海未「穂乃果!ことり!おめでとうございます!」 (134)

ラブライブSS
海未ちゃん主人公

エロはない……はず。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1393773881

穂乃果「ありがとう! 海未ちゃん!」

ことり「ありがとう!」

穂乃果とことりが付き合い始めた。

私にすぐに教えてくれたのは正直なところ嬉しい。

色々とあるだろうけど、私は支えていこうと思う。

だって私達は親友だから――――

穂乃果「ねぇねぇ! 海未ちゃん! ケーキ屋に行こう!」

海未「そんなに食べたら太りますよ」

ことり「私もケーキ屋に行きたいな~」

海未「ことりまで・・・わかりました、ちゃんその分練習しますよ!」

ことほの「はーい」

その日の練習は少し厳し目に。スクールアイドルとしては当然です。

穂乃果「はぁ~疲れたぁー!」

ことり「今日はちょっと厳しめだね……」

海未「何を言っているんですか……とはいえ流石にやりすぎましたかね」

ちょっと疲れた足取りでケーキ屋に向かった。

穂乃果「ことりちゃん! 海未ちゃん! ケーキ美味しそう……」ジュル

海未「穂乃果! はしたないですよ!」

ことり「あはは、穂乃果ちゃんらしいね」

穂乃果「どれを買おうかなぁ……」

ことり「3人で違う味を買ったら3つの味を楽しめるよ!」

海未「穂乃果が好きなのを選んでいいですよ」ハァ

穂乃果「じゃーねぇー! これとこれとこれ!」

マイドアリー

穂乃果の家にいつも通り向かうことになった。

今にして思えば、この時素直に家に帰っていればどんなに楽だっただろうか。

――――穂乃果宅――――

穂乃果「はふぅ……食べた食べた」

ことり「あそこのケーキ美味しかったね」

海未「確かに美味しかったですね」

穂乃果「また今度も行こうね!」

ことり「うん!」

海未「えぇそうですね」

動画視聴中

穂乃果「やっぱり他校のスクールアイドル凄いね……」

ことり「やっぱりキレを磨かないと……衣装も可愛いし」

海未「私達も頑張る必要がありますね」スクッ

穂乃果「んーどうしたの海未ちゃん」

海未「お花摘みに行ってきます」タッタッ

雪穂「フギギギギ」

海未(!?)

雪穂の部屋の扉の隙間から

海未(雪穂ちゃん……)

雪穂「ニュワァァァァァァ!」

入らないスカート。ウエストの太さを強調させる。とはいっても太いわけではないのだが

海未(あれはちょっと細すぎるような……)

海未(さて、早く戻らねば)

穂乃果部屋の隙間

穂乃果「ん……ことりちゃん」

ことり「だめだよぉ……海未ちゃん戻って来ちゃうよぉ……」チュッ

穂乃果「ことりちゃんチョコレートの味がする」チュッチュッ

ことり「穂乃果ちゃんも……美味しいよ?」

海未(――――!?)

海未(そうですよね……)

海未(二人は恋人ですものね……)

海未(なら、しょうがないですよね)ヤレヤレ

私はその行為を汚らわしいとは思わなかった。

私はその行為を羨ましいとも思わなかった。

海未(仕方ありませんね全く)

階段を大きく音を立てもう一度上がった ドンドン

海未「おまたせしてしまいました」

穂乃果「あ、海未ちゃん遅いよー?」

ことり「衣装の打ち合わせしよっか?」

ズキッ

海未(なんでしょうこの気持ちは)

海未(穂乃果もことりも頬が上気している)

海未「いえ、遅くなりそうなので後日にしましょう」

海未「今日はごちそうさまでした」ニコッ

その日は私は眠れなかった。

μ'sの練習は出た。

いつもよりミスが多く、絵理に怒られた。他の皆は帰って、私達3人だけになった。

穂乃果「海未ちゃん、大丈夫?」

ことり「海未ちゃん……」

海未「いえ、すいません。今日はちょっと体調が悪くて……」

穂乃果「えっ、大丈夫!?」

ことり「それなら今日は休んだって……」

海未「えぇ、無理をしすぎました。ちょっと休んでから帰りますので、二人は先に……」

穂乃果「でも……」

海未「ちょっと長くなりそうなので、すいません」

ことり「わかったよ、海未ちゃん気をつけてね?」

海未「ありがとうございます」ペコリ

海未「もやもや……してる」

海未「もっとやらないと……」フラァ

雨が降ってきた。傘……忘れてしまいました……

何もかも流してくれないですかね……

雨の中踊り続けた。

??「海未……」

部室に戻って来た。

雨に身体が濡れている。

海未「寒い……」

誰もいない部室。9人なのに1人に感じる。

絵理「海未、本当に無理は良くないわ」

タオルが掛けられた。

海未「絵理……」

絵理「どうしたの? 無理しているようだけど」

海未「絵理……私は……」

海未(ここで言ってしまっていいのだろうか)

海未「いえ、なんでもありません」

絵理「貴女はもっと……」

海未「はい、もっと頑張りますね」ニコ

海未「では、失礼します」ペコリ

絵理「あ、……海未のバカ……」

雨は降りしきる。空を見上げても雲しかなかった。

ピピピピピピピピピ

海未「もう朝ですか……」

海未「身体は疲れているのに……」

一週間あの生活を続けた。身体はボロボロになってμ'sのメンバーから酷く心配された。

弱音は吐いていられない……やらなくては……

μ'sの練習は今日は休みだった。静養をとるようにと絵理からの通達だった。

休みなのは知っていて、踊りの練習をした。そうすることしか出来なかった。

穂乃果「海未ちゃん!今度もケーキ屋に行こうね!」

ことり「海未ちゃん一緒に遊ぼうね!」

海未(そういえば、そんなこともありました)

海未(踊りの練習はそんなにしていないし、今ならまだ間に合うかもしれません)

海未(独り善がりだけれども……取り戻せるかもしれません)

私は教室に走った。一縷の希望を見つけるために。

穂乃果とことりは教室に二人だけで居た。

海未「穂乃果っ! ことりっ! ――――あ」

見てしまった。二度目だ。二人がキスをしていた。もう……ダメかもしれない。

二人に話しかけることなく気づけば1年生の廊下を歩いていた。

ドンッ

海未「あ、すいません……」

1年「あ、あの園田先輩ですか!?」

海未「はいそうですが」

1年「μ'sの園田海未さんですよね!」

海未「だからなんども……」

1年「私ずっと見ていました! 付き合ってください!」

海未「何を言っているんですか貴女は」フラッ

海未(あぁ、でも――――気分がこれで紛れるなら……)

1年「大好きなんです! お願いします!」

海未(好き――――もう二人には気にしなくてもいいですよね……?)

海未(いっそ委ねてしまいましょう――――)

今日はここまでです。穂乃果が暇の方はまた後日にします。

それではおやすみなさい!

間違えてましたチカ!すいませんでチカ!

――海未宅――

海未「私は……最低です」

海未(一瞬でも利用しようと考えてしまった)

海未(だれでもいいから温もりに触れてしまおうとしていた)

海未(何が委ねましょう――ですか! 人の気持ちを踏みにじってどうするんですか……)

海未「本当に……最低です……」

海未(でも、誰か……助けて下さい……)

海未(穂乃果……ことり……)

海未「相談できるわけないじゃない……ですか」

海未「貴女の気持ちは嬉しいけれど、お断りします」

雨の音が耳につく。

海未「好きという気持ちは嬉しいのですが、今の私には受け取れません」

水に濡れた衣服は取り替えても居ない。

海未「……っ、すいません」

避けるように走って逃げた。

幸いにも泣き顔は見られていないはずだ。親も今日に限って家には居ない。

ピンポーン

海未(今は見られたくないので無視しましょう)

ピンポーン

海未(私はいません……いい加減にして欲しいです)

ピンポーン

海未「はい、園田です」

海未(根負けしてしまいました……早く帰ってください……)

絵里「絵里よ、海未、開けて頂戴?」

海未「……いやです。今日は帰ってください」

絵里「いいわよ、私帰らないから」

海未(何を考えているのですか……それでも今の私は見せたくないです)

5分後――

インターホン越しにちら見し

海未(まだ居ます……それに濡れてしまいます……)

10分後――

海未(まだ帰らないんですか……帰って欲しいのに……)

30分後――

海未「絵里……鍵を開けたので入ってきてください」

絵里「おじゃまさせてもらうわ……」

海未「貴女……馬鹿なんですか……?」

絵里「馬鹿でもなんでもないわ」

海未「それなら何故……!」

絵里「決まってるでしょう……!貴女が心配だから……」ギュッ

海未「え……り……?」

絵里「目に隈が出来るほど体を痛めつけて! 今にも泣きそうなくせに! どうして貴女は!」

海未(あったかいなぁ……)

絵里「人のことばっかり考えて、自分を大切にしないの!」グス

海未「ありがとう……ございます……」グスグス

海未(あれ……意識が朦朧と……)

海未(あはは……ツケが回ってきたみたいですね)フラァ

絵里「…………! ッッ! …………!」

海未(何も……聞こえませんね……)

海未(悲しそうに泣かないでください……絵里)スッ

意識がホワイトアウトした。

海未「…………」

海未(あ、私の部屋だ……)

海未(あれ、私どうして着替えてるんですかね……)

絵里「」スースー

海未(状況から察するにこれは……)

海未「やってしまいましたね……」

絵里「」ハッ

海未「絵里……」

絵里「寝てしまっていたのね……ごめん」

海未「いえ、そういうことではなくてですね」

絵里「貴女がが無事でよかった」ギュッ

海未「絵里……?」

絵里「本当に無理ばっかりして……心配……したんだからね……っ」ギューッ

海未「すいません……」

絵里「もう少し……周りを頼りなさい…………でないと私……」

海未「…………」

絵里「って言っても辛いことがあったばかりだろうし、ゆっくり休みなさいよ?」

海未「はい……」

絵里「穂乃果みたいに練習練習! で風を引いても仕方ないからね?」

海未「穂乃果みたい……ですか……」

絵里「雨も強くなってきたし……私は帰るわ。じゃあね海未」

海未「絵里!」

絵里「ん、なにか話しておきたいことがあった?」

海未「あの、そのですね……今日は家族が居ない日なんですよ」

絵里「なるほど……」

海未「それで……一緒にいてくれません……か?」

絵里「」

とりあえず今日はここまでです。筆が遅くて申し訳ない。

あとエンディングが3つ浮かんできたんですけど分岐とか大丈夫ですかね……

絵里(落ち着きなさい私、海未は今寂しいだけよ)

絵里(だから居てあげてもいいじゃない)

絵里「ハ、ハラショー……」

絵里(ああああ私のバカァ……)

海未「居てくれるんですね……ありがとうございます」手をギュ

絵里「う、海未一人じゃ寂しいだろうし、雨も降ってるからね」ウィンク

海未「絵里……」

絵里「いい子だからゆっくりしていなさい。私はいなくならないから」

海未「絵里ぃ……」スー

絵里(相当疲れてたみたいね……)

海未「スースー」

絵里「なんだかんだで穂乃果に似るのね……」

絵里(暴走するところとか……もう……)

絵里(どうして海未はこう……不器用なんだか……)

絵里「私も人のことは言えないのだけどもね」

絵里「ちょっと台所借りるわね海未……」ガチャ

海未「ん……」ムクッ

海未「あぁ、夢でしたか……そうですよね」

海未「絵里が看病してくれる夢を見るなんて……どれだけ疲れてるんですか……」グスッ

海未「でも、どうしろっていうんですか……」

絵里「海未ー起きたのー?」

海未「幻聴が聞こえてきましたね……」

絵里「おかゆ食べれるー?」ガチャ

海未「幻覚まで……」

絵里「現実逃避禁止!」ムニッ

海未「本当に……絵里……」

絵里「本物の絵里ちゃんですよ」ナデナデ

海未「夢じゃない……」

絵里「夢じゃないわよ?」

海未(さっきの恥ずかしいセリフとか全部夢じゃない……)ボンッ

絵里「? どうしたの?」

海未「さ、先程までのことは忘れていただけますか……?」

絵里「忘れません」ニッコリ

海未「後生ですからぁ……」

絵里「だって、私は海未のことが好きだからね」ニコニコマッカ

海未「えっ」

絵里「頼ってくれて絵里ちゃんは嬉しいのです」ニッコニッコボンッ

海未「わわわ、私はどのように答えれば……」

絵里(ドキドキ)

海未「絵里、気持ちはとてもうれしくてうれしくて……なんて言えばいいか……」

絵里「ちょっとずるいかもね、今言うのは」ウフフ

海未「ちょっと待って下さい……」スクッ

絵里「んー立ち上がってどうした……n」

チュッ

海未「今のが……私に出来る精一杯のこと……です」カーーッ

絵里「Я люблю тебя……」

海未「スパシーバ……」

絵里「え、海未……ひょっとして今のは……」

海未「わかっていますよ、絵里」ニッコリ

絵里「ハ、ハラショー……」ボボンッ

こうして、絵里と付き合う事になった私は、まず、穂乃果とことりに謝った。

海未「ごめんなさい、穂乃果! ことり!」

穂乃果「ううん、海未ちゃんが元気になっただけで私は嬉しいよ!」

ことり「ことりも海未ちゃんの気持ちを考えないでごめんね!」

迷っていたのが呆れるほどにすぐに仲直りをすることが出来た。

今の私には隣に彼女が居る。

海未「絵里」

絵里「どうしたの海未?」

海未「絵里――――私は貴女を愛しています」


さんさんと輝いた太陽は私達を照らしていた――――――

まず、第一部完です。読んでくださった方々、有難うございます。

後二つほどエンディングが有りまして、今しばらくお待ちくださいませ。

ボツエンディングの一つで、絵里が訪ねてきて一通り話した後に一緒に帰る帰り道で車から絵里をかばい、ミューズとして過ごした記憶を失うというエンドも有りましたが、これはちょっとご都合主義かと思い取りやめました。

ということで後二つのルートお待ちくださいませ。今日は寝ます。

分岐点>>18の続きから――――

海未(結局何も満たされなかった)

あの日私は後輩と付き合った。

一夜を共にした。

すぐに飽きたので物を捨てるように振った。

悪い噂が広がってもおかしくないのに

私に群がる女性が増えた。

海未「――こんな私でもいいんですかね」

――――数週間後

海未「あなたにはもう興味がありませんので」

海未「さよなら」

打ちひしがれる3年生を置いて、教室に向かう。

教室にはいつも通り穂乃果とことりがいる。

穂乃果「海未ちゃん……遅刻だよ……」

ことり「もう3時間目が始まるよ……?」

海未「えぇ、少し野暮用が有りまして」ニコッ

二人から目を逸らされている。

海未「1時間目と2時間目に何をやったか……」チラッ

ことほの「……」

海未「そこの貴女ノートを見せてくれない?」ニッ

同級生「あ、いいですよー!」

こんな調子だ。

海未「敬語じゃなくていいですよ?」

同級生「海未ちゃん……///」

海未「海未、でいいです。貴女のことは前から気になっていましたから」

同級生「海未……///」カオマッカ


穂乃果「ことりちゃん……」

ことり「……」フルフル

穂乃果「やっぱり私達が……」

ことり「そうかもしれない……でもこんなのって……」

穂乃果「海未ちゃん!」バァン

海未「……体調が悪いので帰ります。穂乃果お願いしますね?」ニコニコ

穂乃果「えぇ!? うんわかった……」

海未「それではまたあとで」チュッ

同級生「//////」

――――屋上――――

海未「また……あとで……か……」

海未「行くことはないんですけどね」

?「やっぱりここにおったな」

海未「……希ですか。私に何のようですか?」

希「用がなかったら会いに来たらダメなんてことないやろ?」

希「でも、ある。いつになったら海未ちゃんはいつもの海未ちゃんになるん?」

海未「…………」

希「歌詞を書いて一生懸命だった海未ちゃんは輝いてたやん!」

海未「希……いつも通りの私って何ですか?」ニコニコ

海未「後輩や先輩とこういう情事を楽しむのは園田海未ではないと」

希「そんなコトするキャラじゃなかったやん!」

海未「じゃあそれが偽物だったら? これが本心だとしたら……私は誰なんですか?」

希「今ならまだ間に合うで……μ'sの皆だって信じてる」

海未「本当ですか……?」

希「そうや! やり直していける! うちら仲間やん!」

海未「……」

希「海未ちゃんだって本当は……戻りたいって思ってるはずや!」

海未「亜里沙を抱きました」

希「え……?」

海未「えぇ、亜里沙は私の中で子猫のように喘いで下さいました」

海未「それはとてもとても可愛かったですよ?」

希「うそ……でしょ? 海未ちゃん……」

海未「ほら、こんなことをしても戻れるんですか?」

海未「メンバーの妹に手を出した私でも戻れるんですか?」

希「……」

海未「これが答えです。希……貴女さえ良ければ抱いても宜しいのですが」フーッ

希(ビクッ)

希「…………」

海未「それでは」

希「海未ちゃん」

海未「まだ何か?」

希「その目の隈はなんや?」

海未「…………夜遊びの結果ですよ」

希「本当は違うんやろ?」キッ

海未「亜里沙が離してくれなかったので夜通し色々シていただけですよ」

希「くっ……」

海未「カードが教えてくれるんですよね?」

希「……」

海未「カードばかり見ていると盗られますよ?」

希「な……何のことや……!」

海未「いいえ、なんでもありません。それでは」スタスタスタ

今日はここまでです。おやすみなさい。

こんなの書いてるけど海未ちゃん誕生日おめでとう!(4日前)

――階段――


海未「お待たせしました」

絵里「……今の話を聞いていたけど……ほんと?」

海未「貴女にそんな聞く権利はないと思いますが」

絵里「亜里沙は……亜里沙は!」

海未「えぇ、本当に愛してくれました嬉しいです」ニコッ

絵里「じゃあ私じゃなくたっていいじゃない……!」キッ

海未「? 何を言っているんですか」

海未「愛せる女性が多い。これだけが理由ではダメなのですか?」

海未「亜里沙も愛していますし、貴女も愛しています」チュッ

絵里「……こんな……ところで……//」

海未「愛せるならどこでもいいじゃないですか」ギュッ

絵里「海未……」

海未「大きな胸ですね」ギュッ

絵里「ぁ……っ」

海未「私もこれくらいあればなぁと思います」モミモミ

絵里「海未……ダメ……こんなところでっ……はぁ……っ///」

海未「いいじゃないですか……絵里も私を拒絶しますか」

絵里「そういうわけじ……くぅっ……//」

海未「絵里……可愛いです……」サスサス

絵里「やめてっ……そ……そこは……っ」

海未「ちょっと濡れていますね……」グッ

絵里「ひあぁっ!?」ペタン

海未「腰が抜けてしまいましたか……ん……おいし」ユビチュパ

海未「保健室に連れて行きましょうか」

絵里「ハァ……ハァ…………///」

希「絵里……ち……何してるん……?」フルフル

絵里「ふあ……希……?」

海未「あら、聞いていたんですか」

希「海未ちゃん、絵里ちに何したん……」

海未「? おかしなことを言いますね。愛し合っていただけですよ?」

海未「そうですよね、絵里……ちゅっ……ん……」

絵里「ちゅっ……じゅる……んあぁ……//」

希「嘘でしょ……絵里ち……」

海未「希、星はすぐにでも手に入るのですよ?」チュッチュッ

絵里「海未ぃ……早くぅ……//」

海未「それでは、絵里もせかしているので」

希「そんな……」ペタン

――保健室――

海未「絵里は気が早いですね」

絵里「海未も脱いで……ね……//」

海未「わかりましたよ……//」

海未(あれ? 私なんか呑まれてませんか?)

絵里「う~みぃ~」ペロペロ

海未「ひあ!?絵里//くすぐったいです……//」

絵里「だって海未はどこを食べても美味しいから……//」カプッ

海未「ぁっ……ん……だから……だめですってぇ///」

海未(なんかスイッチ入ってますこの子!?)

絵里「ハラショー//」

海未「ふあっっ//」ビクンビクン

海未(ハラショーとか言っていますが……舐め魔だったとは……)

絵里「いただきまーす……じゅるっ……」

ピチャピチャ……クチュクチュ……ハムハム……

海未「やっ! ちょっと! 絵里待って! 待ってください……//んああああぁぁっっ」ビクビク

絵里「海未可愛い~もっと……聞 か せ て」アムッ

海未「んあっ、ふあぁあああっっっ///」

絵里「う~み~今どうしたのかなぁ~?」

海未(くっ、まさか絵里がここまで豹変するとは……)

絵里「言わないと、続けちゃうわよ?」

海未「イキました! イキましたから……もうこれ以上は……///」

絵里「んー可愛いから許す」チュッ

海未「はーはー絵里がここまで変わるとは思っていませんでした……」

海未「なんでしょう……ありがとう絵里」

絵里「急にどうしたの?」

海未「今日は……ゆっくり眠れそうです……」

絵里「さっきまでの海未とは別人みたいね」

海未「あれだけヤられたらちょっと気力が……」

絵里「それで……今日私の家に来る?」クイクイ

海未「ん……行きますよ絵里」

海未「その前に少し眠らs」

絵里「じゃあもっかいシてから行きましょ!」チュー

海未「あんっ、って待って! 本当に待って! あああああああっ///」

絵里「絶対離さないからね? 海未」ちゅっ

――HAPPY END?――

間隔が空きましたが、2つ目終わりました。濡れ場下手ですいません……

次がラスト 【ラブレスアローシュート】編です。それでは今日はここまでで。有難うございます。

>>18から1週間後

海未(穂乃果とことりが付き合った。私が倒れた)

海未(どうすればいいかわからなかった。後輩からの告白は断った)

海未(練習に出たくない。学校には行きたくない……)

海未(本当にどうしよう)

海未「……罪悪感は有りますが、街に出ましょう」

平日――午前中

海未「当然といえば当然ですが、放課後よりは静かですね」

海未「一人で街に出るのは……何時以来でしょうか」

海未「サングラスをかけているから、誰もμ'sの園田海未とはわからないでしょう」

海未「そもそも話題になるのは絵里や真姫でしょうし」

海未「喫茶店にでも入りましょう……」

店員「いらっしゃいませ! お嬢様!」

海未(ことりのお店はサービスがいいですからね)

海未「Aランチセット一つ」

店員「かしこまりました、お嬢様!」ペコリ

海未「待ち時間暇ですね……」

??「すげー! お前ダーツの天才じゃね!?」

??「俺に勝てる奴なんて居ないぜ!」

海未(ダーツですか……あの真ん中を狙えばいいんですね)

海未(あの人達がいなくなってからやってみましょう)

海未(誰もいなくなりましたね)

海未「すいません店員さん、あれやってもいいですか?」

店員「ダーツですね? どうぞどうぞ!」

店員「どういうルールでやりますか?」

海未「? ルールとは……?」

店員「陣地取りみたいなものや、決められた数から減らして行くものもあるんですが、はじめは点数で計算していきましょう!」

海未「は、はぁ……」

店員「これをカウントアップといいます!」

海未「なるほど、あの真ん中の赤い部分を狙えばいいんですね?」

店員「はははお嬢様、確かにそうですけど、難しいんですよ?」

店員「ちなみに1ラウンド3投、合計8ラウンドの合計点数で勝利敗北が決まります」

海未「勉強になります」ペコリ

海未「ダーツボードなんですけれど、あの真ん中は何点ですか?」

店員「黒い部分、赤い部分両方共50点にするルールが多いですね」

海未「なるほど24投出来るということは最高点数は1200点ですか?」

店員「実はトリプルという場所もありまして、内側の緑になっている部分や赤になっている部分は3倍です」

海未「他には?」

店員「後、外側の場所は2倍になっています」

海未「20点の場所のトリプルを狙っていくことが勝利の近道ですね」

店員「やったら難しいですよー?」

――10分後――

海未「なかなか難しいものですね……」

海未「楽しかったです、ありがとうございました」

店員「は、はい……」

店員「ありがとーございましたー!」

海未 ペコリ

店員「ありえない……」

ニックネーム LLAS 【1256点】

一応ダーツボードです

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Dartboard.svg

こう……?http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/42/Dartboard.svg

――数日後――

絵里「海未は?」

穂乃果「海未ちゃん体調が悪いから帰るって……」

ことり「なんか凄い眠そうだったよね穂乃果ちゃん」

穂乃果「そうそう、海未ちゃんらしくないっていうか……」

希「これはまずいかもしれへんなぁ……」

真姫(1年の間で噂になってる)チラッ

花陽(海未ちゃんらしき人が夜遊びしているらしいって)チラッ

凛「海未ちゃんっぽい人が夜遊んでるらしいよ!」

まきぱな(アチャー)

にこ「これは由々しき事態ね」

穂乃果「にこちゃん……」

にこ「私達μ’sの評判が悪くなるかもしれない」

ことり「確かにそうかもしれないけど……」

にこ「最悪……そうね、海未を」

希「にこっち!」

にこ「な、なによ」

希「まだそうと決まったわけ無いやろ」

絵里「そうね、今日は海未を探しましょう!」

――秋葉原――

穂乃果「このどこかに海未ちゃんはいる!」

ことり「私のアルバイトしているお店に行って聞いてみよう!」

店員「海未さん……あーあの髪が青い……」

ことり「今何をしているかわかりますか?」

店員「最近あれらしいっすねダーツにハマって界隈を跋扈しているとか」

にこ「ハンネみたいなのはある?」

絵里「ハンネ?」

希「ハンドルネーム、まぁニックネームみたいなもんや」

店員「【LLAS】って名前なんで」

花陽「えるえるえーえす?」

凛「わからないにゃー」

穂乃果「じゃあまずは皆で探そう!」

ことり「8人いるから8方向全部探せるね」

絵里「2時間後にここで落ちあいましょう」

希「海未ちゃん見つけた人は電話なー」

花陽「が、頑張って探さなきゃ!」

凛「野生の勘が冴えるにゃ」

にこ「それを言うなら女の勘でしょ」

真姫「にこちゃんに色気はないけどね」

にこ「うるさい!」

絵里「じゃあ探しましょ!」

2時間後――――

凛「だめにゃ……見つからない……」

花陽「こっちもだめ……」

希「ウチもだめや」

にこ「くっ……」

穂乃果「見つからない……」

ことり「海未ちゃん……」

真姫「なにしてるのよ……」

絵里(海未……)

絵里「日も暮れてきたし帰りましょ。また明日探すわよ」

絵里「あ、私は家こっちだから、皆またね」

7人「バイバーイ」

絵里「はぁ……」

あの雨の日――私は海の家を訪ねた

彼女は憔悴しているようで、インターホンにも何の反応を見せなかった

海未はそんなことはしない。罪悪感に訴える手だが有効な手なはず

それでも出なかった。

絵里「全く……海未のバカ!」ドン

絵里「あ……」

男A「あぁん?」

男B「謝りもしねーのか?」

絵里「すいません……」

男A「謝るだけかぁ!?」

男B「中々の上玉じゃねーか、一日付き合ってもらうぜ」ガッ

絵里「いたっ……やめて!」

海未「やめてくれませんか、殿方」

絵里「海未――?」

海未「大丈夫ですか、絵里」

男A「あぁ!?」

男B「こいつもいいじゃねーか」

海未「あら、とても嬉しいですわ。ダーツで私に勝てれば好きにしていいですよ」

絵里「な、何言ってるの?」

男A「へへ」

男B「良い条件じゃねえか」

海未「では、あそこで」

適当な店――【シーサイドマーメイド】

海未「刺激的な対戦をしましょうか、1VS2で構わないです」

A「ナメてやがる」

B「後悔させてやるぜ」

絵里「海未……本当に勝てるの?」

海未「余裕です。この程度の輩には追い縋らせもしません」

ゲームスタート

5分後

海未「ラブレスアローシュート!」カカカッ

【LLAS WIN !】

海未「行きますよ、絵里」

絵里「え、えぇ」

海未「それでは、二度と姿をさらけ出さないでくださいね?」ニコッ

A「て、てめぇ!」

海未「ダーツが眉間を貫きますよ?」ギラッ

B「オボエテロ―!」

海未「忘れてました。絵里に謝ってください」

A,B「す、すいませんでした……」

海未「それでは、行きましょう絵里」

絵里「なんか変わったわね海未」

海未「? 変わってなんて居ないですよ」

絵里「口調とか態度とか……」

海未「ふっ、私は闇の力に目覚めただけです」

絵里「……は?」

海未「愛を失って悩みました。その時才能が目覚めてしまったのです」

海未「皆の心に太陽の光を注ぐのがアイドルなら、私は心を孤独でも打ち抜きます」

海未「それがラブレスアローシュート。一人でも戦えます」クルッ

絵里「う、海未!」

海未「どうしましたか?」

絵里「なら勝負しましょう、太陽の私達か、孤独の闇が勝つのか」

海未「いいでしょう、私は逃げません。では、2日後ことりのお店で」

絵里「……私達が勝つ……!」

to be continue……

決戦1日前

絵里「ってことが昨日あったわ」

穂乃果「絵里ちゃん……」

ことり「それほんとに海未……ちゃん?」

凛「厨二病だにゃー」

花陽「り、凛ちゃん……」

真姫「でもその海未は完封したんでしょ?」

希「せやなぁ、イメージ的には合宿の寝ぼけ海未ちゃんが理性を持った感じなんやろ?」

にこ「それはまずいでしょ……」

絵里「そうね、あれくらいの雰囲気あるわ」

ほのこと「」ガタガタ

絵里「で、海未の得意なダーツで勝負するわ」

真姫「ダーツって言っても色々あるんじゃないの?」

希「カウントアップやろ、1周間でたくさん極めるのは難しいで」

穂乃果「私……海未ちゃんと戦うよ!」

ことり「私も!」

花陽「私は応援する!」

凛「凛もにゃー!」

真姫「シカタナイワネー」

にこ「私は作戦を考えるわ」

希「ウチにも作戦があるんや」

絵里「私は……海未を連れ戻す! μ’sの絆は海未の力には負けない!」

希「なんや、絵里ち熱いなぁ?」ニヤニヤ

にこ「絵里は海未にお熱だからねー」ニヨニヨ

絵里「ちょっと! からかわないで!」キッ

穂乃果「絵里ちゃん海未ちゃんのこと……」

ことり「えへへ、海未ちゃんの家に行ったことも知ってるからね」ニヒヒ

凛「お熱いにゃー!」

花陽「お熱いです……」

真姫「イミワカルケド……イミワカンナイ!」

絵里「全く……///とにかく! 明日は絶対勝つわよ!」

8人「おー!」

その夜――

海未「明日は決戦ですね」

海未「あぁ、月がきれいです」

海未「勝利の美酒は孤独のHeavenを産むでしょう」

海未「フルムーンに乾杯……」

海未「歌詞には程遠いですね」

海未「……歌詞なんて作る必要もうありませんね」

海未「もう……私は独りでいいですから」

海未「あぁ、願わくば独り生きることの出来る力を」

海未「知らないLOVE、教えてLOVE……ですか」

海未「知らなければ幸せだったのに……」

海未「……勝つことでしか、証明できない」

海未「誰であろうと……穂乃果でもことりでも……絵里でも……」

海未「勝つしかないです」

決戦日――店前

海未「……決戦なんていつぶりでしょうか」

海未「考えても仕方ないですね、行きましょう」

カランコローン

\わぁああああああああ/

海未「!?」

穂乃果「一進一跳!」

\OH YEAH!/

海未「これは……?」

にこ「さぁー! やって来ました! 本日のゲスト!」

海未「は?」

\ウミチャンダー! ニッコニッコニー! ラブアロー!/

にこ「μ’sの蒼き神話! 園田海未だー!」

\ヒューヒュー キタァァァァァァァ! マッテマシタァァァァァ/

海未(なるほど、こういう作戦で来ましたか)

希「ようこそ、海未ちゃん」

穂乃果「μ’sのライブイベントだよ!」

ことり「しかもスペシャルゲスト!」

花陽「ゆっくりしてくださいね」

凛「ゆっくりしていくにゃー」

真姫(ピアノ伴奏中)

海未「残念ながら、私に精神動揺の作戦は通用しません」キリッ

穂乃果「う……」

ことり「バレちゃった……」

海未「では、さっそく……」

希「待ちぃや海未ちゃん」

海未「どうしました?」

希「まずは、ウチとサシの勝負や」

――1日前の部室での出来事――

希「まずはウチが行く」

にこ「勝算は?」

希「5割やろうなぁ」

花陽「5割……!」

凛「5割って?」

真姫「ラーメンの半玉くらいの可能性よ」

穂乃果「その例えはどうかと……」

ことり「うん……」

希「勝ったら流れを持ってこれる、負けたとしても気にせず切り替えて」

絵里「先に話しておけばダメージは少ないわね」

希「そういうことや」

――――

海未「いいですよ? お題は?」

希「ハイ&ローや」

ハイロー→数字の上か下を決める勝ったもん勝ち

希「この勝負に今回のは関係ないで」

海未(さて、受けるのは確定していますが……揺さぶりましょう)

海未「いえ、これもアンティでいいです」

希「……一回勝負やで?」

海未「わかってます」

希「勝負成立や、ウチが勝ったらμ’sに戻って来てもらうで」

希(個人的には絵里ちに謝って欲しいけどな)

海未(この反応、そして周りのメンバー。これは打ち合わせ通りのようですね)

海未「さて、始めましょうか」

希「確率は5割や、海未ちゃんのほうが有利やな」ニッコリ

海未「Aの扱いはどうなんですか?」

希「Aはもちろん数字最強や!」スペードのA見せ

希「じゃあウチが一枚伏せるで」

海未「その数字の上下を私が当てると」

希「最終ルール確認や、海未ちゃんは数字の上下を当てたら勝ちや9から上はHIGH 7から下はLOWや」

海未「↓234567 8 910JQKA ↑」

海未「ってことですね、おっと8は……」

希「そんなことしぃひんよ」

海未「では行きましょうか」

希「ウチが選んだカードはこれや!」バッ

海未「さて、μ’sということで9なんて答えならば簡単なんですがね」チラッ

穂乃果「うっ」

海未「穂乃果ほど単純ではないでしょうね」

穂乃果「ううっ」ズキッ

海未「HIGHかLOWか……」

希「んー? うちは待ってるで~」ニコニコ

海未(恐らくAか2のどちらかでしょうそこまで振り切っていれば観客にも勝敗がわかりやすい)

希(と、ここまでは海未ちゃんも予想しとるよな)

海未(で、どっちが真実ですが……)

希(ウチの性格上Aやろなぁ)

海未(希の性格から言ってエース!)

海未「決まりました、希」

希「さぁ、どっちや海未ちゃん」

海未「私の答えは――希の性格上から言って」

希(エースと発言するはずや、勝ったで!)

海未「エースと判断するのですが、ここはあえてカード名を言わせてもらいましょう」

希(うそやん!?)

海未「その伏せたカードはJOKERですね希」

穂乃果「えっ!?」

凛「数ってさっき言ってたにゃー」

にこ「……」

絵里「…………」

海未「カードを開けなさい希。私の答えはJOKERです」

希「何処でバレたん……?」ピラッ【JOKER】

海未「私の第六感ですよ」

希「何も言えへん……」


希――【敗北】


to be continued――

希「くっ……ウチの完敗や……」

海未「希、貴女とともに過ごしてきた私が、貴女の性格を見抜けないとでも?」


にこ「真姫ちゃん真姫ちゃん! ミュージックスタート!」

真姫「……はっ、そうね!」

\ガンバラネーバネーバネバギブアプ/

絵里(士気が下がりかけたところに……にこありがと)

凛「凛は場を盛り上げるにゃー!」シュルルルル スタッ

花陽「私も頑張ります!」リンチャンマッテー


海未「それで……前座は済みましたが次は?」

ことり「行くよ穂乃果ちゃん!」

穂乃果「うん、海未ちゃん! 勝負だよ!」

絵里「私達の絆見せてあげるわ!」

海未「では、カウントアップで決めましょうか……」

海未「そちらは3人ですから2投ずつ、私が3投でよろしいですか?」

穂乃果「えぇ!? 海未ちゃんの2倍投げてもいいの!?」

絵里「……そういう条件ならありがたく受け取るわ」

ことり「後で何かは……」

海未「私が言うと思いますか?」フッ

ことり「じゃあど真ん中の赤い部分(ダブルブル)は100点にしてほしいなっ」

海未「なるほど、シングル50,ダブル100点でいいですよ」

海未(なるほど素人3人がTRIPLEを狙うのは無理、したがってど真ん中に投げさせる方針で来ましたか)

http://jump.vip2ch.com/http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/42/Dartboard.svg

絵里(このまま順当に行ければ勝てるんだけど……)

絵里(そう甘くはないわよね……)

穂乃果「負けない! 私達は絶対負けない!」

ことり「……」

海未「貴女達に有利な状況ですが、これで負けたらもう……関わらないでください」

海未(私は負けない……そう決めたんだ……)

絵里「海未、私達が勝ったら……!」

穂乃果「穂乃果たちは練習してきたんだからね!」

絵里(言っちゃった……ガックシ)

ことり(…………)

海未「区切りのいい10ラウンドで行きましょう、観客も待っていますので」

ことり(10ラウンドで最高得点を出しても、海未ちゃんは30投で3000点、私達は2倍の6000点)

ことり(……3001点決めれば勝てる……)

絵里「順番は適当でいいかしら」

海未「えぇ、どうぞ」

【GAME START!!】

穂乃果「先行は穂乃果たちからだよ!」

海未「どうぞ」

ことり「…………」

絵里「穂乃果! しっかりね!」

穂乃果「てーい!」

20 5TRIPLE 合計35点      以下表記トリプル→T ダブル→D 例5トリプル→5T


海未(20近辺に寄っている……これは広い20を狙いつつ、ブルを狙う作戦ね)

穂乃果「やっぱり難しいなぁ」パシ

絵里「いいえ、上々よ」パシッ

ことり「……」パシッ

絵里「次は私が……」

ことり スッ スタスタスタ

海未(ことりも穂乃果と同じ作戦でしょうか……?)

ことり「……」ヒュッ カカッ

海未「!?」

穂乃果「ことりちゃんすごい!」

絵里「ハラショー……!」

ことり「ねぇ、海未ちゃん」チラッ

海未「…………」

ことり「あんまり伝説のメイド、ミナリンスキーを舐めないでね?」フフッ

シングルブル ダブルブル 合計185点

短いですが今日はここまでです。見てくれている方ありがとうございます。

海未(やりますねことり……)

海未(絵里の番ですか)チラッ

絵里「海未、私は貴女に伝えたいことがある!」ヒュッ

穂乃果「おー!絵里ちゃんナイスだよ!」パシッ

絵里「ブル……これで50点行ける!」

ことり「頑張って絵里ちゃん!」

絵里「行くわ!」ヒュッ

絵里「あっ」

ブル・3 合計288点

ことり「おっけー!おっけー!」

絵里「でも……海未のLLASは……」

穂乃果「ゴクリ」

海未「私の番ですね……」

海未(私には味方は居ません。でも当たり前です。それでいいのです)ヒュッ

カカカカッ

穂乃果「えっ」

ことり「なんで……!?」

絵里「!?!?」

にこ「なぁぁぁんということだー!」マイクキーン

希「嘘やろ……?」

凛「ラッキーだにゃー!」

花陽「やったね凛ちゃん!」

海未「……」トスッ

1点 3点 4点 合計8点

穂乃果「海未ちゃんも同じなんだよ!」

ことり「私達の作戦で緊張……?」

海未「フフッ」

絵里(笑った……?低得点の自嘲……にしてはおかしいわね)

―――2ゲーム目―――

穂乃果「穂乃果たちも勝てる!」

穂乃果「海未ちゃんのスタートは失敗したみたいだけど……」

絵里「油断は禁物ね」

ことり「うん、何があるかわからないからね」

穂乃果「穂乃果の番だね!」

20・1 合計309点

ことり「連続は出来過ぎだったかな……」

20・20 合計349点

絵里「集中集中……」

20D・1 合計390点

絵里「いよいよ海未の番……」

ことり「……」ジー

穂乃果「まさか海未ちゃんは……」

海未「……」ヒュッ

6・7・8 合計29点

海未「……」


穂乃果「海未ちゃんはやっぱりμ’sに戻って来たいんだよ!」

ことり「えぇっ!?」

絵里「どういうこと?説明して頂戴、穂乃果」

穂乃果「だって単純に考えてみてよ?」

穂乃果「これだけ啖呵を切っていてこの点差はおかしくない?」

穂乃果「絶対的な力を見せつけて絶望させるとかあるはずだよ?」

ことり「確かに……そうだけど」

絵里「……だからハンデを付けて緊張しているというということで勝ちを譲る」

穂乃果「もしくはまぐれかもしれない!」ヘヘッ


希(……嫌な予感がするわ……次の数はまさか……?)

海未「希」

希「なんや……?」

海未「…………次の数字……わかりますか?」

希「考えたくないけど……9?」

海未「正解です」

9・9D・9T 合計83点

海未「少し多いですけどね」ニコッ


凛「なんでわかったんだにゃー?」

花陽「希ちゃん……すごいです……」

にこ「ちょっとぉーにこにも教えなさいよ!」

希「……簡単な事や……順番や」

希「μ’sは最初、穂乃果ちゃんから始まった」

希「次に海未ちゃんとことりちゃんが同時に入った」

花陽「次は私が入って……」

凛「……凛と真姫ちゃんが入ったんだにゃー」

真姫(演奏中BGM担当)

にこ「そしてにこが入って……」

希「絵里ちが入った。そして9人や。ウチを入れて」

5ゲーム目終了

絵里チーム 合計970点

海未「……もう私に構わないで欲しいです」

海未 合計983点

穂乃果「……」

ことり「9連続ダブルブル……」

絵里「私達じゃ……このままじゃ海未に……」

穂乃果「ダメだよ! こんなのダメだよ! 諦めちゃダメだよみんな!」

海未「……もういいじゃないですか穂乃果」

海未(貴女はことりと結ばれました。それだけでいいじゃないですか)

穂乃果「ダメだよ!私達9人でμ’sだよ!?」

穂乃果「それに、お腹の中からの幼馴染が急にいなくなったら悲しいよ!」

ことり「そうだよ! 海未ちゃん! 戻って来て!」

海未(……幸せな二人を素直に祝えない私なんて居ないほうがいいんです)

海未「……私が勝ったら……私のことは忘れてくださいね、穂乃果、ことり」

絵里「ギリッ」ツカツカツカ

海未「何ですか、えr」

パァン

穂乃果「え、絵里ちゃん!?」

海未「……満足ですか、絵里?」ヒリヒリ

絵里「満足なわけないじゃない……」

海未「貴女方は私に対してそれだけのことをしていいと思います」

海未「だからどうぞ」

海未(……嫌ってください。μ’sは8人でいいんです。私の存在はマイナスにしか成りません)

絵里「こんなに弱っているメンバーのことに……海未がこんなに傷ついているのに……」

絵里「何一つ出来ない私に満足できないのよ!」

海未(絵里……)

海未(雨の日に来ていたことは知っていました……)

海未(私は弱くて……泣き顔を見せれなくて開けなかった)

海未「絵里には……してもらってます……」

絵里「え……?」

海未(半分救われて、半分暗くなった)

海未「本気で雨の中、私のことを待っていてくれたことに救われました」

絵里「やっぱりあの時……いたのね……」

海未(そして私は優しさにすがって、絵里から愛情を受けたかった)

海未(たとえそれが憐憫でもよかった。だれでも……よかった……)

絵里「こんなことしないで相談してくれていたらよかったのに……」

絵里「どうしてこんなことしたのよ……バカ海未……」

海未「すみません。私はどうにも不器用でして……」グスッ


穂乃果「ねぇ……ことりちゃん?」

ことり「なぁに、穂乃果ちゃん」

穂乃果「海未ちゃんのあんな顔、初めてだよね」

ことり「そうだね」

穂乃果「……もっと気づいてあげるべきだったね……」

ことり「……うん」

――そしてライブが始まった――

「キューティーパンサー!わったっし!」

「つーぎーにはじまるー夢は何でしょ?」

「よーわーきものたち!」

「ふわふわふわふわ!」

「そんなことよりラーメンつるつる!」

「あいしてるばんざーい!」

花陽「結局仲直りしちゃったね」

凛「凛はこれでよかったにゃー」

にこ「あーあー素直じゃないって面倒臭いわねぇ」

真姫「にこちゃんもでしょ」

凛「それは二人が言えることかにゃー?」

希「なんにせよ、雨降って地固まるやね」


海未「ごめんなさい……穂乃果、ことり」

ことり「ううん、そんなことないよ! ことりたちがもっと」

穂乃果「そうだよ、海未ちゃんの気持ちを考えていればもっと!」

絵里「はいはい、そこまでよ、謝っていたらキリがないわ」

海未「絵里……」

絵里「はい、ということで最後の締めお願いね海未」マイクワタシ

海未「わ、私がですか!?」

絵里「罰ゲームみたいなものよ、よろしくね」ウィンク

海未「まずは……穂乃果!ことり!おめでとうございます!」

海未「心からこの言葉を言えます!」

海未「観客の皆さん! ご迷惑おかけしました!」

海未「私、園田海未はμ’sのメンバーに……」

絵里「こら、最初からμ’sのメンバーでしょ」

海未「はい……」

左手に絵里の温もりを感じる。この温かさは一生忘れないだろう。

海未「みんな~いっくぞぉ~!」

海未「ラブアローシュート!」

海未「ばぁん☆」

ダーツボードの赤い丸の中に、9つのダーツが寄り添っていた。

FIN

ということでお疲れ様でした。ずいぶん長い間空けてしまってすいません。

自分はうみえり好きだなーと思いました。それでは次回会いましょう。

HTML化は寝て起きてからにします。それでは。

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