仙崎恵磨「おはよーございまーっす!」 (58)

あらすじ
3人のパッションなアイドルがロケにいくそうです

ぼちぼち投下していきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394104784

事務所

財前時子「朝から、うるさいわね」

恵磨「時子ちゃん、おはよう!はやいね!」

時子「だから、声が大きいのよ。朝ぐらい静かにしてほしいものだわ」

恵磨「普段通りだけどなぁ」

時子「普段からうるさいってことよ。もう少し声量を落としなさい」

恵磨「あー、朝ご飯食べてないから、はらへったー。時子ちゃん、カ○リーメイト食べる?」

時子「少しは話を聞きなさいよ」

恵磨「もぐもぐ、うん、チョコ味が一番!」

時子「……一本頂戴」

恵磨「はい!」

松山久美子「おはよー」

時子「おはよう、久美子」モグモグ

恵磨「おはよっす、久美子ちゃん」モグモグ

久美子「あら、相変わらず仲よくて羨ましい」

時子「なんで、恵磨なんかと……」

恵磨「カロリー、久美子ちゃんも取る?」

久美子「私は食べてきたから、遠慮するね。プロデューサーはまだ?」

時子「まだよ。私を待たせるなんて、いい度胸だわ」

恵磨「誰よりも早く来て、そのセリフ言うんだ」

仙崎恵磨(21)
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http://i.imgur.com/65VbOos.jpg

財前時子(21)
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松山久美子(21)
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時子「ありがとう、久美子。ローズヒップティーを買ってあるのよ、開けていいわ」

久美子「ふふふ、わかった」

時子「なによ、久美子」

久美子「なんでもなーい、待っててね」

恵磨「ムフフゥ」

時子「恵磨もなによ」

恵磨「いやー、時子ちゃん優しいなぁって」モグモグ

時子「ハァ?何言ってんのよ、というか何本食べてるのよ」

恵磨「3本目、もっと欲しい?」モグモグ

時子「いらないわよ」

>>6
ありがとうございます!

恵磨「もう一箱あるから遠慮しなくていいのに」バリバリ

時子「何本食べる気よ。というか、今日なにするかわかってるのかしら?」

恵磨「わかってる、わかってる、ロケでしょ」

時子「食べる仕事もあるのに、止めときなさいよ」

恵磨「ん?なんで?」

時子「なんで、って……」

恵磨「これ別腹だし、心配ないっしょ」

時子「まさか貴方、本当に別腹があると思ってるのわけ?」

恵磨「え、ないん?」

時子「ないわよ!」

恵磨「ははは、冗談だって。流石にそんなおバカじゃないよ!」

時子「はぁぁ、それでも貴方は脳味噌足りてないわ」

恵磨「小顔だからね!」

時子「そうじゃない」

恵磨「味噌、ああ!名古屋に帰りたいとか?」

時子「名古屋人が味噌ばっか食ってると思ったら大間違いよ」

恵磨「嘘だぁ、チューブ味噌なんて普通の家には置いてないよ」

時子「はいはい、冗談はやめて」

恵磨「冗談じゃなんだけど」

時子「……嘘よね」

恵磨「……」

時子「え?」

PaP「おはよーさん」

恵磨「おはよーございまーすっ!」

PaP「おはよう、恵磨ちゃん。時子ちゃんはなんでそんな難しい顔してんだ?」

時子「貴方は時子様と呼びなさい。ところで、貴方」

PaP「なんだい、時子ちゃん?」

時子「……チューブ味噌、家に置いてるわよね?」

PaP「味噌、チューブの?うちにあるのは生クリームとか練乳のチューブだけだ」

時子「聞く人を間違えたわ」

久美子「お茶が入ったよー」

PaP「おはよう、久美子ちゃん。僕にも貰える?」

久美子「あ、おはようございます、PaP。今から注ぎますね」

恵磨「おー、いいニオイ、アッチ」ズズ

PaP「良い、気持ちが落ち付くな」ズズ

時子「香りが引き出されてるわ、ありがとう、久美子」

久美子「どういたしまして」

時子「あと、聞きたいことがあるのだけれど」

久美子「なぁに?」

時子「チューブ味噌、家に置いてるわよね?」

久美子「それは時子ちゃんだけよ」ズズ

時子「ま、まさか、そんな」

恵磨「時子ちゃんが慌ててるの珍しいなー」

PaP「こういう路線もありだな」

時子「貴方、何言ってるのかしら?」

PaP「なーんにも、いつか可愛いフリフリドレスを着せて、慌てふためかせてやる、とか思ってもないし、言ってもない」

時子「言ってんじゃないの!」

恵磨「似合うと思うけどなぁ」

久美子「ふふ、うふふ……」

時子「あ、貴方達……」

PaP「時子ちゃんのファンがそんなの求めてないからしないけどね」ズズ

時子「なら、なんで言ったのよ、わざわざ!」

閑話休題

PaP「さて、そろそろ時間だな。準備出来たかー?」

恵磨「オッケー」

久美子「大丈夫よ」

時子「待たせすぎよ」

PaP「はい、調子よさそうだな。企画書は持ったか?」

久美子「はい、これよね?」

PaP「そう。出発前に簡単に説明しとくぞー。今日はロケで、行き先はイ○ンだ」

時子「イ○ンって、もっと遠出したかったわ。最近近場ばかりだもの」

PaP「はいはい、次は3人で旅番組だといいね。今日は、今月1日付で店内内部をリニューアルして、その新店舗の紹介だ」

恵磨「今日はアタシのお気に入りのお店の紹介なんだよね」

PaP「訪ねる店は決まってるから、企画書見てね。一応店舗全体に撮影許可撮ってるから、フィルムを圧迫しすぎない程度には他の店の映像とるかもしれないから、興味ある店は言うように」

久美子「わかった」

PaP「では、出発。車内で企画書にもう一回目を通せよー」

イ○ン・某県店

久美子「こんにちは!今日は今月1日にリニューアルオープンしました、イ○ンモール××店にお邪魔しています」アレ、ロケ?

恵磨「おー、凄い人だかり。平日なのにねぇ」ワーワー

久美子「こちらは平日なのに大盛況です」

恵磨「みんな元気ー?」ゲンキー

久美子「それでは、今日も、松山久美子と」

時子「財前時子と」トキコサマー、フンデクレェ!

恵磨「仙崎恵磨でお送りします!」

時子「なんかうるさいのがいたわねぇ。そこの貴方!その戯言を吐くしか能のない口を閉じなさい!」

久美子「あー、彼があの声の正体かぁ。時子ちゃん耳いいよね」

恵磨「嬉し泣きしてるね、彼」

久美子「あんなに顔を赤くして……」

恵磨「そりゃ嬉しいよ、時子ちゃんに指名されて罵られるなんて滅多にないもんね!」

時子「さて、静かになった所で行きましょうか」

久美子「え、ええ。気を取り直して、今日の初めのお店はこちら!」

恵磨「じゃーん」
時子「じゃーん……」

久美子「Banos de さんでーす!」

恵磨「パチパチ!」

時子「口でいうかしら、普通……」

恵磨「久美子ちゃん、このお店は?」

久美子「Banos deさんは、お風呂用品のお店なんです」

時子「へぇ。なんだか、いい香りがするわね」

久美子「独自ルートを用いた、バスオイルとバスソルトが自慢だそうで」

恵磨「へー、時子ちゃんにぴったりだね。『バラの香りに包まれるとかいいじゃない、女王様気分になれそうだわ』とか言ってたもんねー」

時子「似てないうえに、その情報いるかしら?」

久美子「まぁまぁ、まずは行ってみよう!」

Banos deさんは国内外問わず独自ルートで良品をあつめるバス用品専門店。

時子「ふーん、これは」

久美子「バスオイルね、サンプルがあるから試してみたら」

時子「あら、良い香り」

恵磨「アタシにも貸して、うわ、キッツ!」

時子「直接鼻近づけるとか、バカじゃないの」

恵磨「あー、そうだよね。うん、いい香りだ」

時子「ほぉ。いいわねぇ、これ」

久美子「バスオイル使うと温まり方が違うものね、香りにはリラックス効果もあるし」

時子「久美子は入浴にも気を使ってそうね」

久美子「キレイのコツはお風呂とお風呂場の鏡だもの」

時子「じゃあ、オススメを教えて頂戴」

久美子「ええ、喜んで」

時子「あなたもよ、恵磨」

恵磨「アタシも?」

時子「どうせ、ゆったりと入ってなんかないんでしょう」

恵磨「失礼だなぁ。ちゃんと5分はかかるよ」

久美子「……恵磨ちゃんにも探しましょう」

時子「落ち着かせるものを探しましょう、凄く効く奴がいいわねぇ」

ということで、時子様はバラの香りのバスオイルを購入。恵磨さんにはハーブが安らぎを与えてくれるものを二人がプレゼントしました。

恵磨「次のお店はここ!」

久美子「アクセサリーショップ?」

恵磨「そう!今注目のショップ、フェスターさんです、じゃーん!」

時子「……」

久美子「あれ、じゃーん、って言わないの?」

時子「あれ、言わされてるのよ……。そんなことより、ここのお店は久美子が案内しないのね」

久美子「はい、ここは恵磨ちゃんにお任せです、よろしくね」

恵磨「よろしくされました!近くに出来て嬉しいんですよ!」

時子「はいはい、それはわかったわ」

恵磨「時子ちゃんにあげた革のブレスレットもここで買ったんですよー」

久美子「ああ、それ。右腕についてるやつ」

時子「あら、そうなの」

久美子「あらあら、やっぱり仲良しね」

時子「貰ったら使わないと損じゃないの、別に気に言ったとかそういうわけじゃないわ」

久美子「はいはい、わかってる」

恵磨「さ、入るよ!」

仙崎恵磨さんオススメ、フェスターさんはアクセサリーを中心に扱うお店。特に充実しているのは革製品で、ジャケットや靴等も店内で販売している。北関東にしか店舗が存在しなかったが、この度都心近郊に初出店。

恵磨「おおー、テンションあがって来たぞ!」

久美子「ほんとに革小物ばっかのお店なのね」

時子「へぇ、好みだわ、この店」

久美子「また、ごっつい革ジャン選んだね」

恵磨「おお、時子ちゃん、ロック!」

久美子「ロックというか、あれねぇ……」

時子「クックック、アッハッハ、いいわね、漲ってくるわ」

久美子「何がよ……」

恵磨「時子ちゃん、それ男性ものだけど、いいの?」

時子「そうね、やっぱり肩幅が広いわ。女性向けもあるの?」

恵磨「レディースの品ぞろえもいいんですよ、ほら!」

時子「あら、やるじゃない」

恵磨「そう、いいお店なんです!品ぞろえも豊富!」

時子「このベルト……、叩いたらいい音がしそうねぇ……」

久美子「えっと、二人も大興奮の品揃えです。というか、どういうテンションでいればいいのかしら、私……」

恵磨「おーい、久美子ちゃん、こっちこっち!」

時子さまはジャケットとベルトをご購入。3人でお揃いのキーホルダーをそろえました。

お昼休憩中。

久美子「ちょっと伸びたね」シャブシャブ

恵磨「もう2時かぁ、予定以上のお店は無理っぽいか」モグモグ

時子「そうねぇ」シャブシャブ

久美子「仕方ないけど、その分お昼休憩もゆっくりだし」モグモグ

時子「思ったんだけど」

恵磨「なんすか、時子ちゃん」モグモグ

時子「今日の撮影、どれぐらいになるのかしら」モグモグ

久美子「いつも通りだと、午後の含めて10分くらいかしら」

時子「午前中からロケしてるのに短いわねぇ」シャブシャブ

恵磨「番組のコーナーの一つだもんね」シャブシャブ

久美子「他のコーナー含めた編集で、もっと短くなるかもね」シャブシャブ

時子「気にくわないわねぇ」モグモグ

恵磨「そうだねぇ」モグモグ

久美子「……」モグモグ

時子「メインの番組欲しいわね」

恵磨「欲しい」

久美子「旅番組がいい」

時子「ええ」

恵磨「うん」

久美子「PaP、旅番組用意してくれないかしら」

3人「……」

時子「辛気臭いわ。美味しい豚が台無しだわ」

恵磨「追加を頼もう!牛がいい!」

時子「嫌よ、あんな乳臭い肉は。豚にしましょう」

久美子「豚は美容にもいいもんね」

恵磨「えー、じゃあ豚にする」

時子「決まりね、そこの貴方!」

店員B「はい、時子様!」

時子「和豚盛り合わせを」

店員B「か、かしこまりました!」

時子「至急よ」

店員B「よろこんで!」

時子「それと、色紙持ってきなさい。サイン書いてあげるわ」

店員B「なんと、なんと身に余る光栄です……。至急行ってまいります!」

恵磨「時子ちゃん、よく自分のファン見分けられるね」

時子「私を見る目が違うもの。ピーピー鳴きたそうな目をしてるわ」

久美子「なんていうか、凄い」

恵磨「なんだかんだ言って、時子ちゃんサービス精神旺盛だよねぇ」

時子「まさか。私は崇められたいだけだわ」

店員B「おまたせしました!」

時子「あら、遅いわね」

久美子「ものすごい早かったと思うんだけど……」

店員B「サービスしておきました!」

恵磨「おー、スゲェ!豚とは思えない霜降り」

時子「へぇ、貴方もやればできるじゃない」

店員B「ありがとうございます!これが色紙です!」

時子「なんで、2枚あるのかしら?まさか、個人用?」

店員B「よ、よろしくお願いします」

時子「私に命令するの?」

店員B「い、いえ、そんなことは……」

時子「気分がいいから、許してあげるわ。お貸しなさい!」

店員B「あ、ありがとうございます!」

時子「ペンは?そんなものも用意できないの?」

店員B「ただいま!」

恵磨「美味しいね、この豚肉」モグモグ

久美子「柔らかくて甘みぎっしり」ハフハフ

時子「貴方達、早いわよ!私の分はあるのかしら?」

恵磨「もちろん!」

久美子「もちろん♪美味しいから食べて」

3人のサインはお店に飾ってもらいました。個人用の時子ちゃんのサインを、罵られつつ手渡された店員さんは感激していました。

PaP「おー、お昼はどうだった?」

久美子「美味しかったよ、PaP」

時子「まあまあね」

恵磨「PaPは、お昼はいいの?」

PaP「オレの昼飯はこれ」

久美子「次のお店のやつだね、デザート」

恵磨「てか、いくつ食ってんの?」

PaP「5つ目」

時子「食べすぎよ」

久美子「お昼がわりとはいえ、というかお昼代わりにしてるのもおかしいけど」

PaP「いや、君たちのためなんだよ」

久美子「私達のため?」

PaP「そうだ、君らが美味しそうに食べてたら、おそらくオレは涎を垂らしながら見るはめになる。そのうち歯を食いしばり始めて、はやく終われというオーラを出し始める。それだとスタッフさんもやりずらいだろ?」

時子「ハァ」

PaP「なら先に食べて満足してれば良い。おっと、そろそろ時間か。もう一つ食いながら、眺めてるから、頑張ってねー」

恵磨「相変わらずだね」

久美子「ええ……」

時子「そう言えば、前ね、聞いたことがあるのよ」

久美子「何を?」

時子「好きな名古屋の食べ物」

恵磨「なんて言ってたん?」

時子「ういろうと小倉トーストとイチゴパスタ」

久美子「……なんで、そんなチョイスなの」

恵磨「……Pちゃん、ちょーやばーい」

閑話休題

気を取り直して、撮影再開です。

久美子「ねぇ、みんな、デザート食べたくない?」

時子「そうねぇ、肉汁にまみれた口をリフレッシュしたいわ」

ワイプ:さっきのしゃぶしゃぶ屋さん

久美子「そんなわけでこちらのお店をご紹介です。Tatli Tatlimさんです!」

恵磨「じゃーん!」
時子「じゃーん!」

久美子「……ぷふ、ごほん、皆さん何語だと思います?」

恵磨「おー、見て見て!すげー、アイス伸びてる!」

時子「トルコアイス?」

恵磨「そうそう、トルコアイスだ!」

久美子「そう!Tatli, Tatlimはトルコデザートのお店なんです!甘くて、甘い人って意味なんだって」

恵磨「あの兄ちゃん、トルコ人?」

久美子「そう、トルコ人シェフが本場の味をお届けするお店なんですよ」

恵磨「スゲェー、アイス以外もたくさんある!」

時子「トルコ料理って、デザート豊富なのね、知らなかったわ」

久美子「アイスだけじゃないんですよ、トルコ人は甘いもの大好きなんですよねー」

恵磨「アイス練ってる兄ちゃんが親指立ててる」

時子「フムン、イスラム圏は甘いもの好きって聞いたことあるわねぇ」

恵磨「アイス食べよーよ、時子ちゃん!」

時子「ショーケースに並んでるのも気になるけど、まずはそこね」

久美子「味も豊富ですよー」

恵磨「アタシはチョコ!」

時子「私はバニラを」

久美子「ふふ」

時子「なによ、久美子。その堪えた笑いは」

久美子「なんでもなーい、お兄さん、それください♪」

久美子さんはちょうど練り終えたフルーツミックス味をご購入。あいかわらず悪い笑みをしていると……。

時子「私のバニラね」

恵磨「おー、練ってた棒とコーンにアイスが張り付いてる」

久美子「水分が少なくて濃厚なんだよね」

時子「ありがとっ、ん!」ヒュイン

恵磨「ぷぷ、取る直前に回された。アイスが逆立ってるよ!」(トルコアイスで動画検索推奨)

久美子「むふふ」

時子「久美子の時は普通に渡したじゃない!大人しく渡しなさいよ!」

恵磨「大人しく戻した」

時子「それでいいの、よ」ヒュイン

久美子「ぐふふ」

時子「もう!渡し!てよ!」クルン、ヒュイン、クリンクリン

恵磨「アイスが欲しくて、必死に手を伸ばしてる!」

久美子「目が真剣すぎるよ、ふふふん」

時子「はぁはぁ、そういいのよ、大人しく渡せば」ピタ

恵磨「すげっえ、嬉しそう」

久美子「嬉しそう、ふふふぅ」

時子「久美子、あなたの意外な一面が見えてよかったわ。覚えておきなさい」

久美子「アイス、美味しい?」

時子「美味しいわよ!憎たらしいくらい!」

恵磨「お兄さん、ウィンクしてるよ」

時子「ふん!」

恵磨「おにーさん、アタシのちょーだい!」

時子「くるしめばいいわ……」

恵磨「おー、クルクル回る!」

時子「ピョンピョン跳びなさい、恵磨……」

恵磨「ありがと!お兄さん、大好き!」ピタリン

時子「なんでやらないのよ!」

恵磨「おいしー!ちょー濃厚!」

トルコアイス含めて、充実の品揃え。伝統的なトルコデザートだけでなく、現代風スイーツも取りそろえております。

久美子「今日はイ○ンモール××店から、松山久美子と」

恵磨「仙崎恵磨と」

時子「財前時子でお送りしたわ」アイス二つ目

久美子「スタジオにお返ししまーす!」

PaP「お疲れさーん」

時子「疲れたわよ」ペロペロ

恵磨「時子ちゃん、気にいったんだ」

久美子「2戦目も良かったね」

時子「なんであんな所で体力使わないといけないのよ!」

PaP「ま、お約束みたいなもんだしさ。それじゃ、スタッフに挨拶してこいよー」

久美子「わかった。PaPは?」

PaP「オレは主に自分と志保用のお土産を選んでるから、帰る時に呼んでくれ」

時子「貴方やっぱりおかしいわよ」

事務所

久美子「ただいまっ」
恵磨「ただいま帰りました!」

PaP「お疲れ様でーす」

ちひろ「お疲れ様です」

PaP「ちひろちゃん、書類貰える?」

ちひろ「今日の報告書ですか?」

PaP「そうそう」

ちひろ「準備しますねー、少し待っててください」

PaP「はいよー」

恵磨「ふー、終わったねぇ」

時子「なんか無駄に疲れたわ」

久美子「少しゆっくりしていく?」

PaP「よいしょ、っと。オレも休憩」

槙原志保「あ、Paさん♪お疲れさまです!」

PaP「お、タトゥーリム」

久美子「えっ……?」

志保「タトゥーリム?」

PaP「いや、なんでもない。そうお土産買って来たんだ」

志保「これ、ブランマジェですか?」

PaP「厳密には違うらしいよ、タウクギュース?とかいうトルコのデザート」

志保「へー、美味しそう♪皆さん、一服しませんか?お茶いれますよ」

恵磨「うん、ちょーだい」

時子「私も貰うわ」

PaP「オレもお茶頂戴。それも切り分けてよ」

志保「はーい♪久美子さんはどうします?」

久美子「え、ええ、私も貰う」

志保「はい♪うーん、これに何があうかなぁ……」

ちひろ「PaPさん、書類は社内サーバーに置いておきました」

PaP「ありがとー。ちひろちゃんも一服する?」

ちひろ「いいんですか、なら遠慮なく。志保ちゃーん、手伝いますよー」

時子「ふぅ、疲れたわね。ところで、貴方」

PaP「なんだい?」

時子「私達の番組取ってきなさいよ、一日撮影で10分ないとか」

PaP「欲しい?」

時子「ええ」
恵磨「うん」
久美子「やりたい」

PaP「いいよ」

時子「……ハァ?」

PaP「そこまで言われたらしかたがないね、ねじ込むよ。オレは3人が仲良くなってくれて、嬉しいよ」

恵磨「プロデューサーって、実は凄いのか?」

久美子「……わかんない」

時子「なんか癪に障るんだけど」

志保「みなさーん、コーヒーに入れてみました、あうと思います♪」

PaP「ありがとう、志保。さてさて、デザートデザート」

時子「認めないわ、ただの甘党じゃない」

恵磨「極度のね」

久美子「……」

時子「どうしたの、久美子?」

久美子「いえ、なんでもない」

志保「はーい、切り分けてきましたよー。みんなで食べましょ♪いただきまーす♪」

久美子(Tatlim、タトゥーリム、甘い人って意味のシャレよね)

志保「おいしーい♪」

PaP「次は案内するよ。品ぞろえ良かったよ」

志保「ほんとですか?嬉しい♪」

久美子「……やっぱりかぁ」

志保「久美子さん、どうしました?」

久美子「ううん、なんでもない」

久美子(やっぱ、愛しい人か)

恵磨「名古屋!いいね!」

時子「嫌よ、何も楽しくない。海外がいいわ」

恵磨「海外!いい!」

久美子「……がんばろ」

PaP「久美子ちゃんはどこがいい?」

久美子「そうね、南国がいいかな、PaP♪」

おわり

以上、パッション21歳トリオと甘党PaPでお送りしました。

セリフ見返したけど、久美子が思った以上にパッションだったわ、恵磨ちゃんは割と普通の女の子。
あと、時子様をいじるのは楽しい。

嫁が21だったから、その縁で書いてみたけど、結構いいトリオだわ
そのうちキュートとクールの21歳組も書くのでよろしくです

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