クロウ「へえ。バイトするのかよ遊星」 遊星「ああ」(87)

遊星「お前には迷惑ばかりかけてきたからな」

クロウ「お、おう。嬉しいぜ遊星」

ジャック「遊星!面接の時間だぞ!」

遊星「ああ。今行く」

クロウ「それで何のバイトするんだ?遊星、ジャック」

遊星「コンビニだ」

きたい

店長「君が不動遊星くん?」

遊星「あ、はい」

店長「ふーん。フォーチュンカップで優勝ね」

遊星「はい」

店長「この学歴の欄何も書いてないけど」

遊星「学歴?俺は学校に行った事が」

店長「中卒?」

遊星「いえ」

店長「君ねぇ、学歴無いなんて話にもならないよ。不採用ね」

コンビニバイトでも学歴重視される時代なんだな

ジャック「二度とこんな所に来るか!!!」

遊星「落ち着けジャック。コンビニなんて幾らでもある」

ジャック「ふん。凡人には俺たちの価値が解らんのだろうな」

遊星「全くだ。学歴がどうとか」

ジャック「遊星お前もか。実は俺も学歴の事を」

遊星「デュエリストに学歴なんて必要ないんだ。俺はそう思う」

店長2「なるほどね。サテライト育ちで学歴が」

遊星「やる気はあります」

店長2「うーん。いいよ採用だね」

遊星「あ、ありがとうございます!」

店長2「じゃあ髪黒く染めて短く切って来てね」

遊星「か、髪をですか!?」

店長2「当たり前じゃないの。接客業なんだからそんなド派手な髪型はNGだよ」

遊星「・・・」

な…なんだとっ!

遊星「ジャック。お前も髪の事をウダウダ言われたのか」

ジャック「ああ。黒く染めろと」

遊星「・・・」

ジャック「・・・」

遊星「大丈夫だ。シティにはまだまだコンビニが沢山ある」

ジャック「そ、そうだな!俺達二人が揃えば」

遊星「不可能な事はない」

わぐなりあいこうぜ

遊星「ここもダメか・・・」

ジャック「もう許さん!コンビニなんぞ全て!!」

遊星「やめるんだジャック!」

ジャック「ならどうすればいい遊星!」

遊星「このまま帰ってもクロウに示しがつかん」

ジャック「・・・採用されたと嘘をつくか」

遊星「それしかないな。なあに一月もあれば見つかるさ」

ジャック「ふん。このジャック・アトラスの力を持ってすればコンビニも一つや二つ!」

ジャック「じゃあ行ってくるぞクロウ」

遊星「Dホイールの整備。頼むぞブルーノ」

ブルーノ「へえ。遊星たち頑張ってるね」

クロウ「俺は嬉しいぜ遊星はともかくジャックがちゃんと働くなんてよぉ」

ブルーノ「これでクロウも楽ができるね!」

クロウ「さて俺も遊星とジャックに負けねえように頑張るとするか!」

遊星はそんなやつじゃなかったと思ってたんだけどなあ…

遊星「腹が減ったな」

ジャック「後どれぐらい残ってるんだ遊星」

遊星「・・・120円。ジャックは」

ジャック「13円だ」

遊星「このままでは俺たちは死んでしまう」

ジャック「もう就職活動なんぞやめだ!俺は帰る!!」

遊星「待て!諦めるなジャック!」

ジャック「ならどうすればいい遊星!」

遊星「タダで飯が食べられる場所なら一つ。俺は知ってる」

ジャック「本当か!?」

遊星「ああ」

龍亞「持ってきたよ給食の残り」

遊星「すまんな」

龍亞「バイトはどうしたの?」

遊星「い、今は休憩中なんだ」クチャクチャ

龍亞「へえ。大変なの?」

遊星「・・・」

ジャック「大変だ。この炎天下の中じゃな」

龍亞「ふーん」

遊星「この事はアキと龍可には黙っててくれ」

ジャック「男と男の約束だ!」クチャクチャ

龍亞「うん!」

カード売れよ

遊星「これで12件目・・・」

ジャック「何故誰も俺たちの内面を見てくれないんだ!」

遊星「学歴、髪型・・・世知辛いな」

ジャック「誰にも文句が言われん。そんなコンビニは無いのか」

遊星「探そう。きっと俺達を理解してくれるコンビニが見つかるはずだ」

ジャック「・・・ああ」

>>26
店員「スタダ?100円くらいかな~」
遊星「」

龍可「あれ?遊星達じゃない?」

龍亞「本当だ!おーい遊星!ジャック!」

遊星「くっ。下校時間か」

ジャック「どうする遊星!?」

遊星「あのトラックの中に隠れるんだ!」

ジャック「よし!」

龍亞「待ってよどこ行くんだよ二人とも!」

遊星「・・・去ったか」

ジャック「気配は消えた」

遊星「まさか下校時間に出くわすとはな」

ジャック「これからは注意しないといかんぞ遊星」

遊星「そうだな。出ようジャック・・・ん?」ガチャッ

ジャック「どうした」

遊星「閉じ込められた」

ジャック「何だとォ!?」

ジャック「このトラックはどこまで行くんだ」

遊星「解らん」

ジャック「仕方がない。クロウに助けを」

遊星「ダメだ。これ以上迷惑をかけるわけには」

ジャック「なら十六夜に」

遊星「アキは絶対にダメだ。こんな事をしてたらタダじゃすまない」

ジャック「ならどうすればいい遊星!」

遊星「とにかくトラックが止まったら考えよう」

紫炎

ジャック「止まった・・・」

遊星「降りよう」

ジャック「ここはどこ何だ」

遊星「右も左も荒地・・・ジャック」

ジャック「どうした遊星」

遊星「俺達は運がいい。見ろ」

ジャック「こ、ここは!?」

遊星「サティスファクションタウン。鬼柳の住む町だ」

満足街キタアアア

鬼柳「へえ。お前達が真面目にバイトを」

遊星「そうなんだ」

ジャック「どのコンビニも俺達を受け容れてくれん!」

鬼柳「俺も覚えがあるぜ。自作のユニフォーム着てったらよ」

遊星「着たら?」

鬼柳「初日にクビになっちまったぜ!ヒャーハッハッハ!!!」

遊星「フッ。さすがは鬼柳だな」

ジャック「お前は常に俺たちの6歩先を行ってる」

鬼柳「しばらくここに居ろよ!満足するだろうぜ!」

さすがチーム満足のリーダー!

「大変だ鬼柳さん!デュエルインディアンの連中が!」

鬼柳「何だと?よし行くぜ!」

遊星「デュエルインディアン?」

ジャック「何なんだそれは」

鬼柳「デュエルギャングのインディアンバージョンよ」

遊星「よし俺達も手伝うぞ鬼柳!」

鬼柳「奴ら普通じゃねんだ」

ジャック「普通じゃない?」

鬼柳「デュエルインディアンっては名ばかりでディスクを腕に付けたただの野党集団よ」

鬼柳「オラァ!くたばりやがれ!!」

インディアン「うぐっ・・・」

鬼柳「ハンバな覚悟で入んじゃねえよ!デュエルの世界によォ~!」

遊星「とんでも無い集団だな。一応カードは持ってるのか」

ジャック「チューナーもシンクロも一枚もない」

遊星「罠も魔法もだ」

鬼柳「奴らはノーマルモンスターしか使わねえ。だから武器持って襲いかかってくるんだぜ」

遊星「恐るべき集団だ・・・」

ジャック「ある意味ダークシグナーやイリアステルより強力だぞ遊星」

フルモンは案外楽しい

鬼柳「おいクロウ。呼ぼうぜ」

遊星「クロウはダメだ」

ジャック「あいつは真面目に働いてる。そっとしておこう」

鬼柳「それじゃ仕方ねえな」

「鬼柳さん!大変だ!変な二人組が物凄いスピードにこの町に来る!」

鬼柳「インディアンじゃねえのか」

「はい」

遊星「行くぞジャック」

ジャック「よし!」

満足さんのハンドレスループコンボはありますか?

遊星「何だお前達か」

龍亞「うん」

ジャック「どうしてここが」

龍可「だってあのトラックにジャックが入るの見えたから」

遊星「もうその暑苦しいコートを脱いだらだうだ」

ジャック「嫌だ!」

遊星「こんな辺境の地に二人で来るなんて。不良になってしまうぞ」

ジャック「ちゃんと清く正しく生きろ!これだから苦労知らずは」

鬼柳「全くだぜ」

龍亞「ごめん・・・」

鬼柳「こいつに着替えな」

龍可「えっ何これ」

鬼柳「この町に入った時点で立派なチームサティスファクション入りだぜ!」

龍可「で、でもこのジャケット・・・ダサい」

遊星「何か言ったか?」

龍可「ううん。何でもない」

遊星「鬼柳のファッションセンスは素晴らしい」

ジャック「このユニフォームこそが俺達を象徴してるんだ!」

鬼柳「遠慮するな。今晩は冷えるから着て寝た方がいい」

満足さん大好き

鬼柳「いいかインディアンは朝と夕方に攻め入って来る」

遊星「なるほど。落とし穴を仕掛ける手は」

鬼柳「そいつはもうすでにやった」

ジャック「なら地雷を仕掛けると言うのは!」

龍亞「遊星バイトは」

遊星「今はバイトがどうとか言ってる場合じゃないんだ」

ジャック「バイトの事は一先ず忘れろ!」

龍亞「う、うん」

鬼柳「地雷いいな。よし今すぐ作ろうぜ遊星!」

遊星「任せてくれ」

鬼柳「ジャック達は明日に供えて寝ててくれ」

鬼柳「こうしてお前達と再び大暴れできる何てな」

遊星「俺も嬉しいぞ」

鬼柳「そうだ。こいつを受け取ってくれ」

遊星「こ、これは」

鬼柳「あの十六夜アキともう一人のお前の仲間が居るだろ。そいつらのジャケットだ」

遊星「鬼柳・・・」

鬼柳「遊星の仲間は俺の仲間だぜ」

遊星「鬼柳。牛尾と御影さんの分。あと二着頼む」

鬼柳「ああ。いいぜ」

鬼柳「朝だ起きろジャック!」

ジャック「もう朝か」

鬼柳「今から恒例の朝礼をするからよぉ。ちゃんと聞いてくれよ!」

龍亞「朝礼?」

鬼柳「俺の言葉を聞けばみんな満足色に染まっちまうんだぜ!」

龍可「遊星。この人おかしいよ」

遊星「おかしい?鬼柳はダークシグナーになってもまともだっただろ」

ジャック「鬼柳ほど真面目な男を俺は知らん!」

鬼柳「一に満足、二に満足、三、四が無くて五に満足」

遊星「相変わらず鬼柳の満足節は素晴らしいな」

ジャック「心が洗われるようだ」

鬼柳「今日も一日満足しようぜ!みんなァ!!」

「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

遊星「どうだ鬼柳京介と言う男は」

龍亞「カッコいいよ!町のみんなも同じ格好でさ!」

ジャック「鬼柳には人々を取り巻くカリスマ性がある」

遊星「龍可も少しは鬼柳を見習って弾けたらどうだ」

龍可「う、うん」

おれも心が洗われた

「鬼柳さん!インディアンが来たぞ!!」

鬼柳「来たか」

遊星「地雷の性能を試す時が来たな」

ジャック「龍亞。お前も来い」

龍亞「行っていいの?」

遊星「当然だ」

鬼柳「お前もチームサティスファクションの一員だからな!」

龍亞「うん」

遊星「俺達がデュエリストがカードだけじゃないと言う事を教えてやる」

龍亞「カードだけじゃないの!?」

遊星「そう。デュリストに必要なのはデッキを信じる事。そして」

龍亞「そして?」

遊星「腕っ節だ」

優秀なデュエリストはリアルファイトも強いこと多いもんな
社長とか

インディアン「ギヤアアアアアアアアアアアアアアアア」

鬼柳「ヘヘッ。派手に吹き飛んだぜ!」

遊星「いいか龍亞!拳はこう振るうんだ!」

龍亞「うん!」

ジャック「そして蹴りはこう放つ!」

インディアン1「な、何なんだ・・・こいつら」

鬼柳「おっと。逃がさねえぜ!」ゴッ

遊星「今のは鬼柳の得意とする頭突きだ」

龍亞「うん!うん!」

インディアンリーダー「逃げるぞ!こいつらは狂ってる!!」

鬼柳「逃がすかよ!地の果てまで追いつめてやるよ!」

遊星「俺達チームサティスファクションから逃げられると思うなよ!」

満足さんが満足してるみたいで嬉しいです

クロウ「遊星!ジャック!鬼柳!」

遊星「クロウ!」

ジャック「ど、どうして」

クロウ「お前達があまりにも帰られねえからよ。大方ここかなって思ってさ」

鬼柳「来たぜ!こいつは負けるわけにはいかねえよ!!」

遊星「鬼柳の言う通りだ!」

ジャック「こんな奴ら俺たちの手で潰してくれるわ!」

クロウ「何だか知らねえがこいつらをやっちまったらいいんだろ遊星!」

龍亞「俺もやるよ遊星!」

鬼柳「俺達がチームサティスファクションだ!!!!!!」

インディアンリーダー「負けだ俺たちの負けだ」

鬼柳「二度と悪さすんじゃねえぞ!」

インディアン1「な、何者なんですか奴ら」

インディアンリーダー「チームサティスファクション。最悪のギャング集団だ」

インディアン2「へ、へえ」

インディアンリーダー「最恐のメカニック不動遊星、最凶の切り込み隊長クロウ・ホーガン」

インディアン3「あ、あのシグナーだとか言う奴らじゃないすか」

インディアンリーダー「そして最強の戦闘力を持つジャック・アトラス、最狂のリーダー鬼柳京介」

鬼柳「このジャケットをお前達にやるよ。二度と悪さしねえようにな」

インディアンリーダー「鬼柳・・・さん」

鬼柳「もう帰っちまうのか?」

遊星「また来るよ鬼柳」

鬼柳「楽しみにしてるぜ。おい!そこの二人!」

龍可「は、はい」

鬼柳「お前達が次世代のチームサティスファクションを引っ張るんだ。頑張れよ!」

龍亞「わかった!俺たち鬼柳の兄ちゃんに恥をかかさないよ!」

ジャック「また会おう鬼柳」

クロウ「達者でな!」

鬼柳「おお!暇な時は遊びに来るんだぞ!!」

遊星「さて行くぞジャック」

ジャック「そうだな」

アキ「頑張ってるわね遊星とジャック」

ブルーノ「うん」

クロウ「そういや月末だったよな今日」

アキ「お給料楽しみね」

クロウ「あいつらも金の有難味が解るだろうぜ」

アキ「特にジャックはね」

バイト…

遊星「どうする」

ジャック「こうなったら正直に話すしかないな」

遊星「そうしよう。クロウだってちゃんと話してくれれば」

「おい」

遊星「何か言ったかジャック」

ジャック「いや。どうやら後ろの連中のようだ」

「お前らがチーム5Dsの不動遊星とジャック・アトラスか!」

「俺たちはお前たちを倒して名を上げてやるぜ!!」

遊星「デュエルか」

ジャック「それともリアルか」

「どっちもだよ!!」

ジャック「有名人は辛いな遊星!」

遊星「そうだなジャック!」

遊星・ジャック「俺達の満足はこれからだ!」


おれの満足もこれからなんだけど

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom