐村河内「ああ、友達だ」ｼｭｼｭｼｭｼｭ

新垣「やっぱり手話出来るんだ。凄いね！」

タマサンカ・ ジャンティ「…」ｼｭｼｭｼｭｼｭ

佐村河内「うんうん」

タマサンカ・ ジャンティ「…」ｼｭｼｭｼｭｼｭ

佐村河内「うん、はい。うんうん」

新垣「…」

松岡先生「みんなッ！夏休みの宿題を返すぞッ！」

「はーい！」

松岡先生「浅田さん…いや、真央さん！」

浅田「はいっ！」

松岡先生「うっ…ううっ…真央さぁぁぁん！！！」

浅田「せ、先生！泣かないでください！」

松岡先生「ょくがんばったぁ！！ほっんとに！ほんとーーによくがんばったぁ！！！」

浅田「あ、あはは…」

松岡先生「次ッ！伊藤…じゃなくて新垣くんッ！」

新垣「あらがきじゃなくてにいがきです」

松岡先生「よくがんばった！」

新垣「は、はい」

松岡先生「これで最後だ」

小保方「先生、私まだ返してもらってません！」

松岡先生「小保方は…あとで職員室にこい」

小保方「えっ…」

松岡先生「大事な話がある」

小保方「は、はい…」


新垣「小保方さん、教科書丸写しだから叱られるんだよ。きっと」

佐村河内「…」

新垣「ああ、聞こえないんだ」

佐村河内「あ、ごめん寝てた」

新垣「ああ、寝てたのね！？分からなかった！！」

小保方「どうしよう…どうしよう…」

佐村河内「大丈夫？小保方さん…」

小保方「うっさいわね！放っておいてよ！」

佐村河内「…ごめん」


松岡先生「小保方、こい」

小保方「は、はい…」ｽﾀｽﾀ


新垣「ふふ、いいきみだね。佐村河内くん？」

佐村河内「…」

松岡先生「どういうことなんだ？これは。丸写しじゃないか」

小保方「…」

松岡先生「先生は怒っている」

小保方「…」

松岡先生「…」

佐村河内「先生！」

松岡先生「ん？佐村河内ッ！」

佐村河内「小保方さんは嘘をついていません」

松岡先生「なにっ！？どういうことだ！？」

佐村河内「嘘をついているのは僕です」

松岡先生「！？」

小保方「佐村河内…！？」

佐村河内「僕は耳が聞こえるんです」

松岡先生「なんだって！？」

佐村河内「だから小保方さんは嘘をついていません！」

松岡先生「…」

小保方「佐村河内……」

松岡先生「分かった。佐村河内に免じて許そうッ！」

小保方「…」

佐村河内「小保方さん、いこう」

小保方「う、うんっ///」

佐村河内「また小保方さんからメールだ…」

新垣「これは惚れてるね」

佐村河内「新垣くん、代わりに返信してよ」

新垣「えっ！？」


これが始まりだった……！？ おわり